JPH01679A - 電気抵抗発熱体及びその製造方法 - Google Patents

電気抵抗発熱体及びその製造方法

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JPH01679A
JPH01679A JP62-138914A JP13891487A JPH01679A JP H01679 A JPH01679 A JP H01679A JP 13891487 A JP13891487 A JP 13891487A JP H01679 A JPH01679 A JP H01679A
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三尾 光司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気抵抗発熱体及びその製造方法に関し、詳
しくは約350℃以下の温度範囲において任意の温度を
発現し得る電気抵抗発熱体に関する。
(従来の技術) 従来、カーボンブラック、グラファイトなどの導電性微
粉末を混合した合成樹脂製帯状体とその長手方向両側に
埋没した電極線とからなる面状発熱体素子があり(特公
昭6G−59131号公報)、これにより60℃位まで
加温することができ、これを固体平面上に張りつけてな
る発熱体は知られている。
しかし、このカーボンブラック及びグラファイト粉の電
気比抵抗は高< (5,000〜20,000μΩl)
且つ電気抵抗の温度係数が負の性質をもつために(約−
2,6μΩcn/’C)、これから得られる発熱体は1
例えば塗膜の電極間距離が狭く、均一温度分布の広い発
熱面は得られず、これらカーボンブラック等の導電性微
粉末を用いるものにあっては、これを合成樹脂に混合し
、溶融押出し成形してテープ状の発熱体素子として利用
するものであり、これらの導電性微粉末を含むペースト
又は塗料を用いて広い発熱面を有する発熱体を製造する
ことはあまりなされていない。
又従来のものは局部的に酸化や焼損の危険があるので、
60℃位までしか昇温することができないものであった
この従来のものは第5図に示すように、面状発熱体素子
(テープ)2を基台1に貼付けたものであり〔第5図(
a)) 、金属端子3より通電すると発熱体部7は加熱
され、基板上に温度分布4が生ずる(第5図(b))。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来のカーボンブラック粉等の導電性粉末
を用いるものでは、それらが電気比抵抗が高く、電気抵
抗の温度係数が負の性質をもつため1発熱体の塗膜或い
はテープ等の電極間距離を広くすることができず、均一
温度分布で広い発熱面を有する発熱体は得られない、即
ち従来のものでは塗膜の厚さが変ると、厚い所へ電流が
多く流れ、そのためその部分は高温とな、る、しかしカ
ーボンブラックは電気抵抗の温度係数が負の性質をもつ
ため、電気抵抗が下り、益々電流が流れるので更にその
部分は高温となり、局部的に溶損したり、焼損したりす
るのである。それ故これらの導電性粉末を含むペースト
或いは塗料を塗布する場合は塗膜の厚さを厳密に調整し
なけれがならず。
機械で1例えば0.3m±0.02m以下で塗布された
塗膜であることが必要であり、手塗りによることができ
ない、又従来の面状発熱体素子では曲面や穴内面、成る
いは凹凸面にテープを貼り合わせることは困難であり、
さらに、高抵抗のため幅の狭いテープとする必要があり
、広い面積に適用する場合は、これらの発熱体素子をい
くつも適用する関係上、テープ間と発熱体部との間に温
度差が生じ、巾広の面にあっては面全体を均一温度にす
ることは不可能である。そしてこの発熱体素子では60
℃前後に加熱される・だけで、所望の温度に温度調節す
ることはできないのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは発熱体に関・して1種々検討の結果、特定
の金属酸化物と合成樹脂を主成分とするペースト或るい
は塗料で所望の形状の固体酸るいは固体表面を処理する
ことにより、すぐれた発熱体が得られることを見出し二
本発明に到達したものである。
即ち1本発明は(1)所望の形状の固体又はその表面を
