JPH0151826B2 - - Google Patents

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JPH0151826B2
JPH0151826B2 JP54049077A JP4907779A JPH0151826B2 JP H0151826 B2 JPH0151826 B2 JP H0151826B2 JP 54049077 A JP54049077 A JP 54049077A JP 4907779 A JP4907779 A JP 4907779A JP H0151826 B2 JPH0151826 B2 JP H0151826B2
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JP54049077A
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Mitsuhiko Yamada
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to IL59886A priority patent/IL59886A/xx
Priority to GB8013060A priority patent/GB2050106B/en
Priority to DE19803015396 priority patent/DE3015396A1/de
Priority to US06/142,650 priority patent/US4335398A/en
Priority to FR8009157A priority patent/FR2455307A1/fr
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラースキヤナー等の画像複製装置
において、マスキング処理並びに色修正等の色調
制御を、デイジタル処理をもつて行なうようにし
たデイジタル色調制御方法に関する。
従来のカラー原画の製版工程に利用される電子
製版装置、いわゆるカラースキヤナーは、マスキ
ング並びに色修正等に係る、各色調制御要項が電
気的に設定され、かつ電子的に演算処理されるた
め、写真式製版に比べて、信頼性、安定性並びに
再現性の高いものとして、製版工程に多く利用さ
れている。
しかし、信頼性、安定性並びに再現性等は、さ
らに高度のものが要求されるに至り、従来の電子
的演算処理、すなわちアナログ演算回路では、能
力が不足するようになつた。
すなわち、アナログ演算回路には、単一部品に
まで集積化された演算増幅器、その演算増幅器を
もつて所要の演算回路を構成する抵抗器、所要の
修正項目の修正値等を設定するためのポテンシヨ
メータ等、数多くの回路素子が使用され、それら
の素子は、すべて温度係数並びに経時変化を含む
ものであつて、この温度係数と経時変化は、長期
安定性並びに再現性を低下させる原因となる。
この問題を解決するには、特別に選別又は製作
された高性能の素子を使用し、かつ温度補償回路
等を附加して、アナログ演算回路を構成すること
であるが、結果的には、演算回路を複雑化して、
信頼性を低下させるとともに、価格の増大をきた
すことにもなる。
そこで、アナログ処理をデイジタル処理するこ
とにより、信頼性、安定性並びに再現性を高めよ
うとする試みが、特開昭48−80208号公報として
公開されるに至つた。
上記デイジタル処理は、カラースキヤナーの色
演算に係る信号処理が高速度の実時間処理である
ことと、入力信号の加色法3原色たる赤R緑G青
B色の分解信号(以下RGB系信号とする)が、
出力信号の減色法インキの3原色たるイエロYマ
ゼンタMシアンCの色分解信号(以下YMC系信
号とする)と、1対1の対応関係をもつことか
ら、計算的手段をとらずに高速度の座標変換を行
なうことにより、結果的に修正されたYMC系信
号を得るようにしている。
しかしながら、R、G、B系3色信号を、必要
とする濃度段階の分解能で、それぞれにデイジタ
ル信号に変換したときの3色デイジタル信号の情
報量が非常に大きく、例えば1色当り8ビツトで
符号化すると、3色組み合わせたときの情報量は
224となつて、座標変換装置の容量が膨大となり
実用的ではない。
座標変換装置は、RGB系各3色デイジタル信
号を3次元の各アドレスとして、そのアドレスで
指定される場所へ、アドレスに対応した結果的に
要求されるY、M、C系の3色信号を記憶させた
3次元メモリーテーブルよりなり、このメモリー
テーブルは、変換速度が早いが容量に制限を受け
る。
そこで、RGB系3色信号の各上位ビツト群を
もつて3次元メモリーテーブルを索引して、
YMC系3色信号の大まかな値を得るとともに、
RGB系3色信号の下位ビツト群をもつて、YMC
系3色信号の細まかな部分を補間計算して、メモ
リー容量を減らす考慮がなされている。
しかしながら、マスキング色修正、並びにトー
ン調整等に関係する多くの対応関係値グラフは、
2次項を含む曲線で表わされ、しかも、その曲線
群は、各値のところにおいて、曲率が異つてお
り、この曲線を、直線近似をもつて直線補間を行
なつた場合には、補間する部位毎に、補間近似値
の誤差が相違し、曲率の大きな部位では、許容の
誤差範囲を越えてしまうことになる。
この曲率群をなめらかに補間するには、補間回
路が複雑になり、特に3次元のままで補間するに
は、その補間計算の実時間処理は困難となる。
一方、カラースキヤナーを実際に使用する場合
に必要とされる色修正の主な要件を列記してみる
と、以下のようになる。
(1) 色修正に係る修正値設定操作が簡単であるこ
と。
(2) 色修正に係る修正値設定項目ができるだけ少
ないこと。
(3) 各色修正項目の設定値変更が相互に関連(相
関)しないこと。
