JPH0157859B2 - - Google Patents

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JPH0157859B2
JPH0157859B2 JP57103005A JP10300582A JPH0157859B2 JP H0157859 B2 JPH0157859 B2 JP H0157859B2 JP 57103005 A JP57103005 A JP 57103005A JP 10300582 A JP10300582 A JP 10300582A JP H0157859 B2 JPH0157859 B2 JP H0157859B2
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transmission
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Kenzo Urabe
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Kokusai Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/1607Details of the supervisory signal
    • H04L1/1657Implicit acknowledgement of correct or incorrect reception, e.g. with a moving window

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は1つの中央局と1回当りの送信データ
量の少い多数のデータ端局との間のデータ伝送を
データ端局間の競合(コンテンシヨン)方式で行
う場合のデータ回線の制御方法の改良に関するも
のである。 従来は競合方式によるデータ回線の制御におい
て、中央局から有効応答が得られない場合にこれ
を複数のデータ端局間の送信データの衝突と判断
し、各局にて再送を行うとき再送までの送信待機
時間をそのつどランダムに設定することにより、
複数局間の競合の継続の確率を下げるかまたはそ
のデータ端末局固有のアドレス番号に対応して異
なる時間を設定することにより再送データの衝突
を避けるなどの方式が用いられている。このうち
前者の方式はランダムに選択できる送信待機時間
の種類が多ければ送信データの再衝突の確率は小
さくなるが、データの再送遅延の平均値が増大
し、逆に少なければ再衝突の確率は大きくなると
いう欠点があり、また後者の方式ではデータ端局
の数が多いと再送遅延が常時大きい端局が存在
し、再送データの即達性に不均衡が生じるという
不具合がある。さらに両者共に回線品質が劣化し
た場合には、上記の送信データの衝突と区別がつ
かないので、競合発生時と同一の動作を単純に繰
り返す結果となり、送信データの確達率(送信デ
ータが受信側に正しく伝わる確率)が下るなど回
線擾乱に対し全く無防備であるという欠点があ
る。 本発明はこれら従来の欠点を除くために行つた
もで、従来と同等のデータ回線を使用しながら競
合発生時のデータ再送の平均遅延時間の縮少化を
図ると共に、回線擾乱に対してもデータ端局から
中央局への送信データの確実な到達いわゆる確達
の度合合すなわち確達率の劣化を防止し、各端局
で発生するデータの中央局での取りこぼしを少く
することが特長で、たとえば多数の移動体と中央
局とで構成される無線回線ののように競合の発生
頻度が無視できない場合や、回線品質が良好でな
いこともあつて場所や時間によつて著しく変化す
る場合などに対して有効に適用できる利点があ
る。以下本発明の概要を示し、続いて実施例によ
つてさらに詳しく説明する。 本発明の概略は次のようである。1つの中央局
に対し共通の伝送回線で接続される互に競合関係
にある複数の各端局において、過去一定時間内の
中央局からの受信入力信号レベルの平均値や受信
復調データの同期パターンやデータの誤り数を検
出する手段を用いて受信回線品質を常時監視する
