JPH0210266A - 塩基配列決定装置 - Google Patents

塩基配列決定装置

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JPH0210266A
JPH0210266A JP63161249A JP16124988A JPH0210266A JP H0210266 A JPH0210266 A JP H0210266A JP 63161249 A JP63161249 A JP 63161249A JP 16124988 A JP16124988 A JP 16124988A JP H0210266 A JPH0210266 A JP H0210266A
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JP
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light receiving
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JP63161249A
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Hidehiko Fujii
藤井 英彦
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Shimadzu Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サンガーの方法によって核酸の塩基配列を決
定する過程で、特に予めプライマーを蛍光物質や燐光物
質などの標識色素でラベルしておき、最終段階のゲル電
気泳動からの配列の読取りをその標識色素からの発光を
利用して分光学的方法により行なう装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来の塩基配列決定装置としては、例えばrNaLur
eJ誌、第321巻、第674−679ページ(198
6年)に記載のもの(第3図参照)や、  rJour
nal of Biochemical and Bi
ophysicalNet、hods J誌、第13巻
、第315〜323ページ(1986年)に記載のもの
などがある。これらの塩基配列決定装置は、予めサンガ
ー法(rProc、Na七1.Acad、Sci、US
AJ誌、第74巻、第5463ページ(1977年)参
照)で処理したDNA断片にその末端塩基の種類(A 
(アデニン)、G(グアニン)、T(チミン)、C(シ
トシン))に応じて別々の蛍光物質をつけたものを単一
の泳動レーンで泳動させるか、又は同じ蛍光物質をつ・
けだものを別々の泳動レーンで泳動させるかし、その蛍
光物質をレーザ光で励起し、蛍光波長の光のみを受光し
測定することによりDNA断片の泳動パターンを検出し
、最終的に塩基配列を決定している。
従来の塩基配列決定装置を詳しく説明するために、代表
例を第3図に示す。第3図の装置と類似の装置がrHi
gh TechnologyJ誌、1986年12月号
、第49ページに記載されている。
第3図において、2はポリアクリルアミドにてなる泳動
ゲルであり、その両端が電極槽4,6に浸されている。
電極槽4,6には電解液が収容されている。電極槽4,
6の間には泳動電源8によって泳動電圧が印加される。
泳動ゲル2の一端には試料を注入するためのスロット1
0が設けられており、このスロット10に末端塩基別の
試料が注入され、泳動電源8からの泳動電圧によって試
料が泳動ゲル2中を矢印12方向に電気泳動し展開され
ていく。
14は励起光光源としてのレーザであり、励起光はハー
フミラ−又はダイクロイックミラー16で反射され、対
物レンズ18を経て泳動ゲル2に照射される。泳動ゲル
2中を泳動してきた試料の蛍光ラベルからの蛍光は再び
対物レンズ18で集光され、ハーフミラ−又はダイクロ
イックミラー16を透過して蛍光選択用干渉フィルタ2
0を通り、受光素子としての光電子増倍管22に受光さ
れ検出される。
第3図の装置では、1つの対物レンズ18を励起光照射
用及び蛍光受光用に共用し、対物レンズ18及びそれと
関連する光学系全体を試料の配列方向23(泳動方向1
2と直交する方向、図では横方向)に機械的に走査する
(発明が解決しようとする課題) 第3図の塩基配列決定装置を初め、従来の塩基配列決定
装置は、アルゴンレーザ光などの強力な励起光で蛍光物
質を励起し、出てくる蛍光光を分光し検出しているが、
