JPH0210634B2 - - Google Patents

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JPH0210634B2
JPH0210634B2 JP59032918A JP3291884A JPH0210634B2 JP H0210634 B2 JPH0210634 B2 JP H0210634B2 JP 59032918 A JP59032918 A JP 59032918A JP 3291884 A JP3291884 A JP 3291884A JP H0210634 B2 JPH0210634 B2 JP H0210634B2
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Atsumichi Murakami
Atsushi Ito
Kotaro Asai
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Priority to EP91108921A priority patent/EP0446968B1/en
Priority to EP91108920A priority patent/EP0451879B1/en
Priority to DE3486398T priority patent/DE3486398T2/de
Priority to DE3486396T priority patent/DE3486396T2/de
Priority to EP91108385A priority patent/EP0450664A1/en
Priority to DE8484110641T priority patent/DE3485716D1/de
Priority to DE3486397T priority patent/DE3486397T2/de
Priority to EP91108993A priority patent/EP0457362B1/en
Priority to US06/663,436 priority patent/US4670851A/en
Priority to CA000466293A priority patent/CA1228163A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、動画像信号のフレーム内およびフ
レーム間相関に基く冗長性を除去することにより
高能率符号化を実現するフレーム間符号化装置の
ダイナミツク多段ベクトル量子化器に関するもの
である。 〔従来技術〕 まず、従来のフレーム間符号化装置に適用され
る動き補償フレーム間符号化の原理について説明
する。第1図において、画面上で対象物が第N−
1フレームから第Nフレームの期間に位置Aから
位置Bに移動したとする。このとき、第N−1フ
レーム内の画面上の対象物の一部分を囲むK×K
(Kは複数)格子状ブロツクLの画素パターンが、
第Nフレーム内の画面上で対象物の同一部分を囲
むK×K格子状ブロツクMの画素パターンとほぼ
等しくなる。すなわち、同一画面上でみたときの
ブロツクLとブロツクMの位置関係は、図の如く
ブロツクMは円心がブロツクLの中心からベクト
ルrだけ離れた場所に位置することになる。この
ベクトルrが動きベクトルである。動きベクトル
rは以下の方法で検出される。第Nフレーム上
で、着目するブロツクMの中心と同じ位置の第N
−1フレーム上に点(図の×印の点)を原点とし
て、第N−1フレーム上の画面から、各ブロツク
の中心が例えば第2図のような配置になるK×K
格子状ブロツクを切り出す。この例では、25個の
ブロツクが生成される。これらのブロツクの名前
をそれぞれs1、s2、…、s25とし、第Nフレーム上
の着目するブロツクMとの類似度を次式で定義す
る。 Dnki=1 kj=1 |Sn(i,j)−M(i,j)| …(1) そして、類似度Dnが最小となるブロツクSnが、