回路と、送信動作に移行した時点で競合の発生や
回線の劣化にもとづくデータ不達が生じたことを
中央局より有効応答のないことにより知つた場合
に、あらかじめ定められた送信機会の到来毎に確
率的に再送か非再送かを決定する回路とを備え
て、その再送確率を上記受信回線のの監視結果と
データ端局内のの送信待ちデータの数によつて操
作し、回線劣化時や送信待ちデータ数の増加時に
は再送確率を大きくする方向へ遷移してデータ受
信の確立を計り、回線品質が良好な時には競合状
態であることを識別して自局に対する中央局の有
効応答を得た局は次の再送を控え、他局に対する
応答を識別した局は次の再送を実行するようにし
て競合の継続時間を縮小するということが要点で
ある。つぎに上記の内容をさらに具体的に詳細説
明する。 第1図は本発明を実施したデータ端局のデータ
伝送装置の構造例図である。図中の1は受信部、
2はデータ伝送制御部、3は送信部である。受信
部1は入力信号RXINが入力すればこれを復調し
て復調データRDを出力する。他方RXINを整流
して得られるアナログ信号RXAは、受信回線の
監視に受信入力信号RXINのレベルを使用するた
めの受信レベル信号である。 次にデータ伝送制御部2はデータ受信回線の監
視、送受信データの加工、検定や待行列処理、デ
ータの送信制御が役目で、上記の復調データRD
および受信レベル信号RXAを入力して受信デー
タのフレーム同期、誤り検定、受信データ回線監
視に供すると共に、有効に受信した自局宛のデー
タがあつた場合に、データ端局内の端末に対し端
末受信データRXDを出力する。また端末にて送
信データが発生したことを示す送信要求信号
TREQを端末より入力した時には、その端末送
信データTXDを送信待行列に取込みデータ送信
制御を行う。SDは送信中にTXDを加工して出力
される送信変調データであつて、送信起動信号
TXGと共に送信部へ出力される。 次に送信部3はデータの変調機能を有し、送信
起動信号TXGによつて送信出力信号TXOUTを
起動して相手局(中央局)へデータ変調信号を送
出する。 第2図は第1図内のデータ伝送制御部2の受信
データ回線監視動作のタイムチヤードであり、第
3図は第2図中の回線評価値出力RXMを得るた
めの(制御部2内に設けられる)回線評価回路の
構成例図である。以下には第2図および第3図に
よつて第1図中のデータ伝送制御部2の受信デー
タ回線監視機能を説明する。まず第2図のタイム
チヤートの横軸は時間の経過を示し、図の左端に
は信号名を示してある。同図最上段の受信レベル
信号RXAは図のように高低レベルで変化するも
のとし、図中の1点鎖線ELは受信復調誤りを起
させるしきい値を表わしている。2段目の受信復
調データRDの大、小の矩形部はデータのまとま
り部分を模式的に表わしたもので、Fはデータフ
レームの同期パターンを示している。無印の矩形
部はその直前のフレーム同期パターンFに続く1
フレームの情報部分を示し、斜線を施した部分は
復調誤りの発生した区間を表わしている。 第2図中段のFDP。FEPの各パルスは伝送制
御部2内で作成される同期検知パルスおよび同期
誤りパルスをそれぞれ表わしている。また最下段
のRXMは伝送制御部2内で作成される受信回線
監視結果の回線評価値出力を模式的に示し、図示
のn、n−1、n−2等は時々刻々変化する評価
値を表わしている。 いま受信レベル信号RXAのレベルがT1および
T2の時間帯でしきい値EL以下になつたとすれば
RD上に復調誤りが斜線部に生じ、この間に受信
したフレーム同期パターンFは検出されず同期検
知パルスFDPは発生しない。このそきFの周期
性を利用して公知の方法でフレーム同期誤りパル
スFEPを図のように作成することができる。以
上のように構成された動作状況において、たとえ
ば図中Pで示した時点における回線評価値出力
RXMの値は、Pより過去一定の時間帯TMに亘つ
て受信レベル信号RXAの平均レベルを取出して
これを数値化するか、あるいは同じくTMの時間
帯内のFDPとFEPのパルスの数の差の数値とす
る。第2図の動作例では初期のRXMの値をnと
