JPH019468Y2 - - Google Patents
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- JPH019468Y2 JPH019468Y2 JP1984024815U JP2481584U JPH019468Y2 JP H019468 Y2 JPH019468 Y2 JP H019468Y2 JP 1984024815 U JP1984024815 U JP 1984024815U JP 2481584 U JP2481584 U JP 2481584U JP H019468 Y2 JPH019468 Y2 JP H019468Y2
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- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鍋その他の容器内の食物等を保温する
保温器に関する。
保温器に関する。
従来、この種の保温器は第1図に示す如く構成
されていた。すなわち、図中1は本体であつて、
この本体1の上部にはヒータ支持板3が取付けら
れている。そして、このヒータ支持板3の上には
板状のヒータ2が取付けられている。また、この
ヒータ2の上面には金属等の熱伝導率の大きな材
料で形成された熱板4が密着配置されている。
されていた。すなわち、図中1は本体であつて、
この本体1の上部にはヒータ支持板3が取付けら
れている。そして、このヒータ支持板3の上には
板状のヒータ2が取付けられている。また、この
ヒータ2の上面には金属等の熱伝導率の大きな材
料で形成された熱板4が密着配置されている。
このように構成された保温器は、たとえば上記
の熱板4の上に保温すべき食物を収容した鍋A等
を載置し、ヒータ2を発熱させる。そして、この
ヒータ2の熱は熱板4を介して鍋Aの底部に伝わ
り、この鍋A内の食物を加熱し、保温する。
の熱板4の上に保温すべき食物を収容した鍋A等
を載置し、ヒータ2を発熱させる。そして、この
ヒータ2の熱は熱板4を介して鍋Aの底部に伝わ
り、この鍋A内の食物を加熱し、保温する。
ところで、このような保温器では熱板の上に載
置された鍋等に伝達される熱量を増大して保温力
を大きくすることが好ましい。しかし、この熱板
の上に載置された鍋等の底面は湾曲していたり、
あるいは平面であつても使用によつて凹凸が形成
されていたりするので、この熱板と鍋の底面とが
密着せず、この熱板から鍋への熱伝達効率はあま
り大きくない。このため、この鍋等へ伝達する熱
量を増大させるためには熱板の温度を高くしなけ
ればならない。しかし、この熱板の温度を高くす
ると万一この熱板に誤つて指等が触れた場合に火
傷をする危険が生じる。このため従来のものでは
この熱板の温度は誤つて触れた場合でも火傷を生
じない程度の温度にせざるを得ず、充分な保温力
が得られなかつた。
置された鍋等に伝達される熱量を増大して保温力
を大きくすることが好ましい。しかし、この熱板
の上に載置された鍋等の底面は湾曲していたり、
あるいは平面であつても使用によつて凹凸が形成
されていたりするので、この熱板と鍋の底面とが
密着せず、この熱板から鍋への熱伝達効率はあま
り大きくない。このため、この鍋等へ伝達する熱
量を増大させるためには熱板の温度を高くしなけ
ればならない。しかし、この熱板の温度を高くす
ると万一この熱板に誤つて指等が触れた場合に火
傷をする危険が生じる。このため従来のものでは
この熱板の温度は誤つて触れた場合でも火傷を生
じない程度の温度にせざるを得ず、充分な保温力
が得られなかつた。
本考案は以上の事情に基づいてなされたもの
で、その目的は鍋等に伝達される熱量を大きくし
て保温力を増大することができ、かつ火傷の危険
性のない保温器を提供することにある。
で、その目的は鍋等に伝達される熱量を大きくし
て保温力を増大することができ、かつ火傷の危険
性のない保温器を提供することにある。
すなわち本考案は、本体と、この本体に設けら
れた発熱体と、この発熱体上に密着して設けられ
所定の熱抵抗を有する材料で形成されるとともに
その縁部が上記の発熱体の周縁より突出した板状
の熱板とを具備したものである。したがつて、発
熱体からの熱がこの熱板の周縁部に伝達される際
にこの熱板内に温度勾配が生じ、この熱板の周縁
部の温度はこの熱板の中央部の温度より低温とな
る。したがつて、この熱板の中央部の温度を高温
にして鍋等に伝達される熱量を大きくしても誤つ
て指等の触れる可能性の高い周縁部の温度を火傷
の危険のない程度の温度とすることができる。よ
つて、保温力を大きくし、かつ火傷を確実に防止
することができるものである。
