JPH02107302A - シクロヘキサノールの分離法 - Google Patents

シクロヘキサノールの分離法

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JPH02107302A
JPH02107302A JP1213122A JP21312289A JPH02107302A JP H02107302 A JPH02107302 A JP H02107302A JP 1213122 A JP1213122 A JP 1213122A JP 21312289 A JP21312289 A JP 21312289A JP H02107302 A JPH02107302 A JP H02107302A
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cyclohexanol
ether
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cyclohexyl
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ハンス―ユルゲン・ゴツシユ
Rolf Fischer
ロルフ・フイツチヤー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C29/86Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by liquid-liquid treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 欧州特許出願1237j3によれば、芳香族スルホン酸
の5〜80重量%水溶液中で50〜200℃の温度にお
いてシクロヘキセンを水和させることによりシクロヘキ
サノールを得る方法が知られている。腐食を防止するた
めに、この反応は例えばヘテロポリ酸、モリブデン、タ
ングステ:/又はバナジンの塩又は酸化物の存在下に行
われる。シクロヘキセンの水和により生成するシクロヘ
キサノールは大部分が、芳香族スルホン酸含有の水相に
溶解し、過剰のシクロヘキセンによってもこれからはわ
ずかじか分離されない。
JP−A103033/1987 iてよれば、芳香族
スルホン酸含有水溶液からシクロヘキサノールを抽出す
るために、脂肪族、脂環族及び芳香族の炭化水素が推奨
される。しかしこの場合は、有効な抽出を達成するため
に、かなりの量の抽出剤が必要である。これは工業上き
わめて費用がかかる。
欧州特許出願227951に記載の方法によれば、シク
ロヘキセンの水和を、芳香族環に少なくとも1個の水酸
基を有する芳香族スルホン酸の水溶液中で行い、続いて
芳香族炭化水素を用いて抽出する。この場合は抽出剤の
量を低減することができるが、水酸基を有する芳香族ス
ルホン酸の使用により、シクロヘキサノールの収率及び
選択率が著しく低下することが欠点である。
従って本発明の工業上の課題は、例えばシクロヘキセン
を芳香族スルホン酸の存在下に水和させる際に得られる
芳香族スルホン酸水溶液からのシクロヘキサノールの分
離を改善することであった。
この課題は本発明により、抽出剤として、般式 (式中Rは1〜16個の炭素原子を有するアルギル基、
5〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、7〜1
0個の炭素原子を有するアルアルキル基又はフェニル基
を意来し、これらの基は反応条件下で不活性な置換基を
有していてもよい)で表わされる反応条件下で液状のシ
クロヘキシルエーテルを用いて、シクロヘキサノール及
び芳香族スルホン酸を含有する水溶液からシクロヘキサ
ノールを分離する方法によって解決される。
新規方法は、抽出剤の使用量が著しく低減され、そして
抽出の際に改善された結果が達成される利点を有する。
このことは、シクロヘキサノールの製造の際に水酸基不
含のスルホン酸を水和剤として用いる場合にも当てはま
り、これによりシクロヘキサノールの収率がさらに高め
られる。
本発明によれば、シクロヘキサノール及び芳香族スルホ
ン酸が溶存している水溶液から出発する。この種の溶液
は、シクロヘキセンを水和してシクロヘキサノールを生
成する際に得られ、その際5〜80重量%の芳香族スル
ホン酸、特に置換されていてもよいベンゾ−ルー又はナ
フタリンスルホンH、例、t ハベンゾールスルホン酸
、ドルオールスルホン酸又はナフタリンスルホン酸、更
ニトテシルベンゾールスルホン酸ヲ含有する水溶液中で
、シクロ−\キセノを50〜200℃特に70〜150
℃の温度において1〜10バールの圧力下に反応させる
。特に有利にはモリブデン酸又はその塩、酸化バナジン
又はバナジン酸塩を、芳香族スルホン酸に対し例えば0
.001〜5重量%の量で追加して併用する。そのほか
、ヘテロポリ酸例えば燐モリブデン酸、燐タングステン
酸、燐モリブデンタングステン酸又は燐モリブデンバナ
ジン酸を併用することが推奨される、好適な方法は、例
えば欧州特許出願123713又は同206631に記
載されている。こうして得られた反応混合物から、過剰
のシクロヘキセン(これは少量のシクロヘキサノールを
含有する)が有機相として分離する。得られる水相の典
型的な組成は、例えばシクロヘキサノール5〜103i
i−%、芳香族スルホン酸40〜70重量%及び水20
〜50重量%である。シクロヘキセン相を例えば傾しや
により分離し、別個に仕上げ処理することもできる。し
かし抽出のために、シクロヘキセンを必ずしも分離する
必要はない。なぜならばこのものを追加の抽出剤として
併用することができるからである。
本発明によれば、シクロヘキサノール及び芳香族スルホ
ン酸を含有する水溶液を、少なくとも1種の式■のシク
ロヘキシルエーテル(その式中Rは1〜16個の炭素原
子を有するアルキル基、5〜8個の炭素原子を有するシ
クロアルキル基、7〜10個の炭素原子を有するアルア
ルキル基又はフェニル基を意味し、これらの基は反応条
