JPH018054Y2 - - Google Patents

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JPH018054Y2
JPH018054Y2 JP19954982U JP19954982U JPH018054Y2 JP H018054 Y2 JPH018054 Y2 JP H018054Y2 JP 19954982 U JP19954982 U JP 19954982U JP 19954982 U JP19954982 U JP 19954982U JP H018054 Y2 JPH018054 Y2 JP H018054Y2
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JP
Japan
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handset
cover
transmitter
ring
receiver
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JP19954982U
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JPS59104651U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電話機の送受器に係わり、特にカバ
ーの収容部に収容される送話器あるいは受話器の
固定構造の改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
第1図は、従来における送受器の一構成を示す
もので、この送受器は、下側カバー1に設けた収
容部11,12にそれぞれ気密保持用のゴムリン
グ9,9を介在させて送話器2および受話器3を
収容し、これらの送話器2および受話器3を保持
リング6,7を下側カバー1に設けたボス13,
14にねじ8,8…で締め付けることにより固定
する構造となつている。第2図は、固定後の受話
器側の構造を示すもので、収容部12の底部周縁
部にはリング状の溝15が形成してあり、この溝
15にその深さよりも厚肉のゴムリング9を挿着
してこのゴムリング9で受話器3の支持およびカ
バー1との密封を行なつている。
なお、図中4は送話器2と外部のカールコード
(図示せず)との接続を行なうためのジヤツクを
示し、また5は上側カバーを示している。
〔背景技術の問題点〕
ところで、この種の送受器、とりわけ受話器3
は、例えば第2図に示す如く、金属フレーム31
の図中下方側に振動板32を配置してこの振動板
32の周縁部を金属リング33により上記金属フ
レーム31に固定し、かつ上記振動板32の前面
側および金属フレーム31の側面側を金属製の外
被34で覆うように構成されている。なお、35
は防湿膜、36は上カバーである。
このため、受話器3は収容部に固定した際に、
その金属リング33の配置部分がカバー1側のゴ
ムリング9に当接し、このゴムリング9によつて
支持されることになる。したがつて、このような
構造では、受話器3を固定する際にねじ8,8を
強く締めすぎると、ゴムリング9が溝15内に押
し込まれて受話器3の外被34がカバー7の角
(図中A点)に押し付けられ、この結果外被34
が変形する等の不具合を生じていた。この変形
は、締め付け時ばかりでなく使用中に強い衝撃が
加わることによつても起り、信頼性の低下や音響
特性の劣化にもつながり、非常に好ましくなかつ
た。
また、ゴムリングのみにより固定支持するよう
にしたので、ゴムリングに常に大きな圧力が加わ
つて変質し易く、この結果衝撃等により受話器の
固定支持状態が変化し易くなつてこれにより音響
特性や密閉度が劣化して信頼性が低かつた。
〔考案の目的〕
本考案は、送話器あるいは受話器の外被に無理
な圧力が加わらないようにして外被の損傷および
変形を防止し、かつ衝撃等により固定支持状態が
変化しないようにして音響特性および密閉度の劣
化を防止し、これにより信頼性および音響特性の
向上を図り得る送受器構造を提供することを目的
とする。
〔考案の概要〕
本考案は、上記目的を達成するために送受器カ
バーの収容部底面の周縁部に受話器あるいは送話
器の固定リング部分を支持するための受け部を設
けてこの受け部で上記固定リング部分を直接支持
するようにし、かつこの受け部の内側あるいは外
側に凹部を設けてこれにゴムリングを挿着し、こ
のゴムリング受話器あるい送話器と送受器カバー
との間を気密に保持するようにしたものである。
〔考案の実施例〕
第3図は、本考案の一実施例における受話器側
の構造を示すもので、前記第2図と同一部分には
同一符号を付して詳しい説明は省略する。
下側カバー1の収容部底面における周縁部に
は、受話器8の金属リング33部分を支持するた
めの台状の受け部100が設けてある。また、こ
の受け部100の内側部分は、断面凹状のリング
溝101が形成してあり、この溝101にはゴム
リング102が挿着してある。このゴムリング1
02は、上記溝101の深さよりも厚肉に構成さ
れ、受話器3の固定時には受話器3の外被34に
密接して、受話器3とカバー1との間の気密保持
をなす。またカバー1の底面中央部は、前記受け
部100の高さよりも若干低く形成されており、
これにより受話器3の金属リング33部分が受け
部100に確実に当接するようにしている。
このような構造であるから、固定時において受
話器3は、その金属リング33部分がカバー1の
受け部100で確実に支持されることになる。し
