JPH018990Y2 - - Google Patents

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JPH018990Y2
JPH018990Y2 JP18462982U JP18462982U JPH018990Y2 JP H018990 Y2 JPH018990 Y2 JP H018990Y2 JP 18462982 U JP18462982 U JP 18462982U JP 18462982 U JP18462982 U JP 18462982U JP H018990 Y2 JPH018990 Y2 JP H018990Y2
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JP
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cylinder
sample
movable
stopper
metal concentrate
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JP18462982U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、粉状体または粉状体と塊状体との
混合物等からなる被測定物中から試料を採取する
装置に関する。
従来、この種の装置としては、金属精鉱から試
料を採取するための試料採取装置が知られてい
る。この採取装置は、フレームに先端が開口した
筒体をその軸線方向に移動自在に設け、この筒体
を開口端側から金属精鉱中に押し込むことによ
り、筒体内に入り込んだ金属精鉱を試料として採
取するものである。
ところで、金属精鉱をトラツクあるいは貨車等
に積んで精練業者に搬入する場合には、その搬送
途中において、金属精鉱の表層部分から水分が蒸
発し、表層部分の含水率が低下してしまうことが
ある。このような場合には、金属精鉱の品位を正
しく評価するために、表層部分からの試料採取を
避け、内部から試料を採取することが必要であ
る。
しかしながら、上記のような試料採取装置にお
いては、先端が開口した筒体を金属精鉱中に単に
押し込むようにしているから、含水率の低下した
表層部分の金属精鉱が必然的に筒体内に入り込ん
でしまい、このため金属精鉱の品位を正しく評価
し得なくなるおそれがある。
また、従来では、トラツクや貨車などに積載さ
れた金属精鉱中に筒体を押し込む位置まで試料採
取者が登つて行つて、採取した金属精鉱の試料を
筒体から取り出さなければならないために危険で
あるという問題がある。
この考案は、上記事情を考慮してなされたもの
で、含水率の少ない表層からの試料採取を避けて
内部からの試料を採取することができるととも
に、筒体を押し込む位置まで行かずに試料を採取
することができる試料採取装置を提供することを
目的とする。
この考案の特徴は、栓体を往復動させる支持筒
を回動自在とし、栓体を筒体の開口部に嵌合しか
つこれから突出させた点にある。
以下、この考案の一実施例について添付した図
面を参照して説明する。なお、第1図はこの考案
に係る試料採取装置の一実施例を示す一部省略側
面図、第2図は第1図の一部省略矢視図であ
る。
図中符号1はフレームである。このフレーム1
は、例えば金属精鉱を積載したトラツクの通路の
側方に建てられた建築物の2階部に設置されてお
り、水平線と所定の角度、例えば60゜をもつて建
築物側から通路側へ向かつて斜め下方に延在する
互いに平行な2本の支持梁1aを備えている。こ
の支持梁1a上には、支持梁1aの長手方向に延
在するレール2が敷設されている。このレール2
には、第2図に示すように、移動台車3が鋼球4
を介して移動可能に設置されている。移動台車3
は、フレーム1の上端部に設置された昇降用シリ
ンダ5によつて駆動されるようになつている。な
お、支持梁1aの下端部には、ストツパ6が固定
されており、これによつて移動台車3がレール2
から下方へ脱落するのを防止するようになつてい
る。また、移動台車3の上面の第3図中左右の両
側部には、軸7を介して支持筒8が同図の表裏方
向へ(垂直面内で)回動自在に設けられている。
支持筒8,8の間には、軸7の上方および下方に
それぞれ補強材9,10が架け渡されている。上
方の補強材9には、傾転用シリンダ11がその軸
線を移動台車3の上面に直交させて回動自在に取
り付けられている。この傾転用シリンダ11のロ
ツド11aの先端部は、第4図に示すように、移
動台車3の天板3aの上端部に形成された凹部3
