JPH02107359A - 粉砕器具 - Google Patents

粉砕器具

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JPH02107359A
JPH02107359A JP25931588A JP25931588A JPH02107359A JP H02107359 A JPH02107359 A JP H02107359A JP 25931588 A JP25931588 A JP 25931588A JP 25931588 A JP25931588 A JP 25931588A JP H02107359 A JPH02107359 A JP H02107359A
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JP
Japan
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crushing
boron
sintering
silicon carbide
sintered body
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JP25931588A
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English (en)
Inventor
Akira Hayashida
章 林田
Junichiro Maruta
潤一郎 丸田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1粟上立■皿分立 本発明は、分析又は原料調合に用いられる乳鉢、乳棒等
の粉砕器具に関し、更に詳述すると器具本体からの不純
物混入による試料の汚染をもたらすようなことのない炭
化珪素製粉砕器具に関する。
来の   び  が  しよ と る 従来、比較的少量の試材を粉砕又は調合するような場合
、粉砕器具としては乳鉢や乳棒が一般に用いられている
。このような粉砕器具の材質としては、磁製、メノウ製
、タングステンカーバイド製などが一般的であるが、こ
れらには種々の問題点がある。
即ち、磁製、メノウ製にあっては、硬い試材の粉砕・調
合に用いると粉砕器具そのものが摩耗するため使用に耐
え難く、またこの場合、粉砕器具の摩耗粉が試材に混入
し、分析や原料調合に悪影響を及ぼすことが少なくない
。また、タングステンカーバイド製のものでは密度が大
きいため重く。
取扱いづらいという欠点を有する上、遷移金属系不純物
が混入するおそれがあり、高度の微量分析やファインセ
ラミックス粉末の調合などの極度に微量不純物を嫌う目
的には不適当である。更に。
タングステンカーバイドは酸などに対する抵抗性に劣る
という欠点も有する。
一方、近年の分析技術の高度化や製造技術の高度化に対
応して、乳鉢、乳棒等の粉砕器具に対する要求、特に不
純物の混入による試材の汚染に関しては非常に厳しい要
求が課せられているが、上記粉砕器具では器具からの汚
染が著しく、有効に使用し得ないのが現状である。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、粉砕、調合
の際、試料に器具自体より生じる不純物の混入による汚
染をもたらすことのない粉砕器具を提供することを目的
とする。
するための   び 本発明者は、上記目的を達成するため鋭彦、検討を行な
った結果、炭化珪素粉末、好ましくは11均粒径が0.
01〜3pの微粉末のものに焼結助剤としてほう素又は
ほう素化合物を好ましくはほう素として0.1〜1重量
%となる量において添加し、これを成型、焼結した焼結
体により乳体、乳棒等の粉砕器具の少なくとも被処理物
が接する部分を形成した場合、この焼結体は高硬度、高
強度。
高純度であり、かつ軽量で耐薬品性、耐摩耗性に優れて
長寿命であるため、高度の微量分析やファインセラミッ
クス粉末の調合などの微量不純物の混入を極度に嫌う目
的にも好適に使用し得ろことを知見し、本発明を完成す
るに至ったものである。
従って、本発明は、少なくとも被処理物と接する部分を
、炭化珪素粉末に焼結助剤としてほう素又はほう素化合
物を添加して成型、焼結した焼結体により形成したこと
を特徴とする粉砕器具を提供する。
以下1本発明につき更に詳しく説明する。
本発明粉砕器具に用いられる炭化珪素粉末としては、特
に制限はされないが、粒径が0801〜3p程度の微粉
末のものが好ましく1粒径が34を超えると焼結が難し
くなる場合がある。また、この炭化珪素粉末はできるだ
け高純度のものがよく、具体的には予め蒸留精製した式
(CH711S tb’。
(ここで、式中すは2〜3の整数、2b+1≧a。
a;ii:b、2b+1≧c、c≧1、a +c = 
2 b +2)で示されるメチルハイドロジエンシラン
、例えばテトラメチルジシランをキャリヤーガス中にお
いて750〜1,600℃で気相熱分解する方法(特開
昭60−46912号公報参照)によって得られるもの
などが挙げられる。なお、このメチルハイドロジエンシ
ランの気相熱分解法によって得られる炭化珪素は表面活
性が大きく、結晶子が50Å以下の微粒子の集合体であ
