JPH01502268A - アミノグリコシド誘因腎臓毒に対する保護 - Google Patents

アミノグリコシド誘因腎臓毒に対する保護

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JPH01502268A JP88501216A JP50121688A JPH01502268A JP H01502268 A JPH01502268 A JP H01502268A JP 88501216 A JP88501216 A JP 88501216A JP 50121688 A JP50121688 A JP 50121688A JP H01502268 A JPH01502268 A JP H01502268A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
アミノグリコシド誘因■臓毒に対する保護1、序論 本発明は、アミノグリコシドの毒性作用を媒介する反応性酸素代謝物の発生を抑 制し、該代謝物を効果的に清掃ま合物は、ヒドロキシルラジカル等のフリーラジ カルまたは過酸化水素および超酸化物等のその代謝性前駆体の発生を抑制し、効 果的に清掃または無毒化する薬剤を含む。本発明の特定な実施態様において、ヒ ドロキシルラジカル清掃剤である化合物は、アミノグリコシドの肝臓前に対する 防護を与えることができる。本発明の他の実施態様において、鉄キレート化剤( Chelator)である化合物は、アミノグリコシド誘導腎臓損傷を減少する ことができる。 アミノグリコシド坑生物質(例えばストレプトマイシン、ゲンタマイシン、カナ マイシン、トブラマイシン等)は、グラム陰性細菌によって引き起こされた感染 の処置に広く用いられている。アミノグリコシド類(アミノグリコシブ4 ツク アミノシクリトール類(am+inoglycosidic aminoey’ e1itols))全てはヘキソース類(アミノシクリトール類)核へのグリコ シディック結合におけるアミノ糖類を含む。ヘキソースは、ストレブチジン(ス トレプトマイシン中)または2−デオキシストレプトアミンのいずれかである。 アミノグリコシド族は、ヘキソースに付着されたアミノ糖類に基づいて識別され る[グツドマンおよびジルマン編、1980年、ファーマコロジカル ベイシス  オブ セラビニ−ティクス、第6版、シーエイチ、51.第1162〜119 9頁(Goodian and Gilman eds、、 1980. Th e PharmaeologicalBasis of Therapeuti cs、 8th Ed、、 Ch 51.1)I)、 1162−1199)] 。 アミノグリコシド坑生物質の速やかな殺菌作用は、感染性微生物におけるタ ンパク質合成の禁止によって生じる。いくつかの感染性微生物を挙げると、少な いがエシニリキア種(Escherichia spp、)、ヘモフィラス種( Haemophi Ius spp、)、 リステリア種(Listeria  spp、)、シュードモナス類(Pseudomonas spp、)、ノカル ディア類(Nocardia spp、)、エルジニア種(Yersinia  spp、)、クエブシエラ種(Klebsiella spp、)、エンテロバ クタ一種(Enterobacter spp、)、サルモネラ種(Salmo nella spp、)、ブドウ球菌種(Staphyloceocas sp p、)、連鎖法菌種(Streptococcus spp、)l ミコバクテ リウス種(Mycobacteria spp、)、赤痢菌種(Shigell a spp、)およびセラチア種(Serratia spp、)が挙げられる 0タンパク質合成禁止は、30S リポソーム サブユニットに対して直接作用 することにより翻訳、開始の干渉および遺伝子コードの読み違いを引き起こすこ とにより生じるらしい(グツドマンおよびジルマン前述)。 そのアミノ基のためにアミノグリコシドの全ては、生理学的pHにおいて陽イオ ン性であり、そして陽イオン度は存在アミノ基の数と分子中のその位置の両者の 関数である。 アミノグリコシドの極性は、基の部分によって分配された薬物速度論理的性質に 主に応答性である。例えば、これらの薬剤は、経口投与後吸収されることはなく 、脳を髄液に容易に浸透せず、−また肝臓により速やかに排出さ、れる。またこ れらの薬剤は、極性が高いので受動拡散がほとんどなく、かつ細胞膜を横切って 活性的に移送される(グツドマンおよびジルマン、前述)。陽イオン性はまた、 アミノグリコシド毒における臨界的役割を果すらしい。 重大な毒性は、アミノグリコシドの有効性に対する主な制限である[ヒュームズ  エイチ、ディー、ヴニインバーグ、ジェイ、エム、、1986年、トキシック  ネフロファティーズ、イン ザ キドニー、ブレンナー、ビー、エム。 およびエフ、シー、レフター編、ダブり二一、ビー、サウンダーズ カンパニー 、フィラデルフィア、ペンシルバニア州、第1491〜1532頁(Humes 、 H,D、 and Weinberg、 J、M。 、1986. Toxic Nephropathies、 in The K idney、 Brenner。 B、M、 and F、C,Rector、 eds、、 W、B、 5aun ders Company、 Ph1ladelphia、 Pa、、 pp、  1491−1532)に記載、グツトマンおよびジルマン、前述も参照]。3 系統の毒性がアミノグリコシドの使用でしばしば起こる。すなわち(1)それは 第8頭蓋神経の聴覚および前庭の両方の使用を含み得る聴器毒性、(2)急性細 管壊死として顕著な肝臓前;および(3)胸内および腹腔内投与に次いで起こり 得、呼吸窮迫となる神経筋閉塞として顕著な急性中毒である。 肝臓前は急性腎不全の全ケースの10〜15%の原因を示す抗生アミノグリコシ ドの使用の主要な合併症である(ヒュームズ、エイチ、ディー、およびヴエイン バーグ、ジエイ、エム、前述)。最初にエンザイムユリア(enzymuria )として表わされる。アミノグリコシドの単純服用投与後24時間程で刷子縁膜 酵素の活性は、尿中に検出され治療の続行に従って活性の急性な増加を伴う。近 位細管移送プロセスもまた損われグリコスユリア(glycosuria) 、 アミノ酸ユリア(aminoaciduria)および他のベータ2−ミクログ ロブリンユリアとのファンコニ一様シンドローム関連疾患および細管タンパク質 ユリアを導く。腎臓のK”およびMg−消耗もまた生じ、明白な低カリウム血症 および低マグネシウム血症を導く。抗バソプレミン性尿濃縮疾患の結果、多床症 もまたアミノグリコシド腎臓前の初期に発達する。 急性腎不全は、代表的には処置後5〜7日後に生じ、血尿窒素および血漿クレア チニンレベルの急激な増加により臨床的に表わされる。光学顕微鏡の基量も明ら かな組織生理学的変化は、近位細管壊死である。