bを通り、底板3cに当接せしめられている。ま
た、ロツド11aの中途部には、上面が球状面と
されたストツパリング12が、その上面と移動台
車3の天板3aの下面との間に若干の隙間をもつ
てボルト13によつて固定されている。従つて、
傾転シリンダ11のロツド11aの伸退にに伴な
つて、支持筒8が移動台車3に対して回動するよ
うになつている。
また、支持筒8の下端部には、筒体14がその
軸線を支持筒8の軸線と合致させて固定されてい
る。この筒体14は、金属精鉱M中に押し込まれ
た際に、その内部に入り込んだ金属精鉱Mを試料
として取り出すためのもので、支持筒8に固定さ
れた筒本体14aと、この筒本体14aの下端部
に螺合されたヘツド14bとから構成されてい
る。ヘツド14bの下端は、金属精鉱Mを筒体1
4内に取り込むために開口している。しかも、そ
の開口部14cは、筒体14内に入り込んだ金属
精鉱Mがこぼれ落ちるのを防止するために、筒体
14の他の部分より小径に形成されている。
一方、支持筒8の上端部には、試料払い出し用
シリンダ15がその軸線を支持筒8の軸線と合致
させて固定されている。このシリンダ15のロツ
ド15aは、支持筒8を貫通して筒体14内に延
在しており、その先端部には栓体16が螺合固定
されている。この栓体16は、シリンダ15のロ
ツド15aの伸退によつて筒体14内を次のよう
に移動し、または位置するようになつている。す
なわち、筒体14の先端が金属精鉱Mの含水量が
低下した表層を通過するまでの間、第5図に示す
ように、栓体16を筒体14の開口部14cに嵌
合しその先端を開口部14cよりも突出させて設
け、また筒体14の先端が金属精鉱Mの表層部分
を通過してさらに押し込まれる際には、シリンダ
15を駆動して栓体16を筒体14の上端側に位
置して開口部14cを開いて、金属精鉱Mが筒体
14内に入り込むのを許容し、さらに筒体14内
に入り込んだ金属精鉱Mを払い出す際には、シリ
ンダ15を駆動し、栓体16を筒体14の上端側
から下端側へ移動して、金属精鉱Mを筒体14内
から外部へ押し出すようになつている。なお、栓
体16は開口部14cに嵌合させられた際に、開
口部14cから突出する端部が下端側へ向かうに
従つて小径となる円錐状に形成されており、これ
によつて筒体14を金属精鉱M中に押し込む際の
抵抗が軽減されるようになつている。
次に、上記のように構成された試料採取装置に
よつてトラツクに積載された金属精鉱から試料を
採取する場合について第6図ないし第11図を参
照して説明する。
第6図は、試料採取装置が待機している状態を
示し、この待機状態においては、筒体14をフレ
ーム1の上端側に位置させるとともに、栓体16
を筒体14の開口部14cに嵌合させておく。
金属精鉱Mを積載したトラツクTが所定の位置
に到着したら、シリンダ5を作動させ、筒体14
の開口部14cが金属精鉱Mの含水率が低下した
表層部分を通過するまで筒体14を下動させる。
開口部14cが表層部分を通過した直後、シリン
ダ5を停止させる(第7図参照)。ことき、栓体
16の先端が円錐状なので、筒体14を押し込む
ときの抵抗は少なくて好ましい。なお、従来は筒
体内に栓体が嵌合されていても、栓体は筒体内の
先端よりも内側に引つ込んで位置せしめられてい
るために、筒体が表層部分を通過するさいに、筒
体の先端の内部にどうしても表層部分が入り込
み、試料の中に表層部分が混じり込んでいた。し
かし、第5図に示すように、栓体16が筒体14
の先端の開口部14cに嵌合されかつ突出して設
けられているので、表層部分を通過するにさい
し、この表層部分を筒体14内に取り込むおそれ
はない。
次に、払い出し用シリンダ15を作動させ、栓
体16を筒体14の上端部に位置させる。その
後、筒体14を金属精鉱M中に所定の深さまでさ
らに押し込み、筒体14内に金属精鉱Mを入り込
ませる(第8図参照)。
次に、シリンダ5によつて筒体14を待機位置
まで上昇させる(第9図参照)。
次に、傾転用シリンダ11を作動させ、筒体1
4の開口部14cを鉛直下方に向ける。なお、開
口部14cの下方には、採取した試料を受け取る
ための容器Cを配置しておく。そして、払い出し
用シリンダ15によつて栓体16を下動させ、採
取した試料を容器Cに払い出す(第10図参照)。
この場合において、筒体14が回動するので、試
料採取者はトラツクや貨車に積まれた金属精鉱M
の山を登らなくてもよく、安全である。
その後、傾転用シリンダ11によつて筒体14
を反転させ(第12図参照)、装置全体を元の待
機状態に復帰させる。