した時T1における誤り発生の影響がRXMの値の
減少n→n−1となつて現われ、さらにT2で誤
り発生の影響はn−1→n−2の減少として現わ
れていて、その後の受信回線の回復により約TM
の時間を置いてn−2→n−1の増加が開始され
る。このようにして現時点近傍の回線品質を定量
化し、その数値の大小と回線品質の優劣とを直接
対応させることにより、データ伝送制御部2には
受信回線監視機能が与えられることになる。 第3図は第2図の回線評価値出力RXMを得る
ための回線評価回路の構成例図である。このうち
A図は入力に受信レベル信号RXAを使用する場
合で、4は低域濾波器(LPF)、5はLPF4の出
力を直線的あるいは対数的にデイジタル数値に変
換するアナログーデイジタル(A/D)変換器で
ある。LPF4のカツトオフ周波数を約1/2TMに設
定すると、その出力はおよそ時間TM内の受信レ
ベル信号RXAの平均値に等しくなり第2図の動
作が実現できる。なおLPF4を省略し、RXAの
変化に十分追従できるA/D変換器を使用すれ
ば、そのデイジタル出力のデイジタルフイルタリ
ング(ハードウエア、ソフトウエアのいずれでも
よい)によつて同様にRXMを出力させることが
できる。 次に第3図Bは第2図に示したフレーム同期検
知パルスFDPとフレーム同期誤りパルスFEPと
を使用する場合であつて、図中の6,7は遅延回
路D、8,9はORゲート、10はアツプダウン
カウンタである。遅延回路Dは入力パルスをTM
時間遅延させるためのものである。第3図Bにお
いてパルスFDPはORゲート8を通じてその出力
(UPとす)によりアツプダウンカウンタ10を+
1だけ加算させるが、遅延回路6、ORゲート9
を通じてTM時間後にORゲート9にもパルス出力
が現われ、その出力(DOWNとす)によりカウ
ンタ10は−1の減算を行つてTM時間前の加算
をキヤンセルする。 他方フレーム同期誤りパルスFEPについては
上記EDPの場合とは逆にまずORゲート9を通じ
てのダウン出力によりカウンタ10に−1の減算
を行うが、TM時間後に遅延回路7、ORゲート8
を通じてアツプ出力を生じてこれをキヤンセルす
る。このような動作によつてアツプダウンカウン
タ10の出力RXMはFDPの1パルスにより+1
加算され、FEPの1パルスにより−1の減算が
行われるが、いずれもその効果はTM時間内に限
定されているので、その数値は現時点より過去
TM時間のFDPとFEPのパルス差と一致すること
は明らかである。なおパルスFDP、FEPはフレ
ーム同期の検知に関する良否のパルスとしたが、
一般にデータ伝送に使用される誤り検知符号、誤
り訂正符号においては受信誤りの検出が可能であ
るから、FDPを符号誤りなしの時の正常パルス、
FEPを符号誤り発生時の誤りパルスとすれば、
同様に受信回線の品質を定量化してRXMの値に
反映させることが可能である。 以上は受信回線の監視機能についての説明であ
つたが、次に第1図のデータ伝送制御部2のデー
タ送信制御機能について第4図〜第6図によつて
説明する。たゞし第4図は第1図中のデータ伝制
御部内の再送制御回路の構成例図、第5図は回線
品質劣化時のデータ端局の再送制御動作例のタイ
ムチヤート、第6図は2つのデータ端局間の競合
時の再送制御動作例のタイムチヤートである。 第4図において11はリードオンリメモリ
(ROM)で、第3図に示した回線評価値出力
RXMと端末の送信要求によつて現在送信待行列
につながれていて送信待ちになつている端末送信
データの数TQとをアドレス信号として入力させ
格納データAを出力する。12はランダムな2進
符号パターンを発生するランダムパターン発生回
路OSCで、一般にはM系列発生シフトレジスタ
を送信タイミングとは非同期な高速クロツクでシ
フトし、特定の複数のシフト段からパターン出力
Bを取出すなどの公知の手段で容易に実現でき
る。13はA、B2つの2進数の大小を比較する
比較器COMPで、その出力(A>B)はA>B
の時のみH(高)レベルとなる。14はフリツプ
フロツプFFで、13よりのA>B信号を入力し