、電気抵抗の温度係数が正の値をもち、電気比抵抗が5
XlG”μΩl以下の熱に対して安定な金属酸化物と1
合成樹脂を主成分とするペーストで塗布又は浸漬処理す
ることを特徴とする電気抵抗発熱体、および(2)所望
の形状の固体又はその表面に、電気抵抗の温度係数が正
の値をもち、電気比抵抗が5X10”μΩ1以下の熱に
対して安定な金属酸化物と、合成樹脂を主成分とする塗
料又はペーストを、塗布又は浸漬処理し、ついで硬化さ
せることを特徴とする電気抵抗発熱体の製造方法に関す
る。
本発明の金属酸化物としては、電気抵抗の温度係数が正
の値をもち、その電気比抵抗が常温で5XIG”μΩ〔
以下、好ましくはlXl0”μΩ1より小さく、即ち炭
素粉末顔料の数分の−〜数十分の−の値であり、温度と
共に電気抵抗が増大するものであり、さらに高温に対し
て安定で、酸化、焼損のない耐熱性の金属酸化物が好適
である。そして特に約350℃迄の温度において、温度
と共に電気抵抗が急増するものが選択される。
従来この種の発熱体に使用されている炭素導電体は電気
抵抗が大きく且つ温度係数が負の性質をもつので膜厚の
変化により加熱温度が変り、広い均一温度の発熱面が得
られず、又局部的に酸化したり1発火したりする危険が
ある。
これに対して、本発明の金属酸化物は上記のように、こ
れら従来のものとは逆の物理化学的性質をもつものであ
り、即ち1本発明の金属酸化物を用いた場合には、膜厚
が異なると厚い所に電流が多く流れ、そのためその部分
は高温となるが、高温となると電気抵抗の温度係数が正
の値を持つため、抵抗が上り、電流が下り、温度が下り
、適当な温度で安定し1局部的に過熱することがなく、
自己温度制御作用が働き、これにより均一の温度で且つ
広い発熱面を有する発熱体が得られるのである。そして
本発明ではその発熱温度を所望の温度に調節することが
可能になったものであり、これらの作用効果は従来のも
のからは予測できないものであり1本発明者らにより初
めて見出されたものである。
本発明の金属酸化物の例としては、例えばv203(電
気比抵抗600〜s、oooμΩl、電気抵抗の温度係
数約÷1.8μΩtx / ’C)、Cry、 (30
〜600 uΩl、約+1.1 pΩam / ”C)
、Rag、(20〜200μΩl、約÷0.1μΩcs
 / ”C)等である。
本発明の金属酸化物は電気比抵抗が炭素粉末等の数分の
一〜数十分の−のものであり、その粒子径はバインダー
である合成樹脂との分散性等を考慮して決定されるが、
0.02〜60μmのものが好ましい、一般に金属酸化
物の粒子径が0.02μm以下では電気抵抗値が高くな
り、単位面積当りのワット(watt)数が小(0,0
5〜5 Watt/ al 、温度約30℃〜350℃
)となるため好ましくなく、又60μm以上では塗膜内
の粉粒子の分数が不均一となる場合がある。
本発明で用いられる合成樹脂は熱可塑性、熱硬化性及び
電子線硬化性樹脂であることができ、その発熱体の適用
分野に応じて適宜選択することが可能である。
熱可塑性樹脂としては、軟化点が15℃以上、平均分子
量が数千〜数十万のものであり、熱硬化性樹脂としては
塗布液の状態では200 、000以下の分子量であり
、塗布乾燥後、加熱により縮合、付加等の反応により分
子量は無限大のものとなる。又放射線硬化系樹脂につい
てはラジカル重合性を有する不飽和二重結合を示すアク
リル酸、メタクリル酸、あるいはそれらのエステル化合
物のようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレートの
ようなフリル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導
体等の不飽和結合等の、放射線照射による架橋あるいは
重合乾燥する基を熱可塑性樹脂の分子中に含有または導
入した樹脂等を用いることができる。
これらの合成樹脂は例えばポリイミド樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、シリコーン樹脂
、フェノール樹脂、エポキシ樹脂。
ポリパラバン酸樹脂、ポリウレタン樹脂、塩ビ樹脂等で
あり、塗膜の所望の目的温度に応じて軟化温度或いは分
解温度を選択することができる。