第1図におけるブロツクLとなり、ブロツクLの
中心の点から原点(0,0)に至るベクトルが動
きベクトルr=(u,v)として検出される。第
1図の例ではr=(2,1)である。 したがつて、フレーム間予測符号化において動
き補償を用いるためには、第Nフレーム上の画像
信号のブロツクMがフレーム間予測符号化器入力
として与えられる時点に、前のフレーム(第N−
1フレーム)における画像信号のブロツクLを動
きベクトルrぞけ画面内でシフトした画像信号を
予測信号として用いれば、フレーム間予測誤差信
号電力が最小となり符号化効率が向上する。 第3図にこの種の装置の一構成例を示す。図に
おいて、1はA/D変換器、2はラスター/ブロ
ツク走査変換器、3はフレームメモリ、4は動き
ベクトル検出器、5は可変遅延回路、6は減算
器、7はスカラー量子化器、8は加算器、9は可
変長符号化器である。 次に動作について説明する。まず、アナログ画
像入力信号101はA/D変換器1にてデイジタ
ル化され画像信号系列102がラスター走査のシ
ーケンスに従つて出力される。ラスター走査デイ
ジタル信号系列102はラスター/ブロツク走査
変換器2を通して画像信号の時系列上の出力手順
をブロツク走査に変換され、画面上、上方から下
方へ左から右へ順次格子状ブロツク単位(ブロツ
ク内部はラスター走査)で配列されたブロツク走
査画像入力信号103となる。フレームメモリ3
からはフレーム間DPCMルーブにて再生された
1フレーム前の再生画像信号104が読み出され
る。動きベクトル検出器4では現在のブロツク走
査画像入力信号103と1フレーム前再生画像信
号104との画像信号のブロツクマツチングを行
い前記類似度が最小となる1フレーム前画像信号
104の動きベクトル105をr=(u,v)と
して出力する。動きベクトルの要素u,vはそれ
ぞれ1フレーム前再生画像信号104のブロツク
の水平および垂直方向へのブロツクの画素シフト
量に相当する。動きベクトル105を基準として
可変遅延回路5は現在のブロツク走査画像入力信
号103に最も近い画像信号、すなわち1フレー
ム前再生画像信号104を動きベクトル量だけブ
ロツクシフトした画像信号を予測画像信号106
として出力する。減算器6はブロツク走査画像入
力信号103と予測画像信号106との画素単位
の差分をとり、予測誤差画像信号107をスカラ
ー量子化器7に出力する。前記動き補償によつて
電力を削減された予測誤差画像信号107は例え
ば第4図に示すスカラ量子化特性を有するスカラ
ー量子化器7を通して画素単位で量子化レベルが
削減された予測誤差量子化画像信号108とな
る。予測誤差量子化画像信号108と予測画像信
号106は加算器8にて加算され、スカラー量子
化誤差を含んだ再生画像信号109をフレームメ
モリ3に送出する。フレームメモリ3は現在の再
生画像信号109の1フレームの遅延操作を行
う。 第5図に動き補償を実行するための動きベクト
ル検出器4の一構成例を示す。図において、10
は類似度計算回路、11は動き領域ラインメモ
リ、12はラインメモリ制御回路、13は類似度
比較回路、14は動きベクトルラツチである。 動きベクトル検出器4では、現在の画像入力信
号系列103を複数個まとめてブロツク化した系
列Mを類似度計算回路10に取り込む。この時点
でフレームメモリ3の1フレーム前再生画像信号
104がブロツクMの動き領域の探査範囲に相当
するラインだけ動き領域ラインメモリ11に記憶
されている。ラインメモリ制御回路12は、前記
動き領域ラインメモリ11から順次1フレーム前
の再生画像信号104のブロツクLおよびそのブ
ロツクを中心として近辺の複数個のブロツクを順
次類似度計算回路10に送出する。類似度計算回
路10はブロツクMと、ブロツクLを含む動き領
域ラインメモリ11内の複数個のブロツクとの類
似度Dnを計算し、類似度比較回路13でmin mDn
を求める。このとき、ブロツクLの中心を原点と
