JPH02110880A - 磁気ヘッド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク（以下単にディスクと称する）な
どの記録媒体上に磁気ヘッド（以下単にヘッドと称する
）を浮上させて情報の記録再生を行なう回転形磁気記録
装置に設けられたヘッド支持装置に係り、特にヘッドの
浮上量が小さくシーク速度の大きい高密度磁気ディスク
装置に好適なヘッド支持装置に関する。

〔従来の技術〕

記録媒体としてのディスクを回転させ磁気へラドスライ
ダ（以下単にスライダと称する）に搭載されたヘッドレ
こより情報の記録再生を行なう磁気ディスク装置におい
ては、スライダはディスクの回転によってサブミクロン
の浮上量で浮上する。

このためスライダはディスク面の動きに追従するように
、ディスクの半径方向及び接線方向にそれぞれピッチン
グ及びローリングする自由度を持つ必要がある。このた
め従来からこのスライダを可撓性支持部材を介して荷重
用アームに取り付けていた。この可撓性支持部材は従来
は第９図乃至第１１図に示す構造となっていた。すなわ
ち、可撓性部材によりほぼ矩形板状に形成された支持部
材１には、長手方向に平行二辺を有するほぼＵ字状の切
欠溝２が形ｊ戊されており、この切欠溝２により分離さ
れたスライダ取付部（以下単に取付部と称する）３の基
端４は支持部材１に一体に連接されている。また切欠溝
２の平行二辺の端部の延長線上にはそれぞれ段差部５が
平行に形成されており、これらの段差部５間の支持部材
１はスライダ取付面側に突出する凹部６となっている。

上記のように構成された支持部材１は図示せぬ荷重用ア
ームに長手方向がディスクの半径方向と一致するように
取り付けられ、ヘッドの半径方向の移動動作時、すなわ
ちシーク動作時にかかる力に対して、段差部５によって
高剛性となるようにしている。またスライダは支持部材
１の切欠溝２の外側の弾性部７及び取付部３により、ピ
ッチング及びローリングの自由度を持っている。なお図
中符号８は取付部３に形成され図示せぬ荷重アームの下
面に当接してスライダの荷重を支持する荷重用突起部で
ある。またこの種のヘッド支持装置としてはＵ　、　Ｓ
　、ＰＡＴＥＮＴ　Ｎ（１４，６２０，２５１号公報に
記載された提案が公知である。

〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら上記のように構成された従来のヘッド支持
装置によると、取付部３と支持部材１との結合部形状が
支持部材１の長手方向の剛性の向上については配慮され
ているが、長手方向以外の方向の支持部材１への外乱に
対しては剛性が低いという問題があった。例えば、支持
部材１の長手方向に対し直角の方向に関しては、ディス
クの回転開始または停止時において、スライダの浮上開
始または終了時の振動が増加する。またヘッド支持装置
をディスクの接線方向に設定するインライン型磁気ディ
スク装置を・用いた場合には、シーク動作時にスライダ
の浮上量変動が大きくなり、記録再生の信頼性が低下す
る。さらにこのインライ型磁気ディスク装置などのよう
に、ロータリアクチュエータを用いる場合には、トラッ
ク位置によりヘッド支持装置とディスクの接線方向との
なす角、すなわちヨー角が変り、このため風の乱れなど
の外力加振方向が変り、支持装置の剛性の弱い方向から
の外乱に対しスライダの浮上量変動が増大する、などの
問題があった。なお、前記公報に記載された提案は、支
持装置長手方向に対して直角の方向については強度が向
上するが、逆に長手方向の強度は低下する欠点があった
。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり。

支持部材のピッチング及びローリング方向のねじり自由
度を維持しつつ、取付部と支持部材との結合部の剛性を
全方向について高めることのできるヘッド支持装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、磁気ヘッドが搭載
されたスライダを取り付ける取付部と、該取付部の一端
が連接された可撓性支持部材と、該支持部材の基端が先
端に固定された荷重用アームとを具備してなる磁気ヘッ
ド支持装置において、前記取付部の一端が連接された部
位近傍における前記支持部材に、前゛記数付部の幅方向
の成分と長さ方向の成分とを有する段差部を連続して形
成したことを特徴としている。

〔作用〕

上記の構成によると、取付部に連接された支持部材の結
合部に、取付部の幅方向及び長さ方向のそれぞれの成分
が連続してなる段差部を形成したので、結合部の長さ方
向の剛性を高めると同時に、幅方向を含む他の方向の剛
性を高めることができる。従って結合部の剛性の方向性
が低減でき、支持装置を長手方向以外の方向にシーク動
作しても、段差部の連なりで構成した結合部はほぼ剛体
として挙動するため、シーク動作時の加速度によるスラ
イダの浮上量変動を低減することができる。また同時に
風の乱れなどの他の外乱に対しても、スライダの浮上量
変動を低減することができる。

