JPH021012Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH021012Y2
JPH021012Y2 JP1981105905U JP10590581U JPH021012Y2 JP H021012 Y2 JPH021012 Y2 JP H021012Y2 JP 1981105905 U JP1981105905 U JP 1981105905U JP 10590581 U JP10590581 U JP 10590581U JP H021012 Y2 JPH021012 Y2 JP H021012Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
arc extinguishing
plate
contact
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981105905U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5811850U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10590581U priority Critical patent/JPS5811850U/ja
Publication of JPS5811850U publication Critical patent/JPS5811850U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH021012Y2 publication Critical patent/JPH021012Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消弧装置を備えるブレーカに関するも
のである。
第1図及び第2図に従来のブレーカを示す。こ
のブレーカは上面が開口するボデイ4′に上方か
らカバーを被着するタイプのものであり、ボデイ
4′には接点を開閉する遮断機構等を収納する。
なお、この種のブレーカでは、接点の開離時に発
生するアークを消滅させる消弧装置を備えてい
る。この消弧装置は、接点の開離時に発生するア
ークを接点から引き離すように走行させるアーク
走行板(図示せず)と、アーク走行板によつて誘
導されるアークを消滅させる消弧グリツド(図示
せず)と、アークを消弧グリツド側に流す一対の
消弧側板7とで構成されている。なお、上記アー
ク走行板には、図示していないが、ボデイ4′の
内底面に載置される載置片、及びこの載置片に沿
つて回動する上記遮断機構の可動接触子が接触す
る接点が中央部に固着され、上記内底面に直角に
交わる内端面に沿つて立設される立設片を備えて
いる。また、上記一対の消弧側板7はアーク走行
板の載置片の両側に載置片に沿つて立設される。
このブレーカでは、上記消弧側板7をボデイ4′
あるいは端子板にて形成された溝に嵌め込んで立
設し、上部を固定部材11にて固定して、ボデイ
4′に組み込むようにしてある。上記消弧側板7
には位置決め用の切欠29を上部の一端に形成し
てあると共に、接点をさける切欠30を他端中央
部に形成してある。固定部材11は、一端両側か
ら側面形状が略三角形の保持片26を突設してあ
り、この保持片26の先端から消弧側板7の切欠
29に嵌まつて位置決めを行う位置決め片27を
内側に突出すると共に、この位置決め片27の下
面から消弧側板7とボデイ4′の内壁面との間に
アーク走行板に沿つて流れるアークをスムーズに
流すための空間を設ける突起28を突設してあ
る。さらに、両保持片26の基端部間に消弧側板
7が内側に倒れることを防止する凸片24を形成
してある。つまり、上記消弧側板7は、上部に形
成した切欠29に位置決め片27を嵌め、突起2
8と凸片24とで挟むようにして、固定部材11
で上部が固定される。
この種のブレーカの組立に際しては、まず一対
の消弧側板7をボデイ4′内に組み込み、その後
上述したようにして固定部材11で消弧側板7の
上部を固定する。ここで、遮断機構は上記固定部
材11の取付と同時若しくはその前後に行う。こ
の遮断機構の組込みは可動接触子を消弧側板7の
間に挿入して行う。
ところが、一対の消弧側板7の間隔は狭いもの
であるため、可動接触子の消弧側板7間への挿入
を確認しながら遮断機構を組し込まなければなら
ず、組立が大変に面倒であつた。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、組立の容易なブレ
ーカを提供することにある。
本考案の一実施例を第3図乃至第6図に示す。
本実施例は単極型のブレーカを例示したもので、
第4図に示すように側面が開口した箱状のボデイ
4と、このボデイ4の開口した側面に被着される
平板状のカバー5とで容器を形成してある。接点
2を開閉する遮断機構1は、第3図に示すよう
に、ボデイ4内部の上部に収納する。この状態
で、この遮断機構1に連結されたハンドル12は
上面に形成される角穴23から突出することにな
る。上記ボデイ4内には遮断機構1の他に、負荷
電流が過電流となつたことを検知してその変位に
より遮断機構1をトリツプ動作させるバイメタル
13や、短絡電流のような大電流の負荷電流が流
れた際に、可動接触子16に係合してある可動鉄
心15を吸引駆動して接点2を開離させる電磁石
装置14や、接点2が開離時に発生するアークを
消滅させる消弧装置3が収納される。消弧装置3
は、接点2の開離時に発生するアークを接点2か