蛍光光は非常に弱いので、泳動ゲルによる励起光のレー
リー散乱成分の一部や水のラマン散乱による成分の一部
が蛍光光の強力な背景光となってS/N比を低下させる
以下、第3図の塩基配列決定装置を例にして問題点を詳
しく説明する。
光電子増倍管22で受光される光はダイクロイックミラ
ー16及び蛍光選択用干渉フィルタ20を透過してくる
が、光電子増倍管22で受光される光は蛍光光のみでは
なく、厳密に言えば励起光のレーリー散乱光や水のラマ
ン散乱光が背景光として入っている。
レーザ光による励起ではレーザ光のスペクトルは極めて
狭く、ラマン散乱もそのスペクトルが極めて狭くなる。
レーリー散乱光やラマン散乱光は蛍光光とは波長が異な
るので、もし、蛍光光を完全な波長フィルタ(干渉フィ
ルタ)20で取り出せるものならば光電子増倍管22で
受光される光の中にレーリー散乱光やラマン散乱光が混
入することはなく、背景光が高くなることはなく、した
がってS/N比が悪化することはない筈である。
ところが、ダイクロイックミラー16や干渉フィルタ2
0を用いているにも拘わらず励起光成分や水のラマン散
乱光成分が光電子増倍管22に入射してくるのは、ダイ
クロイックミラー16や干渉フィルタ20が完全に波長
を分離することができないためである。例えば、干渉フ
ィルタ20が理想的な干渉フィルタであっても、波長を
分離できるのは入射光が干渉フィルタ20に直角に入射
するときだけである。実際には蛍光光はインコヒーレン
トであり、蛍光光源の大きさをもっているので、たとえ
対物レンズ18で平行光を得てもこの条件は満たされな
い。
仮に、干渉フィルタ20の代りに回折格子を用いても、
入射スリットがある大きさをもち、また回折格子の本数
も無限ではなく、蛍光光がインコヒーレントでもあるの
で、回折格子も同様に理想的波長フィルタとはならない
すなわち、実験的に可能な物理系では完全に蛍光波長の
みを分離することはできず、光電子増倍管22に背景光
としてレーリー散乱による励起波長成分や水のラマン散
乱波長成分が混入することは避けられない。
第3図のように泳動させなから泳動ゲル上の特定の場所
での蛍光の時間変化をみる方式(オンライン方式)では
、いったん別の泳動装置で泳動させ展開させたパターン
を測定する方式(オフライン方式)に比べて泳動ゲル自
体の場所による光学特性の差が出てこなくて有利である
が、それでも結局、核酸断片の通過、泳動ゲル2自体の
光学特性の時間変動、泡の発生又はレーザ光自体の出力
のふらつきによって、励起光のレーリー散乱光や水のラ
マン散乱光による背景光強度が大きく変動し、本来の信
号である蛍光出力の変動を包み込んでしまい、測定感度
が低下してしまう。
以上の問題は標識色素として蛍光物質の代りに燐光物質
を用いても全く同じことである。
本発明は泳動ゲルに励起光照射をして検出した信号の変
動成分から背景光の変動による寄与を除去することによ
って測定感度の高い塩基配列決定装置を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明では泳動ゲルから蛍光測定や燐光測定を行なった
とき、その検出信号の背景光となる泳動ゲル自体の光学
特性の変化、レーリー散乱光強度の変化及びラマン散乱
光の変化などを含んだ光の強度を測定し、その測定出力
が一定になるように制御して蛍光検出信号や燐光検出信
号に背景光の変動の影響が入らないようにする。
そのため本発明では、核酸の塩基配列を決定するために
励起光ビームにより照射された泳動ゲルの部分からの光
の一部のうちの標識色素の発光波長成分を選択的に受光
する本来の受光部(第2の受光部)の他に、励起光ビー
ムにより照射された泳動ゲルの部分からの光の一部を受
光する監視用受光部(第1の受光部)を設け、自動制御
回路によって励起光ビーム出力を制御して第1の受光部
の出力を一定にする。
また、本発明では、第1の受光部と第2の受光部の受光
素子として光電子増倍管を備え、それらの2つの光電子
増倍管の印加電圧が同時に変化するように接続し、自動
制御回路によって光電子増倍管の印加電圧を制御して第
1の受光部の出力を一定にする。
(作用) 背景光強度が変化して、例えば第1の受光部への入射光
量が増加したとすると、第2の受光部への入射光量も増
加する。自動制御回路は、例えば励起光ビーム強度を下
げるように作用して第1の受光部の出力を一定にし、第
2の受光部への背景光の入射光量を一定に保つ。例えば
また、自動制御回路は両受光部の受光素子である光電子
増倍管の印加電圧を下げて増幅度を下げ、第1の受光部
の出力を一定にし、第2の受光部の出力の背景光成分を
