JPH0198327A - 信号受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は白色雑音発生器を備えた信号受信機に関する。

［従来の技術］ 従来、信号受信機には、該信号受信機が正常に動作する
か否かを確認するとともに、咳信号受信機の感度を測定
するために、高周波増幅部の入力端にマーカー発振器が
備えられている。このマーカー発振器は、例えば２５ｋ
Ｈｚまたは１００ｋｌ（ｚの整数倍の周波数を有する所
定のレベルの信号（以下、マーカー信号という。）を発
生する。該マーカー信号をこの信号受信機で受信し、例
えば信号受信機の信号レベルメータ（以下、Ｓメーター
という。）を用いてこのマーカー信号のレベルを測定す
ることにより、該信号受信機が正常に動作するか否かを
確認することができるとともに、該信号受信機の感度を
測定することができる。以下、これらの測定を信号受信
機の受信測定という。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述のマーカー発振器を備えた信号受信
機では、上述のように、２５ｋＨｚの整数倍の周波数ま
たは１ｏＯｋＨｚの整数倍の周波数のいわゆるスポット
周波数と呼ばれる、それぞれ単一の周波数においてのみ
該信号受信機の受信測定が可能であるが、連続的な周波
数帯域にわたって該信号受信機の受信測定を行うことが
できなかった。

本発明の目的は以上の問題点を解決し、信号受信機の入
力端に外部信号発生器を接続することなく、連続的な周
波数帯域にわたって信号受信機の受信測定を行うことが
できる信号受信機を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、白色雑音を発生する白色雑音発生器を信号受
信機の入力端に接続したことを特徴とする。

［作用］ 以上のように構成することにより、白色雑音を発生ずる
白色雑音発生器が信号受信機の入力端に接続され、該白
色雑音を上記信号受信機で受信し、例えば信号受信機の
Ｓメーターを用いてこの白色雑音のレベルを測定するこ
とにより、該信号受信機が正常に動作するか否かを確認
することができるとともに、該信号受信機の感度を測定
することができる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例である白色雑音発生器を備え
た信号受信機の回路図である。

この本発明の信号受信機は、信号受信機の高周波増幅器
の入力端に、定電圧ダイオードＤｚを用いた白色雑音発
生器を接続したことを特徴としている。

第１図において、アンテナｌは入力端子２を介して、信
号受信機の減衰器として動作する抵抗Ｒ１の一端及び切
り換えスイッチ４のａ側に接続され、抵抗Ｒ１の他端と
切り換えスイッチ４の共通側かともに接続され、該接続
点が高周波増幅器３の入力端に接続される。切り換えス
イッチ４のｂ側は白色雑音発生器５の出力端５ａ及び結
合用コンデンサＣｃを介して抵抗Ｒ２の一端及び定電圧
ダイオードＤｚのアノードに接続される。ここで、切り
換えスイッチ４は、制御回路ｌＯの制御信号出力端子１
０ａから出力される制御信号によってａ側又はｂ側に切
り換えられる。なお、抵抗Ｒ２の他端はアースに接続さ
れる。

定電圧ダイオードＤｚのカソードは高周波除去用のバイ
パスコンデンサＣｔを介してアースに接続されるととも
に、チョークコイルＬを介して抵抗Ｒ３の一端及び高周
波除去用のバイパスコンデンサＣ２の一端に接続される
。このバイパスコンデンサＣ２の他端はアースに接続さ
れる。また、抵抗Ｒ３の他端は、上記定電圧ダイオード
Ｄｚの順方向に対して逆方向の電圧（以下、逆方向電圧
という。）を印加する否かを切り換えるスイッチング用
ＰＮＰ型トランジスタＱのコレクタに接続され、該トラ
ンジスタＱのエミッタは例えば＋１５■の直流電源Ｖｃ
ｃに接続されるとともに、抵抗Ｒ４を介してトランジス
タＱのベースに接続される。該トランジスタＱのベース
は、抵抗Ｒ５を介して制御回路ＩＯの制御信号出力端子
ｌＯｂに接続される。

制御回路１０にスイッチ１１を介してアースに接続され
る。スイッチ１！がオフ状態であるとき、制御回路！０
は切り換えスイッチ４をａ側に切り換え制御するととも
に、制御信号出力端子ｔａｂをオープン状態にしており
、このとき、トランジスタＱはオフ状態であり、定電圧
ダイオードＤｚに逆方向電圧が印加されない。一方、ス
イッチｌｌをオンとしたとき、制御回路ＩＯは、切り換
えスイッチ４をｂ側に切り換え制御するとともに、制御
信号出力端子ｌＯｂをアース電位とする。このとき、ト
ランジスタＱがオン状態となり、定電圧ダイオードＤｚ
の順方向に対して逆方向となる逆方向電圧が、直流電源
ＶｃｃからトランジスタＱのエミッタ及びコレクタ、抵
抗Ｒ３、及びチョークコイルＬを介して定電圧ダイオー
ドＤｚに印加される。なお、好ましい実施例においては
、上記定電圧ダイオードＤｚは０５Ｚ６．８型定電圧ダ
イオードである。

