JPH018686Y2 - - Google Patents

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JPH018686Y2
JPH018686Y2 JP1984083981U JP8398184U JPH018686Y2 JP H018686 Y2 JPH018686 Y2 JP H018686Y2 JP 1984083981 U JP1984083981 U JP 1984083981U JP 8398184 U JP8398184 U JP 8398184U JP H018686 Y2 JPH018686 Y2 JP H018686Y2
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negative pressure
passage
pressure chamber
valve
fuel
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、エアガバナ付機関に関するもので、
特に該機関に対する補助燃料を制御する装置に関
する。
ロ 従来技術 従来内燃機関において、吸気筒内の空気流を利
用して吸気筒内に設けたエアガバナスロツトルバ
ルブを開閉制御し、機関のアイドリング域より、
中速域、高速域の全域において、機関シリンダ室
内に吸入される燃料混合気量を最適に制御するこ
とを目的とするエアガバナが用いられている。
しかし、このようなエアガバナ付機関において
は、特に空燃比の大きい領域において、いわゆる
ハンチング現象を起す問題がある。ここにハンチ
ングとは、機関の回転速度が安定せずはげしく変
動し波打つことであり、一般には周期的な変動が
誘発持続する。このようなハンチング現象を起こ
すと、ガバナスロツトルバルブが開閉し、その開
度と空燃比との関係は第2図に示すようになり、
空燃比がリーンとなり、更にハンチング幅を増大
させる。そのため第3図に示すようにハンチング
発生域、すなわち使用不可域Aが増大し、ハンチ
ングが発生しない域、すなわち使用可能域Bが減
少する。これは燃料の出遅れにともなう現象であ
る。このようなハンチング現象を防止する方法と
しては、従来、エアガバナを調整して行なつてい
るが、エアガバナを調整するとエアガバナの本来
の目的である燃料混合気量の制御が不適当とな
り、機関の出力低下や燃料消費の増大を招く問題
がある。
ハ 本考案が解決しようとする問題点 本考案はエアガバナを調整することなく、ハン
チング発生時には燃料混合気を増量してそのハン
チングを抑えて機関の出力低下を防止すると共に
燃料消費率の向上を図り、前記の問題点を解消す
るものである。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、エア
ガバナスロツトルバルブ8の下流に負圧取出通路
14を開口し、吸気筒3内に燃料を吐出する燃料
ポンプ28を有するものにおいて、ダイアフラム
24で区画された第1負圧室21と第2負圧室2
2、前記ダイアフラム24で作動される大気導入
バルブ26を有する差圧作動弁20を設け、該差
圧作動弁20に対して前記負圧取出通路14を、
該通路の分岐第1通路15を絞り部18を介して
前記第1負圧室21にまた、分岐第2通路16を
前記第2負圧室22に連通させるようにして対応
させ、前記エアガバナスロツトルバルブ8の開度
の増大により前記第1負圧室21と第2負圧室2
2との間に圧力差が生じたとき大気導入バルブ2
6を一時的に開口して前記燃料ポンプ28を作動
するように前記差圧作動弁20と燃料ポンプとを
連結したことを特徴とするものである。
ホ 作用 機関のハンチング発生時にエアガバナスロツト
ルバルブ8の開度が増大すると、インテークマニ
ホールド4内の圧力が増大し、差圧作動弁20の
バルブ26が一時的に開き、該バルブ26の開口
によつて大気圧が導入され、その大気圧が燃料ポ
ンプ28の負圧室30内に導入される。そのた
め、燃料ポンプ28のダイアフラム29が作動し
て補助燃料が吸気筒3内に吐出され、空燃比をリ
ツチにしてハンチング現象を抑制する。
ヘ 実施例 第1図に示す実施例において、1は気化器本
体、2は吸気通路3に設けたスロツトルバルブ、
4はインテークマニホールド、7はエアガバナ
で、燃料混合気通路に開閉可能に設置したガバナ
スロツトルバルブ8、ロツド9、スタビライザピ
ストン10、図示しない開方向用スプリングによ
り形成され、そのシリンダ内の前室11は燃料混
合気通路に連通し、後室12は通路13を介して
吸気筒3の上流部に開口連通されている。このエ
アガバナ7の構造及び作用は公知と同様である。
14は負圧取出通路で、その一端はインテークマ