一定に保つ。このようにして、第2の受光部の出力にお
ける背景光の変動の影響をなくす。
第1の受光部への入射光量が減少した場合は、自動制御
回路は上記とは逆に作用して、やはり第2の受光部の出
力における背景光の変動の影響をなくす。
(実施例) 第1図は第3図に示された塩基配列決定装置に本発明を
適用した例を表わす。第3図と同一の部分には同一の符
号を付す。
スラブ状泳動ゲル2としては8%ポリアクリルアミドよ
りなるゲルを使用する。泳動ゲル2の上下には電解液の
入った電極槽4,6を備え、泳動電源8によって泳動電
圧が印加されるようになっている。
泳動ゲル2の上端には試料を注入するためのスロット1
0が設けら九でおり、各スロット10にはサンガー法で
処理されそのプライマーに標識色素である蛍光物質FI
TCで予めラベルされたDNA断片がその末端塩基A、
T、C,G別にそれぞれに入れられ、原動力向12に泳
動させられてバンド14を作る。蛍光物質FITCは吸
収ピークが490nm付近であり、発光する蛍光のピー
クが520nm付近である。
励起光源としてのレーザ16には発振波長488nmの
アルゴンレーザを用いる。
バンド14にレーザビームがあたると、ここから520
nm付近の蛍光が発する。バンド14からの光を集光す
る位置にレンズ18が設けられている。レンズ18で集
光された光の光路上にダイクロイックミラー(青反射)
又はガラス板20が設けられて、その光の一部を透過さ
せ、一部を反射させる。
ダイクロイックミラー又はガラス板20を透過した光を
受光する位置には干渉フィルタ22を介して光電子増倍
管24が設けられている。干渉フィルタ22は蛍光ピー
ク波長520nmに狭い透過バンドをもつものを使用す
る。
光電子増倍管24の検出信号は増幅器26で増幅され、
マイクロコンピュータへ導かれて塩基配列が決定される
レンズ18、ダイクロイックミラー又はガラス板20、
干渉フィルタ22及び光電子増倍管24は第2の受光部
を構成する。
ダイクロミックミラー又はガラス板20で反射された光
の光路上には監視用光電子増倍管30が設けられている
。この光電子増倍管30はダイクロミックミラー又はガ
ラス板20及びレンズ18とともに第1の受光部を構成
する。
レーザ16及び第1、第2の受光部からなる光学系は駆
動機構(図示路)によって原動力向と直交する方向23
に機械的に高速走査される。
光電子増倍管24,30には高圧発生回路32から共通
の高電圧が印加されている。
34は誤差増幅器であり、その一方の入力端子には監視
用光電子増倍管30の出力ラインが接続され、他方の入
力端子には基準電圧Vrが印加されて差動増幅される。
誤差増幅器34の出力はレーザ電源36に入力され、こ
れにより光電子増倍管30の出力が一定になるようにレ
ーザ16の放電電流が制御される。
誤差増幅器34の出力は、レーザ電源36に入力される
のに代えて、高圧発生回路32に入力するように接続し
てもよい。この場合は光電子増倍管30の出力が一定に
なるように、光電子増倍管30の増幅度が制御される。
このことは光電子増倍管24の印加電圧も制御されて、
光電子増倍管24の増幅度も同時に制御されることを意
味する。
本実施例の動作を説明する。
光電子増倍管24で受光される光にはDNA断片の蛍光
ラベルからの蛍光光だけではなく、レーリー散乱光やラ
マン散乱光が干渉フィルタ22の不完全な分離特性によ
って混入している。
光電子増倍管30で受光された光は光電子増倍管24で
検出された信号の背景光を反映している。
厳密には光電子増倍管30の出力の中には蛍光成分も含
まれるが、大部分は背景光そのものである。
背景光はレーリー散乱光とラマン散乱光からなる。
光電子増倍管24の受光信号が変動しても、もしその変
動が何らかの原因による背景光の変動に起因するもので
あれば、光電子増倍管30の出力も同様に変動し、もし
光電子増倍管24の受光信号の変動が蛍光光の変動によ
る真の信号であれば光電子増倍管24の出力のみが変動
し、光電子増倍管30の出力は殆んど変動しない。
背景光が変動して光電子増倍管30の出力が変動した場
合の動作を、誤差増幅器34の出力がレーザ電源36に
入力される実施例について説明する。
光電子増倍管30の出力が基準電圧Vrより大きくなる
と、誤差増幅器34から負の電圧が出力され、その出力
によりレーザ16の放電電流が少なくなる方向に制御さ
れる。光電子増倍管30の出力がVrと一致するまでレ
ーザ16の放電電流が下げられる。
光電子増倍管30の出力が基準電圧Vrより小さくなる