てサンプリングホールドする。サンプリングタイ
ムはあらかじめ定められた送信開始タイミング信
号によつて与えられる。FF14の出力は再送指
令出力RETRYで、これがHレベルのとき送信デ
ータの再送が実行される。FF14の入力SETは
強制的に出力RETRYをHレベルに設定し、再送
を実行する場合に、また入力RESETは強制的に
出力RETRYをLレベルに設定して再送を禁止す
る場合にそれぞれ使用される。次に第4図の動作
を説明する。 いまデータ端局が発呼したデータに対する中央
局の有効な応答が得られなかつたとする。このと
きは次の送信開始タイミング信号TでFF14に
おいて比較器13の出力A>Bが評価され、これ
に従つて再送指令出力RETRYのレベルが決定さ
れる。ランダムパターン発生器12の出力Bの最
大数値をBMAXとすると、Bは0からBMAXの間の
任意の値を等確率で発生しているので、ROM1
1のデータ出力の最小値と最大値をそれぞれ
AMINとAMAXとにし、 0<AMINAAMAX<BMAX…… (1) を満足するようにすれば、COMP13の出力A
>BがHレベルになる確率P(A>B)すなわち
再送指令RETRYがHレベルになる確率は(2)式を
満足する。 P(A>B)=A/(BMAX+1…… (2) 従つて(1)、(2)より次の(3)式が得られる。 0<AMIN/BMAX+1P(A>B)AMAX/BMAX+1<
1… … (3) さてROM11ではRXM、TQをアドレスとし、
RXM、TQで指定される番地のデータがAであ
るから、RXM、TQ、Aの間に次の関数関係が
成立している。 A=f(RXM、TQ)…… (4) 従つて(4)式をRXMに対しては単調減少関数に、
TQに対しては単調増加関数になるようにROM
11のデータを設定しておけば、再送指令出力が
Hレベルになる確率P(A>B)は(2)式によつて
Aに比例するから、受信回線評価値出力RXMが
大きくすなわち回線品質良好な時や、送信待行列
内のの送信待データの数TQが少い時には、再送
確率が小さくなる方向へ、逆にRXMが小さく回
線品質が劣化している時やTQが多いときは、再
送確率が大きくなる方向へそれぞれ確率の操作を
行うことができる。 次に以上の効果を持たせた回路による動作を第
5図および第6図によつて詳細に説明する。まず
第5図は回線品質劣化時のデータ端局の再送制御
動作の一例のタイムチヤートであつて、図の様式
は第2図と同じである。たゞし送信開始タイミン
グTのパルス間の〜の番号は便宜上付けた送
信タイミング区間の識別番号に過ぎない。また送
信要求信号TREQ(第1図)の各パルス下の
TREQ1〜TREQ3は送信変調データSDの各デー
タSD1〜SD3に1対1に対応し、互に異なるデー
タの発生による送信要求信号と送信変調データを
それぞれ示している。さらに受信復調信号RDの
各データRD1、RD2、RD3はそれぞれSD1、
SD2、SD3に対する中央局からの応答データであ
る。 例を示すといま区間にて送信要求信号
TREQ1が発生し、SD1が区間にて最初に送信
されたとし、これが正常に中央局より返送され
る。次に区間にて別の送信要求信号TREQ2
が発生し、区間にて送信変調データSD2を送信
した時、図に斜線で示したように回線が劣化して
中央局で正常受信ができなかつたとすれば、応答
信号RD2が返送されないため、第4図の再送制
御回路が動作し、区間以降の毎区間の再送を確
率的に決定する。この例では区間でたまたま第
4図の再送指令出力RETRYがLレベルをとなつ
て再送が行われないが、このときさらに別の送信
要求信号TREQ3が発生したとすると、送信待
ち行列には2つのデータ(TREQ2、TREQ3
に対応する)がつながり、送信待ちデータの数
TQは2となり増加する。さらに回線評価値出力
RXMの値は区間のRDの誤り発生によつ
て小さくなるので、区間以降の再送確率は大き
くなり、例えば区間とRD2を正常受信す
るまで再送をくり返す。こうして区間でRD2
を受信したときTQの値は1に減少するが、
RXMの値は区間のRDの誤り発生によりさ
