JPH0211071Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0211071Y2
JPH0211071Y2 JP1986145333U JP14533386U JPH0211071Y2 JP H0211071 Y2 JPH0211071 Y2 JP H0211071Y2 JP 1986145333 U JP1986145333 U JP 1986145333U JP 14533386 U JP14533386 U JP 14533386U JP H0211071 Y2 JPH0211071 Y2 JP H0211071Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
pocket
wrist
palm
fingers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986145333U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6350326U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986145333U priority Critical patent/JPH0211071Y2/ja
Priority to US07/086,819 priority patent/US4807606A/en
Priority to DE8787112956T priority patent/DE3767100D1/de
Priority to EP87112956A priority patent/EP0261481B1/en
Publication of JPS6350326U publication Critical patent/JPS6350326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0211071Y2 publication Critical patent/JPH0211071Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H1/00Apparatus for passive exercising; Vibrating apparatus; Chiropractic devices, e.g. body impacting devices, external devices for briefly extending or aligning unbroken bones
    • A61H1/02Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising
    • A61H1/0274Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising for the upper limbs
    • A61H1/0285Hand
    • A61H1/0288Fingers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2201/00Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
    • A61H2201/12Driving means
    • A61H2201/1238Driving means with hydraulic or pneumatic drive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S128/00Surgery
    • Y10S128/20Inflatable splint

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Rehabilitation Therapy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は脳血管障害、脳外傷、脳性麻痺、脊髄
損傷などの中枢神経系の疾患および障害ならびに
未梢神経障害、関節、筋肉の障害に伴う腕関節、
手、手指の機能障害に対して、腕関節、手、手首
の機能を改善させるための手首等の機能改善器に
関するものである。
(ロ) 従来の技術 上述の諸疾患および障害によつて、前腕、腕関
節、手、手首に機能障害が生じた場合には、治療
と平行して運動機能を回復する訓練を行なうこと
が必要であるが、腕関節、手、手首の機能障害の
機能回復は古来より極めて困難であるとされ、最
近のリハビリテーシヨン医学において、多くの研