(4) 色修正項目の修正内容指定仕様書の作製が容
易であること。
(5) 標準修正値又は他の修正値等に対して設定修
正値が対比容易であること。
(6) 各設定修正値が長時間安定に保たれること。
(7) 長時間又は長時間経過後に、同一条件設定の
許で同一の色修正効果が得られること。
(8) 各修正項目の色修正設定値の記録保存が容易
であること。
(9) カラースキヤナーを操作することにより経験
的に得られた色修正に係る経験的データを継続
的に使用でき、かつその上に経験的データの積
み重ねができること。
上記列記した各要件は、アナログ信号処理から
デイジタル信号処理に変更したときにおいても、
全く無視し得るものではなく、前記従来のデイジ
タル処理は、上記各要件を満足するものではな
い。
例えば、3次元のメモリーテーブルを用いた場
合、色修正に係る修正項目は、一義的に単一要素
として決定できるものではなく、部分的な修正で
あつても、テーブルすべてを変更し、メモリーテ
ーブルを書き替えることが必要となる。
これは、結果的に必要とされるYMC系の3色
信号が、色修正を加えられたものとして結果的に
得られる、色修正要素各々のあらゆる変更例をテ
ーブルとして用意しなければならず、このテーブ
ルを選択することが、色修正を行なうことと同じ
意味をもつ。
しかしながら、上記テーブルの種類も膨大な数
となつて実質的には色修正範囲すべてを包含する
種類のテーブルの作表、並びにそのテーブルの選
択的メモリーへの書き込みが困難となり、実用的
には、他の色修正手段、例えば補間計算回路等に
おいて、色修正を考慮しなければならない。
また、上述のデイジタル処理は、本質的に、
RGB系3色信号のそれぞれの値の組み合せから、
結果的に必要とされる色修正済みのYMC系3色
信号のそれぞれの値の組み合せを座標変換として
選択するもので、修正を所要する各項目、例えば
色相、彩度、明度、カラーバランス、その他の各
要素等が相互に強く相関し、いずれの修正要素を
どの程度修正したか、従来のアナログ処理の場合
と同一度量をもつて表わすことが困難である。
そこで、前述のカラースキヤナーとして必要と
される要件の中、前記第(1)(3)(4)(5)項並びに第(9)項
を満たしていないこととなる。
特に、第(9)項は、カラースキヤナーの機能の本
質的なものではないが、従来のアナログ処理のカ
ラースキヤナーを利用することにより、経験的に
得られた、多大の重要なデータを、全く無駄にす
るか、又は有意義なデータとして継続的に利用で
きるかを決定する重要な要件であり、この要件を
満たせないことは、従来のデイジタル処理の重大
な欠点として挙げることができる。
さらに、従来の3次元座標の座標変換として、
RGB系3色信号を取り扱う場合に、RGB系3色
信号は、冗長度の大きいまま処理されることとな
り、結果的に取り扱う情報量が大きくなる欠点も
有している。
例えば、RGB系3色信号に、各々8ビツトの
バイナリーコードを割り当て、それを3次元のア
ドレスとして使用すると、24ビツトのバイナリー
コードと等しくなつて、前述の如く情報量は224
となる。
しかし、RGB系3色信号が表現しうる色調を、
明度、彩度、色相を表わせば、明度が最大の分解
能を所要し、それに8ビツトのバイナリーコード
を割り当てるものとし、彩度(飽和度)は、等価
中性濃度として明度と重複する成分を含むため冗
長度が大きく、色相は、明度に比べて分解能が低
くても、カラースキヤナーとして十分に色調を再
現できることから、それぞれ6ビツトのバイナリ
ーコードを割り当ててるとすると、全情報量は
220となつて、データ処理に関して大幅な帯域圧
縮が可能であることを示す。
本発明は、上述のデイジタル処理の欠点を除去
し、カラースキヤナーに要求される前記第(1)〜(9)
項の諸要件を、できるだけ満足するようになされ
たカラースキヤナーのデイジタル色調制御方法を
提供するもので、以下実施例に基き詳述する。
第1図は、本発明のデイジタル制御方法の実施
要領の一例を示すもので、カラースキヤナーの基
本構成は、原画走査部1と、記録走査部2と、デ
イジタル色演算処理部3と、同期制御部4とから
なる。
原画走査部1は、カラー原画5を巻着する原画
シリンダー6と、原画シリンダー6を主走査回転
駆動するモータ7と、原画シリンダー6の周面へ
対峙してカラー原画5をアナログの画像信号へ変
換するピツクアツプヘツド8と、ピツクアツプヘ
ツド8へ係合したネジ棒9を回転して副走査方向
へピツクアツプヘツド8を移動させるモータ10
とを備えている。
前記ピツクアツプヘツド8は、カラー原画5の
画像情報を色分解フイルターを備えた光学系を介
して、RGB系3原色へ色分解するとともに、光
電変換された各3色のアナログ信号R1,G1,B1
と、前記RGB系3色信号を取り出すために設け
た光学系のアパーチユアーより大きな開口径を有
するアパーチユアーを介して光電変換されたアナ
ログのアンシヤープ信号U1とを出力する。
原画走査部1には、必要限度のアナログ処理を
行なうためのレベル整合回路11が含まれる。
レベル整合回路11は、光量に比例した画像信
号R1,G1,B1,U1を濃度に比例した画像信号
R2,G2,B2,U2に変換する対数圧縮手段と、各
信号の最小値レベル並びに最大値レベルを常に一
定の基準レベルへ整合する、通常カラースキヤナ
ーの操作においてシヤドウ並びにハイライトのセ
ツトアツプと呼ばれるレベル整合手段を含む。
濃度信号に変換された各画像信号R2,G2,B2
U2は、原画走査部1のアナログ回路と色演算処
理部3のデイジタル回路をインターフエイスする
アナログ−デイジタル変換器(以下A/D変換器
と略称する)12へ入力する。
A/D変換器12は、前記レベル整合回路11
によつて、アナログ信号の最小値レベルと最大値
レベルが、符号化データの最小符号値と最大符号