細管超微粒子構造は、骨髄様体 として表わされる同心性の多層稠密模様を含む顕著なチトセグレーソーニス(e ytosegresomes)の証拠を示すO肝臓前に対するゲンタマイシンの 特異性は、明らかに肝臓近位回施状細管におけるその優先的蓄積に関連する(血 漿の50〜100倍)。しかしながら、組織生理学的欠損が近位細胞に対して制 限されるので、糸状の濾過割合の観察される落差(fall)に対する原因は、 明確でない。 生物学的膜に対するゲンタマイシンの効果は、おそらく病原性連鎖に臨界的であ ろうがその正確なメカニズムは未知である。しかなしながら、アミノグリコシド 陽イオン性は、その重要な役割を果すことが推定される。アミノグリコシド陽イ オン性の結果、酸性リン脂質が薬剤の部位を結合する主要な膜である。脱酸リン 脂質に対するアミノグリコキシドの親和性は、脱酸リン脂質が膜構造およびと透 過性を与え、膜結合酵素の作用並びにホルモン−膜レセプター相互作用に重要な 役割を果すので多数の血漿膜および細胞下(subcel Jar)プロセスを 影響する可能性があるかもしれない。生体内で観察されたいくつかの細胞下膜に 対するアミノグリコシドの影響の例として(ヒニームズおよびヴエインバーグ、 前述)、(a)ナトリウム−カリウムATPアーゼの活性の抑制、(b)腎皮質 からのりソソーホスファリパーゼAおよびCのおよびエクストラリソワームホス ファチジルイノシトール特異性ホスフォリパーゼの抑制、(C)孤立腎刷子縁膜 におけるナトリウム依存グルコース取り込みの抑制、(d)アデニルシクラーセ を刺激し従って隔離膀胱における水透過性を増加する抗利尿ホルモンの能力の抑 制、(e)低アミノグリコシド濃度におけるリソソームの安定化および高アミノ グリコシド濃度におけるリソソームの能力の増加、および(f)ミトコンドリア 膨張およびミトコンドリア呼吸作用の改質がある。生体内で観察された細胞外シ ステムに対するアミノグリコシドの影響の例として(ヒュームズおよびヴエイン バーグ)、(a)リゾソーム性スフィンゴミエリナーゼおよびホスフォリパーゼ A等のリゾソーム改質の抑制およびリソソームおよびリゾソーム外ホスファジル イノシトールの両者の増加、(b)グリコスユリアおよびカリウムよおびマグネ シウム消費により示されるごとく腎臓毒の初期段階における細管移送異常、(C )ミトコンドリア作用の異常および(d)主に糸状毛細限外濾過率の減少(また おそらく二次的に腎臓内アンジオテンシン11発生)により面積あたりの腎系状 濾過割合の減少がある。 従って、アミノグリコシドの生体内外効果において多くの情報がある。これは、 アミノグリコシド誘因腎不全の病因を説明するいくつかの仮説を導く (ヒニー ムズおよびヴエインバーグ、前述)、そしてそれはリゾソーム、ミトコンドリア 、および血漿の構造および機能の破壊を含む。しかしながら、細胞、細胞外また は細胞成分のいずれかがアミノグリコシド細胞損傷の発達に最も臨界であるかは 未知である。 アミノグリコシドの潜在的臨界生物学的効果を抑制する研究は、必ずしも腎臓毒 の好転を導いていない。例えば、増加脂質過酸化がゲンタマイシンを接種された ラットの腎皮質に生じることが明確に示されている[ラムサミー、エル、ニス、 等、1985年、バイオケム、、ファーマック、。 34:第3895〜3900頁(Ramsammy、 L、S、、 et al 、、 1985. Bi。 chell、 Pharmac、 34:3985−3900)コ。これは、脂 質過酸化がアミノグリコシド腎臓毒の病因に加わることができるという可能性を 提起した。脂質過酸化をアミノグリコシド腎臓毒の病因に結びつけるという仮定 は、ジフェニルフェニレンジアミン(D P P D)の投与が脂質過酸化を禁 止するかどうか、そして従ってゲンタマイシン誘因腎不全を好転するかどうかを 決定すうることにより試験された(ラムサミー、エル、ニス、ら、1986年、 ジエイ、ファーム、エキスプ、サー 238:第83頁(Ramsammy、L 、S、、 et at、、 1986. J、 Pharm、 Exp、 Th er、 238:83) oゲンタマイシンは、ラット腎皮質において脂質過酸 化産生物、マロンジアルデヒドを増加した。しかしながら、DPPDでの同時処 置は、脂質過酸化を禁じたが、ゲンタマイシン処置により引き起こされた機能的 または組織学的のいずれの腎不全も抑制しなかった。従って、この研究は、アミ ノグリコシドが生体内外のいずれかにおけるいくつかの生物学的プロセスを影響 するという事実が必ずしも急性腎不全の病因におけるこのような影響の重要性を 推論するものではないということ、すなわちアミノグリコシドの特異的生物学的 効果が急性腎不全の抑制を必ずしも導かないことを説明する。 別の研究は、アミノグリコシド活性および毒性に対する付加的化合物の効果を考 察している。PCT国際出願番号PCT/US84100855号(公表番号ν 085105080.1985年、11月25日公表)は、投与後に、アミノグ リコシドと薬剤のその内因性毒性レセプターへの結合を引き続いて抑制または減 少するリガンド(脂質または脂質頭基)との混合によりアミノグリコシド毒性を 減少する方法を開示している。ポリアスパラギンおよびポリアスパラギン酸等の 多価アミノ酸は、生体外におけるゲンタマイシンが肝臓刷子縁膜小嚢へ結合する ことを禁止し、かつラットにおけるゲンタマイシンおよびアミカシン腎臓毒を禁 止するこが示されている。[ウィリアムス、ピー、ディー、等、1986年、ジ エイ、ファーム、エキスプ、セラーブ、 237 :第919頁(Villia is、 P。 D、、 et al、、 198B、 J、 Pharm、 EXI)、 Th erap、 237:919)]。 アミノグリコシド坑生物質の副作用、すなわち腎臓毒おび第8神経毒は2.5− ジーO−アセチルーD−グルコーサヵロ−1,4:6.3−ジラクトン(フルノ 等(Puruno etal、)による米国特許第3.928.583)または 一定の他のグルコ糖酸またはその金属塩(フルノ等による米国特許第3,962 .429号)の投与によって減少し得る。例えば超酸化物および/またはヒドロ キシルラジカルの使用によるアミノグリコシドの酸素ラジカル活性化は、薬剤の 極性を減少するらしく、従ってその細胞膜浸透を増強しまた殺菌有効性を増加す る(欧州特許出願番号81402394.7、公開番号0134372.198 5年3月20日公開)。鉄キレート化剤であるデフニロキシアミンの役割は、リ コキシドの抗細菌作用に関して生体外で研究された[フォノ アスペック、ビー 、ニス。 等、1983年、ユーロ、ジェイ、クリン、ミクロパイオル。 2:第432〜43g頁(Van Asbeck、 B、S、、 et al、 、Eur、 J、 Cl1n、 Mierobiol、 2:432−438) ] 、 2. 