本発明の金属酸化物と合成樹脂バインダーの量割合は、
所望する発熱温度1発熱面の大きさ等により、又金属酸
化物及び合成樹脂の種類及び組合わせ等により種々選択
されるが、一般的には金属酸化物粉末100重量部(以
下部と略す)に対して。
30−360部であることができる。
本発明の金属酸化物に前記合成樹脂を結合剤として用い
ると、塗膜の強度を確保し1発熱体として適当な電気抵
抗値が常温で1〜1,500部1口(Ω/口とは正方形
面積に対する電気抵抗値を表わす)に調節することがで
きる。
合成樹脂の割合が30部以下では抵抗値の小さいものが
得られ、高温の発熱体(広い発熱面をもつものに応用で
きる)が得られるが塗膜強度が不足する。一方1合成樹
脂の量が360部以上では発熱に必要な抵抗値が得られ
ず(抵抗値が過大になって)実用に適さないものとなる
。即ち、電気抵抗値が常温で1Ωl口以下では過電流と
なり、その結果高温となりすぎるし、1.500Ω/口
以上では過小電流になり、発熱せず、所望の温度が得ら
れにくいのである。そして広い発熱面の場合は、常温で
1Ωl口以上、狭い面積の場合は常温t、sooΩ/ロ
以下とすると、その表面温度を塗料配合、塗布厚さ、印
加電圧等の組合せにより低温から最大350℃間の任意
温度に長時間安定して保つことができた。
この金属酸化物と合成樹脂とを主成分とする塗料は各種
塗装方式2例えば、はけ塗り塗装、ローラー塗装、吹き
付は塗装、静電塗装、電着塗装或いは粉体塗装等の塗装
剤に又は浸漬用に応じて他の添加剤或いは補助剤を加え
ることができる。
これらの添加剤、補助剤は例えば希釈溶剤、沈降防止剤
或いは分散剤、酸化防止剤、顔料その他の必要な添加剤
であることができる。
希釈溶剤としては塗料に使用される溶剤1例えば脂肪族
炭化水素、芳香族石油ナフサ、芳香族炭化水素(トルエ
ン、キシレン等)、アルコール(イソプロピルアルコー
ル、ブタノール、エチルヘキシルアルコール等)、エー
テルアルコール(エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ
、エチレングリコールモノエーテル等)、エーテル類(
ブチルエーテル)、酢酸エステル、酸無水物、エーテル
エステル(エチルセロソルブアセテート)、ケトン(メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン)、N−メ
チルニーピロリドン、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン等が使用される。これらはバインダーである
合成樹脂及び金属酸化物に応じて適宜、好ましいものが
選択される。この希釈溶剤の使用量は樹脂100部(金
属酸化物)に対して410部以下の範囲で選択される。
又沈降防止剤としてはメチルセルローズ、炭酸カルシウ
ム、ベントナイト微粉等が挙げられ、又分散剤としては
各種界面活性剤が使用され、アニオン系活性剤(脂肪酸
塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩類)、カチオン系活性
剤(脂肪族アミン塩類、第4級アンモニウム塩類)、両
性系活性剤或いはノニオン系活性剤が挙げられる。又塗
料又はペーストの乾燥固化又は硬化を短時間で容易に行
なうために硬化剤を加えることができる。
これらの硬化剤は樹脂に応じてそれぞれ選択し得、脂肪
族、或いは芳香族ポリアミン、ポリイソシアネート、ポ
リアミド、アミン、チオ尿素等の通常の硬化剤が用いら
れる。
その他、安定剤、可塑剤、酸化防止剤等が適宜に用いら
れる。
本発明の発熱体の基材はプラスチックス、セラミックス
、木質、繊維1紙、電気絶縁被覆した金属材料その他固
体を形成するものであることができ、該固体よりなる本
発明の発熱体は任意の形状のものとすることができ、所
望の形状の固体又は固体表面に前記本発明の金属酸化物
と合成樹脂を含有する塗料又はペーストを含浸(浸漬)
させるか、或いは塗布して製造される。
例えば、相対して2本以上の金属端子を固定した電気絶
縁被覆した金属材料、セラミックス、プラスチックス、
木質体又はそれらの組合せ体の基台に、本発明の塗料(
ペースト)を100μll〜3000μ糟厚さに塗布す
る。