究が行なわれているにも拘らず、未だ満足すべき
機能改善器が開発されるに至つていないのが現状
である。例えば空気圧やスプリングの作用で屈曲
拘縮あるいは伸展障害のある腕関節、手、手首の
伸展を図ろうとしても、動きが複雑で患者に余計
な負坦をかけるケースが多く満足すべき結果が得
られていない。
そこで、本願出願人は特願昭58−192254号を以
て新規な発明を開示したが、この発明は、手指を
拡開させた形の手の平当布と、各手指を拡開させ
た状態で手の平当布に個別に止着するために手の
平当布に取付けられた指止めと、拇指と人差指間
を除く各指止めの間に水かき状に配置され、手の
平当布に付設された指間拡開用気のうと、手指、
手、手首関節を伸展するために手の平当布の反対
面に付設された複数個の伸展用気のうとから成る
機能改善器であつて、上記各気のうに圧縮空気を
供給し、所要時間経過後、排気を行なうことを反
覆することにより機能障害のある手首関節の伸展
と、手、手指の拡開運動を律動的、間歇的に行な
わせ、患者の屈曲拘縮および伸展障害を改善する
とともに自動運動を誘発する要因を作り出すもの
である。而して、この機能改善器は、従来の手袋
型機能改善器と異なり、主体を手袋状にせず扁平
体の手の平当布を基布とし、5手指を個別に止着
するための指止めを設け、屈曲拘縮した手指の装
着を容易にし、更に、指間に水かき状の指間拡開
用気のうを設けて、手指を伸展するのと同時に指
間を効果的に拡開させることにより手指等の機能
改善に画期的な効果を発揮し、医療界から好評を
博しているものである。
しかしながら、考案者はそれとても満足してお
らず、手首関節を手甲側に反り返らせる機能が不
充分であることに着目したのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、上記特願昭58−192254号に係る発明
が手首関節を手甲側に反り返らせる機能が充分と
はいえなかつた点を、解決しようとする問題点と
し、当該発行発明によつては為し得なかつた機能
を具有させ、もつて、より効果的に自動運動を誘
発できるようにしようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、手指を拡開した状態の手の平を全面的に被う
形と大きさに形成された扁平な手の平当布部分
と、該手の平当布部分の基部に延在して手首およ
び前腕の内腕面に沿う形と大きさに形成された扁
平な前腕当布部分の2部分からなる基布を可撓性
材料を以て形成し、該基布の手の平側には、拇指
(第1指)と人差指(第2指)との間にまたがり
指先から手首方向に向かつて延在する第1ポケツ
トと、人差指(第2指)と中指(第3指)との間
にまたがり前記第1ポケツトと同様に指先から手
首方向に向かつて延在する第2ポケツトをあまり
伸長性のない素材をもつて基布の概ね全長に亘つ
て平行に設け、また第2ポケツト側部には第1ポ
ケツトと第2ポケツトの間に拇指(第1指)と人
差指(第2指)との間にまたがり指先から手首方
向に延びるデルタ形の非伸長性第3ポケツトを設
けると共に、薬指(第4指)と小指(第5指)と
の間にまたがり指先から手首部方向に延びる同様
なデルタ形非伸長性第4ポケツトを設け、更に、
第1、第2のポケツトの手首当接部位の側面部分
には、当該ポケツトに内蔵させた気のうに空気を
充満させたときに同ポケツトの手甲側への反り返
りを容易にするためのダーツまたは襠を設け、一
方、可撓性基布の手甲側には、手指を拡開した状
態に止める指止めと、5手指を拡開状態に維持す
るためのデルタ形非伸長性ポケツトと、手首およ
び前腕を止める腕止めと、全ポケツトに対して所
定圧の加圧空気を供給排出するための給排気用ホ
ースを公知の手指等の機能改善器にならつて設
け、更に、可撓性基布の手甲側には手首当接部位
と手の平当接部位とに手首枕および手の平マツト
を取付け可能とした構成を採用したものである。
(ホ) 作用 次に、本考案の作用について説明する。
本考案の機能改善器を運動機能障害に陥つた手
の平面に添え、手指、手首および前腕を指止めと
腕止めによつて固定して、全ポケツトごとの気の
うに対して加圧空気を一斉に供給する。
全ポケツトが加圧空気によつて膨張すると、特
に手甲側の第1、第2のポケツトでは手首当接部
位の側面部分に設けた健常人の手関節の反り角に
見合う形大きさのダーツまたは襠のために、当該
ポケツトは、逆への字に曲がり、それに伴つて基
布10を手首部位で折り曲げて、手を手甲側に向
けて強制的に反り返らせて、手首関節の伸展、背
屈を行ない、また、第3、第4、第5のポケツト
の膨張によつて手、手指、手指関節を伸展、拡開
させる。
所要時間(10〜30秒)、全ポケツト内の気のう
