JPH0152663B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0152663B2
JPH0152663B2 JP58227136A JP22713683A JPH0152663B2 JP H0152663 B2 JPH0152663 B2 JP H0152663B2 JP 58227136 A JP58227136 A JP 58227136A JP 22713683 A JP22713683 A JP 22713683A JP H0152663 B2 JPH0152663 B2 JP H0152663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
static pressure
circuit
setting
control
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58227136A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60120132A (ja
Inventor
Akira Horikawa
Norio Kagimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP58227136A priority Critical patent/JPS60120132A/ja
Publication of JPS60120132A publication Critical patent/JPS60120132A/ja
Publication of JPH0152663B2 publication Critical patent/JPH0152663B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/70Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
    • F24F11/72Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the supply of treated air, e.g. its pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は空気調和装置、詳しくはフアン及び熱
交換器を備えた空気調和機にダクトを接続し、該
ダクトを介して複数室に空調空気を供給するごと
く成した空気調和装置に関する。 従来技術 一般に此種空気調和装置は、前記ダクト内の静
圧が空調空気の供給風量に対し必要以上に高くな
りすぎてフアンの動力に大きなロスが生じたり、
騒音が大きくなつたりするのを防止する目的で空
調空気の供給風量に合わせて前記フアンの能力を
制御することが従来から望まれていた。 この問題を解決する一つの手段として実開昭58
−51133号公報に記載され、第7図に示すように
空気調和機Aに内装する前記フアンBを回転させ
るモータCとして、ボールチエンジにより回転数
を高低速の2段階に切換可能にしたものを用いる
一方、前記空気調和機Aの供給風量を間接的に検
出すべく該空気調和機A内の吸込側に機内圧を検
出する検出器Dを設けると共に該検出器Dの検出
圧力で動作し、前記モータCのボールチエンジを
行う微差圧スイツチE(大気圧を基準とする)を
設け、斯くして前記機内圧の高低変化により前記
スイツチEを切換動作させて、供給風量が小風量
の時、前記フアンBを低速回転とするように成し
たものがすでに提案されている。 尚、第7図中Fは主ダクト、Gは分岐ダクト、
Hは端末ユニツトIの供給風量を調節するための
ダンパーである。 ところが、上記従来のものは単に供給風量を間
接的に検出してこの風量の大小により前記モータ
Cの回転数を2段階にステツプ制御するものであ
つて、前記ダクトF,G内の静圧そのものを直接
検知して、この静圧が供給風量に応じた必要(最
小)静圧に一致するように前記モータCの回転数
を制御するものでないから、全体にダクトF,G
内の静圧が前記必要(最小)静圧に対して大きく
なる方に大幅にずれるのであつて、具体的には、
供給風量が前記モータCが高速段又は低速段で回
転する各範囲内で小風量側に減少した場合は静圧
が必要(最小)静圧を大きく上回ることになるの
である。従つて、前記モータCの動力損失が大き
くなる問題、および騒音が大きくなる問題を根本
的に解決することはできなかつたのである。 発明の目的 本発明はかゝる実情に鑑みて成したもので、そ
の目的は、前記フアンのモータに周波数変換器を
接続して前記モータの回転数を連続的に可変と成