れた発熱体と、この発熱体上に密着して設けられ
所定の熱抵抗を有する材料で形成されるとともに
その縁部が上記の発熱体の周縁より突出した板状
の熱板とを具備したものである。したがつて、発
熱体からの熱がこの熱板の周縁部に伝達される際
にこの熱板内に温度勾配が生じ、この熱板の周縁
部の温度はこの熱板の中央部の温度より低温とな
る。したがつて、この熱板の中央部の温度を高温
にして鍋等に伝達される熱量を大きくしても誤つ
て指等の触れる可能性の高い周縁部の温度を火傷
の危険のない程度の温度とすることができる。よ
つて、保温力を大きくし、かつ火傷を確実に防止
することができるものである。
以下、第2図ないし第11図を参照して本考案
の一実施例を説明する。図中10は本体であつ
て、この本体10は合成樹脂材料で形成されてい
る。そして、この本体10の四隅にはそれぞれ脚
部11が形成されている。また、この本体10の
両側には一対の取手12が突設されている。な
お、18はこの取手12の柄部である。そして、
この本体10内の上部には発熱源である発熱体2
0が設けられている。この発熱体20は以下の如
く構成されている。すなわち23は鋼板等からな
るヒータ支持板であつて、このヒータ支持板23
はその四隅が本体10の四隅に突設されたポスト
16の上に載置され、これらポスト16に螺装さ
れた螺子25によつて固定されている。また、こ
のヒータ支持板23には温度制御用のサーモスタ
ツト26が装着されている。そして、このヒータ
支持板23の上には板状のヒータ24がリベツト
などによつて取付けられている。また、このヒー
タ24の上にはさらに第1熱板22が載置されて
いる。この第1熱板22はアルミニウムなどの熱
伝導率の大きな金属材料で形成され、略正方形を
なし、その周縁部は下方に向けてL字状に折曲さ
れている。そして、この第1熱板22の周縁部は
本体10の上縁部に形成された嵌合縁13に嵌合
している。この嵌合縁13にはその上面から突出
した複数の上向凸部14およびその外周面から突
出した複数の横向凸部15が形成されている。し
たがつて、第7図ないし第9図に示す如くこの第
1熱板22の周縁部はこの嵌合縁13の上向凸部
14および横向凸部15の先端に当接し、この第
1熱板22の周縁部とこの嵌合縁13との間に隙
間が形成されるように構成されている。
の一実施例を説明する。図中10は本体であつ
て、この本体10は合成樹脂材料で形成されてい
る。そして、この本体10の四隅にはそれぞれ脚
部11が形成されている。また、この本体10の
両側には一対の取手12が突設されている。な
お、18はこの取手12の柄部である。そして、
この本体10内の上部には発熱源である発熱体2
0が設けられている。この発熱体20は以下の如
く構成されている。すなわち23は鋼板等からな
るヒータ支持板であつて、このヒータ支持板23
はその四隅が本体10の四隅に突設されたポスト
16の上に載置され、これらポスト16に螺装さ
れた螺子25によつて固定されている。また、こ
のヒータ支持板23には温度制御用のサーモスタ
ツト26が装着されている。そして、このヒータ
支持板23の上には板状のヒータ24がリベツト
などによつて取付けられている。また、このヒー
タ24の上にはさらに第1熱板22が載置されて
いる。この第1熱板22はアルミニウムなどの熱
伝導率の大きな金属材料で形成され、略正方形を
なし、その周縁部は下方に向けてL字状に折曲さ
れている。そして、この第1熱板22の周縁部は
本体10の上縁部に形成された嵌合縁13に嵌合
している。この嵌合縁13にはその上面から突出
した複数の上向凸部14およびその外周面から突
出した複数の横向凸部15が形成されている。し
たがつて、第7図ないし第9図に示す如くこの第
1熱板22の周縁部はこの嵌合縁13の上向凸部
14および横向凸部15の先端に当接し、この第
1熱板22の周縁部とこの嵌合縁13との間に隙
間が形成されるように構成されている。
さらに、この第1熱板22の上には第2熱板3
0が設けられている。この第2熱板30はガラス
材料等、中間的な熱伝導率を有する材料、すなわ
ち熱は伝達されるがこの熱の伝達の際の熱勾配が
比較的大きな材料で形成されている。また、この
第2熱板30の材料は赤外線透過性の材料たとえ
ば透明なガラス材料で形成されている。そして、
この第2熱板30の寸法は上記の第1熱板22よ
り大きく形成され、この第2熱板30の縁部は第
1熱板22の縁から突出している。この突出量は
第2熱板30が透明なガラス材料の場合、その板
厚の2.5倍程度である。また、この第2熱板30
の周縁部は面取され、カツト面31が形成されて
いる。そして、この第2熱板30は上記の第1熱
