JPH019429Y2 - - Google Patents

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JPH019429Y2
JPH019429Y2 JP1986056275U JP5627586U JPH019429Y2 JP H019429 Y2 JPH019429 Y2 JP H019429Y2 JP 1986056275 U JP1986056275 U JP 1986056275U JP 5627586 U JP5627586 U JP 5627586U JP H019429 Y2 JPH019429 Y2 JP H019429Y2
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seaweed
film
flap
flaps
opening
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JP1986056275U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、巻き寿司用の米飯等を包装する二
重のフイルム内に予め海苔を収納し、この海苔を
収納した状態で未包装のフイルムを運搬するに好
適な海苔を収納する包装用フイルムに関する。
(従来の技術) 従来、海苔を収納したフイルムで、にぎり飯を
包装し、にぎり飯を食する際にフイルムから海苔
を取り出してにぎり飯に巻き付けるものとして
は、長方形帯状のプラスチフイルムをその長手方
向に両側の面と中央の面とに区分し、これらを両
側の面が上に中央の面が下になるように折り畳ん
でプラスチツクフイルムの両側端部が中央の面の
中央部で重合するようにし、プラスチツクフイル
ムの長辺に近く、かつ該長辺に平行に中央の面の
全長に渡つてシールを施して両側の面と中央の面
とを接合させ、両側端部を重合部にプラスチツク
フイルムを横断してシールを施して両側の面同士
を接合させ、海苔を上の面と下の面との間の袋上
部に挿入するようにしたフイルムが存在した(例
えば、実公昭59−23724号公報)。また、帯状の包
装フイルムをその長手方向の両側端部が重合する
ように折り曲げ、その幅方向の一方の側端から距
離を置いた内側に該側端に平行してシール加工を
施し、形成された袋状部の内部に海苔を、他方の
側端から略々の距離の部分に空閑部が残されるよ
うに装入して成るフイルムも存在した(例えば、
実公昭59−14354号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、実公昭59−23724号公報に示さ
れるフイルムでは、プラスチツクフイルムの両側
の面の両側端部の重合部にプラスチツクフイルム
を横断してシールを施して両側の面同士を接合さ
せていることから、シール加工した側縁を下にし
てフイルムを複数枚立設し、シールされていない
反対側縁部からフイルム内に順次海苔を差し込ん
でいくときに、プラスチツクフイルムの全体を湾
曲させて海苔の収納口を開口させた上で海苔を収
納しなければならず、海苔の収納作業が極めて煩
雑であつた。また、プラスチツクフイルムの全体
を湾曲させて海苔を収納するときは、乾燥した海
苔自体も湾曲させなければならないため、海苔が
割れ易く、海苔の商品価値を低くする場合も多か
つた。
一方、実公昭59−14354号公報に示されるフイ
ルムにおいては、帯状の包装フイルムをその長手
方向の両側端部が重合するように折り曲げてある
ものの、両側端部の重合部分が少ないことから、
包装フイルムに海苔を収納する場合において、包
装フイルムの一側を開口すべくフイルムの両側端
部の一方を引つ張つたときに、包装フイルムの全
体が湾曲していた。その結果、乾燥した海苔自体
も湾曲させて包装フイルムに収納しなければなら
ないため、海苔が割れ易く、不良品を生じ易かつ
た。また、実公昭59−14354号公報に示されるフ
イルムにおいては、フイルムの両側端部にシール
加工を施すものの、このシール加工が共に剥離容
易な仮接着であることから、海苔が収容されたフ
イルムの運搬時等において、フイルムの両側端部
が開く虞れがあり、海苔の一部がフイルム内から
はみ出て、海苔の一部が破損して不良品となる場
合も少なくなかつた。
そこでこの考案は、上述の不都合を解消すべく
案出されたもので、フイルム内への海苔収納時