値にそれぞれ対応するようにセツトアツプされて
いる。
一方、記録走査部2は、前記原画シリンダー6
と同軸に連結され、記録フイルム13を巻着した
記録シリンダー14と、記録シリンダー14の周
面へ対峙して、記録フイルム13へ複製画像を露
光する記録ヘツド15と、記録ヘツド15へ係合
したネジ棒16を回転して副走査方向へ、記録ヘ
ツド15を移動させるモータ17とを備え、記録
ヘツド15は、記録フイルム13へ露光用光線を
投射する光源並びに光学系と、その光源を複製用
画像信号に応じて制御する光源制御手段を含む。
同期制御部4は、記録シリンダー14の1回転
中に1個のパルスを発生するパルス発生器、並び
に、1回転中に多数のパルスを発生するパルス発
生器を、記録シリンダー14の回転軸18へそれ
ぞれ連結してなるロータリーエンコーダ19と、
ロータリーエンコーダ19の両パルスを受け、各
部所へ必要とするパルス周期並びにパルス幅の各
クロツクパルスを送り出すクロツク発生器20
と、クロツク発生器20のクロツクパルスを受
け、所要倍率等に応じて、所望の時期に記録用画
素信号を記録ヘツド15へ送り込むバツフアーメ
モリ21と、クロツクパルスを受け、所要の時期
に所望されるインキ色版の画素データをバツフア
ーメモリーへ送り込むインキ色チヤンネル切替回
路22とを備えている。
なお、原画並びに記録シリンダを回転駆動する
主走査制御用のモータ7、ピツクアツプヘツド8
並びに記録ヘツド15を副走査方向へ移動する副
走査制御用のモータ10,17の同期制御は、周
知手段をもつて行なわれるため、その説明並びに
図示は省略する。
また、記録シリンダー14は、原画シリンダー
6から独立した駆動モータで制御されるものであ
つてもよいことは云うまでもなく、この場合にお
いても、同期制御部4は記録シリンダー14側へ
連係している方が都合がよい。
記録ヘツド15の光源制御はアナログ制御で行
なわれ、そのため、記録ヘツド15とバツフアー
メモリー21の間には、記録側の露光制御用アナ
ログ回路と、デイジタル回路のインターフエイス
として、デイジタル−アナログ変換器(以下D/
A変換器と略称する)23が設けられ、そのD/
A変換器23は、バツフアーメモリー21の読み
出しクロツクと同期している。
なお、本発明の説明上、記録部2をカラースキ
ヤナーの如き、ハードコピーを得るものとしてあ
るが、本質的に、記録部2の出力形態は、ブラウ
ン管等に表示しうるようなソフトコピー状であつ
てもよい。
以上は、本発明に係るデイジタル色調制御方法
を適用するカラースキヤナーの周辺技術の一例で
あり、以下に本発明におけるデイジタル色演算部
3について詳述する。
原画走査部1のレベル整合回路11が出力する
各アナログR2,G2,B2,U2を、A/D変換器1
2の各々のR,G,B,Uチヤンネルへ加える。
なお、各分解色に対応する赤R、緑G、青B、
イエローY、マゼンタM、シアンC、墨K、並び
に輪郭線強調U等の情報伝達系統を各々のチヤン
ネルと呼称し、各チヤンネルは、適数ビツトのデ
ータがバスラインによつて並列に処理されるもの
である。
A/D変換器12は、入力アナログ信号を8ビ
ツトのバイナリーコードに変換し、そのA/D変
換器12の各R,G,B,Uのチヤンネル出力段
には、8ビツトのラツチ回路12R,12G,12
,12Uが設けられ、該ラツチ回路12R〜12U
は、A/D変換器12のクロツクパルスと同期し
て、A/D変換した直後のデータを適当時間ラツ
チし、そのラツチしている間に各色R,G,Bチ
ヤンネルの8ビツトデータR3,G3,B3を色演算
処理部3へ、Uチヤンネルの8ビツトデータU3
をシヤープ信号発生回路24へそれぞれ送る。
色演算処理部3は、大きく分けて、有彩色無彩
色分離回路25と、マスキング演算回路26と、
色修正回路27と、データ合成回路28とからな
つている。
シヤープ信号発生回路24は、A/D変換器1
2から、GチヤンネルとUチヤンネルの各データ
G3,U3を取り込んでGチヤンネルのデータG3
らUチヤンネルのデータU3を減算し、その結果
のデータU4を8ビツトのラツチ回路29へ保持
する。
このGチヤンネルのデータG3から、Uチヤン
ネルのデータU3を差し引いたデータU4は、輪郭
線強調データSとして、色演算処理部3の終段の
データ合成回路28のY,M,C,K各チヤンネ
ルへ送られる。
有彩色無彩色分離回路25は、A/D変換器1
2からR,G,B各チヤンネルのデータR3,G3
B3を取り込み、そのデータR3,G3,B3から、有
彩色成分と無彩色成分とを分離する。
上記分離回路25は、3色データR3,G3,B3
の各値の中から、最も大きな値を示すデータ
(R3,G3,B3)max=N1を判別し、そのデータ
N1を出力の8ビツトラツチ回路30へ保持する
ようにした最大値選択回路31と、3色データ
R3,G3,B3の値の組み合せが表わす色調の色相、
並びに彩度の成分を含み、かつその色相並びに彩
度を表現するのに必要なインキ量に対応する各イ
ンキ色データY1,M1,C1を、前記最大値選択回
路31の出力するデータN1に基いて3色データ
R3,G3,B3から分離するようにした有彩色分離
回路32と、前記最大値選択回路31の出力デー
タN1から予め定められた基準値のホワイトレベ
ルのデータWに基いて、3色データR3,G3,B3
に含まれる等価中性濃度成分をインキ色の等価中
性濃度として分離し、その等価中性濃度データ
N2を出力の8ビツトラツチ回路33aへ保持する
ようにした無彩色分離回路33と、インキ色の等
価中性濃度を表わすデータN2に基いて、各イン
キ色版用に割り当てられたテーブル34Y,34
,34C,34Kを索引し、各インキ色のインキ
の量を表わす最終データの各々へ、結果的に調合
すべき中性色成分を各インキ色毎に発生し、その
各データ(NY,NM,NC,NKを出力の8ビツト
