JPH0195904A - 自動車用ホイール - Google Patents

自動車用ホイール

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Publication number
JPH0195904A
JPH0195904A JP62255709A JP25570987A JPH0195904A JP H0195904 A JPH0195904 A JP H0195904A JP 62255709 A JP62255709 A JP 62255709A JP 25570987 A JP25570987 A JP 25570987A JP H0195904 A JPH0195904 A JP H0195904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
wheel
well
open ports
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP62255709A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Ishihara
広一郎 石原
Juichi Kawashima
河嶋 寿一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0195904A publication Critical patent/JPH0195904A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は自動車(二輪車を含む)に使用する車輪のホ
イールに係り、リムを軽量化することによってホイール
全体の軽量化をはかった自動車用ホイールに関する。
技術的背景 自動車用ホイールは自動車の安全走行上重要な部品であ
り、構造上十分な強度を有する必要があるが、その伯に
も以下に示すような役割、機能を必要とする。
Q 耐久性 ホイールは車体重量や積載重量を常に支持する必要があ
るが、これらがホイールの回転に伴って繰返し荷重とし
て働くため、ホイールには半径方向に作用する荷重に対
する耐久性が必要であること、またコーナーリング時に
車体に働く遠心力はホイールには曲げモーメントとして
動くので、回転曲げ下の耐久性も要求される。
O軽量性 自動車の悪路走行時の乗心地はバネ下重量と関連してお
り、ホイールの軽量化は乗心地性の向上に役立つ。また
、燃料費を向上させるためにも必要とされる。
○ 冷却機能 自動車のホイール取付は部に配設されているブレーキは
連続的な制動により人伝の摩擦熱を発生するため、例え
ばディスクブレーキの場合ロータが高温になるとブレー
キ性能を茗しく低下8せ、非常に危険でおる。従って、
ホイールに風穴を設けたり、フィンを付けたりして冷却
機能を持たしている。また、ホイールはこのようなブレ
ーキ用の部品を収容するスペース(例えばディスクブレ
ーキのロータ径を十分確保できるスペース)を有する必
要がある。
Q 意匠性 ホイールは車体の外側に取付けられる関係上、一般の目
に触れる機会が多いため、デザイン性に優れたものが市
場で好まれる傾向が強い。従って、ホイールの形状は勿
論のこと、風穴の形状および個数等にも意匠性が考慮さ
れている。
Q 耐食性 自動車は塩分の多い環境下で使用されたり、また屋外に
駐車されることが多いため、ホイールは耐食性を有する
必要がある。
これらの条件を満足すべく最近の動向としては、アルミ
合金、マグネシウム合金、FRP等の新しい素材を用い
たホイールが製造されているが、強度、耐久性、溶接性
、コスト等に問題があり、広く普及するまでに至ってい
ない状況である。
ところで、鋼製ホイールの一般的な構造としては、第6
図に示すごとく、リム(1)とディスク(2)とから構
成され、両者がアーク溶接、スボッi・溶接、リベット
等によって一体に接合されているものと、第7図に示す
ごとく、リム(1)と中央部材(1−14)およびスポ
ーク(1−13)とから開成されているものがある。
リム(1)にはリム7ランジ部(1−1)、ビードシー
ト部(1−2)、ウェル部(1−3)、バルブ孔(1−
4)、あるいはスポーク固定用の穴(1−12)が形成
されている。一方、ディスク(2)にはセンター穴(2
−1)、ボルト穴(2−2)、風穴(2−3)が穿設さ
れ、ざらに軸方向に張出したハツト部(2−4)が形成
されている。(1−6)はスポット溶接部、(1−7)
はシーム溶接部である。
従来の技術 自動車用ホイールの軽量化は前記した通り乗心地性の向
上と燃料費の低減に役立つ。このため従来より種々の重
量軽減対策がこうじられている。
−膜内には、ディスクに風穴を設けたり、ディスク素材
板厚を薄クシハツト部を張出して剛性を持たせたホイー
ル等、ディスクに特徴を持たせたものが広く知られてい
る。
一方、リムの軽量化をはかったものとしては、以下に示
すものが既知である。
■ 車両用不等肉厚リム(特開昭57−175401)
