JPH0155205B2 - - Google Patents

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JPH0155205B2
JPH0155205B2 JP59192991A JP19299184A JPH0155205B2 JP H0155205 B2 JPH0155205 B2 JP H0155205B2 JP 59192991 A JP59192991 A JP 59192991A JP 19299184 A JP19299184 A JP 19299184A JP H0155205 B2 JPH0155205 B2 JP H0155205B2
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JP
Japan
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fluorine
mica
glass
temperature
atmosphere
Prior art date
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Expired
Application number
JP59192991A
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English (en)
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JPS6172654A (ja
Inventor
Kazuo Yamana
Yukio Nanayama
Masanori Myamoto
Hisashi Nakayama
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ISHIKAWAKEN
Original Assignee
ISHIKAWAKEN
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Publication date
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Publication of JPH0155205B2 publication Critical patent/JPH0155205B2/ja
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は機械加工が可能であつて、機械部品や
電気機器の材料に適したフツ素雲母ガラスセラミ
ツクスの製造法に関する。 従来の技術 一般に雲母といえば天然雲母をさす。合成雲母
はこの天然雲母の(OH)-イオンをF-イオンで置
換したもので、フツ素雲母とも呼ばれる。これは
天然雲母に比較して耐熱性が高く、この溶融点は
約1360℃で、安全使用温度は1100℃にも達する。
(後藤他:フアインセラミツクス、1(1980)200)
従来のフツ素雲母ガラスセラミツクスの製造法は
フツ素雲母を微粉末にしてガラスやリン酸化合物
と混合し、それを焼結してガラス結合フツ素雲母
微結晶集合体をつくる焼結法があげられる。これ
にはマイカレツクスの製造法(平野武:特公報昭
45−21381)があり、また、最近では、フツ素含
有耐火粉末中で埋め焼きを特徴とするフツ素雲母
セラミツクス焼結体の製造法(高見昭雄:公開報
昭55−136171)がある。しかし、これらの焼結法
の場合、微粒子雲母を必要とすることや、この雲
母粉末をプレス成形するため、成形品に異方性が
でたりあるいは大型成形品の場合、加圧設備や金
型に制約されるなど技術的課題が多い。 これに対し、原料を溶融し、ガラス化後、空気
中でフツ素雲母を析出させる結晶化法では、一度
均一な融液にするため、気密性の良いものを得
る。また、ガラスの結晶化条件を適当に整えるこ
とによつて構成雲母粒子の大きさをそろえること
ができるなど利点が多い。この発明には25〜60%
SiO2、15〜35%R2O3(R2O3:3〜15%B2O3及び
5〜25%Al2O3)、2〜20%R2O(0〜15%K2O、
0〜15%Na2O、0〜15%Rb2Oと2〜20%
Cs2O)、4〜25%MgO+0〜7%Li2O(MgO+
Li2O:6〜25%)、4〜20%Fからなるガラス物
体(G.H.Beall:特公報昭54−34775)がある。 この結晶化法の従来の製造法について述べる
と、原料は高価で高品位のものを用い、アルミ
ナ、仮焼マグネサイト、フツ化マグネシウム等の
単成分原料を混合し溶融する。このため、例えば
密封白金ルツボ内で6時間溶融する必要があつ
た。また、結晶化工程では空気中で核形成を750
〜850℃と、結晶成長を850〜1100℃で8〜10時間
の長時間加熱を行う必要があつた。これらの理由
から、従来の結晶化法で得た製品は価格が極めて
高くなるという難点があつた。 発明を解決しようとする問題点 上記の問題を解決するために、本発明は次のよ
うな手法を用いた。 すなわち、従来の原料に比較して安価でSiO2
Al2O3、K2Oの複合成分からなる陶石を用い、混
合や溶融を容易にする。安全使用温度の1100℃を
こえる温度でフツ素雲母析出を可能にし、結晶化
時間を大幅に短縮する。以上の結果により、本発
明は安価で高品質のフツ素雲母ガラスセラミツク
スを製造することを目的とする。 問題点を解決しようとするための手段、作用 主原料の陶石に、フツ素化合物などを混合す
る。それを溶融し、成形・ガラス化してつくつた
ガラス成形物を、気化しやすいフツ素化合物と密
閉容器の中で1100〜1360℃で加熱する。このフツ
素あるいはフツ素化合物の雰囲気中でガラス成形
物にフツ素雲母を短時間に且つ均一に結晶化させ
る製造法を提供する。 ここで用いた陶石は微粉砕し、水ひにより選別
したもので、5μm以下が50%をこえる極めて細
かい粒子からなる。更に従来の単成分原料のアル
ミナ、シリカなどの高硬度あるいは高融点物質に
比較し、陶石はAl2O3、SiO2、K2Oの複合成分で
ある。これらのことから、自動乳鉢で1〜2時間
で他の原料と容易に混合でき、溶融は白金ルツボ
内で0.5〜1時間で均一になつた。 従来技術よりより高温の1100〜1360℃で核形成
及び結晶成長を空気中で試みると、フツ素雲母の
安全使用温度が1100℃であるため、フツ素がフツ
素雲母から徐々に揮発し、フツ素雲母が分解す
る。本発明では気化しやすいフツ素化合物をセラ
ミツク容器中に入れ、ガラス成形物と加熱した。
その加熱容器模式図を図面に示す。この結果、フ
