JPH019171Y2 - - Google Patents

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JPH019171Y2
JPH019171Y2 JP1984186600U JP18660084U JPH019171Y2 JP H019171 Y2 JPH019171 Y2 JP H019171Y2 JP 1984186600 U JP1984186600 U JP 1984186600U JP 18660084 U JP18660084 U JP 18660084U JP H019171 Y2 JPH019171 Y2 JP H019171Y2
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frame
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fitting
handle fitting
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JP1984186600U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はIC,LSI等の半導体素子を製造する際
に使用するフオトマスク基板あるいはシリコンウ
エハーなどの搬送具に関している。
(従来の技術) フオトマスク基板あるいはシリコンウエハーは
微細なフオトエツジングをするものであつて、基
板表面に人が触れることは極度に嫌うものであ
る。そこで、これら基板の搬送、保管には充分の
注意を払つて取扱われており、搬送時に、作業者
は基板の縁を持つなどして基板表面には触れない
ようにしている。
従来フオトマスク基板は、76〜127mm角であつ
たので前記したように基板の縁を持つて搬送して
おり、搬送を目的とした特別の治具はなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 基板が小さく、片手で基板周縁を掴むことがで
きる大きさであれば搬送治具は不用であつたが、
基板が150〜250角あるいは150〜250丸となると片
手では基板の縁を掴むことが困難であり、このた
め、基板を両手で保持することになるが、この場
合は不安定になり、基板表面に触れたり取り落し
たりする原因となつていた。
又、シリコンウエハーはピンセツトのような一
点の支持では保持することが困難であり、たとえ
保持することができてもウエハーの自重による内
部歪で欠陥を生じる原因となつていた。
本考案は基板表面に指先などが触れずにフオト
マスク基板あるいはシリコンウエハーを搬送する
治具で、取手を付けた場合は作業者の手動操作で
使用でき、又、何ら変更を加えないで取手部分を
工業ロボツトに装着することが可能な搬送用治具
を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記した問題点を解決するためになさ
れたもので、半円形ないしはコ字形の枠体基部に
取手金具を回動自在に軸着し、枠体先端と取手金
具の内側には、取手金具を水平方向に向けたとき
に前記軸よりも下方に位置させた支持輪を設けた
ことを特徴とするものであつて、枠体の自重を利
用して基板周縁を挟持して搬送する治具である。
(作用) 取手金具と枠体の支持輪を基板周縁に当接した
後、取手金具を持ち上げると、枠体の自重によつ
て枠体が基板中心に向つて回動するので、この回
動力を利用して基板を保持する。
(実施例) 第1図は円形の基板を搬送するための治具で、
正面半円形の枠体1は、一端が取手金具2と枢軸
3によつて回動自在に結合されている。枠体1の
内側部分には複数の支持輪4,4がピン6,6で
取付けられており、特に枠体の先端に設けた支持
輪4aは前記取手金具2を水平方向に向けたとき
に、枠体1が形成する半円形の中心点よりも下方
に取付けられている。一方、取手金具2には枠体
1の弯曲部の内側に向けて突出部2aを形成し、
該部分に前記支持輪4aと向い合い、かつ枠体1
の中心点より下方位置に支持輪7がピン8で取付
けられている。さらに、枠体1と取手金具2との
間には支持輪4,7が互いに内側に向つて付勢さ
れる方向にコイルばね9が装着されている。
前記枠体1は金属製であるが、支持輪4はプラ
スチツク製で、例えばテスロンを使用し、中央が
小径部5となつており、フオトマスク基板は小径
部5で挟持するようになつている。又、取手金具
2に設けた支持輪7も前記と同様な小径部をもつ
ている。
枠体1の枢着部近傍には、取手金具2に向つて
延設した取付部1aが形成されており、取付部1
aに枠体1を回動させるための押し金具10が取
付けられている。
基板Aはケース等に縦方向に並べられてあり、
本装置を使用して1枚づつ搬送するには、取手金
具2を手にもち、押し金具10を指先で握るなど
して枠体1を枢軸3を中心に回動させ、搬送する
基板Aに対して、まず取手金具2の支持輪7を基
板周縁に当接し、次いで押し金具10をゆるめて
枠体1を基板Aに近づけ枢着部分に近い方の支持
輪4から順に周縁に当接し、最後に枠体1の先端
の支持輪4aを当接する。取手金具2の支持輪7
と枠体1の先端の支持輪4aは共に半円形状の枠
体1の中心点よりも下方に設けられているので、
これら2つの支持輪7,4aは基板Aの中心点よ
りも下方部分に当接される。
この状態で取手金具2を持ち上げると、枠体1
には自重によつて枢軸3を中心に先端が反時計方
向に回動する方向の力が作用する。従つて枠体1
の内側に装着された基板Aは支持輪7,4aによ
つて下方から支えられ、落下することなく枠体1
の内側に保持される。
枠体1と取手金具2との間には両者を引き付け
る方向に作用するコイルばね9が装着されてい
