JPH0158325B2 - - Google Patents
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- JPH0158325B2 JPH0158325B2 JP58194502A JP19450283A JPH0158325B2 JP H0158325 B2 JPH0158325 B2 JP H0158325B2 JP 58194502 A JP58194502 A JP 58194502A JP 19450283 A JP19450283 A JP 19450283A JP H0158325 B2 JPH0158325 B2 JP H0158325B2
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- JP
- Japan
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- expansion chamber
- pipe
- inlet
- exhaust
- outlet
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 19
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 6
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N1/00—Silencing apparatus characterised by method of silencing
- F01N1/08—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
- F01N1/10—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling in combination with sound-absorbing materials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N1/00—Silencing apparatus characterised by method of silencing
- F01N1/08—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
- F01N1/084—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling the gases flowing through the silencer two or more times longitudinally in opposite directions, e.g. using parallel or concentric tubes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は小形デイーゼル機関等に適した排気消
音器に関する。
音器に関する。
（従来技術）
一般に小形デイーゼル機関用の排気消音器はそ
の容積や寸法を小さくすることが要求され、しか
も低周波域から高周波域までの広い周波数域にわ
たつて充分な消音効果を備えることが要求され
る。そのために従来は共鳴室と膨張室を組み合わ
せた排気消音器が広く採用されているが、従来品
では上記要求を充分には満足させることが不可能
であつた。すなわち一般的な従来品では低周波騒
音を消音するために、共鳴室の容積が消音器全体
の容積の20〜40％を占めており、そのような大型
の共鳴室では高周波騒音を充分に消音することが
できない。又共鳴室には吸音材（断熱材）を設け
ることができないので、消音器の外皮が排気熱に
より高温になることは避けられず、安全性に問題
があつた。
の容積や寸法を小さくすることが要求され、しか
も低周波域から高周波域までの広い周波数域にわ
たつて充分な消音効果を備えることが要求され
る。そのために従来は共鳴室と膨張室を組み合わ
せた排気消音器が広く採用されているが、従来品
では上記要求を充分には満足させることが不可能
であつた。すなわち一般的な従来品では低周波騒
音を消音するために、共鳴室の容積が消音器全体
の容積の20〜40％を占めており、そのような大型
の共鳴室では高周波騒音を充分に消音することが
できない。又共鳴室には吸音材（断熱材）を設け
ることができないので、消音器の外皮が排気熱に
