JPH0151439B2 - - Google Patents

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JPH0151439B2
JPH0151439B2 JP57162101A JP16210182A JPH0151439B2 JP H0151439 B2 JPH0151439 B2 JP H0151439B2 JP 57162101 A JP57162101 A JP 57162101A JP 16210182 A JP16210182 A JP 16210182A JP H0151439 B2 JPH0151439 B2 JP H0151439B2
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JP
Japan
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pawl member
pawl
drum
reset
safety device
Prior art date
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Expired
Application number
JP57162101A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5889591A (ja
Inventor
Eru Reido Junia Uorutaa
Ei Uan Sutoon Robaato
Eru Derano Rarufu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Acushnet Co
Original Assignee
Acushnet Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Acushnet Co filed Critical Acushnet Co
Publication of JPS5889591A publication Critical patent/JPS5889591A/ja
Publication of JPH0151439B2 publication Critical patent/JPH0151439B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/54Safety gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D5/00Braking or detent devices characterised by application to lifting or hoisting gear, e.g. for controlling the lowering of loads
    • B66D5/02Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes
    • B66D5/04Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes actuated by centrifugal force
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/20Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
    • E05Y2201/23Actuation thereof
    • E05Y2201/232Actuation thereof by automatically acting means
    • E05Y2201/242Actuation thereof by automatically acting means using threshold speed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、過剰な速度でのケーブルの繰り出
しを阻止する安全装置に関する。特にこの発明
は、ホイスト装置の故障のために持ち上げられた
物体が落下することを防ぐ安全装置に関するもの
である。従つてこの発明による装置は、持ち上げ
られたおよび吊り下げられた物体を保護しかつホ
イスト装置の故障により生ずる危険性のある物体
の下にいる人間の怪我を防ぐように働くものであ
る。
このようなことを目的とした安全装置は、従来
から知られている。このように安全装置にあつて
は、ドラムがケーブルの一端を固定してこれをま
わりに巻付け、ケーブルの他端は持ち上げられる
物体に固定されている。ケーブルは、荷重に耐え
