JPH02102306A - スプリングリテーナ - Google Patents

スプリングリテーナ

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JPH02102306A
JPH02102306A JP25428488A JP25428488A JPH02102306A JP H02102306 A JPH02102306 A JP H02102306A JP 25428488 A JP25428488 A JP 25428488A JP 25428488 A JP25428488 A JP 25428488A JP H02102306 A JPH02102306 A JP H02102306A
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矢田部 満
Tadao Hirano
忠男 平野
Haruo Shiina
治男 椎名
Masami Hoshi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジン機関に係り、さらに詳しくはエンジン
機関の動弁系に組込まれるスプリングリテーナに関する
ものである。
〔従来の技術および課題〕
従来のエンジン機関のバルブ機構は例えば第3図のよう
になっている。すなわちシリンタヘッド6にはハルツガ
イド2か設けられ、バルブカイト2にはバルブステム3
か上下刃向に摺動可能に支持されている。バルブステム
3の下端にはバルブフェース4か備えられ、バルブフェ
ース4は吸・排気ボートのバルブシート5と接離されて
吸・排気ボートを開閉するようになっている。
ハルツステム3の上端にはコツター7を介してスプリン
グリテーナ1か固定されている。スプリングリテーナl
とシリンダへラド6の上面との間にはハルツスプリンタ
8か介装され、ハルツスプリング8はバルブフェース4
をバルブシート5に着座させる方向に付勢している。
またシリンタヘット6の上方には潤滑油か送油される中
空軸状のロッカーシャフト10か設けられ、ロッカーシ
ャフト10にはロッカーアームllか揺動可能に取付け
られている。ロッカーアーム11の一端部はバルブステ
ム3の上端部に当接し、ロッカーアームの他端部はバル
ブリフタ(図示せず)の動きを伝達するブツシュロッド
12に当接されている。すなわちブツシュロッド12に
よってロッカーアーム11の他端部な突き上げるとハル
ツステム3は押し下げられ、バルブフェース4はバルブ
シート5から離間され吸・排気ボートが開かれる。ブツ
シュロット12の下降時にはハルツスプリング8の作用
てスプリングリテーナlを押し上げると、コツター7を
介して接続されているハルツステム3か上昇し、吸・排
気ボートは閉じられる。
さてこのようなスプリングリテーナlは従来はJTS 
 G4105に規定されているクロムモリブデン鋼など
の強靭鋼か使用されてきた。ところか上述したスプリン
グリテーナlの機能からも分かるようにバルブリテーナ
はハルブースプリング系統から発生する熱を速やかに放
散させるために熱伝導率の大きいこと、およびハルツ、
スプリンタの負担を軽くするため慣性質量の小さいもの
が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
そごて上述の課題を解決するためにアルミニウム合金(
熱伝導率は鋼の約4倍、質量は鋼の約1/3)か考えら
れる。このため本件発明者は最近開発されたFe、 M
nを含む高Siアルミニウム合金粉末に角のない球状セ
ラミック粒子あるいはセラミック粒子のうちても比較内
軟かいものを上記アルミニウム合金に配合すると耐摩耗
性も向上し、相手材も摩耗することなく、優れたスプリ
ングリテーナになることを確認し、提案した(特願昭6
386842)。本願発明は先の発明の改良にかかわり
、耐久性と潤滑性を一層向上させたものである。
すなわち本件発明の要旨は、第1は重量比でSi10.
0〜30.0%と、Fe 0.5〜7.0%とMn 0
.5〜4.0%とを含有し、残部か不可避的不純物を含
むAl合金から成るマトリックス中に、平均粒径2〜3
0jLmのAl2O3XrO2Si02系セラミック粒
子を、重量比て 1〜10%分散させてなるスプリング
リテーナであり、第2は重量比でSi10.0〜30.