より高温になることは避けられず、安全性に問題
があつた。
（発明の目的）
本発明は上記要求を満足させる排気消音器を提
供しようとするものである。
供しようとするものである。
（発明の構成）
本発明は、内部に空洞を有する排気消音器本体
の概ね内面全体に沿つて吸音材を設け、上記内部
空洞を中仕切により区画して入口側膨脹室と中間
膨脹室と出口側膨脹室とを出口側膨脹室が入口側
膨脹室と中間膨脹室との間に位置する状態で設
け、上記中仕切を貫通して入口側膨脹室から中間
膨脹室まで延びる連絡管を設け、連絡管の両端部
に、それぞれ、入口側膨脹室及び中間膨脹室に連
通する多数の小孔を設けるとともに、中間膨脹室
に連通する背圧逃し孔を連絡管に設け、上記小孔
と連絡管の内部通路とを介して入口側膨脹室と中
間膨脹室とを互いに連通させ、出口側膨脹室と中
間膨脹室との間の中仕切に出口側膨脹室と中間膨
脹室とを互いに連通させる多数の小孔を設け、出
口側膨脹室に多数の小孔を介して排気出口管を接
続し、入口側膨脹室に排気入口管を接続し、排気
入口管の出口を上記吸音材に向けて開口させ、排
気消音器本体の外面を断熱材を兼ねる吸音材で包
んだことを特徴としている。
の概ね内面全体に沿つて吸音材を設け、上記内部
空洞を中仕切により区画して入口側膨脹室と中間
膨脹室と出口側膨脹室とを出口側膨脹室が入口側
膨脹室と中間膨脹室との間に位置する状態で設
け、上記中仕切を貫通して入口側膨脹室から中間
膨脹室まで延びる連絡管を設け、連絡管の両端部
に、それぞれ、入口側膨脹室及び中間膨脹室に連
通する多数の小孔を設けるとともに、中間膨脹室
に連通する背圧逃し孔を連絡管に設け、上記小孔
と連絡管の内部通路とを介して入口側膨脹室と中
間膨脹室とを互いに連通させ、出口側膨脹室と中
間膨脹室との間の中仕切に出口側膨脹室と中間膨
脹室とを互いに連通させる多数の小孔を設け、出
口側膨脹室に多数の小孔を介して排気出口管を接
続し、入口側膨脹室に排気入口管を接続し、排気
入口管の出口を上記吸音材に向けて開口させ、排
気消音器本体の外面を断熱材を兼ねる吸音材で包
んだことを特徴としている。
（実施例）
次に図面により実施例を説明する。第１図は一
部切欠き側面図、第２図は第１図の−断面
図、第３図は第１図の−断面図である。これ
らの図において、排気消音器本体１の内側に内筒
２が設けられ、外側にカバー３が設けてある。こ
れらの部材（１，２，３）は同様の形状であり、
第３図の如く筒状の周壁１ａ，２ａ，３ａと入口
側端壁１ｂ，２ｂ，３ｂと出口側端壁１ｃ，２
ｃ，３ｃとをそれぞれ一体に備えている。本体１
と内筒２の間及び本体１とカバー３の間には隙間
が形成されており、それらの隙間に断熱材を兼ね
る吸音材６，７（例えばグラスマツト）が充填さ
れている。内筒２は多孔板パンチングメタル）で
作られており、内筒２内の空隙は内筒２の孔を介
して吸音材６の設置空間に連通している。
部切欠き側面図、第２図は第１図の−断面
図、第３図は第１図の−断面図である。これ
らの図において、排気消音器本体１の内側に内筒
２が設けられ、外側にカバー３が設けてある。こ
れらの部材（１，２，３）は同様の形状であり、
第３図の如く筒状の周壁１ａ，２ａ，３ａと入口
側端壁１ｂ，２ｂ，３ｂと出口側端壁１ｃ，２
ｃ，３ｃとをそれぞれ一体に備えている。本体１
と内筒２の間及び本体１とカバー３の間には隙間
が形成されており、それらの隙間に断熱材を兼ね
る吸音材６，７（例えばグラスマツト）が充填さ
れている。内筒２は多孔板パンチングメタル）で
作られており、内筒２内の空隙は内筒２の孔を介
して吸音材６の設置空間に連通している。
内筒２の内面には２個の中仕切８，９の外周筒
状部８ａ，９ａが嵌合溶着されている。中仕切
８，９は本体１の内部空間を概ね３等分するよう
に設けてあり、中仕切８と端壁１ｂの間に入口側
膨張室１０が形成され、両中仕切８，９の間及び
中仕切９と端壁１ｃの間にそれぞれ出口側膨脹室
１２及び中間膨脹室１１が形成されている。中仕
切９は両側の膨張室１１，１２をつなぐ多数の孔
（図示せず）を備えている。
状部８ａ，９ａが嵌合溶着されている。中仕切
８，９は本体１の内部空間を概ね３等分するよう
に設けてあり、中仕切８と端壁１ｂの間に入口側
膨張室１０が形成され、両中仕切８，９の間及び
中仕切９と端壁１ｃの間にそれぞれ出口側膨脹室
１２及び中間膨脹室１１が形成されている。中仕
切９は両側の膨張室１１，１２をつなぐ多数の孔
（図示せず）を備えている。
内筒２の内部には２本のサイドパイプ１３（連