板22の上面に密着され、第3図および第6図に
示す如く4個の熱板取付け部材41よつて固定さ
れている。これら熱板取付け部材41は帯状の金
属板を屈曲させて構成したもので、その一端部は
傾斜して折曲され、上記第2熱板30の周縁部の
カツト面31の部分に嵌合するように構成されて
いる。なお、この熱板取付け部材41の一端部と
第2熱板30の外周面との間には第6図に示す如
く間隙が形成され、この第2熱板30の熱膨張を
許容するように構成されている。また、前記の本
体10の脚部11の上端部には凹部43がそれぞ
れ形成されている。そして、上記の熱板取付け部
材41の他端部はこの凹部43内に嵌合するよう
に構成されている。また、この熱板取付け部材4
1の他端部には螺孔46が形成されまた上記の脚
部11にはこの螺孔46に対応して取付け孔44
がそれぞれ形成されている。そして、これらの脚
部11内の下方から上記の取付け孔44を貫通し
て取付け螺子45が熱板取付け部材41の螺孔4
6に螺合し、この熱板取付け部材41を本体10
に固定している。また、上記の脚部11の上端部
にはゴム材料等からなる弾性体42が嵌合されて
おり、上記の第2熱板30はこれらの弾性体42
に当接し、弾性的に保持されるように構成されて
いる。なお、上記の脚部11の下端部にはゴム脚
17が取付けられている。
0が設けられている。この第2熱板30はガラス
材料等、中間的な熱伝導率を有する材料、すなわ
ち熱は伝達されるがこの熱の伝達の際の熱勾配が
比較的大きな材料で形成されている。また、この
第2熱板30の材料は赤外線透過性の材料たとえ
ば透明なガラス材料で形成されている。そして、
この第2熱板30の寸法は上記の第1熱板22よ
り大きく形成され、この第2熱板30の縁部は第
1熱板22の縁から突出している。この突出量は
第2熱板30が透明なガラス材料の場合、その板
厚の2.5倍程度である。また、この第2熱板30
の周縁部は面取され、カツト面31が形成されて
いる。そして、この第2熱板30は上記の第1熱
板22の上面に密着され、第3図および第6図に
示す如く4個の熱板取付け部材41よつて固定さ
れている。これら熱板取付け部材41は帯状の金
属板を屈曲させて構成したもので、その一端部は
傾斜して折曲され、上記第2熱板30の周縁部の
カツト面31の部分に嵌合するように構成されて
いる。なお、この熱板取付け部材41の一端部と
第2熱板30の外周面との間には第6図に示す如
く間隙が形成され、この第2熱板30の熱膨張を
許容するように構成されている。また、前記の本
体10の脚部11の上端部には凹部43がそれぞ
れ形成されている。そして、上記の熱板取付け部
材41の他端部はこの凹部43内に嵌合するよう
に構成されている。また、この熱板取付け部材4
1の他端部には螺孔46が形成されまた上記の脚
部11にはこの螺孔46に対応して取付け孔44
がそれぞれ形成されている。そして、これらの脚
部11内の下方から上記の取付け孔44を貫通し
て取付け螺子45が熱板取付け部材41の螺孔4
6に螺合し、この熱板取付け部材41を本体10
に固定している。また、上記の脚部11の上端部
にはゴム材料等からなる弾性体42が嵌合されて
おり、上記の第2熱板30はこれらの弾性体42
に当接し、弾性的に保持されるように構成されて
いる。なお、上記の脚部11の下端部にはゴム脚
17が取付けられている。
また、前記の本体10の底部にはコネクタ収容
部51が形成されており、給電用の電線52はこ
のコネクタ接続部51内に引込まれている。そし
て、この電線52はこのコネクタ収容部51内で
接続端子56を介して内部のリード線53に接続
されている。これらのリード線53は前記のサー
モスタツト26等を介してヒータ24に接続さ
れ、またパイロツトランプ55に接続されてい
る。このパイロツトランプ55は前記本体10の
取手12の柄部13内に収容され、この柄部13
の上面に取付けられたレンズ54に対応してい
る。したがつて、電力が供給されるとこのパイロ
ツトランプ55が点灯し、その光はレンズ54を
介して放射され、通電中であることが表示され
る。なお、このレンズ54を通して放射された光
は透明な第2熱板30内に入射し、この第2熱板
30の端面等が光り、側方からでもこのパイロツ
トランプ55の点灯を確認することができる。
部51が形成されており、給電用の電線52はこ
のコネクタ接続部51内に引込まれている。そし
て、この電線52はこのコネクタ収容部51内で
接続端子56を介して内部のリード線53に接続
されている。これらのリード線53は前記のサー
モスタツト26等を介してヒータ24に接続さ
れ、またパイロツトランプ55に接続されてい