や、海苔を収納したフイルムの運搬時において、
収納した海苔がフイルム内からはみ出て破損する
のを防止し、更には、海苔収納作業と、にぎり飯
に海苔を巻き付ける工程とが夫々極めて容易とな
る海を収納する包装用フイルムの提供を目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、短冊状フ
イルムの長手両端部をフイルムの同一面長手中央
部上に折り返し、この中央部で互いの先端縁が重
合する2枚のフラツプを形成した米飯包装用フイ
ルムにおいて、2枚のフラツプの一側縁及び2枚
のフラツプの重合部分を開放して海苔収納口を形
成すると共に、2枚のフラツプの重合部分に海苔
収納口開口用の剥離片を設け、重合した先端縁が
フイルム内がわに位置する一方のフラツプの、海
苔収納口と反対方向の一側縁をヒートシール加工
によつて接着して固定フラツプを形成し、他方の
フラツプの、海苔収納口と反対方向の一側縁を弱
ヒートシール加工で剥離容易に仮接着して開封フ
ラツプを形成することとした。
(作用) すなわち、この考案によれば、接着側縁と仮接
着側縁とで海苔収納口を除く三方が封止された袋
状になり、剥離片を引つ張ることで充分に開口さ
れる海苔収納口からフイルム内に差し込んだ海苔
は、袋状になつた各フラツプ内に収納され、手間
き寿司を食する際には、弱ヒートシール加工で剥
離容易に仮接着した仮接着縁から開封フラツプを
剥がして米飯に海苔を巻き付けることができる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示される符号1は、短冊状を成した合成樹
脂製のフイルムである。また、符号2及び符号3
は、フイルム1の長手両端部をフイルム1の同一
面長手中央部上に折り返して互いの先端縁を重合
させたフラツプであり、この2枚のフラツプのう
ち先端縁がフイルム1内がわに位置する一方を固
定フラツプ2とし、残る他方を開封フラツプ3と
してある。そして、重合した2枚のフラツプの一
側縁及び2枚のフラツプの重合部分を開放して、
海苔収納口4を形成している。
また、第1図に示すように、2枚のフラツプの
先端縁を充分に重合させ、この2枚のフラツプの
先端部を、海苔収納口4開口用の剥離片7として
形成してある。
前記固定フラツプ2は、海苔収納口4と反対方
向の一側縁をヒートシール加工により接着してあ
る。また、前記開封フラツプ3は、海苔収納口4
と反対方向の一側縁を弱ヒートシール加工で剥離
自在に仮接着してある。
接着縁5と仮接着縁6とのヒートシール加工と
しては、接着縁5と仮接着縁6とを一体にヒート
シールするヒートシーラーのバーにおいて、仮接
着縁6を形成する部分に絶縁紙等を巻いて仮接着
縁6に与える熱量を少なくすることで、接着力が
弱いヒートシール加工ができ、開封フラツプ3を
剥離容易に仮接着できる(図示せず)。
尚、ここで言う米飯9とは、図示例の手巻寿司
用のシヤリに限定されるものではなく、海苔8を
巻き付ける、所謂にぎり飯なども含むものであ
る。
次にこの考案の使用方法について説明する。ま
ず、フイルム1内に海苔8を収納するには、第1
図に示す如く、海苔収納口4を上方にしてフイル
ム1を立設し、2枚のフラツプの先端部に設けた
剥離片7を引つ張つて固定フラツプ2及び開封フ
ラツプ3を開口し、フイルム1の中へ海苔8を差
し込む。次に、収納した海苔8を米飯9に巻き付
けるには、第2図に示す如く、剥離片7を引つ張
つて開封フラツプ3を仮接着縁6から剥離して海
苔8の半身を表出せしめ、この表出した海苔8上
に米飯9を転がして海苔8を巻き付けるものであ
る。
〔考案の効果〕
この考案は上述の如く構成したことにより、前
述の問題点を解消することができる。
すなわち、短冊状フイルム1の長手両端部をフ
イルム1の同一面長手中央部上に折り返し、この
中央部で互いの先端縁が重合する2枚のフラツプ
を形成した米飯包装用フイルム1において、2枚
のフラツプの一側縁及び2枚のフラツプの重合部
分を開放して海苔収納口4を形成したことから、
フイルム1内への海苔8収納時には各フラツプが
大きく開口し、海苔8の挿入が容易となり、収納
時における海苔8の破損を防止することができ
る。
また、2枚のフラツプの重合部分に海苔収納口
4開口用の剥離片7を設けたことから、この剥離
片7を引つ張つたときは、フイルム1の全体を湾