3−ジヒドロキシ安息香酸またはジメチルスルフオキシドは、セ プミス助長による死亡率に対する化合物の効果を決定するため膜腔内ス[ピアー ス、アール、エイ、等、1985年、アーチ、サーブ、120:937 (Pe arce、 R,A、、 et al、、 1985. Arch、 Surg 。 120:937)]。]2.3−ジヒドロキシ安息香のみ生存時間を増加しジメ チルスルフオキシドは増加しなかった。 2.20反応性酸素代謝物 1価の経路(univalent pathway) による酸素完全な減少は 、中間体として超酸化アニオンラジカル、過酸化水素およびヒドロキシシルラジ カル(OH’)の生成をもたらす[フリートビ・シヒ、アイ、、1976年、オ キシジエン。 ラジカルズ、ハイドロシュン パーオキシド アンド オキシジエン トキシシ ティ、 イン フリー ラジカルズイン バイオロジー 第1巻、アカデミツク  プレス、。 第239〜278頁;マスドロ、 アール、エフ、、1980年、アクタ、フィ シオル、 スキヤント、サブ、92:第153〜168頁(Fridovieh 、 1.、197B、 Oxygen Radicals、 Hydrogen  peroxide and oxygen toxicity、in Fre e RadicaIs in Biology、Vol、I、Academic  Press pp、239−278; Mastro、R,F、、19111 0. Acta、Physiol、5Cand、5LIpl)、92:153− 168)]。これらの中間体は、庄体組織に容認するのに反応性がありすぎ酸素 の電子スピン制限をバイパスし酸素の水への2価および4偏速元を達成し得る種 々の酵素メカニズムが展開している。従って細胞を呼吸することによって消費さ れるほとんどの酸素は、超酸化物または過酸化水素のいずれも放出せずに酸素を 水に還元するチトクロムオキシターゼに利用される(フリードビッヒ(アイ1. 前述)。 これにもかかわらず細胞の呼吸において少なくとも酸素のいくらかの還元は、− 偏速元経路を経て生ずる。生体外研究においてミクロソームおよびミトコンドリ アの超酸化物および過酸化水素の発生する能力[チャンス、ビー09等、197 9年、フィシオル、シブ。59:第527〜605頁;フォアマン、エイチ、ジ エイ、およびボバリス、エイ、 、 1982年、スーパオキシド ラジカル  アンド ヒドロジエン パー第65〜90頁(Chance、 B、、 et  al、、 1979. Physiol、 Rev。 59:527−605; Forman H,J、、 and Boveris 、 A、、1982.5uperoxide radical and hyd rogen peroxide in m1tochnodria、 in F ee Radicals in Biology、 Academic Pre ss、 pp、 65−90)コが証明されている。 ミトコンドリア呼吸を影響する試薬は、過酸化水素発生を増強することが示され ている[フォアマンおよびボバリス、前述、ドロショウ、ジエイ、エイチおよび デビース。 ケイ、ジェイ、エイ、 1986年、ジエイ、 パイオル、ケム。 261:第3088〜3074頁(Doroshow、 J、H,and Da vies、 K、J、A、、 198B、 J、Biol、 Chew、 26 1:30Bg−3074)コ。本発明者らは、予め、ゲンタマイシンが腎皮質ミ トコンドリアにより過酸化水素の産生を増加することを示している。[ウォーカ ー。 ビー、ディー、等、1985年 ゲンタマイシン インデニースド ジェネレー ション オブ ハイドロジエン パーオキシド バイ レナル ミトコンドリア (ミド)、アブストラクト、アメリカン ソサイエティー オブ ネフォロジー  ミーティング 1984年11日、キドニー インターナショナル 27:第 238頁;ウォーカー、ビー、ディー等、1986年、リアクティブ オキシジ エン メタボライン アンド リピッド バーオキシデーション イン ゲンタ マイシン ネフォロトキシティー、 アブストラクト、インターナショナル ア カデミイー オブ ファタロジー ミーティング、 1986年8月 ラボ、イ ンヴエスト、54:第67A頁(Walker、 P、D、、 et al、、  1985. Gentamicin inducedgeneration  of hydrogen peroxide by renal m1toch ondria (MITO)、 abstract、 American 5o ciety of NephrologyMeeting、 December 、 1984. Kidney International 27:238:  Walker、 P、D、、 et al、、 198B、 Reactiv e oxygen metab。 1ites and 1ipid peroxidation in gent amicin nephrotoxieity、Abstract、1nter national Academy of PathologyMeeting 、 March 198B、 Lab、 Invest、 54:67A)コ。 はとんどミトコンドリアにより発生した過酸化水素は、超酸化物アニオンより導 かれるが全てではない(フォアマン、エイチ。 ジエイ、およびボバリス、エイ8.前述)。 超酸化物および過酸化水素に対する酵素の防御は、スーパーオキシドディスムタ ーゼ、カタラーゼおよびグルタチオンパーオキシターゼを含む。スーパーオキシ ドディスムターゼは、超酸化物ラジカルを過酸化ラジカルを過酸化水素および酸 素分子に変える。 202− +2H” −H202+022つのスーパーオキシドディスムターゼ が哺乳類組織において同定された。すなわち、チトブラスミック銅−亜鉛および ミドコンドリアルマグネシウム依存酵素である[ファントン、ジエイ、シー、お よびワード、ビー、エイ、19イ、 、 1985年、ヒユーマン ファトロジ −16(10):第973〜978頁 に記載;フリードビッヒ1.アイ、 、  1979年。 スーパーオキシドディスムターゼ;ディフエニス アゲインスト エンドジエナ ス スーパーオキシドラジカル。 イン オキシジエン フリーラジカルズ アンド テラシュ ダメージ、チバ  シンポジウム(reviewed in Fantone、J、C,and W ard、 P、A、、1982. Amer、 J、Pathology 10 7:397−416; Fantone、J、C,and Ward、P、A、 、1985.Human Pathology IEf(to):973−97 8; Fr1dovieh、!、 1979.5uperoxide djsm utase; defense against endogenous 5u peroxide radical、 in oxygen free rad icals and tissue damage、 C1ba Sympos ium 65ニア7−853゜過酸化水素に対する細胞無毒化に関する酵素メカ ニズムは、カラターゼおよびグルタチオンパーオキシターゼである[ファントン 、ジエイ、シー、およびワード、ビー、エイ、 、 1982年、前述;フリー ドビッヒ、アイ、 、 1976年、前述マエスト口、アール、エフ、 、 1 980.