ラツチ回路35Y,35M,35C,35Kへ保持す
るようにした中性色成分発生回路36とを備えて
いる。
最大値選択回路31は、第2図に示すように、
8ビツトマグニチユードコンパレータ37の両入
力D1,D2へそれぞれ接続したバスライン38,
39へ、R,G,B各チヤンネルのうち、RとB
の2チヤンネルを、バスバツフアー40,41を
介してそれぞれ連結し、残るGチヤンネルを、両
バスライン38,39へ共通して、切替自在にバ
スバツフアー42,43を介して連結し、かつ、
両バスライン38,39を、バスバツフアー4
4,45を介して、8ビツトラツチ回路30の入
力端へ連結している。なお、各バスバツフアー
は、トライステート形ものである。
マグニチユードコンパレータ37は、所要の処
理時間内に2つの比較モードを有し、第1の比較
モードでは、RチヤンネルとGチヤンネルのデー
タR3,G3をバスライン38,39へ取り込んで、
その大小を比較し、第2の比較モードにおいて
は、第1の比較モードのコンパレータ37の比較
結果信号を、第1のモード終了直前に1ビツトの
ラツチ回路46へ保持しておいて、第1のモード
における大なる値を示したチヤンネルのバスバツ
フアー40又は42のいずれか一方を、ラツチ回
路46の出力状態をもつて出力有効とし、バスラ
イン38へ大なるデータR3又はG3を取り込み、
他のバスライン39へ、残る1つのデータB3
取り込んで、コンパレータ37をもつて大小を比
較する。
コンパレータ37の比較結果信号の大なるデー
タのバスライン38又は39のバスバツフアー4
4又は45のいずれか一方を有効出力として、ラ
ツチ回路30へ送り、ラツチ回路30は、第2の
モード終了直前に、バスライン38又は39から
送られる最大値を示すデータR3,G3,B3max=
N1をラツチする。
なお、2つの比較モードは、各バスバツフアー
40,41,42,43を所要の順序でシーケン
シヤルに制御して行なわれる。
最大値選択回路31で得られるRGB系3色信
号の最大値のデータN1は、YMC系3色信号に換
算すると、対応補色の最小値に相当するため、そ
のデータN1は、YMC系の中性濃度成分となつて
はいるが、真の中性濃度とはならない。
すなわち、レベル整合器11でセツトアツプさ
れる各チヤンネルの取り得る値の最大値は、基準
ホワイトレベルより高い原稿走査用光源そのもの
の強さにセツトアツプされ、原稿中の最大のハイ
ライトのところで得られるホワイトレベルは、上
記最大値より低い原稿に応じた所要値を取る。
無彩色濃度分離回路33は、上記基準ホワイト
レベルを、原稿に応じ、かつ、必要に応じて、適
度のハイライトセツトアツプ補正量を考慮して、
基準ホワイトレベルの8ビツトデータWを予め定
め、そのホワイトレベルのデータWと、データ
N1との差のデータ(N2=W−N1)を求め、真の
インキ量に対応した中性濃度もしくはその近似値
を得る。ただし、データN2の負の値は、リミツ
トするため、このホワイトレベル設定は、ハイラ
イトリミツターとしても作用する。
中性色成分発生回路36は、下色除去率並びに
仕上り効果等により、結果的に各インキ色版に要
求される中性色成分の8ビツトデータNY,NM
NC,NKを各色版毎に発生させるもので、そのデ
ータNY〜NKの各値の相互の割合は、前記中性濃
度のデータN2によつて選択される。
データN2は、各色版のメモリーテーブル34
,34M,34C,34Kに共通したアドレスバス
37へ送られ、そのメモリーテーブル34Y……
34Kを色版毎に索引する。
各メモリーテーブル34Y…34Kには、各色版
の所要濃度域における中性色成分として、各色版
に割当てられたデータNY……NKが、中性濃度値
に応じて、予めテーブルとして作表され、メモリ
ーされている。
各色版毎のテーブルは、下色除去率のように、
各色版相互の相関度は高いが、下色除去率の取り
得る値が比較的大まかな可変段階のものであり、
この各色版のテーブルは、基本テーブルとして、
下色除去率の所要百分率可変段階毎に、各色版1
組として予め用意する。
また、仕上り効果等に要求されるシヤドウ又は
ハイライト等の部分的な補正は、上記基本テーブ
ルへ所要の補正を加えて用いる。
上記メモリーテーブル34Y……34Kの索引に
よる中性色成分発生回路37の特徴は、各中性色
成分のデータNY……NKの値の変化が、データN2
の値の変化と高次関係をもつて得られることと、
データN2の値に応じて、各データNY……NKの値
の相互の割合を変化させることができることにあ
り、広範囲の色調調整を可能とするものである。
有彩色分離回路32は、R,G,B各チヤンネ
ルから取り込んだ8ビツトのデータR3,G3,B3
を、前記最大値選択回路31の出力する8ビツト
のデータN1から、それぞれに減算する。
RGB系とその補色となるYMC系では、量の大
小関係が反転することから、上記減算によつて得
られる各データY1,M1,C1は、RGB系から
YMC系へのインキ色変換を受けるとともに、中
性濃度を除去した純色成分のみを含む有彩色のデ
ータとなる。
すなわち、各データY1,M1,C1は、N1−B3
=Y1、N1−G3=M1、N1−R3=C1で表わされる。
上記減算は、通常の8ビツトデイジタル加算器
による補数計算によつて実行される。
有彩色分離回路32によつてインキ色へ変換さ
れた各インキ3色のY,M,Cチヤンネルは、マ
スキング演算回路26へ各8ビツトのデータY1
M1,C1を送る。
マスキング演算回路26は、マスキング方程式
に基いてマスキング演算処理するもので、Y,
M,C各チヤンネル毎に、各色版の計算回路47
,47M,47Cを備え、その各計算回路47Y
47M,47Cは、マスキング方程式の各項の計算
を、その項の変数に相当する各インキ色データ
Y1,M1,C1でテーブル索引して求め、このテー