ニホールド4に開口されている。該負圧取出通路
14の他端は、第1通路15、第2通路16、第
3通路17に分岐されている。第1通路15及び
第3通路17には、第2通路16の流通面積より
小さい流通面積を有する絞り部18,19が夫々
設けられている。20は差圧作動弁で、体内に第
1負圧室21、第2負圧室22、第3負圧室23
が設けられ、第1負圧室21と第2負圧室22は
ダイアフラム24にて区画され、第2負圧室22
と第3負圧室23はシールダイアフラム25で区
画されている。前記ダイアフラム24のロツド
は、シールダイアフラム25を備え、その後端に
はバルブ26を備えている。27はフイルタを備
えた大気連通部で、バルブ26の開閉により、第
3負圧室23を大気に開閉するようになつてい
る。24aはダイアフラムスプリングで、前記バ
ルブ26を閉方向に付勢している。そして、第1
負圧室21には、絞り部18経た第1通路15が
連通され、第2負圧室22には第2通路16が連
通され、第3負圧室23には、絞り部19を経た
第3通路17が連通している。28は気化器本体
1に固設した燃料ポンプで、ダイアフラム29に
よつて負圧室30と燃料室31とに区画されてい
る。該負圧室30は通路32により前記差圧作動
弁20の第3負圧室23に連通している。燃料室
31は、燃料室31方向への流れのみを許す逆止
弁33を介してフロート室34に連通されている
と共に、吸気通路3方向への流れのみを許す逆止
弁35を介して燃料通路36により吸気通路3へ
連通している。37はその燃料通路36の燃料吐
出ノズルである。
また負圧室30にはダイアフラム29の復帰用
スプリング38が設けられている。
次に該実施例における作用を説明する。
今、第1図に示すような状態における機関運転
中において、機関がハンチング現象を起こし、ガ
バナスロツトルバルブ8の開度が大きくなると、
吸入空気量が増大してインテークマニホールド4
内の負圧は大気側へ増大する。この増大した圧力
は負圧取出通路14を通じて第1通路15、第2
通路17に分岐され、夫々第1負圧室21、第2
負圧室22、第3負圧室23へと作用する。この
とき、第1通路15及び第3通路17には夫々絞
り部18及び19を有することにより、第1負圧
室21及び第3負圧室23にはその圧力作用が遅
延されるが、第2負圧室22は第2通路16によ
り瞬時に圧力作用を受ける。そのため、第2負圧
室22内の圧力は第1負圧室21内の圧力より大
きくなり、この差圧によりダイアフラム24がス
プリング24aに抗して図示右方へ押圧移動さ
れ、バルブ26を開口する。このバルブ26の開
口により、大気がフイルタを有する大気連通部2
7を通つて第3負圧室23内に流入し、更に通路
32を通つて燃料ポンプ28の負圧室30に流入
する。そのため、該圧力と復帰用スプリング38
とによりダイアフラム29を図示右方へ押圧移動
し、燃料室31内の燃料を燃料通路36を通じて
燃料吐出ノズル37より吸気筒3内に吐出する。
したがつて、機関がハンチング現象を起こし空燃
比がリーン傾向になろうとする域において燃料を
増量し、ハンチング現象を抑制する。この燃料吐
出後の時間に至ると、前記絞り部18を経た第1
負圧室21内の圧力は、第2負圧室22内の圧力
と同等となり、スプリング24aによりダイアフ
ラム24は図示左方へ押圧移動され、そのバルブ
26を閉作動する。そのため、大気圧よりは低い
第1通路17内の圧力が、第3負圧室23、通路
32を経て燃料ポンプ28の負圧室30に作用
し、ダイアフラム29を復帰用スプリング38に
抗して図示左方へ吸引し、フロート室34内の燃
料を燃料室31内に吸引貯溜する。また、ガバナ
スロツトルバルブ8が閉じ方向に作動したとき
は、インテークマニホールド4内の圧力は大きな
負圧となり、第2負圧室22の圧力<第1負圧室
21の圧力の関係となつてバルブ26の閉状態を
保持する。以上のように機関のハンチング発生初
期に燃料を増量することにより、ハンチング発生
時のガバナスロツトルバルブの動きと空燃比との
関係は第4図に示すようになり、空燃比のリーン
化を防止できる。そのため、第5図に示すように
機関回転数と出力との関係におけるハンチング発
生域、すなわち使用不可域Aが前記従来のものに
比べ極めて減少し、ハンチングが発生しない域、
すなわち使用可能域Bが極めて増大する。
ト 考案の効果 以上のように本考案によれば、機関のハンチン
グ発生初期に、補助燃料を吐出供給して空燃比を
リツチにするようにしたので、ハンチングの増大
を抑制することができるようにしたので、エアガ
バナを本来の目的である燃料混合気量の最適な制
御に調整できるため、機関の出力向上を図り、燃
料消費率の向上を図ることができる特長がある。