に加圧空気を供給し、同ポケツトを膨満状態に維
持したら、次にその空気を一斉に強制排気する。
このとき、患者の手、手指関節、手首関節は再び
元の状態に戻り屈曲状態となるが、この屈曲状態
が数秒ないし10秒つゞいたら、再び全ポケツトの
気のうに対して加圧空気を供給して、全ポケツト
を膨満状態とし、再び第1、第2のポケツトの作
用で手首を手甲側に強制的に反り返らせ(伸展)、
手、手指を拡開させる。
この伸展、拡開状態が所要時間経過したら、再
び排気するが、通常の場合、手指、手首等の伸
展、拡開運動は時間を定めて周期的に行ない、上
記の運動を10数回、20数回と反復する。また、と
きとしては加圧時間を設定することなく比較的長
時間連続的に行なう。患者がこの運動に慣れた
ら、その回数を増やし、また、1回の伸展、拡開
の時間を長くしていく。
その内に、患者は自らの意思で手指や手首を動
かすことができるようになり(自動運動の誘発)、
やがて麻痺した機能は次第に甦つていく。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案に係る手指等の機能改善器の右
手用の一例を示した背面図、第9図は患者の手に
装着したところを手甲側からみた斜視図である。
本考案の手首等の機能改善器は基布10とその表
裏面に気のうを具えている点で、従前の機能改善
器と同一であるが、基布10は、5手指を拡開さ
せた状態の手の平を全面的に被う形と大きさに形
成された扁平な手の平当布部分12と、該手の平
当布部分12の基部から一体に延長し、手首およ
び前腕の内腕面に沿う形と大きさに形成された扁
平な前腕当布部分14の2部分からなり可撓性、
かつ、柔軟な素材によつて構成されている。な
お、基布10の裁断寸法は、健常人の手を標準と
しており、この基布10は織物やメリヤスの如き
布帛や不織布も、もしくは通気性のよい合成樹脂
シート等、柔軟で肌触りのよい可撓性材料で形成
されている。
手の平当布部分12の手甲側の所定位置に開放
閉鎖自在のベルベツトフアスナー付指止め16
a,16b,16c,16d,16eを取付け、
それにより拡開させた状態の拇指から小指までの
5手指を手の平当布部分の所定位置にそれぞれ個
別に止着させる。各指止め16a,16b,16
c,16d,16eは、1対の帯片から成り、第
1図に示すように、一方の帯片の自由端にベルベ
ツトフアスナーのループ素子18を、他方の帯片
の自由端にベルベツトフアスナーのフツク素子2
0を設けて、両帯片をループ状に結合することが
できるように設ける。
前腕当布部分14に手首止め22aおよび腕止
め22bを取付ける。これら22a,22bは、
指止めと同様に、それぞれ1対の帯片から成り、
前記16a〜16eと同様に一方の帯片の自由端
にベルベツトフアスナーのループ素子24を、他
方の帯片の自由端にベルベツトフアスナーのフツ
ク素子26を設けて、両帯片をループ状に結合す
ることができるようになつている。
手の平当布部分12の手甲側の拇指と人差指と
の間のつけ根のところに押えバンド28の一端を
取付け、第1図及び第9図に示すように手の甲を
たすき掛け状に渡したときに、その自由端に付設
されたベルベツトフアスナーのフツク素子30が
腕止め22aの帯片の外面に付設したループ素子
32に係合することができるようにして、手の平
と基布10との密着性を高めている。
34a,34b,34c,34dは、手の平当
布部分12の指股間の大きさに対応させて、各指
止め16a,16b,16c,16dの間に対応
する位置に5手指を拡開状態に維持するために基
部を臨ませ、指先方向にデルタ状に拡開させて立
体的に形成したデルタ形ポケツトで、各ポケツト
内には、第3A図及び第3B図に示す加圧空気の
供給排出により膨縮する気のう36aが1個ずつ
収容されている。各気のう36aはプラスチツク
シート材などの適当な気密シート材料で形成され
ており、これらの気のう36aは収縮状態にある
ときは第3A図及び第3図B図に示すように扁平
になる三角形を呈して、各ポケツト34a〜34
d内に収容されている。第3A図に示す気のうは
第1、第2指の指間用であり、又、第3B図に示
す気のうは第2、第3、第4、第5指の指間用
で、指股の大きい第1、第2指指間用は後者より
大きい。従つて、この気のう36aが圧縮空気供
給により膨張したときにはポケツト34a〜34
dの内壁面によつて無用の膨張を拘束して各ポケ
ツト34a〜34dの形状に合致した状態に定形
性が維持されるようになる。
18は上記気のう36aをデルタ形ポケツト3
4a,34b,34c,34dに収容するために
同ポケツトに設けたジツパーである。
また、基布10の手の平側には第2図に示すよ
うに、手の平当布部分12に拇指(第1指)と人
差指(第2指)との間にまたがり指先から手首方
