JPH0194656A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法

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JPH0194656A
JPH0194656A JP62253333A JP25333387A JPH0194656A JP H0194656 A JPH0194656 A JP H0194656A JP 62253333 A JP62253333 A JP 62253333A JP 25333387 A JP25333387 A JP 25333387A JP H0194656 A JPH0194656 A JP H0194656A
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JP
Japan
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protective film
color filter
film
casein
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP62253333A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Suzuki
章司 鈴木
Hikari Kawashima
川島 光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0194656A publication Critical patent/JPH0194656A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はカラーフィルタの製造方法に関するものであ
り、特に、固体撮像素子用のカラーフィルタの製造方法
に関するものである。
[従来の技術] 従来、固体撮像素子用のカラーフィルタとしては、シリ
コン基板に形成された受光部および読出部等を備えた固
体撮像素子上に直接作成されるもの、あるいはガラス等
の透明基板上にカラーフィルタを作成したものを撮像素
子上に貼合わせてなるもの等がある。
いずれのものも、その製造に際して、まず感光性材料の
塗膜を形成し、所定のパターンのマスクを介して露光し
、現像し、染色して第1色目のフィルタ膜を形成する。
この第1色目のフィルタ膜の上に、直ちに第2色目のフ
ィルタ膜を形成すると、第2色目の染色の際、第1色目
のフィルタ膜もさらに染色してしまうため、第1色目の
フィルタ膜の上に透明な保護膜を設け、その上に第2色
目のフィルタ膜を形成する。さらにこの上に次の保護膜
を設け、その上に第3色目のフィルタ膜を形成する。
第2図はこのような方法で形成された、たとえば実開昭
56−87782号公報に示されたカラーフィルタの断
面図である。図において、1は半導体基板であり、該半
導体基板1には受光部1aと読出部1bが形成されてい
る。そして、それぞれの受光部1aに対応する位置にカ
ラーフィルタ31.32.33が形成されている。図の
ように、カラーフィルタが固体撮像素子上に直接設けら
れているときは、半導体基板1面の平坦化、半導体基板
1の汚染保護などの目的で、半導体基板1の上に有機ポ
リマーの保護膜20を設けてから第1色目のカラーフィ
ルタ膜31を形成するのが好ましいとされている。第1
色目のカラーフィルタ膜31は保護膜21で保護され、
第2色目のカラーフィルタ膜32は保護膜22で保護さ
れ、第3色目のカラーフィルタ膜33は保護膜23で保
護されている。図中1c、ldはポンディングパッド部
分の孔である。
上記カラーフィルタ膜31.32.33を形成する感光
性材料には、染色性が良く剛性に優れた水溶性感光性材
料であるゼラチン・重クロム酸塩系材料が一般に用いら
れている。また保護膜20゜21.22.23は、疎水
性であることが望ましく、特に有機溶媒可溶性の高分子
化合物が好ましく、またポンディングパッド部分に孔1
c、ldをあける必要から、感光性のものを用いること
がより好ましい。
[発明が解決しようとする問題点] 保護膜として有機ポリマーを用い、フィルタ膜に感光剤
含有ゼラチンの塗膜を用いる従来の方法は、塗布、露光
、現像時の両膜の相互密着力は優れており、これまで、
剥離およびパターンのシフト等が発生することはなかっ
た。しかしながら、最近の要望に応じて、カラーフィル
タの各フォトダイオード受光部の面積が小さい高解像性
撮像素子に対応したカラーフィルタを作製する際には、
ゼラチンでは対応しきれず、高解像パターンの転写の可
能なカゼインを用いる必要が生−じた。しかしながら、
カゼインは、コラーゲンより生成したゼラチンとは構成
アミノ酸の含有量が違っており、蛋白分子としての形状
が違っており、それゆえ、塗布膜の表面の親水性が大き
く違っている。結果として、カゼインの塗布、露光、現
像時において、カゼインと保護膜との密着力が低く、ゼ
ラチンの場合には発生しなかった剥離、パターンシフト
等の問題点が発生する。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、カゼインを用いながらも、保護膜と十分な密
着力を有する、カラーフィルタの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るカラーフィルタの製造方法は、半導体基
板またはガラス基板上に有機ポリマーの保護膜を形成す
る工程と、前記保護膜に酸素プラズマ処理を行なう工程
と、前記酸素プラズマ処理された保護膜上に感光剤含有
カゼインの塗膜を形成し、所定のパターンを形成し、該
パターンを染色する工程を含む。
[作用コ カゼイン分子はゼラチン分子より分子間の相互作用が弱
く、また他分子との密着力も弱い。しかしながら、この
発明に係るカラーフィルタの製造方法によれば、保護膜
上に感光剤含有カゼインの塗膜を形成する前に、この保
護膜に酸素プラズマ処理を行ない、保護膜表面を酸素リ
ッチな表面に改質する。その結果、保護膜表面は親水性
が向上し、同時に、静電的作用によりカゼイン分子間と
の密管性が著しく向上する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1A図、第1B図および第1C図はこの発明の一実施
