JPH0156404B2 - - Google Patents

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JPH0156404B2
JPH0156404B2 JP60066705A JP6670585A JPH0156404B2 JP H0156404 B2 JPH0156404 B2 JP H0156404B2 JP 60066705 A JP60066705 A JP 60066705A JP 6670585 A JP6670585 A JP 6670585A JP H0156404 B2 JPH0156404 B2 JP H0156404B2
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JP
Japan
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ball
rod
electronic abacus
sensor
electronic
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Application number
JP60066705A
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English (en)
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JPS61226818A (ja
Inventor
Guo Ri Sun
Chan Shen In
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TON KISHIAN CHUNGUWAN KISHIAN AGURIKARU CHURARU IND ANDO KOMAASHARU CORP
Original Assignee
TON KISHIAN CHUNGUWAN KISHIAN AGURIKARU CHURARU IND ANDO KOMAASHARU CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by TON KISHIAN CHUNGUWAN KISHIAN AGURIKARU CHURARU IND ANDO KOMAASHARU CORP filed Critical TON KISHIAN CHUNGUWAN KISHIAN AGURIKARU CHURARU IND ANDO KOMAASHARU CORP
Priority to JP6670585A priority Critical patent/JPS61226818A/ja
Publication of JPS61226818A publication Critical patent/JPS61226818A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、会計係、薄記係、および出納係に対
して新しいタイプの計算装置を提供するばかりで
なく、ミニコンピユータや計算機に対しても新し
い入力装置を提供するものである。 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題
点〕 現在、一般的使用に供される計算装置として
は、そろばん、計算機、および電子デジタル計算
機という3つの種類が存在し、それぞれの利点を
有している。そろばんは、伝統的な計算装置であ
る。そろばんで加算および減算を行う場合には、
データはそろばん玉によつて与えられ、その玉の
移動が停止したときその計算結果が決定される。
データのどの桁についての誤りも、それが発見さ
れ次第訂正されうる。そろばん玉の占める不適当
な位置も直接見ることができる。しかしそろばん
においては乗算と除算を行うことが非常に複雑で
あつて、マスターするのが困難である。一方、手
動の計算機は小型で携帯可能である。この種の計
算機によればそろばんよりも乗算と除算を行うこ
とが容易であるけれども、加算と減算を行う速度
がおそくなる。この計算機は押圧キーによつて動
作されるので、操作によつて生ずる入力不安定性
を解消するために通常遅延回路が設けられてお
り、そのために演算速度が制限される。また、デ
ータのどの桁についての誤りも訂正されえないと