向に向かつて延在する第1ポケツト40aをま
た、中指(第3指)と薬指(第4指)との間にま
たがり前記第1ポケツト40aと同様に指先から
手首方向に向かつて延在する第2ポケツト40b
とをあまり伸長性のない柔軟な素材をもつて基布
10の長手方向に概ね全長に亘つて平行に設け
る。このポケツト40a,40bの中央部、更に
詳しくは、手首部に対向する部分の側面部にダー
ツ42a,42bを設けて、当該両ポケツトを逆
への字に折り曲がりやすくする立体縫製とし、後
述する気のう44aに供給した加圧空気によつて
第1、第2ポケツト40a,40bを膨張させる
と、当該ポケツトはへの字形に積極的に曲がる立
体縫製であるが故に、基布10を手甲側に向けて
逆への字形に強制的に折り曲げることができるよ
うになる。上記ダーツ42a,42bに代えて、
襠を入れてもよいが、コスト高になるためにあま
りすすめられない。
第1、第2のポケツト40a,40bには、第
4図に示すように、前者36aと同様な気のう4
4aが収容されている。この気のう44aは、収
縮状態にあるときは第4図に示すように扁平にな
る短冊状を呈し、ポケツト40a,40bに平ら
に収容されている。従つて、この気のう44aが
圧縮空気の供給により膨張したときには、ポケツ
トの内壁面によつて無用の膨張を拘束して、各ポ
ケツト40a,40bの形状に合致した状態に定
形性が維持されるようになる。
第1、第2のポケツト40a,40bも、それ
ぞれジツパー46により開閉自在であつて、気の
う44aはこのジツパー46を開いて、ポケツト
40a,40b内に出し入れする。
さらに、基布10の手の平側には第1ポケツト
40aと第2ポケツト40bの間には拇指(第1
指)と人差指(第2指)と中指(第3指)との間
にまたがり、言い換えればデルタ形ポケツト34
bとの背合せ面に指股から指先方向デルタ状に拡
開する形に立体的に形成された前記40a,40
bと同じ素材からなる第3ポケツト48aを設
け、また、薬指(第4指)と小指(第5指)との
間にまたがり、言い換えればデルタ形ポケツト2
4dとの背合せ面に指股から指先方向にデルタ状
に拡開する形に立体的に形成された前記と同様な
第4ポケツト48bを設けて、この第3、第4の
ポケツト48a,48bにも第5図に示すように
前者36aと同様な膨縮自在の気のう50aが収
容されている。気のう50aは前記44aと同じ
くプラスチツクシート材で形成されており、収縮
状態にあるときは第5図に示すように扁平になる
矩形を呈し、下方の2隅部を鎖線で示すように逆
ハの字形に折つてポケツト内に収容されている。
従つて、この気のう50aが圧縮空気の供給によ
り膨張したときには第3、第4のポケツト48
a,48bの内壁面によつて無用の膨張を拘束し
て、各ポケツト48a,48bの形状に合致した
状態に定形性が維持されるようになるが、三角形
のポケツト48a,48bに対して、気のう50
aは矩形であるために、横方向に加圧空気の作用
が大きく作用するものとなる。
第3、第4のポケツト48a,48bもそれぞ
れジツパー52により開閉自在である。
54a,54b,54c,54dはデルタ形ポ
ケツト34a,34b,34c,34d内の各気
のう36aに接続した導気管、56a,56bは
第1、第2のポケツト40a,40b内の各気の
う44aに接続した導気管、58a,58bは第
3、第4のポケツト48a,48b内の各気のう
50aに接続した導気管で、これらの導気管は、
すべてがヘツダー60から分岐している。
ヘツダー60は給排気用ホース62を介して圧
縮空気供給源64に接続されており、圧縮空気供
給源64から供給される所定圧力の加圧空気を気
のう36a,44aおよび50aに同時に送り、
また、それらの気のうから同時に強制排気するこ
とができるようになつている。
なお、気のう36a,44aおよび50aに対
して選択的に空気を供給する場合には、導気管5
4a〜54d,56a,56b,58a,58b
のうち給気不要の気のうに通じる導気管をピンチ
バルブもしくはクリツプ(いずれも図示せず)に
よつて締めることによつて空気の供給を遮断する
ようにすることができる。
66は比較的硬めに形成した扁平手首枕で、前
腕当布部分14の手首を固定する位置にベルベツ
トフアスナーのループ素子68を設け、この手首
枕66の裏面には該ループ素子68に対して位置
を自由に変更可能に係止するベルベツトフアスナ
ーのフツク素子70を設けて、手首の内腕側への
基布10の密着性を高め、第1、第2のポケツト
40a,40bの膨張作用を手首関節に適確に伝
達するようにする。
72は前記手首枕66の硬さと同程度か、それ
よりもやや硬めに形成した扁平な手の平の窪み当
てマツトで、手の平当布部分12の手の平の窪み