絡管）が間隔を隔てて内筒２の長手方向に設けて
ある。サイドパイプ１３は中仕切８，９の孔を貫
通して両端壁２ｂ，２ｃの近傍まで延びている。
中仕切８，９は上記孔の周縁折曲部においてパイ
プ１３の外周に嵌合溶着されている。パイプ１３
は端壁１５，１６により両端が閉鎖されており、
又両端近傍の部分（区間l1、l2の部分）に多数の
孔１７，１８（一部のみ図示）を備えている。中
仕切９の近傍においてパイプ１３には膨張室１１
に連通する複数の背圧逃し孔２０が設けてある。
絡管）が間隔を隔てて内筒２の長手方向に設けて
ある。サイドパイプ１３は中仕切８，９の孔を貫
通して両端壁２ｂ，２ｃの近傍まで延びている。
中仕切８，９は上記孔の周縁折曲部においてパイ
プ１３の外周に嵌合溶着されている。パイプ１３
は端壁１５，１６により両端が閉鎖されており、
又両端近傍の部分（区間l1、l2の部分）に多数の
孔１７，１８（一部のみ図示）を備えている。中
仕切９の近傍においてパイプ１３には膨張室１１
に連通する複数の背圧逃し孔２０が設けてある。
両方のサイドパイプ１３，１３の間にはセンタ
パイプ２１が設けてある。センタパイプ２１は膨
張室１２，１１の中心部を通つて本体１の長手方
向と平行に外部まで延びている。パイプ２１は中
仕切９及び端壁１ｃ，２ｃの中心部の孔を貫通し
ており、中仕切９及び端壁１ｃ，２ｃはそれらの
孔の周縁部に設けた折曲筒状部がパイプ２１の外
周に嵌合溶着されている。パイプ２１の中仕切８
近傍の端部は端壁２２で閉鎖され、又膨張室１２
内の管壁部分には略全長（区間l3）にわたつて多
数の孔２３（一部のみ図示）が設けてある。カバ
ー端壁３ｃの中心部にはパイプ２１を通すための
やや大径の孔が設けてあり、該孔の周縁筒状部に
噴出口支え２５の一端部外周が嵌合溶着されてい
る。噴出口支え２５は比較的短い筒状体で、カバ
ー３から突出したセンタパイプ２１部分の外周を
僅かな隙間を隔てて覆つている。
パイプ２１が設けてある。センタパイプ２１は膨
張室１２，１１の中心部を通つて本体１の長手方
向と平行に外部まで延びている。パイプ２１は中
仕切９及び端壁１ｃ，２ｃの中心部の孔を貫通し
ており、中仕切９及び端壁１ｃ，２ｃはそれらの
孔の周縁部に設けた折曲筒状部がパイプ２１の外
周に嵌合溶着されている。パイプ２１の中仕切８
近傍の端部は端壁２２で閉鎖され、又膨張室１２
内の管壁部分には略全長（区間l3）にわたつて多
数の孔２３（一部のみ図示）が設けてある。カバ
ー端壁３ｃの中心部にはパイプ２１を通すための
やや大径の孔が設けてあり、該孔の周縁筒状部に
噴出口支え２５の一端部外周が嵌合溶着されてい
る。噴出口支え２５は比較的短い筒状体で、カバ
ー３から突出したセンタパイプ２１部分の外周を
僅かな隙間を隔てて覆つている。
第２図において左右方向を本体１の幅方向Ｗと
すると、両方のサイドパイプ１３は幅方向Ｗに間
隔を隔てて並置されている。本体１、内筒２、カ
バー３の断面は幅方向Ｗに長い楕円形となつてい
る。又本体１、内筒２、カバー３はそれぞれ２個
のシエル状体の組立品で形成されており、各１対
のシエル本体は周縁部においてかしめ又は溶接に
より互に接合されている。それらの接合部は本体
１、内筒２、カバー３のそれぞれ幅方向Ｗの両端
に形成されている。
すると、両方のサイドパイプ１３は幅方向Ｗに間
隔を隔てて並置されている。本体１、内筒２、カ
バー３の断面は幅方向Ｗに長い楕円形となつてい
る。又本体１、内筒２、カバー３はそれぞれ２個
のシエル状体の組立品で形成されており、各１対
のシエル本体は周縁部においてかしめ又は溶接に
より互に接合されている。それらの接合部は本体
１、内筒２、カバー３のそれぞれ幅方向Ｗの両端
に形成されている。
２６はエルボパイプ（排気入口管）で、本体１
の長手方向及び幅方向Ｗに対して直角に延びてお
り、出口開口２７は本体１の内部中心に向かつて
開口している。本体１及び内筒２の周壁１ａ，２
ａにはパイプ２６の出口端部が嵌合する孔が設け
てあり、それらの孔の周囲において周壁１ａ，２
ａに形成した筒状部が互に重合状態でパイプ２６
の外周に嵌合溶着されている。カバー周壁３ａに
はパイプ２６が通過する大径の孔３ｄが設けてあ
り、孔３ｄの周縁部に筒状のエルボカバー２８の
一端が溶着されている。カバー２８はパイプ２６
の出口寄りの部分を周囲から覆つており、カバー
２８の内側にエルボ支え２９が設けてある。エル
ボ支え２９は一端がパイプ２６の長手方向中間部
の外周に溶着され、他端が本体周壁１ａに溶着さ
れている。パイプ２６の入口側端部には継手フラ