す一方、演算素子を用い、後記する着想に基づい
て前記周波数変換器の出力周波数信号又は該変換
器に入力する周波数設定信号を利用して供給風量
に対応する前記ダクト内の任意の位置における必
要(最小)静圧、即ち制御静圧を算出すると共
に、前記ダクト内の前記位置における静圧を直接
検出し、更に、この検出静圧と算出した前記制御
静圧との差圧を出し、この差圧に基づく信号を該
差圧が零になるように換言すると検出静圧を制御
静圧に一致させるように前記周波数設定信号にフ
イードバツクさせて、前記フアンのモータの回転
数を制御することにより、即ち、前記フアンのモ
ータの回転数を供給風量の変化に応じて、逐次前
記ダクト内の静圧が前記供給風量に応じた必要
(最小)静圧、即ち制御静圧にほゞ一致するよう
に制御することにより、前記フアンのモータの動
力損失、および騒音の問題を根本的に解決する点
にある。 しかして、前記ダクトの任意の位置における制
御静圧Psを算出するための考え方を、前記ダク
トの末端に静圧調整機構を備えたスロツトル型ユ
ニツトを設けた場合について説明する。 この場合、前記ユニツトが正常に動作するた
めの必要最小静圧P1(第4図点線イ)は供給風
量に関係なくほゞ一定であり、又、前記ダクト
内における前記制御静圧検出位置より出口側の
管路抵抗(第4図点線ロ)は供給風量Qの2乗
に比例(尚、リニアに近似してもよい)するも
のであるから、供給風量Qがわかれば、前記ユ
ニツトでの必要(最小)静圧P1とこの風量Q
における前記管路抵抗とを加算することによ
り、前記ダクト内の前記位置での必要(最小)
静圧即ち制御静圧Ps(第4図実線ハ)を簡単に
算出できるのである。 一方、前記フアンの回転数と供給風量Qとは
近似的に比例関係にあるから、前記フアンの回
転数、従つて該フアンのモータに接続する前記
周波数変換器に入力する周波数設定信号又は出
力する出力周波数信号から前記供給風量Qを近
似的に求めることができるのである。 この結果、前記周波数設定信号・出力周波数
信号から、で記載した供給風量Qと必要(最
小)静圧即ち制御静圧Psとの関係を利用して、
この制御静圧Psを近似的に算出できるのであ
る。 斯くして前記した如く周波数設定信号又は出力
周波数信号から、供給風量Qに対応した前記ダク
ト内の任意の位置における必要(最小)静圧、即
ち制御静圧Psが近似的に算出できるから、この
制御静圧Psと前記ダクトの前記位置における実
際の静圧Pdとを比較して、前記フアンのモータ
の回転数を制御することにより、前記ダクトの前
記位置における実際の静圧Pdを前記制御静圧Ps
に一致させることができるのである。 発明の構成 而して本発明は、フアン及び熱交換器を備えた
空気調和機にダクトを接続し、該ダクトを介して
複数室に空調空気を供給するごとくした空気調和
装置において、前記フアンのモータに周波数変換
器を接続して、前記モータの回転数を制御可能と
成す一方、前記ダクトの途中に該ダクト内の静圧
を検知する静圧検出部を設けると共に、最小制御
静圧を設定する第1設定回路と、前記モータの最
大回転時に対応する最大制御静圧を設定する第2
設定回路と、前記最小制御静圧と最大制御静圧と
の範囲内で、かつ、供給風量に対し、前記ダクト
において必要な制御静圧を演算する演算回路とを
備えた前記制御静圧の設定器と、前記静圧検出部
による検出静圧と、前記設定器で設定する制御静
圧とを比較し、前記検出静圧に一致する制御静圧
に対応する周波数設定信号を演算し、その設定信
号を前記周波数変換器に出力する演算回路と、こ
の演算回路から出力する周波数設定信号から供給
風量を検出し、その検出値を、前記設定器におけ
る制御静圧の演算回路に入力するフイードバツク
回路とを備えた制御器とを設け、前記モータを、
前記検出静圧に対応した供給風量が得られる回転
数に制御するごとくしたのである。 また、特許請求の範囲第2項に記載した本発明
の実施態様は、本発明に係る空気調和装置におい
て、第2設定回路は、モータの最大回転時に対応
する最大制御静圧を調節する可変抵抗を備えると
共に、設定器は、前記第2設定回路で設定する最
大制御静圧と、静圧検出部による検出静圧とを比
較し、比較信号を出力する比較回路を備え、前記
モータの最大回転時における前記比較信号を基に
前記第2設定回路で設定する最大制御静圧を前記
検出部による検出静圧に一致させ得る如くして、
前記設定器の最大制御静圧を設定できるように成
したのである。 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図に示すものは本発明の実施例に係る空気
調和装置で、モータ1により回転するフアン2及