してmin mDnを与えるブロツクの中心の座標(u,
v)はそれぞれブロツクの水平および垂直の動き
領域ラインメモリ11のアドレスシフトに相当す
るので、類似度が最小となる時点で類似度比較回
路13から動き検出ストローブ111を動きベク
トルラツチ14に送出して動きベクトルアドレス
112を取り込む。動きベクトルラツチ14は動
き領域ラインメモリ11内でブロツクLの中心か
ら類似度Dnが最少となるブロツクの中心の座標
(u,v)へ至るベクトルrを動きベクトル10
5として第3図に示す可変遅延回路5と可変長符
号化器9に送出する。 第3図の可変長符号化器9は、前記動きベクト
ル105と予測誤差量子化画像信号108を可変
長符号化して画像信号の情報量を削減する。動き
補償フレーム間符号化出力110は上記処理によ
り低ビツトレートにてデータ伝送が可能となる。 従来の動き補償フレーム間符号化器は以上の如
く構成されているので、動き補償がブロツク単位
の演算でフレーム間DPCMが画素単位の演算と
なる。このため画面の微小変動と雑音との識別効
果が得られず、動きベクトルと予測誤差量子化画
像信号の可変長符号化も困難である。また、動き
検出器において類似度計算にブロツク内の画素毎
の差分絶対値の総和を評価関数として選んでいる
のでエツヂ部分等の急しゆんな変化をする部分で
は、ブロツクマツチングの精度が良くない。さら
に、動き量の変動による発生情報量の変動を制御
しにくいため一定の伝送容量をもつ伝送路にて伝
送すると損失が大きく、予測誤差量子化画像信号
が画素単位で符号化されるため効率が悪い。動き
補償方式では、伝送路誤りに弱いため伝送路誤り
が発生した場合、フレームメモリをリセツトして
再送する必要があるが、その場合の復帰時間も長
くかかる、等の欠点があつた。 〔発明の概要〕 この発明はこれらの欠点を解決するために前段
にダイナミツク形前段ベクトル量子化器を設け、
コードテーブルをブロツク単位に更新しながらベ
クトル量子化を行うことでフレーム間の冗長成分
を取り除き、残差信号を固定形後段ベクトル量子
化器でブロツク毎に平均値分離、振幅正規化ベク
トル量子化することによつてさらに低ビツトレー
トで高能率符合化できるダイナミツク多段ベクト
ル量子化器を提供することを目的としている。 〔発明の実施例〕 第6図はこの発明におけるダイナミツク多段ベ
クトル量子化器の符号化器の一実施例を示す構成
図である。図中、15はダイナミツク形前段ベク
トル量子化器、16は固定形後段ベクトル量子化
器である。図において第3図と同一符号を記した
部分は同一または相当部分を示す。第7図はこの
発明におけるダイナミツク形前段ベクトル量子化
器の一実施例を示す構成図、第11図はこの発明
における固定形後段ベクトル量子化器の一実施例
を示す構成図である。図中、17は入力ベクトル
レジスタ、18は出力ベクトルレジスタ、19は
ダイナミツク出力ベクトルコードテーブル、20
は並列減算器、21は並列絶対値演算器、22は
コードテーブルアドレスカウンタ、23は絶対値
歪演算器、24は非線形最小歪ベクトル検出器、
25はインデツクスラツチ、26はベクトルラツ
チ、27は最小歪検出器、28は差分出力ベクト
ルコードテーブル、29は平均値分離振幅正規化
回路、30は有意ブロツク判定回路である。次に
この発明におけるダイナミツク多段ベクトル量子
化器の動作について第6図に従つて説明する。
A/D変換器、ラスター/ブロツク走査変換を施
されたブロツク走査画像入力信号103が複数個
毎にブロツク化してまとめられダイナミツク形前
段ベクトル量子化器15、および減算器6に送出
される。ダイナミツク形前段ベクトル量子化器1
5は、画像入力信号103と1フレーム前の再生
画像信号118に基いてダイナミツク出力ベクト
ルを生成し、画像入力信号103の画面上のブロ
ツクの位置に相当する予測画像信号113をベク
トル量子化を通して形成し、減算器6に送出する
と同時に後記前段出力ベクトルインデツクス11
2を可変長符号化器9に送出する。減算器6の出
