JPH0210539Y2 - - Google Patents

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JPH0210539Y2
JPH0210539Y2 JP1982073864U JP7386482U JPH0210539Y2 JP H0210539 Y2 JPH0210539 Y2 JP H0210539Y2 JP 1982073864 U JP1982073864 U JP 1982073864U JP 7386482 U JP7386482 U JP 7386482U JP H0210539 Y2 JPH0210539 Y2 JP H0210539Y2
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JP
Japan
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toner concentration
core
coil
detection coil
detection
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JP1982073864U
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JPS58178153U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、磁性キヤリアと絶縁性トナーとを含
む電子写真現像材のトナー濃度を検出するトナー
濃度検出装置に関する。 この種の電子写真現像材は、電子写真もしくは
静電記録等の現像に用いられるものであるが、磁
性キヤリアに対するトナーの混合比率が低下する
と、現像画像の濃度が薄くなり、反対に混合比率
が高くなると、画像の濃度が濃くなりすぎると共
に、カブリが増える不都合を生じる。従つて、適
正な色調の画像を連続して得るためには、現像材
中のトナー濃度を検出し、その濃度を適正な一定
のレベルに保つ必要がある。その手段として、従
来より各種のトナー濃度検出装置が提案されてい
る。 従来のトナー濃度検出装置としては、例えば、
トナーの混合比率の差により混合色が変化するこ
とを利用して、これを光学的に検出するものが知
られている。しかし、この従来装置では、光源や
受光部がトナーやその他の粉塵で汚れてしまうた
め、一定の測定条件及び測定精度を維持すること
が困難である。 また、別の従来装置として、現像材の見かけ上
の透磁率がトナー濃度に依存して変化することを
利用し、現像材の透磁率の変化をコイルのインダ
クタンスの変化または誘導電圧の変化として検出
するものも知られている。しかしながら、この従
来例の場合は、トナー濃度の変化に対するコイル
のインダクタンス変化率が小さいため、検出感度
が低く測定精度が悪くなる欠点がある。 そこで本考案は構成が簡単で、しかも検出感度
の高い高精度のトナー濃度検出装置を提供するこ
とを目的とする。 上記目的を達成するため、本考案に係るトナー
濃度検出装置は、磁性キヤリアと絶縁性トナーと
を含む現像材の前記トナー濃度を検出するトナー
濃度検出装置であつて、 前記現像材を収納する容器と、検出コイルと、
前記検出コイルから供給される信号よりトナー濃
度を検出する測定回路とを含み、 前記検出コイルは、コア及びこのコアに巻装さ
れたコイルを有し、 前記コアは、間隔を隔てて併設された2つ以上
のコア部分を備え、コア部分のそれぞれは開放端
を有しており、 前記検出コイルは、前記コア部分の前記開放端
が前記現像材中に突出するようにして、前記容器
の壁面に取付けられており、 前記測定回路は、前記検出コイルの実効抵抗の
変化より前記トナー濃度を検出すること を特徴とする。 以下実施例たる添付図面を参照し本考案の内容
を具体的に説明する。第1図は本考案に係るトナ
ー濃度検出装置を構成する検出コイル部分の構造
を示す図である。図において、1は磁性キヤリア
と絶縁性トナーとの混合物たる現像材2を収納す
る容器、3は検出コイルである。該検出コイル3
は例えばフエライト等の高周波特性の良好な磁性
材で構成された壷型のコア4を有し、該コア4の
センタコア41にコイル5を巻装した構造となつ
ている。この検出コイル3は、例えばポリエステ
ルフイルム等の高周波特性の良好な絶縁フイルム
6を間に挟んで、開放磁路側が容器1内の現像材
2に対面するように、容器1に取付けてある。前
記絶縁フイルム6の厚さは、例えば100μm程度が
適当である。 上記の構成において、現像材2内に含まれるト
ナーの濃度が変化すると、現像材2の透磁率が変
化する。現像材2の透磁率が変化した場合、現像
材2中を巡る検出コイル3の磁路の磁気抵抗が変
