JPH0199734A

JPH0199734A - Ｘ筋の組立配筋方法

Info

Publication number: JPH0199734A
Application number: JP25463487A
Authority: JP
Inventors: Tetsugorou Kitahara; 哲五郎北原
Original assignee: TIGER MACH SEISAKUSHO KK
Current assignee: TIGER MACH SEISAKUSHO KK
Priority date: 1987-10-12
Filing date: 1987-10-12
Publication date: 1989-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、鉄筋コンクリートの高層建築物の柱に内蔵す
るＸ筋の組立配筋方法に関するものである。

Ｃ従来の技術］鉄筋コンクリートの柱に対してＸ筋配筋構造は、靭性、
剪断耐力が優れていることは周知であり、又Ｘ筋配筋構
造以外の配筋を現場組立作業で行っていることも多い。

従来の配筋は鉄筋を曲げ加工し、鉄筋の両端にフランジ
を固着して鉄筋をＸ状に捩ったものを使用し、組立その
他テ１作業が多いのが実情であった。

［発明が解決しようとする問題点］従来の組立品筋力法は、次のような問題点があった。

１）あらかじめ折り曲げた鉄筋の両端を２つのフランジ
にそれぞれ接続し、鉄筋を交差してＸ筋を手作業で組み
立てる場合、歪による反撥が発生し、また組立作業に広
い場所が必要である。

２）組立配筋したものを柱状に使用するため、鉄筋両端
にあるフランジによりコンクリートの充填が悪くなり、
コンクリートの練りも、かなり流動性のあるものにする
必要がある。

３）２つのフランジに鉄筋を接続して１本ずつねじると
しても、反撥抵抗が多く工場で一貫製作することができ
ない。

４）両端のフランジ外面より余分の鉄筋が突出している
と、組立過程でさまたげとなり易い。

本発明はこのような従来の問題点を解決し、従来のフラ
ンジに代え内外のリングを使用してコンクリートの充填
を容品にし、反撥力が発生せず工場で一貫して組み立て
ることができるようにしたＸ筋の組立品筋力法を提供す
ることを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］本発明は、周囲に多数のパイプを固着した内側移動リン
グの該パイプにそれぞれ内作ｒ鉄筋の一端を溶接し、前
記内側移動リングと同一の直径を有し周囲に前記パイプ
と同数のパイプを同じピッチで固着した内側回転リング
の該パイプに前記内側鉄筋の他端を溶接し、前記内側移
動リングを固定して前記内側回転リングを一方向に回転
した後、前記内側鉄筋にフープ筋を螺旋状に巻回して内
側鉄筋に溶接し、周囲に多数のパイプを固若し前記内側
移動リングの外側に配設された外側移動リングの該パイ
プにそれぞれ外側鉄筋の一端を溶接し、前記外側移動リ
ングと同一の直径を有し周囲に前記外側移動リングのパ
イプと同数のパイプを同じピッチで固着し前記内側回転
リングの外側に配設された外側回転リングの該パイプに
前記外側鉄筋の端を溶接し、前記外側移動リングを固定
して前期外側回転リングを前記内側回転リングの回転方
向とは反対の方向に回転した後、前記外側鉄筋にフープ
筋を螺旋状に巻回して外側鉄筋に溶接し、さらに前記外
側鉄筋の外側に多数の平行鉄筋を円筒状でかつ互いに平
行に配設して該平行鉄筋の両端をそれぞれ前記外側移動
リングと外側回転リングとに溶接し、前記平行鉄筋にフ
ープ筋を螺旋状に巻回して平行筋に溶接することを特徴
とするＸ筋の組立品筋力法である。

［作　用］内側鉄筋は一方にねじれた鼓状となり、外側鉄筋は内側
鉄筋の外側で反対方向にねじれた鼓状となる。そしてさ
らにその外側に、平行鉄筋が円筒状に固定され、２ｆｆ
ｉの鼓状になっているＸ筋が組立配筋される。

［実施例］次に本発明の実施例を、図に基づいて説明する。

第２図は本発明の方法に使用する内側移動リングｌ及び
内側回転リング２の側面図であって、互いに同一の直径
で作られており、内側移動リングｌ及び内側回転リング
２の外周には、それぞれ同数のパイプ３，４が同じピッ
チで固着しである。内側移動リングｌの第２図における
右側の端面には切欠部５を形成し、内側移動リングｌの
第２図における左側の端面には、突起部６と溝７とが形
成しである。これと同様に、内側回転リング２の右側の
端面には切欠部８を形成し、内側回転リング２の左側の
端面には、突起部９と溝１０とが形成しである。そして
内側移動リング１の突起部６と内側回転リング２の切欠
部８とは、密に嵌合するようになっている。