いう別の不利な点もある。これらの理由によつ
て、計算機とそろばんとの利点を併せて有する新
しい計算装置を作り出すことが試みられている。 先ず簡単な方法は、通常のそろばん上に計算機
を取り付けることである。それらは異なる種類の
計算に対し個別に使用される。それら相互の間に
データの転送はされない。このことはそれ程有用
なことではない。したがつて、かかる問題点を解
決するためにいくつかの特許出願がなされてい
る。すなわち、日本特許出願55―87222、56―
29736、および57―141730号などである。最初の
2つの出願は審査請求されていない。また3番目
の出願も本発明とは相違している。 データ転送の問題を解決するための良い方法
は、そろばんを計算機に対する入力装置として使
用することである。データはそろばん上に与えら
れる玉の数によつて表されるが、回路にとつて
は、その玉の数を認識することは困難である。そ
の回路は非常に複雑となるであろう。 本発明の目的は、上述したすべての問題点に対
して良好な解決策を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明においては、通常のそろばんの構造が改
良されている。第1図と第2図に示されるよう
に、そろばん玉3の各ロツド8上において、枠5
の縁から横棒7までの距離Dは、該棒7の両側に
おいて、それぞれ玉の数Nと玉の幅Wとによつて
決定され、D=(N+1)×Wとされる。 第1図Aおよび第2図Aに示されるように、す
べての玉が横棒7から遠ざかつているときには、
そろばん1上にゼロが与えられる。そのときすべ
ての玉は初期の位置にある。玉の所定の結合がロ
ツド上に形成されるとき、該ロツド上には常に2
つの空き位置が残されている。玉の所定の結合は
所定のデータを表す。対応する空き位置もまたそ
のデータを表すために使用されうる。このことが
本発明のキーポイントである。全く同じ方法で、
玉の所定の結合が演算の際の数学的符号および小
数点又は他の指示を表示するために使用されう
る。もし小数点を表す玉の結合がデータを表す玉
と区別されるべきであるならば、その玉の結合は
任意のロツド上にセツトされうる。対応する空き
位置は回路によつて容易に識別されうる。すなわ
ちそれは移動点システムである。他の方法は小数
点を横棒7上におけるいくつかの固定点から選択
することである。第1図に示されるような棒7上
に2個の玉を有するそろばんは、両方の方法を使
用しうる。演算の際の数学的符号もまた任意のロ
ツド上にセツトされうる。棒7上に1個の玉を有
するそろばんは、第2の方法のみを使用すること
ができ、その際、固定されたロツドによつて演算
の際の数学的符号を表す。 本発明の重要な部分はセンサの配列と符号化回
路にある。そろばんからの信号を検出するために
用いられるセンサとして、2種類の永久磁石セン
サと移動スイツチセンサとがある。5ビツトを10
ビツトに符号化するシステム(five bit to ten
bit encoding system)と名付けられる特殊の符
号化回路が、センサによつてそろばんの空き位置
から検出される入力信号を解釈するために設けら
れる。そろばんが入力装置として用いられるの
で、データの任意の桁の誤りを訂正しうる利点が
残されている。任意のロツド上の誤りが誤りチエ
ツク回路を通してスクリーン9上に表示され、こ
のようにして操作者(オペレータ)に警報を与え
る。元の状態にクリヤする装置4が玉を迅速に復
帰させるために用いられる。第1図と第2図に示
されるような構造的差異を有する2種類の電子的
そろばんに対し、2つの異なつた回路例が設計さ
れている。 〔実施例〕 本発明の好適な実施例が図面を参照して詳細に
記述される。 第1図Aに示されるように、横棒上に2個の玉
を有する電子的そろばんは13本のロツドで構成さ
れている。すべての玉は初期位置に置かれ、それ
によつてゼロが与えられる。横棒7の下にある玉
3が1の値を表すために横棒側に向つて動かされ
ると、新たな空き位置が現れる。この位置は1を
表す玉の位置(bead―position―one)でありBP
1と名付けられる。同様にして2を表す玉の位置
BP2,3を表す玉の位置BP3、および4を表す
玉の位置BP4がある。横棒7上の玉3が5の値
を表すために下方へ動かされると、また新しい空
き位置が現れる。この位置は5を表す玉の位置
