JPH02109581A - 打撃練習機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は野球やテニス等の球技の練習に使用される打撃
練習機に係り、特に、球技相手に相当するダミーの体型
、ダミー全体の移動にタイミングを合わせて打撃練習を
することができる打撃練習機に関する。

「従来の技術」 従来、野球用の打撃練習機として、例えば実開昭６３−
２９５７３号公報あるいは実開昭６３−３８５６０号公
報に記載されるものがある。

前者の練習機は、投球アームの先端にボールを保持して
、該投球アームの回転遠心力によって投球する構造とさ
れ、投球アームを支持している投球アーム載置板を投球
時に前後方向に揺動させることにより、投球載置板と投
球アームとを一種の投手のダミーとして実際の投手の投
球フオームに近い動作を行わせるようにしている。

また、後者の練習機は、投手を模型化したダミー（人形
）の腕に投球アームを収容して、該人形の腕から投球す
る構造とされ、人形を支持する基台を傾斜させて投球の
高さを調整するとともに、ばねの弾性力を利用して投球
スピードを調整し得るようになっている。

そして、これらの練習機を使用することによって、実際
の投手と対戦しているのと同じような状況でＩｆｉｌ！
貿することができるとされている。

Ｕ発明が解決しようとする課題」 ところが、上述の府者、後者いずれの場合においても、
ダミーの体型、ダミー全体の移動態様が少なく、実在の
投手の体型、移動とは程遠く、ダミーの体型、ダミー全
体の移動を任意に変えることができず、このダミーを相
手としてタイミングをとる打撃練習はかえって打者の感
覚を狂わせるおそれがあり、実状に合わないという問題
があった。

ところで、ダミーに直接投球させるためには、ダミーに
、実在の人間の体型、移動と同じ状態をとらせなければ
ならず、このためには、ダミーに人間の肩、腕０手と同
様の構造、性能を持つことが要求され、これを満足させ
るにはその装置が大規模となり、ダミー本来の役割を果
たすことができなくなるという問題がある。

また、実在の投手からの投球は、−球毎の球種やコース
はもちろんのこと、投球フオームも右投げ、左投げ、ア
ンダースロー等様々であるため、ダミーに実在の投手と
同様の前記体型、移動をとらせ、投球の球種、コースを
任意に選択することができるようにするには、人間の手
の振り１手指の微妙な動きと同様なコントロールを必要
とし、これに加えて大きなパワーが必要となり、現状で
はこれらを満足させることは極めて困難である。

本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、投球機と
ダミーとを独立して動作させることができ、ダミーに実
在投手の体型、移動に類似の体型。

移動をとらせることができ、あたかもダミーから投球さ
れたかのように投球機から球種、コース等を選択して投
球することができ、実戦に合った打撃練習を行うことが
できる打撃練習機を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段」 本発明は、前記目的を達成させるために次のような構成
としている。即ち、ボール発射機構が設けられたボール
発射装置、該ボール発射装置を前後、左右、上下に移動
させる発射装置移動機構及び前記ボール発射装置を垂直
面内、水平面内において回転させる発射装置旋回機構を
有する投球機と、頭、胴、腕０脚等の各ダミー構成部を
伸縮。

旋回可能とするダミー作動機構を何し前記ボール発射装
置のボール発射側に該ボール発射装置に近接して設けら
れたダミーと、前記発射装置移動機構及び発射装置旋回
機構とは別個に設けられ前記投球機とは別個にあるいは
投球機と連動させて前記ダミーを前後、左右、上下に移
動させるダミー移動機構及び前記ダミーを垂直面内、水
平面内の少なくとも一方において回転させるダミー旋回
機構を有するダミー移動装置と、前記投球機の投球条件
、ダミーの体型１作動条件等を設定する操作部を有し前
記投球機、ダミー作動機構及びダミー移動装置に接続さ
れ、前記操作部の設定結果に基づき前記ボール発射機構
１允射装置移動機構９発射装置旋回機構、ダミー作動機
構、ダミー移動機構及びダミー旋回機構の各機構を制御
するコントローラとからなる構成としている。

「作用」 本発明の打撃練習機は、操作部ｊこよって投球機の投球
条件、ダミーの体型、ダミー全体の移動条件を設定する
と、その設定条件に応じてコントａ−ラがボール発射機
構１允射装置移動機構９発射装置旋回機構、ダミー作動
機構、ダミー移動機構。