力であるフレーム間差分画像信号114は複数個
毎にブロツク化してまとめられ、固定形後段ベク
トル量子化器16において、平均値分離振幅正規
化され、ベクトル量子化される。固定形後段ベク
トル量子化器16は固定の差分出力ベクトルをフ
レーム間差分ベクトル量子化画像信号116とし
て平均値情報、振幅情報とともに加算器8に出力
し、平均値情報と振幅情報を後記差分出力ベクト
ルインデツクス115とともに可変長符号化器に
送出する。加算器8は、ダイナミツク形前段ベク
トル量子化器15の出力信号の1つである予測画
像信号113と固定形後段ベクトル量子化器16
の出力信号の1つであるフレーム間差分ベクトル
量子化画像信号116を加えて再生画像信号11
7を形成し、フレームメモリ3に送出する。 上記ダイナミツク多段ベクトル量子化の処理
は、全てブロツク単位で実行されるので、各ブロ
ツク内のサンプル系列を画素ベクトルとして定義
する。ここで、この発明に用いられるベクトル量
子化の原理について説明する。 K次元信号空間RKにおける入力ベクトル
〔x1、x2、…、xK〕に対しRKのN個の分割R1
R2、…、RNとする。部分空間Riの代表点である
出力ベクトルi=〔yi1、yi2、…、yiK〕のセツ
トをY=〔 1 2 3、…、 N〕また iのイ
ンデツクスセツトをI=〔1、2、…、N〕とす
る。このとき、ベクトル量子化VQは符号化Cと
復号化Dの縦続接続として表される。 VQ)=i if ε Ri c:→i if d(i)<d(j)
for all j D:i→i …(2) 歪測度d(i)はK次元信号空間での入
出力ベクトル間の距離を表し、例えば絶対値歪測
度では d(i)=Kj=1 |xj−yij| …(3) となる。このときのベクトル量子化符号化出力で
あるインデツクスiのデータレートはK-1log2N
ビツト/画素である。すなわち、ベクトル量子化
は入力ベクトルと最小歪min id(i)と
なる出力ベクトルiのインデツクスで符号化す
ることによつて高能率符号化を実現する。復号化
はインデツクスiに対応する出力ベクトルiに
変換するだけでよい。出力ベクトルiのセツト
Yは、実際の入力ベクトルからクラスタリング
トレーニングによつて得るか、所定の確率モデル
から求めることができる。 次にダイナミツク形前段ベクトル量子化器15
の動作について、第7図、第8図、第9図および
第10図を用いて説明する。ダイナミツク形前段
ベクトル量子化器15は、記フレームの再生画像
信号を記憶したフレームメモリの出力信号118
を用いて順次ダイナミツク出力ベクトルコードテ
ーブル19を生成し、入出力ベクトル間の歪が最
小となる出力ベクトルを検出し、予測画像信号1
13を形成する。ダイナミツク出力ベクトルコー
ドテーブル19は、固定の出力ベクトルコードテ
ーブルと、ブロツクの処理毎にその内容が更新さ
れる書き換え可能な出力ベクトルコードテーブル
とで構成される。固定形の出力ベクトルコードテ
ーブルの内容は、例えば第8図に示すような配置
の7個の平均値ベクトル(ベクトルの各要素レベ
ルが全て等しいベクトル)群〔 n〕とする。ま
た書き換え可能な出力ベクトルコードテーブルは
以下の方法で生成、更新される。第9図に示すよ
うに、第NフレームのブロツクMをベクトル量子
化するとき、このブロツクと同じ位置に存在する
前フレーム(第N−1フレーム)再生画像信号の
画面上のブロツクの中心(図のx点)を原点
(0,0)として各ブロツクの中心が例えば第1
0図の配置をとるような1から25までの複数個
のシフトブロツクを構成する。そしてこれらの各
ブロツク群〔 m〕と前記平均値ベクトル群〔
〕をダイナミツク出力ベクトルセツトとしてイ
ンデツクスをつけてダイナミツク出力ベクトルコ
ードテーブルに登録する。このとき、第10図の
配置は任意に選ぶことができる。 画像入力信号系列103はK個まとめてブロツ
ク化され、入力ベクトル={x1、x2、…、xK
