JPH0211179Y2 - - Google Patents

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JPH0211179Y2
JPH0211179Y2 JP1053885U JP1053885U JPH0211179Y2 JP H0211179 Y2 JPH0211179 Y2 JP H0211179Y2 JP 1053885 U JP1053885 U JP 1053885U JP 1053885 U JP1053885 U JP 1053885U JP H0211179 Y2 JPH0211179 Y2 JP H0211179Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ネームプレート、機械部品など各種
の刻印対象物にシリーズ番号、日付、その他の文
字を刻印する手動式打刻機に関するものである。
従来の打刻機には、油圧や圧縮空気を利用して
打刻する装置を備えたものや、ハンマーで打刻す
る手動式のものがあるが、前者においては、打刻
機の価格が高価になり、設備費用が割高になり、
またどこへでも簡単に移動して刻印をすることが
できないなどの欠点があり、後者においては、ホ
ルダーに活字を差し変えたり、字輪を回わしたり
して文字を変えるため、文字の変更に手間がかか
るばかりでなく、字輪の各活字面を刻印対象物に
対して水平に保ち、かつ活字面全体に均一の力が
加わるように打刻することがむずかしく、しかも
刻印対象物によつて力を手加減して打刻しなけれ
ばならないので、鮮明な刻印を得るには、相当の
熟練を要し、使用者が限られるという欠点があ
る。
本考案は、上記の点に鑑み、価格が安価で、打
刻力を簡単かつ確実に調整でき、熟練を要するこ
となく各種の刻印対象物に鮮明な刻印を施すこと
のできる手動式打刻機を提供しようとするもので
ある。
以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明す
ると、1は打刻台、2は打刻台1の上面に固定し
た軸架設板で、打刻台1の一端に寄せて固定した
基板3と、基板3から直立し、かつ打刻台1の中
心線の両側へ等間隔をおいて対立する一対の直立
板4,4とからなる。5は刻印機本体で、垂直方
向に相対する側壁6,6の上端間を頂壁7で一体
に結合し、頂壁7の上面には、後記ハンマーが撃
突する台座8を突設してなる機枠9と、周面に活
字面、例えば数字0〜9の活字からなる活字面1
0を有し、一側面に爪車11を有する字輪12
と、字輪12を複数枚並べた状態で機枠9の側壁
6,6間に軸架した軸13と、各字輪12の一側
面に設けられている爪車11の斜め上方部におい
て係合する係合爪14と、各係合爪14の基端部
15を枢着し、かつ機枠9の側壁6,6間に架設
した軸16と、一端が各係合爪14に圧接して各
係合爪14を爪車11に押し当て、他端が機枠9
の頂壁7の下面に設けられた支持板17にビス1
8などで固定された板ばね19と、各爪車11の
斜め下方部において係合する送り爪20と、各送
り爪20の基端部21を連結し、かつ機枠9の側
壁6,6間に架設した軸22と、一端が各送り爪
20に圧接して各送り爪20を爪車11に押し当
て、他端が機枠9の頂壁7の後端に設けられた支
持板23にビス24などで固定された板ばね25
と、一端を軸22に連結し、中間部を側壁6に軸
着して送り爪20を操作する送りレバー26とか
らなる。27は打撃機で、下端部を機枠9の頂壁
7の上面に突き当てるとともに、台座8が筒内に
嵌入した状態で固定したハンマー案内筒28と、
ハンマー案内筒28の後方側壁において上下方向
の中心線に沿い、かつ下端から上端に向けて穿設
した長孔28′と、ハンマー案内筒28内に昇降
自在に嵌合したハンマー29と、ハンマー29の
下端側において二股にわかれ、かつ長孔28′と
連通する股間部30と、ハンマー29の上端中心
部から下端に向けて穿設したばね挿入孔31と、
ハンマー案内筒28の上端を被うよう取付けた蓋
板32と、蓋板32の下面中心部において、ハン
マー29の上昇時にばね挿入孔31に挿入する棒
33と、下端がばね挿入孔31に挿入して孔底に
圧接し、上端が棒33に挿通した状態において蓋
板32に圧接するように懸架したコイルばね34
とからなる。35,35はハンマー案内筒28の
後方側壁の両側において上下方向の中心位置より
