JPH0193620A - 電子機器用の軸受装置 - Google Patents

電子機器用の軸受装置

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JPH0193620A
JPH0193620A JP24684487A JP24684487A JPH0193620A JP H0193620 A JPH0193620 A JP H0193620A JP 24684487 A JP24684487 A JP 24684487A JP 24684487 A JP24684487 A JP 24684487A JP H0193620 A JPH0193620 A JP H0193620A
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JP
Japan
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sleeve
rotary shaft
sic
tin
tic
Prior art date
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Pending
Application number
JP24684487A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Miyagawa
宮川 功男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Tungaloy Co Ltd filed Critical Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority to JP24684487A priority Critical patent/JPH0193620A/ja
Publication of JPH0193620A publication Critical patent/JPH0193620A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子機器用の軸受装置に関し、特に500℃
位までの条件下でも高精度の回転が長期にわたって維持
できるように改善されたものである。
(従来の技術) 従来、この種の電子機器例えばビデオの軸受装置では、
転がり軸受を小型化したいわゆるミニチュアベアリング
が適用されている。また、一般の軸受装置では、最近に
なって、高温領域での使用が多くなってきたことから、
例えば、特開昭62−141314号公報にみられるよ
うに高温用セラミックス転がり軸受などが提案されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、電子機器用の軸受装置例えばビデオの軸
受装置では、高画質の維持、長期の高精度維持等の必要
性から、軽喰化、絶縁性、500℃位までの条件下にお
ける高剛性等が要求されているものである。
これに対し、前述したミニチュアベアリングでは、高精
度回転の長期的保証が出しにくいこと、温度上界による
剛性低下などがあり、これに代わる単純構成の軸受装置
の開発が問題点になっている。
(問題点を改善するための手段) 本発明は、上述の点に鑑みなされたもので、電子機器用
の軸受装置は、最も単純な構成として、回転軸およびこ
の回転軸を内周部分に嵌合させたスリーブからなるもの
を対象にし、特に材質の絹合せにより改善したものであ
る。
すなわち、本発明では、前記回転軸およびスリーブにつ
いては、一方がTiC,TiNをそれぞれ主体としたサ
ーメットで、他方がSisN4、 SiC,Cr1es
をそれぞれ主体としたセラミックスからなる組合せとし
たものである。
そして、TiC,TiNをそれぞれ主体としたサーメッ
トは、TiC,TiNを主成分とし、結合金属として、
一般的には、Co、 Fe、 Ni等の鉄族金属、W。
MO等の高融点金属、Ni −A氾、Ni−Tiなどの
金属間化合物などを選択したものである。また、実用に
供されているものは、これらの組成分に対して、材質改
善をするため、WC,ZrC,Mote、 VC。
TaCなどが添加されている。
また、前述したSiJ4. SiCおよびCrabsを
主体としたセラミックスは、 SisN4. SiCお
よびCr1esをそれぞれ単味として焼結したものでも
よいが。
一般的には、SisNn、 SiCおよびCr1esに
対し、Aβg[!4、 An N、 MgO,Y2O3
