JPH0152779B2 - - Google Patents

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JPH0152779B2
JPH0152779B2 JP3335582A JP3335582A JPH0152779B2 JP H0152779 B2 JPH0152779 B2 JP H0152779B2 JP 3335582 A JP3335582 A JP 3335582A JP 3335582 A JP3335582 A JP 3335582A JP H0152779 B2 JPH0152779 B2 JP H0152779B2
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Hideho Wada
Hideo Takashima
Toshihiro Hirabayashi
Fumio Isobe
Koichiro Hotsuta
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/40Transformation of program code
    • G06F8/41Compilation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Advance Control (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Devices For Executing Special Programs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (A) 発明の技術分野 本発明は逐次命令処理方式、特に複数のパイプ
ライン演算部を備えたベクトル処理プロセツサに
対して、与えられたソースプログラムから目的プ
ログラムを生成して供給するコンパイラにおい
て、逐次処理が必須であり先行処理を行うと処理
論理が崩れてしまうようなプログラム処理に対し
て用いられるポスト命令、ウエイト命令を最適に
挿入して行う逐次命令処理方式に関する。
(B) 技術の背景と問題点 例えば、第1図aに示す如く、ベクトルAに属
するエレメントa1,a2,……と、ベクトルB
に属するエレメントb1,b2,……との各エレ
メント相互を加算して、エレメントc1,c2,
……をもつベクトルCを生成するような、ベクト
ル命令を実行するベクトル処理プロセツサが開発
されてきている。第1図(a)図示の場合、第i番目
のエレメント相互の加算を行うか否かをマスク.
エレメントm1,m2,……にて指示するように
されており、第1図bに一般化して示す如き処理
が行われる。
上記の如き処理を行うベクトル処理プロセツサ
を有するデータ処理システムは、一実施例として
第2図図示の如きシステム構成をもつている。図
中の符号1は主記憶装置、2はメモリ制御装置、
3はベクトル処理プロセツサ、4はチヤネル・プ
ロセツサ、5は大記憶装置、6はスカラ処理回路
部、7はベクトル処理回路部、8−0,8−1,
……は夫々浮動小数点データ・レジスタ、9−
0,9−1,……は夫々複数個のデータ(エレメ
ント・データ)を格納し得るベクトル・レジス
タ、10−0,10−1,……は夫々複数個のマ
スク・データ(マスク・エレメント・データ)を
格納し得るマスク・レジスタ、11はベクトル長
レジスタであつて各ベクトル・レジスタに格納さ
れるエレメントの個数情報がセツトされるもの、
12−0,12−1,……は夫々メモリ・アクセ
スパイプライン、13は加減算処理パイプライ
ン、14は乗算処理パイプライン、14′は除算
処理パイプライン、15はポスト・ウエイト処理
部、16はマスク処理パイプラインを表してい
る。
上記の如きベクトル処理プロセツサが処理を実
行するに当たつて、当該プロセツサが実行するに
適した形に、与えられたソース・プログラムをコ
ンパイルし、目的プログラムを生成することが行
われる。
当該コンパイルを行うコンパイラの構成は、第
3図を参照して後述されるが、当該コンパイラの
最終段階における目的プログラム出力部におい
て、個々の命令について前の命令との依存関係の
有無を調べ、依存関係にない命令の実行をパイプ
ライン演算部の空き期間に割り付けて、ベクトル
処理プロセツサが実際に処理を実行しても、プロ