曲させることなく、海苔収納口4を充分に開口す
ることができる。その結果、乾燥した海苔8自体
を割ることなく、素早くフイルム1内に収納する
ことができる。一方、2枚のフラツプの重合部分
に海苔収納口4開口用の剥離片7を設けたことか
ら、この剥離片7を引つ張ることにより、開封フ
ラツプ3を容易に剥離することもできる。従つ
て、開封フラツプ3剥離時に誤まつて米飯9を落
とすことなく海苔8の半身を表出でき、その後は
表出した海苔8上に米飯9を転がすだけで極めて
容易に海苔8を巻き付けることができる。
更に、重合した先端縁がフイルム内がわに位置
する一方のフラツプの、海苔収納口4と反対方向
の一側縁をヒートシール加工によつて接着して固
定フラツプ2を形成し、他方のフラツプの、海苔
収納口と反対方向の一側縁を弱ヒートシール加工
で剥離容易に仮接着して開封フラツプ3を形成し
たことから、海苔8を収納したフイルム1の運搬
時には、固定フラツプ2、開封フラツプ3の夫々
折り返された側縁と接着縁5、仮接着縁6とによ
つて封止された袋状内に海苔8が収まるため、運
搬時の振動等を受けても海苔収納口4を下にしな
い限りは確実に海苔8の脱落を防止し、運搬時に
おける海苔8の破損はないものとなる。特に一方
のフラツプの、海苔収納口4と反対方向の一側縁
をヒートシール加工によつて接着して固定フラツ
プ2を形成することから、運搬時等に振動が加え
られたときでも、固定フラツプ2により形成され
る袋状内に海苔8が確実に収納されるため、海苔
の一部がフイルム1内からはみ出ることがなく、
海苔8の一部が破損して不良品となることを防ぐ
ことができる。
このようにこの考案によれば、フイルム内への
海苔収納時や、海苔を収納したフイルムの運搬時
において、収納した海苔がフイルム内からはみ出
て損傷するのを防止し、しかも、フイルム内への
海苔収納作業や、にぎり飯を食する際の海苔の巻
き付け工程が夫々極めて容易になる実用上有益な
種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はフイルムに海苔を収納する状態を示す斜視図、
第2図はにぎり飯に海苔を巻き付ける状態を示す
斜視図、第3図はにぎり飯を包装した状態を示す
斜視図である。 1……フイルム、2……固定フラツプ、3……
開封フラツプ、4……海苔収納口、5……接着
縁、6……仮接着縁、7……剥離片、8……海
苔、9……米飯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 短冊状フイルムの長手両端部をフイルムの同一
    面長手中央部上に折り返し、この中央部で互いの
    先端縁が重合する2枚のフラツプを形成した米飯
    包装用フイルムにおいて、2枚のフラツプの一側
    縁及び2枚のフラツプの重合部分を開放して海苔
    収納口を形成すると共に、2枚のフラツプの重合
    部分に海苔収納口開口用の剥離片を設け、重合し
    た先端縁がフイルム内がわに位置する一方のフラ
    ツプの、海苔収納口と反対方向の一側縁をヒート
    シール加工によつて接着して固定フラツプを形成
    し、他方のフラツプの、海苔収納口と反対方向の
    一側縁を弱ヒートシール加工で剥離容易に仮接着
    して開封フラツプを形成したことを特徴とする海
    苔を収納する包装用フイルム。
JP1986056275U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH019429Y2 (ja)

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JPS62168361U JPS62168361U (ja) 1987-10-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914354U (ja) * 1982-07-16 1984-01-28 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 Dhd型シヨツトキ−ダイオ−ド
JPS5923724U (ja) * 1982-08-05 1984-02-14 日立コンデンサ株式会社 コンデンサ

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