0%と、Fe 0.!+−7.0%とMn 0.5〜4
.0%とを含有し、さらにCu 0.5〜5.0%およ
びMg 0.2〜3.0を含み、残部か不可避的不純物
を含むAl合金から成るマトリックス中に、平均粒径2
〜30JLmのAl20i−7r02− SiO□系セ
ラミック粒子を、重量比て 1〜10%分散させてなる
スプリングリテーナにある。
〔発明の構成〕
以下本発明を詳しく述べる。
本発明ては高温においても耐摩耗性および強靭性のある
、特開昭61−295301号公報記載のアルミニウム
合金粉末を母材として使用する。
本発明における成分限定理由は、下記の通っである。
Siは10重量%以下ては分散量が少なく、耐熱性や耐
摩耗性に及ぼす効果か不十分である。SilO重量%程
度の亜共晶領域では、初晶Siは晶出せず、微細な共晶
組織を呈するものとなる。Si量か増すにしたかってS
i初晶か晶出するようになり、耐熱性、耐摩耗性か向上
する。しかしながら、Siか30重量%を越えるといか
なる急冷凝固法を採用して粉末化しても、粗大なSi初
晶か消失しなくなる。
急冷速度が103℃/秒程度でも、初晶Siを微細化さ
せるには、Si量を25重量%以下にする必要がある。
粗大なSi初晶組織を有するAl合金粉末の押出成形加
工を行うに当っては、粉末の圧縮性か著しく悪いため、
圧粉体の成形か困難であり、熱間押出加工においても変
形抵抗か大きく、大きな押出力を必要とするほか、押出
ダイスの寿命を著しく短縮する結果をもたらす。
従って、Si含有量は10.0〜30重量%、好ましく
はSi 13.0〜25重量%とするのか良い。
FeおよびMnは、本発明においては重要な成分である
。FeおよびMnは、Al中への溶解度か低く、かつ拡
散速度か遅いため、微細な金属間化合物として分散品出
し、材料の高温強度を向上せしめる。
さらに、FeおよびMnの重要な役割は、耐応力腐食割
れ性を向上させる点にある。本発明者らか、耐応力腐食
割れ性について詳細に検討した結果、公知のAl合金に
おけるか如く、FeまたはMnを単独に添加したのては
、耐応力腐食割れ性に対しては効果か無く、Feおよび
Mnを一定範囲て共存させると著しい効果かあることを
見出し、本発明に至ったものである。
通常、AI地金中に存在するFeおよびMnは、それぞ
れ、せいぜい0.8重量%、0.03重量%程度であり
、この程度ては、高温強度、耐応力腐食割れ性に対して
不十分である。また、添加量か多過ぎると熱間加工性お
よび靭性か低下するのて好ましくない。
FeおよびMnを固溶限界を越えて添加すると、Al−
Fe−Mn−3i系の金属間化合物として析出し、その
形状は、添加量か多いほど、また冷却速度が遅いほと、
粗大化する。この金属間化合物は、分散急冷凝固法によ
る合金粉末においては、棒状組織として存在し、後続の
熱間押出工程において分断され、マトリックス中に微細
に分散する。この化合物は、高温においても安定で、粗
大化成長することもなく、長時間高温保持しても強度の
低下は生じない。
また、この金属間化合物は、Al−Fe系、あるいはA
l−Mn系金属間化合物に比して耐応力腐食割れ性に対
して著しい効果を有するものである。
従って、シリンターライナー、ピストン、コンロット、
ロッカーアーム、コンプレッサー用翼体等の高温にさら
され、しかも強度を要求される機械部品用材料として好
適なものとなる。特に応力腐食か問題とされるような長
寿命、高信頼性を要求される機械部品に最適な材料とな
り得る。 FeおよびMnの添加量は、Fe:  0.