前記基台の形状は平面1曲面共に格別限定されない。
基台表面は、セラミックス被覆が望ましいが、150℃
以下の所望温度であれば、木質によっても使用可能な場
合がある。さらに木質、又はプラスチック体又は金属体
に、セラミックスを表面被覆し゛、複合体とする等の組
合せ体も可能である。
塗布される固体表面が広く、ハケ塗り、ロール塗り、ス
プレー塗りをする時には、塗料の流動性を上げて作業性
をよくする。この場合は希釈用の溶媒を導電粉末の合計
100部に対して、410部以下の範囲で混合すること
がよく、それ以上では塗料が流れすぎて所定の塗膜厚さ
になりにくく、所望の塗膜表面温度をつるのに適当でな
い。
塗膜の硬化又は同化は350℃以下の温度で硬化或いは
乾燥固化するか或いは電子線(放照線)硬化される。
乾燥固化或いは硬化を350℃以下で充分な時間゛をか
けると、平滑な所定厚さの膜が得られる。それより高温
では発泡、流動、変質の危険があり70℃以下では長時
間を要する。
塗布厚100μ11〜3.Gooμ園に塗布して、該塗
料を約350℃以下の温度で反応硬化′させると70〜
2000μl厚さの乾燥固化した塗膜を得て゛、低温は
勿論、高温の電気抵抗発熱塗膜体をうる。
塗布厚は100μm〜3000μ−が好ましく100μ
冒以下では゛電気抵抗が過大となり、単位面積当り電力
が過小となり、又膜強度が不足し、3000μ■以上で
は、粒子の沈降分離が起って偏析しやすく、又均−な塗
膜が得られにくい。
この塗膜の金属端子間の電気抵抗は、前述のとおり常温
で1〜1500Ω/口である(低電気抵抗の時には導電
膜ともなる)。
漏電の心配がある場合は、発熱塗膜体の上に電気絶縁皮
膜を強度上必要限度に薄くカバーする。
厚すぎると熱の移動が妨げられる。
又、繊維又は紙を本発明の金属酸化物と合成樹脂とを含
有する塗料又はペーストで処理することにより、同様に
発熱体とすることができる。
発熱体の温度を所望の温度に調節するには、導電性発熱
ペーストの金属酸化物及び合成樹脂の種類、配合比及び
膜厚とそれらの組合わせを選択することにより、更に発
熱面積を選択したり、又使用電圧を選択することにより
容易に行なうことができる。
このことは本発明において、前記のとおり電気抵抗の温
度係数が正の値をもち、電気比抵抗が常温で5X10”
μΩ1以下の熱に対して安定な金属酸化物を選択したこ
とによるものであって、従来のカーボンブラック及びグ
ラファイトを使用するものでは到底得られない効果であ
る。
本発明の導電性発熱性ペーストは自己温度制御作用があ
り、特に厳密に塗膜の厚さを均一化する必要がなく、所
望の形状の固体表面を手塗りで塗膜が形成でき、又所望
の形状の含浸性固体物質(繊維、紙)に浸漬して発熱体
を製造できるので、種々分野1例えば室内壁面、床、屋
根、炉内面:管内外面、カーペット、毛布、簡易ヒータ
ー、保温器、凍結防止器等で広く利用される発熱体とす
ることができる。
生肛 電気抵抗の温度係数が正の値をもち、電気比抵抗が5X
10’μΩ1以下の熱に対して安定な金属酸化物と、合
成樹脂を主成分として含有する塗料又はペーストで所望
の形状の固体又は固体表面を塗布又浸漬処理することに
より、約350℃迄の間の所望の温度に調節された均一
な広い発熱面を有する種々の形状及び面を有する発熱体
を得ることができる。
(実施例) 本発明を実施例にて更に詳細に説明するが1本発明はこ
れらの例に限定されるものでないことは言うまでもない
実施例1゜ 第1図に示すように、波形凹凸面を有する固体1上に、
耐熱セラミックス6を被覆し、金属端子3を固定した。
その上に粒子径約9μ璽径を主とするV、03100部
に対して、エポキシ樹脂80部、希釈剤メチルエチルケ
トン20部、高分子エステル分散剤(ディス式ロン36
0031.楠本化成11)3部を配合した電気抵抗発熱
塗料を塗布し、約0.5■厚さの硬化塗膜7を固着した
1.500mの端子間に100Vの電圧を印加すると。
全面175〜178℃のほぼ均一な温度分布8となった
実施例2゜ 第2図は、大きいテーパーをもつ截頭円すい金属固体1
(上400φ、下500φ、高さ1,000−)に。
耐熱セラミックス6を被覆し、金属端子3を固定した。
ソノ上に粒子径0−025〜10 # W ノV z 