このリムは部分的に厚肉とされた素材からロール成形さ
れたちのC、フランジコーナ一部、ウェル]−す一部を
厚肉とし、合理的な肉厚配分によってリム重量の軽減を
はかったものである。
■ 自動車用ロードホイールリム(特開昭59−このリ
ムはリング状帯板の塑性加工により成形する際、耳部(
フランジ部)相当部位の板厚を底部〈ウェル部)相当部
位の板厚より厚くすることにより、耳部と底部の発生応
力のバランスをとり、結果的に軽鑑なリムを得たもので
ある。
従来技術の問題点 従来の前記■■はいずれもリムに肉厚差をつけることを
主眼としており、円周方向にはいずれの角度の断面にお
いても−様なプロフィールとなる。
しかし、円周方向に−様な肉厚の変化だけでは十分満足
できる重量軽減対策とは言えない。
リムとディスクとからなるホイールを例にとると、リム
とディスクは一般的には8箇所のスボツ1〜溶接や4箇
所のシーム溶接で接合されており、円周方向に−様な構
造とはなっていない。つまり、スポット溶接部やシーム
溶接部近傍のリムには高い応力が発生するのに対し、遠
方ではそれ程高い応力は発生しない。
したがって、円周方向に−様な肉厚の変化だけでは完全
に合理的な形状とは言えず、まだ軽量化できる余地が残
されていると言える。
この発明はかかる知見より、リムの重量軽減により有効
な手段を見出し、ホイールの強度や耐久性等を損なうこ
となく軽量化をはかった自動車用ホイ′−ルを提案せん
とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明はホイールの軽量化をはかる手段として、リム
フランジコーナー部、ウェルコーナー部、溶接部近傍、
ビードシート部を除く部分に開孔を設け、そのくり抜い
た素材の重量分だけ軽量化したリムを用いることを要旨
とするものである。
ただし、チューブレスタイヤを装着するホイールに対し
ては、前記開孔部をゴム栓、ゴム帯等で密封し、タイヤ
空気が扱けないようにする。
作   用 リムに開孔を設ける位置として、リムフランジコーナー
部、ウェルコーナー部、溶接部からリム板厚の3倍以上
離れた部分及びビードシート部を除く部分に限定したの
は、以下に示す理由による。
すなわち、リムフランジコーナー部やウェルコーナー部
にはホイールの構造上高い応力が発生し、しかもホイー
ルの回転に伴い周期的な変動を受は疲労が問題となるた
め、開孔部を付けることによって応力が集中する事態を
避けるためである。
また、溶接部についても同様高い応力が発生するため、
開孔は溶接部から離れた位置に設けるのが好ましい。
ビードシート部は、タイヤのビードと密着させてタイヤ
空気が抜は出るのを防止する部分でおり、当該部位に開
孔を付けることは密封性を失うことになるので避ける必
要がある。
一方、上記の各部位を除く部分すなわち応力の低い部分
に開孔を設けた場合は開孔のないときの応力よりも高い
応力が発生するが、本来この部分は応力値の低い部分で
あるため問題はなく、くり抜かれた素材の重量弁だけ軽
量化される。
第1図はこの発明に係るホイールの一例を中心より片側
半分を省略して示す側面図で、(1−1)はリムフラン
ジコーナー部、(1−2)はビードシート部、(1−3
)はウェル部、(1−4)はバルブ穴、(1−5)はウ
ェルコーナー部、(1−6)はスポット溶接部、(1−
8)はレグ部、(1−9>は開孔である。
ここでは、ウェル部(1−3)にスポット溶接部(1−
6)よりできるだけ離して開孔(1−9)を設け、ざら
にレグ部(1−8)にビードシート部(1−2)を避け
て開孔(1−9)を設けている。
このウェル部(1−3)およびレグ部(1−8)に設け
る開孔(1−9)はいずれも円周上に必ずしも等間隔に
設ける必要はない。開孔の径、個数、形状等については
特に限定するものではなく、ホイールの大きさや素材の
肉厚等を考慮して適宜窓める。
第2図は第1図に示すホイールにチューブレスタイヤを
装着する場合に開孔(1−9)を密封する方法を例示し
たもので、図(A>は各開孔(1−9)をゴム栓(1−
10)により密封する方法、図(B)は各開口(1−9
)をゴム帯(1−11)により密封する方法をそれぞれ
示す。なお、第3図(A>は第2図(A) III−I
II線上ノ縦断面図、同図(B)は第2図(B)I[I
−I[1線上の縦断面図である。
この方法の場合、ゴム栓(1−10)やゴム帯(1−1
1)はタイヤ空気圧により押付けられ開孔(1−9)を
密封する。
実  施  例 60ば4級高張力鋼板の素材より、14インチ径で6イ
ンチ幅のリムを製作した。その際、長袖、短軸がそれぞ
れ30mm、 20nnr+の楕円形の開孔をウェル部
に4個、長軸50mm、短軸30mmの楕円開孔をレグ
部に12個の計16個の開孔を設けた。なお、リム板厚
は2.6mm厚、2.8mm厚、3mm厚の3種を用い
た。
各リムの重ωを、密封用のゴム栓とゴム帯を付けだもの
と、全く開孔をt2けなかった同一寸法のリムと比較し
て第1表に示す。
第1表より明らかなごとく、開孔を設けることによりリ
ムは約6%軽量化できる。また、チューブレスタイヤ用