5〜7重量%、Mn:0.5〜4重量%か適当である。
Feか7重量%を越え、またはMnか4重量%を越えた
場合には、硬さや耐摩耗性かかえって低くなり、成形体
を作った場合には材質か脆くなる傾向がある。
Feに比較してMn含有量を少なくする理由は、熱間加
工性の改善、押出歩留りの向上、応力腐食割の改善、靭
性の改善を計るためである。
また、FeとMnは単独添加では耐応力腐食割れ性か認
められず、両者を同時添加する必要がある。
本発明におけるAl合金粉末ては、必要に応してCu、
あるいはMgを添加しても良い。Cu、 Mgは、Al
合金において、時効硬化性を付与して材質を強化する成
分として広く使用されており、好適な添加量は、Cuは
0.5〜5.0重量%、Mgは0.2〜3.0重量%の
範囲である。本発明においても、溶体化処理温度ての固
溶限度内の範囲て、Cu、 Mgを添加することは、材
質を強化するために有効である。本発明の合金粉末にお
いては、高温強度を改善する目的で、さらにTi、 Z
r、 Mo、 V、 Co、 Zn、 Li等を少量添
加することは何ら支障はない。しかし、添加量か多過ぎ
ると、成分管理、溶解温度の上昇等、製造上の問題か生
してくる。
Al合金粉末中のSi結晶粒の大きさは15gm以下が
好ましく、主として、初晶Siの大きさが15gm以上
になると後続の合金粉末の成形加工性か悪くなり、材料
特性か悪化するからである。
本発明のAl合金粉末は、前記目標組成を有する合金溶
湯をアトマイズ法、遠心力による微粉末製造法をもって
0.5mm以下の粒子サイズに急速分散凝固させること
により得られるものである。粉末化の際における冷却速
度は、103℃/秒程度以上であれば十分てあり、合金
成分量か多くなるほど冷却速度を早くしないと、微細組
織は得られない。
かくして得られたAl合金粉末は、大きさが15pm以
下のSi結晶と、成長を抑制された金属間化合物品を有
しており、このような組織の合成を鋳造法て得ることは
困難である。
セラミック粒子としてはアルミナ(Al2O2−シルコ
ニア(ZrO2)−シリカ(5I02)系のものを使用
する。Al2O3−Zr02−sio2系セラミックは
Al2O3単独粒子よりは軟かくて相手材を傷付ける程
度か小さく、しかも耐摩耗性を向上させるのに充分な硬
さを備えている。セラミックの組成範囲はAl2O3:
 45〜55wt%、ZrO2: 25−35wt%、
SiO2:15〜25wt%が適当である。Al2O3
か45wt%以下ては耐摩耗性か改善されず、55wt
%以上ては硬すきて相手材を傷付ける。ZrO2は硬さ
をやわらげる働きをし、Sin2は潤滑性を向上させる
働きをする。
Al□03の機能を補足する目的てZrO□とSiO□
はセラミック中ておのおの25〜35wt%、15〜2
5wt%含まれていることか必要である。このようなセ
ラミック粒子としては昭和電工■製モランタムAZが利
用てきる。もちろん球状てあればなお好ましい。
セラミックの平均粒子径は2〜30gmのものが好まし
い。平均粒子径か2gm未満ては細かすぎて耐摩耗性の
効果か余り得られないし、30gm以上ては熱間加工か
困難になるとともに強度の低下をまねく。
セラミック粒子の添加量は1〜10wt%とする必要か
ある。 1wt%以下ては添加効果か発揮されず、10
wt%を越えると添加効果は飽和し、かえって材質強度
の低下を招くからである。
セラミック粒子の分散のための手段としてはアルミニウ
ム合金溶湯に分散させる方法、アルミニウム合金粉末に
混合し押出す方法のいずれでもよいか合金粉末に混合し
て用いる方か好ましい。その理由はセラミック粒子を多
量に均一分散させるのはアルミニウム合金溶湯てはかな
り困難であるからである。セラミック粒子とアルミニウ
ム合金とからなる成形体を得る方法は例えば次のように
する。
アルミニウム合金溶湯なアトマイズ法や遠心微粉化法な
ど既知の方法によってアルミニウム粉末合金を得る。こ
のアルミニウム粉末合金に所定量のセラミックス粒子を
配合し、V型コーンミキサー等によって均一に混合する
。そして得られた混合粉を200〜350°Cに加熱し
て圧縮成形する。成形圧力は0.5〜3  ton/c
rn’程度てよい。そしてつぎに350°C以上の温度
、好ましくは400〜500°Cの温度て熱間押出しを
行なえばよい。又この成形品は必要に応して焼なまし、
焼入れ、焼もどしなとの熱処理を行って合金の強度を改
善してもよい。最後に熱間鍛造などのわずかな操作て最
終製品であるスプリングリテーナを得る。
次に、本発明の実施例を挙げて説明する。
(実施例 1) Si 14.5%、Cu 2.5%、Mg0.5%、F
e 4.5%、Mn 2.0%、残部かAlである合金
組成を有する高Siアルミニウム合金溶湯な空気アトマ
イズして冷却速度103〜104°C/secて急冷し
て急冷凝固粉末とし、得られた粉末を一60meshと