第３図は本発明の方法に使用する外側移動リング１１及
び外側回転リング１２の側面図である。

外側移動リング１１及び外側回転リング１２は、第２図
に示した内側移動リング１及び内側回転すング２の直径
よりも大きな寸法で互いに同一の直径で作られており、
外側移動リング１１及び外側回転リング１２の内周には
、それぞれ同数のパイプ１３．１４が同じピッチで固若
しである。外側移動リング１１の第３図における右側の
端面には切欠部１５を形成し、外側移動リング１１の左
側の端面には、突起部１８逅溝１７とが形成しである。

これと同様に、外側回転リング１２の右側の端面には、
切欠部１８を形成し、外側回転リング１２の左側の端面
には、突起部１９と溝２０とが形成しである。そして外
側移動リング１１の突起部１６と外側回転リング１２の
切欠部１８とは、密に嵌合するようになっている。

外側回転リング１２は、第４図の正面図に示すように内
側回転リング２の外側に同心に配設し、外側移動リング
１１は内側移動リングｌの外側に同心に配設して使用す
るもので、これらの配設にあたっては、図示しないチャ
ックを使用する。

即ち、内側回転リング２は、第２図の左側から内側回転
リング２の中心軸線を中心として回転できるチャックで
保持し、外側回転リング１２は、第３図の左側から外側
回転リング１２の中心軸線を中心として回転できる別の
チャックで保持し、内側回転リング２の外側に同心に配
設する。また内側移動リングｌは、内側移動リングｌの
中心軸線を中心として回転でき、かつ内側移動リングｌ
の中心軸線と平行に第２図の右方に移動できるチャック
によって、第２図の右側から保持する。外側移動リング
Ｕは、外側移動リング１１の中心軸線を中心として回転
でき、かつ外側移動リング１１の中心軸線と平行に第３
図の右方に移動できるチャックによって第３図の右側か
ら保持し、内側移動リング１の外側に同心に配設する。

本発明の最初の工程は、第５図、第６図に示すように、
所要長さの内側鉄筋２１．２２．２３．２４．２５．２
Ｇを１本ずつパイプ４，３に、第６図の左側から挿入す
る。この際には、内側移動リングｌ及び内側回転リング
２を一体にして逐次回転して行う。そして内側鉄筋２１
．２２．２３．２４．２５の第６図における右端近くの
部分をそれぞれ内側移動リングｌのパイプ３に溶接した
後、第６図に破線で示すように内側移動リングｌを右方
に移動すると、内側鉄筋２１．２２．２３．２４．２５
．２Ｂはパイプ４内を摺動して右方へ移動し、内側鉄筋
２１．２２．２３．２４．２５．２Ｂの左端側は、内側
回転リング２のパイプ４によって支持された状態になる
。

内側移動リングｌを右方の移動位置で固定し、第８図に
示すように内側回転リング２を時計方向に回転すると、
内側鉄筋２１．２２．２３．２４．２５．２Ｇは第９図
に示すように鼓状に捩られることになる。この状態で、
内側鉄筋２１．２２．２３．２４．２５．２Ｂの左端側
を内側回転リング２のパイプ４に溶接する。そして内側
移動リングｌ及び内側回転リング２を同じ方向に同一回
転速度で回転しながら内側鉄筋２１．２２．２３．２４
．２５の外周に第９図に示すようにフープ筋２７を螺旋
状に巻回し、これを内側鉄筋２１１２２．２３．２４．
２５．２Ｂに溶接する。

次に第１０図、第１１図に示すように所要長さの外側鉄
筋２８．２９．３０．３１．３２．３３を１本ずつパイ
プ１４．１３に、第１１図の左側から挿入する。この際
には外側移動リング１１及び外側回転リング１２を一体
にして逐次回転して行う。そして外側鉄筋２８．２９．
３０．３１．３２．３３の第１１図における右端近くの
部分をそれぞれ外側移動リング１１のパイプ１３に溶接
した後、第１１図に破線で示すように外側移動リング１
■を右方に移動すると、外側鉄筋２Ｂ、２９．３０．３
１．３２．３３はパイプ１４内を摺動して右方へ移動し
、外側鉄筋２８．２９．３０．３１．３２．３３の左端
側は、外側回転リング１２のパイプ１４によって支持さ
れた状態になる。

−外側移動リング！ｌを右方の移動位置で固定し、第１
２図に示すように外側回転リング１２を反時計方向に回
転すると、外側鉄筋２・８．２９．３０．３１．３２．
３３は第１４図に示すように鼓状に捩られることになる
。この状態で外側鉄筋２８．２９．３０゜３１、３２．
３３の左端側を外側回転リング１２のパイプ１４に溶接
する。そして外側移動リング１１及び外側回転リング１
２を同じ方向に同一回転速度で回転しながら外側鉄筋２
８．２９．３０．３１．３２．３３の外周に第１４図に
示すようにフープ筋３４を螺旋状に巻回し、これを外側
鉄筋２８．２９．３０．３１．３２．３３に溶接する。

この第１４図に示す鼓状の外側鉄筋２８．２９．３０．
３１．３２．３３は第９図に示した鼓状の内側鉄筋２１
．２２．２３．２４．２５．２６の外側に形成され、第
１５図に示す状態になる。