BP5と名付けられる。これらの名付けられた位
置は第7図に示される。更に上記BP1からBP4
までと上記BP5との組合せは、6から9までの
数値を表す。何れかの位置が空きになると、その
ことはセンサ装置(sensor array)によつて検出
される。もし10の値が与えられると、加算の結
果として、より高い桁に移される。横棒上に2個
の玉を用いる目的はそれらの玉が小数点を表すた
めに用いられうるということである。この新らし
い空き位置は第7図に示されるように小数点を表
す位置(decima1―point―position)であり、
DPPと名付けられる。BP1からBP4までと
DPPとの組合せが演算の際の数学的符号を表す
ために用いられうる。小数点と演算符号とを表す
かかる組合せは任意のロツドの玉によつてセツト
されうる。その理由は横棒上にある2個の玉は0
から9までの値を表す如何なる玉の結合とも区別
されうるからである。 第2図Aに示されるように、横棒上に1個の玉
を有する電子的そろばんは11本のロツドで構成さ
れ、最も右寄りのロツドは演算符号を表すために
使用される。その理由はBP1からBP4までと
BP5とのすべての組合せは1から9までの値を
表すために使いつくされているからである。小数
点は横棒7上に付されているマーク10の1つに
よつて表示される。発光ダイオードLEDが選択
されているマークを表示するために用いられる。
小数点シフトレジスタ54がこのような選択を実
現するためにセツトされる。小数点を表示するこ
の方法は、第1図に示されるような横棒上に2個
の玉を有する電子的そろばんに対しても同様に使
用されうる。 すべてのデータおよびその他の指示が与えられ
た後、入力信号を導入するためにスタートキー6
が押圧される。それによつて計算手順が開始され
る。もし計算機への入力前に誤りが生じていれ
ば、データのうちの誤つている桁を訂正するかク
リヤ装置4によつてすべての玉を復帰させて、再
スタートさせることができる。 玉の所定の結合が付与されるとき、それに対応
して生ずる空き位置が検出され、センサ装置によ
つて電気信号に変換される。すべての玉の初期の
配列に対して1つのセンサ信号マトリツクスが対
応している。任意の玉がその最初の位置から動か
されると、空き位置が現れ、この空き位置のもと
でセンサ信号が変化する。読込みパルスが導入さ
れると、空き位置によつて決定されるセンサマト
リツクスの状態が電気信号に変換され、位置レジ
スタに入力される。第3,4、および5図に示さ
れるように、2種類の永久磁石センサと2個の摺
動スイツチセンサが信号伝送のために用いられ
る。 第3図Aおよび第3図Bに、永久磁石センサの
構成が示される。U字状の永久磁石11が玉3の
下方部に取付けられ、また制限ロツド14がその
部分を貫通している。乾式リードリレー12が永
久磁石の下に配置される。U字状永久磁石11の
磁界の制御の下で、占有位置又は空き位置の変化
によつてリレー12の2個の舌片が磁化されたり
減磁されたりして、それによりデータライン55
の回路接点を開放又は閉成させる。このような方
法で信号が計算機に転送される。 磁界は所定の空間を占有する。もし50個乃至80
個の小さい磁石が限られた空間内に置かれると、
それらの相互間の影響が生ずる。相互の干渉を最
小にするために、本発明においては玉の間にシー
ルド17が施される。1つのロツドの同じ側にお
ける磁石の極性は同じ方向を有している。ロツド
間の磁界の方向は交互にくい違いとされている。
玉同志の反撥とロツド間での吸引は、該制限ロツ
ド14によつて制限され、玉3が左右に振動する
のを防ぐ。このような全体的配置によつて信頼性
のある動作が確立される。電子的そろばんが使用
されない間は、リレー12があまり長い間磁化さ
れることによつてくつついてしまうのを防ぐため
にそろばんをそのベース2から取り去るようにす
る。リードリレー12は他の磁気的検出エレメン
トにおき換えることができる。 第4図Aと第4図Bに短か形の磁力線センサの
構成が示される。装飾材料によつて被覆される玉
3は非常に高い透磁率を有する軟磁性材料で作ら
れる。玉3の下にU字状の永久磁石15がある。
U字型磁石15の曲率は玉3の円周の曲率と同じ
である。リードリレー12がU字状磁石15の下
に配置される。弱い磁界を有するプラスチツク磁
石16がリレー12の下に配置される。U字状磁
石15と玉3との間の距離はリレー12とU字状