なるようにフルイ分けを行った。
このアルミニウム合金粉末に表1に示す硬質セラミック
粒子を3wt%添加し、V型混合器を使用して混合した
後、サンプルa、bについてはプレス成形法(CIP法
)により密度比75%の圧粉体を得た。冷間静水圧プレ
ス成形法においてはゴム製チューブ内に混合粉末を入れ
、圧力1.5〜3.0ton/cn+2程度の静水圧下
で成形した。サンプルcdについては金型圧縮成形法に
て密度比75%の圧粉体を得た。金型圧縮成形法ては金
型内に混合粉末を入れ、常温大気中で1.5〜:1.O
ton/cm2程度の圧力て成形した。
表  1 このようにして得られた圧粉体を炉内温度4000Cの
均熱炉内に4時間保持し、次いでこの圧粉体に熱間押出
加工を施し、直径20.5111111.長さ400+
nn+の丸棒状の押出棒を得た。
この押出棒に表2に示す熱処理を施した後、引張試験片
、SCCテスト用試験片を切出し、引張試験、SCCテ
スト、150°C×20圓時間大気中に暴露後の引張試
験を行なった。これらの試験結果を表3に示す。
また比較のため従来アルミニウム合金において最大強度
か要求される場合に適用される、T6 処理、及び熱処
理なしの場合について同様のテストを行なった。これら
のテスト結果を表3に合わせて示した。
表3 表2 (実施例 2) Si  14.5  %、Cu  2.2%、Mg 0
.4%、Fe  4.5%、Mn  2.0%、残部が
Alである合金組成を有する高Siアルミニウム合金溶
湯を空気アトマイズして急冷凝固粉末とし、得られた粉
末を一60meshとなるようにフルイ分けを行った。
次いで平均粒径10gm組成Al2O3: 50.6%
、ZrO2: 31.1%、Sin□: 16.8%、
Fe、、0.、  :  0.1%、TiO2:  1
.1%の組成を有する昭和電工■製のモランダムAZ粒
子を 5重量%になるように前記急冷凝固粉末に配合し
、V型コーンミキサーを使用して窒素ガス封入下で均一
に混合した。これらの混合粉を250°Cに1時間加熱
した後、同温度に加熱された金型中に充填し上下パンチ
にて圧縮成形してビレウドとした。次に該ビレットをA
rカス中て450°Cて30分間加熱した後熱間押出し
によって丸棒を得た。その後、約430°Cに加熱され
たスプリングリテーナ成形用金型に鍛造用ブランクを配
置し、上下より加圧することにより熱間鍛造にてスプリ
ングリテーナ素材を形成した。この素材なT6処理した
のち、材料試験を行ったところ、引張強さ43.2kg
f / mm’、 0.2%耐力38f/mm’、伸び
0.6%、硬さ(HRB) 9:l、シャルピー衝撃値
 0.50 kgf/mm’であった。
(摩耗試験) このようにして作ったアルミニウム合金−セラミックス
複合材の摩耗試験を行った。
試験は第2図て示す方法で実施した。試験片13を試験
片ホルタ14て保持し、相手方回転円板15の外周面に
一定圧力て圧接させ、潤滑油供給管I6から潤滑油を供
給しながら摺動させる。試験片は5×5×2011II
11の角柱状を呈し、先端摺動面には半径6mmの丸み
か封せられ、研磨仕上げか施されている。相手円板15
はAA規格390番のアルミニウム合金(Si17%、
Cu 4.5%、Mg0 、55%残部かA文)のT6
処理(480℃焼入れ後120°C×24時間焼もどし
)したものでORB 80の硬さを有し、外径44.2
mmて、摺動外周面は表面粗さ約1.57zmに研磨仕
上げが施されている。このような装置によって相手円板
15を3m/秒の周速て回転させ、80±1℃に加熱さ
れたコンプレツーサオイル(スニソ5GS)を500m
1/minの割合て供給管から給油しながら試験片13
を相手円板15の外周面に3kg/mrn’の押圧力て
押付け、摩擦距離を1501onとして試験片13と相
手円板15とを摺動させた。
この摩耗特性試験の結果を第4表に示す。
(以下余白) 第4表 第1表より明らかなように本発明品はスプリングリテー
ナとしての現用材であるクロモリ鋼に近い特性を有する
このスプリングリテーナ素材に対して研削などの機械加
工を行って第1図に示されているスプリングリテーナ1
を製作した。このスプリングリテーナlは長さ9mm、
外径32mm、筒状部17の外径1511111、円錐
面18の大径端部の直径11mn+、円錐面18の傾斜
角15°、フランジ部19の厚さ4mmである。
このスプリングリテーナについての性能を評価すべく、
実際のカッリンエンジンに組込み試験を行ったところ十
分な耐久性を有するものであることか確認された。又ス
プリングリテーナおよびハルツスプリングにも実質的な
摩耗は生しなかった。
さらにこのスプリングリテーナの重量は10.1gてあ
り、従来のクロムモリブデン鋼製のスプリングリテーナ
は約20〜30gであるのに対して1/2〜1/3への
軽量化かはかられた。
(実施例3) アルミニウム合金としてSi 16.5%、Fe 5.