らに少さくなるから再送確率は大きく、たとえば
区間続いて区間で再送を行い応答信号RP3
を得るまで、すなわちRPの誤りが少なくなるま
で再送確率を下げることはない、 第6図は回線品質が良好な場合2つのデータ端
局a、b間の競合時の動作例タイムチヤートで、
図の様式は第5図と同様である。たゞしa局とb
局の信号やデータを区別するためそれぞれの各称
にa、bを付け、RDやTのようにa、b両局で
ほゞ同一と仮定してよい信号はa、bを付けて共
通であることを表わしている。いま区間でa局
とb局とがたまたま時間的に近接した時点で送信
要求信号TREQ1(a)とTREQ(b)が発生したとす
ると、区間において両局はそれぞれ送信変調デ
ータSD1(a)、SD1(b)をほゞ同時に送信するから、
中央局では正常に受信されず不達になる(これを
をSDに斜線で示している)。これ以後区間より
両局共に再送制御を行うが、この例では区間
に亘つて不幸にも両局の再送確率結果が一致し
た場合で、この間中央局からは応答がないことは
自明である。こゝですでに区間においてb局に
次の送信要求信号TREQ2bが発生していたと
すると、b局の送信待ちになつている端末送信デ
ータ数TQの値は1から2に増加しa局より再送
確率は大きい。このようにしてこの例では区間
においてb局はSD1(b)再送に成功し、応答信号
RD1(b)を得る。a局においてもこれを検知する
ことができ、かつ回線品質が良好であるから競合
による不達であることはa、b両局で識別できて
いるので、区間以降は第4図のFF14のSET
入力、RESET入力を使用して再送確率に依存し
ない交互送信モードに移行できる。すなわち中央
局から自局宛に有効応答を得た側が次の送信を控
え、また逆に他局に対する有効応答を検知した局
は次の送信を実行すればよい。 次に以上に説明した回線監視制御方法を2つの
データ端局間の競合発生による再送動作における
データの平均時間の縮少効果という見地から吟味
する。いま1つのデータを再送できる機会の最大
数をNとする。従来の方法ではN個の機会のうち
の1つを再送時間としてランダムに選択している
ので2局間の再送失敗によるデータ不達の確率す
なわち不達確率または不達率P1は両者の選んだ
再送時間がたまたま一致する場合の数はNである
から、 P1=N-2×N=N-1…… (5) となる。他方本発明の方法による不達確率P2は、
最後を除くN−1区間にわたつて毎区間の再送指
令の確率試行結果が一致する場合によるから毎回
の再送確率P(A>B)を簡単のためPRと置け
ば、 P2={P2 R+(1−PR2N-1 =(2P2 R−2PR+1)N-1…… (6) となる。種々なNの値に対してP2<P1を満足す
るPRの範囲は例えば
【表】 となりNが増すにつれて本発明の方法による場合
の不達率が従来の方式による場合の不達率よりも
小さくなる条件を満足するPRの値の範囲は広が
るたとえばPR=1/2、N=10のときP1=10-1P2
(1/2)9≒1.95×10-3となり、本発明の方法を用い
た方が2桁近い改善を得ることがわかる。このこ
とから逆に同一の不達率(P1=P2)を与える最
大再送機会数Nは本発明を用いた方が小さくな
り、データの平均遅延時間が縮少されることは明
らかである。 以上詳細に説明したように本発明の回線監視制
御方法によれば、データ不達の原因が回線擾乱で
あるか競合であるかをおよそ識別できる効果が得
られ、またいずれの原因の場合においてもデータ
確達率の劣化を防ぎ、データの平均遅延時間を縮
少できるという利点がある。さらに本発明の方法
を実現する上で従来必要であつた装置(中央局と
データ端局)以外の装置を必要とせず、たゞ簡単
な回線評価回路、再送制御回路などの機能をデー
タ端局に付加するのみでよく、これはソフトウエ
アでも容易に実現できるので経済上安価な追加で
済むという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を用いたデータ端局のデー
タ伝送装置の構造例図、第2図は第1図中のデー
タ伝送制御部の受信データ回線監視動作例のタイ