るように充分な強度を有していなければならず、
ケーブルの繰り出しの急な停止により生ずるシヨ
ツクに耐えねばならない。ドラムに関連してばね
付勢され慣性を検出する爪部材が設けられ、この
爪部材はケーブルの繰り出しによるドラムの回転
速度を検出する。ばねの付勢力よりも慣性力が強
い場合のケーブル速度は、ケーブルのそれ以上の
繰り出しを阻止するようにドラムの回転を停止さ
せるように働く。
ドラムが、過剰の速度で回転を始めると、爪部
材は固定の歯状部材と係合するが、ドラムの回転
速度が所定値に達するまでは、爪部材は、これに
付勢力を与えるばねの力に抗して一定の動作を続
ける。爪部材のばねは、これに働く重力と慣性力
の組合せによつて一定の可撓性を有し、爪部材の
重量は、ドラムの各回転毎に交互にばねを強めた
り弱めたりする。爪部材に働く半径方向の加速力
がまた、回転方向の速度の一定の変化のためにば
ねの可撓性を生じさせる。従つて、従来の装置に
あつては、一定の可撓性による金属の疲労が重要
なときに安全装置に故障を生じさせる危険が常に
ある。種々の応力のために、安全装置は装置に好
ましくかつ予定されたケーブル繰り返し速度以外
の速度を受けて、この一定の可撓性は、ばねの疲
労を招くことになる。
従来周知の安全装置が動作する動的な状態にあ
つては装置の操作者は、さらに障害に遭遇するこ
とがわかつている。ケーブルが、繰り出し速度の
境界点に近付くと、爪部材は、優柔不断に固定部
材と係合し、「がたがた」する。この部分的な係
合は、ドラムの速度を落とし、ばねの応力は、慣
性部材をその休止位置へ押しやる。物体が落下し
つつあるので、ケーブルの速度は再び境界点速度
に近付くように増加し、爪部材による次の部分的
な係合が、サイクルを始める。従つて安全装置
は、単なる最低限のブレーキ装置として働き、落
下する物体を停止せしめる代りにその速度を緩め
るだけである。この様にして生じる故障のモード
は、装置が安全を保障するものと期待している操
作者に対して潜在的に有害なものであることが明
らである。
従つて、この発明は、これらの従来の安全装置
の欠点を克服した安全装置を提供しようとするも
のである。
この発明による慣性によつて作動させられるド
ラムロツク機構は、ケーブル巻戻しドラムに取付
けられた少なくとも一つの慣性部材を有する。こ
の慣性部材は、揺動可能であつて、第一の位置に
おいては、この慣性部材は、巻戻しドラムの自由
な回転を許す。しかしながら、ドラムの回転によ
り所定値を越えて回転が行なわれ慣性力により作
動させられると、慣性部材は第二の位置へ移動
し、固定部材と係合してドラムのそれ以上の運動
を阻止する。
固定部材は、ケーブル巻戻しドラムを保持して
いるハウジングに固定されたクラツチリングであ
ることが好ましい。また慣性部材は、第二の位置
へ移動したときはいつでもクラツチリングと係合
する歯を一端に備えた爪部材である。
爪部材は、その一端と接触する可撓性をもつて
取付けられたトグルロツドによつて方向力を与え
られる位置に保持されている。休止位置において
は、トグルロツドの方向力は、爪部材の揺動点と
揺動板の回転軸の間に向けられている。この可撓
性をもつて取付けられたロツドにより与えられる
力の内方向成分は、その力がドラムの回転による
爪部材の慣性力に打負けるまで爪部材をその位置
に保持する。従つて可撓性ロツドの押圧力のプリ
セツト値を下回るドラムの回転速度では、慣性部
材による積極的な運動は生じない。
ドラムの回転速度に応じて発生する慣性力が、
可撓性部材の力の所定値を越えると、爪部材の外
方へ向かう力はトグルロツドの内方へ向かう力を
越える。爪部材は、トグル動作により外方へ揺動
する。トグルロツドの作動線は、慣性力により爪
部材が外方に揺動した際揺動点を通過するので、
トグルロツドにより与えられる力は、爪部材と固
定部材との係合を推進する。従つて迅速かつ積極
的な外方への運動は、ロツク装置の係合を完成さ
せる。作動の後、トグルロツドの可撓性の取付け
手段は、ロツク機構が手動でリセツトされるま
で、その係合位置に爪部材を保持する。
ロツク機構が作動するドラムの回転速度あるい
はこれと等価のケーブル繰り出し速度は、トグル
ロツドに加えられる圧縮力の増減によつて変化す
ることが出来る。
適当なカウンターバランス慣性部材が、爪部材
に働く重力をカウンターバランスするためにピボ
ツト板の反対側に設けられることが好ましい。こ
のカウンターバランス慣性部材は正確に同じ形状
である必要はないが、カウンターバランスを正確
に行なうことが出来るものであることが好まし
く、製造上の観点からほぼ同じ形状であることが
好都合である。
能動的な慣性部材およびカウンターバランス慣
性部材は、ピボツト板の端部付近に枢着される。