もやや上方の位置から後方側壁の下端を経て機枠
9の両側壁6,6の下端に到達するように固定し
たブラケツトで、それらの上端部と下端部には支
承腕36,37を有する。38,38は直立板
4,4の上方部と、ブラケツト35,35の上方
部とを連結したリンクバー、39,39は直立板
4,4の下方部とブラケツト35,35の下方部
とを連結したリンクバー、40,40は直立板
4,4の内側において上下方向の中心位置よりも
やや上方の位置からハンマー案内筒28側に向け
て突出するように固定したブラケツト、41はブ
ラケツト40,40間に架設した固定軸、42は
固定軸41に回転自在に取付けた押上げレバー
で、一方の端部には、長孔28を通つてハンマー
29の股間部30に挿入した端部43を有し、他
方の端部には、固定軸41を中心とする円弧状の
端縁44と、その端縁44の一部に鋸歯状に刻設
した歯列部45とを有する。46a,46bは押
上げレバー42の両側面との間に間隔をおいた位
置において固定軸41に回転自在に取付けた回転
板で、固定軸41を中心とし、かつ押上げレバー
42の円弧状端縁44の半径よりも大きい半径に
よつて描かれる円弧状の端縁47,47を有する
扇形に成形されている。48は歯列部45と係合
し、かつ歯列部45の両側面よりはみ出す厚さ4
9を有する爪で、回転板46a,46bの円弧状
端縁47,47の一端に近寄つた部分間に架設し
た支軸50に枢着してある。51は爪48を歯列
部45に常時圧接するように介装したスプリン
グ、52は回転板46a,46bの円弧状端縁4
7,47の他端に近寄つた部分間に架設した支軸
53と、ブラケツト35,35の下端部に設けら
れている支承腕37,37間に架設した支軸54
とを連結したリンクバー、55は爪48の歯列部
45に対する係合位置を調節する調節板で、押上
げレバー42と一方の回転板46aとの間におい
て固定軸41に回転自在に取付けてあり、歯列部
45の各歯の先端を結ぶ円弧と同じ円弧を描くよ
うに成形され、かつ爪48の先端のうち歯列部4
5の一方の側面よりはみ出した部分がスリツプす
るように当接する円弧状端縁56と、その端縁5
6の一端を斜めに切り落し、爪48の先端を歯列
部45の各歯と係合する位置へ案内する端縁57
とを有する。58は押上げレバー42によるハン
マー29の押上げ時に、爪48の歯列部45に対
する係合を解除する係合解除板で、押上げレバー
42と他方の回転板46bとの間において固定軸
41に回転自在に取付けてあり、歯列部45の各
歯の先端を結ぶ円弧を描くように成形された円弧
状端縁59と、その端縁59の一端を斜めに切り
落し、歯列部45と係合している爪48の先端の
うち歯列部45の他方の側面よりはみ出した部分
が端縁59に乗り移るように当接して、爪48の
先端を歯列部45との係合位置からはずれる位置
へ案内する端縁60とを有する。61は直立板
4,4の下方部の間に架設した駆動軸で、その両
端をリンクバー39,39の連結に利用し、一方
の端部を延長して円板62を固定し、円板62に
は打刻ハンドル63を取付けてある。64,64
は直立板4,4の間において駆動軸61にビス6
5,65などで固定した昇降レバー、66a,6
6bは昇降レバー64,64の各先端に回転自在
に連結した連結子、67,67は各連結子66
a,66bと、ブラケツト35,35の上端側の
支承腕36,36間に固定された支持板68とを
連結したねじボルトからなる連結杆で、それらの
上端を支持板68の上面よりも突出するように支
持板68に挿通させ、支持板68の下面を受け止
めるナツト69,69を螺合してある。70,7
0は支持板68の上面において各連結杆67,6
7と嵌合したワツシヤ、71,71は各連結杆6
7,67の上端部に螺合した鍔付きナツト、7
2,72はワツシヤ70,70と鍔付きナツト7
1,71との間において各連結杆67,67に巻
き掛けたコイルばねで、ナツト72,72により
支持板68の上面に押圧されている。73は打刻
力調節ハンドルで、調節板55の一部から直角に
折曲した折曲板74に取付けたL字形の連結板7
5のうち固定軸41の軸端と相対向する部分から
立ち上がるように取付けてある。76はハンドル
73の先端に取付けた係止突起、77は調節板5
5の端縁57をハンドル73で歯列部45の各歯
と合致する位置に移動させるごとに係止突起76
を順次係合させる小孔群で、ケーシングの側壁7
8に穿設してあり、打刻力の大小を表示するする
