JPH0154243B2

JPH0154243B2 -

Info

Publication number: JPH0154243B2
Application number: JP57014455A
Authority: JP
Inventors: Haruyoshi Uchimura; Hisashi Yamamoto
Original assignee: Shibuya Kogyo Co Ltd
Current assignee: Shibuya Corp
Priority date: 1982-02-01
Filing date: 1982-02-01
Publication date: 1989-11-17
Also published as: JPS58135020A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は容器排出装置に関し、例えばアンスク
ランブラーにおいて連続的に回転するスクリユー
に容器群を間欠的に投入して、これら容器を搬送
排出させる容器排出装置に関するものである。

従来、アンスクランブラー等において、容器を
排出する装置として、コンベア上に設けられて連
続的に回転するデイスチヤージスクリユーの各ポ
ケツトに複数の容器群を間欠的に落下させ、この
スクリユーの回転によつて容器を排出するものが
知られている。このような排出装置においては、
容器を自重により落下させるようにしているので
容器の落下時間が一定であるのに対し、排出能力
を高めるためにスクリユーの回転速度を上げる
と、排出されつつある容器群の最後尾が次に落下
される容器群の下方に位置している間に次の容器
群を落下させなければならず、容器同士の干渉が
生じるため、スクリユーの回転を上げることがで
きず、装置の排出能力が限定されるという欠点が
あつた。本発明は以上のような欠点を除くために
なされたもので、容器を各一個宛受入れる複数の
容器受入れ部を有し、これら各容器受入れ部に同
時に投下受入れた容器群を一群として搬送排出す
る容器搬送機構と、この搬送機構を駆動する原動
機と、上記搬送機構の複数の容器受入れ部に搬送
機構の搬送速度に同期し上記一群の容器の排出終
了時点で新たな容器群を逐次投入する容器投入機
構とを備えた容器排出装置において、上記原動機
を制御してその回転数を増減させる変速機構を設
け、上記投入機構から容器受入れ部に容器群を投
入する瞬間だけ上記容器搬送機構を減速させるこ
とにより、容器搬送機構の通常の運転速度を高速
にして、容器投入時のみ減速させて容器を円滑に
投入させ、全体として高速で容器排出装置を提供
することを目的とする。

以下図示実施例について本発明を説明すると、
第１図において、１は多数の容器Ａを収納するホ
ツパ、２はこのホツパの下部に傾斜させて配設し
た容器移送機構は上下端に回転自材に軸支した軸
３，４と、それぞれの軸に取付けた複数のプーリ
５，６と、各プーリ５，６間に掛け渡したベルト
７にそれぞれ所定間隔毎に取付けられた容器押し
部材８とを備えている。また、第３図に明瞭に示
されているように、上記各ベルト７の両側にはそ
れぞれ容器Ａ外面両側を案内するガイド９を配設
し、各一対のガイド９の上面はホツパ１内に多数
収納された容器を各組のガイド９の間に案内でき
るように内側に傾斜させた傾斜面としている。

また、第１図に示すように、ホツパ１の上方部
には容器移送機構２の上面に臨ませて羽根車１０
を配設し、この容器移送機構２によつて移送され
る容器Ａに積み重なつて移送されようとする容器
を上記羽根車１０の回転によりホツパ１内に叩き
落とせるようにしている。一方、この羽根車１０
の干流側には、第１，３図から理解されるよう
に、２本の回転軸１１，１２を配設し、各回転軸
には上記一組のガイド９と他の組のガイド９との
間からホツパ１内に交互に出没するように略楕円
状のカム板１３を取付けている。したがつてホツ
パ１内に収納された容器Ａは、ガイド９の傾斜面
によつて各組のガイド間に自重により落下し、容
器押し部材８によりガイド９に沿つて上方に移送
される。このとき、容器Ａがガイド９を横切つて
ガイド上に乗り上げ、或いはガイド間にアーチ状
に容器が積み重なつてそのガイド内に容器が落下
しないような事態が発生しても、ホツパ１内に出
没する上記カム板１３によつて容器が移送され或
いはそのアーチ状の容器の積み重なりが崩される
ため、容器Ａは確実にガイド間に落下する。そし
て、ガイド間に落下した容器Ａ上に積み重なつて
その容器とともに移送される容器は、上記羽根車
１０によつてホツパ１内に叩き落されるので、結
局、ホツパ１内に収納された容器は、上記容器移
送機構２により複数列で順次１つづつ移送される
ことになる。

