JPH019829Y2 - - Google Patents

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JPH019829Y2
JPH019829Y2 JP1983187097U JP18709783U JPH019829Y2 JP H019829 Y2 JPH019829 Y2 JP H019829Y2 JP 1983187097 U JP1983187097 U JP 1983187097U JP 18709783 U JP18709783 U JP 18709783U JP H019829 Y2 JPH019829 Y2 JP H019829Y2
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cam
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は懸吊用クランプ、詳しくは金属板やH
型鋼などの被吊下物をクレーンやホイストなどに
より吊下げ運搬する場合に用いる懸吊用クランプ
に関する。
一般にこの種クランプは、下部に被吊下物の基
台を備えた基台に、前記挿通溝を挟んで一側に受
片を、他側に可動カムを回動自在に設け、該第2
カムの回動中心に対し偏心した位置に作動杆の下
端を軸着すると共に、この作動杆の上端に吊具を
軸着し、該軸を基台に設けた上下方向に延びる長
孔に沿つて上下方向に移動可能ならしめ、前記吊
具からの引上げ力を前記作動杆を介して、前記可
動カムに伝達して、前記可動カムを前記受片側に
回動させることにより、被吊下物をクランプする
ごとく構成されている。
ところが、斯く構成するクランプにあつては、
前記可動カムを、作動杆の下端に直接連結するこ
とから、該可動カムの回動中心から該カムと前記
作動杆との連結部までの間隔が小さく、つまり前
記作動杆の引上げ力で可動カムにクランプ力を作
用させるためのテコ比が小さく、このため、前記
作動杆の引上時、クランプ自体の重量と被吊下物
の重量とによるクランプ力が弱い問題があつた。
この問題に対し前記可動カムの回動中心から該
カムと前記作動杆との連結部までの間隔を大きく
してテコ比を大きく設定すれば大きなクランプ力
を得られるのであるが、斯く構成した場合には、
前記作動杆の移動量が多くなつて前記長孔が上下
方向にさらに長く必要となり、この結果、基台が
上下方向に大きくなり、全体として大型化する問
題が生じる。
そこで、従来では可動カムのカム面に噛合突子
を設けて、該噛合突子により可動カムの被吊下物
への喰付きを良くして被吊下物の挿通溝からのず
れ落ちを防止しているのであるが、前記噛合突子
を設けた場合、被吊下物の吊上時に前記噛合突子
が被吊下物に喰込み傷付ける問題を有していた。
本考案は以上の問題点に鑑みて考案したもの
で、その目的は吊具による引上げ力でカムに大き
なクランプ力を作用させて、カムのカム面に噛合
突子を設けなくとも、被吊下物を強固にクランプ
することができると共に、吊上げ方向へのチエン
のたるみを解消でき、それでいて、全体の小型化
を計り得る点にある。
しかして、本考案の構成は、下部に被吊下物の
挿通溝を備え、該挿通溝の一側面を挟持面とした
基台に、前記挿通溝の他側で、かつ、前記挟持面
に対向するカム面をもつたカムを枢着し、該カム
にレバーを一体的に設けて、該レバーの遊端側
に、一端に吊具をもつたチエンの他端側を着脱可
能な連結ピンで係止すると共に、前記基台上部
に、前記チエンを、前記基台の上部外方に案内す
るガイド片と、該ガイド片に前記チエンを介して
対向する鎖歯車とで成るガイド体を設けると共
に、前記鎖歯車と基台との間に、前記鎖歯車を、
該鎖歯車に係合する前記チエンを吊上方向へ緊張
させる如く回動付勢する弾機を設けたものであ
る。
以下本考案クランプの実施例を図面に基づいて
説明する。
図中1は所定間隔をおいて相対向するごとく連
結した1対の金属製プレート11,11から成る
基台であつて、前記プレート11,11の下部に
は、金属板やH型鋼などの被吊下物Aの挿通溝1
2,12をそれぞれ形成し、これら挿通溝12,
12の一側面を挟持面12a,12aとしてい
る。
2は前記挟持面12a,12aに対向するカム
面21をもつたカム2で、前記基台1の前記挿通
溝12,12他側に枢支軸20によりブツシユ2
0aを介して回動自在に枢着され、かつ、前記カ
ム2のカム面21とは反対側には、レバー22を
一体的に連設して、該レバー22の遊端側に一端
に吊具4をもつたチエン3の他端側を着脱可能な
連結ピン30で係止している。尚、前記挟持面1
2a,12a及びカム面21にはいずれも噛合突
子を設けていない。
また、前記基台1の上部には、チエン3を前記
基台1の上部外方に案内するガイド体5を設けて
いる。
前記ガイド体5はチエン3に噛合う鎖歯車51
と該鎖歯車51の外周近くでチエン3を上部外方
に案内するガイド溝52aをもつガイド片52と
から成り、前記鎖歯車51をその軸部51aによ
り両プレート11,11間に回動可能に支持する
と共に、前記ガイド片52をピン53,53によ
り両プレート11,11間に固定している。
また前記鎖歯車51の軸部一端51aをプレー
ト11外方に延出し、該軸部51aとプレート1
1の外面との間にゼンマイばねなどの弾機54を
介装して、該弾機54により常時は前記鎖歯車5
1を第1図矢印方向に付勢してチエン3を吊上方
向へ緊張させる如くしている。尚、6は前記レバ
ー22のクランプ方向への揺動を規制する規制体