Os 90%、Cro、10%の混合粉100部と、軟
化点140℃のエポキシ樹脂22部、希釈剤エチルセル
ソルブ78部の混合バインダ200部を混合して、粘度
約1700 CPの電気抵抗発熱塗料を塗布し、大径側
を1.2−厚、小径側を1.0m厚さの硬化塗膜7を固
着した。
100Vの電圧を端子間に印加し、全面110〜115
℃のほぼ均一な温度を得た。CrO,をRed、と置き
換えてもほぼ同様な結果となった。
実施例3゜ 粒子径0.025〜20amのV、0.90%、Cry
、10%の混合粉100部と、軟化点140℃のエポキ
シ樹脂20%、希釈溶媒キシレン80%の混合バインダ
200部を混合して、粘度約1600CPの電気抵抗発
熱塗料7を調整し、第3図に示す如く、プラスチック固
体1上に約1m(a)と、約3.5m(b)の厚さに塗
布し、硬化後の塗膜断面を調査した。
薄膜(a)の場合は、導電粒子5がほぼ均一に分散して
いたが、厚膜(b)の場合は、粒子5が沈降偏析し、塗
膜の上層部と下層部の強度と、電気抵抗値が、約10%
の差を示して不均一であった。
約31厚さに塗ると約2%の誤差になった。
実施例4゜ 約9μm径を主とするV、0.100部に対して、エポ
キシ樹脂70%、希釈剤メチルエチルケトン30%の混
合バインダーを110部加え、セラミックス被覆木質体
に塗布し、140℃で架橋反応させ、ll1m1厚さの
塗膜を得た。 800m5間に70Vの電圧を印加する
と100℃の表面温度を安定して得た(第4図10)。
0.025〜20μm径のV、0.80%、Cry、2
0%の混合粉100部に、シリコーン樹脂(希釈剤トル
エン40%)150部を配合し、セラミックス被覆耐熱
樹脂固体に塗布し、乾燥同化後、1■厚さの塗膜を得た
。8001間にroo vの電圧を印加した。 170
℃の表面温度を安定して得た(第4図11)。
v20.にCrO□を30%と増し、ポリパラバン酸系
樹脂(希釈剤N−メチルピロリドン80%)を。
粉体に対して180部と、沈降防止剤(粒径1〜7μφ
のベントナイト)10%を配合した塗料をセラミック固
体に塗布し、硬化後0.5m厚さの塗膜を得た。800
部間に100vの電圧を印加した。230℃の表面温度
を安定して得た(第4図12)。
なお第4図は本発明の塗料を塗布した発熱体の電圧、7
0v及び100vにおける。電気抵抗(Ω/口)と温度
の関係を示すグラフであり、温度が上ってゆくと電気抵
抗が増加し始め、次第に急激に増大し、電流が減少し1
発熱量が放熱量と平衡になる温度となることを示すもの
である。
実施例5゜ VsOa(平均粒径9μφを主成分)100重量部(以
下部)に対し、シリコン樹脂30,45.65.75.
80及び90部をそれぞれ用いて、導電性発熱性ペース
トを調製した。
各導電性発熱性ペーストをセラミックスで表面処理され
た板上に膜厚約1−になるように塗布し、90℃で2時
間加熱硬化した。これらの発熱体の特性を第1表に示す
第1表(tmlO℃) 又、No、4の組成比を有する110Ω/口のものにお
いて、100■角の塗膜の相対する辺に25Vの電圧を
印加した時の時間と膜表面の温度の曲線を第6図に示す
(室温12℃)。
第1表に示すとおり本発明の発熱ペーストは金属酸化物
と合成樹脂の配合割合により、又発熱面の大きさにより
その発熱温度を異にし、それらのファクターを組合わせ
ることにより所望の温度に調節することができる。
又、第6図に示すとおり本発明のペーストは一定の時間
後、一定の安定した発熱温度となるものである。
実施例6゜ Vies(平均粒径12μφ)100重量部(以下部)
に対してポリウレタン樹脂150,220.270.2
90゜310及び360部をそれぞれ用いて、導電性発
熱ペーストを調製した。
各導電性発熱ペーストをセラミックスで表面処理された
板上に膜厚が約1mになるように塗布し。
110℃で3時間加熱硬化した。これらの発熱体の特性
を第2表に示す。
第2表(鰭O℃) No、lOの組成比を有する400Ω/口のものにおい
て、 100mm角の塗膜の相対する辺に65Vの電圧
を印加した時の時間と膜表面の温度曲線を第7図に示す
(室温−10℃)。
この第2表に示すとおり、本発明の発熱ペーストは金属
酸化物と合成樹脂の配合割合により、又発熱面の大きさ