ら引き離すように走行させるアーク走行板18
と、アーク走行板18によつて誘導されるアーク
を消滅させる消弧グリツド25と、アークを消弧
グリツド25側に流す一対の消弧側板7とで構成
されている。アーク走行板18は、略Z字状に折
曲して形成してあり、ボデイ4の内底面4bと直
角に交わる内端面4cに形成された切欠19に端
子片18cを挿入し、立設片18aと載置片18
bとを夫々内底面4b及び内端面4cに沿わせる
形で配設される。このアーク走行板18の立設片
18aの中央部には、載置片18bに沿つて回動
する上記遮断機構1の可動接触子16が接触する
接点2が固着してある。なお、消弧側板7は従来
のものと全く同じ形状である。
次に、上記消弧側板7を保持する構成について
説明する。ボデイ4の内側面4aの下部には、消
弧側板7の切欠29に嵌まつて消弧側板7の位置
決めを行うための位置決め突起31を突設してあ
り、この位置決め突起31の下部及び内側面4a
の最下端部に消弧側板7と内側面4aとの間に空
間を設ける突起6を突設してある。なお、上記位
置決め突起31及び突起6はボデイ4の内側面4
aに対向するカバー5の内側面にも形成してあ
る。さらに、消弧側板7間に下方に突設された凸
片10を介装して、消弧側板7が内側に倒れるこ
とを防止する固定板9を備え、この固定板9を装
着する保持孔8を上記ボデイ4とカバー5との内
側面に形成してある。
以下、本実施例の組立について説明する。ま
ず、ボデイ4側に配置する消弧側板7の切欠29
に位置決め突起31を嵌めて立設する。この状態
で、アーク走行板18を切欠19に端子片18c
に挿入し、立設片18aと載置片18bとを夫々
内底面4b及び内端面4cに沿わせて配置する。
この状態において、遮断機構1等をボデイ4内に
組み込む。なお、遮断機構1を組み込んだ状態で
は、第3図に示すように、可動接触子16がアー
ク走行板18の立設片18aに沿うことになる。
次いで、固定板9の一端をボデイ4の保持孔8内
に挿入して取り付ける。なお、この固定板9は遮
断機構1の組込みの前に行つても良い。そして、
カバー5側の消弧側板7をボデイ4側と同様にし
てカバー5に立設した状態で装着し、カバー5を
ボデイ4に被着すれば、ブレーカの組立が完了す
る。なお、ボデイ4とカバー5とは4隅に形成さ
れたねじ孔21にねじ22を螺合して固定する。
この組立後の要部の状態を第5図に示す。このよ
うに、側面が開口するボデイ4と、この開口する
側面に被着されるカバー5とで容器を構成し、上
述のように横組みする形で各部材を組み込む構造
にすれば、狭い消弧側板7間に可動接触子16を
挿入する作業がなくなるため、組立が容易とな
る。また、ボデイ4とカバー5の内側面と消弧側
板7との間に突起6によつて空間が形成されてい
るので、この空間を通つて空気が流れてアークを
スムーズに消弧グリツド25に誘導することがで
きる。なお、上述の説明では単極型のブレーカに
ついて説明したが、上記ブレーカを複数並列に組
み合わせれば、2極、3極等のブレーカとするこ
ともできる。
本考案は上述のように、接点を開閉する遮断機
構と、接点の開離時に発生するアークを消滅させ
る消弧装置と、上記遮断機構及び消弧装置が収納
される側面が開口した箱状のボデイと、ボデイの
開口した側面に被着される平板状のカバーとを備
え、ボデイの内底面に載置される載置片、及びこ
の載置片に沿つて回動する上記遮断機構の可動接
触子が接触する接点が中央部に固着され、上記内
底面に直角に交わる内端面に沿つて立設される立
設片を有し、接点の開離時に発生するアークを接
点から引き離すように走行させるアーク走行板
と、上記アーク走行板の載置片の先端に載置さ
れ、アーク走行板によつて誘導されるアークを消
滅させる消弧グリツドと、アーク走行板の載置片
の両側に載置片に沿つて立設され、アークを消弧
グリツド側に流す一対の消弧側板とで上記消弧装
置が構成され、上記夫々の消弧側板の上部の一端
に形成された切欠に嵌まつて消弧側板の位置決め
を行う位置決め突起をボデイとカバーとの夫々の
相対向する内側面に形成すると共に、消弧側板と
の間に空間を設ける上下一対の突起を上記ボデイ
及びカバーの内側面に形成し、上記消弧側板間に
下方に突設された凸片を介装して、消弧側板が内
側に倒れることを防止する固定板を備え、この固
定板を装着する保持孔を上記ボデイとカバーとの
内側面に形成してあるので、まずボデイ側の消弧
側板及びアーク走行板をボデイに固定した状態
で、遮断機構等の他の構成部材を組み込み、その
後カバー側の消弧側板を組み込むことができ、こ
のため従来の上面が開口されたボデイに各構成部
材を組み込むブレーカのように、狭い消弧側板間
に可動接触子を挿入する作業がなくなり、従つて
組立を簡単に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の要部分解斜視図、第2図は同
上の消弧側板と固定部材との結合状態を示す斜視
図、第3図は本考案の一実施例の断面図、第4図
は同上の分解斜視図、第5図は同上の要部構造を
示す端部方向から見た断面図、第6図は同上の要
部を側方から見た断面図である。 1は遮断機構、2は接点、3は消弧装置、4は
ボデイ、4aは内側面、4bは内底面、4cは内
端面、5はカバー、6は突起、7は消弧側板、8
は保持孔、9は固定板、10は凸片、16は可動
接触子、18はアーク走行板、18aは立設片、
18bは載置片、25は消弧グリツド、29は切