目盛を兼ねている。79はハンマー29が押上げ
限界位置に到達した時に係合解除板58を作動さ
せる作動杆で、下端部を、一方の連結子66aか
ら刻印機本体5側に向けて突出した突出板80の
先端に軸ピン81で枢着し、上端部を、係合解除
板58の端縁59と反対側の端部から直角に折曲
したストツパー82に穿設された長孔83を挿通
し、上端から下端側に適当な長さを降下した位置
にかけて刻設したねじ溝部84にナツト85螺合
し、ハンマー29が押上げ限界位置に到達した時
に、ナツト85がストツパー82に突き当るよう
に螺合位置を調整してある。86はハンマー案内
筒28の両側面に穿設した透孔でハンマー29の
昇降時に空気を逃がして、ハンマー29内が陰圧
なるのを防ぐ。87はストツパー82の上限位置
を規制するバーで、ブラケツト40の先端に取付
けてある。88はストツパー82と突出板80の
間において作動杆79に巻き掛けたスプリング
で、ストツパー82をバー87に常時押し当てて
いる。
次に、上記の構成よりなる刻印機の作動につい
て説明すると、先ず打刻ハンドル63を立てる方
向に回わす。すると駆動軸61が回転して、昇降
しレバー64,64の先端を押し上げる。その押
上力が連結子66a,66b、連結杆67,6
7、ナツト69,69、支持板68、ブラケツト
35,35、打撃機27及び刻印機本体5の順に
伝わり、打撃機27及び刻印機本体5がリンクバ
ー38,38及び39,39に案内されつつ打刻
台1から押し上げられる。打撃機27及び刻印機
本体5が押し上げられる過程で、作動杆79及び
リンクバー52も押上げられる。作動杆79の押
し上げにより、ナツト85がストツパー82の上
方へ遠去かる。またリンクバー52の押上げによ
り、回転板46a,46bがそれらの端縁47,
47を打撃機27に近付ける方向に回わされるの
で、爪48が歯列部45の各歯を順々に乗り越え
ながら移動して、押上げレバー42の端縁44上
に到達する。
以上のようにして打撃機27及び刻印機本体5
が第5図示のように打刻台1から押し上げられた
ところで打刻ハンドル63を止め、打撃機27及
び刻印機本体5を静止させる。
この状態で、鉄、ステンレス、プラスチツクな
ど各種の材質で製作されたネームプレート、その
他の刻印対象物89を打刻台1の所定位置に置
き、送りレバー26で各字輪12を回わして、刻
印したい番号に相当する数字の活字面10を各字
輪12の真下に移動させ、打刻力調節ハンドル7
3を刻印対象物89の材質が刻印する番号の桁数
に応じた打刻力に対応する小孔77の位置へ回し
て、係止突起76を同小孔77に係合させること
により、調節板55を、端縁57が歯列部45の
うちの上記小孔77と対応する歯と合致する位置
に係止する。
以上の操作が完了したら、打刻ハンドル63を
打撃機27側へ倒す方向に回わす。すると駆動軸
61が回転して、昇降レバー64,64の先端を
押下げる。その押下力が先ず連結子66a,66
b、連結杆67,67、鍔付きナツト71,7
1、コイルばね72,72の順に伝わり、コイル
ばね72,72が圧縮されると同時に連結杆6
7,67が引き下げられるので、打撃機27及び
刻印機本体5に押下力が加わり、それらがリンク
バー38,38及び39,39に案内されつつ刻
印対象物89に向つて押し下げられる。打撃機2
7及び刻印機本体5が押し下げられる過程で、作
動杆79及びリンクバー52も押し下げられる。
リンクバー52の押し下げにより回転板46a,
46bがそれらの端縁47,47を打撃機27か
ら遠去ける方向に回わされるので、爪48が押上
げレバー42の端縁44及び調節板55の端縁5
6をスリツプし、続いて調節板55の端縁57を
スリツプして歯列部45のうち目的の歯と係合
し、回転板46a,46bの回転力を押上げレバ
ー42に伝える。そのため押上げレバー42が端
部43を押し上げる方向に回わされ、その押上力
がハンマー29に伝えられるので、ハンマー29
がコイルばね34の弾力に抗してハンマー案内筒
28の内壁に案内されつつ押し上げられると同時
に、コイルばね34に弾力が蓄積される。第6図
示のように活字面10が刻印対象物89に接する
位置ま打撃機27及び刻印機本体5が押し下げら
れ、かつコイルばね72,72に蓄積された弾力
の一部で活字面10が刻印対象物89に押し当て
られたところで、作動杆79のナツト85が第7
図示のようにストツパー82に突き当る位置に降