磁石15との間の距離より短い。玉がセンサの近
くにあるときには、U字状磁石15の磁力線の殆
んどは玉を通るような磁気回路が形成される。こ
の状態においては、リレーはプラスチツク磁石1
6単独によつては作動されえない。玉が移動され
その位置が空くと、リレーはU字状磁石とプラス
チツク磁石との二重の磁界のもとで作動され、舌
片が閉じる。他の玉がその位置に移動してきたと
きには、リレーは直ちに開放する。このようにし
てデイジタル信号が生成される。 第5図Aと第5図Bには移動スイツチセンサの
第1の構成が示される。上述したようにすべての
玉に対して1個のセンサが対応する。センサの配
列は玉の配列に対応する。センサの配列(センサ
アレイ)はボール22によつて第2図Cに示され
る基板13上において滑らかに移動されうる。セ
ンサは、板21上の凹所23内に置かれた1個の
スプリング20をそなえ、該凹所23によつてス
プリング20の位置が決められる。板21上に配
置されたプリント回路板19はスプリング上に強
く押しつけられ、接点を形成する。スプリングの
上方においてプリント回路板上に設けられた穴7
3を通過するロツドをそなえたゴム製の接触子1
8が設けられ、該接触子はスプリングの表面に接
触している。回路は導通状態にされている。第5
図Aと第5図Cに示されるようにゴム製接触子1
8かその頂面上に右方(又は左方)に向く斜面を
有する。第1図Bに示されるようにその頂面上に
は玉の円周に適合するV字型の凹所71が設けら
れる。動作が開始される以前において、接触子は
ロツドの間に存在する。玉はロツド上を自由に上
方および下方に移動したり回転したりすることが
できる。玉の所定の結合が与えられた後、スター
トキー6が押圧され、センサアレイは右方(又は
左方)に移動される。玉はV字型凹所71内に進
入する。同時に接触子は押し下げられる。これに
よつてスプリングと導電性条片との接続が解放さ
れる。玉の存在しない空き位置の下では回路は導
通状態のままである。これによつて玉の空き位置
が検出され、電気信号に変換される。接触子は玉
を所定の位置に固定しそれによつてデータが容易
には変化しなくなる。このことはこのセンサにお
ける特別の利点である。 第5図Cと第5図Dに示されるように移動スイ
ツチセンサの第2の構成は第5図Aおよび第5図
Bに示されるものとは多少相違している。このセ
ンサは固定板21と該固定板上のプリント回路板
19をそなえている。ゴム製接触子18は導電性
条片の上方に導電性ゴム製の先端部72を有す
る。最初に接触子は隣接ロツド間に配置される。
キー6が押された後、玉の下方にある接触子は押
し下げられ、該接触子の先端部はプリント回路板
19上に押圧され、回路を導通させる。玉の存在
しない空き位置においては接触子は移動せず、そ
の下方の回路は開放状態のままとなる。このよう
にして玉の空き位置が識別される。 所定の指令とデータが与えられ、更にスタート
キー6が押されると、全体の回路は第6図に示さ
れるパルス分配器57から発生されるタイミング
パルスの制御の下において動作を開始する。入力
信号がセンサアレイからデータ伝送ラインを通し
てレジスタ中に先づ読み込まれる。次いで入力信
号は符号化回路において符号化される。次いで符
号化された信号は大規模集積演算ユニツト
(LSI)に送られる。間違つた位置信号がレジス
タ中に読み込まれた場合には、符号化回路は正し
く動作しない。その代りにエラー信号が誤りチエ
ツク回路69に伝達され、スクリーン9上に表示
され、ブザー60が操作者が警報を与える。 第8図には、横棒上に2個の玉を有するタイプ
のそろばんの回路図が示される。レジスタユニツ
トは複数の位置レジスタ、すなわち玉の位置とし
ての1から5までを示すBP1レジスタ乃至BP5
レジスタと小数点位置レジスタDPPとで構成さ
れる。ここで第8図には、小数点位置レジスタ
DPPの構成が詳細に示されており、該レジスタ
DPPは、各ロツドにそれぞれ属する複数個のD
トグル回路(所謂Dフリツプフロツプ回路と同様
に動作するもので、図中においてその1つが符号
DTで示される)からなり、各Dトグル回路は対
応するロツドが小数点位置とされたとき(すなわ
ち横棒上の2個の玉が下方に移動されたとき)作
動するセンサ(その1つが符号Sで示される)を
介して、所定のデータがデータライン55を通し
て第1パルスP1の入力時に、該対応するDトグ