次に第１図に示すように外側移動リング１１及び外側回
転リング１２の外周に多数の平行鉄筋３５を円筒状でか
つ互いに平行になるように配設し、平行鉄筋３５の両端
を外側移動リング１１及び外側回転リング１２の外周に
溶接する。そして外側移動リング１１及び外側回転リン
グ１２を同じ方向に同一回転速度で回転しながら平行鉄
筋３５，３５゜・・・の外側にフープ筋３６を螺旋状に
巻回し、これを平行鉄筋３５に溶接する。

最後に内側移動リング１の溝７と外側移動リング１１の
溝１７との間に固定筋３７を配設して溶接により固定し
、内側回転リング２の溝１０と外側回転リング１２の溝
２０との間に固定筋３８を配設して溶接により固定し、
内側移動リング１と外側移動リング１１．内側回転リン
グ２と外側回転リング１２が相対的に回転しないように
して、Ｘ筋の組立を完了する。

［発明の効果］本発明は鉄筋の両端にリングを使用しているので、鉄筋
の端部がリングから突出していてもリングを若干回動す
るだけで支障なくリング同士を接続することができ、リ
ングはコンクリート充填を阻害することがない。

また互いに反対方向に捩った内側鉄筋と外側鉄筋とは互
いに反撥なく交差して歪の発生がなく、フープ筋で固定
するので精度の高い優れたＸ筋の組立を、工場で一貢し
て行うことができ、コストの低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法によって組立配筋したＸ筋の斜視
図、第２図は内側移動リング及び内側回転リングの側面
図、第３図は外側移動リング及び外側回転リングの側面
図、第４図は内側回転リングと外側回転リングとの配置
を示す正面図、第５図は内側鉄筋を取付けた内側回転リ
ングの正面図、第６図は内側鉄筋と内側移動リング、内
側回転リングとの関係を示す斜視図、第７図は第９図に
おける内側移動リングの正面図、第８図は第９図におけ
る内側回転リングの正面図、第９図は捩った内側鉄筋の
斜視図、第１０図は外側鉄筋を取付けた外側回転リング
の正面図、第１１図は外側鉄筋と外側移動リング、外側
回転リングとの関係を示す斜視図、第１２図は第１４図
における外側回転リングの正面図、第１３図は第１４図
における外側移動リングの正面図、第１４図は捩った外
側鉄筋の斜視図、第１５図は内側鉄筋と外側鉄筋との関
係を示す斜視図である。 ■・・・内側移動リング、２・・・内側回転リング、３
．４・・・パイプ、５・・・切欠部、６・・・突起部、
７・・・溝、訃・・切欠部、９・・・突起部、１０・・
・溝、１１・・・外側移動リング、１２・・・外側回転
リング、１３．１４・・・パイプ、１５・・・切欠部、
１６・・・突起部、１７・・・溝、１８・・・切欠部、
１９・・・突起部、２０・・・溝、２１．２２，２３，
２４，２５．２８・・・内側鉄筋、２７・・・フープ筋
、２８．２９．３０．３＋、３２．３３・・・外側鉄筋、
３４・・・フープ筋、３５・・・平行鉄筋、３Ｂ・・・
フープ筋、３７．３８・・・固定筋。特許出願人　タイガーマシン製作所代理人　弁理士　小　松　秀　岳５Ｉ−７図手続ネ市正書昭和６２年１０月２４日

Claims

【特許請求の範囲】

周囲に多数のパイプを固着した内側移動リングの該パイ
プにそれぞれ内側鉄筋の一端を溶接し、前記内側移動リ
ングと同一の直径を有し周囲に前記パイプと同数のパイ
プを同じピッチで固着した内側回転リングの該パイプに
前記内側鉄筋の他端を溶接し、前記内側移動リングを固
定して前記内側回転リングを一方向に回転した後、前記
内側鉄筋にフープ筋を螺旋状に巻回して内側鉄筋に溶接
し、周囲に多数のパイプを固着し前記内側移動リングの
外側に配設された外側移動リングの該パイプにそれぞれ
外側鉄筋の一端を溶接し、前記外側移動リングと同一の
直径を有し周囲に前記外側移動リングのパイプと同数の
パイプを同じピッチで固着し前記内側回転リングの外側
に配設された外側回転リングの該パイプに前記外側鉄筋
の他端を溶接し、前記外側移動リングを固定して前記外
側回転リングを前記内側回転リングの回転方向とは反対
の方向に回転した後、前記外側鉄筋にフープ筋を螺旋状
に巻回して外側鉄筋に溶接し、さらに前記外側鉄筋の外
側に多数の平行鉄筋を円筒状で且つ互いに平行に配設し
て該平行鉄筋の両端をそれぞれ前記外側移動リングと外
側回転リングとに溶接し、前記平行鉄筋にフープ筋を螺
旋状に巻回して平行筋に溶接することを特徴とするＸ筋
の組立配筋方法。