ダミー旋回機構の各機構を制御し、これにより設定通り
にダミーの体型、ダミー全体の移動が行われ、これと同
時に投球機から設定通りの投球条件でボールが発射され
る。

そして、ダミーの体型、ダミー全体の移動制御に投球機
の作動制御を連動させることにより、あたかもダミーの
手から投球されているような状態をつくることが可能と
なり、実在の打者にダミーを見ながら実戦同様の打撃練
習を行わせることができる。

また、投球機とダミーとを別個に作動させることもでき
、このため、投球機のみを作動させれば、通常の打撃練
習機として使用でき、ダミーのみを作動させれば実戦の
投手の体型、移動を想定してタイミングをとる打撃練習
を行うことができる。

「実施例」 以下、本発明の打撃練習機を野球用の練習機に適用した
一実施例について図面を参照しながら説明する。

この打撃練習機は、第１図に示すように、投球機ｌと、
この投球機ｌの打者側に投球機ｌに近接して設けられた
ダミー２と、このダミー２の体型。

ダミー全体の移動条件及び投球機ｌにおける投球位置や
投球方向、球種等の投球条件を設定する操作部３の設定
結果に基づき投球機ｌ、ダミー２を制御するコントロー
ラ４とから概ね構成されている。

投球機１は、第２図に示すように、架台５にボール発射
装置６が、左右移動機構７、前後移動機構８、上下移動
機構９からなる発射装置移動機構１２および左右旋回機
構１０、上下旋回機構１１からなる発射装置旋回機構１
３を介して支持されたものである。

ボール発射装置６は、ハウジング１５ａの中に、ボール
発射機構１５が収納されたもので、このボール発射機構
１５は、ボールを挟持する複数のａ−ラと、各ローラを
独立して駆動する駆動部（ともに図示路）と、前記複数
のローラ間に、これらローラ間にボールを配置させるボ
ール供給器（図示路）が接続され、ハウジング！５のボ
ール発射部（ボール発射砲）１６から矢印Ｘで示す側に
ボールを発射する構成とされたものであり、各ローラの
回転速度を変化させることによりボールの球種と速度が
設定されるようになっている。

前記各移動機構７〜９は、それぞれリードスクリュー２
１〜２３をモータ等の駆動部２４〜２６によって回転さ
せることにより各スライド台２７〜２９を移動させる構
成とされている。

前記架台５には左右移動機構７が組み込まれており、該
左右移動機構７によって移動させられる左右スライド台
２７に前後移動機構８が組み込まれ、その前後スライド
台２８に上下移動機構９が組み込まれている。これら各
移動機構７〜９における符号３０〜３２は各スライド台
２７〜２９の移動を案内するガイドレールを示す。

そして、上下移動機構９の上下スライド台２９に前記左
右旋回機構１０と上下旋回機構１１とが順次連設されて
いる。左右旋回機構１０は、上下スライド台２９に左右
旋回自在に支持されたテーブル３３をモータ等の駆動部
３４によって駆動する構成とされ、また、上下旋回機構
１１は、左右旋回機構！０のテーブル３３に前記ボール
発射装置６のハウジング１５ａを上下旋回自在に支持し
て、モータ等の駆動部３５によって駆動する構成とされ
ている。

このように発射装置移動機構１２９発射装置装置機構１
３を介してボール発射装置６が支持されていることによ
って、該ボール発射装置６には矢印（イ）（ロ）（ハ）
（ニ）（ホ）で示す五つの自由度が付与されることにな
る。

一方、ダミー２は、第３図に・示すように、架台５に、
左右移動機構４１、前後移動機構４２、上下移動機構４
３からなるダミー移動機構４４および上下旋回機構４５
からなるダミー旋回機構４６を介して支持されたもので
ある。

各移動機構４１〜４３は、それぞれリードスクリュー４
７〜４９をモータ等の駆動部５０〜５２によって回転さ
せることにより各スライド台５３〜５５を移動させる構
成とされている。

前記架台５には左右移動機構４１が組み込まれており、
該左右移動機構４１によって移動させられる左右スライ
ド台５３に前後移動機構４２が組み込まれ、その前後ス
ライド台５４に上下移動機横４３が組み込まれ、この上
下移動機構４３の上下スライド台５５にダミー２が支持
されている。