などの焼結助材を20重量%以下含むようにしたもので
ある。また、前述したサーメットと同様材質改善として
TiC,TiNなどを添加しているものである。
(作用) 本発明における電子機器用の軸受装置は、回転軸および
スリーブからなるものを改遷対象としていることから、
単純構成となり、特に小形のものに好適する。
また1回転軸およびスリーブは、材質上の組合せを配慮
して、一方がTiC,TiNをそれぞれ主体としたサー
メットで、他方が、SizN4. SiC,Cr1e3
をそれぞれ主体としたセラミックスからなるようにした
ものである。これによって、本質的理由は判然としない
が、潤滑剤が存在しない条件下でも摩擦係数が減少し、
また摩耗率が減少する作用をなすものである。
(実施例) 以下、本発明電子機器用の軸受装置における一実施例に
ついて、図を参照しながら説明する。
第1図において、(1)は1回転軸であり、この回転軸
(1)は、図示しない駆動源例えばモータに連設され、
スリーブ(2)の内周部分で高速回転する。
しかして、これらの回転軸(+)およびスリーブ(2)
は、電子機器用の軸受装置を構成するが、−方がTiC
,TiNをそれぞれ主体としたサーメットであり、他方
が、 Si3N4. SiC,Cr1esをそれぞれ主
体としたセラミックスからなるものである。
このように、サーメットおよびセラミックスを選択した
理由は、第1に、軽量化を図ること、第2に、高硬度性
から摩耗量を減少させることである。
また、回転軸ill は1通常直径カ月Ommφ以下に
設定され、20mmφ以下の外径を有するスリーブ(2
)に対して、高速回転例えば、4000〜5000rp
m以上の回転速度で回転する。この場合、回転軸(+1
 およびスリーブ(2)間の間隙量は、両側で3〜IO
μmに設定される。これは、高精度の回転を維持するた
めである。
(発明の効果) このようにして構成された本発明電子機器用の軸受装置
は、摩擦係数が小さく、また摩耗量が少ないものであり
、これに伴って高速回転の条件下で高精度回転が長期間
にわたって維持できる効果を有するものである。そして
、本発明では、次のような実験を行い前述した効果を確
認した。
[実験例1] 実験例1は、サーメットとしては、TiCを主体とした
ものが選択され、セラミックスとしては、SisNs、
 SiC,Crabs、 AQ xQaをそれぞれ主体
としたものが選択された(以下TiC系、SiOL系、
 SiC系、CrJs系、  Al2aOs系という)
。そして、これらのサーメットおよびセラミックスは、
第1表のように示されるが、その配合組成(重量%)は
、以下のとおりである。
TiC系  :60%TiC−10%MoaC−5%W
C−25%N1SisN4系 :88%5tsN4−8
%YiOa−4%lNSiC系  :100%SiC CrJs系  : 90%Cr、L  −10%Zr口
八ぶ、0.系:90.5%Al2Js −[1,5%M
g0また、前述したTiC系のサーメットについては、
所定の混合粉砕の工程を経た後1 t/am”の圧力で
圧粉体を作成し、真空中、1450℃の条件下で1時間
保持して焼結したものである。さらに、SisNa系等
のセラミックスについては、前述したサーメットと同様
に1 t/cm”の圧力で圧粉体を作成し、真空中、1
500℃、200kg/cm”の圧力の条件下で1時間
保持してホットプレス焼結した。なお、SiCについて
は反応焼結させたものである。
得られた焼結体は、所定の研削工程を経た後、回転軸m
およびスリーブ(2)からなる軸受装置として構成され
た。この場合、回転軸(+1およびスリーブ(2)の形
状寸法は、回転軸+1)の直径=5mmφ、長さ= 2
0mm、スリーブ(2)の外径=lOmmφ、長さ=l
Ommに設定され、回転軸(1)およびスリーブ(2)
間の間隙量については、両側で3〜5μmの範囲内に入
るように設定した。
そして、得られた軸受装置は、20.000rprnで
40時間連続回転したところ、第1表のような結果を得
た。
第  1  表   (実験例1) 表中−E段は摩擦係数μ、下段は摩耗率δを示す。
摩擦係数μの評価基準は、次のとおり、  O: l/
100以下で良好。
Δニスティップ・スリップ現象を起す。
X:不良。
摩耗率δの評価基準は、次のとおり。  0:検出てき
す。
Δ:相手材に傷をつける。
X:摩耗が大きく溶着な起す。
TiC系  :60%TiC−10%勘、C−5%E 
 −25%NiSi、Na系 :88%SisN4−8
%YIOI−4%AfiNSiC系  :100%Si
C Crx口、系   : 90 % Cr5Os−10%