ル回路に転送される。 一方、BP1レジスタ乃至BP5レジスタの各レ
ジスタの上記レジスタDPPと同様に、各ロツド
にそれぞれ属する複数個のDトグル回路からな
り、例えばBP1レジスタに設けられた各Dトグ
ル回路は、対応するロツドの玉が数値1を示した
とき作動するセンサを介して、所定のデータが該
データライン55を通して該第1パルスP1の入
力時に、該対応するDトグル回路に転送される。 更に上記DPPレジスタおよびBP1乃至BP5レ
ジスタにそれぞれ設けられ各ロツドに属する各D
トグル回路の出力側にはそれぞれ第1のナンドゲ
ートが接続される。なお第8図には、上記DPP
レジスタに設けられた第1のナンドゲート群(図
中において符号NPで示される)のみが示されて
いるが、上記BP1レジスタ乃至BP5レジスタに
も、それぞれ同様に各Dトグル回路の出力側にそ
れぞれ接続された第1のナンドゲートからなるナ
ンドゲート群(それぞれ符号N1乃至N5で示さ
れる)が設けられ、これらの各第1のナンドゲー
ト群により、各Dトグル回路に入力されているデ
ータが、該第1パルスP1に引続いて生ずるタイ
ミングパルス(図中P3,P4,P5,P6,P8,P9
…P18により示す)によつて順次読出される。こ
の場合、レジスタDPPおよび各レジスタBP1乃
至BP5において、同じロツドに属する各Dトグ
ル回路に入力されているデータは、同じタイミン
グパルス(例えばP3)によつて読み出され、該
ロツドにおける玉の空き位置に対応するセンサに
より、対応するレジスタにおける該第1のナンド
ゲートを制御する。 更に該DPPレジスタに設けられた該第1のナ
ンドゲート群の出力側は第2のナンドゲート58
に接続され、該第1のナンドゲート群の出力が上
記タイミングパルスにより順次制御されることに
より、該第2のナンドゲート58の出力が制御さ
れる。同様にして該BP1乃至BP5レジスタにそ
れぞれ設けられた第1のナンドゲート群N1乃至
N5の出力側にも、それぞれ上記ナンドゲート5
8に相当する第2のナンドゲート(図中、ナンド
1乃至ナンド5で示す)が設けられる。この方法
で6つのグループの位置レジスタ群(DPPレジ
スタ群およびBP1乃至BP5レジスタ群)が形成
される。 いま第1図に示されるような、該横棒上に2個
の玉を有するタイプのそろばんによつて例えば
3.14×30の演算を行う場合には、該そろばんの左
端のロツド上における玉により数値3を表し、次
のロツド上における玉で小数点を表し(すなわち
横棒上の2個の玉を下方に移動させ)、またそれ
につづくロツドで順次1および4を表し、更にそ
れにつづくロツドで乗算符号を表す(すなわち以
下の第1表に示すように、横棒上の2個の玉を下
方に移動させるとともに、横棒下の1個の玉を上
方に移動させる。)。更に、該乗算値30を該そろ
ばん上に置数するために、該そろばんの右端から
2番目のロツド上における玉で3を表し、右端の
ロツドにおいて0を表す。ロツド上のデータはこ
のようにしてタイミングパルスによつて逐次LSI
に送られる。位置レジスタ群のすべての出力はあ
るロツド上における空き位置に対応したものとな
る。またゼロの値を発生するオアゲート59があ
る。 第9図には横棒上に1個の玉を有するタイプの
そろばんの回路図が示される。各ロツド上には5
個の玉があるので、回路は5個のグループの位置
レジスタ(すなわちBP1乃至BP5レジスタ)の
みを有し、上記第8図に示されるようなレジスタ
DPPを有しない。他のグループのレジスタ(す
なわち41乃至45)は演算符号を表すロツドの
玉の状態を記録するために設けられる。 第8図に示される回路においては、横棒上にお
ける2個の玉が小数点を表すために用いられ、ま
た該横棒上における2個の玉と横棒下の4個の玉
の種々の組合せによつて演算符号を表すようにさ
れるのに対し、第9図に示される回路において
は、該小数点と演算符号とは、決められたロツド
と決められたロツドにおける玉の空き位置によつ
て表される。 第8図に示されるように符号化回路は0から9
までの数値を形成するために10個の転送ゲート
(トランスミツシヨンゲート)TG0からTG9で
構成される。各転送ゲートTG0乃至TG9の入
力はその各個と関連するアンドゲート24乃至3
3の出力に依存する。かかるアンドゲートへの入
力はその瞬間における位置レジスタの状態によつ
て決定される。読出しパルスが到来した時点で、
