JPH019629Y2 - - Google Patents

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JPH019629Y2
JPH019629Y2 JP1981146794U JP14679481U JPH019629Y2 JP H019629 Y2 JPH019629 Y2 JP H019629Y2 JP 1981146794 U JP1981146794 U JP 1981146794U JP 14679481 U JP14679481 U JP 14679481U JP H019629 Y2 JPH019629 Y2 JP H019629Y2
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JP
Japan
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inlet
container
ball mill
rotating shaft
slurry
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JP1981146794U
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JPS5853244U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スラリ化した固体粒子を多数の硬球
と共に撹拌することにより固体粒子を微細に粉砕
するボールミルに関するものである。
このようなボールミルは、加圧されたスラリ化
被処理物を受ける入口と、出口とが設けられた円
筒形又は多角筒状の容器と、この容器の長手軸方
向に延びておりかつ回転自在に支持されている軸
と、この軸上にその長手方向に間隔を置いて固定
した複数個の円盤状又はピン状の撹拌部材と、前
記回転軸を回転させる駆動装置と、前記容器内に
収容された多数の粉砕作用を行なう硬球とを包含
し、前記入口は、硬球阻止のためのスクリーンが
設けられている。このような構成のボールミルに
あつては、入口の硬球阻止スクリーン上に硬球が
滞留することがあり、その場合、スラリは、スク
リーンと滞留硬球との隙間を通つて容器に入らね
ばならず、その際圧損を受ける。しかし、従来処
理されていた程度の粘度の被処理物のスラリは、
スクリーンと滞留硬球との間を通る際に圧損を受
けても、それはそれ程大きくなく、ボールミルは
十分効率的に動作し、満足できるものであつた。
しかしながら、近年、粉砕効率を高めるために
液体に対する固体粉子の割合を大きくしてスラリ
の粘度を高める傾向がある。しかし、スクリーン
と滞留硬球との間の隙間を通る際に受ける圧損
は、粘度が高くなるのにつれて大きくなり、スラ
リを容器内に圧入しにくくなる。そして、粘度が
500ポアズを越えるようになると、スラリの圧入
はほとんどできなくなる。そして、これは、粘度
が高くなると、硬球阻止スクリーン自体も大きな
圧力損失を与えることも原因していると考えられ
る。
そこで、本考案は、スラリの粘度が高くてもス
ラリが容易に供給されるようになされたボールミ
ルを提供せんとするものである。
すなわち、本考案によるならば、加圧されたス
ラリ化被処理物を受ける入口と出口とが設けられ
た筒形の容器と、この容器の長手軸方向に延びて
おりかつ回転自在に支持されている軸と、この軸
上にその長手方向に間隔を置いて固定された複数
個の撹拌部材と、前記回転軸を回転させる駆動装
置と、前記容器内に収容された多数の粉砕作用を
行なう硬球とを包含しているボールミルにおい
て、前記入口を、前記回転軸と同心的に該回転軸
の一端に対して向い合うように前記容器に設け、
前記回転軸の前記一端に、前記入口を覆うように
該入口に近接して円板を固定し、該円板の入口側
の面と、前記入口の周囲との間の距離を、硬球の
直径より小さくなるようにする。
このように、円板と入口の周囲との間の間隙を
硬球の入り込まない大きさにしているので、硬球
阻止スクリーンを設けることなく、硬球が入口内
に入り込むことを阻止でき、且つ、硬球阻止スク
リーン上に滞留する硬球による圧力損失も硬球阻
止スクリーン自体による圧力損失も生じない。そ
の代りに入口の周囲と円板との間の間隙による圧
力損失が生じるが、円板は回転軸と共に回転する
ので、その間隙内に入口から入り込んだスラリ
は、円板によつて回転させられ遠心力を受けて容
器内に送り込まれる。従つて、粘度の高いスラリ
であつても容易に容器内に圧送することができ
る。その結果、高粘度スラリが供給できるので、
粉砕効率を著しく高めることができる。
更に、本考案においては、円板の中央部を、入
口内に円錐状に突出させ、そして、その円錐面に
放射状に複数のブレードを設けてもよい。このよ
うにすることにより、円板の回転によりスラリは
プレートに巻き込まれて、ポンプ作用により円板
と入口の周囲との間に送り込まれる。
なお、本考案の一実施例においては、ブレード
は、等角度間隔に配置してもよく、その場合、例
えば8つ設ける。
以下添付図面を参照して本考案によるボールミ
ルの実施例を説明する。
第1図は、本考案によるボールミルの入口部付
近の縦断面である。ボールミルは、円筒形又は多
角筒形の容器1を具備しており、この容器の一端
には、入口2が設けられており、他端には出口
(不図示)が設けられている。更に、容器1内に
は、容器の一方の端壁を貫いて回転自在に支持さ
れている回転軸3が容器の長手軸方向に延在して
おり、この回転軸3は、図示していない駆動装置
により回転させられるようになされている。そし
て、入口2は、その回転軸3と同心的に回転軸の
端に向い合うような容器の端壁1a上に位置に形
成されており、その入口の周囲には、耐摩耗性金
属リング4が取付けられている。
容器1内に位置する回転軸3には、その長手方
向に一定の間隔で複数の撹拌部材5が設けられて
いる。この撹拌部材5は、図示の如く、円板6と
その外周に複数植え込まれて放射状に延びるピン
7とから構成されるものでも、複数の穴があけら
れた円盤でもよい。そして、容器2の筒壁内面に
は、撹拌部材5の間に位置して回転軸に向つて延
びる複数のピン8が設けられている。また、互に