Z「0゜Al1..0.  系 :99.5  % ^
U、ロ、−0.5  % M、0(%はm11%) 第1表において、TiC系およびSisNa系、 Si
C系、CrJ++系の組合せでは、摩擦係数μが小さく
、また摩耗率δもほとんど検出できなかった。これに対
し、本発明で対象としたサーメット、セラミックスにお
ける同系同士の場合では、摩擦係数μあるいは摩耗率δ
の一方または両方が不具合であった。なお、第1表にみ
られる摩擦係数μにおけるΔ印のスティッフ・スリップ
減少では0.1mm以上の発生がみられ、また摩耗率δ
におけるΔ印の相手材に傷をつける程度については、5
μm以上のひっかき傷を生じる程度を基準とした。また
、比較のために実験したAJB2os系については、い
ずれの組合せにおいても不具合で摩耗粉により溶着現象
を起していた。しかし、本発明における組合せにおいて
、このような良結果が出た理由については、組成、自己
潤滑性等各種の面が考えられるが本質的な理由について
は判然としなかった。
[実験例2] 実験例2は、サーメットとしてTiNを主体としたもの
が適用され、セラミックスとしては、SisNm、 S
iC、Cr2Os、 ZrO*をそれぞれ主体としたも
のが選択された(以下TiN系、SisN4系、 Si
C系、 CraOa系、 ZrOs系という)。そして
、これらのサーメットおよびセラミックスは、第2表の
ように示されるが、その配合組成(重量%)は、以下の
とおりである。
TiN系  :60%TiN −25%TiC−7%M
oaC−8%旧Si、N、系 :93%SiJ4−4%
Y、03−3% An*0iSiC系    : 98
%SiC−1% カーボン −1%BCrJs系 =9
2%Cr*Oi −8%z「0゜Zr口、 系 = 9
5%Zr0t  −5%Y、03そして、これらのサー
メットおよびセラミックスは、実験例1と同様の条件で
、圧粉体、焼結体を経て、回転軸(1)およびスリーブ
(2)からなる軸受装置を構成し、前述した20.00
rpmで40時間連続回転させた。この結果は、第2表
に示すとおりである。
以下余白 第  2  表   (実験例2) 表中上段は摩擦係数μ、下段は摩耗率δを示す。
摩擦係数μの評価基準は、次のとおり。 Q 、 l/
100以下で良好。
Δニスティップ・スリップ現象を起す。
×;不良。− 摩耗率δの評価基準は、次のとおり6 0:検出できず
△:相手材に傷をつける。
×:摩耗が大きく溶着な起す。
TiN系:50%TiN −25%TiC−7%Mot
C8%N1SiJ4系:93%SisN4−4%Y、0
.−3%AβaO*SiC系 :98%SiC−I%カ
ーボン−1%BCrabs系:92%Cr1es −8
0%Zr0aZrOz系  : 95%Zr0t−5%
Y8口。
(%は重量%) 第2表においても、TiN系およびSisNa系。
SiC系、 Cr5Qs系の組合せでは、摩擦係数μが
小さく、また摩耗率δもほとんど検出できなかった。
これに対し、比較のZrOイについては、相手材がいず
れのものであっても不具合であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明電子機器用の軸受装置における一実施
例を示す断面図である。 (11−・・回転軸        (21−・・スリ
ーブ特許出願人 東芝タンガロイ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 回転軸およびこの回転軸を内周部分に嵌合させたスリー
    ブからなる電子機器用の軸受装置において、 前記回転軸およびスリーブは、一方がTiC、TiNを
    それぞれ主体としたサーメットで、他方が、Si_3N
    _4、SiC、Cr_2O_3をそれぞれ主体としたセ
    ラミックスからなっていることを特徴とする電子機器用
    の軸受装置。
JP24684487A 1987-10-01 1987-10-01 電子機器用の軸受装置 Pending JPH0193620A (ja)

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Cited By (4)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62159813A (ja) * 1985-12-28 1987-07-15 Kyocera Corp 摺動装置

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