アクタ、フィシオル、スキヤント、サブ、92:第153〜168頁、 チャンス、ビー、等、1979年、フィシオル、シブ。59:第527〜605 頁(Maestro、 R,F、、 1980、 Acta、 Physlol 、 5cand、 5upp、 92:153−188;Chance、 B。 、 et at、、 1979. Physiol、 Rev、 59:、 5 27−605)コ。ヘム酵素であるカタラーゼは、過酸化水素の水への2偏速元 を触媒する。 2H202→2H20+02 セレン依存酵素であるグルタチオンパーオキシターゼは、低濃度の過酸化水素で 有効であり、また脂質過酸化水素に対しても作用し、従って広範囲の過酸化物に 対抗する[ローレンス、アール、エイ、お!く−ク、エフ、アール、。 1976年、 /(イオケム、バイオフィズ、レス、コミューン。 71:第952〜95g頁(Lawrence、 R,A、 and Burk  R,F、、 197B、Bioehem、Biopbys、Res、Covr trun、 71: 952−958)コ。 最近、有機過酸化物を無毒化でき るが過酸化水素を固定化できないセレン依存グルタチオンパーオキシターゼ活性 が同定されている[ローレンス、アール、エイ、およびパーク、アール、エフ、  、 1978年、ジエイ、ネーチャ+、 108:第2111〜2150頁( Lawrence、 R,A、 and Burk、 R,F、、 197g。 J、Nutr、108:211−215)コ。 酵素メカニズムに加えて、細胞性無毒化もまた、還元グルタチオン(G S H )により媒介されるらしい。実質的に全ての哺乳類細胞において高濃度に生じる トリペプチドであるGSHは、フリーラジカルおよび反応性酸素中間体(例えば 過酸物)の作用に対する細胞の保護に機能すると思われる[メイタスター、エイ 、 、 1983年、サイエンス。 2:第472〜478;ソイスター。エイ、およびアンダーソン。 エム、イー、 、 1983年、アン、ロブ、 バイオヶム、52:第711〜 60頁;ソイスター。エイ、 、 1984年、ヘパトロジー4(4):第73 9〜742;アンドレオシー、ニス、ビー、等、1986年、ジエイ、ラボ、タ リン、メト、 108(3) ;第190〜198頁;ジエンセン、ジー、エル 、およびソイスター。エイ、 、 1983年、プロス、ナトル、アヵド、サイ 、ニー、ニス、エイ、80;第47エ4〜4717頁;デスマーズ、ジニイ、ケ イ、およびメイスター エイ、 、 1981年、ブロス、ナトル。 アカド、サイ、ニー、ニス、エイ、 7g(12);第7492〜749B頁; アリツク、ビー、エイ、等、 1983年、ジニイ、パイオル、ケム、 252 (3) :第1231〜第1237頁 Uejster A、、 1983、5 cience、 22:472−478; Meister、 A、 and  Anderson、 M、E、、 1983. Ann、 Rev、 Bioe hem、 52ニア11−60:Meister、 A、。 1984、 Hepatology 4(4);739−742: Andre oli、 S、P、、 et al、、 198B、 J、 Lab、 Cl1 n、 Med、 108(3);190−198; Jensen。 G、L、 and Meister、 A、、 1983. Proe、 Na tJ、 Acad、 Sci。 U、S、A、 80:4714−4717; Dethmers、 J、に、  and Meister、 A、。 1981、 Proc、 Natl、 Aead、 Sci、 Ll、S、A、  78(12);7492−76496; Arrick、 B、A、、et  at、、 1982. J、 Biol、 Chew、 257(3):123 1−1237)コ。 過酸化物および過酸化水素の発生が増強された際、超酸化物および過酸化水素は 、直接的に細胞毒であり得るばかりでなく、加えてバーバー−ウニイス反応によ り相互作用して(触媒として鉄とともに)ヒドロキシルラジカルを発生する[ホ ー、ニス、等、 1982年、ケム、−パイオル、インターアクションズ l: 第7501頁;オースト、シー、ディー等、 1985年、ジエイ、フリー ラ ジカルズ バイオロジー アンド メディシン 1:第3〜25頁(Hoe、  S、、 et at、、 1982. Chem、−Biol、 Intera ctions 41ニア501; Au5t、 C,D、、 et al、、  1985. J、 Free Radicals Biology & Med icinel:3−25)コ 。 F e3+02−*F e ”+02 いくつかの研究がミトコンドリアにより過酸化水素および超酸化物ラジカルの発 生を増強する薬剤もまたヒドロキシルラジカルの発生を増強することが示されて いる[ドローショウおよびデビース、前述;コミャマ、ティー、等。 1982年バオケム、ファーム、 31(22) :第3651〜365B頁( K。 miyama、T、、 et at、、 19g2. Biochet Pha rm、 31(22) : 3651−3656)]。 フリーラジカル種を含む反応性酸素代謝物(例えば超過酸化物およびヒドロキシ ルラジカル)および他の酸素代謝物(例えば過酸化水素、次亜塩素酸)の細胞毒 は、よく提出される[ファントン、ジェイ、シー、およびワード、ビー、エイ、  1982年、アム、ジエイ、ファトル、 107:第397−418:ファン トン、ジエイ、シー、およびワード、ビー、エイ、 、 1985年、ヒユーム 、ファトル、16:第973〜978頁;ウニイス、 ニス、ジニイ、およびロ ブグリオ、エイ、エフ、 、 1982年、ラボ、インヴエスト、 47(1)  :第5〜18頁(Fantone、J、C,and Ward、P、A、、1 9g2. At J、Pathos。 107:397−418; Fantone、 J、C,and Ward、  P、A、、 1985. Hum、 Pathol、 18:973−978ニ ジeiss、 S、J、 and LoBuglio、 A、P、、 19g2 . Lab、 Invest、 47(1):5−18)コ。とくに最近の生体 内研究は、組織損傷のいくつかのモデルにおいてヒドロキシルラジカルおよび/ または鉄キレート化剤(おそらく鉄触媒バーバー−ウニイス反応によりヒドロキ シルラジカルの発生を抑制することによる)の保護効果を示している[ワード、 ビー、エイ、等、 1985年1.タリン、インヴエスト、76:第517〜5 27頁、ワード、ビー、エイ、等、1983年、ジェイ、タリン、インヴエスト 、72:第789〜801頁;フォックス、アール、ビー、 、 1984年、 ジエイ、クリン インヴエスト、74:第1456〜1464頁;フリジェル。 