JPH019989Y2 - - Google Patents

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JPH019989Y2
JPH019989Y2 JP1982129756U JP12975682U JPH019989Y2 JP H019989 Y2 JPH019989 Y2 JP H019989Y2 JP 1982129756 U JP1982129756 U JP 1982129756U JP 12975682 U JP12975682 U JP 12975682U JP H019989 Y2 JPH019989 Y2 JP H019989Y2
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JP
Japan
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claw
plate
support shaft
plates
grooves
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JP1982129756U
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JPS5935996U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオルゴール装置に関し、発音板を弾く
爪板の支軸に対する取付け位置に誤差を生じない
ようにして、爪板の取付け作業が正しく容易にで
きるように改良したものである。
爪板を支軸に積層状態に取付けるには、通常ス
ペーサーを介して爪板を順次軸架する方法が採用
されている。ところが、各スペーサー及び爪板は
厚さの誤差や成形時に生じた歪曲変形を有してお
り、これら部材の数十枚を積層的に軸架した場合
は、全体的に大きな集積誤差の生ずることは避け
られず、オルゴールの性能にかなりの影響を与え
ることになる。しかして、このような集積誤差を
矯正するために、爪板の取付けが完了した後で両
端から軸方向に加圧することも考えられるが、こ
の加圧を行なうと、両端及び中間部分で加圧の強
さが異なり、不均衡となつて爪板を正規位置に正
しく保持することは困難となるし、加えて、爪板
にはスペーサーによる過度の抵抗が作用して、爪
板の回転に支障となる不具合いを生ずる。
一方、集積誤差を最初からなくすようにするた
めには、スペーサーや爪板は精度よく加工された
ものを使用せねばならず、加工費は著しく高くな
つて量産する場合にコスト等の点で不都合が生ず
るといつた問題がある。
本考案は上記の問題を解決するためになされた
もので、その要旨とするところは、爪板を回転自
在に支持する支軸上に該支軸の円周方向に沿つて
多数の溝部を平行させて並設し、これら溝部に嵌
着した弾性を有するリングスペーサーによつて爪
板を挾持した点にある。即ち、本考案によれば、
支軸に設けた溝部によつて各爪板の正しい取付け
位置が予め設定され、各爪板は溝部に嵌合したリ
ングスペーサーにより挾持されるため、爪板の位
置決めが正しくできることは勿論のこと、爪板の
取付け作業は個人差をなくして容易にできるし、
また、各爪板の取付け状態は安定してガタ付きの
生ずる必配がなく、爪板の集積誤差を完全に解消
したオルゴール装置を低コストで提供できる。
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しな
がら説明すると、支軸1上には該支軸1の円周方
向に沿つて多数の溝部2を平行させて並設してあ
り、各溝部2は、図示の場合には同一円周上に相
対向させて2個の円弧状溝として設けてあるが、
これは一つの連続した円環状に設けてよいことは
勿論である。一方、上記各溝部2に固く嵌合でき
る大きさに形成されたリングスペーサー3は弾性
を有し、該リングスペーサー3の切離し口部4に
対向した内周縁の部分には支軸1の周面の一部と
面一に嵌合する凹部5を設けてある。この凹部5
はリングスペーサー3の拡開操作に無理を生じさ
せないために設けたものであるが、リングスペー
サー3を溝部2に嵌合する際の位置決めとしても
利用できる。
爪板6は各溝部2間に位置させて支軸1上に回
転自在に支持されており、その両側面部は各溝部
2に嵌合したリングスペーサー3と接し、挾持さ
れた状態で保持されている。
以上の構成によれば、各爪板6は溝部2によつ
て支軸1に対する取付け位置が予め設定されてい
るため、各溝部2にリングスペーサー3を嵌合す
ることによつて爪板6の取付け状態は個々に正し
く確定し、リングスペーサー3による挾持作用と
相俟つて定位置で円滑に回転できるし、また、各
爪板6の間隔も適正に保持され、集積誤差の生ず
る不具合いを完全に解消できるものである。
なお、支軸1としては中空軸を用いることもで
き、第1図に示す如くその両端部1aをオルゴー
ル基盤7に設けた支持部8によつて支持し、回転
する音曲板9の爪9aを各爪板6の爪6aと順次
係合できるように実施すれば、各爪板6を音曲に
同調させて個々に回転させ、発音板10を弾くこ
とができる。また、第8図に示す如くリングスペ
ーサー3の溝部2に対する嵌合部分をテーパー部
3aに形成すれば、溝部2えの嵌合操作を容易に
する上に有効であり、かつ、嵌合状態の精度を増
すことができる。
本考案は上記の如くであつて、支軸上に設けた
リングスペーサー嵌合用の溝部によつて各爪板を
取付けるための位置決めは自ら定まり、自体の弾
性によつて支軸との結合が強固に確定しているリ
ングスペーサーの挾持作用と相俟つて、支軸に対
する爪板の取付けは正確かつ容易にでき、集積誤
差をなくすためにリングスペーサー及び爪板の精
度等を特別に考慮する必要もなく、また、組立作
業の簡易化を図り得ると同時に、低コストで量産
に適したオルゴール装置を提供できるものであつ
て、その実用的価値は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
オルゴールの組付け状態を示す側面図、第2図は
支軸の斜視図、第3図は第2図A−A線断面図、
第4図はリングスペーサーの斜視図、第5図は爪
板の斜視図、第6図は爪板の取付け状態を示す正
面図、第7図は第6図B−B線断面図、第8図は
第7図C−C線断面図、第9図は発音板に対する
爪板の相対的関係を示す平面図である。 図中、1は支軸、2は溝部、3はリングスペー
サー、6は爪板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発音板を弾く多数の爪板をスペーサーを介して
    支軸に積層状態に取付けたオルゴール装置におい
    て、上記支軸上には該支軸の円周方向に沿つて多
    数の溝部を平行させて並設し、この各溝部間に位
    置させて爪板を支軸に回転自在に取付けると共
    に、上記爪板の各々を上記各溝部に嵌着した弾性
    を有するリングスペーサーにより挾持して成るこ
    とを特徴とするオルゴール装置。
JP12975682U 1982-08-30 1982-08-30 オルゴ−ル装置 Granted JPS5935996U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12975682U JPS5935996U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 オルゴ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12975682U JPS5935996U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 オルゴ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5935996U JPS5935996U (ja) 1984-03-06
JPH019989Y2 true JPH019989Y2 (ja) 1989-03-20

Family

ID=30293901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12975682U Granted JPS5935996U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 オルゴ−ル装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0734464Y2 (ja) * 1988-04-07 1995-08-02 有限会社三陽 オルゴール装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0138637Y2 (ja) * 1981-02-20 1989-11-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5935996U (ja) 1984-03-06

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