ブル索引によつて得られた各項の値を総計したデ
ータY2,M2,C2を、8ビツトラツチ回路48Y
48M,48Cへ保持してなる。
従来、マスキング方程式としては、通常次のも
のが用いられている。
Y2=a11Y1−a12M1−a13C1 M2=a21M1−a22C1−a23Y1 C2=a31C1−a32Y1−a33M1 ……(1) なお、マスキング処理前の3色データをY1
M1,C1、マスキング処理後の3色データをY2
M2,C2、マスキング係数をa11,a12……で示す。
上記第(1)式は、1次の解を求める式で、変数と
なるデータY1,M1,C1の値の大きさによつて、
係数a11……を変えることはできない。
例えば、明るい色と暗い色のところでは、マス
キング係数a11……を変えることにより、良好な
結果を得ることは周知であるが、このようなこと
はできない。
マスキング演算回路26は、上記1次方程式の
欠点を除去した2次の方程式を演算することので
きるもので、以下、Yチヤンネルの演算の具体例
を、第3図に基き説明する。
高次のマスキング方程式は、クラツパー
(Clapper)の2次方程式として知られており、
そのイエロー部分の方程式は、次のように表わさ
れる。
Y2+a1Y1+a2M1+a3C1+a4Y2 1+a5M2 1+a6C2 1+a7Y1M1
+a8M1C1+a9C1Y1……(2) 第(2)式を、独立変数が1個の項と、2個の項に
別けて整理する。
Y2=(a1a4Y1)Y1+(a2+a5M1)M1+(a3+a6C1)C1+a7Y1M1
a8M1C1+a9C1Y1……(3) さらに、独立変数2個の項は、後述の色修正回
路において修正可能なものであるため、第(3)式か
ら除き次式を得る。
Y2=(a1+a4Y1)Y1(a2+a5M1)M1 +(a3+a6C1)C1 ……(4) 第(4)式の各項は、各項の変数Y1,M1,C1を適
値に定めたとき、その項の取り得る値が不定とな
るものでないため、その各項の計算は、変数Y1
M1,C1をアドレス番号とし、その変数Y1,M1
C1に対応した項の答を、アドレス番号で指定さ
れる場所へ記憶させた1次元メモリーテーブルを
用いて実行可能である。
第3図のイエローチヤンネルの計算回路47Y
に示すメモリーテーブル49Y,50Y,51Yは、
第4式の各項の計算するもので、メモリーテーブ
ル49Y,50Y,51Yの各アドレスバス52Y
53Y,54Yには、前段の有彩色分離回路32の
8ビツトの出力データY1,M1,C1が各々送られ
る。
メモリーテーブル49Y,50Y,51Yには、
インキセツト等のマスキング要素によつて定めら
れた各マスキング係数a1、a2……と、変数である
データY1,M1,C1の取り得る値とを、順次各項
に当て嵌めて、各項の答を予め求めておき、その
項の答を求める際に用いた変数のデータY1
M1,C1をアドレスに対応させ、そのアドレスで
指定される場所へ、データY1,M1,C1の値によ
つて得られる項の答を8ビツトのデータとしてメ
モリーしておく。
しかして、データY1,M1,C1によつて、それ
それに索引されるメモリーテーブル49Y,50
,51Yの各項の計算結果データは、出力のバス
バツフアー56,57,58へ送られる。
メモリーテーブル49Yの出力バツフア56は、
8ビツト加算器59の第1の入力バスライン60
へ接続され、メモリーテーブル50Y,51Yの出
力バツフア57,58は、それぞれ、加算器59
の第2の入力バスライン61へ接続される。
加算器59は、所要処理時間内において、2つ
のサイクルで各項の結果データを合計する。
第1のサイクルでは、出力バツフアー56と5
7を出力有効に制御して、加算器59は両入力バ
スライン60,61のデータを取り込み加算し、
その加算結果の上位8ビツトのデータを、8ビツ
トのラツチ回路62へ保持する。
ラツチ回路62の出力は、バスライン60へ接
続するバスバツフアー63を備え、第2のサイク
ルで、このバスバツフアー63と出力バツフアー
58を出力有効に制御して、バス60へ現われる
前サイクルで合計したデータと、バス61へ現わ
れる残る項の結果データとを合計し、その総合計
データY2の上位8ビツトを、8ビツトのラツチ
回路48Yへ保持する。
M並びにCの各チヤンネルの計算回路47M
47Cも同様構成であり、それぞれ、各項を計算
するメモリーテーブル49M,50M,51M並び
に49C,50C,51Cを備え、第4式に相当す
る各M,Cチヤンネルのマスキング演算を行な
い、各項の総合計データM2,C2を、それぞれの
8ビツトラツチ回路48M,48Cへ保持する。
なお、第4式において、各項に含まれる係数が
負の値を有する場合は、その項の値を負として計
算し、加算器59を減算器として作動させればよ
い。
上述のマスキング演算回路26は、有彩色無彩
色分離回路25の後段へ設ける必要性は全くな
く、RGB系3色データR3,G3,B3を直接に用い
て、マスキング演算処理が可能であり、かつ有彩
色無彩色分離回路25も、マスキング演算処理の
後に設けても何ら支障はない。
色修正回路27は、マスキング演算回路26で
マスキング処理された8ビツトのデータY2
M2,C2を取り込み、そのデータY2,M2,C2
必要とする補正量を加減して、色修正を行なう。
色修正回路は、入力するデータY2,M2,C2
表わすべき色相範囲を一般に1次色として知られ
るマゼンタ、イエロー、シアン(以下、各々を
m,y,cと略記する)及び、これら1次色の中
の2つによる2次色としてのバイオレツト、オレ
ンジ、グリーン(以下、各々をv,o,gと略記
する)の6つの大きな範囲に判別する第1の色判
別回路64と、第1の色判別回路64で区分され
た色相範囲をさらに細く区分する第2の色判別回
路65と、第1と第2の色判別回路64,65で