が対応する位置にベルベツトフアスナーのループ
素子74を設け、このマツト72の裏面には該ル
ープ素子74に対して位置を自由に変更可能に係
止するベルベツトフアスナーのフツク素子76を
設けて、手の平の窪みへの基布10の密着性を高
め、第1、第2のポケツト40a,40bの膨張
作用を手指関節に適確に伝達するようにする。な
お、マツト72に代えて気のうを設け、第1、第
2のポケツトの膨張、収縮に同期させて、膨張、
収縮を繰り返すものであつてもよく、マツトの定
義の中には、この気のうも包含される。
次に上記実施例の作用について説明する。
上述の機能改善器を機能障害に陥つた手、手指
および前腕に装着するには、まず、手の平当布部
分12の手甲側に設けた指止め16a〜16eお
よび前腕当布部分14に設けた腕止め22a,2
2bを広げ、手首枕66をそのフツク素子70を
手首に対応する位置に設けたフツク素子68に押
し当てて係合させる。変形ないし拘縮した手の平
に手の平当布部分12の手甲側をあてがい、指止
め16a〜16eを5手指にそれぞれ巻きつけ、
各指止めの帯片の自由端に付設したベルベツトフ
アスナーのフツク素子20をループ素子18に押
し当てて係合させる。
次に、腕止め22a,22bを前腕に巻きつけ
て同様にベルベツトフアスナーのフツク素子26
をループ素子24に押し当てて係合させる。最後
に、押えバンド28を拇指と人差指の間から手首
の方へかけ渡して、押えバンドの自由端のベルベ
ツトフアスナーのフツク素子30を腕止め22a
の一方の帯片の外側面に設けたベルベツトフアス
ナーのループ素子32に係合させる。このように
して、この機能改善器を5手指および前腕に装着
した状態(第9図参照)で、圧縮空気供給源64
を駆動し、所定の圧力の圧縮空気を給排気用ホー
ス62および導気管54a〜54dおよび56
a,56b,58a,58bを通して第1気のう
36a,第2、第3の気のう44aおよび第4、
第5の気のう50a内に導入してそれらの気のう
を膨張させ、拇指、人差指、中指、薬指、小指の
各指を横方向に拡開させる。他方では基布10の
手の平当布部分12の裏側に、手首関節を折り曲
げ易くするためのダーツ42a,42bを側面部
に形成した第1、第2のポケツト40a,40b
が設けられており、また、手の平の窪みに当てた
マツト72の押え作用が協働しているから、第
1、第2のポケツト40a,40bに収容した第
2、第3の気のう44aの膨張によつて当該ポケ
ツトは逆への字形に折り曲がり、この作用は手の
平の窪みに当てたマツト72の抑え作用が協働し
て基布10を手の平当布部分12の基部付近で手
甲側方向に強制的に曲げ、それにより手首を手甲
側に反り返らせて手首関節、手指関節を伸展さ
せ、それと同時に手指、手を拡開する。かかる伸
展、拡開運動において、手首枕66の手首固定作
用によつて手首を押え、手指、手首関節を充分に
反り返らせるように作用して、手指、手首を充分
に伸展し、手の平マツト72は第1、第2のポケ
ツト40a,40bの押圧作用を適確に手の平に
伝達して同伸展作用に協働して手指を伸展させ
る。このようにして、機能の麻痺した患者の手
指、手首関節の伸展と、手、手指の拡開の運動を
他動的に行なう。
所定時間経過後、第1気のう36a,36b,
36c,36dおよび第2、第3の気のう44
a,44a,第4、第5の気のう50a,50a
に充満した圧縮空気を強制的に排出させると、手
指、手の拡開と手首、手指の伸展は元の状態に戻
る。こうした動作を繰り返し行なうことによつ
て、手指、手の伸展、拡開と手首の反り返りの運
動が反復される。
上記使用法は、すべての気のうの膨張、収縮に
よつて手首、手指関節の伸展と手、手指の拡開を
行ない、屈曲拘縮、伸展障害の改善を図るもので
あるが、屈曲拘縮、屈伸障害がすべての手首、手
指関節にわたらせる必要のない場合には、先に述
べたように不必要な気のうに通ずる導気管をクリ
ツプなどを用いて閉塞するなどして、必要の部分
のみの改善を行なうこともできる。
治療終了後は、指止め16a〜16eと腕止め
22a,22bをベルベツトフアスナーを開放す
ることによつて、機能改善器を手から外す。
(ト) 考案の効果 本考案は、特に基布の手甲側に設けた第1、第
2のポケツトをダーツまたは襠付の立体縫製によ
つて構成したから、平面縫製のポケツトを有する
従来の機能改善器に比べると、手指、手の伸展、
拡開性にすぐれ、特に、手指、手首関節を伸展さ
せる効果がきわめて大きく、上記伸展、拡開の効
果を一層高めることができる。したがつて、本考
案によれば、従前の機能改善器では不充分であつ
た伸展、拡開性を完壁なまでに向上させることが
でき、短期間の使用で手指、手、手首の機能(自