び室内側の熱交換器3をもつ空気調和機4を設
け、この空気調和機4における空調空気の吹出口
5に複数の分岐ダクト61をもつ主ダクト6を接
続し、該各ダクト6,61を介して空調空気を複
数室7に供給する如く成している。 また、前記各分岐ダクト61の末端には各室7
に夫々供給する空調空気の風量を調節する端末ユ
ニツト8を接続している。この端末ユニツト8は
静圧調整機構をもつダンパー9を備えるスロツト
ル形のもので、該ユニツト8の入口側の静圧が前
記静圧調整機構が動作するための最小静圧P1
上であれば前記ダンパー9の開度を設定すること
により、供給風量を前記入口側の静圧に関係なく
前記ダンパー9の開度に応じた一定風量に制御で
きるように成している。 而して、以上の如く構成する空気調和装置にお
いて、第1,2図に模式的に示す如く第1に、前
記モータ1に周波数変換器10を接続して、前記
モータ1の回転数を連続的に増減制御できるよう
に成し、第2に、前記主ダクト6内における分岐
前の位置Z、即ち分岐ダクト61接続前の位置Z
に、前記主ダクト6内の静圧Pdを検出する静圧
検出部11を設け、第3に、後述する方法により
前記周波数変換器10に入力する周波数設定信号
Vを基に前記主ダクト6の前記検出部11に設置
位置Zにおける制御静圧Ps(必要最低静圧)を設
定する設定器12を設け、かつ、第4に、前記静
圧検出部11による検出静圧Pdと前記制御静圧
Psとを比較し、これら検出静圧Pdと制御静圧Ps
との差圧を基に、該差圧が零になるように、換言
すると前記主ダクト6内の前記位置Zにおける実
際の静圧Pdが前記制御静圧Psに一致するように
前記周波数変換器10に周波数設定信号Vを出力
する制御器13を設け、 斯くして前記モータ1の回転数を前記フアン2
による供給風量Qの変化に応じて前記主ダクト6
内の前記位置Zにおける静圧Pdが前記設定器1
2で設定する制御静圧Ps(必要静圧)に制御でき
るように成すのである。 尚、詳しくは後述するが、29は空気調和変換
置の運転中における前記フアン2の最小回転数を
設定すべく、前記周波数変換器10に入力する信
号電圧の下限を設定する下限リミツタ回路、30
は前記検出静圧を利用してフアン2の停止などの
回転異常を検出する回転異常検出器である。 次に、前記設定器12において、周波数変換器
10に入力される周波数設定信号Vを基に前記制
御静圧Psを設定する方法を説明する。 前記主ダクト6の前記検出部11を設けた位
置Zにおける制御静圧Psは前記端末ユニツト
8における前記必要静圧P1と前記ダクト6,
61における前記検出部11取付位置Zに対す
る出口側部分の管路抵抗との合計(必要最小静
圧)(第4図実線ハ)より大きくする必要があ
るが、この条件を満足させながら前記制御静圧
Psを第4図実線ニで示すように、供給風量Q
に対し直線的に変化させるように設定するので
ある。即ち供給風量Qが零の時制御静圧Psを
P1とし、又、前記風量Qが最大の時、即ち前
記モータ1の回転数が最大の時の前記ダクト
6,61における前記位置Zの出口側部分の管
路抵抗をP2とすると、この最大風量Q max
時の制御静圧PsをP3(=P1+P2)とし、更に、
前記供給風量Qに対し制御静圧Psがリニアに
変化するように成すのである。即ち、制御静圧
Psを、Ps=Q/Q max・P2+P1の関係に設定す るのである。 一方、前記した如く、前記供給風量Qはフア
ン2の回転数と比例関係にあるから、前記モー
タ1の回転数と比例関係にある前記周波数設定
信号V(または該変換器10から出力される出
力周波数f)と前記制御静圧Psとの間にも、
第5図に示す如く、Ps=V/V max・P2+P1の 関係が成り立ち、従つて、前記供給風量Qを直
接検出しなくとも前記周波数設定信号Vから制
御静圧Psを設定できるのである。尚、V
maxは最大風量Q maxに対応する最大周波
数設定信号である。 また、第6図は前記周波数設定信号Vと出力
周波数fとが比例関係にあることを示したもの
である。 次に、前記設定器12、制御器13等を構成す
る電子回路を第3図に基づいて説明する。 前記設定器12は、 前記静圧Psの初期条件、即ち、最小制御静
圧P1、最大制御静圧P3(尚P3=P1+P2)をそれ
ぞれ設定する第1、第2設定回路14,15 最大周波数設定信号V max(前記モータ1
の最大回転数)を設定する第3設定回路16 これら第1〜3設定回路14,15,16か
らの信号電圧と前記制御器13の周波数設定信
号Vとを入力して、前記制御静圧Psを算出す
べく、 V/V max・P2+P1(=Ps) の演算を行う演算回路17、および 前記第2設定回路15で設定すべき最大制御