区分された色相範囲において、各インキ色の被補
正データY2,M2,C2,N2へ、結果的に必要とす
るそれぞれの補正量(△Y)(△M)(△C)(△
K)を算出する各インキ色版毎のメモリーテーブ
ル66Y,66M,66C,66Kと、被補正データ
Y2,M2,C2,N2へそれぞれ補正量(△Y)(△
M)(△C)(△K)を加減算する加減算回路67
,67M,67C,67Kとを備えている。
第1の色判別回路64は、第4図に示す如く、
各Y,M,Cチヤンネル間へ、8ビツトのマグニ
チユードコンパレータ68Y,68M,68Cと、
8ビツトの一致検出コンパレータ69Y,69M
69Cとを各々並列に設け、各Y,M,Cチヤン
ネル間へ現われる8ビツトのデータY2,M2,C2
を相互に比較する。
YとMのチヤンネル間のマグニチユードコンパ
レータ68YはY2>M2を、MとCのチヤンネル間
のマグニチユードコンパレータ68MはM2>C2
を、CとYチヤンネル間のマグニチユードコンパ
レータ68CはC2>Y2を、それぞれ判別する。
各マグニチユードコンパレータ68Y,68M
68Cは、それぞれ1ビツトの判別信号を出力し、
オアゲート70Y,70M,70Cとインバータ7
Y,71M,71Cへその出力を与え、その各オ
アゲート70Y,70M,70Cは、一致検出コン
パレータ69Y,69M,69Cが出力する1ビツ
トの一致信号を共に受けて、各チヤンネル間の両
コンパレータ68Y,69Y、68M,69M、68
,69Cの論理和の信号a,b,cを各々出力す
る。
また、各インバータ71Y,71M,71Cは、
前段のマグニチユードコンパレータ68Y,68
,68Cの判別条件の逆の判別信号d,e,fを
出力する。
すなわち、各信号a……fは、a=(Y2
M2)、b=(M2≧C2)、c=(C2≧Y2)、d=(Y2
<M2)、e=(M2<C2)、f=(C2<Y2)となつ
ている。
各信号a〜fは、その中の2個を選択して、6
個のアンドゲート72,73,74,75,7
6,77へ導かれ、各々に論理積が求められる。
アンドゲート72〜77の出力信号g,h,
i,j,k,lは、3色のデータY2,M2,C2
それぞれが取り得る値によつて定まる色相範囲の
1/6を区分する択一信号となり、大まかな色相範
囲を区分している。
第5図は、この様子を模式的に示すもので、3
色データY2,M2,C2の取り得る値の組み合せに
よつて、表現される色相を、横軸に示した、3色
データY2,M2,C2のスペクトル波形図で、その
下へ、前記各信号a〜lを色相軸へ並べて、対応
関係を表わす。
第2の色判別回路65は、上記の区分された色
相範囲をさらに細かく区分するもので、第6図に
示すように、8ビツトのデータY2,M2,C2の上
位4ビツトを取り出した各データY2′,M2′,
C2′が、4ビツトのバスバツフアー78Y,78M
78Cを介して、加算器79の一方の入力へ選択
的に加えられる。
加算器79の入力には、各データY2′,M2′,
C2′が、4ビツトのバスバツフアー80Y,80M
80Cを介し、かつインバータ81を通して選択
的に加えられる。
しかして、加算器79は、各データY2′,M2′,
C2′の中から、選択的に2つのデータを取り込ん
で補数計算による減算を行なうことができる。な
お加算器79には、補数減算のための最下位ビツ
トに+1が加えられる。
減算に際しては、前記第1の色判別回路64の
信号a〜fを用い、バスバツフアー78Y,78
,78Cと80Y,80M,80Cの各エネーブル
端子を制御して、減算するための2つのデータを
選択する。
被減算側のバスバツフアー78Y,78M,78
のエネーブル端子には、アンドゲート82Y,8
M,82Cがそれぞれ設けられ、そのアンドゲー
ト82Yには信号a,fが、アンドゲート82M
は信号d,bが、さらにアンドゲート82Cには
信号c,eが、それぞれ加えられる。
減算側のバスバツフアー80Y,80M,80C
のエネーブル端子には、それぞれオアゲート83
,83M,83Cが設けられ、このオアゲート8
Yには信号h,kが、オアゲート83Mには信号
i,lが、さらにオアゲート83Cには信号g,
jが、それぞれ加えられている。
こうしてバスバツフアー78Y,78M,78C
の出力は、加算器79のD1端子に入力され、ま
た、バスバツフアー80Y,80M,80Cの出力
は、インバータ81を通して反転された上で、加
算器79のD2端子に入力される。加算器79は、
これらの入力信号を加算してデータDを出力す
る。
こうして上記信号a〜lの組み合せによつて、
得られる加算器79の出力データDは、第5図に
示す如く、前記第1の色判別回路64で区分され
た大まかな色相領域毎に、さらに、増減するもの
として得られ、前記のg〜lの色相範囲を細かく
区分している。
すなわち、データDの値は、信号g〜lで区分
されるv〜m、m〜o、o〜y、y〜g、g〜
c、c〜vの各々の色相領域内で、色相が変ると
変化する。なおvはバイオレツト、mはマゼン
タ、oはオレンジ、yはイエロー、gはグリーン
である。
この例においてはそのデータDは、4ビツトの
バイナリーコードよりなるため、16段階に細区分
され、もつて6段階の大まかな色相領域を合わせ
た全色相領域は、96段階に区分される。
しかして、上述の第1の色判別回路64が出力
する色相領域の区分信号g〜lと、第2の色判別
回路65の出力する色相領域区分データDとによ
つて、各色版毎のメモリーテーブル66Y,66
,66C,66Kを索引し、区分された色相領域
において要求される各色版の補正量(△Y)(△
M)(△C)(△K)を算出することができる。
各メモリーテーブル66Y……66Kは、第7図
に示すようにそれぞれ大まかな色相領域(v〜
m)、(m〜o)、(o〜y)、(y〜g)、(g〜c
)、
(c〜v)に対応するメモリーブロツクvm,mo,