ツ素あるいはフツ素化合物雰囲気が容器中にでき
た。この雰囲気中では、1100〜1360℃の温度でも
ガラス物体からのフツ素の揮発を防止でき、ガラ
ス成形物の表層部及び内部ともに均一にフツ素雲
母析出を可能にし、析出したフツ素雲母の分解を
防止した。更に、従来の結晶化温度より高温であ
るため、ガラス物体中はフツ素雲母析出が容易と
なり、保持時間0〜2時間で十分フツ素雲母を析
出できた。 実施例 陶石は十分に粉砕後、水ひにより選別したもの
を原料とした。その化学組成及び粒度分布を表1
と2に示す。その陶石原料にシリカ、フツ化マグ
【表】
【表】 シウム、マグネシア、炭酸カリウム、ホウ酸を添
加した。その配合割合を表3に示す。 製品に気泡が残る場合には、0.25%のAs2O3
添加した。 この配合した原料はよく混合後、自動乳鉢で更
に1時間混合した。それ
【表】 を白金ルツボ内で1400℃の温度で1時間溶融し
た。それを炉外に引き出し、黒鉛ルツボを使用
し、成形・ガラス化した。その試料のX線回折パ
ターンを調べた結果、ガラスであることを確認し
た。このガラス成形物の熱膨張係数は8.2×10-6
1/℃(20〜600℃)と測定され、そのガラス転
移点はほぼ660℃付近にあつた。 アルミナ容器中にガラス成形物を入れ、フツ化
マグネシウムと共に加熱した。高温状態でこの試
料容器内でフツ化マグネシウムが揮発し、フツ素
あるいはフツ素化合物雰囲気となり、ガラス成形
物の表面に付着し、ガラス成形物からのフツ素の
揮発を阻止した。この方法により熱履歴を変えて
実験した。その結果化条件を表4に示す。
【表】 保持時間1時間で行うときの結果は、1180〜
1220℃で結晶化するのが良好であつた。この時、
保持時間を短くすることは温度を上昇させること
になり、保持時間を長くすることは温度を下げる
ことになることは当然推定される。この実験では
昇温スピードを90分で行つたが、あまり短いと雲
母析出前に温度上昇するため、ガラス物体に変形
を生じ黒鉛などの型を必要とした。 結晶化した製品のX線回折パターンを調べた。
その結果、十分にフツ素雲母が析出しているのが
わかつた。走査電子顕微鏡による破断面観察では
5〜10μmのフツ素雲母が観察され、その結晶方
向はランダムである。その試料の加工性は実用高
速旋盤を用い、乾式で試料の円筒外面を2次元旋
削した。超硬工具を使用し、切削速
【表】
【表】 度5〜100m/minで加工できた。 本発明によるものと従来法によるものとの性能
比較を表5に示す。 発明の効果 本発明はK2O、Al2O3、SiO2からなる陶石を主
原料とすることで、原料コストを極めて低減でき
た。更に、混合を簡素化し、溶融を従来の約1/6
の時間に短縮できた。また、ガラス物体中にフツ
素雲母を析出させる工程で、気化しやすいフツ素
化合物を密閉容器の中に入れ、加熱することで雰
囲気をつくり、ガラス成形物の成分バランスをく
ずさないことができた。この結果、1100℃をこえ
る温度でガラス物体中の内部のみならず表層部ま
で均一にフツ素雲母を析出させることを可能に
し、従来法より高温であるから、フツ素雲母析出
時間を約1/10に短縮できた。 以上この製造法により、経済的効果は極めて大
きく、製造価格が高いため止むを得ず他の素材を
利用していた分野にも広く利用できるようになつ
た。本発明によるものと従来のものとの比較では
曲げ強度や圧縮強度を約2割増加できた。
【図面の簡単な説明】
図面は気化しやすいフツ素化合物を入れ、フツ
素あるいはフツ素化合物雰囲気をつくり、ガラス
物体にフツ素雲母を析出させるためのセラミツク
容器模式図。 1……セラミツク容器ふた、2……セラミツク
容器、3……ガラス物体、4……黒鉛板、5……
フツ素化合物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 陶石を主原料とするフツ素含有混合物を溶融
    し、ガラス化してつくつた成形物と、気化しやす
    いフツ素化合物を1100〜1360℃の密閉容器の中で
    加熱し、この雰囲気中でガラス成形物にフツ素雲
    母を結晶化させることを特徴とするフツ素雲母ガ
    ラスセラミツクスの製造法。
JP59192991A 1984-09-14 1984-09-14 フツ素雲母ガラスセラミツクスの製造法 Granted JPS6172654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59192991A JPS6172654A (ja) 1984-09-14 1984-09-14 フツ素雲母ガラスセラミツクスの製造法

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JP59192991A JPS6172654A (ja) 1984-09-14 1984-09-14 フツ素雲母ガラスセラミツクスの製造法

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Publication Number Publication Date
JPS6172654A JPS6172654A (ja) 1986-04-14
JPH0155205B2 true JPH0155205B2 (ja) 1989-11-22

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ID=16300405

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JP59192991A Granted JPS6172654A (ja) 1984-09-14 1984-09-14 フツ素雲母ガラスセラミツクスの製造法

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FR2603883B1 (fr) * 1986-09-12 1992-09-25 Photon Ceramics Kk Procede de production de vitro-ceramiques
KR100293831B1 (ko) * 1998-11-06 2001-11-05 강원호 글라스-세라믹스를이용한저온소결팩케이징기판의제조방법
US8277119B2 (en) 2006-12-19 2012-10-02 Vibrosystm, Inc. Fiber optic temperature sensor

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