JPH064511Y2 - 可動部への電流供給構造 - Google Patents
可動部への電流供給構造Info
- Publication number
- JPH064511Y2 JPH064511Y2 JP1985149421U JP14942185U JPH064511Y2 JP H064511 Y2 JPH064511 Y2 JP H064511Y2 JP 1985149421 U JP1985149421 U JP 1985149421U JP 14942185 U JP14942185 U JP 14942185U JP H064511 Y2 JPH064511 Y2 JP H064511Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- contacts
- movable
- junction
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Keying Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両等のドアや可動なウインドに対して電
流を供給するための可動部への電流供給構造に関するも
のである。
流を供給するための可動部への電流供給構造に関するも
のである。
(従来の技術) 一般に、ドアや可動なウインドに対して電気を供給する
方法としては、2個の接点を有するジャンクションをそ
れぞれ可動側と固定側に設け、例えばドアが閉じている
ときに、この互いのジャンクションの接点が接触して電
流が供給されるようになっている。
方法としては、2個の接点を有するジャンクションをそ
れぞれ可動側と固定側に設け、例えばドアが閉じている
ときに、この互いのジャンクションの接点が接触して電
流が供給されるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述したような従来の技術では、例えばドア
に対して電流を流している状態でドアを開けると、互い
のジャンクションの接点が離れて電流の供給が断たれる
一方で、この際にアークが発生して接点を損傷するとい
った問題があった。また、同様にドアを閉じる際にもア
ークが発生するという問題があった。
に対して電流を流している状態でドアを開けると、互い
のジャンクションの接点が離れて電流の供給が断たれる
一方で、この際にアークが発生して接点を損傷するとい
った問題があった。また、同様にドアを閉じる際にもア
ークが発生するという問題があった。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するために、本願考案の構成は、所定の
間隔を隔てて第3接点及び第4接点が設けられたジャン
クションフィメールと、第1接点及び第2接点が前記第
3接点及び第4接点とそれぞれ対応する位置に設けら
れ、前記ジャンクションフィメールに平行に移動できる
可動部側のジャンクションメールと、前記第1接点及び
第2接点が前記第3接点及び第4接点にそれぞれ接触し
うる範囲内において、前記第3接点及び第4接点より若
干の間隔を隔てて前記ジャンクションフィメールに配置
され、かつ前記第1接点が前記第3接点に接触し、前記
第2接点が前記第4接点と接触した状態において、前記
第1接点に接触可能な補助接点と、前記補助接点が前記
第1接点と接触したときに前記第3接点及び第4接点に
電流を供給するスイッチング回路とを具備することを特
徴とする可動部への電流供給構造である。
間隔を隔てて第3接点及び第4接点が設けられたジャン
クションフィメールと、第1接点及び第2接点が前記第
3接点及び第4接点とそれぞれ対応する位置に設けら
れ、前記ジャンクションフィメールに平行に移動できる
可動部側のジャンクションメールと、前記第1接点及び
第2接点が前記第3接点及び第4接点にそれぞれ接触し
うる範囲内において、前記第3接点及び第4接点より若
干の間隔を隔てて前記ジャンクションフィメールに配置
され、かつ前記第1接点が前記第3接点に接触し、前記
第2接点が前記第4接点と接触した状態において、前記
第1接点に接触可能な補助接点と、前記補助接点が前記
第1接点と接触したときに前記第3接点及び第4接点に
電流を供給するスイッチング回路とを具備することを特
徴とする可動部への電流供給構造である。
(作用) 以上の構成によって、補助接点が第1接点に接触したと
きに、スイッチング回路が第3接点及び第4接点に電流
を供給するので、第3接点と可動部側の第1接点とが接
触し、第4接点と可動部側の第2接点とが接触したのみ
で、補助接点と第1接点が接触していない状態では、第
3接点及び第4接点に電流が供給されていないため、こ
の状態で第1接点〜第4接点の接触または遮断をしても
アークが発生しない。またジャンクションフィメールに
対して可動部側のジャンクションメールが平行に移動で
き、かつ補助接点と第1接点との接触が、第1接点〜第
4接点の上述の接触可能範囲内であればよいので、前記
各接点の配設位置のある程度の誤差(前記移動方向上の
誤差)があっても、前記アークの発生を防ぐことができ
る。
きに、スイッチング回路が第3接点及び第4接点に電流
を供給するので、第3接点と可動部側の第1接点とが接
触し、第4接点と可動部側の第2接点とが接触したのみ
で、補助接点と第1接点が接触していない状態では、第
3接点及び第4接点に電流が供給されていないため、こ
の状態で第1接点〜第4接点の接触または遮断をしても
アークが発生しない。またジャンクションフィメールに
対して可動部側のジャンクションメールが平行に移動で
き、かつ補助接点と第1接点との接触が、第1接点〜第
4接点の上述の接触可能範囲内であればよいので、前記
各接点の配設位置のある程度の誤差(前記移動方向上の
誤差)があっても、前記アークの発生を防ぐことができ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。
まず、第1図は第1実施例を示しており、この実施例で