下する。その直後にコイルばね72,72に蓄積
された弾力の残部が作動杆79に伝わり、ナツト
85及びストツパー82をスプリング88に抗し
て第8図示のように急激に引き下げるので、係合
解除板58の端縁60及び59がはね上がり、爪
48をそれを係合している歯からはずし、端縁5
9上に移す。すると押上げレバー42の押し上げ
が解かれるので、ハンマー29がコイルばね34
に蓄積された弾力を受けて急降下し、台座8を打
撃する。その打撃力が活字面10に伝わつて、刻
印対象物89に刻印が施される。
刻印が済んだら、打刻ハンドル63で打撃機2
7及び刻印機本体5を押し上げて、刻印対象物8
9を打刻台1から取り上げる。以上の作動を繰り
返えすことにより、複数の刻印対象物に次々に刻
印を施すことができる。
なお、打刻力を最大にする場合は、第9図示の
ように打刻力調節ハンドル73を、係止突起76
が最大の打刻力に対応する小孔77′と係合する
位置に回わす。すると調節板55の端縁57が押
上げレバー42の歯列部45のうち押上げレバー
42の端縁56に一番近い歯と合致する位置に回
わされるので、その歯に爪48が係合する。この
係合の開始から解除に至る爪48の回転角度θが
最大になり、押上げレバー42のハンマー29を
押上げる角度を最大にするので、最大の打刻力が
得られる。
また打刻力を弱くする場合は、第10図示のよ
うに打刻力調節ハンドル73を、係止突起76が
最大の打刻力に対応する小孔77′の次にならぶ
いずれかの小孔77と係合する位置に回わす。す
ると調節板55の端縁57が各小孔77に対応し
た歯と合致する位置に回わされるので、爪48が
上記の歯に到達するまでは調節板55の端縁56
上をスリツプしてどの歯とも係合せず、上記の歯
のところで係合する。この係合開始位置は、最大
の打刻力を得る場合の係合開始位置よりも爪48
がスリツプした間の歯数だけずれるので、係合の
開始から解除に至る爪48の回転角度θ′が小さく
なり、その分だけ弱められた打刻力が得られる。
第11図ないし第13図には、刻印対象物89
を打刻台1において位置決めする機構の一例が示
してあり、その説明をすると、一方の直立板4に
取付けたブラケツト90の先端に折曲したレバー
91を枢着92し、レバー91の一方の端部93
には、透明プラスチツク板94に刻印の位置を示
す枠線95を設けた位置決め板96を連結杆97
で連結し、他方の端部98はスプリング99によ
りブラケツト35に突設した突起100に突き当
ててあり、刻印機本体5の上昇時には、、第11
図示のように位置決め板96を、スプリング99
により枠線95が刻印機本体5の活字面10の降
下する位置に合致するように常時押し出して、刻
印対象物89を位置決め板96の下へ挿入し、位
置決めができるようにしてあり、刻印機本体5の
降下時には、第12図示のように突起100に押
されて位置決め板96を引込めるようにしてあ
る。なお刻印機本体5は、打撃機27に別の刻印
機本体と交換可能に取付けてもよい。
本考案は、叙上のように構成したから、刻印す
る文字の数や刻印対象物の材質に応じて打刻力を
零から最大まで、簡単に自由にかつ確実に調節す
ることができる。また打刻ハンドルを引くだけの
一挙動で、刻印機本体の活字面を刻印対象物に一
定の圧力で押し当ててから、ハンマーを作動させ
て打刻できるので、いつも同じ深さの刻印が得ら
れ、熟練を要することなく、誰でも刻印対象物に
鮮明な刻印な簡単に施すことができる。また軽便
でどこへでも簡単に持ち運んで刻印作業ができ、
従来の油圧式、エアー式の打刻機に劣らない性能
を発揮し、価格も安価な手動式打刻機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る手動式打刻機の側面図、
第2図は正面図、第3図は背面図、第4図は一部
を断面にした平面図、第5図は刻印対象物に対す
る刻印開始直前の状態を示す図、第6図は刻印時
の状態を示す図、第7図は押上げレバーが押し上
げられた状態を示す図、第8図は押上げレバーの
押し上げ時に爪の係合が解除される状態を示す
図、第9図は打刻力が最大に調節される場合にお
ける押上げレバー、爪及び調節板の作動説明図、
第10図は打刻力げ弱く調節される場合における
押上げレバー、爪及び調節板の作動説明図、第1
1図は刻印対象物の打刻台上における位置決め機
構の一例を示す図、第12図は同機構の打刻時に
おける作動を示す図、第13図は同機構における