ニス、イー、キュー、等、1984年、エイ、ジエイ、ビー。 115(3) ;第375〜382頁;ジョンソン、ケイ、ジエイ、。 等、 1986年、ラボ、インヴエスト、 54(5) ;第499〜506頁 ;ティル、ジー、オー、等、 1985年、エイ、ジエイ、ビー、 119(3 ):第376〜3g4頁(Ward、 P、A、、 et at、、 1985 ゜J、 Cl1n、 Invest、 76:517−527: Ward、  P、A、、 et al、、 1983、 J、 Cl1n、 Invest、  72ニア89−801;Fox、 R,B、、 1984. J。 CLIN、 Invest、 74:145B−1464; Fligiel、  S、E、Q、、 et、al、。 1984、A、J、P、 115(3): 375−382: Johnson 、 K、J、 et at、。 198B、 Lab、 Invest、 54(5):499−506; Ti 11. G、O,、et at。 、 1985. A、J、P、 119(3):376−384)]。加えて、 生体内外の両方の研究がおそらく酸化性フリーラジカルのその無毒化によりアド リアマイシン(アントラシフリン抗生物質)心臓前に対する保護におけるグルタ チオンの役割を提案している[オルソン、アール、ディー、等、1981年、ラ イフサイエンシス 29:第1393〜1401頁;ヨダ、ワイ、 、 198 6年、キャンサー リス、46:第251頁(Olson、 R,D、 et  al、、 1981. Li、fe 5ciences 29:1393−14 01; Yoda、 Y、、 198B、 Cancer Res、 4B−2 51)コ。いくつかの制限された研究は、腎臓疾患における反応性酸素代謝物の 役割を検討している。 本発明者らは、反応性酸素代謝物が糸球疾患における潜在的に重要ないくつかの 生物学的プロセスを影響することを示しており[サー、ニス、ブイ、 、 19 84年、ジエイ、クリン インヴエスト、74:第393〜401頁(Shah 、 S、V、、 1984、 J、 Cl1n、 Invest、74 : 3 93−401)コ、また他者によりその好中球媒介糸球疾患を示している[リー フ1ン、エイ、等、1984年、ラボ、インヴエスト、51:第396〜403 頁;り一ハン、エイ、等、 1985年、キドニー イントル、27:第503 〜511頁;シーハン、エイ、等、1986年、アム、ジエイ。 フィジロル、123(1):第57〜66頁(Rehan、 A、、 et a !、t 1984、 Lab、 Invest、 51:39B−403; R ehan、 A、、 et al、、 1985、 Kidney Intl、  27:503−511; Rehan、 A、、 et al、、 198B 。 Am、 J、 Physiol、 123(1):57−66)コ。加えて、反 応性酸素でいる。[ポーラ−、エム、ニス、等、1984年、ジエイ。 タリン、インヴエスト、74第1156〜1164頁(Paller、 M。 S、、et al、、1984. J、Cl1n、Invest、74:115 6−1164)コ 。 しかしながら、アミノグリコシド腎臓前における反応性酸素代謝物の役割は今迄 のところ検討されてない。 3、発明の概要 本発明は、アミノグリコシドの毒性作用を媒介する反応性代謝物(ROM)の発 生を抑制し、該代謝物を効果的に清掃または無毒化する化合物(以下「保護薬剤 」と命名する)の生体内における使用を導くものである。本発明の保護薬剤は、 これに限定されないが、反応性酸素代謝物を固定化し、該代謝物をほとんど無毒 状態に変えかつ/または他の毒性種の産生を抑制するフリーラジカル清掃剤、キ レート化剤および酵素を含むものである。また保護薬剤は、ROMを効果的に無 毒化し重要な細胞生成物の代わりに酸化を行うことにより保護効果を発揮する酸 化性化合物を含む。保護薬剤の別の分類は、生体内における内因性保護薬剤の濃 度を高めるいずれの化合物(例えばバイオ合成前駆体)も含む。 本発明は、一つには、生体内におけるアミノグリコシドの腎臓毒作用がROMに より媒介されるという知見に基づ(。本発明によると、保護薬剤は、アミノグリ コシド投与前、投与中または投与後に治療学的に使用しアミノグリコシド誘因腎 臓前を抑制または減少することができる。特定の実施態様において、ヒドロキシ ルラジカル清掃剤、鉄キレート化剤を使用して腎臓損傷に対して保護し得る。本 発明の他の実施態様において、カタラーゼおよび/またはスーパーオキシドディ スムターゼ等の酵素を使用して反応性代謝物H2O2およびo2−をほとんど無 害の産生物に変え、かつ他の毒性代謝物の発生を抑制することができる。 特定の実施態様において鉄キレート化剤であるフェロキシアミン、ヒドロキシル ラジカル清掃剤であるジメチルチオウレアまたはグルタチオンバイオ合成前駆体 を投与して抗生アミノグリコシド誘因腎臓前に対して保護し得る。 3.1.定 義 次の用語並びに略語を以下に示す意味に用いる。 保護薬剤:毒性作用を媒介するアミノグリコシド誘因反応性酸素代謝物の発生を 抑制し、該代謝物を効果的に清掃または無毒化する化合物。 oC:酸化性化合物。反応性酸素代謝物の代わりに酸化を行うことにより反応性 酸素代謝物を無毒化し他の細胞性成分の有害な酸化を抑制する保護薬剤。 BUN:血中尿素窒素。 DMSOニジメチルスルフオキシド。 DMTU:ジメチルチオユリア。 ROM:反応性酸素代謝物。 4、
【図面の簡単な説明】
第1A図は、血中尿素窒素Cmg/d 1 )により測定されたゲンタマイシン (GENT)誘因急性腎不全に対するヒドロキシルラジカル清掃剤であるジメチ ルチオユリア(DMTU)およびジメチルチオウレア(DMSO)の保護効果を 表わす。生理食塩水は、生理食塩水処置ラットの対照グループを表わす。Nは、 各グループにおける動物数である。 第1B図は、血漿クレアチニンレベル(w+g/d 1 )により測定されたゲ ンタマイシン(GENT)誘因急性腎不全に対するヒドロキシルラジカル清掃剤 であるジメチルチオウレア(DMTU)およびジメチルスルフオキシド(DMS o)の保護効果を表わす。生理食塩水は、生理食塩水処置ラットの対照グループ を表わす。各グループにおける動物数である。 第2A図は、血中尿素窒素(+eg/d fl )により測定されたゲンタマイ シン(GENT)誘因急性腎不全に対するヒドロキシルラジカル清掃剤である安 息香酸ナトリウム(BENZOATE)およびデフエロキシアミン(D F O )の保護効果を表わす。生理食塩水は、生理食塩水処置ラットの対照グループを 表わす。Nは、各グループにおける動物数である。 第2B図は、血漿クレアチニンレベル(mg/d (1)により測定されたゲン タマイシン(GENT)誘因急性腎不全に対するヒドロキシルラジカル清掃剤で ある安息香酸ナトリウム(BENZOATE)および鉄キレート化剤であるデフ ェロキシアミン(D F O)の保護効果を表わす。