静圧P3を検出するための初期値検出回路18 から成つている。 更に前記電子回路を詳述すると、前記第1設定
回路14は固定抵抗R6〜R10を電源に対し順次直
列に接続すると共に、前記最小制御静圧P1を調
節可能に設定する可変抵抗器R v1を前記抵抗
R8に対し並列に接続して構成している。 前記第2設定回路15も、第1設定回路14と
同様に固定抵抗R1〜R5を電源に対し順次直列に
接続すると共に、前記最大制御静圧P3を調節可
能に設定する可変抵抗R V2を前記抵抗R3に対
し並列に接続している。尚、C0はコンデンサー
である。 前記第3設定回路16は、固定抵抗R27と前記
最大周波数設定信号V maxを設定する可変抵
抗R V3および固定抵抗R28との直列回路から成
つている。 前記演算回路17は、前記最大制御静圧P3
ら最小制御静圧P1を減じて最大管路抵抗P2を算
出する減算回路19、前記周波数変換器10に入
力する前記周波数設定信号Vを前記演算回路17
にフイードバツクさせた前記周波数設定信号Vを
反転させる反転回路20、前記最大周波数設定信
号V max、前記周波数設定信号Vおよび前記
最大管路抵抗P2の信号から−V/V max・P2を算 出するための乗除算回路21、反転回路22、更
に該回路22から出力される前記乗除算回路21
の反転出力信号と前記最小制御静圧P1の信号を
加算して制御静圧(p=V/V max・P+P)を 算出する加算回路23から成つている。 尚、演算回路中に示されるA1〜A6は演算増幅
器、R11〜R34は固定抵抗、C1〜C7はコンデンサ
ー、D1はダイオード、FETは電界効果トランジ
スタである。 また、前記初期値検出回路18は、通常前記フ
アン2のモータ1の能力が、該モータ1を最大回
転とし、前記ダクト6,61から最大風量を供給
する時に前記ダクト6,61内の静圧が必要(最
小)静圧になるように設計されていることに着目
し、実際に前記モータ1を最大回転させて、この
時の前記第2設定回路15で設定した前記最大制
御静圧Pと前記検出静圧Pdとを直接比較し、こ
れら静圧のずれを表示するようにしたものであつ
て、その構成は、前記第2設定回路15で設定し
た最大制御静圧P3と前記静圧検出部11で検出
した検出静圧Pdとを比較し、比較信号即ち前記
最大制御静圧P3が前記検出静圧Pdより大きいと
きH信号を、逆の場合L信号を出力する比較回路
24と、該比較回路24から出力されるH又はL
信号によりオン、オフ動作するスイツチ回路2
5、および該スイツチ回路25のオン動作で発光
する、即ち前記最大制御静圧P3が前記検出静圧
Pdより大きい時に発光する発光ダイオードLED
から成つている。 尚、A10は演算増幅器、R35〜R41は固定抵抗、
C12〜C13はコンデンサー、T r1はNPN型トラ
ンジスタ、D1はダイオードである。 次に前記制御器13を説明する。 該制御器13は、前記設定器12から出力され
る制御静圧Psの信号と前記静圧検出部11から
出力される検出静圧Pdの信号とを入力し、これ
ら静圧Ps,Pdの差圧PS―Pdを出力するようにし
た演算回路を構成する減算回路26、また該減算
回路26の信号電圧を積分して−1/C9R4 5∫(Pd ―Ps)dtを算出するようにした演算回路を構成
する積分回路27および該回路27の信号電圧を
反転させる反転回路28と、該反転回路28の信
号電圧を前記設定器12における制御静圧の演算
回路17に入力するフイードバツク回路34とか
ら成り、前記検出静圧Pdと前記制御静圧Psとの
差圧を積分して、この積分した信号により前記検
出静圧Pdが前記制御静圧Psに一致するように前
記周波数変換器10に周波数設定信号Vを出力す
るようにし、更に、出力された前記周波数設定信
号Vから供給風量を検出し、その検出値を前記設
定器12における制御静圧の演算回路に入力する
ようフイードバツクさせる如く成している。 尚、制御器13中、A7〜A9は演算増幅器、R42
〜R47は固定抵抗、TRは可変抵抗、C8〜C11はコ
ンデンサー、ZDは定電圧ダイオード、D2はダイ
オードである。 また前記下限リミツタ回路29は前記制御器1
3、設定器12と並列に前記周波数変換器10の
入力側に接続され、前記変換器10に入力する下
限周波数設定信号Vlimを設定し、圧縮機(図示
せず)の液圧縮防止のために前記フアン2の最小
回転数を定めるものである。そして、この回路2
9は電源に抵抗R48とこの回路29の最小信号電
圧を設定する抵抗R48とを直列に接続すると共
に、前記抵抗R49に対してコンデンサーC11
並列に接続して形成しており、前記電源の投入と
同時に前記周波数変換器10を介して前記モータ
1に大きな負荷がかゝるのを防止するために、前