る。このパイロツトランプ55は前記本体10の
取手12の柄部13内に収容され、この柄部13
の上面に取付けられたレンズ54に対応してい
る。したがつて、電力が供給されるとこのパイロ
ツトランプ55が点灯し、その光はレンズ54を
介して放射され、通電中であることが表示され
る。なお、このレンズ54を通して放射された光
は透明な第2熱板30内に入射し、この第2熱板
30の端面等が光り、側方からでもこのパイロツ
トランプ55の点灯を確認することができる。
そして、前記のヒータ支持板23およびヒータ
24は第10図および第11図に示す如く構成さ
れている。すなわち、このヒータ支持板23は鋼
板等から形成され、その上面にはこのヒータ支持
板23の一部を膨出して形成した複数の凸部27
が突設されている。また、上記のヒータ24は2
枚のマイカ板28の間にヒータ線29を配置して
構成されている。そして、このヒータ24は上記
のヒータ支持板23の凸部27の先端に当接して
支持され、このヒータ24とヒータ支持板23と
の間に間隙が形成されるように構成されている。
24は第10図および第11図に示す如く構成さ
れている。すなわち、このヒータ支持板23は鋼
板等から形成され、その上面にはこのヒータ支持
板23の一部を膨出して形成した複数の凸部27
が突設されている。また、上記のヒータ24は2
枚のマイカ板28の間にヒータ線29を配置して
構成されている。そして、このヒータ24は上記
のヒータ支持板23の凸部27の先端に当接して
支持され、このヒータ24とヒータ支持板23と
の間に間隙が形成されるように構成されている。
以上の如く構成された本考案の一実施例は、た
とえば第4図に示す如く第2熱板30の上に保温
すべき食物を収容した鍋Aを載置し、電線52を
電源に接続して通電する。そして、この通電によ
つてヒータ24が発熱し、このヒータ24からの
熱は第1熱板22および第2熱板30を介して鍋
Aに伝達される。この場合、この第2熱板30は
ガラス材料等の中間的な熱伝導率を有するものす
なわち所定の熱抵抗を有するものであるので、熱
が伝達される場合に比較的大きな温度勾配が生じ
る。そして、このものは第2熱板30の周縁が第
1熱板22の周縁より突出しているので、この第
2熱板30の周縁部は中央部に比べてその温度が
低くなる。したがつて、この第2熱板30の中央
部の温度を高くして鍋Aに伝えられる熱量を大き
くし保温力を増大してもこの第2熱板30周縁部
の温度は低温であるので、万一この周縁部に触れ
ても火傷することはない。また、この第2熱板3
0には上下方向にも温度勾配が生じ、この第2熱
板の上面より第1熱板22の温度の方が高温とな
る。そして、この高温の第1熱板22の表面から
放射される多量の赤外線は透明な第2熱板30を
透過して鍋Aに達し、保温力が一層大きくなる。
とえば第4図に示す如く第2熱板30の上に保温
すべき食物を収容した鍋Aを載置し、電線52を
電源に接続して通電する。そして、この通電によ
つてヒータ24が発熱し、このヒータ24からの
熱は第1熱板22および第2熱板30を介して鍋
Aに伝達される。この場合、この第2熱板30は
ガラス材料等の中間的な熱伝導率を有するものす
なわち所定の熱抵抗を有するものであるので、熱
が伝達される場合に比較的大きな温度勾配が生じ
る。そして、このものは第2熱板30の周縁が第
1熱板22の周縁より突出しているので、この第
2熱板30の周縁部は中央部に比べてその温度が
低くなる。したがつて、この第2熱板30の中央
部の温度を高くして鍋Aに伝えられる熱量を大き
くし保温力を増大してもこの第2熱板30周縁部
の温度は低温であるので、万一この周縁部に触れ
ても火傷することはない。また、この第2熱板3
0には上下方向にも温度勾配が生じ、この第2熱
板の上面より第1熱板22の温度の方が高温とな
る。そして、この高温の第1熱板22の表面から
放射される多量の赤外線は透明な第2熱板30を
透過して鍋Aに達し、保温力が一層大きくなる。
また、上記のヒータ24はヒータ支持板23と
第1熱板22との間に挟まれ、この第1熱板22
に密着し、この第1熱板22に効率的に熱を伝達
する。また、このヒータ24はヒータ支持板23
の凸部27の先端に当接して支持され、このヒー
タ24とヒータ支持板23との間に間隙が形成さ
れる。したがつて、このヒータ24からヒータ支
持板23の伝達される熱量が大幅に減少し、熱効
率が向上するとともに本体10が過熱することも
確実に防止される。そして、これらの凸部27は
アスベストなどの断熱材と異なりへたりを生じる
ことがなく、長期間にわたつてこのヒータ24と
ヒータ支持板23との間の間隙を維持することが
できる。
