JPH0196405A - ロッカーアーム - Google Patents

ロッカーアーム

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Publication number
JPH0196405A
JPH0196405A JP25218987A JP25218987A JPH0196405A JP H0196405 A JPH0196405 A JP H0196405A JP 25218987 A JP25218987 A JP 25218987A JP 25218987 A JP25218987 A JP 25218987A JP H0196405 A JPH0196405 A JP H0196405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rocker arm
sialon
ceramic
powder
abrasion resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25218987A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Okazaki
岡崎 清治
Yusuke Iyori
裕介 井寄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPH0196405A publication Critical patent/JPH0196405A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車エンジン部品として用いられるロッカー
アームに関するものである。
[従来の技術] ロッカーアームの軽量化によるエンジン性能の向上と耐
摩耗性向上によるメンテンスフリー化を目的に、その摺
動部にジルコニア、窒化珪素、炭化珪素、サイアロンな
どのセラミックスを用いようとする試みが、最近盛んに
行われている。なかでも、サイアロンは低い摩擦係数を
有し、高強度で靭性も高いため、これを用いたロッカー
アームは、最も優れた性質を示すものと期待されている
従来用いられているサイアロンとしては、一般式s x
 a −z Alz OZ N a −w (o < 
z≦4.2)テ表されるβ−サイアロンが主流であり、
このサイアロンはα化率90%以上の高価なα型Si3
N4粉末を出発原料として製造されるものである。
また、最近、一般式Mx(S i 、 A l )、2
 (○3N)(ここで、MはY r M g v希土類
元素のうちの一種以上)で示されるα−サイアロンは、
より高硬度を示すため耐摩耗材として適しているとの報
告がある(窯業協会誌94[1]1986. P183
〜185)ので。
このα−サイアロンを適用することも考えられている。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、これらのサイアロンは1700〜180
0℃といった高温で焼結しないと高密度の焼結体が得ら
れないものである。したがって、 1700℃以上の高
温になるとSi3N4が分解しガスが発生してボアが多
発するという基本的な問題点を有している。
このため、■高圧N2ガス中で焼結したり、■Si3N
4+SiO2等のつめ粉を使用するなどの工夫をこらし
て焼結を行っているが、この様な方法では多量の焼結を
行うことが難しく、かつ製造コストも高くつくため、比
較的安価にかつ大量に生産できることが必須不可欠の条
件となるロッカーアームへの適用が難しく、その実用化
を進める上で大きな障壁となっている。
本発明の目的は、1700℃未満の低温で焼結可能で、
耐摩耗特性のすぐれたサイアロンを実現し、それを用い
た安価なロッカーアームを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明においては次のよう
な技術手段を採用したものである。
すなわち、カムフォロワーのロッカーアームの少なくと
も摺動面にセラミックスを用いたロッカーアームにおい
て、該セラミックスがSi3N、粉末を50〜80モル
%と、CaO粉末およびAlN粉末とを混合してなる混
合粉を用いて成形し、1450〜1700℃の温度で焼
結したサイアロンセラミックスであることを特徴とする
ものである。
本発明において、上記セラミックスの主成分であるSi
3N4の含有景は50〜80モル%が適切であり、80
モル%を越えると適正焼結温度が1700℃を越えるた
め、高圧N2中焼結のような工夫をしないとSi3N、
が分解しガスが発生して十分な高密度焼結体が得られな
くなる。すなわち、得られた焼結体は、硬さが高々Hv
1350(30kg荷重)程度であり、耐摩耗、摺動材
としては実用性に乏しいものとなる。一方、Si3N4
が50モル%未満の場合には、Si3N4基セラミック
ス本来の性質が十分得られないため、硬さが高々Hv1
350のものとなるため、同じ理由で実用性に劣る。
また、CaO/AlN比は2/8〜8/2が適切であり
、278未満では緻密イiが進行しない。また8/2を
越えると焼結体のα存在比が10%以下となり、硬さが
1350Hv未満となり実用性に劣る。尚、本発明にお
ける上記セラミックスは、所望により焼結助剤としてA
1.O,を若干量含有しても良い。
上記のように従来用いられてきたY2O,の代りにCa
Oを用い、かつ前述の組成を選ぶことにより、1450
〜1700℃というSi3N、の分解の少ない比較的低
温度での焼結が可能となるのである。さらに、この組成
域ではα/β混相のサイアロンとなり、かっα/α+β
比は10%を越えるので、十分実用に耐え得る硬さが得
られるのである。
上述の様に、本発明においては、焼結が容易に行えるた
め、安価に耐摩耗のすぐれたサイアロンセラミックスを
作製でき、これを、特に摺動特性が要求されるロッカー
アームの摺動面に用いることにより、安価で耐摩耗性の
良好なロッカーアームを提供できるのである。
[実施例コ Si3N4.AlN、CaO粉末を所定比に秤量後アル
コール中ボールミルで24時間混合した。乾燥後、成形
バインダーとしてPVAを0.5%添加してロッカーア
ームの摺動部および特性測定用試料を夫々プレスにより
成形し、1450〜1700℃の温度で一気圧N2ガス
気流中で3時間保持して焼結した。第1表に組成および
物性を示す。
第1表 表から明らかなように、本発明におけるロッカーアーム
の摺動部は、硬さHv≧1350、密度比〉99%、破
壊靭性値KIC>4MP/m3.、、α/α+β>i。
%の良好な特性を有する焼結体から構成される。
これら摺動部をA1合金(ADC12)より成る本体に
接合して、ロッカーアームを得た。カムシフトとしては
チル鋳物を用い、実機モータリングにより、600rp
m X 200Hrの摩耗テストを実施した。
また、比較のためにβ−サイアロンを摺動部に用いたロ
ッカーアームを作製し、同様条件で摩耗テストを行った
。さらに、一般に用いられている高Cr系の焼結合金を
摺動部に用いたロッカーアームについても比較テストを
行なった。
その結果、ロッカーアームおよびカムシャフトの最大摩
耗量の和は、焼結合金を用いた従来構造のロッカーアー
ムでは、26〜37IJrBであったのに対し、本発明
のロッカーアームでは7〜istmと極めて少ない摩耗
量であった。また、高価なβ−サイアロンを用いたもの
でも7〜totmの摩耗量であり、本発明のロッカーア
ームは全く遜色のない特性を示すことがわかった。すな
わち、本発明によるロッカーアームは、焼結合金による
ものよりはるかに耐摩耗性に優れ、β−サイアロンによ
るものと同程度の耐摩耗性を示す。
[発明の効果] 本発明のロッカーアームは、以上述べたような構成およ
び作用のものであるから、耐摩耗性に優れ、かつ低価格
のロッカーアームを提供することができるので、自動車
用部品としての実用化を大きく促進する効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カムフォロワーのロッカーアームの少なくとも摺動面に
    セラミックスを用いたロッカーアームにおいて、該セラ
    ミックスがSi_3N_4粉末を50〜80モル%、残
    部CaO粉末およびAlN粉末からなり、モル比にてC
    aO/AlNが2/8〜8/2であるα/β複合サイア
    ロンからなることを特徴とするロッカーアーム。
JP25218987A 1987-10-06 1987-10-06 ロッカーアーム Pending JPH0196405A (ja)

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JP25218987A JPH0196405A (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ロッカーアーム

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JPH0196405A true JPH0196405A (ja) 1989-04-14

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ID=17233739

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003522A1 (ja) * 2003-07-01 2005-01-13 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 耐摩摺動部品およびそれを用いた摺動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003522A1 (ja) * 2003-07-01 2005-01-13 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 耐摩摺動部品およびそれを用いた摺動装置

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