はスライド式の車両用のドアに適用された場合を示して
いる。
はスライド式の車両用のドアに適用された場合を示して
いる。
同図において、1は2個の可動側接点2,3を有するジ
ャンクションメール(これは不導体より構成されてい
る)で、これは本例では図示しない車両のドア側に固着
されている。そして、この可動側接点2,3はリード線
4によって例えばパワーウインド等の負荷5と接続され
ている。なお、可動側接点2,3は本例では距離を有
する状態でジャンクションメール1に固定されている。
また可動側接点2,3は所定の弾性を有する電気伝導性
の良好な金属板より形成されている。
ャンクションメール(これは不導体より構成されてい
る)で、これは本例では図示しない車両のドア側に固着
されている。そして、この可動側接点2,3はリード線
4によって例えばパワーウインド等の負荷5と接続され
ている。なお、可動側接点2,3は本例では距離を有
する状態でジャンクションメール1に固定されている。
また可動側接点2,3は所定の弾性を有する電気伝導性
の良好な金属板より形成されている。
次に、6は固定側の接点9,7,8を有するジャンクシ
ョンフィメール6(これは不導体より構成されている)
で、本例では図示しない車両側に固着されている。
ョンフィメール6(これは不導体より構成されている)
で、本例では図示しない車両側に固着されている。
一方、固定側の接点7,8,9は主接点7,9と補助接
点8から構成されている(これらは銅等から形成されて
いる)。そして、主接点7と補助接点8は可動側接点2
とそれぞれ接触しうる位置に配されており、また、主接
点9は可動側接点3と接触しうる位置に配されている。
さらに、主接点7と補助接点8は距離aのずれを有する
状態で主接点7の側方に取付けられており、また主接点
7と9は距離を有する状態で取付けられている。
点8から構成されている(これらは銅等から形成されて
いる)。そして、主接点7と補助接点8は可動側接点2
とそれぞれ接触しうる位置に配されており、また、主接
点9は可動側接点3と接触しうる位置に配されている。
さらに、主接点7と補助接点8は距離aのずれを有する
状態で主接点7の側方に取付けられており、また主接点
7と9は距離を有する状態で取付けられている。
次に、本例での電気回路を第2図に基づいて説明する。
同図中、14は車両に搭載されたバッテリを示してお
り、このバッテリ14は車両の適宜箇所に取付けられた
操作スイッチ13を介してスイッチング回路10(本例
ではリレーが用いられている)の接点11とコイル12
に接続されている。
同図中、14は車両に搭載されたバッテリを示してお
り、このバッテリ14は車両の適宜箇所に取付けられた
操作スイッチ13を介してスイッチング回路10(本例
ではリレーが用いられている)の接点11とコイル12
に接続されている。
一方、接点11の他方の端子は前記主接点9と接続され
ており、またコイル12の他方の側も補助接点8と接続
されている。
ており、またコイル12の他方の側も補助接点8と接続
されている。
引き続いて、作用及び効果について説明する。まず、第
1図において、図示しないドアが開閉されると、これに
伴ってジャンクションメール1は矢印Sで示す方向にス
ライドするので、可動側接点2,3は主接点7,9及び
補助接点8と接触する。このような状態において、図示
しないドアが開いた状態(この状態は第3図の時間t1
に相当する)が徐々に閉じられると、ジャンクションメ
ール1は図示右方へ徐々に移動する。すると、可動側接
点3は主接点9と接触し、可動側接点2は主接点7と接
触する(この状態は第3図の時間t2に相当する)。
1図において、図示しないドアが開閉されると、これに
伴ってジャンクションメール1は矢印Sで示す方向にス
ライドするので、可動側接点2,3は主接点7,9及び
補助接点8と接触する。このような状態において、図示
しないドアが開いた状態(この状態は第3図の時間t1
に相当する)が徐々に閉じられると、ジャンクションメ
ール1は図示右方へ徐々に移動する。すると、可動側接
点3は主接点9と接触し、可動側接点2は主接点7と接
触する(この状態は第3図の時間t2に相当する)。
この状態では、第2図に示す回路で負荷5は接点11と
アースとの間に接続されることになるが、このときスイ
ッチング回路10はまだ作動していないので、負荷5に
対して電流は供給されない。
アースとの間に接続されることになるが、このときスイ
ッチング回路10はまだ作動していないので、負荷5に
対して電流は供給されない。
次に、図示しないドアが更に閉じられると、可動側接点
2は主接点との接触状態を保ちながら今度は補助接点8
と接触する(この状態は第3図の時間t3に相当す
る)。
2は主接点との接触状態を保ちながら今度は補助接点8
と接触する(この状態は第3図の時間t3に相当す
る)。
すると、この可動側接点2と主接点7の接触によってコ
イル12に電流が流れるので、接点11がONになって
負荷5に電流が流れる。
イル12に電流が流れるので、接点11がONになって
負荷5に電流が流れる。
このように、本例では、まず主接点7,9を予め可動側
接点2,3と電気的に接触させてから、このそれぞれの
接点に対して電流を供給する構成であるので、接点は完
全にメークされてから電流が流れることになるので、ア
ークなどが飛んで接点を損傷するといった不具合は生じ
ないわけである。
接点2,3と電気的に接触させてから、このそれぞれの
接点に対して電流を供給する構成であるので、接点は完
全にメークされてから電流が流れることになるので、ア
ークなどが飛んで接点を損傷するといった不具合は生じ
ないわけである。
なお、ドアを閉じた状態から開ける際には、上述したの
とは逆の作用によって、アークが飛ぶのが防止される。
とは逆の作用によって、アークが飛ぶのが防止される。
なお、以上の構成ではスイッチング回路10はリレーを
用いる構成にしたが、他に半導体よりなるスイッチング
素子を用いてもよいことは勿論である。