同じロツド上のレジスタの状態が読出される。 もしあるロツド上に与えられる値が5であると
すれば、位置レジスタBP5が論理1となり、こ
のロツド上のすべての他のレジスタは論理0とな
る。レジスタBP5からの論理1は転送ゲート
TG5に対するアンドゲート28の入力側に送ら
れる。アンドゲートの他の入力側も論理1とされ
ており、この論理1は、論理0を与える位置レジ
スタBP1乃至BP4のすべての出力を接続するノ
アゲート34の出力によつて決定される。これに
よつてゲートTG5はLSIに数値5を与える。も
し位置レジスタBP2の状態も論理1、すなわち
ロツド上の値が7であれば、この論理1は上記ノ
アゲート34によつて論理0に変換され、ゲート
TG5の出力はなくなる。ゲートTG7に対応す
るアンドゲート30の各入力はともに論理1とな
り、したがつてゲートTG7はLSIに数値7を送
る。同様の方法で、各転送ゲートに対応する各ア
ンドゲートの入力は、表1に示されるように同じ
ロツドに属するすべての位置レジスタの状態によ
つて決定される。第1表にしたがうような符号化
回路を構成するために2個のノアゲート34,3
5が用いられる。
【表】 第9図に示されるように、横棒上に1個の玉を
有する電子的そろばんは、第6図に示されるのと
同じ流れ図が使用される。位置レジスタとしては
5つのグループのみがある。他のグループのレジ
スタ41乃至45は演算符号ロツドに対してセツ
トされる。符号化回路の構成は第8図に示される
回路とほぼ同じである。各転送ゲートに対応する
各アンドゲートの入力は同じロツドに属するレジ
スタの状態によつて決定される。ノアゲート34
とノツトゲート36が第2表のうちいくつかの条
件をみたすために用いられる。
【表】
【表】 もし玉が正しい位置に置かれなければ、擬似の
空き位置信号が現れる。不正の位置は位置BP1
とBP2の間、位置BP2とBP3の間又は位置BP
3とBP4の間でありうる。この誤つた組合せが
3個のアンドゲート46,47,48の入力側に
接続される。すべての3個のアンドゲートの出力
はオアゲート49に接続される。もし不正の位置
に置かれたことによつて不正の信号が現れたなら
ば、該アンドゲートのうちの1つがオアゲート4
9を通して論理1を送出し、誤りチエツクレジス
タ65を反転させるように単一パルスジエネレー
タ50を作動させ、それによつて該レジスタ65
は転送ゲート64を通して信号を表示用スクリー
ンに送出する。その間ブザー60は警報を出す。
第9図に示される回路と比較して、第8図の回路
は位置BP5とDPPとの間の不正位置の生ずる可
能性があるために付加的なアンドゲート53を有
する。すなわち上記誤りチエツク回路69は、同
一ロツドに属する相隣接するセンサが同時に玉の
空き位置を表す信号を生成したとき、玉が不正位
置に置かれていることを示すエラー信号を出力す
る。 第9図に示されるように、横棒上の小数点マー
クを選択するための小数点回路70が設けられる
キー56が押されると、単一パルスジエネレータ
51はシフトレジスタ54をシフトさせるために
位置シフトパルスを送出する。シフトレジスタ5
4の各出力はアンドゲート37乃至39に接続さ
れ、パルス分配器57からのタイミングパルスに
よつて制御される読出しデータがオアゲート40
と小数点転送デート61を通してLSIに送出され
る。このようにシフトレジスタ54は小数点用に
選択されるロツドの位置を設定するために使用さ
れる。上記実施例では、3つのロツドが小数点用
のロツドとして使用されうる。キー56が押され
る毎に該シフトレジスタ54の出力をシフトさ
せ、該シフトレジスタ54の出力が3つのタイミ
ングパルス(第8図の場合はP7,P11,P15、第9
図の場合はP5,P9,P13により所定のアンドゲー
ト37乃至39に入力され、小数点に対応するロ
ツドの位置が決定される。第8図に示される小数
点レジスタ58の状態によつて決定される小数点
信号も、第8図に示されるアンドゲート52を通
してオアゲート40の入力側に接続される。 本発明の動作過程を例えば第9図に示される回
路について説明すると、該回路はパルス分配器か
ら送出されるタイミングパルスによつて逐次動作
が行われる。第1パルスP1が玉の位置レジスタ
を構成する各Dトグル回路に送られると、信号が
データライン55から、各ロツドにおける玉の空
き位置に対応するセンサを介して、所定の位置レ