記回路29から出力する前記信号電圧が零電圧か
ら除々に昇圧して前記下限周波数設定信号Vlim
の大きさの信号電圧に達するようにしている。 尚D4,D5はダイオードである。 また前記フアン2の回転異常検出器30は、前
記フアン2と前記モータ1とを連結するVベルト
50の破断などにより前記フアン2が停止した場
合、前記検出静圧Pdが低下し、例えば最小制御
静圧P1以下に下がることを利用し、前記検出静
圧Pdと前記最小制御静圧P前後の値を設定した
設定静圧P0とを比較し、前記検出静圧Pdが前記
設定静圧P0以下となつた時に前記フアン2の異
常を知らせるように成したものである。この検出
器30は前記設定静圧P0を設定する第4設定回
路31と、この設定静圧P0と前記検出静圧Pdと
を比較し、前記検出静圧Pdが設定静圧P0以下に
なつた時にH信号を、又逆の場合にL信号を出力
する比較回路32、該比較回路32のH信号によ
りオン動作するスイツチ回路33、および該回路
33のオン動作で励磁され、異常表示回路(図示
せず)を動作するリレーRとから成つている。 尚、前記検出器30中、A11は演算増幅器、
R56〜R54は固定抵抗、Rv4は可変抵抗、T r2
NPN型トランジスタ、D6はダイオードである。 次に以上の如く構成する空気調和装置の作用を
説明する。 先ず、設定器12の制御静圧Psの初期条件の
設定操作で前記第2設定回路15における前記最
大制御静圧P3の設定操作を説明する。 前記第2設定回路15の前記可変抵抗R v2
を調節して前記最大制御静圧P3を大き目に、
例えば設定可能な最大値にセツトする。 前記空気調和装置の各端末ユニツト8のダン
パー9を全開にして、しかる後、前記装置の運
転を開始する。 そうすると、運転開始時点では検出静圧Pd
が零(大気圧が基準)であるから、前記制御器
13は最小制御静圧P1と前記検出静圧Pdとの
差を積分した周波数設定信号Vが前記周波数変
換器10に出力され、この結果、前記モータ
1、従つてフアン2が回転し、供給風量Qが増
大する。このため検出静圧Pdも除々に大きく
なる。 而して前記第2設定器15で最大制御静圧
P3を大きく設定しているから、前記制御静圧
Psが検出静圧Pdより常に大きく、この結果、
前記フアン2の回転数、換言すると周波数設定
信号Vは最大値V max)まで上昇し、供給
風量Qも最大風量Q maxとなる。尚、この
最大風量Q max時前記ダクト6,61内の
静圧はこの最大風量Q maxに対応して設計
により設定された必要(最小)静圧にほゞ一致
している。 この時、前記初期値検出回路18は、前記し
た如く前記第2設定回路15から出力される最
大制御静圧P2が前記検出静圧Pdより大きいか
ら、前記比較回路24がH信号を出力し、前記
スイツチ回路25がオン動作して前記発光ダイ
オードLEDが通電され、該ダイオードLEDが
発光するのである。 この状態で、前記第2設定回路15の前記可
変抵抗器R v2を調節して前記最大制御静圧P3
の設定値を除々に減少させていき、前記発光ダ
イオードLEDが消灯した所で、即ち、前記最
大制御静圧P3の設定値と前記検出静圧Pdとが
等しくなつた所で前記設定値を保持するのであ
る。尚、前記比較回路24はわずかにヒステリ
シス特性を持たせている。 斯くすることにより、前記主ダクト6の前記
検圧検出部11を設けた位置Zにおける最大風
量Q maxに対応した最大制御静圧P3を簡単
に設定できるのである。 尚、第1設定回路14の設定圧は前記可変抵抗
R v1を調節して、前記した如く端末ユニツト8
で必要とされる最小静圧に対応する前記最小制御
静圧P1に設定している。 斯く設定器12において制御静圧Psの初期条
件を設定した後、空気調和装置を運転するのであ
つて、以下この操作を説明する。 前記各端末ユニツト8のダンパー9を各々調
節し、例えば風量QがQ2になる如く調節して、
運転スイツチ(図示せず)を閉成する。 この時も、検出静圧Pdは零であるから、前
記同様に前記制御器13から出力される周波数
設定信号Vは零から増大していく。尚、前記下
限リミツタ回路29の時定数が小さく、該回路
29の信号電圧の昇圧速度が前記制御器13の
出力する前記周波数設定信号Vの昇圧速度より
速い場合は、前記周波数設定信号Vが前記最小
周波数設定信号Vlimに達するまでは、前記周
波数変換器10に入力される周波数設定信号V
は前記下限リミツタ回路29の信号電圧によつ
て規制される。 斯く、周波数変換器10に入力される周波数
設定信号Vが大きくなるに従つて、出力周波数
fが増大し、前記モータ1、フアン2の回転数
が増大し、供給風量Qが増加する。 又、前記周波数設定信号Vの増大に伴い、こ
の信号Vが前記設定器12にフイードバツクさ
