JPH01509A

JPH01509A - 情報線

Info

Publication number: JPH01509A
Application number: JP62-153896A
Authority: JP
Inventors: 一夫大西; 藤岡　禮二; 原田　照久
Original assignee: 白井實業株式会社
Priority date: 1987-03-13
Filing date: 1987-06-19
Publication date: 1989-01-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕この発明は、光ファイバ線を有する情報線に関する。

〔背景技術〕

光信号の伝送路として、光フアイバコードや光フアイバ
コードが複数本束ねられた光フアイバケーブルが用いら
れている。光フアイバコードは、普通、光フアイバ素線
に樹脂被覆が施されてなる心線が塩化ビニル樹脂等から
なる断面円形の被覆により保護されている。光フアイバ
ケーブルも、普通、光フアイバケーブルの東が断面円形
の被覆により保護されている。

しかしながら、従来の光フアイバコードや光フアイバケ
ーブルは、パイプに通す等して配線を行うにあたって曲
げにりく、被覆が損傷を受けやす（て光ファイバ心（素
）線の保−護が充分でないといった問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、曲げやすく光ファイバ線の保護が非常に優れた情
報線を提供することを目的としている。

〔発明の開示〕

前記のような目的を達成するため、この発明は、光ファ
イバ線が細幅織物で被覆保護されてなる情報線をそめ要
旨としている。

以下に、この発明の詳細な説明する。

第１図および第２図はこの発明にかかる情報線の第１実
施例をあられす。図にみるように、この情報線は、経糸
１と緯糸２とが互いに織られるとともに、表裏の緯糸２
に交互に結節糸３が掛けられるようにして織られた細幅
織物４を備えている。この細幅織物４としては、たとえ
ば、織物層のベルトと同じ職構造のものを用いることが
できる。細幅織物４内部の両側部には光ファイバ線５が
１本ずつ長さ方向に沿って配置されている。この光ファ
イバ線５は、経糸として細幅織物４に織り込まれていて
、細幅織物４によって被覆保護されている。

この情報線は、従来の光フアイバコードおよび光フアイ
バケーブルの断面円形の被覆が障害物等に線接触するの
に対し、細幅織物の表裏面で面接触することとなるので
、外部からの作用に、対して損傷しにくい。また、外部
からの押圧力を面で受けることとなるので、光ファイバ
線に加えられる押圧力が緩和され、光ファイバ線が変形
等する恐れが非常に少なくなる。このため、光ファイバ
線の保護効果が非常に高いものとなっている。さらに、
細幅織物は柔軟で曲げやすいので、取り扱いが非常に楽
である。

この発明にかかる情報線は、つぎのような効果を得るこ
ともできる。海底等に設置されるケーブルには、光ファ
イバ線と導線（電力線）等とを備えたものがあるが、従
来のこの種のケーブルは、設置時や設置後のねじれやう
ねり等により、導線等は傷んだり、切れたりすることが
少ないけれども、光ファイバ線が傷んだり、切れたりす
ることが多かった。しかしながら、この発明にかかる情
報線は曲がりやすく光ファイバ線の保護効果も高いので
、導線等とともにケーブルに設けられても、光ファイバ
線が傷んだり、切れたりするおそれが非常に少ない。

第１３図は、この発明にかかる情報線が用いられたケー
ブルの１例であって、被９１６の内部にこの発明にかか
る情報線１７．テンションメンバ１８および導線１９が
配置されている。テンションメンバ１８は、鋼線、ＦＲ
Ｐ　（ガラス繊維強化プラスチックス）ロンド、アラミ
ド繊維等の材料が用いられ、被２１６の収縮を押さえる
といった目的で用いられるものである。第１４図は、こ
の発明にかかる情報線が用いられたケーブルの別の例で
あって、被ｆｆ１１６の内部に、この発明にかかる情報
線１７および導線１９が配置されている。

第３図は、この発明にかかる情報線の第２の実施例をあ
られす。図にみるように、この情報線は、第１の実施例
の細幅織物と異なる織り方により、経糸１と緯糸２とが
互いに織られた細幅織物６を備えている。この細幅織物
６には、光ファイバ線５が経糸として織り込まれている
。そして、光ファイバ線５は、細幅織物６によって被覆
保護されている。