然して、第１図に示すように、上記容器移送機
構２の上方末端部にはこの容器移送機構２によつ
て移送されてきた容器Ａを垂直方向から僅かに傾
むいた斜め下方に落下案内するシユート１４を連
設している。このシユート１４の下部には、第２
図に示すように、シユート１７に出没してシユー
ト１４に出没してシユータ内を落下する容器の停
止並びに停止の解放を行なうストツパ１５と、こ
のストツパ１５による停止の解放時に、解放され
た容器に後続する容器を停止状態に保持する容器
押え部材１６とを設けている。上記ストツパ１５
と容器押え部分１６とは、ロータリーソレノイド
１７により瞬間的に所定角度往復回動される軸１
８に固定されている。したがつて、第２図に示す
ように、ストツパ１５がシユート１４内に突出し
て容器Ａの落下を阻止している状態からロータリ
ーソレノイド１７が附勢されて軸１８が瞬間的に
所定角度回転すると、、そのストツパ１５に接触
して落下が阻止されていた容器まストツパの解放
により下方に落下し、同時に、その落下した容器
に後続する容器は、容器押え部材１６によつてシ
ユート内面に押圧され、落下が阻止される。そし
て次に、上記ロータリーソレノイド１７によりス
トツパ１５、容器押え部材１６が元の状態に復帰
されると、容器押え部材１６によつて落下が阻止
されていた容器はシユート１４内を落下し、スト
ツパ１５によつてその落下が停止される。このと
き、容器押え部材１６によつて押圧保持されるべ
き容器が存在せず、かつ容器押え部材１６がシユ
ート１４内に突出している状態で容器が落下して
きたときは、この容器は容器押え部材１６に当接
して落下が停止され、次にストツパ１５によつて
落下が阻止されることになる。

なお、シユート１４の上部には容器Ａの通過に
よつて作動されるリミツトスイツチ１９を設け、
シユート１４内に容器が滞留して継続的にリミツ
トスイツチ１９を作動させた際には、上記容器移
送機構２を停止させることができるようにしてい
る。

上記シユート１４内を落下してくる容器は、正
立状態のものと倒立状態のものとが混在している
ので、そのシユートの下方には倒立状態の容器を
反転させて全ての容器を正立状態に揃えるため
に、容器整列装置２０を設けている。この容器整
列装置２０は、シユート１４内を落下してくる容
器Ａを受け止める棒状の支持部材２１と、この支
持部材２１で受け止められた容器をシユート１４
の上側側面に形成した開口部１４ａを介して横方
向に押し出す容器押出し部材２２とを備えてい
る。上記支持部材２１とシユート１４の下側面を
延長して形成した支持面１４ｂとの間隔は、容器
Ａの首部ａの通過を許容して容器の肩部ｂに当接
するような間隔に設定することにより、その首部
ａのみを収納可能な凹陥部２１ａを形成してい
る。したがつて容器Ａがシユート１４内を倒立状
態で落下してきたときには、その容器の肩部ｂが
支持部材２１に当接することによつて停止され、
一方、容器が正立状態で落下してきたときには、
その容器の底面が支持部材２１に当接することに
よつて停止されることとなる。また、上記開口部
１４ａの上下の間隔は、容器Ａの胴部Ｃの長さよ
り僅かに大きくなるように設定している。上記容
器押出し部材２２は回転軸２３に取付け、この回
転軸２３の往復回転により上記容器Ａの胴部Ｃを
横方向に押出せるようにしている。