〔実施例〕

以下、本発明に係るヘッド支持装置の一実施例を図面を
参照して説明する。

第１図乃至第３図に本発明の一実施例を示す。

図において、第９図に示す従来例と同一または同等部分
には同一符号を付して示す。第１図において図示せぬキ
ャリッジに一端が固定された荷重用アーム９の他端には
、第９図に示す従来例とほぼ同様の支持部材１の一端が
、スポット溶接などによって固定されている。この支持
部材１の中央部は従来例と同様にほぼＵ字状の切欠溝２
が形成されており、この切欠溝２によって分離された取
付部３の基端４は支持部材１に一体に連接されている。

また取付部３の下面には荷重用突起部８がほぼその中心
に位置するようにスライダ１０が接着されている。また
このスライダ１０には磁気ヘッド１１が搭載されている
。

支持部材１は第２図及び第３図に示すように、弾性部材
によりほぼ矩形状に形成されており、前記切欠溝２の両
端から先端に向かう２つの平行段差部５と、これらの平
行段差部５の先端を直角方向に連結する連結段差部１２
とにより、一連の段差部５，１２が取付部３の基端４を
囲むようになっている。またこれらの段差部５，１２に
よって囲まれた部分の支持部材１は、スライダ１０側に
向って突出する凹部６となっている。

次に本実施例の作用及び効率を説明する。支持部材１の
先端部には平行段差部８と連結段差部１２とが相互に直
角方向に連続して形成されているので、この先端部の剛
性は全方向について高めることもできる。この結果、支
持部材１の弾性部７から先の取付部３の先端側を方向性
なく剛体化することができ、シーク動作時におけるこの
部分の剛性不足によるスライダ１０の浮上量変動を低減
することができる。同時に風乱などの外乱による浮上量
変動も低減できる。

上記実施例では第１図に示すように磁気ヘッド１１が図
中左側に設けられた場合について説明したが、磁気ヘッ
ド１１の位置は例えば図中右側のように他の位置であっ
てもよい。また第４図に示すようにスライダ１０を第１
図に示す方向に対して直角方向の姿勢で取付部３に固定
してもよい。

上記いずれの場合でも第１図に示す実施例の場合と同様
に、各種外乱に対する総合的なスライダ浮上量の低減効
果があり、両タイプの支持装置として使用することがで
きる。かつ製造上の特性が安定しコストの低減を図るこ
ともできる。

上記実施例における支持部材１に形成された連結段差部
１２は１本であるが、第５図及び第６図に示すようにこ
の連結段差部１２を１２Ａ、１２Ｂと２本としてもよい
。この場合は１対の平行段差部５をそれぞれ２個に分割
し、それぞれの一端を連結段差部１２Ａ、１２Ｂで連結
する。本実施例によれば、さらに方向性を低減してこの
部分の剛性を十分高めることができる。

また前記各実施例では平行段差部５と連結段差部１２と
が連続してほぼＵ字状に形成された場合について説明し
たが、第７図及び第８図に示すように半月形段差部１３
としてもよく、同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、磁気ヘッド支持装置の
スライダ取付部と支持部材とが連接された結合部に、取
付部の幅方向及び長さ方向の成分を有する段差部を形成
したので、前記結合部の剛性を方向性な（高めることが
でき、この部分についてほぼ剛体化できる。この結果支
持装置の長手方向に対して直角の方向へのシーク動作時
における。この部分の変形によるスライダ浮上量変動を
低減することができ、また風などの外乱による浮上斌変
動を低減することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッド支持装置の一実施例を
示す分解斜視図、第２図は第１図の支持部材を示す平面
図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第１図
のスライダ取付角を変えた場合を示す分解斜視図、第５
図及び第７図はそれぞれ本発明の他の実施例による支持
部材を示す平面図、第６図及び第８図はそれぞれ第５図
のＢ−Ｂ線断面図及び第７図のＣ−Ｃ線断面図、第９図
は従来の磁気ヘッド支持装置の支持部材を示す平面図、
第１０図及び第１１図はそれぞれ第９図のＤ−Ｄ線断面
図及びＥ−Ｅ線断面図である。 １・・・支持部材、３・・・取付部、４・・・基端、５
，１２・・・段差部、９・・・荷重用アーム、１０・・
・スライダ、１１・・・磁気ヘッド。 を 図 席 乙−凹部 拓 ネ ら 図 年 ワ 図 亮 図 １３−リ赳５Ｐ 不 ］ あ 区 ノ／

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気ヘッドが搭載されたスライダを取り付ける取付
   部と、該取付部の一端が連接された可撓性支持部材と、
   該支持部材の基端が先端に固定された荷重用アームとを
   具備してなる磁気ヘッド支持装置において、前記取付部
   の一端が連接された部位近傍における前記支持部材に、
   前記取付部の幅方向の成分と長さ方向の成分とを有する
   段差部を連続して形成したことを特徴とする磁気ヘッド
   支持装置。