欠、31は位置決め突起である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接点を開閉する遮断機構と、接点の開離時に発
    生するアークを消滅させる消弧装置と、上記遮断
    機構及び消弧装置が収納される側面が開口した箱
    状のボデイと、ボデイの開口した側面に被着され
    る平板状のカバーとを備え、ボデイの内底面に載
    置される載置片、及びこの載置片に沿つて回動す
    る上記遮断機構の可動接触子が接触する接点が中
    央部に固着され、上記内底面に直角に交わる内端
    面に沿つて立設される立設片を有し、接点の開離
    時に発生するアークを接点から引き離すように走
    行させるアーク走行板と、上記アーク走行板の載
    置片の先端に載置され、アーク走行板によつて誘
    導されるアークを消滅させる消弧グリツドと、ア
    ーク走行板の載置片の両側に載置片に沿つて立設
    され、アークを消弧グリツド側に流す一対の消弧
    側板とで上記消弧装置が構成され、上記夫々の消
    弧側板の上部の一端に形成された切欠に嵌まつて
    消弧側板の位置決めを行う位置決め突起をボデイ
    とカバーとの夫々の相対向する内側面に形成する
    と共に、消弧側板との間に空間を設ける上下一対
    の突起を上記ボデイ及びカバーの内側面に形成
    し、上記消弧側板間に下方に突設された凸片を介
    装して、消弧側板が内側に倒れることを防止する
    固定板を備え、この固定板を装着する保持孔を上
    記ボデイとカバーとの内側面に形成して成ること
    を特徴とするブレーカ。
JP10590581U 1981-07-15 1981-07-15 ブレーカ Granted JPS5811850U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10590581U JPS5811850U (ja) 1981-07-15 1981-07-15 ブレーカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10590581U JPS5811850U (ja) 1981-07-15 1981-07-15 ブレーカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5811850U JPS5811850U (ja) 1983-01-25
JPH021012Y2 true JPH021012Y2 (ja) 1990-01-11

Family

ID=29900421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10590581U Granted JPS5811850U (ja) 1981-07-15 1981-07-15 ブレーカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5811850U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652838B2 (ja) * 1976-12-17 1981-12-15

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557954U (ja) * 1978-10-15 1980-04-19
JPS55124744U (ja) * 1979-02-28 1980-09-04
JPS5652838U (ja) * 1979-09-30 1981-05-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652838B2 (ja) * 1976-12-17 1981-12-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5811850U (ja) 1983-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6313643Y2 (ja)
JPH01159974A (ja) 遮断器ターミナルラグ
JPH07296707A (ja) 回路遮断器の磁気駆動鉄心絶縁装置
KR920002563B1 (ko) 다극회로차단기의 아크소호실(arc extinction chamber)장치
JPH021012Y2 (ja)
US6509817B2 (en) Multipolar circuit breaker
JP2003297215A (ja) 回路遮断器
JPH0340456B2 (ja)
JPH0330971Y2 (ja)
JP2726392B2 (ja) 配線用遮断器
JP3261283B2 (ja) 回路遮断器
JPH0142925Y2 (ja)
JPS6348033Y2 (ja)
JPH02106841A (ja) 回路遮断器の可動接触子支持装置
JP2816010B2 (ja) 漏電遮断器
JPH0745870Y2 (ja) 消弧装置
JP3239547B2 (ja) 回路遮断器の電流検出装置
JP2951800B2 (ja) 回路遮断器
JPH0142926Y2 (ja)
JP3005118B2 (ja) 回路遮断器の構成部材のブロック化方法
JP2501761Y2 (ja) 開閉装置
JPS6111878Y2 (ja)
JPH0159686B2 (ja)
JPH0751720Y2 (ja) 回路遮断器の付属スイッチ
JPS6215959Y2 (ja)