したがつて、容器Ａが倒立した状態で支持部材
２１によつて受け止められ、容器Ａの首部ａが凹
陥部２１ａ内に収納された場合には、容器押出し
部材２２がその容器Ａを横方向に押出すと、容器
はその首部ａと肩部ｂとの段部を支持する支持部
材２１を中心として回動され、この支持部材２１
から斜め下方に向けて配設した排出シユート２４
に底面を進行方向に向けて、すなわち正立状態に
反転されて落下される。一方、容器Ａが正立した
状態で支持部材２１によつて受け止められた場合
には、容器Ａは最初は容器押出し部材２２によつ
て横方向に移動され、容器Ａの首部ａが開口部１
４ａを形成する上縁の支持部材２５に当接すると
容器Ａはその支持部材２５を中心として回転さ
れ、底面が上記支持部材２１から離脱すると容器
はその底面を進行方向に向けて、すなわち反転さ
れることなく正立状態のまま上記排出シユート２
４に落下される。

上記排出シユート２４はその途中から鉛直下方
に向けて湾曲させて本発明に係る容器排出装置Ｂ
上に臨ませている。この容器排出装置Ｂは以下の
如く構成されている。すなわち、排出シユート２
４は下方に配設された支持壁２６とスクリユー２
７との間隙上に臨んで開口し、又、この排出シユ
ート２４の途中２箇所にはストツパ２８，２９を
設け、各ストツパは前記ストツパ１５と同様にロ
ータリーソレノイド３０，３１によつて往復回動
される軸３２，３３に取付けている。これらのス
トツパ２８，２９は、それぞれが上記スクリユー
２７の回転に同期して作動されて、順次容器を落
下させて、スクリユー２７へと落とし込めるよう
になつている。さらに、スクリユー２７と支持壁
２６との中間下方位置にはコンベア３４を配設
し、スクリユー２７と支持壁２６との間隙に落し
込まれた複数列の容器をその横方向に一列の状態
で移送できるようにしている。

尚、上記各ストツパ１５，２８，２９を回動さ
せるロータリーソレノイド１７，３０，３１はエ
アシリンダー等従来周知の機構を用いても良いこ
とはいうまでもない。

その結果、上記容器整列装置２０によつて正立
状態に揃えられて排出シユート２４内に落下され
た容器Ａは、自重により順次ストツパ２８，２９
に移動された後、スクリユー２７と支持壁２６と
の間隙に落し込まれてコンベア３４上に載置され
る。そして、コンベア３４上に載置された容器は
このコンベア３４および上記スクリユー２７によ
つて横方向に移動され、正立一列の状態となつて
外部へ排出される。

以上のように構成された容器排出装置Ｂの特徴
とするところは、上記ストツパ２９から容器を投
入する瞬間だけ、スクリユー２７とコンベア３４
とから成る容器搬送機構Ｃを減速させるようにし
たものである。

この容器搬送機構Ｃの速度を増減させる変速機
構Ｄについて説明する。第４図は容器排出装置Ｂ
の駆動機構の連動関係を展開して示す図であり、
原動機３５の回転は駆動軸３６、軸３７、歯車３
８，３９を介してスクリユー２７に伝達される。
一方、駆動軸３６の回転はカサ歯車４０，４１、
軸４２、軸４３を介してコンベア３４に伝達され
る。そして、スクリユー２７とコンベア３４はそ
れぞれ第４図矢印方向に回転し又は移動して容器
を搬送排出する。

他方、軸３６の回転は減速機４４によつて減速
されて軸４５に伝達される。この軸４５には上記
ストツパ２９を解放して容器を落下させる入力ス
イツチ４６を作動するカム板４７及び上記原動機
３５の回転を制御して減少させるスイツチ４８を
作動させるカム板４９とが取付けられている。
尚、これらのカム板４７，４９を支持する軸４５
は上記減速機４４によつて、スクリユー２７の容
器受入れ部２７ａの数に応じて例えば容器受入れ
部２７ａが15であれば1/15に減速されるようにな
つている。