動運動)を回復することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係わる手指等の機能改善器の1
実施例を示したもので、第1図は手甲側からみた
背面図、第2図は手の平側から見た正面図、第3
A図は第1、第2の指間用第1気のうの平面図、
第3B図は第4、第5指間用第1気のうの平面
図、第4図は第1、第2のポケツト収納用気のう
の平面図、第5図は第3、第4のポケツト収納用
気のうの平面図、第6図は手首枕の斜視図、第7
A図は手の平の窪み当てマツトの側面図、第7B
図は同平面図、第8図は圧縮空気供給源の斜視
図、第9図は全ポケツトの中程度の膨張時を手の
甲側からみた装着使用中の斜視図、第10図は第
1、第2のポケツトが逆への字に中程度に屈曲し
ている状態を示す装着使用中の側面図、第11図
は手の平側からみた装着使用中の側面図である。 10……可撓性基布、12……手の平当布部
分、14……前腕当布部分、16a〜16e……
指止め、22a,22b……腕止め、34a〜3
4d……デルタ形ポケツト、36a……第1気の
う、40a……第1ポケツト、40b……第2ポ
ケツト、42a,42b……ダーツ、44a……
第2、第3の気のう、48a……第3ポケツト、
48b……第4ポケツト、50a……第4、第5
の気のう、62……給排気用ホース、64……圧
縮空気供給源、66……手首枕、72……手の平
窪み当てマツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手指を拡開した状態の手の平を全面的に被う形
    と大きさに形成された扁平な手の平当布部分12
    と、該手の平当布部分12の基部に延在して手首
    および前腕の内腕面に沿う形と大きさに形成され
    た扁平な前腕当布部分14の2部分からなる基布
    10を可撓性素材を以て形成し、該基布の手の平
    側には、拇指(第1指)と人差指(第2指)との
    間にまたがり指先から手首方向に向かつて延在す
    る第1ポケツト40aと、人差指(第2指)と中
    指(第3指)との間にまたがり前記第1ポケツト
    40aと同様に指先から手首方向に向かつて延在
    する第2ポケツト40bをあまり伸長性のない素
    材をもつて基布10の概ね全長に亘つて平行に設
    け、また第2ポケツト40bの側部には第1ポケ
    ツト40aと第2ポケツト40bの間に拇指(第
    1指)と人差指(第2指)との間にまたがり指先
    から手首方向に延びるデルタ形の非伸長性第3ポ
    ケツト48aを設けると基に、薬指(第4指)と
    小指(第5指)との間にまたがり指先から手首部
    方向に延びる同様なデルタ形の非伸長性第4ポケ
    ツト48bを設け、更に、第1、第2のポケツト
    40a,40bの手首当接部位の側面部分には、
    当該ポケツトに内蔵させた気のうに空気を充満さ
    せたときに同ポケツトの手甲側への反り返りを容
    易にするためのダーツ42a,42bまたは襠を
    設け、一方、可撓性基布の手甲側には、5手指を
    拡開した状態に止める指止め16a,16b,1
    6c,16d,16eと、5手指を拡開状態に維
    持するためのデルタ形非伸長性ポケツト34a,
    34b,34c,34dと、手首および前腕を止
    める腕止め22a,22bと全ポケツトに対して
    所定圧の加圧空気を供給排出するための給排気用
    ホース62を公知の手指等の機能改善器にならつ
    て設け、更に、可撓性基布10の手甲側には手首
    当接部位と手の平当接部位とに手首枕66および
    手の平マツト72を取付け可能としたことを特徴
    とする手指等の機能改善器。
JP1986145333U 1986-09-22 1986-09-22 Expired JPH0211071Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986145333U JPH0211071Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22
US07/086,819 US4807606A (en) 1986-09-22 1987-08-19 Therapeutic appliance for improving functions of hand fingers
DE8787112956T DE3767100D1 (de) 1986-09-22 1987-09-04 Therapeutische vorrichtung zur verbesserung der funktionen der finger.