グラム作成者の意図する命令実行順序の逐次処理
が保障されねばならない。
即ち、複数のパイプライン演算部を備え、先行
する命令の処理が終了するのを待たずに次の命令
の処理を順次該演算部に投入し、実質的に複数命
令の並列処理を行うことで処理速度を向上するこ
とがベクトル処理プロセツサで行われている。こ
の場合、プログラム作成者がその作成した各命令
は1つの命令が終了してから次の命令の処理を開
始することを大前堤としてプログラムを組んでい
るにも拘わらず、プログラマの意図に反して実際
には前の命令が終了する前に次の命令が実行され
ることになり、不都合が生じてしまう。
例えば、A+Bの結果をCとし、該Cをさらに
例えばDに加算し、その結果をAとすることを考
える。C=A×B、A=D+Cの2命令が必要で
あり、この時C=A×Bが終了してからD+Cが
実行される分には何の問題も無い。しかし、ベク
トル処理プロセツサでは上記2命令が並列処理さ
れ、A×Bの結果がCへ格納されるより前にD+
Cが開始されてしまうと、Cについては更新され
ていない古い値を用いて加算を行なつてしまい、
正しい演算結果を得ることはできない。
この様に、データに依存関係が有る場合には前
の命令の終了を待たずに命令処理を開始してしま
うと、誤りを正じてしまうのでパイプライン処理
はできないが、依存関係が無い場合には該誤り生
じず、パイプライン処理を行うことができる。
従つて、上記問題点を解決するためには、ポス
ト命令/ウエイト命令を採用することがなされて
いる。(特願昭54−170802号参照)これら命令の
制御方式は、ウエイト命令が現れた時、そのウエ
イト命令の以前で一番近くに在るポスト命令以前
の命令が全て終了するまで、該ウエイト命令以降
の命令処理を保留するものである。
つまり、上記の例では、C=A×Bという命令
の後にポスト命令を挿入し、A=D+Cという命
令の前にウエイト命令を挿入すれば、速度や効率
を考えなければ原理的には良いことになる。
しかし、単に上記の例の如くデータ依存関係だ
けに着目してポスト/ウエイト命令を逐次命令群
の中に挿入すると、処理は正確になるも、非常に
冗長となり、記憶容量を極端に多く必要とするの
みならず、実際の目的とする処理には直接関係の
ないポスト/ウエイト命令のフエツチに時間を費
してしまい、実行時間が長くなつてしまうという
欠点を有してしまう。
(C) 発明の目的と構成 本発明の目的は、逐次命令群を複数のパイプラ
イン演算部を用いて処理する場合の逐次処理の保
障を、ポスト/ウエイト命令の最少限の挿入で済
むようにし、ベクトル処理プロセツサに効率良い
処理を行わせることである。
この目的は、逐次命令群に対し少なくともウエ
イト命令とポスト命令であつて、該ウエイト命令
が検出されたら、該検出時点以前に存在するポス
ト命令までの逐次命令がすべて上記パイプライン
演算部にて終了するまでウエイト命令以降の命令
処理を保留する機構を備えるとともに、逐次命令
群を順次実行した場合途中からの処理分岐による
飛び出しがなく、且つ分岐命令が有るとすれば最
後に集まつて存在するように区切りブロツク化
し、データ依存関係に基き、最適になるよう上記
ポスト命令とウエイト命令とを該ブロツク内の所
定命令間に挿入し、更にブロツク間において不用
のポスト命令またはウエイト命令を削除する如く
して該逐次命令群が処理されることによつて達成
される。次に図面を用いて更に詳細に本発明を説
明する。
(D) 発明の実施例 第3図は、本発明に用いるコンパイラの一実施
例構成、第4図はソース・プログラムを中間コー
ドに移してゆく態様を示す図、第5図はソース・
プログラムをベクトル化してゆく態様を示す図、
第6図と第7図は命令の逐次処理を保障するため
にポスト命令とウエイト命令を単に挿入したこと
による無駄を説明し、本発明の基本的考え方を説
明するための図、第8図乃至第15図は、本発明
の一実施例である。
第3図において、17は大記憶装置に格納され
ているソース・プログラム、18はコンパイラ、
19はコンパイルされて大記憶装置上に格納され
る目的プログラム、20はソース解釈部、21は
記憶域割付部、22はベクトル化部、23は中間
コード最適化部、24はレジスタ使用決定部、2
5は逐次処理保障部、26は目的プログラム出力
部を夫々示している。
コンパイラ18は大記憶装置からソース・プロ
グラム17を取り込んで、所望の目的プログラム