なお、以上の動作については、人手によつて行
つてもよいが、タイマーおよびリミツトスイツチ
等によつて制御すれば、この装置を自動化するこ
とができる。
また、上記実施例においては、筒体14の開口
部14cが金属精鉱Mの表層部分を通過した後、
筒体14をさらに金属精鉱M中に押し込む際に、
予め栓体16を筒体14の上端部に位置させてい
るが、筒体14を金属精鉱M中に押し込むのと同
時に栓体16を筒体13の上端側へ上動させるよ
うにしてもよい。この場合、栓体16の上動速度
については、筒体14の押し込み速度と同じでも
よく、異なるものであつてもよい。
さらに、上記実施例においては、被測定物が金
属精鉱である場合について説明したが、被測定物
としてはその他の粉状体または粉状体と塊状体と
の混合物であつてもよいことは勿論である。
以上説明したように、この考案の試料採取装置
によれば、筒体の内部にその筒体の軸線方向へ移
動可能な栓体を設け、この栓体により、筒体が被
測定物の表面から所定の深さにまで押し込まれる
間、筒体の開口部から突出させて嵌合して栓をす
るようにしているから、含水率の少ない表層から
の試料採取を避け、内部からの試料だけを採取す
ることができ、これによつて被測定物の品位を正
しく評価することができるという効果が得られる
とともに、筒体を回動させるように構成している
ので、金属精鉱等のヤマに登ることなく、安全な
場所での試料の取り出しを行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図はこの考案の一実施例を示し、第1図は
その側面図、第2図は第1図の−線に沿う一
部省略拡大断面図、第3図は第1図の一部省略
矢視図、第4図は第1図の−線に沿う一部省
略拡大断面図、第5図は第3図の円部の拡大断
面図、第6図ないし第11図は第1図ないし第5
図に示す装置によつて試料を採取する場合の説明
図である。 1……フレーム、3……移動台車、7……軸、
8……支持筒、11……傾転用シリンダ、14…
…筒体、14c……開口部、15……払い出し用
シリンダ、16……栓体、M……金属精鉱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレーム1と、このフレーム1に往復動可能に
    設けられた移動台車3と、この移動台車3に取り
    付けられた軸7に垂直面内で回動自在となるよう
    に設けられかつ移動台車3の往復動方向と同一方
    向に延出する支持筒8と、この支持筒8の先端に
    中心軸線を一致させて取り付けられた筒体14
    と、これら支持筒8および筒体14の内部で往復
    動可能に試料払い出し用シリンダ15に取り付け
    られた栓体16とを備え、移動台車3を往復動さ
    せて筒体14を被測定物中に押し込んだ後に引き
    抜くとともに、栓体16を往復動させて試料を採
    取するようにした試料採取装置において、上記支
    持筒8と移動台車3とには、支持筒8を回動して
    移動台車3に対して支持筒8の傾斜角を変化させ
    る傾転用シリンダ11の一端側と他端側とがそれ
    ぞれ取り付けられ、閉栓状態における筒体14の
    先端の開口部14cには、栓体16が嵌合される
    とともにその先端を開口部14cよりも突出させ
    て設けられてなることを特徴とする試料採取装
    置。
JP18462982U 1982-12-06 1982-12-06 試料採取装置 Granted JPS5987645U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18462982U JPS5987645U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 試料採取装置

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JP18462982U JPS5987645U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 試料採取装置

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JPS5987645U JPS5987645U (ja) 1984-06-13
JPH018990Y2 true JPH018990Y2 (ja) 1989-03-10

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