隣接する撹拌部材5の間で周方向に配設されてい
る複数のピン8は、環状円盤と置き替えてもよ
い。更に、容器1内には多数の硬球(図示せず)
が入れてある。
このような構成において、回転軸3の端にネジ
9により取付けられている円板6の入口側の面
と、入口の周囲即ちリング4の円板側の面との間
の間隙Gは、処理する固体粒子の直径より十分大
きく且つ硬球の直径dよりは小さくなされてい
る。間隙Gは、0.3dから0.5dの範囲が好ましい。
更に、回転軸3の端の円板6の中央部は、入口2
内に円錐状に突出し、その円錐面10には、等角
度間隔で配置され放射方向に延びる複数の、例え
ば8つのブレード11が設けられている。
以上の如きボールミルにおいて、回転軸3を回
転させて、被処理物である固体粒子のスラリを入
口2から加圧供給すると、スラリは、まず、回転
軸3の端の円板6の円錐部のブレード11による
ポンプの作用により、円板6とリング4との間に
送り込まれる。そして、その間隙に入つたスラリ
は、円板6の回転により回転させられ、遠心力に
よつて容器1内に送り込まれる。一方、硬球は、
円板6とリング4との間には決して入り込むこと
はなく、また、円板に当るものははじき返される
ので、その間隔が塞がれることはない。
従つて、粘度の高いスラリを圧送しても滞留硬
球や硬球阻止スクリーンによる圧損を受けないだ
けでなく円板の回転により遠心力で送り込まれる
ので、粘度の高いスラリでも容易に供給でき、そ
れ故、粘度の高いスラリの使用によつて粉砕効率
を著しく高めることができる。なお、処理する固
体粒子は、通常硬球の直径の10分の1より小さい
ので上述の如き間隙の大きさでリングと円板との
間の通過に支障は全くない。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、粘度の高いスラリが容易に供給できるので、
高粘度スラリにより被処理物の処理効率を著しく
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるボールミルの入口付近
の概略縦断面図、そして、第2図は、第1図の線
−でみた円板の平面図である。 1……容器、2……入口、3……回転軸、4…
…耐摩耗性リング、5……撹拌部材、6……円
板、7,8……ピン、9……ネジ、10……円錐
面、11……ブレード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加圧されたスラリ化被処理物を受ける入口と
    出口とが設けられた筒形の容器と、この容器の
    長手軸方向に延びておりかつ回転自在に支持さ
    れている軸と、この軸上にその長手方向に間隔
    を置いて固定された複数個の撹拌部材と、前記
    回転軸を回転させる駆動装置と、前記容器内に
    収容された多数の粉砕作用を行なう硬球とを包
    含しているボールミルにおいて、前記入口は、
    前記回転軸と同心的に該回転軸の一端に対して
    向い合うように前記容器に設けられ、前記回転
    軸の前記一端には、前記入口を覆うように該入
    口に近接して円板が固定され、該円板の入口側
    の面と、前記入口の周囲との間の距離は、硬球
    の直径より小さくなされていることを特徴とす
    るボールミル。 (2) 前記円板の中央部は、前記入口内へ円錐形に
    突出している実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のボールミル。 (3) 前記円板の円錐形突出部の円錐面には、複数
    のブレードが設けられている実用新案登録請求
    の範囲第2項記載のボールミル。
JP14679481U 1981-10-02 1981-10-02 ボ−ルミル Granted JPS5853244U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14679481U JPS5853244U (ja) 1981-10-02 1981-10-02 ボ−ルミル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14679481U JPS5853244U (ja) 1981-10-02 1981-10-02 ボ−ルミル

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Publication Number Publication Date
JPS5853244U JPS5853244U (ja) 1983-04-11
JPH019629Y2 true JPH019629Y2 (ja) 1989-03-16

Family

ID=29939678

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JP14679481U Granted JPS5853244U (ja) 1981-10-02 1981-10-02 ボ−ルミル

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746584Y2 (ja) * 1988-01-28 1995-10-25 三菱自動車工業株式会社 車両の乗員拘束装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53136762A (en) * 1977-04-29 1978-11-29 Buehler Ag Geb Ball mill of high stirring performance

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JPS53136762A (en) * 1977-04-29 1978-11-29 Buehler Ag Geb Ball mill of high stirring performance

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JPS5853244U (ja) 1983-04-11

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