JPH017916Y2 - - Google Patents

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JPH017916Y2
JPH017916Y2 JP15016785U JP15016785U JPH017916Y2 JP H017916 Y2 JPH017916 Y2 JP H017916Y2 JP 15016785 U JP15016785 U JP 15016785U JP 15016785 U JP15016785 U JP 15016785U JP H017916 Y2 JPH017916 Y2 JP H017916Y2
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、製鉄所や自動車工場等で使用され
る各種機械の配管の自動着脱装置に関する。
<従来の技術> 従来のこの種の技術として、特開昭59−151687
号公報に開示のものがある。同公報記載のもの
は、プレス等の金型に固定される機械側ブロツク
と、機械の架台側に設けられていてシリンダによ
つて移動させられる移動側ブロツクとからなり、
この両方のブロツクに配管の接続装置を設けてあ
り、機械側ブロツクへ向つて移動側ブロツクが移
動して上記配管の接続装置が接続するようになつ
ている。この接続状態は、前記移動用のシリンダ
の押圧力で保持されるようになつている。
このほかにもこの種の技術として、特開昭49−
130830号公報及び特開昭54−163428号公報に記載
のものがある。これらにおいては配管を上下で接
続する実施例が示されており、その接続状態の保
持は上側の装置の重量に依存するものであるから
配管を左右で接続する場合に適用できない。
<考案が解決しようとする問題点> (1) 接続する配管内を流れる流体が高圧である場
合には、接続状態において高圧流体により双方
のブロツクが反力を及ぼしあい、接続の外れる
おそれがあり、このために、高圧の場合でも外
れない大出力の移動用シリンダを用いなければ
ならない問題がある。
(2) 配管内を流れる流体が低圧であつても、配管
の接続数が多くなると、前記(1)の場合と同様に
双方のブロツクが離れようとする力は大きくな
るから移動用シリンダの出力を大きくしなけれ
ばならない問題がある。
(3) 配管の接続状態をシリンダの出力で保持する
ものであるから、シリンダを作動させる油圧源
が故障すると、配管の接続状態を保持できなく
なる問題がる。
この考案は、配管の自動着脱装置において、ブ
ロツク移動用のシリンダの出力に関係なく接続状
態を保償することにより、配管が高圧用である場
合に、あるいは低圧で多数本である場合に、高い
信頼性のもとに接続できるようにすることを技術
的課題とする。
<問題点を解決するための手段> この考案の手段は、固定側本体と、その固定側
本体に向つて進退駆動される移動側本体と、その
移動側本体の後退した位置で分離状態となり前進
した位置で互いに接続状態となるように前記固定
側本体と移動側本体とに設けられた管継手とによ
り配管の途中を断続するように構成した配管の自
動着脱装置において、前記管継手の一方が円筒状
凸型継手に他方がその凸型継手に嵌合する円筒状
凹型継手に形成されていて双方の嵌合により互い
に連通する流体通路を有しており、前記凸型継手
の外周に環状の係合溝を設け、前記嵌合状態にお
ける上記係合溝の位置で半径方向内側に突出可能
な係止部材を前記凹型継手に設け、前記凹型継手
の外周にその軸方向に摺動するようにかつ前記係
止部材外方位置に摺動したとき係止部材を前記係
合溝に係合する半径方向内側位置に拘束するよう
にロツクリングを設け、そのロツクリングに前記
摺動を行わせるロツクシリンダを設けたものであ
る。
<作用> 前記手段によれば、移動側本体が固定側本体へ
向つて前進させられて、凸型継手と凹型継手とが
嵌合して夫々の流体通路が連通した接続状態にお
いて、ロツクシリンダによりロツクリングを係止
部材非拘束位置から拘束位置へ摺動させることに
より、係止部材が係合溝に係合してロツクされ、
凸型継手と凹型継定との嵌合した接続状態が保持
される。
また、ロツクシリンダによりロツクリングを係
止部材拘束位置から非拘束位置へ摺動させること
により、双方の継手を嵌合状態に保持する拘束が
解かれるので、移動側本体を後退させて双方の継
手を分離状態とすることができる。