り、その平均粒子径が0.01〜IPの球状の超微粒子
状β型炭化珪素であることから、このものはさらに微粒
化するための粉砕工程が不要である一ヒ、始発材として
のメチルハイドロジエンシランが精留により高純度化さ
れたものであることから極めて純度の高いものとして取
得される。なお、このメチルハイドロジエンシランの熱
分解で得られる炭化珪素はβ型のものとなるが、これは
他の方法で作られたα型のものであってもよい。
本発明の粉砕器具は、まずこの炭化珪素粉末に焼結助剤
としてのほう素又はほう素化合物を添加し、成型して器
具全体又は器具の被処理物と接する部分を形成するもの
であるが、はう素又はほう素化合物は炭化珪素の焼結助
剤として公知のものでよく、具体的にはこのほう素化合
物として炭化はう素、はう化チタン、酸化はう素などが
例示される。なお、はう素又はほう素化合物の添加量は
、はう宏量として換算した量が炭化珪素粉末に対し7て
0.1重量%未満では高密度の焼結体が得られず、また
1正量%以上添加しても添加量を増やしただけの効果が
得られないため、これらの添加量は0.1〜1重量%と
することが好ましい。
上記炭化珪素粉末とほう素又はほう素化合物との混合物
を成型・焼結して器具全体又は被処理物と接する部分を
形成する場合、成型方法としては、加圧成型法又は泥漿
鋳込成型法が好適に採用される。具体的には、例えば乳
鉢を加圧成型する場合、適宜な形状の金型を用い、0.
1〜3ton/ffl、より好ましくは0.2〜2to
n/−の圧力で加圧することにより成型することができ
る。また、泥漿鋳込み成型により成型する場合は、上記
混合物にポリアクリル酸アンモニウムなどの分散剤及び
水を添加して泥漿を!l!I製し、これを適宜な形状の
石膏型に流し込んで数十分間吸水を行なった後、余剰の
泥漿を排出することにより成型することができる。
また、焼結処理は希ガス又は窒素ガスを含有する希ガス
雰囲気下で行なうことが好ましい。ここで、希ガスとし
ては、ヘリウムガス、アルゴンガス等が例示される。な
お、窒素ガスは焼結時に大量に存在すると炭化珪素が窒
化されてしまうため、5体積%以下とすることが好まし
い。また、これら雰囲気ガスとして使用する希ガス及び
窒素ガスはできるだけ純度の高いものを用いることが好
ましく1通常99.9%以上の純度のものが使用される
なお、この焼結は炭化珪素粉末が焼結助剤としてのほう
素又はほう素化合物を含有しているのでホットプレスな
どを使用する必要はなく。
大気圧下で焼結すればよいが、この焼結温度は1.80
0℃以下では得られる焼結体が高密度なものとならず、
2,500℃以上とすると炭化珪素の異常粒成長及び分
解反応が起こって、得られる焼結体が強度の低いものと
なるので、1,800〜2,500℃の範囲、好ましく
は]、 、 950〜2.300℃とすることがよい。
このようにして得られた焼結体は、第1表に示すように
高硬度、高強度、高純度なものであり。
粉砕器具材料として用いることにより、摩耗や拡散によ
る不純物によって被処理物が汚染されるのを可及的に防
止できるものである。
第 表 本発明の粉砕器具は、上記焼結体により器具全体を形成
してもよいが、上記焼結体で被処理物と接する部分を形
成し、他の部分は適宜な樹脂等で形成することができ、
これにより軽量化、コストの低減化等が図られる。この
ようなものとして、具体的には第1図に示した乳鉢及び
第2図に示した乳棒を挙げることができる。即ち、第1
図は本発明の一実施例に係る乳鉢1を示すもので、この
乳鉢1はエポキシ樹脂等のプラスチックにより形成され
た半球状中空部を有する台座部2の内面全面に上記焼結
体による適宜厚さのM(粉砕部)3を一体的に形成した
ものであり、また第2図は本発明の他の実施例に係る乳
棒4を示すもので、この乳棒4はプラスチック製支持棒
部5の先端を覆って上記焼結体による断面U字状の粉砕
部6を形成したものである。
このような乳鉢1、乳棒4は、炭化珪素焼結体よりなる
粉砕部3.6を上記方法により製造し。
これをそれぞれシリコーン型枠等に配置し、これにエポ
キシ樹脂等の適宜な樹脂を流し込み、加熱成型して台座
部2.支持棒部5を成型すると同時にこれらを上記粉砕
部3,6と一体化させるなどの方法により得ることがで
きる。
i胛立羞米 本発明の粉砕器具は、器具自体から生じる不純物により
被処理物を汚染するようなことがなく。
従って高度の微量分析やファインセラミックス粉末の調
合等不純物を極度に嫌う目的にも好適に使用し得、しか
も耐薬品性に優れ、長寿命なものである。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
〔実施例1〕 内径50膿、長さ1,0OOaaの石英製炉芯管を備え
た縦型管状電気炉を1,200℃に加熱し、これにテト
ラメチルジシラン((CH,)、 HS i −8i 
H(CI(a)z)を5容量%含有する水素ガスを1.
0OOcc/分で導入して気相熱分解させたところ、平
均粒径0.14.比表面積37.3+rr/gのβ型炭
化珪素の超微粒子からなる炭化珪素粉末が得られた。
次いで、この炭化珪素粉末70gに0.35g(0,5
重量%)のほう素粉末(レアメタリック社製)を混合し
、この混合物を径1101111.深さ40mo+、厚