5%Mn 2.5%を含む合金を使用し、FO熱処理し
た以外は実施例2と同様の方法てスリンクリテーナを作
製した。この素材の機械的性質は引張強さ40.1kg
f / m rn’ 、  0.2%耐力 35.2k
gf /mm’、伸び0.45%、硬さ(HRB) 9
1、シャルピー衝撃値0.41kgf / m m’て
あった。
これらの結果より、本発明によれば従来のアルミニウム
合金ては得られなかった耐熱強度、高剛性、高耐摩耗性
を備え、耐SCC性も兼ね備えたアルミニウム合金を提
供することができることか明かとなった。
(発明の効果) 本発明に係るスプリングリテーナは(イ)従来の1/2
〜1/3と軽量になること、(ロ)熱伝導率か大きくハ
ルブースプリング系統より発生する熱の放散が容易であ
ること、(ハ)スプリングリテーナの摩耗がないこと、
(ニ)相手材であるハルツスプリングを摩耗させないこ
と、などの効果かある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略図。第2図は摩耗
試験機を示す概略図。第3図はスプリングリテーナの作
用を示す概略図。 l・・・・・・・・・スプリングリテーナ、2・・・・
・・・・・パルツガイド、 3・・・・・・・・・ハルツステム、 4・・・・・・・・・バルブフェース、5・・・・・・
・・・バルブシート、 11・・・・・・・・・ロッカーアーム、13・・・・
・・・・・試験片、 14・・・・・・・・・試験片ホルダ 15・・・・・・・・・回転円板、 17・・・・・・・・・筒状部、 18・・・・・・・・・円錐面、 19・・・・・・・・・フランジ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)重量比でSi10.0〜30.0%と、Fe0.
    5〜7.0%とMn0.5〜4.0%とを含有し、残部
    が不可避的不純物を含むAl合金から成るマトリックス
    中に、平均粒径2〜30μmのAl_2O_3−ZrO
    _2−SiO_2系セラミック粒子を、重量比で1〜1
    0%分散させてなることを特徴とするスプリングリテー
    ナ。 (2)重量比でSi10.0〜30.0%と、Fe0.
    5〜7.0%とMn0.5〜4.0%とを含有し、さら
    にCu0.5〜5.0%およびMg0.2〜3.0を含
    み、残部が不可避的不純物を含むAl合金から成るマト
    リックス中に、平均粒径2〜30μmのAl_2O_3
    −ZrO_2−SiO_2系セラミック粒子を、重量比
    で1〜10%分散させてなることを特徴とするスプリン
    グリテーナ。 (3)セラミック粒子の組成が重量比でAl_2O_3
    :45〜55%、ZrO_2:25〜35%、SiO_
    2:15〜25%、Fe_2O_3:1.0%以下、T
    iO_2:2.5%以下であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載のスプリングリテーナ。(4)Al
    合金マトリックスがアルミニウム合金粉末成形体である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスプリン
    グリテーナ。 (5)Al合金マトリックス中のSi結晶粒の大きさが
    15μm以下であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のスプリングリテーナ。
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