としてレジスタ17にラツチされる。コードテー
ブルアドレスカウンタ22はまず、ダイナミツク
出力ベクトルコードテーブル19から書き換え可
能な出力ベクトルコードテーブル内の出力ベクト
niを順次続み出し、レジスタ18にラツチす
る。絶対値歪演算器23は、並列減算器20、並
列絶対値演算器21から、入出力ベクトル間の歪
diを次のように求める。 di=d( m j)= 〓j |xj−ym ij| …(4) そして、非線形最小歪検出器24では例えば以
下の処理が施される。まず、di(この例ではi=
1、2、…、25)の内から最小となるdiを検出す
る。すなわち、最小歪は、 d=min idi …(5) である。次にこのdの値としきい値T1,T2を用
いて3つの場合に処理を振り分ける。 d>T1のとき…処理 T2dT1のとき…処理 d1<T2のとき…処理 処理は、入力ベクトルに対して、書き換え可
能な出力ベクトルコードテーブル内に適切な出力
ベクトルが存在しないと判断し、固定形の出力ベ
クトルコードテーブルに切換えて、この固定形の
出力ベクトルコードテーブル内から出力ベクトル
oiを順次続み出して、前述と同様の歪計算を行
い最小歪dを新たに求める。処理はさきに求め
たdの値をそのまま最小歪とする。処理は、ノ
イズによる最小歪検出誤りを回避するために、最
小歪dを d=d1=d( m 1)= 〓j |xj−ym 1j| …(6) として、第9図の第N−1フレームの画面上の
(0,0)点、すなわち第10図の(0,0)点
を中心とするブロツク1の画素からなるベクトル
との歪を最小歪とする。 最小歪を検出すると、ストローブ信号がラツチ
25,26に送られ、ラツチ25では出力ベクト
ルのアドレスを示す出力ベクトルインデツクス1
12が送出される。一方、ラツチ26では出力ベ
クトル m iまたはyn i、ym 1がベクトルのベクトル
量子化出力となり予測画像信号113として出力
される。 このダイナミツク形前段ベクトル量子化器から
伝送路に送出される情報は出力ベクトルインデツ
クスであり、固定形の出力ベクトル数J、書き換
え可能な出力ベクトル数I.ベクトルの次元数Kと
すれば、1画素当りの最大情報量は log2(I+J)/K〔bit/pel〕 …(7) となるので、例えば前述のようにI=25、J=7
とし、ベクトルの次元数K=64(ブロツクサイズ
8×8)とした場合には、 log2(25+7)/64≒0.08〔bit/pel〕 以下の情報がダイナミツク形前段ベクトル量子化
器から送出される。 次に固定形後段ベクトル量子化器16の動作を
第11図を用いて説明する。減算器6の出力であ
るフレーム間差分信号114はK個まとめてブロ
ツク化され、差分入力ベクトルε=〔ε1、ε2、…、
εK〕として与えられるが、平均値分離正規化回路
29において、次式で定義される平均値μおよび
振幅σの値を用いて平均値分離正規化処理が施さ
れ、入力ベクトルe=〔e1、e2、…、eK〕が得ら
れる。 μ=K-1 Kj=1 εj σ=K-1 Kj=1 |εj−μ| …(8) ej=(εj−μ)/σ(j=1、2、…K) なお、振幅の計算方法としては次の方法を用い
ることもできる。平均値分離正 σ=〔K-1 Kj=1 (εj−μ)21/2 …(9) σ=max j|εj−μ| 規格処理を行うことによつて、入力ベクトルを
K次元信号空間の、ある制限された範囲内にラン
ダムに分布させることができ、ベクトル量子化の
効率が高められる。この処理を行う場合、出力ベ
クトルのセツトも平均値分離正規化処理された入
力ベクトルの分布に基いて用意しなくてはならな
い。また、復号側で出力ベクトルを続み出した
後、振幅再生、平均値再生等の平均値分離正規化
の逆処理を行う必要がある。もちろん、同処理を
行わないベクトル量子化でもよい。差分出力ベク
トルコードテーブル28には、あらかじめ平均値
分離正規化入力ベクトルを用いたクラスタリング
トレーニング等によつて用意された差分出力ベク
トルが書き込まれている。いま、平均値分離正規