第1熱板22との間に挟まれ、この第1熱板22
に密着し、この第1熱板22に効率的に熱を伝達
する。また、このヒータ24はヒータ支持板23
の凸部27の先端に当接して支持され、このヒー
タ24とヒータ支持板23との間に間隙が形成さ
れる。したがつて、このヒータ24からヒータ支
持板23の伝達される熱量が大幅に減少し、熱効
率が向上するとともに本体10が過熱することも
確実に防止される。そして、これらの凸部27は
アスベストなどの断熱材と異なりへたりを生じる
ことがなく、長期間にわたつてこのヒータ24と
ヒータ支持板23との間の間隙を維持することが
できる。
また、上記の本体の嵌合縁13には上向凸部1
4および横向凸部15が突設されているので、第
1熱板22の周縁部がこれらの先端部に当接して
この嵌合縁13と第1熱板22の周縁部との間に
間隙が形成され、第1熱板22からこの嵌合縁1
3に伝えられる熱の断熱がなされ、この本体10
等の過熱が確実に防止される。
4および横向凸部15が突設されているので、第
1熱板22の周縁部がこれらの先端部に当接して
この嵌合縁13と第1熱板22の周縁部との間に
間隙が形成され、第1熱板22からこの嵌合縁1
3に伝えられる熱の断熱がなされ、この本体10
等の過熱が確実に防止される。
また、前記の熱板取付け部材41は第2熱板3
0のカツト面31の途中までの部分に嵌合してこ
の第2熱板30を固定しているので、この熱板取
付け部材41の先端が第2熱板30の上面から突
出するようなことはなく、この第2熱板30上に
大きな鍋等を載置した場合にこの鍋等の底面がこ
の熱板取付け部材41の先端に当たるようなこと
もない。さらに、この第2熱板30は弾性体42
に当接して支持されているので、熱変形や衝撃等
を吸収し、このガラス製の第2熱板30が破損す
るのを確実に防止する。
0のカツト面31の途中までの部分に嵌合してこ
の第2熱板30を固定しているので、この熱板取
付け部材41の先端が第2熱板30の上面から突
出するようなことはなく、この第2熱板30上に
大きな鍋等を載置した場合にこの鍋等の底面がこ
の熱板取付け部材41の先端に当たるようなこと
もない。さらに、この第2熱板30は弾性体42
に当接して支持されているので、熱変形や衝撃等
を吸収し、このガラス製の第2熱板30が破損す
るのを確実に防止する。
また、この保温器を使用しない時には、熱板取
付け部材41の突設されている側面を上下方向に
して立て、この熱板取付け部材41の先端と脚部
11の下端とを接地させてこの保温器を立てた状
態にしておくことができ、邪魔にならない。
付け部材41の突設されている側面を上下方向に
して立て、この熱板取付け部材41の先端と脚部
11の下端とを接地させてこの保温器を立てた状
態にしておくことができ、邪魔にならない。
なお、本考案は上記の一実施例には限定されな
い。たとえば、第2熱板は必ずしも赤外線透過性
の材料で形成されていなくてもよく、たとえばセ
ラミツク材料等中間的な熱伝導率を有し本考案の
作用効果を奏する充分な熱抵抗を有する材料で形
成してもよい。
い。たとえば、第2熱板は必ずしも赤外線透過性
の材料で形成されていなくてもよく、たとえばセ
ラミツク材料等中間的な熱伝導率を有し本考案の
作用効果を奏する充分な熱抵抗を有する材料で形
成してもよい。
上述の如く本考案は、本体と、この本体に設け
られた発熱体と、この発熱体上に密着して設けら
れ所定の熱抵抗を有する材料で形成されるととも
にその縁部が上記の発熱体の周縁より突出した板
状の熱板とを具備したものである。したがつて、
発熱体からの熱がこの熱板の周縁部に伝達される
際にこの熱板内に温度勾配が生じ、この熱板の周
縁部の温度はこの熱板の中央部の温度より低温と
なる。したがつて、この熱板の中央部の温度を高
温にして鍋等に伝達される熱量を大きくしても誤
つて指等の触れる可能性の高い周縁部の温度を火
傷の危険のない程度の温度とすることができる。
よつて、保温力を大きくし、かつ火傷を確実に防
止することができる等その効果は大である。
られた発熱体と、この発熱体上に密着して設けら
れ所定の熱抵抗を有する材料で形成されるととも
にその縁部が上記の発熱体の周縁より突出した板
状の熱板とを具備したものである。したがつて、
発熱体からの熱がこの熱板の周縁部に伝達される
際にこの熱板内に温度勾配が生じ、この熱板の周
縁部の温度はこの熱板の中央部の温度より低温と
なる。したがつて、この熱板の中央部の温度を高
温にして鍋等に伝達される熱量を大きくしても誤
つて指等の触れる可能性の高い周縁部の温度を火
傷の危険のない程度の温度とすることができる。
よつて、保温力を大きくし、かつ火傷を確実に防
止することができる等その効果は大である。