用いる構成にしたが、他に半導体よりなるスイッチング
素子を用いてもよいことは勿論である。
また、本例では可動側接点2,3がドア等の可動側に取
付けられる構成にしたが、他に、可動側接点2,3をド
アの固定側に、主接点7,9及び補助接点8をドアの可
動側に取付ける構成にしてもよいことは勿論である。
付けられる構成にしたが、他に、可動側接点2,3をド
アの固定側に、主接点7,9及び補助接点8をドアの可
動側に取付ける構成にしてもよいことは勿論である。
さらにまた、本例では可動側接点2,3及び主接点7,
9はそれぞれ2個、補助接点8は1個設ける構成にした
が、これらは更に増加させてもよいことは勿論である。
9はそれぞれ2個、補助接点8は1個設ける構成にした
が、これらは更に増加させてもよいことは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本願考案の可動部への電流供給構
造によれば、補助接点の作用によって第1接点〜第4接
点の接触または遮断をしてもアークが発生しない。この
ためアークによって前記各接点が損傷するといった不具
合を未然に防止できるので、可動部への電流供給部分の
長寿命化が図れることになる。
造によれば、補助接点の作用によって第1接点〜第4接
点の接触または遮断をしてもアークが発生しない。この
ためアークによって前記各接点が損傷するといった不具
合を未然に防止できるので、可動部への電流供給部分の
長寿命化が図れることになる。
また前記各接点(補助接点を含む)の配設位置のある程
度の誤差があっても、前記アークの発生を防ぐことがで
きる。このため本願考案の可動部への電流供給構造の製
造が容易になる。
度の誤差があっても、前記アークの発生を防ぐことがで
きる。このため本願考案の可動部への電流供給構造の製
造が容易になる。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は本考案の
第1実施例を示す斜視図、第2図は本例での電気回路を
示す回路図、第3図は可動接点と主接点及び可動接点と
補助接点とがドア等を閉める際に接触するタイミングを
示す線図である。 1…ジャンクションメール 2,3…可動側接点 4…リード線 5…負荷 6…ジャンクションフィメール 7,9…主接点 8…補助接点 10…スイッチング回路 11…接点 12…コイル 13…操作スイッチ 14…バッテリ 15…スプリング 16…ケーシング
第1実施例を示す斜視図、第2図は本例での電気回路を
示す回路図、第3図は可動接点と主接点及び可動接点と
補助接点とがドア等を閉める際に接触するタイミングを
示す線図である。 1…ジャンクションメール 2,3…可動側接点 4…リード線 5…負荷 6…ジャンクションフィメール 7,9…主接点 8…補助接点 10…スイッチング回路 11…接点 12…コイル 13…操作スイッチ 14…バッテリ 15…スプリング 16…ケーシング
Claims (1)
- 【請求項1】所定の間隔を隔てて第3接点及び第4接点
が設けられたジャンクションフィメールと、 第1接点及び第2接点が前記第3接点及び第4接点とそ
れぞれ対応する位置に設けられ、前記ジャンクションフ
ィメールに平行に移動できる可動部側のジャンクション
メールと、 前記第1接点及び第2接点が前記第3接点及び第4接点
にそれぞれ接触しうる範囲内において、前記第3接点及
び第4接点より若干の間隔を隔てて前記ジャンクション
フィメールに配置され、かつ前記第1接点が前記第3接
点に接触し、前記第2接点が前記第4接点と接触した状
態において、前記第1接点に接触可能な補助接点と、 前記補助接点が前記第1接点と接触したときに前記第3
接点及び第4接点に電流を供給するスイッチング回路を
具備することを特徴とする可動部への電流供給構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985149421U JPH064511Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 可動部への電流供給構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985149421U JPH064511Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 可動部への電流供給構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6257335U JPS6257335U (ja) | 1987-04-09 |
JPH064511Y2 true JPH064511Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31064612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985149421U Expired - Lifetime JPH064511Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 可動部への電流供給構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064511Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49148492U (ja) * | 1973-04-20 | 1974-12-21 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP1985149421U patent/JPH064511Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6257335U (ja) | 1987-04-09 |
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