化入力ベクトルが与えられたとき、コードテー
ブルアドレスカウンタ22は差分出力ベクトルコ
ードテーブル内のベクトルのインデツクスを順次
出力して差分出力ベクトルコードテーブル27か
ら差分出力ベクトル e i={ye i1、ye i2、…、ye iK
(i:インデツクス)をレジスタ18に読み出す。
そして前記ダイナミツク動きベクトル量子化器に
おける歪計算と同様の演算を行つて平均値分離正
規化入力ベクトルとの歪が最小となる差分出力ベ
クトルを検出する。この場合、前記差分入力ベク
トルεは、ブロツク化されたフレーム間差分信号
であるので、その分布はゼロベクトルを中心とし
た形となる。したがつてあるしきい値を設定し、
ゼロベクトルに近い入力ベクトルはインデツク
ス、平均置、振幅の情報を送出しないことによつ
て伝送するデータ量を大幅に削減することができ
る。有意ブロツク判定回路29では、前記平均値
μおよび前記振幅σの値をもとに差分信号系列の
ブロツクが有意ブロツクであるかどうか、すなわ
ち、情報として送出する必要があるかどうかを判
定する。その手法としては例えばしきい値をTθ
として μ>Tθまたはσ>Tθならば 有意ブロツク μTθかつσTθならば 無意ブロツク と判定する。その結果、有意ブロツクと判定され
た場合は、有意ブロツク判定回路30からは最小
歪とある差分出力ベクトル eiと、平均値μ、振
幅σがフレーム間差分ベクトル量子化画像信号1
16として加算器8に送出され、ラツチ25から
は、有意ブロツクを示す信号、最小歪となる差分
出力ベクトルインデツクス、平均値μ、振幅σが
可変長符号化器9に送出される。また、無意ブロ
ツクと判定された場合は、有意ブロツク判定回路
30からはゼロベクトルが、ラツチ25からは無
意ブロツクを示す信号のみが送出される。 以上の過程を経て送信される符号化器出力は、
出力ベクトルインデツクス、差分出力ベクトルイ
ンデツクス、および平均値、振幅情報とを可変長
符号化した可変長符号例119である。 第Nフレームにおけるブロツク化された入力画
像信号系列103を信号源ベクトル N={S1、S2
…、SKN、ダイナミツク形前段ベクトル量子化
器出力の予測画像信号113のブロツクをS^ N
フレーム間差分画像信号のブロツクをε N、固定
形後段ベクトル量子化器出力のフレーム間差分ベ
クトル量子化画像信号のブロツク116をε^ N、再
生画像信号系列のブロツクを Nとして符号化器
の動作概要を表すと次のようになる。 ε N NS^ N ε^ Nε N NS^ Nε^ N =( Nε N)+(ε N) = N+q …(10) ただし、は固定形後段ベクトル量子化誤差を
表す。したがつて、固定形後段ベクトル量子化誤
が小さければ小さいほど、再生画像信号は入
力画像信号に近くなる。 次にこの発明におけるダイナミツク多段ベクト
ル量子化器の復合化器の構成および動作について
説明する。この発明におけるダイナミツク多段ベ
クトル量子化器の復合化器の一実施例を第10図
に示す。図において、31はラツチ、32は可変
長復合化器、33は振幅、平均値再生回路を表
す。また、第6図、第7図および第8図と同一符
号を記した部分は同一または相当部分を表す。復
号化器では、符号化器出力信号119をラツチ3
1に取り込み、可変長復号化器32で符号列を2
つに分離し、ダイナミツク出力ベクトルインデツ
クス112および有意信号、無意信号、差分出力
ベクトルインデツクス、平均値μ、振幅σ115
をそれぞれ復号再生する。そしてダイナミツク出
力ベクトルコードテーブル19から出力ベクトル
コードテーブルインデツクスに対応する出力ベク
トルを読み出して予測画像信号113を再正す
る。一方、有意信号を受信した場合、差分出力ベ
クトルコードテーブルから差分出力ベクトルイン
デツクスに対応する差分出力ベクトルを続み出
し、振幅平均値再生回路33で振幅値を乗じ、平
均値を加えてフレーム間差分ベクトル量子化画像
信号116を再生する。もし無意信号を受信した