化するから、検出コイル3のインダクタンスまた
はインピーダンスがそれにつれて変化する。従来
はこのインダクタンスまたはインピーダンスの変
化を検出することにより、トナー濃度を検出して
いた。本考案においては、これら従来のものと異
なつて、検出コイル3の実効抵抗を測定してトナ
ー濃度を検出する。即ち、検出コイル3に対し例
えば1MHzの高周波電流を供給した場合、現像材
2の透磁率の変化により、検出コイル3のインダ
クタンス及びインピーダンスが変化することは前
述の通りであるが、これらの変化率より遥かに大
きい変化率で、検出コイル3の実効抵抗が変化す
る。そこで本考案においては、例えば交流ブリツ
ジ等の実効抵抗測定回路7を用いて、トナー濃度
の変化を検出コイル3の実効抵抗の変化として検
出する。これにより、検出感度が従来のものより
遥かに高く、高精度のトナー濃度検出装置を実現
することができる。 第1表及び第2表はトナー濃度に対するインダ
クタンス及び実効抵抗の実測データを示してい
る。この実測データは、第1図に示した構成で、
コア4としてフエライトコアH6H3を使用し、こ
のコア4にコイル5を40回巻装した検出コイル3
を使用し、第1表では1MHzの高周波電流を、ま
た第2表では2MHzの高周波電流を流して得られ
たものである。インダクタンス値及び実効抵抗値
は、それぞれ交流ブリツジで測定した。
【表】
【表】 第2図及び第3図は第1表及び第2表の実測デ
ータをグラフ化して示すトナー濃度−インダクタ
ンス/実効抵抗変化率特性図である。図におい
て、曲線L1は実効抵抗変化率特性曲線を示し、
曲線L2はインダクタンス(またはインピーダン
ス)変化率特性曲線を示している。 これらの表及び図面から明らかなように、トナ
ー濃度の変化に対する実効抵抗の変化率はインダ
クタンスまたはインピーダンスの変化率に比べ
て、2〜3倍程度の非常に大きな値になる。従つ
て、検出コイル3の実効抵抗の変化を検出するこ
とにより、トナー濃度の検出感度及び検出精度を
従来より著しく高めることができる。 また、検出コイル3を構成するコア4は間隔を
隔てて併設された2つ以上のコア部分を備え、コ
ア部分のそれぞれは開放端を有しており、検出コ
イル3は、コア部分の開放端が現像材2中に突出
するようにして、容器1の壁面に取付けられてい
るので、検出コイル3の開放磁路に生じる磁束の
大部分が現像材2中を通過するようになる。この
ため、開放磁路の磁束が現像材2に対して極めて
有効に作用し、コイルの実効抵抗の変化がより一
層大きくなる。 更に、検出コイル3の検出端面を構成する絶縁
フイルム6に仮に現像材2が付着した場合でも、
容器1内における現像材2の流動によつて払拭さ
れる。この自浄作用により、現像材付着による検
出誤差をなくし、トナー濃度を高精度で検出でき
る。 検出コイル3の取付け構造として、絶縁フイル
ム6によつて構成されている検出端面を、容器1
の内壁面よりは内側に位置させる取付け構造、及
び、内壁面と実質的に同一面上に位置させる2つ
の構造が考えられる。しかし、前者の構造の場合
は、検出コイルの端面と容器の内壁面との間に生
じる凹部に現像材が付着し、滞留してしまい、検
出誤差を生じる。後者の場合は、容器内壁面と検
出コイル端面との位置合せが困難であり、また、
検出コイルの検出端面が後方に後退する配置状態
となつた場合には、前者の場合と同様の現像材の
付着及び滞留の問題を生じる。本考案の上記構造
によれば、このような問題点を解決できる。 実施例において、開放磁路は絶縁フイルム6に
よつて閉塞されており、磁性キヤリアが開放磁路
を介してコア4に付着することがない。このた
め、磁性キヤリア付着による検出値の変動を招く
ことなく、高精度でトナー濃度を検出することが
可能になる。 以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。 (a) 検出コイルと、検出コイルから供給される信
号よりトナー濃度を検出する測定回路とを含
み、測定回路は検出コイルの実効抵抗の変化よ
りトナー濃度を検出するようになつているの
で、検出コイルとブリツジ等の簡単な測定回路
とにより、トナー濃度を高感度、かつ、高精度
で検出し得るトナー濃度検出装置を提供するこ
とができる。 (b) 検出コイルは、コア及びこのコアに巻装され
たコイルを有し、コアは、間隔を隔てて併設さ
れた2つ以上のコア部分を備え、コア部分のそ
れぞれは開放端を有しており、この検出コイル
は、コア部分の開放端が現像材中に突出するよ
うにして、現像材容器の壁面に取付けられてい
るので、検出コイルの開放磁路に生じる磁束の
大部分が現像材中を通過するようになる。この
ため、開放磁路の磁束が現像材に対して極めて
有効に作用し、コイルの実効抵抗の変化率がよ
り一層大きくなり、トナー濃度を高感度、か