19を生成する。この時、図示の各部は次のよう
な処理を行う。即ち、ソース解釈部20は、ソー
ス・プログラム17を大記憶装置から取込み、文
解釈を行つて中間コード(テキスト)に展開す
る。例えば、ソース・プログラム17が第4図ま
たは第5図の各佐側の如き場合、図示右側の如く
中間コードに展開する。記憶域割付部21は、プ
ログラム内に出現する各種データに対応して記憶
域内番地を割り当てる。ベクトル化処理部22
は、プログラム中のループ構造を検出し、並列処
理可能部分を認識し、中間コード変換を行う。中
間コード最適化部23は、中間コードのレベル
で、第2図図示の如きベクトル処理プロセツサを
有効に利用するための最適化を施す。レジスタ使
用決定部24は、中間コードに現れたデータに対
して、ベクトル処理プロセツサ上の資源(レジス
タまたは記憶域)を割り当てる。逐次処理保障部
25は、該段階で定められている逐次処理が複数
のパイプライン演算部で処理されても、その逐次
性がプログラム作成者の意図したものを損なわな
い様にポスト命令/ウエイト命令を挿入しる処理
をする。そして、目的プログラム出力部25は機
械語命令群を大記憶装置へ出力し且つ命令語レベ
ルでの最適化を行う。
ベクトル処理プロセツサを稼働させるためのコ
ンパイラ18は、第3図図示の如き構成をしてお
り、ソース・プログラムから目的プログラムを生
成してゆく。
この様な場合で今仮に中間コード最適化部23
の処理結果で一連の逐次命令群が与られ、その逐
次命令群を中に分岐命令を含まず、分岐命令は一
番最後にかたまつて存在するように区切りブロツ
ク化の処理をし、第6図図示の如きブロツク27
を得たとする。(尚、図では理解を容易にするた
めに命令の表現は中間コード命令表現を避け、一
般的命令表現としている。) ブロツク27には実際には多くの命令が存在し
ているが、例として〜の命令を参照してい
る。ではBとCとを参照し、それらの積を配列
A(1)と定義し(A(1)に格納)、では配列A(1)を
参照してZと定義し、では配列A(1)を参照して
Yと定義し、そしてではYを参照しその二乗積
と、Zを参照しその値とを加算して配列A(2)と定
義することを示している。
においては配列A(1)を参照しており、Zを定
義するためにはの命令処理が終了していること
が必要である。この時とには「データ依存関
係がある」ことになる。この逐次性を複数パイプ
ライン演算部を有するベクトル処理プロセツサで
保障するためには、の命令の後にポスト命令
(POST)、の命令の前にウエイト命令
(WAIT)を挿入すればよい。同様に、の命令
との命令の間にもデータ依存関係がある故に、
の命令の前にウエイト命令、の命令の後にポ
スト命令を挿入することが必要である。ただし、
の命令の後には、既にポスト命令が挿入されて
いるが故に重複して挿入する必要は無い。さらに
同様に、の命令はとの両命令にデータ依存
関係があり、従つての命令の後にポスト命令、
の命令の後にポスト命令、およびの命令の前
にウエイト命令が挿入される。
即ち、P2乃至P4、W2乃至W4の命令挿入
が行われれたブロツク27でも、データ依存間係
の無い命令については、ベクトル処理プロセツサ
では並列処理されるので、処理速度は向上し、か
つブロツク27の命令逐次性は保障されることと
なる。
しかし、ブロツク27には一番最後に分岐命令
(逐次性を乱す命令)がかたまつて存在し、逆に
言えば、それ以外には逐次はくずれていない。つ
まり、ウエイト命令W3はの命令が終了してい
ることを保障させるために挿入されているが、
の命令の後方に位置するウエイト命令W3が実行
されるということは、実はウエイト命令W2によ
りの命令が終了したことを条件に実行される
の命令実行より後にの命令が実行されるという
ことであり、当然の命令は終了している。即ち
ウエイト命令W3は実際には必要ない。同様に、
ポスト命令P3はの命令がの命令が開始され
る時点で終了していることのために挿入されてい
るが、ポスト命令P4が挿入されているため、
の命令が終了するまではどつちみちの命令を実
行することはできない。ポスト命令P4の条件が
満足されたということは、逐次処理すべく並べら
れたの命令までのすべての命令が終了したこと
とを意味し、当然の命令も終了していることに
なる。即ち、ポスト命令P3も実際には必要な
い。つまり、ポスト命令P3とウエイト命令W3
