JPH0317142Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 本考案は通電にて発熱する細長状の発熱体を
ストーブ本体に備えてなる電気ストーブに関す
るものである。

〈従来技術〉 従来のこの種の電気ストーブは通電にて発熱
する細長状の発熱体を水平にして使用する横型
のものが日本の生活環境に合致し主流であつた
が、近年椅子、ソフアー生活が普及するに伴
い、該発熱体を垂直にして使用する縦型のもの
が多く見られるようになつた。

しかし我国における生活様式は和洋折衷が最
も一般的になつて来ており、電気ストーブにお
いても縦、横自在型の要望も多く、従来の電気
ストーブにおいてはこの要望を満足させること
ができない欠点があつた。

〈考案の目的〉 本考案は上記のような欠点を除去した電気ス
トーブを提供することを目的としたものであ
る。

〈考案の実施例〉 以下本考案の電気ストーブの一実施例を図面
とともに説明する。

本考案の電気ストーブは通電にて発熱する細
長状の発熱体１、該発熱体１の熱を所定方向に
反射する反射板２、該発熱体１への不用意な接
触を防止するガード３、該発熱体１への通電を
制御するスイツチ４等を有するストーブ本体５
と、該ストーブ本体５の発熱体１を垂直、水平
等の所望の状態に位置する如く該ストーブ本体
５を設置する２分割したスタンド６と、該スト
ーブ本体５をスタンド６に固定する手ネジ等の
固定具７とを備えて構成したものである。

尚、上記構成において、固定具７によるスト
ーブ本体５のスタンド６への固定は該ストーブ
本体５とスタンド６の裏面にて行なうものであ
る。

上記のように構成してなる本考案の電気スト
ーブは発熱体１を垂直にして使用する縦型使用
の場合は第１図及び第２図に示すように２分割
したスタンド６を一体化してその上にストーブ
本体５の一端を縦長に立てて設置し、該ストー
ブ本体５の一端とスタンド６とを裏面にて固定
具７により夫々固定して使用するものであり、
また発熱体１を水平にして使用する横型使用の
場合は第３図及び第４図に示すように２分割し
たスタンド６を分割してストーブ本体５を横長
に寝かせた幅に位置させ、その上にストーブ本
体５の両端を横長に寝かせて設置し、該ストー
ブ本体５の両端とスタンド６とを裏面にて固定
具７により夫々固定して使用するものである。

尚、上記実施例においては発熱体１を垂直、
水平にして使用する際、横型使用について説明
したが発熱体１を斜めにして使用する傾斜型使
用にすることもでき、また手ネジ等の固定具７
は必ずしも裏面でなくても側面、底面より用い
ても良く、本考案は特に上記実施例に限定され
るものではない。

〈考案の効果〉 本考案の電気ストーブは上記のような構成で
あるから、発熱体を垂直、水平等の種々の所望
の状態に位置させて使用することができ、快適
な所望の採暖を行なうことができる。特に、細
長状のストーブ本体を横長に設置する際、スタ
ンドを２分割して両端に固定するので、１個の
スタンドのみでストーブ本体を縦、横に設置す
るものに比して、極めて安定性がよく、転倒の
危険が少なく安全性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の電気ストーブの一実施例を
示す縦型使用状態の概略正面図、第２図は第１
図の概略側面図、第３図は本考案の電気ストー
ブの一実施例を示す横型使用状態の概略正面
図、第４図は第３図の概略側面図である。 図面中、１は発熱体、５はストーブ本体、６
はスタンドを示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 通電にて発熱する発熱体を有する細長状のス
   トーブ本体と、このストーブ本体を垂直、水平
   を含む複数の状態に位置するよう設置するスタ
   ンドとを備えた電気ストーブにおいて、 上記スタンド２分割可能であつて、分割した
   スタンドを横長にした上記スタンド本体の両端
   に固定するように成し、一体化した状態におい
   て縦長に設置した上記スタンド本体の下端に固
   定するように成した事を特徴とする電気ストー
   ブ。