つ、高精度で検出し得るトナー濃度検出装置を
提供することができる。 (c) 検出コイルは、コア部分の開放端が現像材中
に突出するようにして、現像材容器の壁面に取
付けられているので、現像材の自浄作用により
現像材付着による検出誤差をなくし、トナー濃
度を高精度で検出し得るトナー濃度検出装置を
提供できる。 (d) 検出コイルは、コア部分の開放端が現像材中
に突出するようにして、現像材容器の壁面に取
付けられているので、容器に対する検出コイル
の取付に当つて、検出コイルが所定の取付位置
にあることを容易に確認でき、従つて検出コイ
ルの取付の容易なトナー濃度検出装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトナー検出装置の構成を
示す図、第2図及び第3図はトナー濃度に対する
検出コイルのインダクタンス及び実効抵抗の変化
率特性の実測データをグラフ化して示す図であ
る。 1……容器、2……現像材、3……検出コイ
ル、4……コア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁性キヤリアと絶縁性トナーとを含む現像材
    の前記トナー濃度を検出するトナー濃度検出装
    置であつて、 前記現像材を収納する容器と、検出コイル
    と、前記検出コイルから供給される信号よりト
    ナー濃度を検出する測定回路とを含み、 前記検出コイルは、コア及びこのコアに巻装
    されたコイルを有し、 前記コアは、間隔を隔てて併設された2つ以
    上のコア部分を備え、コア部分のそれぞれは開
    放端を有しており、 前記検出コイルは、前記コア部分の前記開放
    端が前記現像材中に突出するようにして、前記
    容器の壁面に取付けられており、 前記測定回路は、前記検出コイルの実効抵抗
    の変化より前記トナー濃度を検出すること を特徴とするトナー濃度検出装置。 (2) 前記コアは、壷型コアであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載のトナ
    ー濃度検出装置。
JP7386482U 1982-05-20 1982-05-20 トナ−濃度検出装置 Granted JPS58178153U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7386482U JPS58178153U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 トナ−濃度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7386482U JPS58178153U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 トナ−濃度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58178153U JPS58178153U (ja) 1983-11-29
JPH0210539Y2 true JPH0210539Y2 (ja) 1990-03-15

Family

ID=30083348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7386482U Granted JPS58178153U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 トナ−濃度検出装置

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JP (1) JPS58178153U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414242A (en) * 1977-07-04 1979-02-02 Hitachi Ltd Measuring method for toner concentration in developer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414242A (en) * 1977-07-04 1979-02-02 Hitachi Ltd Measuring method for toner concentration in developer

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JPS58178153U (ja) 1983-11-29

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