ムチヤート、第3図は第2図の回線評価値出力を
得る回線評価回路の構成例図、第4図は第1図中
のデータ伝送制御部の再送制御回路の構成例図、
第5図は回線品質劣化時のデータ端局の再送制御
動作例のタイムチヤート、第6図は2つのデータ
端局間の競合時の再送制御動作例のタイムチヤー
トである。 1……受信部、2……データ伝送制御部、3…
…送信部、4……LPF、5……A/D変換器、
6,7……遅延回路、8,9……ORゲート、1
0……可逆カウンタ、11……リードオンリメモ
リ(ROM)、12……ランダムパターン発生回
路、13……比較器、14……フリツプフロツ
プ、FDP……同期検知パルス、FEP……フレー
ム同期誤りパルス、RXM……回線評価値出力、
RXA……受信レベル信号、RD……復調データ出
力、RXIN……受信データ入力、RXD……端末
への受信データ出力、SD……送信変調データ、
TXD……端末送信データ、TXOUT……送信出
力信号、TREQ……送信要求信号、TXG……送
信起動信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央局からの共通の伝送回線に複数のデータ
    端局が並列に接続され、該共通の伝送回線上で順
    次時分割配列された各タイムスロツトを用いて前
    記複数のデータ端局のうち送信要求のあるデータ
    端局との間で互いに競合方式で前記中央局に対し
    てデータをブロツク毎に順次送信を行う際に、前
    記中央局からの有効応答が到来したときは次のデ
    ータブロツクの送信を行い有効応答が到来しない
    ときは有効応答が到来するまで繰り返し再送を行
    うように制御が行われるデータ端局の回線監視制
    御方法において、 前記複数のデータ端局のそれぞれが、 予め定めた個数の複数個の前記タイムスロツト
    における前記中央局からの受信入力信号の受信状
    態をタイムスロツト毎に順次判定した結果が予め
    定めた標準状態を超えるか否かにより前記伝送回
    線の品質の向上又は劣化を各タイムスロツト毎に
    判定し、 該伝送回線の品質の劣化又は向上により送信待
    ちデータブロツクの前記再送を行う再送確率が前
    記タイムスロツト毎に増減するように制御される
    とともに、 当該データ端局から前記中央局へ伝達されるべ
    き送信待ちデータブロツクの数の大小により該送
    信待ちデータブロツクの前記再送を行う再送確率
    が前記タイムスロツト毎に増減するように制御さ
    れ、 さらに、前記伝送回線の品質が向上の状態であ
    り前記中央局からの有効応答がないことを検出し
    て競合状態であると判定した後に、次に当該デー
    タ端局からの送信に対応する前記中央局からの有
    効応答が到来した時には前記当該データ端局は次
    の再送を延期し、又前記競合状態であると判定し
    た後に、次に他のデータ端局からの送信に対応す
    る前記中央局から前記他のデータ端局への応答を
    検出した時には前記当該データ端局は次の再送を
    実行するように再送制御されることを特徴とする
    データ端局の回線監視制御方法。
JP57103005A 1982-06-17 1982-06-17 デ−タ端局の回線監視制御方法 Granted JPS58220537A (ja)

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JPS6217137U (ja) * 1985-07-15 1987-02-02
EP1768439B1 (en) * 1995-09-20 2010-08-11 NTT Mobile Communications Network, Inc. Access method and mobile station for CDMA mobile communication system

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