JPH0210852Y2 - - Google Patents

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JPH0210852Y2
JPH0210852Y2 JP17720385U JP17720385U JPH0210852Y2 JP H0210852 Y2 JPH0210852 Y2 JP H0210852Y2 JP 17720385 U JP17720385 U JP 17720385U JP 17720385 U JP17720385 U JP 17720385U JP H0210852 Y2 JPH0210852 Y2 JP H0210852Y2
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pulley
flange
fixed
movable
driven
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は無段変速装置に用いられるプーリに関
するものである。
〔考案の背景〕
無段変速装置には第3図に示すようなものがあ
る。図において1は駆動軸1Aに取付けられてい
る駆動プーリであり、2は被駆動軸2Aに取付け
られている被駆動プーリであり、駆動プーリ1、
被駆動プーリ2ともに駆動軸1Aまたは被駆動軸
2Aに摺動自在に取付けられているプーリ可動部
11,21と、駆動軸1Aまたは被駆動軸2Aに
固定されているプーリ固定部12,22とからな
り、駆動プーリ1と被駆動プーリ2との間にはベ
ルト3が懸架されている。
上記構成においては駆動プーリ1のプーリ可動
部11を摺動させることによりプーリ可動部11
とプーリ固定部12との間隔を調節し、駆動プー
リ1と被駆動プーリ2との変速比を調節する。即
ち図において実線位置では変速比が小となり点線
位置では変速比は大となる。こゝに云う変速比と
は駆動プーリ1の回転数r1と被駆動プーリ2の回
転数r2との比r2/r1である。
このような無段変速装置では駆動側から被駆動
側への動力伝達がプーリとベルトによるためエン
ジンからの入力トルクが大きくなるとプーリとベ
ルトの間にすべりが生ずるようになる。
〔従来の技術〕
従来、このようなプーリとベルトとの間にすべ
りが生じないようにするには例えば第4図に示す
ように被駆動プーリ2のプーリ可動部21の摺動
軸24の先端に円周に沿つてカム斜面25Aを形
成した可動フランジ25を固定し、プーリ固定部
22には円筒部26を形成してその内壁部にカム
斜面26Aを形成し、円筒部26の先端には被駆
動軸2Aに固定される固定フランジ27を固着
し、該可動フランジ25のカム斜面25Aと該円
筒部26のカム斜面25Aとを噛合させた構成と
し、被駆動プーリ2にトルクが及ぼされるトルク
に見合うだけ軸方向の荷重が発生し固定フランジ
26が円筒部2と共に可動フランジ25に対して
相対的な回転を行ない第5図のイの状態からロの
状態に移行する結果可動フランジ25を介してプ
ーリ可動部21が第4図点線位置から実線位置に
まで引寄せられてプーリ固定部22とプーリ可動
部21との間隔が狭まり、その結果変速比が大と
なつてプーリとベルトとのすべりが防止されるの
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来例においては、カム斜面
角度により、一定軸力荷重しか発生させることが
できず、完全スリツプ防止とするには、カム角度
をゆるやかにしなければならないが、その場合ス
トロークが大きくとれないという問題点があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決する手段として、回
転軸に摺動自在に取付けられているプーリ可動部
21と、該回動軸に固定され該プーリ可動部と相
対するプーリ固定部22と、該プーリ可動部21
に関連して該回転軸に取付けられる可動フランジ
25と、該回転軸に固定される固定フランジ27
と、該可動フランジ25と該固定フランジ27と
を連結する楕円リング29とからなり、該楕円リ
ング29は可動フランジ25および固定フランジ
27に首振自在に連結されていることを特徴とす
る無段変速装置におけるプーリを提供するもので
ある。
〔作用〕
上記構成にもとづく本考案の作用は下記の通り
である。
回転軸に負荷が及ぼされない時は可動フランジ
と固定フランジとを連結する長細リングはフラン
ジ面に対して垂直な状態となり、可動フランジと
固定フランジは開離状態にあつてしたがつてプー
リ可動部とプーリ固定部も開離状態にある。回転
軸に急激なトルク変化が及ぼされると可動プーリ
を介して可動フランジにトルクが発生し、該トル
クに見合うだけ固定フランジは固定フランジに対
して相対的回動を行ない、可動フランジと固定フ
ランジとを連結する楕円リングはねじれる方向に
動作し、該動作により楕円リングは固定フランジ
に対して可動フランジを引寄せ、このようにして
プーリ固定部とプーリ可動部との間隔が狭まり、
その結果変速比が大となる。この際楕円リングの
両端は丸角であるから可動フランジおよび固定フ
ランジに対する楕円リングの首振り運動は円滑に
行われる。
〔考案の効果〕
したがつて本考案においてはプーリ可動部はプ
ーリ固定部に対して楕円リングの長径の長さだけ
摺動出来ることになり、プーリ可動部の摺動量を
大きくとることが出来、かつ楕円リングで可動フ