yg,gc,cvを備え、そのメモリーブロツクvm…
…cvは、信号j,g,l,i,kをもつて、そ
れぞれにエネーブルされるとともに、データDを
もつてインキ色が指定される。
各メモリーテーブル66Y……66Kは、信号g
〜lとデータDとによつて索引された場所から、
信号g〜lとデータDとによつて区分された色相
領域で必要とされる予め定められた補正量の補正
データ△Y,△M,△C,△Kを、それぞれ出力
する。
補正データ△Y……△Kは、8ビツトの被補正
データY2……N2に対してほぼ±50%以下の値し
か必要としないため、7ビツトのコードでよい
が、補正データ△Y……△Kは正負両方の値を必
要とするため1ビツトの正負判別符号を附加して
8ビツトにしてある。
各補正データ△Y……△Kは、被補正データ
Y2……N2とともに加減算器67Y,67M,67
,67Kに各々取り込まれ、補正データ△Y……
△Kの正負の符号に基づいて、被補正データY2
M2,C2,N2それぞれに加減算され、その計算結
果データY3,M3,C3,K3は、8ビツトのラツチ
回路84Y,84M,84C,84Kに保持される。
また、この色修正回路27は前記マスキング回
路26において、第(3)式から除いた独立変数が2
個含まれる項のマスキング計算として考えること
ができる。
すなわち、第(3)式のa7Y1M1+a8M1C1
a9C1Y1を、データY1,M1,C1によつて定まる色
相領域の補正量(△Y′)として予め算出してお
き、前記メモリーテーブル66Yへ書き込んでお
けばよい。
このマスキング計算式による補正量(△Y′)
(△M′)(△C′)を基本修正量として、各色版の
テーブルを作表し、この基本テーブルの所要、色
相領域の補正量(△Y′)(△M′)(△C′)へ、原
画並びに仕上り条件等による所要の補正量を加減
して、所望の色修正効果を得ることができる。
上述の色修正回路27は、修正を所望する色相
領域を各インキ色毎に細かに選択して、所要の修
正を加えることができるとともに、その修正が、
各インキ色版相互に相関することなく、独立して
修正できる。
また、各インキ色版の補正量(△Y)(△M)
(△C)(△K)を、相互に相関させて変化した方
が良好な結果を得る場合においても、各メモリー
テーブル66Y,66M,66C,66Kは、同一ア
ドレスで検索され、そのため、相互に関係する補
正量(△Y)(△M)(△C)(△K)を記録した
場所が、同時にアクセスされるから、変更を要す
る色版の所望色相領域の補正量を適宜定めた後
に、その変更された補正量に追従して定まる他の
色版の補正量を、所定の相関式に基いて別途デイ
ジタル計算器等で算出して定め、各色版における
所望色相領域の相互の補正量の相関補正も容易に
できる。
色修正回路27から出力する各Y,M,C,K
チヤンネルのデータY3,M3,C3,K3は、各部所
のデータを各チヤンネル毎に合成する合成回路2
8に取り込まれる。
合成回路28は、色修正回路27の出力する各
データY3,M3,C3,K3と、中性色成分発生回路
36の出力する各中性色データNY,NM,NC
NKとを、各インキ色のYMCKチヤンネル毎に加
算し、かつそれらの加算結果に、シヤープ信号発
生器24の出力する輪郭線強調データSを各々加
算して、最終的にY,M,C,K各色版のインキ
量を決定する各色データY4,M4,C4,K4を算出
し、そのデータY4,M4,C4,K4を8ビツトのラ
ツチ回路85Y,85M,85C,85Kへ保持す
る。
合成回路28の各チヤンネル出力データY4
M4,C4,K4は、色演算処理部3の出力としてチ
ヤンネル切替回路21に送り込まれ、そのデータ
Y4,M4,C4,K4は、選択的にバツフアーメモリ
21に取り込まれるとともに、記録走査部2の必
要とする時期に、D/A変換器23に送り込ま
れ、記録ヘツド15を制御し、所要色版の複製画
像を記録する。
以上の如く本発明によれば、色修正に係るすべ
ての修正項目が、それぞれの修正項目に応じて割
り当てられたメモリーテーブルで設定され、その
ため、温度並びに経時に対して、非常に安定な設
定条件保持能力、並びに設定条件再現能力を発揮
し、かつ各メモリーテーブルは、所要の処理目的
に応じて分離してあるため、他の処理目的のもの
相互間に相関することなく、独自にテーブル内容
を変更することができる。
さらに、同一処理目的内の各メモリーテーブル
には、基本的な条件変更に伴う最小限度のテーブ
ル組を小数種用意すればよく、その基本的な条件
に加えられる細かな条件変更は、基本的テーブル
組のいずれかのものを、若干修正することによ
り、容易に可能であるため、再現しうる色調範囲
の全ての条件の設定が可能である。
また、このテーブル組内でのテーブル内容の変
更は、各テーブル相互関に相関させずに、独自に
各テーブルの若干の修正が可能であるとともに、
テーブル組内でのテーブル内容の変更を相関させ
た方が、良好な結果を得る場合は、テーブル組の
相関する値同士が、各テーブル共同一アドレスを
もつて指定されるため、或る値に相関する他の値
を、各テーブル間の相関式に基いて、容易に算出
可能である。
よつて、何ら各々のテーブルの変更を、すべて
人為的に行なう必要なく、所要の1つもしくは2
つのテーブルの変更に伴つて、相関する他のテー
ブルを自動的に修正することも容易である。
さらに、処理目的に応じて分離した各メモリー
テーブルへの設定項目は、従来のアナログ処理の
場合とほぼ同様に分けてあるため、その設定項目
で行なわれる修正処理の結果的効果を、従来の経
験的データをもつて容易に予測可能であるととも
に、予測通りの修正効果が得られ、しかも、従来
とほぼ同様の修正内容指定仕様書の作製、並びに
結果的仕上り効果に求められる処理技法等の指定
が容易である。
また本発明に使用される各テーブルは、1次元