と上記とは逆に誤差増幅器34から正の電圧が出力され
、その出力によりレーザ16の放電電流が多くなる方向
に制御される。光電子増倍管30の出力がVrと一致す
るまでレーザ16の放電電流が上げられる。
次に、誤差増幅器34の出力が高圧発生回路32に入力
される実施例の動作について説明する。
光電子増倍管30の出力が基準電圧Vrより大きくなる
と、誤差増幅器34から負の電圧が出力され、その出力
により光電子増倍管24,30の印加電圧が低下する方
向に制御される。光電子増倍管30の出力がVrと一致
するまで印加電圧が下げられる。
光電子増倍管30の出力が基準電圧Vrより小さくなる
と上記とは逆に誤差増幅器34から正の電圧が出力され
、その出力により光電子増倍管24.30の印加電圧が
上昇する方向に制御される。
光電子増倍管30の出力がVrと一致するまで印加電圧
が上げられる。
光電子増倍管30の出力を一定にするための制御をレー
ザ16の放電電流を制御して行なうか、光電子増倍管2
4,30の印加電圧を制御して行なうかは結局同じこと
であり、どちらの方法でも光電子増倍管30の出力は一
定に保たれ、同時に光電子増倍管24の出力における背
景光の寄与も一定に保たれる。このように、何らかの原
因でレーリー散乱光が増えたり、レーザ出力が変動して
背景光量が変動しても、光電子増倍管24の出力の背景
光成分は一定である。したがって光電子増倍管24の出
力のうちから蛍光成分の変化だけを高いS/N比で取り
出すことができる。
光電子増倍管24の出力から塩基配列を決定する方法は
よく知られている。例えば、ある瞬間にレーザ16から
の励起光の照射位置にDNA断片のバンド14があれば
、このバンド14から蛍光が放出され、光電子増倍管2
4に入射する。マイクロコンピュータでは励起光の照射
位置と光電子増倍管24からの蛍光の有無を示す信号に
よってDNAのバンド14の状態がわかる。バンド14
はDNA断片の分子長さの短かい順に泳動されてくるの
で、これによって塩基配列を決定することができる。
第2図は他の実施例を表わす。
泳動ゲル2の上下両端に電極槽4,6を備え、泳動ゲル
2の上端の試料注入用スロット10に注入されたDNA
断片試料を泳動電源8からの泳動電圧によって泳動ゲル
2中を電気泳動させる点は第1図の実施例と同じである
本実施例でも励起光源としてアルゴンレーザ16を用い
る。40はアルゴンレーザ16からのレーザ光を反射さ
せて泳動ゲル2の面の法線方向に照射する正多角形ミラ
ーである。正多角形ミラー40が回転することによって
励起光であるレーザ光は泳動ゲル2上を泳動方向12と
直交する方向に走査させられる6 励起されたバンド14のDNA断片の蛍光ラベルからの
蛍光光を受光するために泳動ゲル2の一方の端面に光フ
ァイバ束42の一端面が泳動ゲル2の端面と対向するよ
うに設けられている。泳動ゲル2の他方の端面、すなわ
ち光ファイバ42が設けられた端面とは反対側の端面に
は蛍光光の受光感度を高めるためにミラー44が設けら
れている。
光ファイバ束42の他端は束ねられて、その他端から出
た光の光路には第1図と同様にダイクロイックミラー又
はガラス板20が設けられ、ダイクロイックミラー又は
ガラス板20を通過した光は蛍光選択用干渉フィルタ2
2を経て光電子増倍管24に入射し、ダイクロイックミ
ラー又はガラス板20で反射された光は光電子増倍管3
0に入射する。
26は光電子増倍管24の出力信号を増幅する増幅器で
あり、増幅器26の出力はA/D変換器46でデジタル
信号に変換されてマイクロコンピュータ48に取り込ま
れる。
正多角形ミラー40と泳動ゲル2の間にはハーフミラ−
50が設けられており、泳動ゲル2に照射される励起光
の一部がハーフミラ−50で取り出されて位置センサ5
2に入力され、位置センサ52の検出信号がマイクロコ
ンピュータ48に取り込まれることによって、励起光の
照射位置が検出される。位置センサ52としては例えば
半導体装置センサであるS−1352(浜松ホトニクス
社の商品)などを用いることができる。
光ファイバ束42として例えばESKA (三菱レーヨ
ン株式会社の商品)を用いることができる。
自動制御回路を構成するために、第1図の実施例と同様
にして、光電子増倍管3oの出力を基準電圧Vrと比較
する誤差増幅器34が設けられ、その出力はレーザ電源
36又は高圧発生回路32に入力されている。
次に、本実施例の動作について説明する。
DNA断片試料を泳動ゲル2中に電気泳動させ、レーザ
16からの励起光を正多角形ミラー4oの回転によって
走査し、光ファイバ束42を経て光電子増倍管24で信