れて該設定器12で設定する制御静圧Psも増
大する。 一方、前記フアン2の回転により検出静圧
Pdも増大する。 而して、前記制御器13により、前記周波数変
換器10に入力する周波数設定信号Vが、前記検
出静圧Pdが前記制御静圧Psに一致するように制
御されるから、やがて前記検出静圧Pd、即ち前
記ダクト6,61内の静圧が前記ダンパーにより
設定した供給風量Q2に対応した周波数設定信号
V2〜制御静圧P s2の関係に安定するのである。 更に、この状態から端末ユニツト8のダンパー
9を閉側に操作し供給風量QをQ3に減少する如
く調節した場合を説明する。 この場合、先ず検出静圧Pdは前記フアン2
の回転数に対応した送風特性曲線ヘに沿つて昇
圧する。 このため、この検出静圧Pdが制御静圧P
s2より大きくなり、この結果、前記制御器13
の出力する周波数設定信号Vが減少するのであ
る。 このため、設定器12で設定する制御静圧
Psも小さくなる。 一方、前記周波数設定信号Vの減少に伴ない
前記フアン2の回転数も小さくなるから、検出
静圧Pdも小さくなる。 斯くして、前記同様にやがて前記検出静圧
Pdは前記風量Q3に対応した周波数設定信号V3
制御静圧P s3の関係に安定するのである。 尚、前記ダンパー9を供給風量QがQ2から増
大する側に調節した場合も全く同様である。 また、前記ダンパー9を供給風量Qが零近くに
なるように調節しても、前記下限リミツタ回路2
9が作用するので、前記フアン2の回転数は前記
最小出力周波数Vlimに対応した回転数に保持さ
れる。 また、運転中、前記フアン2とモータ1とを連
結するVベルト50などが破断し、前記フアン2
が停止した場合は検出静圧Pdが零となり前記フ
アン2の異常検出器30が前記した如く動作して
フアン2の異常が表示されるのである。 而して、以上の如く、前記主ダクト6内の分岐
前の任意の位置Zに静圧検出部11を設けて、前
記位置Zの静圧Pdを検出し制御することにより、
前記ダクト6,61内の静圧を供給風量Qに応じ
て常に制御静圧Psに制御できるのである。従つ
て本発明に係る本実施例は、主ダクト6から複数
の分岐ダクト61を設け、複数室7の空気調和を
行う場合など、前記フアン2の回転数を制御する
ための静圧検出部11を端末ユニツト8の入口に
設けることができず、前記主ダクト6の分岐前の
途中に設けなければならない場合に特に有効であ
る。なぜなら、前記端末ユニツト8の入口側の必
要静圧P1は供給風量Qに関係なく一定であるの
に対し、前記主ダクト6途中の必要静圧即ち制御
静圧Psは供給風量の変化に対応して変化するの
であるが、本発明の上記実施例によれば、このよ
うに制御静圧Psが供給風量Qと共に変化しても、
この供給風量Qに対応する制御静圧Psを自動的
に算出し、この制御静圧Psに検出静圧Pdを常に
一致させるように前記フアン2の回転数を制御で
きるからである。 発明の効果 以上の如く本発明によれば、前記フアン2のモ
ータ1に周波数変換器10を接続して、前記モー
タ1の回転数を制御可能と成す一方、前記ダクト
6,61の途中に該ダクト6,61内の静圧を検
知する静圧検出部11を設けると共に、最小制御
静圧を設定する第1設定回路14と、前記モータ
1の最大回転時に対応する最大制御静圧を設定す
る第2設定回路15と、前記最小制御静圧と最大
制御静圧との範囲内で、かつ、供給風量に対し、
前記ダクト6,61において必要な制御静圧を演
算する演算回路17とを備えた前記制御静圧の設
定器12と、前記静圧検出部11による検出静圧
と、前記設定器12で設定する制御静圧とを比較
し、前記検出静圧に一致する制御静圧に対応する
周波数設定信号を演算し、その設定信号を前記周
波数変換器10に出力する演算回路26,27
と、この演算回路26,27から出力する周波数
設定信号から供給風量を検出し、その検出値を、
前記設定器12における制御静圧の演算回路17
に入力するフイードバツク回路34とを備えた制
御器13とを設け、前記モータ1を、前記検出静
圧に対応した供給風量が得られる回転数に制御す
るごとくしたから、最小制御静圧と最大制御静圧
との範囲内で、前記ダクト6,61において、供
給風量に対し必要な制御静圧を設定し、つまり供
給風量に応じた制御静圧を設定し、前記静圧検出
部11が検出する静圧が前記制御静圧と一致する
ように前記モータ1の回転数を制御するようにし
たことにより、前記ダクト6,61内の静圧を供
給風量に応じて必要な制御静圧に制御できるので
ある。従つて、前記フアン2のモータ1の動力損
失を著しく減少でき、しかも騒音も減少できるの
である。 また特許請求の範囲第2項に記載した本発明の
実施態様にあつては、第2設定回路15は、モー