のテーブルであるため、すべてグラフとして表示
が可能であり、かつグラフに基づいて、テーブル
の書き込みも可能であることから、各設定項目の
標準修正値又は他の修正値に対して、新たに設定
される設定修正値が対比容易である。
そのため、標準修正値又は他の修正値によつて
処理された経験的データから、新たに設定される
設定修正値の結果的仕立り状態が予測可能とな
り、よつて、経験的データの積み重ねが可能とな
る。
しかも、各テーブル内容をグラフに表わしたも
のは、従来アナログ処理で使用されているグラデ
ーシヨン曲線等のグラフと同一内容をもつたグラ
フであるから、従来技術との対比が可能となつ
て、従来技術をもつて得られた経験的データを、
継続的に使用できることとなる。
しかしながら、本発明においては、従来のアナ
ログ処理を単にデイジタル処理に置換しただけの
ものではなく、色演算処理部3における有彩色無
彩色分離回路25では、各色版毎に中性色成分の
トーンバランスを調合可能とし、マスキング演算
回路26では、高次のマスキング演算を行い、色
修正回路27においては、色相範囲を高分解能を
もつて分離して色修正を行なうものである。
これらについては、従来のアナログ処理におい
ては行ない得ない新規な技術をもつて可能となし
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の実施要領を例示するも
ので、デイジタル色演算処理部を備えるカラース
キヤナーのブロツク図、第2図は、第1図におけ
る最大値選択回路のブロツク図、第3図は、同じ
くマスキング計算回路のイエーロチヤンネルを示
すブロツク図、第4図は、同じく色修正回路にお
ける第1の色判別回路を示すブロツク図、第5図
は、第1図に示す要領により得られた3色データ
のスペクトル波形図と、色修正回路の各信号関係
を示すチヤート図、第6図は、第1図における色
修正回路中の第2の色判別回路を示すブロツク
図、第7図は、第1と第2の色判別回路の出力信
号によつてテーブル索引されるメモリーテーブル
と、その出力の補正データの合計回路の一例を示
すブロツク図である。 1……原画走査部、2……記録走査部、3……
デイジタル色演算処理部、4……同期制御部、5
……カラー原画、6……原画シリンダ、7……モ
ータ、8……ピツクアツプヘツド、9……ネジ
棒、10……モータ、11……レベル整合回路、
12……A/D変換器、13……記録フイルム、
14……記録シリンダ、15……記録ヘツド、1
6……ネジ棒、17……モータ、18……回転
軸、19……ロータリーエンコーダ、20……ク
ロツク回路、21……バツフアーメモリー、22
……インキ色チヤンネル切替回路、23……D/
A変換器、12R〜12U……ラツチ回路、24…
…シヤープ信号発生回路、25……有彩色無彩色
分離回路、26……マスキング演算回路、27…
…色修正回路、28……データ合成回路、29…
…ラツチ回路、30……ラツチ回路、31……最
大値選択回路、32……有彩色分離回路、33a
……ラツチ回路、33……無彩色分離回路、34
〜34K……テーブル、35Y〜35K……ラツチ
回路、36……中性色成分発生回路、37……マ
グニチユードコンパレータ、38……バスライ
ン、39……バスライン、40……バスバツフア
ー、41……バスバツフアー、42……バスバツ
フアー、43……バスバツフアー、44……バス
バツフアー、45……バスバツフアー、46……
ラツチ回路、47Y〜47C……マスキング計算回
路、48Y〜48C……ラツチ回路、49Y〜49C
……メモリーテーブル、50Y〜50C……メモリ
ーテーブル、51Y〜51C……メモリーテーブ
ル、52Y……アドレスバス、53Y……アドレス
バス、54Y……アドレスバス、56……バスバ
ツフアー、57……バスバツフアー、58……バ
スバツフアー、59……加算器、60……バスラ
イン、61……バスライン、62……ラツチ回
路、63……バスバツフアー、64……第1の色
判別回路、65……第2の色判別回路、66Y
66K……メモリーテーブル、67Y〜67K……
加減算回路、68Y〜68C……マグニチユードコ
ンパレータ、69Y〜69C……一致検出コンパレ
ータ、70Y〜70C……オアーゲート、71Y
71C……インバータ、72……アンドゲート、
73……アンドゲート、74……アンドゲート、
75……アンドゲート、76……アンドゲート、
77……アンドゲート、78Y〜78C……バスバ
ツフアー、79……加算器、80Y〜80C……バ
スバツフアー、81……インバータ、82Y〜8
C……アンドゲート、83Y〜83C……オアゲ
ート、84Y〜84K……ラツチ回路、85Y〜8
K……ラツチ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所要色点の各分解各色データを相互に比較し
    て、該各色データから無彩色データを分離し、該
    無彩色データに基づきテーブル索引して、各色デ
    ータの無彩色成分データを新たに発生させる段
    階、 前記無彩色データを分離して残つた各有彩色デ
    ータに基づいて、テーブル索引してマスキング方
    程式を演算する段階、 前記マスキング方程式の演算結果に基づいて、
    色相領域を区分し、該色相区分データによつて各
    色の色補正データテーブルを索引して各色補正デ
    ータを求め、得られた色補正データによつて前記
    マスキング方程式の演算結果を修正し、さらに、
    この修正された演算結果に前記無彩色成分データ
    を合成する段階、 とによつて、前記所要色点の色調を制御すること
    を特徴とするデイジタル色調制御方法。
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