であり、55は前記弾機54を覆うカバー体で、
プレート11に螺着されている。
7はつまみ71をもつ係止杆で、該係止杆7は
スプリング72により常時カム側に付勢され、前
記カム2のクランプ解除状態で該カム2の側面に
形成した凹所23に係合してその解除状態を維持
できるようにしている。
8は前記挿通溝12,12の挟持面側プレート
11,11間にステーボルト80によりスリーブ
80aを介して回動可能に支持された補助カムで
あつて、該補助カムであつて、該補助カム8に
は、前記カム面21に対向し、かつ噛合突子81
aを設けたカム面81とボス部82とを形成し
て、該ボス部82外周に巻線ばね83を挿嵌し、
該ばね83の一端を補助カム8の係止ピン84
に、他端を前記プレート11に係止することによ
り補助カム8を前記カム2が前記挟持面12aに
対し挿通溝12,12内に進出すべく付勢する一
方、前記補助カム8に、前記被吊下物Aと当接
し、該被吊下物Aの挿通溝12,12への挿通で
前記補助カムの8のカム面81を挿通溝12,1
2から退避させる逆L字形の当接体85を一体的
に設けている。そして、通常は第3図に示すごと
く、被吊下物Aによる当接体85の押上げにより
前記補助カム8のカム面81を挿通溝12,12
から退避させて、噛合突子のないカム2のカム面
23と挟持面12a,12aとによる被吊下物A
のクランプを可能とし、該被吊下物Aが挿通溝1
2,12の上部から下方へずれた場合にのみ、前
記補助カム8が挿通溝12,12側に揺動して、
前記カム面81が被吊下物Aに当接して補助的に
クランプすべく成している。
前記係止ピン84の先端はプレート11に設け
た規制孔11a内に突入し、補助カム8の揺動範
囲を規制している。
尚、前記チエン3は吊具4とレバー22の遊端
部にそれぞれ連結ピン40及び30により連結さ
れていて、例えば連結ピン30を外して下端側の
連結リンク3aを選択したり、或はチエン3を長
さの異なるものと取替えることにより、吊具4か
らレバー22までのチエン3の長さを自由に変更
可能ならしめると共に、該チエン3とレバー22
との連結部と、チエン3と吊具4との連結部とに
前記チエン3の捩れを検出する検出用索31を設
けて、該検出用索31の捩れを監視することによ
り、チエン3の捩れを検出し、チエン3に捩れが
生じたままでの誤つた操作を防止するようにして
いる。32はチエン3の下端部に設けた操作用リ
ングで、該リング32を引つぱることによりレバ
ー22を介してカム2の解除操作を行なう外、該
リング32に操作索を設ければ前記レバー22の
遠隔操作が行なえる。
本考案は以上の如く構成するもので、被吊下物
Aの挿通溝12,12内に挿入し吊上げる際に
は、先ず第1図仮想線に示すごとくカム2を解除
位置側に回動させ、前記係止杆7をカム2の凹所
23に係合させてカム2をクランプ解除位置で維
持させる。
この状態で、被吊下物Aを挿通溝12,12に
挿入した後、つまみ71を引つぱつて係止杆7と
前記凹所23との係合を解く。すると、前記鎖歯
車51が弾機54によりチエン3の吊上方向に回
転してカム2を挟持面12a,12a側に回動
し、噛合突子の設けていないカム面21と挟持面
12a,12aとにより被吊下部Aを挟持する。
然かる後、懸吊用クランプをクレーン又はホイス
トなどにより吊上げるのであり、このとき、カム
2のカム面21から枢支軸20までの間隔と枢支
軸20からレバー22のチエン連結部までの間隔
とによるテコ比が大きく設定されているため、ク
ランプ自体の重量と被吊下物Aの重量とによるカ
ム2のクランプ力が強力に行なえるのである。
又、前記被吊下物Aを前記クランプから取外す
場合には、前記クランプを床面に降し、チエン2
2を介してカム2をクランプ解除位置側に回動さ
せ、前記係止杆7をカム2の凹所23に係合させ
てカム2をクランプ解除位置で維持させ、斯かる
状態で被吊下物Aの取外しを行なうのである。
尚、既述実施例では、カム2の成形時にレバー
22を同時に一体成形したが、カム2とレバー2
2とを別に形成して一体的に固着してもよい。
又、カム2のクランプ解除状態を維持する手段
として、前記係止杆7のカム2の凹所23への係
合により構成する外、例えば第7,8図に示すご
とくリンク機構を利用したクランプ解除手段を用
いてもよい。
この場合、ハンドル91をもつ軸杆9をプレー
ト11に回動可能に支持し、該軸杆9の内方端に
第1リンク92の一端を固定し、該第1リンク9
2の他端にレバー22に枢着された第2リンク9
3の遊端部を枢着して、前記ハンドル91の操作
により、前記第1リンク92を第7図矢印方向に
回転して仮想線に示すように第1、第2リンク9
2,93を介してカム2をクランプ解除状態に位
置させると共に、前記第1、第2リンクの連結部
が、軸杆9と、第2リンク93とレバー22との
連結部を結ぶ線上を越えた後、カム2の先端に前
記第1、第2リンク92,93の連結部が当接し
て、これらリンク92,93の前記鎖歯車51の
巻上げによるカム2側への移動は阻止され、これ
によりカム2のクランプ解除状態を維持すること
ができ、又ハンドル91を逆方向に回転すること
によりカム2をクランプ状態に復帰させられる。
94は第1リンク92の当り片である。
以上のごとく本考案は、下部に被吊下物の挿通
溝を備え、該挿通溝の一側面を挟持面とした基台
に、前記挿通溝の他側で、かつ、前記挟持面に対
向するカム面をもつたカムを枢着し、該カムにレ
バーを一体的に設けて、該レバーの遊端側に、一