前記各移動機構４１〜４３における符号５６〜５８は各
スライド台５３〜５５の移動を案内するガイドレールを
示す。

そして、上下移動機構４３の上下スライド台５５に前記
上下旋回機構４５が連結され、この上下旋回機構４５に
よりダミー２の腰部６１が上下旋回自在に支持されてい
る。ダミー２は上下旋回機構４５がもつモータ等の駆動
部５９によって駆動される構成とされている。

このようにダミー移動機構４４．ダミー旋回機構４６を
介してダミー２が支持されていることによって、該ダミ
ー２にはこのダミ−２自体の作動を除いて矢印（へ）　
（））　（チ）（す）で示す四つの自由度が付与される
ことになる。

また、ダミ−２自体は、第４図に示すように、腰部６１
に対し胴６２が上下伸縮自在にかつ回転自在に設けられ
ている。

胴６２には首６３を介して頭６４が上下伸縮自在にかつ
回転自在に設けられている。

また、腰部６１には大腿部６５ａ、６５ｂが前後旋回自
在にかつ左右旋回自在に設けられている。

大腿部６５ａ、６５ｂにはそれぞれ脚６６ａ。

８６ｂが上下伸縮自在にかつ回転自在に設けられている
。

また、胴６２には、それぞれ肩６７ａ、６７ｂが左右伸
縮自在にかつ前後旋回、上下旋回自在に設けられている
。

肩６７ａ、６７ｂには、それぞれ上腕部６８ａ。

６８ｂが肩６７ａ、６７ｂの軸線を中心に回転自在に設
けられている。

上腕部６８ａ、ｅｓｂには、下腕部６９ａ、６９ｂがそ
れぞれ伸縮自在にかつかつ回転自在に設けられている。

なお、ダミー２の前記各部は周知のロボットの関節駆動
機構と略同様の機構により駆動されるようになされてい
る。

一方、前記操作部３は、投球機ｌの■投球位置■球速■
球種Φコース■投球タイミング■投球方向の微調整■戦
況■守備側条件■攻撃側条件等の各種投球条件や試合条
件の設定ボタン、投球スタートボタン、同一条件で繰り
返し投球させるリピートボタン、ダミー２の位置設定ボ
タン、ダミー２の体型設定ボタン、ダミー２の作動ボタ
ン、ダミ−２自体の各部の伸縮１回転ボタン、プレイバ
ックボタン等を有しており、コントローラ４に設けられ
ている。

コントローラ４はケーブル３ａにより投球機Ｉ及びダミ
ー２に接続されている。そして、コントローラ４は、操
作部３の設定結果に基づいて投球機１のボール発射機構
１５、発射装置移動機構１２、発射装置旋回機構１３等
の制御と、ダミー移動機構４４、ダミー旋回機構４６、
ダミー自体の各部の伸縮１回転機構等の制御とを、別個
にあるいは連動させて制御する機能を有している。そし
て、前記各設定条件は、操作者の指定による選択と乱数
プログラム等を利用した自動選択との二つのモードによ
り選ぶことができるようになっている。なお、符号３ｂ
は電源接続用ケーブルを示す。

また、ダミー２にはユニフォーム、帽子を着けて作動さ
せることができるようになされている。

次に、このような打撃練習機の使用方法について説明す
る。

まず、投球機ｌのみによりこの投球機Ｉを一般に知られ
ているピッチングマシンとして通常の打撃練習する場合
について説明する。

この場合には、操作部３を操作して、左右移動機構７．
４１を作動させ、投球機Ｉとダミー２とを離間させてお
き、操作部３により投球条件を設定し、その設定結果に
基づき投球機ｌにより繰り返し連続して打撃練習を行う
。このとき、投球機ｌは前記設定通りの投球を行う。

次に、ダミー２のみにより打撃練習を行う場合について
説明する。この場合には操作部３を操作して、左右移動
機構７．４１を作動させ、投球機ｌとダミー２とを離間
させておき、操作部３によりダミー２の体型、ダミー全
体の移動条件を設定し、その設定結果に基づきダミー２
により繰り返し連続して打撃練習を行う。このとき、ダ
ミー２は前記設定通りの体型、ダミー全体の移動を行い
、この練習はダミー２を注視することにより、投手モー
ションに対しタイミングをとる打撃練習となる。

次に、投球機ｌとダミー２とを同時に利用する場合につ
いて説明する。この場合、操作部３により所望の投球条
件とダミー２の所望の体型、ダミー全体の移動条件を設
定し、投球機ｌとダミー２とを近接させ、かつ投球機ｌ
とダミー２とを連動させて打撃練習を行う。このとき、
投球機ｌとダミー２とはあたかも実在の投手が投球を行
っているかのように整合して投球を行う。従って、実戦
に即した打撃練習を行うことができる。