ランジが引寄せられる際にも楕円リングと可動フ
ランジおよび固定フランジとの接触点に応力が集
中せず可動フランジは楕円リングによつて円滑に
引寄せられ、もつてプーリ可動部の摺動は円滑に
行われる。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第2図に示す一実施例によつ
て説明すれば、図において、1は駆動軸1Aに取
付けられている駆動プーリであり、2は被駆動軸
2Aに取付けられている被駆動プーリであり、駆
動プーリ1、被駆動プーリ2はともに駆動軸1A
あるいは被駆動軸2Aに摺動自在に取付けられて
いるプーリ可動部11,21と、駆動軸1Aある
いは被駆動軸2Aに固定されているプーリ固定部
12,22とからなり、駆動プーリ1および被駆
動プーリ2のプーリ可動部11,21は皿バネ1
3,23によつてプーリ固定部12側に付勢され
ており、被駆動プーリ2のプーリ可動部21の摺
動軸24の先端に可動フランジ25を設け、プー
リ固定部22の背面から円筒部26を差出して該
円筒部26に固定フランジ27を支持させて該可
動フランジ25と該固定フランジ27とを相対せ
しめ、可動フランジ25と固定フランジ27の対
向面を楕円リング29にて連結する。該楕円リン
グ29の両端部は可動フランジ25および固定フ
ランジ27の対向面から突設される固定リング2
9A,29Aに遊嵌され、かくして楕円リング2
9は可動フランジ25に対しても固定フランジ2
7に対しても首振自在に連結していることにな
る。楕円リング29は本実施例では4個取付けら
れているが3個、あるいは5個以上取付けられて
もよい。
上記構成において、駆動プーリ1と被駆動プー
リ2との間にベルト3を懸架して駆動軸2Aの回
転を駆動プーリ1、ベルト3、被駆動プーリ2を
介して被駆動軸2Aに伝達する。定常状態では駆
動プーリ1のプーリ可動部11は皿バネ13の弾
性と釣合う位置でプーリ固定部12と相対し、こ
の状態では第1図の点線に示されるように楕円リ
ング28は可動フランジ24および固定フランジ
26に対してほぼ垂直である。被駆動プーリ2に
急激なトルクが及ぼされると被駆動プーリ2から
可動フランジ24にトルクが伝達され該トルクに
見合う分だけ可動フランジ24は相対的回動を行
ない、可動フランジ25と固定フランジ27とを
連結する楕円リング29はねじれる方向に動作
し、その結果第2図の点線状態から実線状態に示
されるように可動フランジ25は楕円リング29
によつて引寄せられて第1図実線に示すように被
駆動プーリ2のプーリ可動部21とプーリ固定部
22との間隔が狭くな。そうすると駆動プーリ1
のプーリ可動部21とプーリ固定部22との間隔
が皿バネ13の弾性と付合う位置まで広くなつて
実線に示す状態になり、かくして変速比が大とな
りプーリとベルト間のすべりが防止される。この
結果例えば走行中アクセルを急に踏み込んだ場合
(キツクダウン)、本発明においては上記したよう
に変速比がこの場合には自動的に落ちスリツプが
防止されるために加速性能がよくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に関す
るものであり、第1図は正断面図、第2図はフラ
ンジ部分正面図、第3図は無段変速装置の説明
図、第4図は従来例の正断面図、第5図イ,ロは
第4図におけるカム斜面部分拡大図である。 図中、2……被駆動プーリ、2A……被駆動
軸、22……プーリ固定部、25……可動フラン
ジ、27……固定フランジ、29……楕円リン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に摺動自在に取付けられているプーリ可
    動部と、該回転軸に固定され該プーリ可動部と相
    対するプーリ固定部と、該プーリ可動部に関連し
    て該回転軸に取付けられる可動フランジと、該回
    転軸に固定される固定フランジと、該可動フラン
    ジと該固定フランジとを連結する楕円リングとか
    らなり、該楕円リングは可動フランジおよび固定
    フランジに首振自在に連結されていることを特徴
    とする無段変速装置におけるプーリ。
JP17720385U 1985-11-18 1985-11-18 Expired JPH0210852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17720385U JPH0210852Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17720385U JPH0210852Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6286451U JPS6286451U (ja) 1987-06-02
JPH0210852Y2 true JPH0210852Y2 (ja) 1990-03-16

Family

ID=31118183

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JP17720385U Expired JPH0210852Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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