公知の特公昭40−14052号公報に示されるように
負圧通路を遮断して大気通路に切り換えるものは
燃料の出遅れを生ずるが、この考案では、負圧取
出通路を絞り部を有する第1通路と、絞り部を有
しない第2通路に分岐して差圧作動弁の第1負圧
室と第2負圧室に連通するのみで、エアガバナス
ロツトルバルブの開度が大きくなつたときインテ
ークマニホールド内の圧力により差圧作動弁が瞬
時に作動し、大気導入バルブを一気に開弁させて
大気を導入するため燃料の出遅れがなくハンチン
グを確実に防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来装置におけるハンチング発生時のガバナス
ロツトルバルブの動きと空燃比変化との関係を示
す図、第3図は従来装置における機関回転数と出
力との関係においてハンチングの発生、不発生域
を示す図、第4図は本考案におけるハンチング発
生時のガバナスロツトルバルブの動きと空燃比変
化との関係を示す図、第5図は本考案における機
関回転数と出力との関係においてハンチング発
生、不発生域を示す図である。 3……吸気筒、4……インテークマニホール
ド、7……エアガバナ、8……エアガバナスロツ
トルバルブ、14……負圧取出通路、20……差
圧作動弁、26……バルブ、27……大気連通
部、28……燃料ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアガバナスロツトルバルブ8の下流に負圧取
    出通路14を開口し、吸気筒3内に燃料を吐出す
    る燃料ポンプ28を有するものにおいて、ダイア
    フラム24で区画された第1負圧室21と第2負
    圧室22、前記ダイアフラム24で作動される大
    気導入バルブ26を有する差圧作動弁20を設
    け、該差圧作動弁20に対して前記負圧取出通路
    14を、該通路の分岐第1通路15を絞り部18
    を介して前記第1負圧室21にまた、分岐第2通
    路16を前記第2負圧室22に連通させるように
    して対応させ、前記エアガバナスロツトルバルブ
    8の開度の増大により前記第1負圧室21と第2
    負圧室22との間に圧力差が生じたとき大気導入
    バルブ26を一時的に開口して前記燃料ポンプ2
    8を作動するように前記差圧作動弁20と燃料ポ
    ンプとを連結したことを特徴とするエアガバナ付
    機関。
JP8398184U 1984-06-06 1984-06-06 エアガバナ付機関 Granted JPS60195953U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8398184U JPS60195953U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 エアガバナ付機関

Applications Claiming Priority (1)

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JP8398184U JPS60195953U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 エアガバナ付機関

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Publication Number Publication Date
JPS60195953U JPS60195953U (ja) 1985-12-27
JPH018686Y2 true JPH018686Y2 (ja) 1989-03-08

Family

ID=30633098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8398184U Granted JPS60195953U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 エアガバナ付機関

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JP (1) JPS60195953U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5583238U (ja) * 1978-12-01 1980-06-09

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JPS60195953U (ja) 1985-12-27

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