好ましくは、慣性部材の一方のみが、歯を有する
リングと係合するための爪部材として働くように
取付けられる。他方の慣性部材は、単にカウンタ
ーウエイトとして働く。慣性部材の両方が、回転
を止めるために作用する能動的な爪部材として同
じような形状にすることが可能であることが明ら
かである。しかしながら回転を停止するために連
携する力は、両方の慣性部材が境界誤差内に位置
しかつバランスされているのでなければ、一方の
慣性部材のみによつて吸収される。
爪部材の揺動点は、ナイフエツジ状にすること
が出来る。この装置においては、他の揺動構造を
採用してもよいことは明らかである。ナイフエツ
ジ状の揺動構造は、他のものに比して摩擦が非常
に少ないという点で好ましい。このナイフエツジ
状の揺動構造は、慣性的に定められる駆動点が、
摩擦力に打勝つことなく繰り出し速度に基いて正
確に設定されることを保証する。
この発明によるナイフエツジ状の揺動構造はさ
らに、慣性部材をその揺動運動時のみに揺動させ
るように構成される。この発明によれば、ナイフ
エツジそれ自身は、如何なる停止力をも吸収する
必要がない。慣性部材がクラツチリングと係合す
るように揺動するときは、慣性部材の他端は、揺
動板それ自身の広い領域と接触するように揺動
し、慣性部材と揺動板との間で広い領域での力伝
達が行なわれるようにする。
好ましい実施例においては、能動的な慣性部材
とカウンターバランス用の慣性部材とは、共にリ
ンク結合され、一方の揺動で他方が揺動するよう
にされる。慣性部材の各々は、軸がナイフエツジ
と合致し、揺動板の各端部に設けたスロツト内を
回動するデイスク部分を有している。二枚のデイ
スクは、各々の周面に沿つてベルト駆動を行なう
付勢された可撓性ケーブルループによつて接続さ
れる。必要な共通した回動を行なうことに加え
て、ベルト駆動機構の圧力は、揺動板のナイフエ
ツジの揺動点を形作るスロツトの角とナイフエツ
ジの接触を維持する。
従つて積極的なロツク装置が設けられて所要の
速度をケーブルに与えるように働き、操作者およ
び(あるいは)機械自身の積極的な保護が図られ
る。
以下、添付の図面に示す実施例に基いてこの発
明を詳細に説明する。
第1図において、接続棒12は、側板14と1
6の間にねじ18によつて固定されている。ケー
ブル22を保持するドラム20は、側板14と1
6の間で、例えばねじ70により側板14に取付
けられた側板軸受68に一端を回転自在に支承さ
れたドラム軸66に取付けられている。ドラム軸
66の他端は、ばね支承軸受72に回転自在に装
着されている。このばね支承軸受72は、適宜、
ねじ76により側板16に固定されたばね心軸7
4と嵌合している。
付勢ばね78が、ドラム20のばね固定具80
とばね心軸74とに固定され、ばね支持部材82
により位置決めされている。付勢ばね78は、従
来周知の如く、物体の昇降中にケーブルのゆるみ
が生じたときケーブル22を巻戻すために適宜25
〜30ポンド(約11〜14Kg)の軽いケーブル巻戻し
付勢力を与えるように働く。
ドラム軸66と同軸であつてかつねじ84(第
1図には示されていない)により側板14に固定
の歯部を備えたクラツチリング86が設けられて
いる。クラツチリング86は、ハウジングに固定
されているので、ドラムと共に回転することはな
いであろう。このクラツチリング86は、鋼によ
り作られているので、ケーブル22の負荷を阻止
するために生じる力に充分耐えるものにされてい
る。
揺動板88が、ねじ90(第1図には示さず)
によりドラム20に取付けられている。
第2図において、能動的な爪部材92および非
能動的なカウンターバランス爪部材94が、位置
的に反対の側に揺動板88に取付けられている。
これらの爪部材を揺動自在にするために例えばド
ラム20にびようの如きものを揺動軸として用い
ることが出来る。
爪部材の各々は、ほぼ台形の先端を切断した楔
部分を有していることが好ましく、この楔部分
は、爪部材の前後間に配置されたほぼ円形のデイ
スク162と163の軸位置にその端部を配置さ
れている。この楔部分は、円形部分に保持され、
これと一体になる。各爪部材には、ナイフエツジ
168と169が設けられ、それぞれ揺動板の角
部分118と120に接触している。ナイフエツ
ジはもちろん、円形のデイスク162と163の
両端に接続されている。従つてデイスク162,
163の各々は、ねじ170と172の如き適当
な固定手段により一体的な二つの裁頭楔部分によ
り挾まれ、デイスクの軸であるナイフエツジでの
爪部材の揺動を可能にしている。
第2図に示す休止位置において、爪部材92の
台形部分の側方部174は、揺動板88の中央部
の側方部102と接触している。第3図から明ら
かな如く、第2の位置(作動位置)へ移動する際