なお、前記実施例においては、ダミー旋回機構４６とし
て上下旋回機構４５のみ設けたが、これに限られること
なく、水平面内で回転する左右旋回機構を設けてもよい
。

また、本発明の打撃練習機は、野球の他にテニスにも適
用することができ、この場合においても野球の場合と同
様にしてテニスの試合に応じた各種の条件を想定して操
作部３により設定しておけばよい。また、投球機の各移
動機構や旋回機構等の細部構成は、前記実施例に限定さ
れることなく本発明の主旨を逸脱しない範囲において適
宜設計変更可能である。

「発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明の打撃練習機に
よれば、次のような効果を奏することができる。

（１）操作部を操作することにより、投球機とダミーと
を連動させ、ダミーの体型、ダミー全体の移動と投球と
を、ダミーから投球されているかのように整合させるこ
とができる。

（２）想定した投手の体型にダミーを調整することがで
きる。このため想定した投手の体型に合った打撃練習を
行うことができる。

（３）想定した投手の動作にあった動作にダミーを調整
することができる。このため、例えば通常のクイックモ
ーション、スローモーションの動作に分けてティーチン
グを行ってコントローラにプログラムしておき、打撃ｗ
！習時にこれをプレイバックすることにより、実戦に即
したダミーの動作を得ることができ、打者はダミーから
実戦に即したタイミングをとる打撃練習を行うことがで
きる。

（４）投球機より、手作業で調整することなく自動的に
球種やコース等の異なる種々の投球条件のボールを発射
することができ、実戦の投球と同様な投球に対する打撃
練習を行うことができる。

（５）前記（１）〜（４）により、−段と実戦に即した
打撃練習を行うことができる。

（６）投球機の作動制御とダミーの体型、ダミー全体の
移動制御とを別個に行うこともでき、これにより、投球
機のみによる通常の打撃練習を行うことも、ダミーのみ
による実戦の投手の体型、移動を想定してのタイミング
をとる打撃練習を行うこともできる。

（７）ダミーにユニフォーム及び帽子を着けて動作させ
ることができるので、心理的にも実戦さながらの臨場感
で打撃練習を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の打撃練習機の一実施例を示す概略斜視
図、第２図はその投球機の斜視図、第３図はそのダミー
及びダミーの作動機構を示す側面図、第４図はそのダミ
ーの正面図である。 ！・・・・・・投球機、２・・・・・・ダミー　３・・
・・・・操作部、４・・・・・・コントローラ、６・・
・・・・ボール発射装置、１２・・・・・・発射装置移
動機構、１３・・・・・・発射装置旋回ａ構、１５・・
・・・・ボール発射機構、４４・・・・・・ダミー移動
機構、４６・・・・・・ダミー旋回機構、６２・・・・
・・胴、６４−・−・・頭、６６　ａ、　６６　ｂ−−
脚、６８ａ、６８ｂ・・・・・・上腕部、６９ａ、６９
ｂ・・・・・・下腕部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ボール発射機構が設けられたボール発射装置、該ボール
   発射装置を前後、左右、上下に移動させる発射装置移動
   機構及び前記ボール発射装置を垂直面内、水平面内にお
   いて回転させる発射装置旋回機構を有する投球機と、頭
   、胴、腕、脚等の各ダミー構成部を伸縮、旋回可能とす
   るダミー作動機構を有し前記ボール発射装置のボール発
   射側に該ボール発射装置に近接して設けられたダミーと
   、前記発射装置移動機構及び発射装置旋回機構とは別個
   に設けられ前記投球機とは別個にあるいは投球機と連動
   させて前記ダミーを前後、左右、上下に移動させるダミ
   ー移動機構及び前記ダミーを垂直面内、水平面内の少な
   くとも一方において回転させるダミー旋回機構を有する
   ダミー移動装置と、前記投球機の投球条件、ダミーの体
   型、作動条件等を設定する操作部を有し前記投球機、ダ
   ミー作動機構及びダミー移動装置に接続され、前記操作
   部の設定結果に基づき前記ボール発射機構、発射装置移
   動機構、発射装置旋回機構、ダミー作動機構、ダミー移
   動機構及びダミー旋回機構の各機構を制御するコントロ
   ーラとからなることを特徴とする打撃練習機。