ンジ３０が溶着されており、フランジ３０により
パイプ２６の入口はエンジンの排気マニホールド
（図示せず）に連結されるようになつている。又
第１図の如くパイプ２６の出口開口２７は入口側
膨張室１０に連通している。
の長手方向及び幅方向Ｗに対して直角に延びてお
り、出口開口２７は本体１の内部中心に向かつて
開口している。本体１及び内筒２の周壁１ａ，２
ａにはパイプ２６の出口端部が嵌合する孔が設け
てあり、それらの孔の周囲において周壁１ａ，２
ａに形成した筒状部が互に重合状態でパイプ２６
の外周に嵌合溶着されている。カバー周壁３ａに
はパイプ２６が通過する大径の孔３ｄが設けてあ
り、孔３ｄの周縁部に筒状のエルボカバー２８の
一端が溶着されている。カバー２８はパイプ２６
の出口寄りの部分を周囲から覆つており、カバー
２８の内側にエルボ支え２９が設けてある。エル
ボ支え２９は一端がパイプ２６の長手方向中間部
の外周に溶着され、他端が本体周壁１ａに溶着さ
れている。パイプ２６の入口側端部には継手フラ
ンジ３０が溶着されており、フランジ３０により
パイプ２６の入口はエンジンの排気マニホールド
（図示せず）に連結されるようになつている。又
第１図の如くパイプ２６の出口開口２７は入口側
膨張室１０に連通している。
（作用）
パイプ２６から入口側膨張室１０へ流入した排
気は孔１７からパイプ１３へ流入し、パイプ１３
を経て第３図の孔１８から出口側の第１膨張室１
１へ流入する。排気は次に膨張室１１から中仕切
９の孔を通つて出口側第２膨張室１２へ流入し、
更に孔２３を通つてパイプ２１へ流入し、パイプ
２１から外部へ排出される。この動作において排
気は膨張室１０において膨張し、更に膨張室１
１，１２においても膨張するので、これらの膨張
により主に低音域の騒音が充分に消音される。又
パイプ２６の出口開口２７はカバー２の多数の孔
を介して第１図の吸音材部分６ａと対向している
ので、排気がパイプ２６から膨張室１０へ流入す
る際、直進性の高い高音域の騒音は吸音材部分６
ａに吸収されて大幅に減衰され、又上記部分６ａ
以外の吸音材６によつても高音域の騒音は吸収さ
れる。更に膨張室１１，１２の周囲の吸音材６も
高音域の騒音を吸収する。又、排気がある膨脹室
から次の膨脹室へ流れる際に多数の小孔１７，１
８を通過し、又膨脹室１２からセンタパイプ２１
（排気出口管）へ流れる際にも多数の小孔２３を
通過する。そのために排気の脈動流が定常流に近
付き、この点においても消音効果が向上する。
気は孔１７からパイプ１３へ流入し、パイプ１３
を経て第３図の孔１８から出口側の第１膨張室１
１へ流入する。排気は次に膨張室１１から中仕切
９の孔を通つて出口側第２膨張室１２へ流入し、
更に孔２３を通つてパイプ２１へ流入し、パイプ
２１から外部へ排出される。この動作において排
気は膨張室１０において膨張し、更に膨張室１
１，１２においても膨張するので、これらの膨張
により主に低音域の騒音が充分に消音される。又
パイプ２６の出口開口２７はカバー２の多数の孔
を介して第１図の吸音材部分６ａと対向している
ので、排気がパイプ２６から膨張室１０へ流入す
る際、直進性の高い高音域の騒音は吸音材部分６
ａに吸収されて大幅に減衰され、又上記部分６ａ
以外の吸音材６によつても高音域の騒音は吸収さ
れる。更に膨張室１１，１２の周囲の吸音材６も
高音域の騒音を吸収する。又、排気がある膨脹室
から次の膨脹室へ流れる際に多数の小孔１７，１
８を通過し、又膨脹室１２からセンタパイプ２１
（排気出口管）へ流れる際にも多数の小孔２３を
通過する。そのために排気の脈動流が定常流に近
付き、この点においても消音効果が向上する。
（発明の効果）
以上説明したように本発明によると、吸音材６
により主に高音域の騒音を吸収し、膨張室１０，
１１，１２により低音域の騒音を消音するように
したので、全帯域にわたつて騒音を減衰させるこ
とができる。特に従来の共鳴室を廃止したので、
膨張室１０，１１，１２の容積を広く設定でき、
膨張室１０，１１，１２により低周波域の騒音を
充分に消音することができる。又パイプ２６の出
口開口２７を吸音材６に対向させると共に、本体
１の内面全体に沿つて吸音材６を設けたので、高
周波域の騒音も充分に消音することができる。し
かも、隣接する膨脹室同士や出口側膨脹室１２と
排気排出管２１との接続通路として多数の小孔を
設けたので、小孔を通過することによる脈動流の
定常化作用によつても、消音効果を達成できる。
更に、出口側膨脹室１２を通過してその両側の入