以上の駆動系を備えた容器排出装置の作動及び
投入搬送される容器の状態について第４図〜第６
図により説明する。第５図ａ〜ｄ及び第６図は前
回投入され排出されつつある容器群の最後尾の容
器Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３，Ｅ４と続いて投入される容
器群の先端に位置する容器Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ
４との位置関係を時間の経過に応じて示した図で
ある。先ず、前回回転するスクリユー２７内に投
入された容器群が搬送され、その容器群の最後尾
の容器Ｅの排出が完了する直前に、カム４７がス
イツチ４６を作動してストツパ２９を解放させ、
次の容器群の落下が開始する。この時、次の容器
群の先頭の容器Ｆ１は第５図ａ及び第６図から明
らかなように、前回の最後尾の容器Ｅ１の略直上
に位置している。投入される容器群は自重により
第５図ｂ〜ｄ及び第６図に示すように次第に落下
してスクリユー２７の各容器受入れ部２７ａ内に
投入される。一方、これら容器群がスクリユー２
７に接触する直前にこのスクリユー２７及びコン
ベア３４は、投入される容器が前回の最後尾の容
器Ｅ或はスクリユー２７の山部２７ｂに干渉する
ことなく円滑に落ち込むよう減速される。すなわ
ち、カム４９がスイツチ４８を作動すると、原動
機３５の回転数は減少され、この減少された回転
が駆動軸３６を介して、一方は軸３７、歯車３
８，３９、そしてスクリユー２７へ、他方はカサ
歯車４０，４１、軸４２、軸４３そしてコンベア
３４へと伝達されて、スクリユー２７及びコンベ
ア３４から成る容器搬送機構Ｃは減速される。こ
のように容器群の落下に同期させて容器搬送機構
Ｃを減速させるので、各容器受入れ部２７ａ内に
円滑に容器を投入することができる。

上記両カム板４７，４９は軸４５によつて常に
回転を続けるので、それぞれがスイツチ４６，４
８に接触した直後にはスイツチ４６，４８から離
れ、従つて、ストツパ２９は元の状態に復帰して
上方から供給される後続の容器群を持ち受け、
又、原動機は元の高速回転に戻つてスクリユー２
７及びコンベア３４は減速前の速度に加速され
る。このようにして容器搬送機構Ｃを通常は高速
運転をさせ、容器投入の瞬間だけ減速させること
とにより、円滑に容器群を受入れることができる
とともに、容器排出装置の排出能力を著しく高め
ることができる。

以上述べたように、本発明によれば、容器投入
時だけ容器搬送機構の速度を円滑に投入可能な速
度に減速させるので、容器排出装置の能力を著し
く高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る容器排出装置
を適用したアンスクランブラの前半部を示す概略
側面図、第２図はその後半部を示す概略側面図、
第３図は第１図の−線に沿う断面図、第４図
は駆動系統を展開して示す系統図、第５図ａ〜ｄ
及び第６図は投入される容器と前回投入された容
器との位置関係を示す軌跡図である。Ｃ：容器搬送機構、Ｄ：変速機構、２７ａ：容
器受入れ部、２９：容器投入機構（ストツパ）、
３５：原動機。

Claims

【特許請求の範囲】

１容器を各一個宛受入れる複数の容器受入れ部
を有し、これら各容器受入れ部に同時に投下受入
れた容器群を一群として搬送排出する容器搬送機
構と、この搬送機構の排出作動を常時連続的に運
転駆動させる原動機と、上記搬送機構の複数の容
器受入れ部に上記一群の容器の排出終了タイミン
グに応じて新たな容器群を逐次投入する容器投入
機構とを備えた容器排出装置において、上記投入
機構による投入作動タイミングを検知して上記原
動機の回転数を一時的に減速させ上記容器搬送機
構を容器投入時のみ減速運転させる変速機構を、
上記原動機の駆動系に配備したことを特徴とする
容器排出装置。