位置決め板の平面図である。 1……打刻台、5……刻印機本体、27……打
撃機、28……ハンマー案内筒、29……ハンマ
ー、30……股間部、34……コイルばね、3
8,38……リンクバー、39,39……リンク
バー、41……固定軸、42……押上げレバー、
43……股間挿入端部、45……歯列部、46
a,46b……回転板、48……爪、50……支
軸、52……リンクバー、55……調節板、58
……係合解除板、61……駆動軸、63……打刻
ハンドル、64,64……昇降レバー、67,6
7……連結杆、73……打刻力調節ハンドル、7
9……作動杆。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 機枠に刻印用の活字を装着してなる刻印機本
    体と、刻印機本体の上部に連結したハンマー案
    内筒にハンマーがコイルばねにの弾力に抗して
    押し上げられるように内蔵されてなる打撃機
    と、刻印対象物を置く打刻台と、打刻台上に上
    記刻印機本体及び打撃機を昇降自在に支持する
    リンクバーと、打刻台上に架設された打刻ハン
    ドル付きの駆動軸と、この駆動軸に取付けた昇
    降レバーと上記打撃機とを連結した連結杆と、
    上記ハンマーを押し上げつつ回転するように支
    持され、かつ鋸歯状の歯が円弧状に列ぶ歯列部
    を有する押上げレバーと、この押上げレバーの
    近傍において上記刻印機本体の昇降と連動して
    往復回転するように支持された回転板と、この
    回転板に取付けられ、かつ上記刻印機本体の下
    降時に上記歯列部と係合する爪と、この爪の上
    記歯列部に対する係合位置を調節するように支
    持された調節板と、上記ハンマーの上限位置へ
    の押し上げ時に、上記爪を上記歯列部との係合
    がはずれる位置へ案内するように支持された係
    合解除板とからなる手動式打刻機。 (2) 連結杆の上端部をハンマー案内筒から突出す
    る支持板に挿通し、上記支持板の上面より突出
    した上記連結杆の上端部にコイルばねを巻き掛
    け、同連結杆には、上記支持板の下面を受け止
    める部品と、上記コイルばねを上記支持板の上
    面へ押圧する部品を取付けてなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の手動式打刻機。 (3) 回転板が、押上げレバーの両側面から間隔を
    おいた位置において押上げレバーと同軸に支持
    された一対の回転板からなり、爪が、この一対
    の回転板間にスプリングにより歯列部に圧接す
    るように枢着され、歯列部の両側面よりはみ出
    す厚さを有する爪からなり、調節板が、上記一
    対の回転板の一方と押上げレバーとの間隔にお
    いて押上げレバーと同軸に支持され、爪を歯列
    部に係合させない位置でスリツプさせる端縁
    と、爪を歯列部の各歯と係合する位置に案内す
    る端縁とを有する調節板からなり、、係合解除
    板が、上記一対の回転板の他方と押上げレバー
    との間隔において押上げレバーと同軸に支持さ
    れ、爪を歯列部との係合位置から係合がはずれ
    る位置へ案内する端縁と、この端縁の反対側に
    成形されたストツパーとを有し、このストツパ
    ーには、昇降レバーに連結され、かつハンマー
    の上限位置への押上げ時に、係合解除板の上記
    端縁を歯列部に向けてはね上げるように作動す
    る作動杆を連結してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項または第2項記載の手動式打刻機。 (4) ハンマーが、下端側に股間部を有し、押上げ
    レバーが、ハンマー案内筒に設けられた上下方
    向の長孔を通つて上記股間部に挿入した端部を
    有する実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれか1項に記載の手動式打刻機。
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JPS61128068U (ja) 1986-08-11

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