口側膨張室１０から中間膨脹室１１まで延びる長
い連絡管（パイプ１３）の両端に小孔７，１８を
設けるとともに、中間膨脹室１１に連通する背圧
逃し孔２０を連絡管に設けたので、小孔１７，１
８での周波数特性を変化させ、この点において
も、消音効果を向上させることができる。
により主に高音域の騒音を吸収し、膨張室１０，
１１，１２により低音域の騒音を消音するように
したので、全帯域にわたつて騒音を減衰させるこ
とができる。特に従来の共鳴室を廃止したので、
膨張室１０，１１，１２の容積を広く設定でき、
膨張室１０，１１，１２により低周波域の騒音を
充分に消音することができる。又パイプ２６の出
口開口２７を吸音材６に対向させると共に、本体
１の内面全体に沿つて吸音材６を設けたので、高
周波域の騒音も充分に消音することができる。し
かも、隣接する膨脹室同士や出口側膨脹室１２と
排気排出管２１との接続通路として多数の小孔を
設けたので、小孔を通過することによる脈動流の
定常化作用によつても、消音効果を達成できる。
更に、出口側膨脹室１２を通過してその両側の入
口側膨張室１０から中間膨脹室１１まで延びる長
い連絡管（パイプ１３）の両端に小孔７，１８を
設けるとともに、中間膨脹室１１に連通する背圧
逃し孔２０を連絡管に設けたので、小孔１７，１
８での周波数特性を変化させ、この点において
も、消音効果を向上させることができる。
又、従来の共鳴室を廃止したことにより、消音
器全体の小形化を図ることができる。このように
本発明によると第４図の如く全周波数帯域にわた
つて優れた消音効果を有する排気消音器を構成
し、かつその構造を小形化することができる。
器全体の小形化を図ることができる。このように
本発明によると第４図の如く全周波数帯域にわた
つて優れた消音効果を有する排気消音器を構成
し、かつその構造を小形化することができる。
更に本体１の内面全体に吸音材６（断熱材）を
設けたことにより、排気の熱が本体１やカバー３
に伝わることを防止でき、安全性を高めることが
できる。特に本発明では、本体１の外面が断熱材
を兼ねる吸音材７で包んであるので、カバー３へ
の伝熱量を一層低減することができる。無論吸音
材７によつても外部への騒音伝達量を低減するこ
とができる。
設けたことにより、排気の熱が本体１やカバー３
に伝わることを防止でき、安全性を高めることが
できる。特に本発明では、本体１の外面が断熱材
を兼ねる吸音材７で包んであるので、カバー３へ
の伝熱量を一層低減することができる。無論吸音
材７によつても外部への騒音伝達量を低減するこ
とができる。
又本発明によると、前述の如く膨張室１０を大
きく設定できるので、膨張室１０から機関内部へ
向かう背圧を低下させ、背圧により機関性能に悪
影響が及ぶことを防止できる。
きく設定できるので、膨張室１０から機関内部へ
向かう背圧を低下させ、背圧により機関性能に悪
影響が及ぶことを防止できる。
第２図の如く本体１やカバー３を偏平な楕円形
断面にすると、消音器をエンジン本体の近傍にコ
ンパクトにまとめて設置することができる。
断面にすると、消音器をエンジン本体の近傍にコ
ンパクトにまとめて設置することができる。
第１図は本発明実施例の一部切欠き側面図、第
２図は第１図の−断面図、第３図は第１図の
−断面図、第４図は本発明実施例と従来品の
消音特性を示すグラフである。１……消音器本
体、６，７……吸音材、８……中仕切、１０……
入口側膨張室、１１……中間膨脹室、１２……出
口側膨脹室、１７，１８，２３……小孔、２１…
…センタパイプ（排気出口管）、２６……エルボ
パイプ（排気入口管）、２７……出口開口。
２図は第１図の−断面図、第３図は第１図の
−断面図、第４図は本発明実施例と従来品の
消音特性を示すグラフである。１……消音器本
体、６，７……吸音材、８……中仕切、１０……
入口側膨張室、１１……中間膨脹室、１２……出
口側膨脹室、１７，１８，２３……小孔、２１…
…センタパイプ（排気出口管）、２６……エルボ
パイプ（排気入口管）、２７……出口開口。
Claims (1)
- １ 内部に空洞を有する排気消音器本体の概ね内
面全体に沿つて吸音材を設け、上記内部空洞を中
仕切により区画して入口側膨脹室と中間膨脹室と
出口側膨脹室とを出口側膨脹室が入口側膨脹室と
中間膨脹室との間に位置する状態で設け、上記中
仕切を貫通して入口側膨脹室から中間膨脹室まで
延びる連絡管を設け、連絡管の両端部に、それぞ
れ、入口側膨脹室及び中間膨脹室に連通する多数
の小孔を設けるとともに、中間膨脹室に連通する