生理食塩水は、生理食塩水 処置ラットの対照グループを表わす。 各グループにおける動物数である。 第3図は、血中尿素窒素(sg/d ll )により測定されたゲンタマイシン (GENT)誘因腎不全に対する鉄キレート化剤である2、3−ジヒドロキシ安 息香酸(DHB)の保護効果を表わす。生理食塩水は、生理食塩水処置ラットの 対照グループを表わす。 第4A図は、内層上皮および管腔破片の脱落を伴う重傷の管状上皮壊死を示すゲ ンタマイシンのみを受けたラットからの腎臓の光学顕微鏡写真断面図である。倍 率は、200倍である。 第4B図は、実質的に組織学的異常のないことを示すゲンタマイシンおよびデフ エロキンアミンを受けたラットからの腎臓の光学顕微鏡写真断面図である。倍率 は、200倍である。 5、発明の詳細な説明 本発明は、アミノグリコシドの毒性作用を媒介する反応性酸素代謝物(ROM) の発生を抑制し該代謝物を効果的に清掃または無毒化する化合物の生体内におけ る使用に関する。本発明は、一つには、生体内におけるアミノグリコシドの腎臓 毒作用がROMにより媒介されるという知見に基づく。本発明の化合物は、細胞 成分とヒドロキシルラジカル、超酸化物ラジカル、過酸化水素および他のROM の有害な反応の産生を抑制し該反応を除去または抑制することにより作用する。 これらの化合物を以下「保護薬剤」と本発明の保護薬剤は、アミノグコシドによ ってもたらさ特表平1−5022f;8 (8) れる腎臓前等の毒性副作用を抑制するため生体内に使用し得る化合物である。該 保護薬剤は、ROMの発生を抑制し、ROMを効果的に清掃または無毒化するこ とによりその効果を発揮るすものであり限定するつもりはないが、フリーラジカ ルおよび他のROMの清掃剤、鉄キレート化剤、および生体内において内因性保 護薬剤の有効濃度を高める化合物(例えばバイオ合成前駆体)を含むものである 。本発明の実施に使用し得るROMの清掃剤は、ヒドロキシルラジカル、スーパ ーオキシドラジカル、過酸化水素および一重項酸素の清掃剤を含むがこれに限定 されるものではない。 本発明のヒドロキシルラジカル清掃剤は、ジメチルチオユリア、ジメチルスルフ オキシドおよび安息酸ナトリウムを含むがこれに限定されるものではない。該保 護薬剤はまた、ROMをほとんど無毒の状態に変えるかあるいはROM(例えば 02−およびH202)を固定し、従って他のROMのさらなる発生を抑制する 酵素(例えはスーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼおよびグルタチオン パーオキシターゼ等)も含むがこれに限定されるものではない。 保護薬剤の別のカテゴリーは、重要な細胞成分の代わりに酸化を受けることによ りROMを効果的に無毒化する非酵素酸化性化合物(以下、OCと命名する)で ある。該oCは、例えばグルタチオンのようなチオールを含むがこれに限定され るものではない。チオールは、容易に酸化されるので、反応性酸素により優先的 に酸化され酸化性損傷から組織を保護する。OCの代謝性前駆体である分子を生 体内における有効内因性OC濃度を増加するため投与し得る。 例えば、これらに限定されないがガンマ−グルタミンシスティン、ガンマ−グル タミルシスティンジスルフィドおよびガンマ−グルタミンシスチン等の還元グル タチオンのバイオ合成前駆体を使用し得る[アンダーソン、エム、イー。 およびメイスター、イー、 1983年、ブロス、ナトル、アカド、サイ、ニー 、ニス、エイ、80:第707〜711頁(Anderson、M、E、 an d Meister、 E、、 1983. Proe、 Natl、 Aea d、 Sc1. U、S、A、 80ニア07−711)、本発明の鉄キレート 化剤は、毒性フリーラジカルまたはその前駆体の発生に必要な鉄イオンを結合し 、従ってこれらの発生を抑制する化合物を含む。 本発明の保護薬剤がほとんど無毒の産生物に変えることのできるフリーラジカル の代謝性前駆体としは、以下に限定されるものではないが、過酸化水素およびス ーパーオキシドラジカルであり、該前駆体は、保護薬剤により転換されない場合 、反応してヒドロキシルラジカルを産生じ得る。 本発明のROM清掃剤、鉄キレート化剤および酵素は、生体内において著しい毒 性作用なしでROM発生または蓄積の適当な部位でその保護機能を発揮し得る化 合物である。 本発明に使用する保護薬剤は、以下の第−表に示す清掃剤、OC1代謝性前駆体 1、鉄キレート化剤および酵素を含むがこれに限定されるものではない。 第1表 アミノグリコシドの毒性作用に対して保護するために使用し得る薬剤 I、ROM清掃剤、oCまたはその代謝性前駆体6ジメチルチオユリア ジメチルスルフオキシド 安息香酸ナトリウム ダブコ(dabeo) ヒスチジン メルカプトアルキルアミン類 3−アミノプロパチオール (3−メルカプトプロピルアミン)、2−アミノプロパチオール1−了ミノー2 −プロパチオール DL−)ランス−2−了ミノシクロへキサンチオール2−((−7!/プロピル 了ミン) エタンネスホロチオ酸(WR2721) N−(2−メルカプトプロピオニル)−グリシンガンマ−グルタミルシスティン ガンマーグルタミルシステインジスルフイドガンマーグルタミルシスチン システイン誘導体: システインメチルエステルヒドロクロリドシステインエチルエステルヒドロクロ リドシステインブ口ビルエステルヒドロクロリドシステインイソプロピルエステ ルヒド口クロリドシステインブチルエステルヒドロクロリドシステインイソブチ ルエステルヒFロクOVドシステインインアミルエステルヒドロクHqドルFシ ジル−2′−メチレンシステイン2.3−ジメチル刀ブ1プロパンスルフ1ネー }(ユニチオール)クレランズ薬剤およびその誘導体 ビス(2− アミノエチル)ジスルフィド(シスタミン)チオクト酸有機チオ硫 酸塩[ブンテ(Bunte)塩]2−アミノエタンチオ硫酸 2−アミノブ口バンチオ硫酸 N−アルキル化−2−アミノエタンチオ硫酸N一(4− 7ェニルブチル)アミ ノエタンチ才i酸およびその暦導体ホスホロチオエートおよびその誘導体 2−アミノエタンホスホ口チオエート 2−グルニジノエタンホスホロチオエート3−グアニジノプロパンホスホロチオ エート他のチオユリア 特表平1−502268 (9) チオユニア メチルチオユリア エチレンチオユリア メチルチオブソイドユニア エチルチオプソイドユリア α,ω−ビス(チオブソイドユリア) 5−エチルイソチウ口ニムエチルホスフィン2一了ミノエチルインチウロニウム ブロミFヒドロプロミド(AET)アミノエチルインチウロニウムアデニントリ ネスフニート[了デテニロン(Ad e lυran)]ビス(2−グ了二シル エチル)ジスルフィF(GED)2−アミノプチルチオブンイドユリアジヒドロ プロミドチ了プリンチアジンン類 チアゾリンおよびその誘導体 没食子酸誘導体 没食子酸ナトリウム 没食子酸プロビル p−アミノアセトフニノン p−ア今ノブロピオフエノン(PAPP)■.