には、爪部材92は、その端部176が揺動板8
8の肩部106に達するまで揺動することが出来
る。爪部材92は、端部176の反対側の上部に
歯状部178を備え、この歯状部178は第2の
位置へ移動して歯状部を有するクラツチリング8
6の歯の一つと係合する。
爪部材92の歯状部178が、爪部材92の揺
動によりクラツチリング86の歯の一つと係合し
たとき、ナイフエツジ168は角部から持ち上げ
られて、端部176は肩部106と接触するよう
に移動される。
この位置において、爪部材92は、クラツチリ
ング86と揺動板88との間で楔として作用させ
られ、揺動板88の如何なる運動をも阻止する。
揺動板88の運動を阻止し、その結果ドラム20
の回転を停止させる力は、スロツトの肩部106
に爪部材を介して伝達され、ナイフエツジ168
は何ら阻止力を発生する必要がなく、二つの限ら
れた点間での爪部材92の揺動のための支承面と
してのみ用いられる。
爪部材94は、図示の如く殆んど爪部材92と
同様の構成を有する非係合部である。この爪部材
94の機能は、能動的な爪部材92のカウンター
バランスである。図示の如く、このカウンターバ
ランス爪部材94は、爪部材92の歯状部178
に相当する歯を有しない。従つて、爪部材94が
クラツチリング86と係合することはない。仮
に、全ての部材が非常に狭い誤差内で製造されか
つ位置決めされているのでなければ、爪部材の一
方のみが、両方の爪部材が歯を有していたとして
も阻止力を実際に生じせしめることになること
は、この種の技術に携わるものにとつては容易に
理解出来ることであろう。従つて、一つの爪部材
(能動的な)のみが必要であり、他方は、もう一
つの能動的な爪部材としてではなくカウンターバ
ランスとして働くように構成することが妥当であ
る。
ケーブル装置180が、それぞれ爪部材92と
94の円形デイスク162と163の周囲に配置
されている。このケーブル装置180は、一端を
ケーブル付勢ばね184に取付けられ、他端をタ
ーンバツクねじ186に取付けられた第1のケー
ブル部分182を有している。同様に他のケーブ
ル部分が、ケーブル付勢ばね184の他端と他の
ターンバツクルねじ188に取付けられている。
これらのターンバツクルねじは、ターンバルクル
体189にねじ嵌合しているので、ケーブル装置
180は、ターンバツクル体189の操作により
付勢力の増減のために引締められる。爪部材92
と94は、内方にスロツト(破線190,19
1,192,193)を有しているので、ケーブ
ル装置はデイスク162と163に自由に接近出
来る。
ケーブル装置180は、ナイフエツジ168と
169の揺動板88の角部118と120に対す
る緊密な接触を維持するように働く。さらにケー
ブル装置180は、一方の爪部材の全ての運動を
他方の爪部材に伝え、両部材の揺動が同時に生じ
るようにする。
この発明の好ましい実施例によれば、爪トグル
ロツド194が、爪部材92の端部の凹部196
と接触するように配置される。爪トグルロツド1
94は、ねじ付の接続具であつて、トグルばね2
00の一端に固定されたナツト198とねじ係合
している。トグルばね200の他端は、ねじ穴1
38と係合するねじによつて揺動板88に固定さ
れている。ナツト198は、刻み目を有してお
り、これによつてトグルばね200の圧縮力が指
で制御可能となり、その結果爪部材を第2の位置
へ移動するのに必要な慣性力を調節することが出
来る。
第2図の休止位置において、トグルロツド19
4の力線方向はナイフエツジの揺動軸の下方であ
る線195上にあり、従つて爪部材92を休止位
置に保持する下方への力成分が存在する。爪部材
92が係合状態にある第3図の位置において、ト
グルロツド194の力は、ナイフエツジ揺動軸上
の線195方向を向いており、これによつて外方
へ向かう力成分が存在する。
同様にしてトグルロツド202が、より積極的
なトグル動作を行なうためにばね206により爪
部材94を付勢するように設けることが出来る。
しかしながら、第2のトグルロツドの使用は動作
には必要でないことは、この種の技術に携わるも
のにとつて自明であろう。
安全装置の動作を以下に説明する。二つの爪部
材92と94は、トグルロツド194と202の
力によつて揺動板88の側方部102と104に
対して通常は保持されている。内方へ予め与えら
れる負荷は、トグルばね200と206の圧縮力
により与えられるものである。この負荷を爪部材
の慣性力が越えると、爪部材は外方へ揺動する。
爪部材が外方へ揺動すると、トグルばね200と
206によりトグルロツド194と202により
与えられる力の方向は、爪部材のナイフエツジの
揺動点(第3図)を通過し、慣性力にこの力が加
わつて能動的な爪部材92をクラツチリング86
と係合させる。