件下で不活性な置換基を有していてもよい)を用いて抽
出する。抽出剤として用いられる式■のシクロヘキシル
エーテルは、抽出条件下で液状である。これは水と全(
又はわずかじか混合できないものである。Rにおいて説
明した基は、例えば2個以下の不活性置換基、例えば塩
素原子又はアルコキシ基を有することができる。基Rは
好ましくは炭化水素構造を有する。
好適なエーテルは、例えばシクロへキシルペンシルエー
テル、シクロヘキシルアルキルエーテル又ハシクロへキ
シルアリールエーテルである。特に適しているものは、
シクロヘキシルニー テk 例、t ハシクロヘキシル
メチルエーテル、シクロヘキシルエチルエーテル、シク
ロヘキシル−〇−プロピルエーテル、シクロヘキシル−
1−プロピルエーテル、シクロヘキシル=n −ブチル
エーテル、シクロヘキシル−1−ブチルエーテル又はフ
ェニルシクロヘキシルエーテルである。
式■の好ましいシクロヘキサルエーテルニおいて、R・
は1〜12個の炭素原子を有するアルキル基又はシクロ
ヘキシル基である。ジシクロヘキシルエーテルが特に重
要である。
シクロヘキサノール及び芳香族スルホン酸を含有する抽
出すべき水溶液の1容量部に対し、好ましくは0.1〜
b 部の抽出剤が用いられる。抽出は、一般に0〜200℃
好ましくは10〜100 ’C特に1o〜50℃の温度
において行われる。
シクロヘキサノール及び芳香族スルホン酸を含有する水
溶液の抽出は、この水溶液を抽出剤と強力に混合し、続
いて相分離することにより、回分的に行うことができる
。特に有利には抽出は、好適な抽出塔例えば攪拌式ディ
スク塔、脈流基又は1段階もしくは多段階の混合器−沈
降器一装置の中で、向流で連続的に行われる。得られる
芳香族スルホン酸含有の水相をシクロヘキセンの水和の
ために再使用する一方、シクロヘキサノールを含有する
抽出剤相を蒸留により仕上げ処理する。シクロヘキサノ
ール含有抽出液中に少量の芳香族スルホン酸が含有され
ている場合には、少量の水で洗浄することによりこれを
容易に除去することができ、そして好ましくは水和用の
水溶液に供給される。
シルエーテル■は、シクロヘキサノールよリモ高い沸点
を有する。その結果として、シクロヘキサノールを蒸留
により抽出剤から分離するだけでよい。塔底相として得
られる抽出剤は、好ましくは抽出段階に再び返送される
。好ましい実施態様において抽出は、水和の際に得られ
る過剰のシクロヘキセン相を併用して行われる。
こうして続いて仕上げ処理すると、まずシクロヘキセン
分画(これは水和のために再使用される)、シクロヘキ
サノール分画及び塔底液としての抽出剤が得られる。
本発明方法により得られるシクロヘキサノールは、カプ
ロラクタムのための重要な出発物質であるシクロヘキサ
ノンの製造に好適である。
下記実施例により本発明をさらに説明する。
重量部は容量部に対しkg対ぎの関係にある。
実施例1 容器中で、p−ドルオールスルホン酸54重量部、シク
ロヘキサノール10重量部及び水36重量部からの水溶
液17.4容量部を、ジシクロヘキシルエーテル21.
5容量部と、室温で5分間強力に混合した。相分離のの
ち、ガスクロマトグラフィにより、用いられたシクロヘ
キサノールの19.4重量%が水相かも抽出されたこと
が認められた。
比較例1〜5 抽出を実施例1と同様に行い、ただし抽出のためにそれ
ぞれ下記の表中に示す炭化水素を用いた。その結果を第
1表に示す。
第  1  表 抽出されたシフ シクロヘキセン トルオール テトラリン デカリン 4−三級ブチルドルオール 13.7 16.4 14.4 5.2 11.6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、抽出剤として、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼: I (式中Rは1〜16個の炭素原子を有するアルキル基、
    5〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、7〜1
    0個の炭素原子を有するアルアルキル基又はフェニル基
    を意味し、これらの基は反応条件下で不活性な置換基を
    有していてもよい)で表わされる反応条件下で液状のシ
    クロヘキシルエーテルを用いることを特徴とする、シク
    ロヘキサノール及び芳香族スルホン酸を含有する水溶液
    から抽出によりシクロヘキサノールを分離する方法。 2、Rが1〜12個の炭素原子を有するアルキル基又は
    シクロヘキシル基を意味する式 I のシクロヘキシルエ
    ーテルを用いることを特徴とする、第1請求項に記載の
    方法。 3、シンクロヘキシルエーテルを用いることを特徴とす
    る、第1又は第2請求項に記載の方法。 4、水溶液1容量部につき1〜10容量部の式 I の抽
    出剤を用いることを特徴とする、第1ないし第3請求項
    のいずれかに記載の方法。 5、10〜100℃の温度において抽出を行うことを特
    徴とする、第1ないし第4請求項のいずれかに記載の方
    法。 6、シクロヘキセンを芳香族スルホン酸の水溶液中で水
    和させることにより得られる水溶液を、過剰のシクロヘ
    キセンを分離することなく、抽出に用いることを特徴と
    する、第1ないし第5請求項のいずれかに記載の方法。
JP1213122A 1988-08-27 1989-08-21 シクロヘキサノールの分離法 Expired - Lifetime JP2732904B2 (ja)

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DE3829143A1 (de) 1990-03-01
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DE58907388D1 (de) 1994-05-11
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