第1図は従来例を説明する断面図である。第2
図ないし第11図は本考案の一実施例を示し、第
2図は斜視図、第3図は分解斜視図、第4図は第
2図の−線に沿う断面図、第5図は平面図、
第6図は第2図の−線の沿う断面図、第7図
は第1熱板と嵌合縁の嵌合状態を説明する分解斜
視図、第8図は第7図の−線の方向の断面
図、第9図は第7図の−線の方向の断面図、
第10図はヒータ支持板およびヒータの分解斜視
図、第11図は同縦断面図である。 10……本体、11……脚部、12……取手、
13……嵌合縁、20……発熱体、22……第1
熱板、23……ヒータ支持板、24……ヒータ、
30……第2熱板、41……熱板取付け部材。
図ないし第11図は本考案の一実施例を示し、第
2図は斜視図、第3図は分解斜視図、第4図は第
2図の−線に沿う断面図、第5図は平面図、
第6図は第2図の−線の沿う断面図、第7図
は第1熱板と嵌合縁の嵌合状態を説明する分解斜
視図、第8図は第7図の−線の方向の断面
図、第9図は第7図の−線の方向の断面図、
第10図はヒータ支持板およびヒータの分解斜視
図、第11図は同縦断面図である。 10……本体、11……脚部、12……取手、
13……嵌合縁、20……発熱体、22……第1
熱板、23……ヒータ支持板、24……ヒータ、
30……第2熱板、41……熱板取付け部材。
Claims (1)
- 本体と、熱伝導率の大きな材料で形成された第
1熱板と、この第1熱板の下面に設けられたヒー
タと、上記第1熱板の上面に密着して配置され赤
外線透過性のセラミツク材料から形成されるとと
もにその縁部が上記の第1熱板の縁部より突出し
た板状の第2熱板とを具備したことを特徴とする
保温器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2481584U JPS60137935U (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 保温器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2481584U JPS60137935U (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 保温器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60137935U JPS60137935U (ja) | 1985-09-12 |
JPH019468Y2 true JPH019468Y2 (ja) | 1989-03-15 |
Family
ID=30519321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2481584U Granted JPS60137935U (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 保温器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60137935U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948566B2 (ja) * | 1972-04-21 | 1974-12-21 | ||
JPS5551858B2 (ja) * | 1977-04-30 | 1980-12-26 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4860875U (ja) * | 1971-11-12 | 1973-08-02 | ||
JPS4948566U (ja) * | 1972-08-02 | 1974-04-27 | ||
JPS5551858U (ja) * | 1978-10-02 | 1980-04-05 |
-
1984
- 1984-02-23 JP JP2481584U patent/JPS60137935U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948566B2 (ja) * | 1972-04-21 | 1974-12-21 | ||
JPS5551858B2 (ja) * | 1977-04-30 | 1980-12-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60137935U (ja) | 1985-09-12 |
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