背圧逃し孔を連絡管に設け、上記小孔と連絡管の
内部通路とを介して入口側膨脹室と中間膨脹室と
を互いに連通させ、出口側膨脹室と中間膨脹室と
の間の中仕切に出口側膨脹室と中間膨脹室とを互
いに連通させる多数の小孔を設け、出口側膨脹室
に多数の小孔を介して排気出口管を接続し、入口
側膨脹室に排気入口管を接続し、排気入口管の出
口を上記吸音材に向けて開口させ、排気消音器本
体の外面を断熱材を兼ねる吸音材で包んだことを
特徴とする排気消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19450283A JPS6085212A (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 排気消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19450283A JPS6085212A (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 排気消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6085212A JPS6085212A (ja) | 1985-05-14 |
| JPH0158325B2 true JPH0158325B2 (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=16325579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19450283A Granted JPS6085212A (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 排気消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6085212A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0559509U (ja) * | 1991-12-28 | 1993-08-06 | トーソク株式会社 | 工作機械の操作レバー |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744917B2 (ja) * | 1978-06-19 | 1982-09-24 | ||
| JPS5830710B2 (ja) * | 1976-07-13 | 1983-06-30 | 松下電器産業株式会社 | 高周波加熱装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5487331U (ja) * | 1977-12-02 | 1979-06-20 | ||
| JPS5744917U (ja) * | 1980-08-28 | 1982-03-12 | ||
| JPS57178110U (ja) * | 1981-05-06 | 1982-11-11 | ||
| JPS5943445Y2 (ja) * | 1981-05-12 | 1984-12-24 | 株式会社荏原製作所 | 消音器 |
| JPS5830710U (ja) * | 1981-08-22 | 1983-02-28 | 株式会社クボタ | エンジンのマフラ−構造 |
-
1983
- 1983-10-18 JP JP19450283A patent/JPS6085212A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5830710B2 (ja) * | 1976-07-13 | 1983-06-30 | 松下電器産業株式会社 | 高周波加熱装置 |
| JPS5744917B2 (ja) * | 1978-06-19 | 1982-09-24 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0559509U (ja) * | 1991-12-28 | 1993-08-06 | トーソク株式会社 | 工作機械の操作レバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6085212A (ja) | 1985-05-14 |
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