第４図は、この発明にかかる情報線の第３の実施例をあ
られす。図にみるように、この情報線は、経糸１と緯糸
２とが互いに織られた細幅織物７を備えており、光ファ
イバ線５が、表裏の緯糸２に交互に掛けられる結節糸と
して細幅織物７に織り込まれている。そして、光ファイ
バ線５が細幅織物７によって被覆保護されている。

第５図および第６図は、この発明にかかる情報線の第４
の実施例をあられす。図にみるように、この情報線は、
経糸１と緯糸２とが互いに織られた細幅織物８を備えて
おり、２本の光ファイバ線５．５が、緯糸として細幅織
物８に織り込まれている。そして、光ファイバ線５が細
幅織物８によって被覆保護されている。細幅織物８の耳
部８ａには、経糸工が密に入れられて、光ファイバ線の
保護をより充分にしている。

第７図および第８図は、この発明にかかる情報線の第５
の実施例をあられす。図にみるように、この情報線は、
経糸１と緯糸２とが互いに織られた細幅織物９を備えて
おり、光ファイバ線５が糸１０に撚り合わされてなる撚
り線が２本、経糸として細幅織物９に織り込まれている
。そして、光ファイバ線５が細幅織物９によって被覆保
護されている。前記撚り線の代わりに、製紐法によって
、光ファイバ線と糸とからつ（られた紐が用いられるよ
うであってもよい。

第９図は、この発明にかかる情報線の第６の実施例をあ
られす。図にみるように、この情報線は、芯となる細幅
織物１１の両面に覆いとなる細幅織物１２．１３が縫合
されるようになっていて、細幅織物１１の片面には、２
本の光ファイバ線５．５が糸１４により縫い付けられて
いる。そして、光ファイバ線５が細幅織物１１，１２．
１３によって被覆保護されている。細幅織物１１の両耳
部１１ａには、経糸が密に入れられて、保護の充実が図
られている。

第１０図および第１１図は、この発明にかかる情報線の
第７の実施例をあられす。図にみるように、この情報線
は、伸縮性を有するテープ１５を備えている。このテー
プ１５の両側には、切り込み１５ａが多数設けられてお
り、２本の光ファイバ線５．５が、両側の切り込み１５
ａにジグザグに通され、テープ１５の長さ方向に沿って
配置されている。テープ１５の表裏には、細幅織物１６
．１６が縫合されており、光ファイバ線５が細幅織物１
６によって被覆保護されている。テープ１５に設けられ
る光ファイバ線５の本数は、１本であってもよく、３本
以上であってもよい。第１２図は、光ファイバ線５が３
本設けられたテープ１５の例を示している。図にみるよ
うに、このテープ１５の両側には、３本１組の切り込み
１５ａが多数組設けられており、両側の各組の各切り込
み１５ａに１本ずつ光ファイバ線５がジグザグに通され
、３本の光ファイバ線５が、テープ１５の長さ方向に沿
って配置されている。

第２〜７の実施例も、光ファイバ線の保護効果が非常に
高く、曲げやすくて取り扱いが非常に楽である。。しか
も、導線等とともにケーブルに設けられても、光ファイ
バ線が傷んだり、切れたりするおそれが非常に少ない。

なお、この発明にかかる情報線においては、情報線に引
張力がかかった場合に、光ファイバ線に負荷が加わらな
いようにするため、細幅織物の経糸として、伸びの少な
い繊維からなるものを用いるようにし、この経糸に引張
負荷が加わるようにするとよい。また、光ファイバ線が
第５図にみるように屈曲、蛇行するようにして内蔵させ
るようにするとよい。第５図以外の実施例においても同
様である。第５図に示されている細幅織物８あるいは第
９図に示されている細幅織物１１のように、両耳部８ａ
、ｌｌａに経糸を密に入れるようにすると、情報線の面
に加わる押圧力の影響を光ファイバ線が受けにくくなる
のである。光ファイバ線としては、光フアイバ素線に樹
脂被覆が施された心線が用いられるようであってもよい
し、光フアイバ心線に塩化ビニル樹脂等の被覆が施され
たものが用いられるようであってもよい。