場合には、レベルゼロのゼロベクトルをフレーム
間差分ベクトル量子化画像信号116として再生
する。このとき、ダイナミツク出力ベクトルコー
ドテーブルおよび差分出力ベクトルコードテーブ
ルは、符号化器側で用いたものと同じ方法で生成
したものを用いる。加算器18では、再生された
予測画像信号113とフレーム間差分ベクトル量
子化画像信号116との和をとつて再生画像信号
117を出力画像信号として得る。さらに、この
再生画像信号117はフレームメモリ3に書き込
まれ、次のフレームの復号処理のための情報とし
て使用される。 〔発明の効果〕 この発明におけるダイナミツク多段ベクトル量
子化器は以上のように構成されているので、前段
のダイナミツク形前段ベクトル量子化器によつて
フレーム間の相関に基く冗長性を除き、有意/無
意判定をしながら固定形後段ベクトル量子化器に
よつてフレーム間差分信号をベクトル量子化する
ので、情報量の削減、制御が容易にでき、すべて
の処理がブロツク単位で行われるために雑音に対
して強力で符号化効率の良い高能率符号化が実現
できる。 又この発明は、テレビジヨン伝送に関する広範
囲な応用が可能であるが、動きの少ない場合に一
層の効果を発揮するので、テレビ会議システム等
への応用が有効である。 また、音声の伝送においても、有声音の概周期
性に基く波形の相関を利用してこの発明を応用す
れば高能率符号が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像信号のフレーム間の動きによる変
化を動きベクトルとして定義する説明図、第2図
は動きベクトル探査範囲の例を示す説明図、第3
図は従来の動き補償フレーム間符号化器の一実施
例である構成図、第4図はスカラー量子化器の入
出力特性の説明図、第5図は動きベクトル検出器
の一実施例を示す構成図、第6図はこの発明にお
けるダイナミツク多段ベクトル量子化器の符号化
器の一実施例を示す構成図、第7図はこの発明に
おけるダイナミツク形前段ベクトル量子化器の一
実施例を示す構成図、第8図は固定形出力ベクト
ルの多次元空間における配置を示す説明図、第9
図および第10図は書き換え可能な出力ベクトル
コードテーブルの生成法の例を示す説明図、第1
1図はこの発明における固定形後段ベクトル量子
化器の一実施例を示す構成図、第12図はこの発
明におけるダイナミツク多段ベクトル量子化器の
復号化器の一実施例を示す構成図である。 図中、1はA/D変換器、2はラスター/ブロ
ツク走査変換器、3はフレームメモリ、4は動き
ベクトル検出器、5は可変遅延回路、6は減算
器、7はスカラー量子化器、8は加算器、9は可
変長符号化器、10は類似度計算回路、11は動
き領域ラインメモリ、12はラインメモリ制御回
路、13は類似度比較回路、14は動きベクトル
ラツチ、15はダイナミツク形前段ベクトル量子
化器、16は固定形後段ベクトル量子化器、17
は入力ベクトルレジスタ、18は出力ベクトルレ
ジスタ、19はダイナミツク出力ベクトルコード
テーブル、20は並列減算器、21は並列絶対値
演算器、22はコードテーブルアドレスカウン
タ、23は絶対値歪演算器、24は非線形最小歪
検出器、25はインデツクスラツチ、26は出力
ベクトルラツチ、27は最小歪検出器、28は差
分出力ベクトルコードテーブル、29は平均値分
離正規化回路、30は有意ブロツク判定回路、3
1は出力インデツクスラツチ、32は可変長復号
化器、33は振幅、平均値再生回路である。な
お、図中同一符号は同一あるいは相当部分を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも1フレーム以上前のフレームの画
    像信号系列を記憶する可変遅延可能なフレームメ
    モリと、符号化すべき画像入力信号系列を記憶
    し、K個毎(Kは複数)にブロツク化して入力ベ
    クトルとして取り込む入力ベクトルレジスタ、前
    記フレームメモリの画面上で前記画像入力信号系