て、コイルばね8は基板Aを保持しているときに
支持輪4,7を基板周縁に対して圧着する方向に
作用するが、コイルばね9は取手金具2を持つた
ときに枠体1がふらついたりするのを防止してお
り、基板Aを保持するのは、枠体1の自重による
回動作用を利用している。
第1図では取手金具2に装着する取付部品を省
略したが、通常は取手部品として握りやすい形状
の部材を取手金具に装着する。又、本装着は何ら
変更を加えないで工業ロボツトなどの自動搬送機
に取付けることが可能であつて、この場合は取手
金具2を搬送機に取付ける。
前述のように基板Aを保持するのは、枠体1の
自重による回動作用によつているので、基板を保
持したときは基板を垂直状態のまま搬送しなくて
はならない。そこで、基板Aを保持した後、基板
を半転したりするために枠体1の口開きを防止し
た機構を設けることができるようになつている。
第3図は枠体1の口開き防止機構の具体例で、
取手金具2を装着する握り部材20には軸方向の
縦溝21が形成されており、取手金具2はこの縦
溝21に挿入固定されている。又、握り部材20
の一端で枠体1の取付部材1aが出入する位置に
周方向の横溝22が形成されており、横溝22に
切込み24を有するリング23が回転可能に装着
されている。
前記リング23の切込み24は縦溝21の溝巾
と同一長さであつて、通常は切込み24と縦溝2
1を一致させて枠体1の取付部1aを自由に出入
させているが、基板を保持した後に基板を半転し
ようとするときは、リング23を回転して縦溝2
1を閉塞して取付部1aを固定する。これによつ
て枠体1は口開きが阻止され、保持した基板を落
下させずに保持することになる。
第4図は第2実施例で方形の基板を搬送するた
めの治具である。枠体101はコ字状に形成され
ていて、内側部分に複数の支持輪104がピン1
05で取付けられており、枢軸103によつて取
手金具102が結合されていることなど第1実施
例に比べ、枠体の形状を異にするだけで他は全く
変らない。第2実施例では取手金具102を水平
方向にしたときに枠体101の先端に設けた支持
輪104が、枢軸103よりも下方に位置してお
けば基板Bは枠体101の自重によつて保持する
ことができる。
(考案の効果) 本考案は取手金具に対して回動自在な枠体を設
け、枠体内側に設けた支持輪を基板周縁に当接し
て取手金具を持ち上げれば、枠体は自重によつて
先端が基板中心に向つて押圧力を発揮し、これに
よつて基板表面に触れることなく安全に搬送する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は円形基板を搬送するための治具の正面
図、第2図は支持輪の側面図、第3図は枠体の口
開き防止機構で、Aは取手部分の側面図、Bは握
り部材の平面図、Cはリングの正面図、Dは同側
面図である。第4図は第2実施例で、角形基板を
搬送するための治具の正面図である。 1……枠体、2……取手金具、3……枢軸、4
……支持輪、5……小径部、6……ピン、7……
支持輪、8……ピン、9……コイルばね、10…
…押し金具、20……握り部材、21……縦溝、
22……横溝、23……リング、24……切込
み、101……枠体、102……取手金具、10
3……枢軸、104……支持輪、105……ピ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半円形ないしはコ字形の枠体基部に取手金具を
    回動自在に軸着し、枠体先端と取手金具の内側に
    は、取手金具を水平方向に向けたときに前記軸よ
    りも下方に位置させた支持輪を設けたことを特徴
    とするフオトマスク基板等の搬送具。
JP1984186600U 1984-12-08 1984-12-08 Expired JPH019171Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984186600U JPH019171Y2 (ja) 1984-12-08 1984-12-08
US06/805,605 US4646418A (en) 1984-12-08 1985-12-06 Carrier for photomask substrate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984186600U JPH019171Y2 (ja) 1984-12-08 1984-12-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61102043U JPS61102043U (ja) 1986-06-28
JPH019171Y2 true JPH019171Y2 (ja) 1989-03-13

Family

ID=30744062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984186600U Expired JPH019171Y2 (ja) 1984-12-08 1984-12-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2703373B2 (ja) * 1989-12-01 1998-01-26 シャープ株式会社 板状体の把持装置
JP6464426B2 (ja) * 2014-12-01 2019-02-06 富士通株式会社 把持装置

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JPS61102043U (ja) 1986-06-28

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