JPH0161204B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は２個の単極双投型のスイツチを備え、
スイツチの切換えにより電源電圧の２倍の変化に
対応する電気器具に関するものである。

全世界の家庭用電源電圧は100〜120Vと200〜
240Vの２種類に大別される。これに対応するよ
うに、スイツチを切換えることにより一つの器具
で２種類の電源電圧に利用できる電気器具が知ら
れている。

第３図は従来の電気器具を示すが、200V電源
電圧を使用の場合、接点１１，１２間に200Vの
電圧が印加されてしまう。電気用品取締法によれ
ばじんあいが入らないように密閉された中の絶縁
距離は2.5mm以上必要となつている。一方実際の
スイツチは第４，５図に示すように、可動接点１
１と固定接点１２の接点間距離は約1.5mmであり、
2.5mm以上とする場合には、ばねが応力に耐えら
れるように高価な材料を用いて、しかも大きくし
なければならず、安価なスイツチが用いられない
という欠点があつた。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以
下に本発明の実施例について添付図面を参照して
説明する。

第１図、第２図において電源からの端子を単
極双投型の第１スイツチ１の第１固定接点端子２
に接続すると共に、第１負荷３の一方側に接続す
る。又、電源の端子を単極双投型の第２スイツ
チ４の第１固定接点端子５に接続すると共に第２
負荷６の一方側に接続する。第１スイツチ１の第
２固定接点端子７と第２スイツチ４の第２固定接
点端子８を接続する。第１スイツチ１の可動接点
端子９と第２負荷６の他方側とを接続する。第２
スイツチ４の可動接点端子１０と第１負荷３の他
方側とを接続する。

上記構成において200Vの電源電圧を用いた場
合、第１スイツチ１の第１固定接点端子２と第２
スイツチ４の第１固定接点端子５との間に200V
かかるが、第１スイツチ１と第２スイツチ４は独
立しているので、この間の絶縁距離は十分にあ
る。

第１スイツチ１の第１固定接点端子２と第２ス
イツチ４の第１固定接点端子５との間には更に、
可動接点９，１０を介して200Vかかるが、この
間の絶縁距離は、第１のスイツチ１の接点間距離
と第２スイツチ４の接点間距離を加えた値になり
電気用品取締法の2.5mmに対して、量産型の小形
で安価なスイツチであつても３mmとすることがで
きる。

以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば２個の安価なスイツチを用いて接点間距離が電
気用品取締法を満足させるようにすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気器具を
100Vで使用する場合の結線図、第２図は同電気
器具を200Vで使用する場合の結線図、第３図は
従来の電気器具を200Vで使用する場合の結線図、
第４図および第５図は一般的な単極双投型スイツ
チの側面図である。 １……第１スイツチ、２……第１固定接点端
子、３……第１負荷、４……第２スイツチ、５…
…第１固定接点端子、６……第２負荷、７，８…
…第２固定接点端子、９，１０……可動接点端
子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電源の第１端子を単極双投型の第１スイツチ
   の第１固定接点端子に接続すると共に、第１負荷
   の一方側に接続し、電源の第２端子を単極双投型
   の第２スイツチの第１固定接点端子に接続すると
   共に第２負荷の一方側に接続し、第１スイツチの
   第２固定接点端子と第２スイツチの第２固定接点
   端子を接続し、第１スイツチの可動接点端子と第
   ２負荷の他方側とを接続し、第２スイツチの可動
   接点端子と第１負荷の他方側とを接続した電気器
   具。