EP87112956A EP0261481B1 (en) 1986-09-22 1987-09-04 Therapeutic appliance for improving functions of hand fingers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986145333U JPH0211071Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6350326U JPS6350326U (ja) 1988-04-05
JPH0211071Y2 true JPH0211071Y2 (ja) 1990-03-19

Family

ID=15382745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986145333U Expired JPH0211071Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4807606A (ja)
EP (1) EP0261481B1 (ja)
JP (1) JPH0211071Y2 (ja)
DE (1) DE3767100D1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5297541A (en) * 1989-11-14 1994-03-29 Franz Hensey Athletic therapeutic glove
JPH0420329U (ja) * 1990-06-13 1992-02-20
US5152740A (en) * 1990-12-11 1992-10-06 Smith & Nephew Rolyan, Inc. Inflatable hand splint
US5427577A (en) * 1992-01-17 1995-06-27 Dba Products Co. Inc. Selectively pneumatic bowling glove
CA2086382C (en) * 1992-05-11 1996-07-02 Mitsuma Matsumura Remedial device for hand insufficiency
US5256136A (en) * 1992-09-28 1993-10-26 Sucher Benjamin M Carpal tunnel appliance
US5526536A (en) * 1993-09-03 1996-06-18 Ethicon, Inc. Endo-surgery glove and seal
DE19500853C2 (de) * 1995-01-13 1997-12-04 Georg Jehle Vorrichtung zur Beseitigung von Lähmungen im Hand- und/oder Armbereich
US5827207A (en) * 1995-07-31 1998-10-27 Macmorran; Ian Night splint
JP3377759B2 (ja) * 1998-03-17 2003-02-17 株式会社川衛製作所 健康器具
US6592538B1 (en) 1998-03-20 2003-07-15 New York Society For The Ruptured And Crippled Maintaining The Hospital For Special Surgery Dynamic orthopedic braces
WO2000009066A2 (en) * 1998-08-10 2000-02-24 Branch Thomas P M D Orthotic apparatus and method for using same
US7686775B2 (en) * 2004-04-09 2010-03-30 Branch Thomas P Method and apparatus for multidirectional positioning of a shoulder
US7874996B2 (en) * 2004-09-02 2011-01-25 Ermi Corporation Method and apparatus for manipulating a toe joint
US7833183B2 (en) * 2007-08-27 2010-11-16 Albert Einstein Healthcare Network Functional low-profile dynamic extension splint and methods for its use and manufacture
ITVR20090077A1 (it) * 2009-05-29 2010-11-30 Dainese Spa Dispositivo indossabile di movimentazione per movimentare un'articolazione ossea.