によりその発熱温度を異にし、それらのファクターを組
合わせることにより所望の温度に調節することができる
又、第7図に示すとおり本発明のペーストは一定の時間
後、一定の安定した発熱温度となるものである。
実施例7゜ 約9μm径のV、O,粉100部に対して硬化剤を含む
エポキシ樹脂を60%、酸無水物40%の混合バインダ
を200部を加えた導電性塗料に0.2mm厚さの(2
00mmの距離に銅線を縫い込んだ)ガラスセンイ布を
浸漬せしめ、100℃で架橋反応させて0.41厚の導
電性布を得た。
電極間に60Vの電圧を印加すると5℃の室温で10分
後に27℃の温度を得た。 I o、2ffi厚さの和紙で同様のテストをした所、39
℃の温度を得た。
これらのセンイ布は180℃の屈曲が可能であった。
寒庭匹l 相対する辺に0.16m径の銀線を3本織り込んだ厚さ
0.85−のガラス繊維布に可撓性エポキシ樹脂と硬化
剤を10gに対してCr O,12g (キシレン20
%湿會)を混合したスラリーを両面塗布し、 10a1
角の可撓布とした。120℃で3時間の熱処理を施した
所20℃の温度で3050Ωの電気抵抗となり、100
Voltの電圧を印加すると15分後に、32℃の安定
した温度になった。
この電導性可撓布をエポキシ樹脂で含浸し、約0.1m
+の被覆をすると耐水性の保湿布となった。
(発明の効果) 本発明は上述のように、種々な形状をもつ電気絶縁被覆
した金属材料、セラミックス、耐熱プラスチックス、木
質体又はそれらの組合せ体の表面に、低温は勿論、高温
に耐える電気抵抗発熱塗料を塗布し固着させたので、特
に曲面や凹凸面をもつ広い表面積の均一発熱固体を製造
するのに好都合である。
従来の炭素系の塗膜法では電極金属端子間距離は、1〜
30cs+であったが、本発明により従来よりも大きく
拡大して50as〜600amとすることができ。
広い発熱面にわたり均一の温度分布の発熱体とすること
ができる。
更に膜厚不同があっても均一に昇温できて、低温から3
50℃間の任意の温度を、安全に得られる耐熱性の可能
な電気抵抗発熱塗膜体が得られるようになった。
このものは、壁、床、屋根、管内外面、炉内面。
ヒーター、カーペット等の発熱体として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)及び第2図は本発明の塗料を塗布し
た発熱体の説明図、第3図(a)(b)は本発明の塗料
を塗布した発熱体の塗膜断面の金属酸化物粒子の分散状
態を示す模式図、第4図は本発明の発熱体の電気抵抗の
温度変化のグラフ、第5図(a)(b)(C)は従来の
発熱体模式図、第6図及び第7図は本発明の塗料を塗布
した発熱面が一定の時間後に一定の安定した発熱温度と
なることを示すグラフである。 1:基台        3:端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所望の形状の固体又は固体表面を、電気抵抗の温
    度係数が正の値をもち、電気比抵抗が5×10^3μΩ
    cm以下の熱に対して安定な金属酸化物と、合成樹脂を
    主成分とする塗料又はペーストで塗布或いは浸漬処理す
    ることを特徴とする電気抵抗発熱体。
  2. (2)金属酸化物がV_2O_3,CrO_2,ReO
    _3から選択されるものである特許請求の範囲第1項記
    載の電気抵抗発熱体。
  3. (3)固体表面がセラミックス被覆されたものである特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の電気抵抗発熱体。
  4. (4)所望の形状の固体又はその表面に、電気抵抗の温
    度係数が正の値をもち、電気比抵抗が5×10^3μΩ
    cm以下の熱に対して安定な金属酸化物と、合成樹脂を
    主成分とする塗料又はペーストを、塗布し又は浸漬処理
    し、ついで硬化させることを特徴とする電気抵抗発熱体
    の製造方法。
  5. (5)塗料を70℃〜350℃の温度で反応硬化させる
    特許請求の範囲第4項記載の電気抵抗発熱塗膜体の製造
    方法。
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