は冗長な命令挿入であるということになる。実際
に意味の無い命令であつても、電算機では命令の
読出し、実行というサイクルは逃れ得ず、それだ
け処理時間も冗長となる。勿論、処理命令のステ
ツプ数増加による記憶領域の無駄使いということ
にもなる。本発明では、該冗長をなくし、ブロツ
ク内においても最少の命令挿入で逐次処理を保障
させるようにしている。
第7a図と第7b図はブロツク間で見た場合に
冗長な命令挿入を説明する図である。図において
28〜30と32はポスト命令を最後に挿入され
ているブロツク、31と33〜35は初めにウエ
イト命令を挿入されているブロツクである。まず
第7a図では、ブロツク28の次にブロツク29
またはブロツク30が実行され、その次にブロツ
ク31が実行されることを示している。このと
き、ブロツク31の初めにウエイト命令があり、
ブロツク29/30のいずれに引き継いで実行さ
れようとも、該両ブロツクにはポスト命令があ
り、そのブロツクが終了してからでないとブロツ
ク31は実行されない。該ブロツク29/30が
終了するということは、ブロツク28は当然終了
していることを意味し、ブロツク28のポスト命
令は冗長であることになる。
同様に、ブロツク35の初めにウエイト命令が
あり、これはブロツク32のポスト命令が条件と
なつている。つまり、ブロツク32のポスト命令
迄の命令がすべて終了して初めてブロツク35の
ウエイト命令処理が可能となることを意味してい
るが、ブロツク33/34にもウエイト命令があ
り、いずれのブロツクが実行されてもブロツク3
2のポスト命令が条件となつており、32/33
のいずれブロツクにせよ実行され、ブロツク35
に実行が移つてきたことは、ブロツク32のポス
ト命令の条件が成立したことを意未している。つ
まり、ブロツク35のウエイト命令も冗長である
ことになる。
本願発明は、このような冗長な命令挿入を行わ
ないようにして逐次命令処理を行わせたものであ
る。
第8図に示す通り、本願発明では、まず逐次命
令のブロツク化を行い、該ブロツク内についてポ
スト命令、ウエイト命令の最適挿入を行い、次
に、ブロツク間のポスト命令、ウエイト命令の最
適挿入を行うものである。中間コード最適化部2
3を経ると、ブロツク化とデータ依存関係は既に
処理され、テーブルで保持されている。(詳細説
明は省く)第10図に示される如く、一つのブロ
ツクについて以下の如き処理がなされる。
(1) 第11図の通り、命令ごとに順序番号を付け
る。
(2) データ依存関係テーブルを参照することによ
り、各命令毎にその依存する他の命令を順序番
号で認識する。今i番目の命令をTi、j番目
の命令をTjと定義し、命令Tiと命令Tjとがデ
ータ依存関係にあるとし、在るブロツクと、命
令Tiと命令Tjとの間のデータ依存関係は、4
つのタイプに分類される。
第1のタイプが命例Tiと命令Tjとの両命令
が同一ブロツクにあるもの。Dij(1≦i≦n、
1≦j≦n、但しnは該ブロツクにおける命令
に付した順序番号の最大値)で表現するものと
する。第2のタイプが、命令Tiは先行するブ
ロツク内にあり、当該ブロツクには命令Tjが
存在するもの。Dij(1≦j≦n、i=−∞)で
表現するものとする。
第3のタイプが、命令Tiは当該ブロツクに
存在するが、命令Tjは後続ブロツク内にある
もの。Dij(1≦i≦n、j=∞)で表現するも
のとする。
第4のタイプが、1つのブロツクには命令
Tiも命令Tjも属していないもの。
(3) 1〜3のタイプにつき各Dijつきその命令Ti
と命令Tjとの距離(j−i)を求める。
(4) 該距離の順にDijを昇順にソートする。
(5) 無効になつているDijはスキツプし、一番距
離の短いDijから順に以下の処理を施す。
(5‐1) Dijを取り出し、逐次化すべきものか否
かをチエツクし、逐次かすべきものである時
は、命令Tiの後にポスト命令、命令Tjの前
にウエイト命令を挿入する。尚、命令Tiま
たは命令Tjがブロツク外(i=−∞、また
はj=∞)であれば、ポスト命令/ウエイト
命令は挿入しない。
(5‐2) 全Dijをチエツクし、ポスト命令とウエ
イト命令の両方を含む該包含するDijをすべ
て無効化する。
(5‐3) 全Dijにつき上記(5−1)の処理を終
了するまで次に距離の短いDijにつき(5−
1)へもどる。
(6) 残るDijにつき交差関係にあるものをチエツ
クする。これはiとjの値を比較すれば容易に