鉄キレート化剤 デフェロ干シ了ミン(デフェロキシアミン Bメシレート)2.3−ジヒドロキ シ安息香酸 ジ;テレントリアミンぺ冫夕酢酸(DETAPAC,DTPA)アボラクトフエ リン(ラクトフエリン)■.酵素 スーパーオキシドディスムターゼ カタラーゼ グルタチオンパーオキシターゼ 1 いくつかの上記化合物の議論について、キリツクーオスマー、エンサイクル ビディア オブ ケミカルテクノロジー、第3編 ボリューム 19. 198 2年、ジョン ウイレイ アンド サンズ、ニ二ーヨーク、第801〜832頁 (Kirk−Othmer. Encyclopedia of Chemic al Technology. 3rd.Ed. Vol. 19. 1982 . John Wiley & Sons. New York. pp.80 1−832)参照のこと。 − 5.2.保護薬剤の治療的使用 本発明の保護薬剤を使用して毒性作用が反応性酸素代謝物により媒介されるいず れのアミノグリコシド毒性副作用に対しても保護することができる。該保護薬剤 を毒性を抑制または減少するためにアミノグリコシドの投与に先立って、同時に または投与後に投与し得る。該保護薬剤を、例えばこれに限定されないが腹腔内 、静脈内、皮下、経口、鼻腔内、筋肉内等を含むいずれかの種々の経路により投 与し得る。該保護薬剤を種々の処方にてデリバリーし得る。 これらをポリマーまたはキャリャー分子等との接合により改質されたリポソーム 内またはリポソーム上に取り込み得る。該処方を使用して所望の限局化、デリバ リーまたは細胞浸透を高めることができる。例えばスーパーオキシドディスムタ ーゼまたはカタラーゼをリポソームのカプセルに包み、その細胞内デリバリーを 高めることができる。 アミノグリコシドを治療的に投与する際、該保護薬剤を治療摂生に含有し、望ま しくない副作用を抑制することができる。このようなアミノグリコシドの治療的 使用は、限定されるものではないが、細菌感染の処置における坑生アミノグリコ シドの使用を含む。保護薬剤を使用して毒性を減少することができ、アミノグリ コシドを敗血病の処置のために利用する際、一定の細菌代謝性産生物の生体内形 成を抑制または一定の化合物の生体内細菌性分解を防ぐこと等ができる。特定の 実施態様において、フリーラジカル清掃剤、鉄キレート化剤、スーパーオキシド ディスムターゼまたはカタラーゼを抗生アミノグリコシドの投与中および投与後 のの両方に投与することができる。有害な副作用が本発明に従って避けることが できるか減少することができるアミノグリコシドは、以下の第n表に示すものを 含むがこれに限定されるものでなはい。 第■表 毒性作用が保護薬剤の投与により減少または抑制し得るアバラモマイシン(Pa ramomyein) IバラモマイシンII リボスタマイシン(Ribostamyein)リビドマイシン(Livido mycin)アミカシン(Amikaein) ジベカシン(Dibekacin) ブタ力シン(Butakacin) ドプラシン(Tobramycin) ゲンタマイシンX2 ゲンタマイシンJl 2OA ゲンタマイシン誘導体 Sch 20278 Sch 21420 Sch 23722 Sch 24443 Sch 21211 Sch 21768 Sch 23200 Sch 23456 2’、3’ −ジデオキシゲンタマイシンBストレプトマイシン ジヒドロストレプトマイシン シソマイシン(Sisomicin) 5−エビ−シソマイシン(5−Epi−8isomicin)ベルダマイシン( Verdaiicin)ネチルマイシン(Netilmiein)Sch 21 562 Sch 27082 Sch 22591 Sch 27082 Sch 275.98 フラマイセチン(Framycetin)ゲンタマイシン(Apramycin )フォルチマイシン(Fortimicin)AフォルチマイシンB ブチカシン(Butikacin) プロビカシン(Propikacin)5″−了ミノー5′−デオキシブチロシ ン (Butirosin)Aアミノグリコシド投与の有害な副作用の一つは、 腎臓前である。本発明の保護薬剤をアミノグリコシドの投与前、投与中または投 与後に使用して反応性酸素代謝物産生に起因する腎臓損傷に対して保護すること ができる。保護薬剤により減少また抑制できるアミノグリコシド投与によって引 き起こされる腎臓に対する毒性作用として例えば急性細管壊死および腎不全があ る(第6節参照、後述)。本発明の特定の態様においてジメチルチオユリア、安 息香酸ナトリウム、ジメチルスルフオキシド、デフエロキシアミンまたは2.3 −ジヒドロキシ安息香酸等の保護薬剤を使用して腎臓毒化合物であるトブラマイ シンおよびゲンタマイシンにより誘引される腎臓前を減少することができる。こ の態様の一つの実施例において、鉄キレート化剤、デフェロキシアミンをゲンタ マイシンおよび薬学的キャリヤーとともに処方し、ゲンタマイシン誘因腎臓前の 抑制のため筋肉投与することができる。研究は、合成前駆体、ガンマ−グルタミ ルシスティンおよびガンマグルタミルシスチンが皮るであるうということが示さ れている[アンダーソン、エム、イー、およびメイスター、エイ、 、 198 3年、プロス。 ナトル、アカド、サイ、ニー、ニス、エイ、80:第707〜711頁(And erson、M、E、 and Meister、 A、、 1983. Pr oe、 Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A、 80ニア07−7 11)] 、患者の腎臓機能特表平1−5022f:8 (11) の注意深い観察は、アミノグリコシドの濃度または他の標準技術で基礎量の尿窒 素(BUN) 、血漿クレアチニンレベルの測定によってなされる。 6、実施例二ラットにおけるゲンタマイシン誘因急性腎不全の抑制 以下の節の実施例に詳述する実験は、ビトロキシルラジカルの発生を抑制しまた ヒドロキシルラジカルを効果的に清掃する化合物での処置がラットにおけるゲン タマイシン誘因急性腎不全に対して効果的に保護することを示す。 体重200〜250g、水および標準ラット飼料(カルシウム1.00%、マグ ネシウム0.21%、ナトリウム0.40%、カリウム1.10%)へ自由に近 づけさせた生体雄スプラーグーダウレイ(Spraque−Dawley)ラッ トをこれらの実験に使用した。ラットは、8日間連続して1日に1mlの滅菌等 張食塩水またはゲンタマイシン(100mg/kg/日)のいずれかの皮下接種 を受けた[ヒュームス、エイチ、ディー、等、 1984年、ジエイ、タリン、 インヴエスト、73:第134〜147頁(Hues、 H,D、、 et a l、、 1984. J、 Cl1n、 Invest、 73:134−14 7)コ。