JPH02108807A

JPH02108807A - エンジンの排気ガス浄化装置

Info

Publication number: JPH02108807A
Application number: JP63260292A
Authority: JP
Inventors: Koichi Sugawara; 菅原　光一; Shinji Nakai; 信治中井; Fumio Yamashita; 文男山下
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-10-14
Filing date: 1988-10-14
Publication date: 1990-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明はエンジンの排気ガス浄化装置に関するもので
ある。

〈従来の技術〉この種の装置としては従来より、例えば本出願人の提案
に係る第７図に示すもの（実開昭５２７６８１５号公報
）が知られている。

それは、エンジン１の排気ポート３に排気導出管５２を
介して消音器５８を接続し、消音器５８内に触媒封入室
６０を区画形成し、触媒封入室６０の下面に触媒の交換
口６０Ａを開設し、ペレット状の触媒３６を交換口６０
Ａより触媒封入室６０内へ交換可能に封入したものであ
る。

なお、第７図中符号５１は閉止栓である。

〈発明が解決しようとする課題〉上記従来例では、消音器５８内に触媒封入室６０を区画
形成していることから、以下のような難点が指摘される
。

（イ）触媒が排気ガスの熱によって高温になり、加えて
排気ガスとの反応によって触媒自ら反応熱を発生するた
め、熱劣化により触媒の寿命が短い。

（ロ）触媒封入室を消音器内に区画形成していることか
ら、消音器そのものが割高になる。

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、上
記（イ）（ロ）を解決することを技術課題とする。

く課題を解決するための手段〉本発明は上記課題を解決するものとして、以下のように
構成される。

即ち、この排気ガス浄化装置はエンジンの排気ポートに
排気導出管を接続し、排気導出管の外周に冷却液ジャケ
ットを形成するとともに、排気導出管の下面に触媒の交
換口を開設し、ペレット状の触媒を交換口より排気導出
管内へ交換可能に封入して構成したことを特徴とするも
のである。

〈作用〉本発明では、排気ガスは排気導出管を通過する際にその
外周に形成された冷却液ジャケットの冷却液で吸熱され
、排気導出管に封入したペレット状の′触媒と接触して
浄化される。その際に反応熱を生ずるが、この反応熱も
冷却液で吸熱される。

従って、触媒の熱劣化が防止される。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を第１図〜第６図に基づいて説明
する。

第１図は本発明の要部縦断面図、第２図は第１図のｎ−
ｎ線矢視正面図、第３図は本発明の別実施例を示す部分
縦断面図、第４図は本発明を適用した水冷形ガスエンジ
ンの正面図である。

これらの図中、符号１はエンジン全体を示し、このエン
ジン１は例えば熱供給発電装置のエンジンとして構成さ
れ、第４図に示すように、吸気ポート２にミキサ４を介
してエアクリーナ１５と燃料ガス源１６に接続した調圧
器１８を連通し、エンジン１の側面に排気マニホールド
２０を固定し、排気マニホールド２０の上に熱交換器３
０を！！置し、エンジン本体内の冷却水ジャケット（図
示せず）と排気マニホールド２０内に形成された冷却水
ジャケット２４と熱交換器３０と熱回収器４０とを接続
して冷却水を循環させ、エンジンの燃焼排熱及び排気ガ
ス２１の熱を有効利用するように構成されている。なお
、符号４１は循環ポンプである。

上記ミキサ４は第４図〜第６図に示すようにミキサ本体
４Ａにガス通路切換弁５を具備して成り、ガス燃料の種
類（ＬＰガス、１３Ａガス、６Ｂ・６Ｃガス、その他の
ガス）に応じてガス出口孔９ｂの大きさを切換えること
ができるように構成されている。

このガス通路切換弁５はミキサ本体４に弁箱６を一体に
形成し、弁箱６のシート面６Ａに第６図（Ａ）に示すガ
ス人ロアとガス出口９をあけ、ガス出口９に連通させて
円弧状のガス出口溝９ａを。

形成し、シート面６Ａに第６図（Ｂ）に示すパツキン６
Ｂを固設し、パツキン６Ｂに重ねて第６図（Ｃ）に示す
弁体６Ｃを回動可能に設け、パツキン６Ｂにあけた円弧
状の孔７ｂと孔径の異なるガス出口孔９ｂのいずれかを
弁体６Ｃに形成した連通溝８で連通ずるように構成され
ている。