得られる。第16図に示す如く、この段階で
は、データ依存関係にありその依存する命令の
いち関係が互いに交差していると、その命令ま
たは前にはポスト命令が挿入されている。第1
6図において、Ti1〜Ti3とTj1〜Tj3とは
夫々データ依存関係にある命令であり、ポスト
命令P5〜P7、ウエイト命令W5〜W7が挿
入されている。第16図から明らかな如く、命
令Tjiを実行するにはその該命令Tjiに最も近い
ポスト命令であるポスト命令P7までのすべて
の命令が終了していなければならず、つまり、
ポスト命令P5/P6は不用である。同様に命
令Tj1が実行されていれば、ポスト命令P7
までの命令はすべて終了しており、命令Tj2
と命令Tj3の実行のためにはウエイト命令W
6/W7は不用である。
この交差関係にあるデータ依存関係の処理を
終るとつぎにブロツク間の最適化処理に入る。
(7) 各ブロツクにつき以下の(a)乃至(e)の5タイプ
に分類する。
(a) ブロツクに含まれるポスト命令/ウエイト
命令で先頭のものがウエイト命令で最後のも
のがウエイト命令であるブロツク。(Busy
on entry) (b) ブロツクに含まれるポスト命令/ウエイト
命令で最後のものがポスト命令で先頭のもの
がポスト命令であるブロツク。(Busy on
exit) (c) ブロツクに含まれるポスト命令/ウエイト
命令で先頭のものがウエイト命令で最後のも
のがポスト命令であるブロツク。(Busy on
entry&exit) (d) ブロツクにポスト命令/ウエイト命令が含
まれない。(Empty) (e) ブロツクにポスト命令/ウエイト命令が含
まれ、先頭のものがポスト命令、最後のもの
がウエイト命令であるブロツク。(Not busy
on entry&exit) (8) 第12図に示す如く、(a)に属するブロツクを
1つ取り出し、取り出せたら(Busy on entry
のブロツクが残つていたら)そのブロツクの前
のブロツクであるIP(Immediate
Predecessor)に対して処理を行なう。第13
図に示される通り、IPが上記(d)のタイプであ
れば、該IPが(a)に属するものにタイプを変更
し、(a)に属するブロツクとする。
もし該IPが(b)に属するブロツクであれば、
該IPの中にあるポスト命令がウエイト命令と
対応したことを該ポスト命令に関してマークす
る。
もし該IPがそれ以外であれば、第12図に
示す様に次の(a)に属するブロツクを取出してく
る。
(a)に属する全ブロツクにつき上記処理が終了
すると、全ブロツクにつき該ブロツクのタイプ
に関与したポスト/ウエイト命令を対象として
上記マークの無いポスト命令を削除する。
(9) 次に第14図に示す如く、(b)に属するブロツ
クを1つ取り出し、取り出せたら(Busy on
exitのブロツクが残つていたら)そのブロツク
の後のブロツクであるIS(Immedite
Successor)に対して処理を行なう。第15図
に示される通り、ISが上記(d)のタイプであれ
ば、該ISが(b)に属するものにタイプを変更し、
(b)に属するブロツクとする。
もし該ISが(a)に属するブロツクであれば、該
ISの中にあるウエイト命令がポスト命令と対応
したことを該ウエイト命令に関してマークす
る。
もし該ISがそれ以外であれば、第15図に示
す様に次の(b)に属するブロツクを取出してく
る。
(b)に属する全ブロツクにつき上記処理が終了
すると、全ブロツクにつき該ブロツクのタイプ
に関与したポスト/ウエイト命令を対象として
上記マークの無いウエイト命令を削除する。
上記ブロツク間の処理については、例えば第7
図aでは以下の通りとなる。
ブロツク31は(a)のタイプで、Busy on entry
のブロツクである。したがつて、IPがチエツク
され、ブロツク29とブロツク30にあるポスト
命令についてはマークが付される。しかし、ブロ
ツク28のポスト命令については、マークされ
ず、したがつて、上記(8)の処理の段階でブロツク
28のポスト命令は削除される。
同様に、第7図bでも、上記(9)処理により、ブ
ロツク35のウエイト命令は削除される。よつ
て、本発明によれば、冗長なポスト命令/ウエイ
ト命令は削除され、結果として最適なポスト命
令/ウエイト命令の挿入が行われたことになる。
(E) 発明の効果 以上述べた如く、本発明によれば、複数の並列