ジスタにおける該ロツドに対応するDトグル回路
に転送される。第2パルスP2が発生すると演算
符号レジスタ41乃至42の状態によつて決定さ
れる演算符号が、対応する転送ゲートを通して
LSIに送られる。第3パルスP3の機能はLSIに
クリヤ信号を送出することである。もし演算符号
が第1パルス発生時に既に記録されていれば、レ
ジスタ41,42,44,45のうち1つに生ず
る論理1がノアゲート62を通して信号クリヤ用
転送ゲート63を閉じるようにする。第4番目か
ら第16番目までのパルスの機能は各ロツド上にお
ける玉位置レジスタのデータ指令を読出すことで
ある。第5番目、第9番目および第13番目のパル
スによつて、横棒上に表示された小数点マークで
あつて選択されたものを読出すようにされる。第
17番目のパルスP17によつて符号“=”又は
“%”が読出され、該符号をそれぞれの転送ゲー
トを通してLSIに送り、かくして該LSIが演算動
作を行い、その結果が液晶デイスプレイスクリー
ン9上に表示される。第18番目のパルスP18に
よつて“√ ”が読出され、この符号をLSIに送
る。第19番目のパルスP19によつて回路がクリ
ヤされる。第8図に示される回路におけるパルス
分配器によるタイミングパルスの分配も上記第9
図におけるのと類似している。第1パルスP1に
よつてセンサにより得られた信号が読出され、該
信号を位置レジスタに送る。第2パルスP2によ
つてクリヤ信号がLSIに送られる。第3番目から
第18番目までのパルスの機能は、各ロツド上の位
置レジスタのデータ指令を高位の玉のロツドから
低位の玉のロツドまで読出すことである。7番目
のパルスP7、11番目のパルスP11および15番
目のパルスP15によつて、選択された小数点マ
ークの読出しが行われ、更に第19番目のパルスP
19によつて符号“=”又は“%”がLSIに送ら
れて演算を行わせる。 データの入力過程の間、レジスタから読み出さ
れた信号は自動的に誤り検出回路をスタートさ
せ、何れかのロツド上の玉が正しい位置にない場
合にはその入力操作を停止する。表示スクリーン
9は、どのロツドに誤りがあるかを直ちに表示す
る。この動作は、操作者が誤りを訂正するまで続
行する。 本発明の玉位置入力システムは上述したタイプ
の電子的そろばんに用いられるだけでなく、ミニ
コンピユータへの入力装置としても用いられる。 玉の結合状態はデータ又は符号化した指令を指
定することができる。本発明を種々の種類のコン
ピユータに適合させる上でのキーポイントは、計
算機に対する信号源および符号化回路として玉の
空き位置を利用することである。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、横棒上に2個の玉を有するタイプ
の電子的そろばんの平面図、第1図Bは、第1図
AにおけるPの部分を拡大して示す図、第1図C
は、第1図BにおけるC―C線に沿つた横断面
図、第2図Aは、横棒上に1個の玉を有するタイ
プの電子的そろばんの平面図、第2図Bは、第2
図AにおけるQの部分を拡大して示す断面図、第
2図Cは、第2図AにおけるC―C線に沿つた横
断面図、第3図Aと第3図Bは、永久磁石で構成
されるセンサの構造を示す図、第4図Aと第4図
Bは、短か形の磁力線センサの構造を示す図、第
5図A,B,CおよびDは、移動可能なスイツチ
センサの2つの種類の構造を示す図、第6図は、
本発明のフローチヤートを示す図、第7図Aと第
7図Bは、玉の位置が名付けられたロツドの1つ
を示す図、第8図は、横棒上に2個の玉を有する
タイプのそろばんに対する電気回路図、第9図
は、横棒上に1個の玉を有するタイプのそろばん
に対する電気回路図である。 (符号の説明)3……そろばんの玉、4……ク
リヤ装置、6……スタートキー、9……表示スク
リーン、11,15……U字状永久磁石、12…
…リードリレー、16……プラスチツク磁石、1
7……シールド、18……ゴム製接触子、19…
…プリント回路板、20……スプリング、71…
…V字状凹所。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各ロツドに設けられた玉の所定の配置の組合
    せに対応して生ずる空き位置によつて表される所
    定の指令をそれぞれ伝送するためのセンサが各ロ
    ツド毎に複数個設けられたセンサ装置と、 対応するセンサによつて生成された該指令と第