なお、第５図中符号ｌＯは切換用の指針付ハンドル、１
１は弁体６Ｃをパツキン６Ｂに押圧するバネ、１２は上
蓋である。

排気マニホールド２０は第１図及び第２図に示すように
、その内部に排気導出管２２が形成され、その外周を囲
むように冷却水ジャケット２４が一体に形成されている
。

そして、排気導出管２２は複数の排気ポート３・３・・
・に接続され、その排気出口２２ｂが熱交換器３０の排
気導入口３１ａに接続され、熱交換器３０の排気導出口
３１ｂは排気マニホールド２０のＬ字形排気連通路２配
を介して消音器２８に連通されている。なお、符号３２
は排気導入口３１ａより導入した排気ガス２１を排気導
出口３１ｂへ流通させる放熱用のコアである。一方、排
気マニホールド２０の冷却水ジャケット２４は熱交換器
３０のジャケット３４に連通路２５を介して接続されて
おり、排気マニホールド２０の側面に設けた冷却水人口
２４ａより流入した冷却水２３が排気導出管２２の熱を
吸収するとともに、熱交換器３０内の放熱コア３２より
吸熱し、冷却水出口３４ｂより流出して、熱回収器４０
へ向かうように構成されている。

以下、本発明の特徴となる構成について説明す排気ポー
ト３に排気導出管２２を接続し、排気導出前２２の外周
に冷却水ジャケット２４を形成するとともに、排気導出
管２２の下面に触媒の交換口２２Ａを開設し、ベレット
状の触媒３６を交換口２２Ａより排気導出管２２内へ交
換可能に封入して構成されている。

なお、排気導出管２２の排気ポート３との接続部及び熱
交換器３０との接続部は、それぞれスチールウール３７
とパンチメタルで形成した触媒流出防止板３８とで通気
可能に塞ぎ、ベレット状の触媒３６が排気導出管２２よ
り流出しないように構成されている。

この実施例によれば、排気導出管２２内の全域にベレッ
ト状の触媒３６を充填することができるので、排気ガス
の浄化作用に優れる。しかも、排気ガスの熱及び触媒の
反応熱は排気導出管２２を介してその外周を流れる冷却
水２３に吸収されるので、触媒の熱劣化を防止すること
ができる。

なお、第３図に示すように、ベレット状の触媒３６を通
気性の触媒ケース３９に封入し、排気導出管２２の排気
出口２２ｂの直下にケース交換口２２ａを開設し、触媒
ケース３９ごと交換するようにしてもよい。この実施例
によれば、触媒の交換が簡単に行える。

本発明は上記実施例に限るものではなく、例えば、下記
のように多様な変形を加えて実施することができる。

（イ）冷却水に代えて、他の熱媒流体を使用するもの。

（ロ）排気マニホールドの冷却水ジャケットに流通する
冷却水の循環経路をエンジン本体内のジャケットと別個
独立にしたもの。

（ハ）熱交換器や熱回収器を排除したもの。

（ニ）単気筒エンジンのエルボ状排気導出管に適用した
もの。

〈発明の効果〉以上の説明で明らかなように、本発明では排気導出管の
外周に冷却液ジャケットを形成するとともに、排気導出
管の下面に触媒の交換口を開設し、排気導出管内のベレ
ット状の触媒を交換可能に封入したので、以下のような
効果を奏する。

（イ）排気ガスの熱とともに触媒の反応熱も冷却液で吸
熱することができるので、触媒の熱による劣化を防ぎ、
その寿命を永くすることができる。

（ロ）排気導出管を触媒の封入室として使用するもので
あり、触媒の交換口を排気導出管に開設するだけでよい
から、消音器内に触媒封入室を区画形成したものに比べ
て、安価に実施できる。

【図面の簡単な説明】第１図〜第６図は本発明の実施例を示し、第１図は本発
明の要部縦断面図、第２図は第１図の■−■線矢視正面
図、第３図は本発明の別実施例を示す部分縦断面図、第
４図は水冷形ガスエンジンの正面図、第５図はガス通路
切換弁の要部縦断面図、第６図はガス通路切換弁を構成
する各部材の平面図、第７図は従来例を示す要部の縦断
面図である。１・・・エンジン、３・・・排気ポート、２２・・・排
気導出管、２２Ａ・・・触媒の交換口、２４・・・冷却
液ジャケット、３６・・・ベレット状の触媒。

Claims

【特許請求の範囲】

１、エンジン（１）の排気ポート（３）に排気導出管（
２２）を接続し、排気導出管（２２）の外周に冷却液ジ
ャケット（２４）を形成するとともに、排気導出管（２
２）の下面に触媒の交換口（２２Ａ）を開設し、ペレッ
ト状の触媒（３６）を交換口（２２Ａ）より排気導出管
（２２）内へ交換可能に封入して構成したことを特徴と
するエンジンの排気ガス浄化装置