端に吊具をもつたチエンの他端側を着脱可能な連
結ピンで係止すると共に、前記基台上部に、前記
チエンを、前記基台の上部外方に案内するガイド
片と、該ガイド片に前記チエンを介して対向する
鎖歯車とで成るガイド体を設けると共に、前記鎖
歯車と基台との間に、前記鎖歯車を、該鎖歯車に
係合する前記チエンを吊上方向へ緊張させる如く
回動付勢する弾機を設けたものであるから、吊具
による引上げ力で、前記チエン及びレバーを介し
てカムに大きなクランプ力を作用させることがで
き、これによりカムのカム面に噛合突子を設けな
くても、該カム面と前記挟持面間に強固にクラン
プすることができ、それでいて吊具の引上げ力を
ガイド体により案内されるチエンを介してカムに
伝えるようにしたから、従来のように基台に上下
方向に延びる長孔を設けなくともよいので、基台
を小さくして、全体の小型化を計ることができる
と共に、連結ピンを外してチエンの連結リンクを
選択したり、前記チエンの長さの異なるものと取
替えて、吊具からレバーまでの前記チエンの長さ
を自由に変更可能に成らしめながら、前記ガイド
体を吊上方向へ付勢する弾機に依り、前記チエン
の前記ガイド体からレバーまでの前記チエンのた
るみを除去することで前記チエンが常時吊上方向
へ緊張されており、従つて、被吊下物をクランプ
して、クレーンやホイストなどで引上げる場合、
その吊下荷重が作用する瞬間に起こる前記チエン
のたるみが復元するための初期延びにより生ずる
衝撃を防ぐことができて、確実なクランプ作用と
スムーズな吊下げ作業が出来る如き作用効果が得
られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クランプの一部切欠正面図、第
2図は同側面図、第3図は被吊下物をクランプし
た状態を示す一部切欠正面図、第4図はゼンマイ
ばねの取付状態を示す説明図、第5図は係止杆の
取付状態を示す説明図、第6図は補助カムの取付
状態を示す説明図、第7図はクランプ解除手段の
別の実施例を示す一部切欠正面図、第8図は同側
面図である。 1……基台、12,12……挿通溝、12a,
12a……挟持面、2……カム、21……カム
面、22……レバー、3……チエン、4……吊
具、5……ガイド体、30……連結ピン、54…
…弾機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部に被吊下物の挿通溝を備え、該挿通溝の一
    側面を挟持面とした基台に、前記挿通溝の他側
    で、かつ、前記挟持面に対向するカム面をもつた
    カムを枢着し、該カムにレバーを一体的に設け
    て、該レバーの遊端側に、一側に吊具をもつたチ
    エンの他端側を着脱可能な連結ピンで係止すると
    共に、前記基台上部に、前記チエンを、前記基台
    の上部外方に案内するガイド片と、該ガイド片に
    前記チエンを介して対向する鎖歯車とで成るガイ
    ド体を設けると共に、前記鎖歯車と基台との間
    に、前記鎖歯車を、該鎖歯車に係合する前記チエ
    ンを吊上方向へ緊張させる如く回動付勢する弾機
    を設けたことを特徴とする懸吊用クランプ。
JP18709783U 1983-12-02 1983-12-02 懸吊用クランプ Granted JPS6093680U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18709783U JPS6093680U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 懸吊用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18709783U JPS6093680U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 懸吊用クランプ

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Publication Number Publication Date
JPS6093680U JPS6093680U (ja) 1985-06-26
JPH019829Y2 true JPH019829Y2 (ja) 1989-03-17

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ID=30403949

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JP18709783U Granted JPS6093680U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 懸吊用クランプ

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JP (1) JPS6093680U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106679U (ja) * 1980-12-24 1982-07-01

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JPS6093680U (ja) 1985-06-26

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