クラツチリング86は回転に対して不動である
ので、能動的な爪部材92がクラツチリング86
と係合すると、爪部材に対してクラツチリング8
6により与えられる力は、爪部材92を持ち上げ
てそのナイフエツジ揺動点を外し、揺動板88の
肩部106の幅広い面に対して爪部材92の端部
176を押しやる。係合力は、かくして比較的大
きな支承面に伝達される。これは、従来の揺動ピ
ンの如き構成に比して大きな利点があり、またこ
の揺動ピンにおいて遭遇する摩擦の問題を解消す
るものである。
爪部材が作動する回転速度は、トグルばね20
0と206によつて与えられる力の増減により変
化せしめられる。第2図の実施例においては、こ
の力は、トグルロツド194と202に関してそ
れぞれ刻み目のついたナツト198と208を回
転し、トグルばね200と206を圧縮すること
によつて増加させられる。
安全装置の典型的な応用例は、「ブツク」形の
ゴム圧縮型の積載時に、型開放ホイストの事故に
よる怪我から労働者を保護することにみられる。
ケーブル22の自由端は、昇降すべき型の上部の
適当な個所に取付けられる。特に、ホイストは、
40フイート/分の最高速度で約1000ポンド(約
450Kg)を持ち上げ、その結果安全装置のドラム
20は、毎分19回転する。安全装置のトグルばね
200と206は、毎分65回転で作動するように
調節され、これは、ホイストに故障が生じたと
き、型のカバーの自由落下が1インチ生じた後の
ドラム20の速度に相当する。安全装置が作動し
た後、落下を阻止する他の力は、従来周知の如く
シヨツクアブソーバにより吸収出来る。
この発明の好ましい実施例によれば、安全装置
が作動した後は、装置は手動でリセツトされねば
ならない。これは重要な特徴である。手動リセツ
ト機構の適切な例が、第1図および第2図に示さ
れている。
第1図において、ドラム軸66は、大径の穴部
210と肩部214においてこれと接続する小径
の穴部212からなる空間を有している。大径の
穴部210内には、これに摺動自在に収容された
円筒部218を含むリセツト作動部材216が配
置されている。この円筒部218は、スリーブ2
22に向つて小径となる円錐部220を有し、ス
リーブ222はリセツト作動ロツド224に固定
されている。リセツト作動ばね226が、スリー
ブ222の肩部と小径穴部212の肩部228と
の間に配置されている。
リセツト作動ロツド224は、ドラム軸66の
一端の穴230を貫通し、リセツト作動ばね22
6の圧縮力に対して前後動する。
リセツトレバー232が、側板16の外部に揺
動可能に取付けられている。リセツト作動ロツド
224は、リセツトレバー232の一端の穴23
4を貫通し、リセツト作動ナツト236により保
持されている。リセツトレバー232の揺動手段
は、宜択出来る。このリセツトレバー232は、
カバー238により保護されていることが憲まし
い。
リセツトレバー232の作動手段は、種々の仕
方で行なうことが出来るが、第1図のリセツトケ
ーブル240によつて行なうことが出来る。
第2図において、リセツトロツド242は、揺
動板88に配置されたリセツトロツド軸受244
に摺動自在に嵌合している。ナツト246が、ロ
ツド242の外端に保持され、揺動板88に揺動
可能に取付けられたベルクランク248と接触し
ている。ベルクランク248の一方のアーム25
2に取付けられたばね250が、ベルクランクの
このアーム252とナツト246の接触を維持す
るために配置され、他方でリセツトロツド242
とリセツト作動部材216との接触を維持してい
る。
ベルクランク248の他方のアーム254が、
爪部材92を摺動自在に受け入れるスロツト付き
の部材258の一端に揺動可能に取付けられてい
る。スロツト付き部材258のスロツト260
は、爪部材92の凹部のピン262を摺動自在に
保持している。
爪部材92がクラツチリング86と係合した後
のリセツト機構のため、ピン262は、スロツト
260の上部にある。第1図に示す如く、リセツ
ト作動レバー232が右方に移動されると、円錐
部220は、リセツトロツド242に対して摺動
することになる。第2図においてリセツトロツド
242が、リセツト作動部材216の運動によつ
て左方に移動すると、ベルクランク248のアー
ム258も左方に移動する。アーム254の揺動
によつてスロツト260の上端はピン262を下
方に引張る。従つて、爪部材92は、クラツチリ
ング86との係合位置からリセツト位置へ復帰す
る。
このリセツトを行なうためには、爪部材の歯状
部178とクラツチリング86との間に僅かな圧
力しか存在してはならないことが明らかである。
従つて爪部材のリセツトは、加えられる負荷の存
在しないときに行なわれ、これは重要な特徴であ
る。