タ1の最大回転時に対応する最大制御静圧を調節
する可変抵抗Rv2を備えると共に、設定器12
は、前記第2設定回路15で設定する最大制御静
圧と、静圧検出部11による検出静圧とを比較
し、比較信号を出力する比較回路24を備え、前
記モータ1の最大回転時における前記比較信号を
基に前記第2設定回路15で設定する最大制御静
圧を前記検出部11による検出静圧に一致させ得
るごとくしたから、前記ダクト6,61内の任意
の位置に前記静圧検出部11を設けても、該位置
の最大風量に対応する前記最大制御静圧を容易に
設定できるのであり、前記ダクト6,61内の静
圧制御を更に確実に成すことが可能となるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の模式断面図、第2図
は同じく制御系統を示すブロツク線図、第3図は
同じく制御系統の電子回路図、第4図は同じく供
給風量と静圧との関係を示す関係図、第5図は同
じく周波数設定信号と制御静圧との関係を示す関
係図、第6図は同じく周波数設定信号と出力周波
数との関係を示す関係図、第7図は従来例を示す
説明図である。 1……モータ、2……フアン、3……熱交換
器、4……空気調和機、6……主ダクト、61…
…分岐ダクト、7……室、10……周波数変換
器、11……静圧検出部、12……設定器、13
……制御器、14……第1設定回路、15……第
2設定回路、17……演算回路、26……減算回
路、27……積分回路、34……フイードバツク
回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フアン2及熱交換器3を備えた空気調和器4
    にダクト6,61を接続し、該ダクト6,61を
    介して複数室7に空調空気を供給するごとくした
    空気調和装置において、フアン2のモータ1に周
    波数変換器10を接続して、前記モータ1の回転
    数を制御可能と成す一方、前記ダクト6,61の
    途中に該ダクト6,61内の静圧を検知する静圧
    検出部11を設けると共に、最小制御制御静圧を
    設定する第1設定回路14と、前記モータ1の最
    大回転時に対応する最大制御静圧を設定する第2
    設定回路15と、前記最小制御静圧と最大制御静
    圧との範囲内で、かつ、供給風量に対し、前記ダ
    クト6,61において必要な制御静圧を演算する
    演算回路17とを備えた前記制御静圧の設定器1
    2と、前記静圧検出部11による検出静圧と、前
    記設定器12で設定する制御静圧とを比較し、前
    記検出静圧に一致する制御静圧に対応する周波数
    設定信号を演算し、その設定信号を前記周波数変
    換器10に出力する演算回路26,27と、この
    演算回路26,27から出力する周波数設定信号
    から供給風量を検出し、その検出値を、前記設定
    器12における制御静圧の演算回路17に入力す
    るフイードバツク回路34とを備えた制御器13
    とを設け、前記モータ1を、前記検出静圧に対応
    した供給風量が得られる回転数に制御するごとく
    したことを特徴とする空気調和装置。 2 第2設定回路15は、モータ1の最大回転時
    に対応する最大制御静圧を調節する可変抵抗Rv2
    を備えると共に、設定器12は、前記第2設定回
    路15で設定する最大制御静圧と、静圧検出部1
    1による検出静圧とを比較し、比較信号を出力す
    る比較回路24を備え、前記モータ1の最大回転
    時における前記比較信号を基に前記第2設定回路
    15で設定する最大制御静圧を前記検出部11に
    よる検出静圧に一致させるごとくしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の空気調和装
    置。
JP58227136A 1983-12-01 1983-12-01 空気調和装置 Granted JPS60120132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58227136A JPS60120132A (ja) 1983-12-01 1983-12-01 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58227136A JPS60120132A (ja) 1983-12-01 1983-12-01 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60120132A JPS60120132A (ja) 1985-06-27