さ4閾の中空半球状金型内に配し、1.5ton/a&
で加圧して、成型体を得た。−昼夜装置して@燥した後
、この成型体を焼結用電気炉に仕込み、系内を真空排気
した後、アルゴンガを流入して常圧に戻し、次いで電気
炉の排気弁を開けてアルゴンガスを2Q/minで系内
に流入させながら昇温し、2,200℃で30分間焼結
し、第1図中3で示される如き形状の焼結体(径86m
、深さ31mm、厚さ30111) を得た。
次に、この焼結体をシリコーン型枠内に配置し、これに
エポキシ樹脂(日本デブコン(株)製NIDEK638
)を流し込み、60℃に加熱し、3時間保持して台座部
を成型し、第1図に示した乳鉢を得た。
なお、上記と同様に焼結した平板焼結体(100X1.
OOX5om)を用いてビッカース硬度9曲げ強度をf
ll’l定したところ、ビッカース硬度(500gr)
27QQ、曲げ強度64 kg/ +nAであった。
〔実施例2及び比較例〕 実施例1と同様にして得た炭化珪素微粉末160gに0
.48g (0,3重量%)のほう素粉末を添加2混合
し、これに1.1gのポリアクリル酸アンモニウムを1
36mQの水に溶解した水溶液を加えてナイロン製ボー
ルミルで24時間混合し、泥漿を得た。この泥漿を篩分
け、脱泡した後、径120nn+、深さ48馴の石膏型
に流し込んで45分間吸水させ、排泥した。更に2時間
吸水させた後、石膏型から外し、72時間乾燥して成型
体を得た。次いで、この成型体を焼結用電気炉に仕込み
、実施例1と同様にして焼結し、第1図中3で示される
如き形状の焼結体(径94nw++、深さ37nn、厚
さ3n++n)を得た。
次に、この焼結体をシリコーン型枠内に配置し、実施例
1と同様にして台座部を成型し、第1図に示した乳鉢を
得た。
一方、11記成型の際に排泥した泥漿を径20nn。
高さ30購のわずかにテーバを付けた石膏型に流し込み
、乳鉢を成型した場合と同様に45分間吸水させ、排泥
し、更に2時間吸水させた後、脱型して乾燥し、第2図
中6で示した如き形状の乳棒の粉砕部を得た。次いで、
この成型体を焼結用電気炉に仕込み、上記乳鉢と同様に
焼結した。この焼結体を長さ100 圃のテーパー状シ
リコーン型枠内に配し、これにエポキシ樹脂(11本デ
ブコン(株)製NIDEK638)を流し込み、60’
Cで3時間加温して支持棒部を成型し、第2図に示した
如き乳棒を得た。
上記、乳鉢及び乳棒を用いて高純度シリカゲル。
炭素繊維、窒化珪素繊維等の粉砕を行ない、これらの試
料を分析したところ、不純物金属によろ/り染は全く認
められなかった。また、約2ケ月間の連続使用でも乳鉢
、乳棒の摩擦面に錫は全く発生しなかった。一方、同様
の試料をメノウ製の乳鉢。
乳棒で粉砕し、分析したところ、AQ、F(うによる汚
染が認められた。また、2ケ月間の使用により乳鉢の底
部に無数の小孔が生成し、使用できなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る乳鉢の一例を示す断面図、第2図
は本発明に係る乳棒の一例を示す断面図である。 1・・乳鉢、 2・・・台座部、 3・・粉砕部、4・
・・乳棒、 5・・・支持棒部、 6.粉砕部。 出願人  信越化学工業株式会社 代理人  弁理士 小 島 隆 司

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少なくとも被処理物と接する部分を、炭化珪素粉末
    に焼結助剤としてほう素又はほう素化合物を添加して成
    型、焼結した焼結体により形成したことを特徴とする粉
    砕器具。
JP25931588A 1988-10-17 1988-10-17 粉砕器具 Pending JPH02107359A (ja)

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JP25931588A JPH02107359A (ja) 1988-10-17 1988-10-17 粉砕器具

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JP25931588A JPH02107359A (ja) 1988-10-17 1988-10-17 粉砕器具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016129700A1 (ja) * 2015-02-15 2016-08-18 弘明 城戸 硬質研磨対象物における凹面の研磨方法
US11839314B2 (en) 2021-02-18 2023-12-12 Wonderland Switzerland Ag Child carrier

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016129700A1 (ja) * 2015-02-15 2016-08-18 弘明 城戸 硬質研磨対象物における凹面の研磨方法
JPWO2016129700A1 (ja) * 2015-02-15 2017-06-08 城戸 弘明 硬質研磨対象物における凹面の研磨方法
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