    列と同じ位置に存在するブロツク中心として近隣
    の複数個のブロツク群を適宜前記フレームメモリ
    から抽出して順次出力ベクトルとして読み出すこ
    とのできる書き換え可能な第1の出力ベクトルコ
    ードテーブルと複数個のレベルの異なる平均値ベ
    クトル群の中から順次出力ベクトルを読み出すこ
    とのできる固定形の第2の出力ベクトルコードテ
    ーブルとで構成されるダイナミツク出力ベクトル
    コードテーブルとを有し、前記書き換え可能な第
    1の出力ベクトルコードテーブルに記憶された出
    力ベクトルのセツトの中から前記入力ベクトルに
    対して最小歪となる第1の出力ベクトルを選択
    し、そのときの歪の値が所定の上限しきい値より
    も大きいときは固定形の出力ベクトルコードテー
    ブルに記憶された出力ベクトルのセツトの中から
    前記入力ベクトルに対して最小歪となる第2の出
    力ベクトルを、また、前記歪の値で、中心位置に
    存在するブロツクの画素から成る出力ベクトルと
    前記入力ベクトルとの歪の値が所定の下限しきい
    値よりも小さいときは、前記フレームメモリから
    抽出した複数個のブロツク群のうち、中心の位置
    に存在するブロツクの画素からなる出力ベクトル
    を、更に、前記歪の値が前記上限しきい値以下、
    かつ前記下限のしきい値以上のときは前記書き換
    え可能な第1の出力ベクトルコードテーブルより
    選択された第1の出力ベクトルる適応的に選択し
    て出力するとともにその出力ベクトルに対応する
    アドレスを出力ベクトルインデツクスとして送出
    するダイナミツク前段ベクトル量子化器と、前記
    入力ベクトルと前記しきい値の条件のもとで選択
    された前記ダイナミツク前段ベクトル量子化器か
    らの出力ベクトルとの差を求め、フレーム間差分
    信号を出力する減算器と、前記減算器出力信号系
    例をL個毎(Lは複数)にブロツク化してブロツ
    ク内の平均値を分離したのち、振幅利得で正規化
    し、差分入力ベクトルとして取り込む差分入力ベ
    クトルレジスタ、あらかじめ前記フレーム間差分
    信号系列を用いたクラスタリング等により生成し
    た差分出力ベクトル群を記憶した差分出力ベクト
    ルコードテーブルを含み、前記差分出力ベクトル
    コードテーブルの中から最小歪となる差分出力ベ
    クトルを選択し、そのアドレスを差分ベクトイン
    デツクスとして求めるとともに、前記平均値と振
    幅利得を有意・無意判定しきい値と比較すること
    によりフレーム間差分信号の符号化するブロツク
    を有意・無意の判定をして有意識別ラベルと、有
    意ブロツクのときのみ前記平均値と振幅利得、お
    よび差分出力ベクトルを送出し、かつ前記選択さ
    れた差分出力ベクトルを出力する固定形後段ベク
    トル量子化器と、前記ダイナミツク形前段ベクト
    ル量子化器出力ベクトルと前記固定形後段ベクト
    ル量子化器出力ベクトルとを加算して前記フレー
    ムメモリに再生画像信号を送出する加算器と、前
    記ダイナミツク形前段ベクトル量子化器出力であ
    る出力ベクトルインデツクスと、前記固定形後段
    ベクトル量子化器出力である有意識別ラベル、平
    均値、振幅利得および差分出力ベクトルインデツ
    クスとをまとめて可変長符号化する可変長符号化
    器とを備えたことを特徴とするダイナミツク多段
    量子化器。
JP59032918A 1983-09-06 1984-02-23 ダイナミツク多段ベクトル量子化器 Granted JPS60177782A (ja)

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