つぎに、より具体的な実施例について説明する（実施例
１）１本の光ファイバ線を縦糸として細幅織物（ベルト）に
織り込んで情報線をつ（った。ただし、光ファイバ線と
しては、光フアイバ心線（コア径２００＃ｍ、石英−ク
ラッド径２３０ＩＩｍ、ポリマ被覆）を用いることとし
た。

（実施例２）実施例１と同様にして情報線をつ（った。ただし、光フ
ァイバ線としては、実施例１で用いた光フアイバ心線に
塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）の被覆を設けた径２．２鶴の
光フアイバコードを用いることとした。

実施例１および実施例２の情報線につき引張強度特性の
試験を行った。この試験では、第１５図（ａ）、　（ｂ
）に示されているように、情報線２０の両端にそれぞれ
細幅織物２１の両端を縫製加工により接続して情報線２
１の両端に細幅織物２１の輪を設けたものを試料として
用い、この試料に両端の輪を利用して張力を加えて光フ
ァイバ線の透光性の変化を測定することとした。情報線
２０の長さｌは２０００ｍｍとした。図中、５は光ファ
イバ線、２２はコネクタである。

結果を第１６図に示す。ただし、折れ線２３は実施例１
の結果、折れ線２４は実施例２の結果をそれぞれ示して
いる。実施例１．２のいずれも、１０００ｋｇｆまで負
荷した後、荷重を除去すると、光保持率は１００％に回
復した。

比較のため、実施例２で用いた光フアイバコードの引張
特性の試験を行った。ただし、光フアイバコードの長さ
は、２００鶴とした。結果を第１７図に示す。第１７図
より、光フアイバコードは、３５ｋｇｆ程度の負荷まで
しか耐えることができないことがわかり、実施例１．２
のいずれもが１００１００Ｏの荷重に耐えることができ
たのに比べて、非常に引張強度が低いことがわかる。

〔発明の効果〕

この発明にかかる情報線は、光ファイバ線が細幅織物で
被覆保護されてなるので、曲げやすく光ファイバ線の保
護が非常に優れている。また、導線等とともにケーブル
に設けられても、光ファイバ線が傷んだり、切れたりす
るおそれが非常に少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる情報線の第１実施例の端部の
斜視図、第２図は同実施例の構造説明図、第３図はこの
発明にかかる情報線の第２実施例の構造説明図、第４図
はこの発明にかかる情報線の第３実施例の構造説明図、
第５図はこの発明にかかる情報線の第４実施例の端部の
斜視図、第６図は同実施例の構造説明図、第７図はこの
発明にかかる情報線の第５実施例の端部の斜視図、第８
図は同実施例の構造説明図、第９図はこの発明にかかる
情報線の第６実施例の構造説明図、第１０図はこの発明
にかかる情報線の第７実施例の端部の斜視図、第１１図
は同実施例のテープの一部の平面図、第１２図は光ファ
イバ線を備えたテープの一部の斜視図、第１３図はこの
発明にかかる情報線を有するケーブルの１例の端部の斜
視図、第１４図はこの発明にかかる情報線を有するケー
ブルの別の例の端部の斜視図、第１５図（ａ）は試料の
平面図、同図（ｂ）は同試料の側面図、第１６図は試料
に加えた荷重に対する光量保持率の変化をあられすグラ
フ、第１７図は光フアイバコードの強度−伸度曲線のグ
ラフである。４．６．７．８，９．１１，１２，１３．１６・・・細
幅織物　５・・・光ファイバ線　１７．２０・・・情報
線代理人　弁理士　　松　本　武　彦Ｍ１　図瀉３図第４図ｔ４５因＠６図１１７ｆ！ＡｉｔｇＢ図竿９図第１１図第１２図　　　　　　　　　　　＠１３図第１フ図伸　　　度（％）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光ファイバ線が細幅織物で被覆保護されてなる情
報線。
（２）光ファイバ線が細幅織物に織り込まれている特許
請求の範囲第１項記載の情報線。
（３）光ファイバ線が、伸縮性を有するテープの両側に
設けられた多数の切り込みにジグザグに通されてテープ
の長さ方向に沿って配置され、このテープの表裏に細幅
織物が縫合されている特許請求の範囲第１項記載の情報
線。