たがつて、固定作業時においてねじ8,8による
過度の締め付けを行なつたとしても、その圧力は
カバー1の受け部100において確実に受け止め
られる。このため、受話器3の外被34に無理な
圧力が加わることはなくなり、この結果外被34
の損傷や変形を確実に防止すことができ、信頼性
の向上をはかることができる。また、外被34の
変形を防止できることから音響特性についても最
良の状態を保持することができ、結果的に特性の
向上をはかることができる。第4図は、本実施例
の構造について本考案者等が実験した結果であ
り、第5図に示す従来の構造による受話器3の外
被35が変形した場合の特性に比べて、特に500
Hz以下の特性が著しく向上することが判明した。
また本実施例の構造を採用することにより、ゴム
リング9を作製する際に、従来では第6図に示す
如く一列にしか打ち抜けなかつたものが、第7図
に示す如く同心円状に打ち抜くことが可能となつ
た。この結果、ゴムリング9の製作コストを大幅
に低減することができ、また資源の有効利用にも
寄与し、その効果は極めて大である。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、上記実施例では受話器側のみ適
用した場合について述べたが送話器が金属リング
を使用したものである場合には、この送話器側に
も同時に適用してもよい。また、ゴムリングの配
置位置は受け部の内側ばかりでなく外側に設定し
てもよく、さらには受話器の金属リング部分に一
部接触するように設定してもよい。その他、受話
器の構造や受け部の位置、ゴムリングの位置、カ
バーの構造等についても、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、送受器カ
バーの収容部底面の周縁部に、受話器あるいは送
話器の固定リング部分を支持するための受け部を
設け、かつその内側あるいは外側に凹部を設けて
この凹部に気密保持用のゴムリングを挿着したこ
とによつて、送受器あるいは受話器の外被に無理
な圧力が加わらないようにして外被の損傷および
変形を防止し得、かつ衝撃等により固定保持状態
が変化しないようにして音響特性および密閉度の
劣化を防止し得、これにより信頼性が高く音響特
性の向上をはかり得る送受器構造を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例を説明するための
もので、第1図は送受器の全体の構造を示す分解
斜視図、第2図は要部の部分断面図、第3図は本
考案の一実施例における送受器の要部を示す部分
断面図、第4図おらび第5図は第3図の構造と第
2図の構造との音響特性の差異について示す特性
図、第6図および第7図は第2図および第3図の
各構造におけるゴムリングの作成例の差異を示す
斜視図である。 1……下側カバー(カバー)、11,12……
収容部、2……送話器、3……受話器、31……
金属フレーム、32……振動板、33……金属リ
ング、34……外被、100……受け部、101
……溝、102……ゴムリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動体の外周縁に固定リングを配置し、この固
    定リングを含む少なくとも上記振動体の前面側を
    外被で覆つてなる受話器あるいは送話器を、送話
    器カバーの収容部底面に押付けて固定する送受器
    構造において、前記送受器カバーの収容部底面の
    周縁部に前記受話器あるいは送話器の固定リング
    の配設部分を直接支持する受け部を設け、かつ前
    記送受器カバーの収容部底面における前記受け部
    の内側あるいは外側に凹部を設けて、この凹部に
    その深さより厚肉の密封用ゴムリングを挿着した
    ことを特徴とする送受器構造。
JP19954982U 1982-12-28 1982-12-28 送受器構造 Granted JPS59104651U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19954982U JPS59104651U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 送受器構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19954982U JPS59104651U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 送受器構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59104651U JPS59104651U (ja) 1984-07-14
JPH018054Y2 true JPH018054Y2 (ja) 1989-03-02

Family

ID=30425078

Family Applications (1)

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JP19954982U Granted JPS59104651U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 送受器構造

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JPS59104651U (ja) 1984-07-14

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