    1パルスとがそれぞれ入力される各ロツドにそれ
    ぞれ属するD―トグル回路からなる所定数の位置
    レジスタと、 各位置レジスタに設けられた該D―トグル回路
    からのデータが該第1パルスに引続いて生ずる継
    続的パルスの1つによつて順次入力される各位置
    レジスタに対応する所定数の第1のナンドゲート
    群と、 該各第1のナンドゲート群からの各出力信号が
    入力される各位置レジスタに対応する所定数の第
    2のナンドゲートと、 同一ロツドに設けられた相隣接する2個のセン
    サが同時に玉の空き位置を表す信号を生成したと
    きに、玉が不正位置に置かれていることを示すエ
    ラー信号を出力する誤りチエツク回路とをそな
    え、該指令の所定の組合せによつて生成される所
    定の演算データと数学的演算符号とが計算機に入
    力されることを特徴とする電子的そろばん。 2 各ロツド8において横棒7の両側に玉1個分
    の幅の空き位置があることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の電子的そろばん。 3 玉の所定の結合と対応して生ずる該空き位置
    が、データ、数学的演算符号、小数点および他の
    指令を表すように使用される、特許請求の範囲第
    1項に記載の電子的そろばん。 4 該センサ装置が短か形の磁力線センサアレイ
    であり、該センサアレイの各個が玉3の初期位置
    に対応している、特許請求の範囲第1項に記載の
    電子的そろばん。 5 すべてのセンサが玉3と同じ曲率を有するU
    字形状の永久磁石15、磁気的検出エレメント1
    2および磁力の弱いプラスチツク磁石16とを具
    備している、特許請求の範囲第4項に記載の電子
    的そろばん。 6 該玉3が高透磁率材料で構成されている、特
    許請求の範囲第4項に記載の電子的そろばん。 7 該センサ装置が移動可能のスイツチセンサア
    レイであつて、その各個が玉3の初期位置に対応
    している、特許請求の範囲第1項に記載の電子的
    そろばん。 8 すべてのセンサが2個のロツド間に共通して
    存在することを特徴とする特許請求の範囲第7項
    に記載の電子的そろばん。 9 該センサアレイが、スタートキー6が押され
    た後右方又は左方に移動され、更に玉の位置する
    状態が変化するのを防止するためにすべての玉を
    固定することができるようにした、特許請求の範
    囲第7項に記載の電子的そろばん。 10 該センサが載置板21とプリント回路板1
    9と接触子18とを有する、特許請求の範囲第7
    項記載の電子的そろばん。 11 該センサが第1の形態において、凹所23
    内に適合配置された1個のスプリング20と、該
    スプリング上を覆い該スプリングを強く押圧する
    導電性条片を有するプリント回路板19とを具備
    する、特許請求の範囲第10項に記載の電子的そ
    ろばん。 12 該接触子18がスプリング20の上方にあ
    るプリント回路板19上に設けられた穴73中に
    挿入されている、特許請求の範囲第11項に記載
    の電子的そろばん。 13 該接触子18の先端がプリント回路板19
    上にあり、該センサの第2の形態においては該プ
    リント回路板と接触していない、特許請求の範囲
    第10項に記載の電子的そろばん。 14 該接触子18の頂面上に傾斜面が形成さ
    れ、該傾斜面上には玉3がころがり込むことので
    きるようにV字形状の凹所71が切り込まれてい
    る、特許請求の範囲第10項に記載の電子的そろ
    ばん。 15 該第2のナンドゲートからの出力信号が入
    力される符号化回路を具備している、特許請求の
    範囲第1項に記載の電子的そろばん。 16 同じロツドに属する位置レジスタの状態は
    同一パルスによつてその読出しが制御される、特
    許請求の範囲第1項に記載の電子的そろばん。 17 該符号化回路は5ビツトを10ビツトに符号
    化するシステムとなつている、特許請求の範囲第
    15項に記載の電子的そろばん。
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