前記継手の接続状態でロツクリングが係止部材
拘束位置にあると、係止部材は係合溝に係合して
いて半径方向外方へ移動できないので、凸型継手
と凹型継手の嵌合が外れないのである。
<実施例> この考案の実施例を第1図及び第2図によつて
説明する。図において、1は固定側本体、2は移
動側本体、3は管継手である。
固定側本体1は、第1図に見られるように、固
定基盤10から起立した板状のものである。
移動側本体2は、第1図に見られるように、略
板状であり固定側本体1に間隔を隔てて対向して
配置され、図示していないが、ガイドローラ及び
ガイドレールによつて固定側本体1に向つて進退
移動できるようになつている。ローラは移動側本
体2に、ガイドレールは別の固定基盤12に設け
てある。移動側本体2は固定基盤12に設けた前
後進用エアシリンダ13によつて進退駆動され
る。
管継手3は、夫々対をなす凸型継手3aと凹型
継手3bとで形成されている。この数は用途に応
じて複数設けられるが、第1図では2対が示され
ている。その大きさも必要に応じて、また内部を
通る流体の種類、圧力等によつて適切な材質や強
度とされるが、接続及び分離の構造は同様なもの
であり、その一つを第2図に拡大して示す。
凸型継手3aは、固定側本体1に固定され、円
筒状をなし、移動側本体2に向つて突出してい
る。その外周には環状の係合溝14を設けてあ
り、内孔が流体通路15とされ、その内部に自己
封鎖型ポペツト弁16を設けてある。固定側本体
1の反対側の面には流体通路15の連なる配管接
続部17を設けてある。
凹型継手3bは、凸型継手3aに対向して移動
側本体2に固定され、凸型継手3aに嵌合する内
孔18を有する円筒状に形成され、第2図に示す
嵌合した接続状態において、係合溝14の位置に
係止部材19として数個の鋼球を保持している。
係止部材19の夫々は円筒状部の肉厚よりも係合
溝14の溝の深さ分大きい寸法の直径であり、凹
型継手3bの外周面にも内周面にも突出できるよ
うに保持されている。凹型継手3bの外周には軸
方向に摺動可能に嵌合したロツクリング20を設
けてある。ロツクリング20は図示の位置で係止
部材19を半径方向内側へ変位させて係合溝14
に係合した状態に拘束しており、この位置から移
動側本体2の側へ移動した位置で係止部材19を
拘束しない状態となる。ロツクリング20は外周
にフランジ21を有しており、このフランジ21
と移動側本体2の側との間にロツク用コイルスプ
リング31を設けてある。凹型継手3bは、移動
側本体2を後方へ(図の右方へ)貫通して突出し
ており、その内孔が流体通路22とされ、その内
部に自己封鎖型ポペツト弁23を設けてあり、流
体通路22の後端に配管接続部24を設けてあ
る。
このような凹型継手3bの複数個が移動側本体
2に設けられており、その各々のロツクリング2
0がロツクリング連結金具25によつて一体的に
連結されている。すなわち、連結金具25は板状
のもので夫々の凹型継手3bの位置に対応してロ
ツクリング20が嵌合する貫通孔2bを穿設して
あり、前記フランジ21とその前方に設けた雄ね
じ27とこれに螺合するナツト28とによりロツ
クリング20を連結金具25に固定してある。
連結金具25は、第1図に略図で示すように、
移動側本体2に設けたロツクエヤシリンダ19の
ロツド30に結合してあり、エヤシリンダ29の
ロツドカバー側にエヤを供給するとロツド30が
連結金具25及び夫々のロツクリング20を伴つ
て後退する。そのエヤを排出すると、前記ロツク
用コイルスプリング31と別に連結金具25とエ
ヤシリンダ29のロツドカバー側との間に設けた
ロツク用コイルスプリング32との伸張作用によ
つて、前記と反対にロツド30、連結金具25、
ロツクリング20が前進する。
第1図において、LS1は前後進用のシリンダ
13の後退端確認用リミツトスイツチ、LS2は
同シリンダ13の前進端確認用リミツトスイツチ
で、いずれも固定基盤12に取付けてあり、移動
本体2に設けた突片33,34によつて作動す
る。また、LS3はロツクエヤシリンダ29のロ
ツク解除確認用リミツトスイツチ、LS4は同シ
リンダ29のロツク確認用リミツトスイツチで、
移動側本体2に取付けてあり、連結金具25に設
けた突片35,36によつて作動する。
このように構成された配管自動着脱装置は、次
のように接続及び分離動作する。
第1図の状態は分離状態であり、この状態から