JPH0152663B2 true JPH0152663B2 (ja) 1989-11-09

Family

ID=16856038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58227136A Granted JPS60120132A (ja) 1983-12-01 1983-12-01 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60120132A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04270851A (ja) * 1991-01-14 1992-09-28 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP4867385B2 (ja) * 2006-02-20 2012-02-01 セイコーエプソン株式会社 発振回路及び物理量トランスデューサ
JP5505540B2 (ja) * 2013-04-30 2014-05-28 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
CN110986259A (zh) * 2019-11-04 2020-04-10 珠海格力电器股份有限公司 一种降低噪声的静压调节装置和静音新风机组

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111450A (ja) * 1973-02-23 1974-10-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111450A (ja) * 1973-02-23 1974-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60120132A (ja) 1985-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5769314A (en) Variable air volume HVAC system controller and method
CA2063904C (en) Modulated temperature control for environmental chamber
US9057532B2 (en) Return fan control system and method
US4838483A (en) Vav valve control with transducer tolerance compensation
US4821526A (en) Air conditioning apparatus
US7178545B2 (en) Modulating bypass control system and method
US5823004A (en) Outdoor fan control for part load efficiency
US4494382A (en) Method and apparatus for controlling when to initiate an increase in compressor capacity
MXPA04010273A (es) Sistema de control de temperautra para equilibrio termico.
JPH0152663B2 (ja)
JPH09250485A (ja) インバータ駆動回転型圧縮機
CA1139400A (en) Adjustable surge and capacity control system
US3695774A (en) Blower system and control system therefor
JPH0236020Y2 (ja)
JPS6343570B2 (ja)
JPH04373006A (ja) 槽内設定温度変更のための制御方法
JPH0648102B2 (ja) 室内気圧制御空調換気設備
KR950006161B1 (ko) 공기조화기의 압축기 냉매량 누설감지방법
JPH03199846A (ja) 集中式空気調和設備におけるファン制御方法
JPH0875231A (ja) 可変風量空調方式
JPS6011050A (ja) ユニツトク−ラ−冷却扇の速度制御装置
JPH0432298B2 (ja)
JPH0532661B2 (ja)
JPH042858B2 (ja)
JPH0264341A (ja) 空気調和機の制御方法