第4図は、この発明の他の実施例を示すもので
ある。この実施例では、第1図に示す如き回転ド
ラムの一側部である板300が、固定の歯付きク
ラツチリング302の内周を回転自在となるよう
に配置される。
前述の実施例と同様、能動的な爪部材304と
カウンターバランス爪部材306とが板300に
関して対向して揺動可能に配置されている。爪部
材304と306は、適当にかしめなどによつて
板300に固定された軸308と310に関して
揺動自在である。能動的な爪部材304は、揺動
端の反対側の端部に歯状部312を備える。
図示の休止位置において、歯状部312は、ク
ラツチリング302の内周面の内側に位置してい
る。爪部材304が、第2の位置(鎖線位置)へ
外方へ揺動すると、歯状部312はクラツチリン
グ302の歯状部と係合して、板300のそれ以
上の回転を阻止する。
トグルアーム314の一端は、爪部材304の
内側のスロツト318内でトグルピン316に枢
支されている。トグルアーム314の他端は、ト
グルガイド324のスロツト322内でガイドピ
ン320に枢支されている。トグルガイド324
は、板300のスロツト326に摺動自在に嵌合
している。同様に、トグルアーム330が、爪部
材306のトグルピン332トグルガイド336
のガイドピン334とに枢支されていることが好
ましい。ばね338が、スロツト340に摺動自
在に嵌合しているトグルガイド336とスロツト
340の端部との間に配置されている。
平衡杆342と344が、両端にロツド348
と350を備えるブロツク346に対して揺動自
在に装着されている。ロツド348と350は、
その往復動を可能とするためにガイド穴352と
354に摺動自在に収容されている。
図示の休止位置において、トグルピン316
は、軸308とガイドピン320の中心を通る線
356の下方にある。トグルばね328は、圧縮
状態にあるので、トグルピン316に働く下方へ
の力成分は、板300の回転中爪部材304を休
止位置に保持する。回転速度が所定値を越える
と、爪部材304に働く慣性力は、前記力成分に
打勝ち、爪部材304は、外方である第2の位置
へ揺動する。トグル動作のために、この位置にお
いてトグルピン316は線356の外方にあり、
ばね328の押圧力は、外方へ向かう力成分とな
つて爪部材304を第2の位置に保持する。
爪部材304と306に取付けられ、ブロツク
346に取付けられた平衡杆342と344は、
動作の平衡をとり、従つて爪部材304と306
とは常に同時に移動する。
装置のリセツトは、第4図において平衡ブロツ
ク346を左方へ移動する適当な手段を設けるこ
とによつて行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による装置の中央縦断断面
図、第2図は、側板を取外した状態での側面図、
第3図は、係合位置にある爪部材とこれに関連す
る構成の説明図、第4図は、この発明による装置
の他の実施例の内部を示す側面図である。 14,16…側板、20…ドラム、22…ケー
ブル、86…クラツチリング(リング状部材)、
92,94…爪部材(慣性部材)、88…板、1
68,169…ナイフエツジ、194…トグルロ
ツド、200…トグルばね、202…トグルロツ
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドラムの回転速度が所定値を越えたときドラ
    ムからケーブルの繰り出しを停止せしめる安全装
    置において、 ハウジングと、 ハウジングに回転可能に装着されたドラムと、 ドラムの一方向の回転で巻上げられ、他方向の
    回転で繰り出されるようにドラムに取付けられた
    ケーブルと、 ドラムと一体的に回転する板と、 前記板と同一平面にあつてこれを取巻くように
    前記ハウジングに固定されたリング状の部材およ
    び 前記板に揺動自在に取付けられた爪部材を有
    し、 前記爪部材は、第1の位置と第2の位置を有
    し、 前記爪部材は、前記第1の位置において前記ド
    ラムの回転を許容し、 前記爪部材は、前記第2の位置において前記リ
    ング状部材と係合して前記ドラムの回転を阻止
    し、 前記爪部材は、前記ドラムの回転により生じた
    慣性力によつて前記第1の位置から前記第2の位
    置へと揺動し、さらに 前記ドラムの回転速度が所定値に達するまで前
    記爪部材を第1の方向への付勢力下において前記
    第1の位置に保持する付勢されたトグル部材を有
    し、 前記トグル部材は、その後前記爪部材を第2の
    方向への付勢力下において前記第2の位置に保持
    するようになつており、 前記爪部材は一端に歯状部を有しており、該歯