処理演算部を用いたデータ処理装置において、デ
ータ処理の逐次性を保障し、且つ該演算部を効率
良く制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はベクトル命令に対応した処理を概念的
に説明する説明図、第2図は本発明に言うベクト
ル処理プロセツサを有する処理システムの一実施
例、第3図は本発明に用いるコンパイラの一実施
例構成、第4図はソース・プログラムを中間コー
ドに移してゆく態様を説明する説明図、第5図は
ソース・プログラムをベクトル化してゆく態様を
説明する説明図、第6図と第7図は本発明の実施
例を説明するための図、第8図乃至第15図は本
発明の実施例、第16図はデータの依存関係間の
交差関係を説明するための図である。 図において、1は主記憶装置、2はメモリ制御
装置、3はベクトル処理プロセツサ、4はチヤネ
ル・プロセツサ、5は大記憶装置、9はベクト
ル・レジスタ、10はマスク・レジスタ、11乃
至14と16は夫々パイプライン演算部、15は
ポスト命令/ウエイト命令処理部、17はソー
ス・プログラム、18はコンパイラ、19は目的
プログラム、27乃至35はブロツク、P2乃至
P7はポスト命令、W2乃至W7はウエイト命令
を表している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数のパイプライン演算部を備え、逐次命令
    群を処理する処理装置に対して、ソースプログラ
    ムから目的プログラムを作成するコンパイラにお
    いて、逐次命令群に対し少なくともウエイト命令
    とポスト命令であつて、該ウエイト命令が検出さ
    れたら、該検出時点以前に存在するポスト命令ま
    での逐次命令がすべて上記パイプライン演算部に
    て終了するまでウエイト命令以降の命令処理を保
    留する機構を備えるとともに、逐次命令群を順次
    実行した場合途中からの処理分岐による飛び出し
    がなく、且つ分岐命令が有るとすれば最後に集ま
    つて存在するように区切りブロツク化し、データ
    依存関係に基き、最適になるよう上記ポスト命令
    とウエイト命令とを該ブロツク内の所定命令間に
    挿入し、更にブロツク間において不要のポスト命
    令またはウエイト命令を削除する如くして該逐次
    命令群が処理されることを特徴とする逐次命令処
    理方式。
JP3335582A 1982-03-03 1982-03-03 逐次命令群処理方式 Granted JPS58151653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3335582A JPS58151653A (ja) 1982-03-03 1982-03-03 逐次命令群処理方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3335582A JPS58151653A (ja) 1982-03-03 1982-03-03 逐次命令群処理方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58151653A JPS58151653A (ja) 1983-09-08
JPH0152779B2 true JPH0152779B2 (ja) 1989-11-10

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ID=12384268

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3335582A Granted JPS58151653A (ja) 1982-03-03 1982-03-03 逐次命令群処理方式

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61100862A (ja) * 1984-10-12 1986-05-19 Fujitsu Ltd 命令の逐次化方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58151653A (ja) 1983-09-08

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