号を検出する。
第2図では泳動ゲル2の端面からの蛍光光を光電子増倍
管24に導く装置として光ファイバ束42を用いている
が、この装置は単に泳動ゲル2の端面で蛍光光を受光し
て光電子増倍管24の光電面に導くためのものであるの
で、そのような機能を果すものであれば例えば光学的成
型品であってもよい。
本実施例によれば、蛍光の測定に大きな妨害となる励起
光のレーリー散乱の最もホさい9o度方向での蛍光の受
光ができる。
以上の実施例は標識色素として蛍光物質を用いているが
、蛍光物質に代えて燐光物質を用いることもできる(特
願昭62−862230号参照)。
(発明の効果) 本発明では励起光ビームにより照射された泳動ゲルの部
分からの光の一部を監視し、eAm色素からの発光強度
を検出した信号の背景光を一定にするように自動制御す
るので、微弱な蛍光や燐光の検出時に問題となる背景光
の変動の影響が除かれ、S/N比が向上し、塩基配列の
決定が正確となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す概略斜視図、第2図は他の実施
例を示す概略斜視図、第3図は従来の塩基配列決定装置
を示す概略斜視図である。 2・・・・・・泳動ゲル、4,6・・・・・・fi!極
槽、8・・・・・・泳動電源、16・・・・・・アルゴ
ンレーザ、20・旧・・ダイクロイックミラー、22・
・・・・・干渉フィルタ、24゜30・・・・・・光電
子増倍管、32・・・・・・高圧発生回路、34・・・
・・・誤差増幅器、36・・・・・・レーザ電源。 特許出願人 株式会社島津製作所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)標識色素によりラベルされた核酸断片を泳動ゲル
    中で電気泳動させる機構と、前記泳動ゲルに励起光ビー
    ムを照射する手段と、励起光ビームにより照射された泳
    動ゲルの部分からの光の一部を受光する第1の受光部と
    、前記部分からの光の一部のうちの標識色素の発光波長
    成分を選択的に受光する第2の受光部と、励起光ビーム
    出力を制御して第1の受光部の出力を一定にする自動制
    御回路とを備え、第2の受光部の出力をもとにして核酸
    の塩基配列を決定する塩基配列決定装置。
  2. (2)標識色素によりラベルされた核酸断片を泳動ゲル
    中で電気泳動させる機構と、前記泳動ゲルに励起光ビー
    ムを照射する手段と、受光素子として光電子増倍管を備
    え励起光ビームにより照射された部分からの光の一部を
    受光する第1の受光部と、受光素子として光電子増倍管
    を備え前記部分からの光の一部のうちの標識色素の発光
    波長成分を選択的に受光する第2の受光部と、前記2つ
    の光電子増倍管の印加電圧が同時に変化するように接続
    し、その印加電圧を制御して第1の受光部の出力を一定
    にする自動制御回路とを備え、第2の受光部の出力をも
    とにして核酸の塩基配列を決定する塩基配列決定装置。
JP63161249A 1988-06-29 1988-06-29 塩基配列決定装置 Pending JPH0210266A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03295463A (ja) * 1990-04-12 1991-12-26 Hitachi Software Eng Co Ltd 蛍光式電気泳動パターン読み取り装置
JPH0425759A (ja) * 1990-05-22 1992-01-29 Hitachi Software Eng Co Ltd 蛍光パターン読み取り装置
JPH04204151A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Hitachi Software Eng Co Ltd 多色泳動パターン読み取り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03295463A (ja) * 1990-04-12 1991-12-26 Hitachi Software Eng Co Ltd 蛍光式電気泳動パターン読み取り装置
JPH0425759A (ja) * 1990-05-22 1992-01-29 Hitachi Software Eng Co Ltd 蛍光パターン読み取り装置
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