    状部は前記爪部材が前記第2の位置にある時に前
    記リング状部材と係合するようになつており、前
    記爪部材の他端は前記爪部材が前記第2の位置に
    ある時に前記板の肩部に当接して係合するように
    なつており、前記爪部材は前記爪部材が前記第1
    の位置にある時に前記板の凹部の対向する肩部と
    係合するナイフエツジ部を有していることを特徴
    とする安全装置。 2 前記リング状部材が、その内側に多数の歯状
    部を備えたクラツチリングであり、前記爪部材
    が、前記リング状部材の歯状部と係合する歯状部
    を備えた能動的な爪部材であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の安全装置。 3 前記板上に、前記能動的爪部材と対向した位
    置にカウンターバランス爪部材を取付けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載の安全装
    置。 4 前記カウンターバランス爪部材が歯状部を除
    いては前記能動的爪部材とほぼ同一であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の安全装
    置。 5 前記能動的爪部材と前記カウンターバランス
    爪部材が、各爪部材の揺動軸を形成するナイフエ
    ツジ部分を有し、各爪部材のこれらのナイフエツ
    ジは、前記板と揺動時に接触するようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の安全装
    置。 6 前記能動的爪部材とリング状部材の接触の
    際、前記能動的爪部材のナイフエツジ部分は、接
    触を外され、前記爪部材の端部が前記板と接触す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    5項記載の安全装置。 7 前記爪部材を前記第2の位置から前記第1の
    位置へ復帰させるためのリセツト部材をさらに設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の安全装置。 8 前記リセツト部材が、 前記ハウジング上に揺動可能に設けられたリセ
    ツトレバーと、 前記リセツトレバーに連結され、前記リセツト
    レバーと共に移動するリセツト作動ロツドと、 円錐部を有し、前記リセツト作動ロツドに連結
    されたリセツト作動部材と、 前記円錐部に当接しているリセツトロツドと、 前記爪部材および前記リセツトロツドに連結さ
    れたアームとからなり、 前記アームは前記リセツトレバーが揺動された
    時に前記爪部材を前記第2の位置から前記第1の
    位置に移動するようになつていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項記載の安全装置。
JP57162101A 1981-11-23 1982-09-17 安全装置 Granted JPS5889591A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US324006 1981-11-23
US06/324,006 US4448290A (en) 1981-11-23 1981-11-23 Safety device for a cable wound drum

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5889591A JPS5889591A (ja) 1983-05-27
JPH0151439B2 true JPH0151439B2 (ja) 1989-11-02

Family

ID=23261667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57162101A Granted JPS5889591A (ja) 1981-11-23 1982-09-17 安全装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4448290A (ja)
JP (1) JPS5889591A (ja)
AU (1) AU534758B2 (ja)
CA (1) CA1192895A (ja)
GB (1) GB2110633B (ja)

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AU8548382A (en) 1983-08-11
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