例を工程順に断面図で表わしたものである。
受光部1as信号読出部1b等が形成された半導体基板
1上に、熱硬化性有機ポリマーの1つである、日本合成
ゴム社製JSSレジン(JSS−17:エポキシ基含有
アクリル)をスピン塗布し、約80℃以上の温度で30
分間ベークし、硬化膜20を形成する。次いで、この膜
20を02プラズマを用いて、200W、200Pa、
基板温度50℃の条件下で、10秒間処理する。符号1
0は処理された状態を表わしている。このように、0□
プラズマ処理することにより、保護膜20表面の極性が
増し、親水性が増加する。次いで、ポンディングパッド
となる孔部1c、ldを形成する(以上第1A図)。
次に、カゼイン−重クロム酸アンモニウム(10:1重
量比)の水溶性感光剤をスピン塗布し、所定のマスクで
パターニングを行なう。そして、適当な染料を用いて、
酢酸酸性水溶液中で染色し、第1のフィルタ膜31を得
る(以上第1B図)。
次に、この第1色目のフィルタ膜31の上に直ちに第2
色目のフィルタ膜を形成すると、第2色目の染色の際、
第1色目のフィルタ膜もさらに染色されてしまうため、
第1色目のフィルタ膜31の上に、上記と同様の熱硬化
性有機ポリマーを塗布し、ベーキングし、保護膜21を
形成する。次いで、保護膜21の表面の0□プラズマ処
理を行なった後、上記と同様にして、第2色目のフィル
タ膜32を形成する。次いで、該第2色目のフィルタ膜
32の上に保護膜22を形成し、該保護膜22の表面を
02プラズマ処理を行なう。そして、同様の方法で、第
3色目のフィルタ膜33を形成する。その後、保護膜2
3を形成する。最終層の保護膜23は、02プラズマ処
理を施す必要はないことは言うまでもない(以上第1C
図)。上記のような工程を必要な色の数だけ繰返すと、
多色カラーフィルタが形成できる。
このように、保護膜表面の02プラズマ処理を行なうと
、該保護膜の表面は、極性が増し、親水性が増大する。
親水性の1つの指標となる水との接触角は下表のように
なる。
表1 表1から明らかなように、02プラズマ処理を行なうと
、接触角が減少する。すると、カゼイン水溶液の濡れが
よくなり、ひいてはフィルタ膜を形成するカゼインパタ
ーンと保護膜との密管力が向上し、剥離、シフトのない
安定なパターン形成が可能となる。
次に、表2に02プラズマの有無による、パターンの剥
離の確率を示す。ここで、たとえば合格率100%は、
パターンの剥離の確率が0%であったことを示す。
表2から明らかなように、0□プラズマ処理を行なうと
、安定した確実なパターニングが可能となることがわか
る。
なお、上記実施例では熱硬化性有機ポリマーとして、日
本合成ゴム社製のJSSレジンを用いた場合を例示して
説明したが、この発明はこれに限定されるものでなく、
透明性の良好なエポキシ樹脂やポリイミド等を用いた場
合にも、上記実施例と同様の効果を実現する。
また、上記実施例ではプラズマ処理の際に、02ガス1
00%のガスを使用した02プラズマを用いた場合を例
示したが、この発明はこれに限られるものでなく、0□
を一構成成分とする混合ガスを用いても、実施例と同様
の効果を実現する。
さらに、上記実施例では、受光部および続出部が形成さ
れたシリコン基板上に、本発明を適用する場合について
説明したが、この発明はこれに限られるものでなく、ガ
ラス基板上に本発明を適用し、このものを固体撮像素子
上に貼りつけても、カラーフィルタが形成される。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明によれば、フィルタ膜を
形成する塗膜に、感光剤含有カゼインを用いているので
、解像性に優れたパターンが形成される。また、感光剤
含有カゼインの塗膜を形成する保護膜表面を、酸素プラ
ズマ処理しているので、保護膜表面が酸素リッチな表面
に改質される。
そのため、保護膜は親水性が向上し、同時に、静電的作
用によりカゼイン分子間との密着性も著しく向上する。
したがって、カゼインを用いたにもかかわらず、フィル
タ膜の剥離、パターンのシフトが発生しなくなる。その
結果、十分な密着力を有し、しかも解像性に優れたパタ
ーンか形成される。したがって、カラーフィルタの各フ
ォトダイオード受光部の面積が小さい高解像性撮像素子
に対応したカラーフィルタを作製する場合であっても、
密着力が大で、しかも高解像のパターンのカラーフィル
タが形成される。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1C図は本発明の一実施例の工程図、第2
図は従来の方法によって形成されたカラーフィルタの断
面模式図である。 図において、1は半導体基板、21,22.23は有機
ポリマーの保護膜、10は酸素プラズマ処理を施した保
護膜表面、31は第1色目のフィルタ膜、32は第2色
目のフィルタ膜、33は第3色目のフィルタ膜である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板またはガラス基板上に有機ポリマーの
    保護膜を形成する工程、 前記保護膜に酸素プラズマ処理を行なう工程、および 前記酸素プラズマ処理された保護膜上に感光剤含有カゼ
    インの塗膜を形成し、所定のパターンを形成し、該パタ
    ーンを染色する工程を含むことを特徴とするカラーフィ
    ルタの製造方法。
  2. (2)前記感光剤が重クロム酸アンモニウムである特許
    請求の範囲第1項記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. (3)前記酸素プラズマ処理におけるプラズマガスの成
    分が、酸素ガス単独または酸素ガスを含む混合ガスであ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のカラーフィ
    ルタの製造方法。
  4. (4)前記有機ポリマーが熱硬化性有機ポリマーである
    特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の
    カラーフィルタの製造方法。
JP62253333A 1987-10-06 1987-10-06 カラーフィルタの製造方法 Pending JPH0194656A (ja)

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