このように逆方向電圧が定電圧ダイオードＤｚに印加さ
れるとき、公知の通り定電圧ダイオードＤｚは白色雑音
を発生する。この白色雑音の発生原理は次の通りである
。例えばダイオードのＰＮ結合に逆方向電圧を印加し、
該逆方向電圧を徐々に高くして行くと、ある電圧から逆
方向電流が増加するいわゆるブレークダウン現象が生じ
る。例えば定電圧ダイオードのブレークダウン現象は、
その発生機構から見てアバランシェ・ブレークダウン現
象に属すると考えられる。このアバランシェ・ブレーク
ダウンでは、Ｐ側の半導体に存在する電子がＮ側に向か
って移動する途中において、空間電荷領域での強い電界
で加速された後、その犬きな運動エネルギーを有する電
子が、結晶の共有結合を形成している電子と衝突して電
子を掃き出し、これによって、動くことが可能な電子、
すなわちキャリアとしての電子が生成される。この現象
をエネルギー・バンド構造で考えると、電界による電子
の運動エネルギーで充満帯の電子を伝導帯に引き上げ、
これによって新たに発生した伝導電子が高電界で、さら
に同様の現象が繰り返されるので、該伝導電子がなだれ
式に急激に増加して・ゆく。これにより、逆方向電流が
急激に増大するとともに電子の衝突により広帯域にわた
って平坦な振幅レベルを有する白色雑音が発生される。

以上のように構成された信号受信機の動作について図面
を参照して説明する。

まず、スイッチ１１がオフ状態であるとき、制御回路ｌ
Ｏは切り換えスイッチ４をａ側に切り換え制御するとと
もに、制御信号出力端子ｔａｂをオーブン状態にしてお
り、このとき、トランジスタＱはオフ状態であり、定電
圧ダイオードＤｚに逆方向電圧が印加されない。このと
き、アンテナ１で受信された信号は、入力端子２及び切
り換えスイッチ４のａ側を介して高周波増幅器３に入力
されて受信される。

一方、スイッチ１１をオンとしたとき、制御回路１０は
、切り換えスイッチ４をｂ側に切り換え制御するととも
に、制御信号出力端子ｔａｂをアース電位とする。この
とき、トランジスタＱがオン状態となり、定電圧ダイオ
ードＤｚの順方向に対して逆方向となる逆方向電圧が、
直流電源ＶｃｃからトランジスタＱのエミッタ及びコレ
クタ、抵抗Ｒ３、及びチョークコイルＬを介して定電圧
ダイオードＤｚに印加される。これによって、上述のよ
うに定電圧ダイオードＤｚは広帯域の白色雑音を発生し
、該白色雑音が結合用コンデンサＣｃ、−切り換えスイ
ッチ４のｂ側を介して高周波増幅器３に出力されるとと
もに、抵抗Ｒ１及び端子２を介してアンテナｌに出力さ
れる。

従って、広帯域にわたって概ね平坦な振幅レベルを有す
る白色雑音が信号受信機の高周波増幅器３に入力される
ので、信号受信機の入力端に外部信号発生器を接続する
ことなく、例えば信号受信機のＳメーター（図示せず）
を用いてこの白色雑音のレベルを測定することにより、
連続的な広い周波数帯域にわたって、該信号受信機が正
常に動作するか否かを確認することができるとともに、
該信号受信機の感度を測定することができる。

なお、白色雑音発生器５から発生される白色雑音は、上
述のように、抵抗Ｒ１を介してアンテナｌに出力され、
該白色雑音を減衰させて出力させることができるので、
白色雑音がアンテナｌからふく射されるふく耐量を大幅
に軽減することができ、アンテナ１に近接する機器への
白色雑音による影響を軽減することができる。

以上の第１図の実施例において、白色雑音発生器５の出
力端を高周波増幅器３及び減衰用抵抗Ｒ１の一端に接続
するように切り換えスイッチ４により切り換えているが
、これに限らず、白色雑音発生器５の出力端を高周波増
幅器３にのみに接続するように構成してもよい。

第２図は、白色雑音発生器の変形例を示す回路図である
。第２図において、例えば＋１５Ｖである直流電源Ｖｃ
ｃは抵抗Ｒ１０を介して例えば０５Ｚ６．８型定電圧ダ
イオードＤｚのカソード及び演算増幅器ＯＰの非反転入
力端子に接続され、該定電圧ダイオードＤｚのアノード
はアースに接続されろ。演算増幅器ＯＰの反転入力端子
は抵抗Ｒ１１と電解コンデンサＣＩＯの直列回路を介し
てアースに接続されるとともに、帰還用抵抗Ｒ１２を介
して演算増幅器ＯＰの出力端子に接続される。

該演算増幅器ＯＰの出力端子は出力端子６に接続される
。

以上のように構成された白色雑音発生器は、第１図の白
色雑音発生器５と同様に動作して、出力端子６に、広帯
域にわたって概ね平坦な振幅レベルを有する白色雑音を
出力する。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、白色雑音を発生す
る白色雑音発生器を信号受信機の入力端に接続するよう
にしたので、上記信号受信機の入力端に外部信号発生器
を接続することなく、連続的な周波数帯域にわたって、
上記信号受信機が正常に動作するか否かを確認すること
ができるとともに、該信号受信機の感度を測定すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である白色雑音発生器を備え
た信号受信機の回路図、 第２図は白色雑音発生器の変形例を示す回路図である。 ３・・・高周波増幅器、 ５・・・白色雑音発生器、 Ｄｚ・・・定電圧ダイオード。 特許出願人　　古野電気株式会社 代理人　弁理士　青白　葆ばか２名 第１ｒＭ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）白色雑音を発生する白色雑音発生器を信号受信機
   の入力端に接続したことを特徴とする信号受信機。