US8529483B2 (en) * 2009-10-09 2013-09-10 Farrow Medical Innovations Holdings Llc Short stretch therapeutic compression device for the extremity and method
GB2479358B (en) * 2010-04-06 2012-04-18 I2R Medical Ltd Therapeutic hand exercise device
GB2503031A (en) * 2012-06-15 2013-12-18 Drake & Johnson Innovation Ltd Hand Massage Device
CN104382725B (zh) * 2014-11-28 2016-04-13 东莞市青麦田数码科技有限公司 一种鼠标手治疗仪
CN104688493B (zh) * 2015-03-26 2017-10-20 李润芳 一种用于中风康复的锻炼装置
US10849812B2 (en) 2016-05-04 2020-12-01 James F. Smith Method and apparatus for heated massage therapy
CN106038199B (zh) * 2016-05-24 2018-07-27 刘志成 一种治疗脑卒中患者手水肿的康复装置
HU230928B1 (hu) * 2017-01-25 2019-04-29 Phoenix Innovation Kft. Aktív kéz ortézis
CN208388966U (zh) * 2017-09-28 2019-01-18 奥佳华智能健康科技集团股份有限公司 一种手套按摩器
US11364174B2 (en) * 2017-12-01 2022-06-21 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University Cold therapy dynamic hand splint system
KR102082280B1 (ko) * 2018-03-22 2020-02-27 (주)대성마리프 글러브 타입 수관절 치료장치

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA735700A (en) * 1966-06-07 Viau Armand Therapeutic glove
US2880721A (en) * 1958-02-05 1959-04-07 Laurence E Corcoran Hand or foot carried pulsating massaging device
US3457912A (en) * 1967-01-03 1969-07-29 Clark Ass Inc Hand exercising device
US3581740A (en) * 1969-09-02 1971-06-01 Kuss & Co R L Inflatable device for arthritic therapy
US3937215A (en) * 1975-06-03 1976-02-10 The United States Of America As Represented By The United States National Aeronautics And Space Administration Office Of General Counsel-Code Gp Therapeutic hand exerciser
US4173218A (en) * 1977-11-23 1979-11-06 Cronin Penny S Gloved splint for an arthritic hand
US4274399A (en) * 1980-01-29 1981-06-23 Jobst Institute, Inc. Therapeutic appliance for flexing joints
IT1164326B (it) * 1982-08-11 1987-04-08 Man Design Co Guanti per il recupero delle funzioni del giunto carpale, delle mani e delle dita
JPS5973924U (ja) * 1982-11-12 1984-05-19 萬デザイン株式会社 手、手指、腕関節等の機能改善器
JPS6083657A (ja) * 1983-10-14 1985-05-11 萬デザイン株式会社 手指等の機能改善器
US4671258A (en) * 1984-01-12 1987-06-09 Barthlome Donald E Therapeutic multiple joint exerciser
DE3433795A1 (de) * 1984-09-14 1986-03-27 Penny S. Tempe Ariz. Cronin Stuetzhandschuh fuer die unterstuetzung bzw. behandlung einer erkrankten, insbesondere arthritischen hand

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6350326U (ja) 1988-04-05
EP0261481B1 (en) 1990-12-27
DE3767100D1 (de) 1991-02-07
EP0261481A1 (en) 1988-03-30
US4807606A (en) 1989-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0211071Y2 (ja)
US5593369A (en) Inflatable hand orthosis
US5020515A (en) Inflatable hand splint
US4619250A (en) Therapeutic appliance for improving functions of hand fingers
US4671258A (en) Therapeutic multiple joint exerciser
US4522197A (en) Gloves for recovering the functions of the carpal joint, the hand and the fingers
EP1901685B1 (en) Corset
US5427577A (en) Selectively pneumatic bowling glove
US3327703A (en) Wrist brace
JPH07255762A (ja) 骨関節症の膝用装具
US4907574A (en) Prom exercise device for opposing contracture
WO2012120393A2 (en) Device for hand rehabilitation
US5531668A (en) Inflatable palmar bladder
US5259369A (en) Remedial device for hand insufficiency
JPH0215471Y2 (ja)
JPH0620477B2 (ja) 手指等の機能改善器
JP2518185Y2 (ja) 手指等の機能改善器
JPS6134823B2 (ja)
US10960259B2 (en) Hip-stretching device
JP6949308B2 (ja) 矯正用締め付け腰ベルト及びその締め付け方法
JPH0531421B2 (ja)
JPS59228841A (ja) 手指等の機能改善用手袋
CN112263391A (zh) 一种用于胸腰腹部位术后康复加压固定护带
JPS60114255A (ja) 肢体用装具
JP2003319987A (ja) 腕用エアマッサージ機