接続するときは、シリンダ13へその短縮する側
へ給気され、移動側本体2が後退端位置にないと
きは後退してまた後退端位置にあるときはそのま
まであり、LS1が作動して移動側本体2が後退
端位置にあることを確認する。この確認に続いて
シリンダ29へその短縮する側へ給気され、連結
金具25、ロツクリング20が後退するから、係
止部材19が非拘束状態となり、LS3が作動し
てその非拘束状態を確認する。この確認に続いて
シリンダ13へその伸長する側へ給気され、移動
側本体2が前進し、その前進により凸型継手3a
に凹型継手3bが嵌合し、LS2が作動して移動
側本体2が前進端位置にあることを確認する。こ
の確認に続いてシリンダ29への給気が排気に切
換えられ、これによつてロツド30、連結金具2
5、ロツクリング20がばね31,32よつて前
進し、係止部材19が係合溝14内に確実に押し
込まれ、その位置に拘束され、LS4が作動して
その拘束状態を確認する。この確認に続いてシリ
ンダ13への給気が排気に切換えられて接続を完
了する。
この接状態から分離するときは、シリンダ13
へその伸長する側へ給気され、LS2が作動して
移動側本体2が前進位置にあることを確認する。
この確認に続いてシリンダ29へその短縮する側
へ給気され、ロツド30、連結金具25、ロツク
リング20が後退するから、係止部材19が非拘
束状態となり、LS3が作動してその非拘束状態
を確認する。この確認に続いてシリンダ13へそ
の短縮する側へ給気され、移動側本体2が後退
し、これによつて凹型継手3bが凸型継手3aか
ら分離し、LS1がこれを確認する。この確認に
続いて、シリンダ29への給気が排気に切換えら
れ、連結金具25が前進した状態となり、これを
LS4が確認する。これに続いてシリンダ29へ
の給気が排気に切換えられて分離を終了する。
<考案の効果> この考案によれば、凸型継手と凹型継手との接
続状態が、係合溝と係止部材との係合とこの係合
をロツクするロツクリングによつて保持されるか
ら、移動側本体を移動させるシリンダの出力に全
く関係なく接続状態を保持でき、従つて高圧の配
管の自動脱着装置として実用化が可能となり、ま
た低圧の多数配管の自動脱着装置としても実用化
が可能となる。そして、移動側本体移動用のシリ
ンダの油圧源又は空圧源が故障した場合にも、接
続した後では全く接続状態に影響がない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例の概略の構成を示
す分離状態の横断平面図、第2図は同実施例の主
要部を詳細に示す接続状態の横断平面拡大部分図
である。 1……固定側本体、2……移動側本体、3……
管継手、3a……凸型継手、3b……凹型継手、
13……シリンダ(移動側本体用)、14……係
合溝、15……流体通路、19……係合部材、2
0……ロツクリング、25……連結金具、29…
…ロツクシリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定側本体と、その固定側本体に向つて進退駆
    動される移動側本体と、その移動側本体の後退し
    た位置で分離状態となり前進した位置で互いに接
    続状態となるように前記固定側本体と移動側本体
    とに設けられた管継手とにより配管の途中を断続
    するように構成した配管の自動着脱装置におい
    て、前記管継手の一方が円筒状凸型継手に他方が
    その凸型継手に嵌合する円筒状凹型継手に形成さ
    れていて双方の嵌合により互いに連通する流体通
    路を有しており、前記凸型継手の外周に環状の係
    合溝を設け、前記嵌合状態における上記係合溝の
    位置で半径方向内側に突出可能な係止部材を前記
    凹型継手に設け、前記凹型継手の外周にその軸方
    向に摺動するようにかつ前記係止部材外方位置に
    摺動したとき係止部材を前記係合溝に係合する半
    径方向内側位置に拘束するようにロツクリングを
    設け、そのロツクリングに前記摺動を行わせるロ
    ツクシリンダを設けた配管の自動着脱装置。
JP15016785U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH017916Y2 (ja)

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