にゴム栓やゴム帯を付けても約4.5%軽量化できるこ
とが判明した。
第  1   表 次に、60に+fJ級高張力鋼板の素材よりなる板厚4
mmのディスクを成形し、前記各リムとスポット溶接に
て接合して製作したホイールの耐久性を半径方向負荷試
験にて調べた。
半径方向負荷試験はホイールにチューブレスタイヤを装
着し、タイヤ空気圧4.55 kg、Jを注入し、ホイ
ールとタイヤの半径方向に荷重を加えてドラムに押付け
ながら回転させる試験であり、主にリムの疲労強度を調
べるのに用いられる。
本実施例ではタイヤの許容できる最大荷重を係数倍した
押付は荷重をかけて、有害な疲労亀裂発生までの回転部
によって耐久性を評価した。その結果を第4図に示す。
第4図より、開孔部のリムと、開孔部のリムの耐久性に
有意な差は認められないことが判明した。
したがって、リムに開孔を設けても構造上の問題は生じ
ないことがわかる。
なお、この耐久性試験において、亀裂(3)が発生した
のは第5図に示すごとくスポット溶接部近傍であり、リ
ム開孔部には亀裂は生じなかった。
発明の効果 この発明は上記のごとく、耐久性や構造上の問題が生じ
ることのない手段によって、従来より軽量のホイールを
得ることができ、バネ下@量の軽減がはかられる結果乗
心地性が向上し、また燃費の低減効果も大きく、自動車
の性能アップに大なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るホイールの一例を中心より片側
半分を省略して示す側面図である。 第2図は第1図に示すホイールにチューブレスタイヤを
装着する場合に開孔を密封する方法を例示したもので、
図(八)は開孔をゴム栓で密封する方法、図(B)は開
口をゴム帯で密封する方法を示す側面図である。 第3図(A)は第2図(A) III−nu綿線上縦断
面図、図(B)は第2図(B) III−III線上の
縦断面図である。 第4図はこの発明の実施例における半径方向負荷試験結
果を示す図である。 第5図は同上実施例における亀裂発生箇所を示す側面図
である。 第6図は従来の一般的な鋼製ホイールを示す図で、同図
(A>は正面図、同図(B)は縦断側面図である。 第7図は同じ〈従来のスポーク使用のホイールを示す一
部縦断側面図である。 1・・・リム       1−1・・・リムフランジ
部1−2・・・ビードシート部 1−3・・・ウェル部
1−5・・・ウェルコーナー部1−6・・・スポット溶
接部1−8・・・レグ部、     1−9・・・開孔
1−10・・・ゴム栓     1−11・・・ゴム帯
2C 第1図 第21 (A) 第3 (A) 図 (B) 図 (B) 第4図 第5図 316図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リムフランジコーナー部、ウェルコーナー部、溶接部か
    らリム板厚の3倍以上離れた部分及びビードシート部を
    除く部分に開孔を設けたリムで構成したことを特徴とす
    る自動車用ホィール。
JP62255709A 1987-10-09 1987-10-09 自動車用ホイール Pending JPH0195904A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62255709A JPH0195904A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 自動車用ホイール

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JPH0195904A true JPH0195904A (ja) 1989-04-14

Family

ID=17282547

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JP62255709A Pending JPH0195904A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 自動車用ホイール

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JP (1) JPH0195904A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034839A1 (ja) * 2007-09-12 2009-03-19 Fukunaga Office Co., Ltd. 車両用ホイール及び車両用タイヤの組立方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034839A1 (ja) * 2007-09-12 2009-03-19 Fukunaga Office Co., Ltd. 車両用ホイール及び車両用タイヤの組立方法

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