最終接種後24時、ラットを犠牲にし血漿をBUN (血中尿素窒素) および/またはクレアチニンの測定のため得て、腎臓を組織学的検討およびゲン タマイシンレベルの決定のため切り離した。 6、 1. 2.干渉的治療 ゲンタマイシン誘因急性腎不全に対するいくつかのヒドロキシルラジカル清掃剤 および鉄キレート化剤の効果を検投与しひきつづき1日2度125mg/kg  I P投与した。使用した他のヒドロキシルラジカル清掃剤は、ジメチルスルフ オキシド(DMSO) 、1日に2度4g+++/ kg [ロタン、ディー、 等、1984年、キドニー イントル、25:第778〜788頁(Lotan 、 D、、 et al、、 1984. Kidney Intl、 25ニ ア7g−788)]腹腔投与、および安息香酸ナトリウム、1日に2度150m g/kgの服用量でIP投与、である。鉄キレート化剤であるデフエロキシアミ ンBミシレート[デスフニラル、チバーガイギー コーポレーション、サミット  ニューシャーシー州(Desteral、 Chiba−Geigy Cor p、、 Su+a+eit N、j)]を最初のゲンタマイシン投与の直前20 mg/ラットの服用量で静脈内接種した。同時にデフエロキシアミンを皮下移植 された透過性ポンプ[タイプ 2ML 2: エイエルゼットエイ コーポレー ション、パロ アルド。 カリフォルニア州(ALZA Corp、、 Pa1o AIto、CA))] を介して投与した。薬剤を1751g/ml水中に、再形成し、ポンプを5μg /時間の一定速度で1匹のラットに対して20■gデリバリーした。先の研究は 、薬剤の一定血漿レベルがデフェロキシアミンをこの経路で投与した際維持され るこを示している[ボーウォーン、エフ0等、1984年、ジエイ。 エキスプ、メト160:第1532〜1543頁(Bovern、 N、、 e t al、、 1984. J、 Exp、 Med、 160:1532−1 543)]。 6、 1. 3.生体内研究に関する定量的検定ユリア窒素およびクレアチニン をベックマンBUNアナライザー2およびベックマンクレアチニンアナライザー を使用して血漿サンプル中において測定した。 ゲンタマイシン検定のため腎皮質ホモジネート1部を0゜15%トリトン X− 1009部とともに蒸留水に希釈した。ついで、さらに希釈をし、タンパク質濃 度1■g/kgに調製し、ゲンタマイシンの濃度を標準酵素放射線化学検定[ス ミス、ディー、エイチ0等、1972年、メディカルインテリジェンス 28B (11) :第583〜58B頁(Smith、 D、 H,、et at、、  1972. Medical、 Intelligence 28B(11) :583−586)]を使用して決定した。簡単には、14C標識化アセチル補 酵素Aをゲンタマイシンおよびケマンタマイシンアセチルトランス゛ファラーゼ 含有サンプルで10分間培養し、ゲンタマイシンのアセチルゲンタマイシンへの 転化を完結させた。反応液をついでアセチルゲンタマイシンが非常にしっかりと 結合するホスフォセルロースディスク上にピペットした。洗浄して未反応のアセ チル補酵素Aを除いた後、結合放射線活性を液体シンチレーションカウンターで カウントした。この決定の有効性を未ゲンタマイシン処置ラットからのの腎臓ホ モジネートおよびゲンタマイシンを2゜5.10.15および20μg / m lの濃度に加えた未ゲンタマイシン処置ラット中のゲンタマイシンの測定により 評腎臓を断面に切り一部分を10%ホルマリン中(光学顕微鏡検定用)または3 %グルタルアルデヒド中(電子顕微鏡用)のいずれかに固定した。光学顕微鏡検 定用に用いる組織を脱水し、グリコールメタクリレート中に埋封した。 切断面を2ミクロンで切断し、過ヨウ祖酸−シッフ(PAS)指薬で染色した。 スライドをコードし、処置プロトコールの知識なしで調査した。電子顕微鏡検定 用組織を1時間1%オスミラロムテトロキシドに後固定しくpst fixed )、脱水し、マラグラス(maraglas)中に埋封した。銀色切断面を得、 クエン酸鉛およびウラニルアセテートで染色し、フィリップス300電子顕微鏡 で検査した。 腎臓切断面の光学顕微鏡半定量(semieontitative)分析をヒユ ートン等の技術(Houghton et al、) [ヒユートン。 ディー、シー、等1978年、アム、ジエイ、ファトール、93:第137〜1 52頁(Houghton、D、C,、et al、、 197g、 Am、  J。 Pathol、 93: 137−152)コを用いて実施した。見られた変化 を管状介在性(tubulointerstitial)領域に制限し、次のと おり等扱方けした。〇−正常、1−小さな病巣において管状上皮細胞剥離を有す るまたは有さない管状管腔における病巣顆粒空胞上の上皮細胞退化および顆粒状 汚染の領域(1%未満の剥離が関与する総管状個体);2−管状上皮壊死が容易 に見られるが半分未満の皮質細管が関与する;3−近位の細管の半分以上が剥離 および壊死を示すが関与しない細管を容易に見い出せる;4=完全またはほぼ完 全の細管壊死。組織学的等級分けに加えて近位細管上皮細胞における細胞質PA S陽性体の存在または不存在(電子顕微鏡法によりチトセグレソームであること を確認)も記録本発明者らは、腎皮質ミトコンドリアによる過酸化水素ゲンタマ イシン増強された発生に対するジメチルチオユリア(DTU)(10畦)および デフエロキシアミン(1mg/ ml )の生体外作用を研究した。ミトコンド リアを基本的にはジョンソン(Jhonson)およびシーデイ−(Lardy ) [1967年、イン メンツヅ イン エンザイモロジー ボリューム 1 0.ニスタブルック、アール、ダブり二一、およびエム、イー、プルマン、編、 アカデミツクプレス、ニューヨーク第94〜9B頁(1967、in Meth ods in Enzymolozy。 Vol、 100. Estabrook、 R,ν、 and M、E、 P ullman、 eds、、 Aeadeiic Press、 New Yo rk、 pp 94−98)]により記載されたとおりに単離した。単離培地は 、0.27Mショ糖、1mMEGTA、 5mM トリス HCI、 pH7, 4を含んだ。ミトコンドリアを10分間600xgで遠心分離することにより沈 降しつづいて10分間10.000xgで得られた上澄液の遠心分離をした。最 終ベレットを0.25mショ糖に再懸濁し、約10■gタンパク質/mlのタン パク質濃度を得た。2.5以上の呼吸比インデックス(状態3/状態4呼吸)を 有するミトコンドリアのみを検査に使用した。過酸化水素産生をスコポレチン( scopoletin)法[ボバリス、エイ、等、1973年、アナル、バイオ ケム。 80:第145〜15g頁(Boveris、 A、、 et al、、 19 73. Anal。 Biocham、 80:145−158) ]を使用して測定した。0.5@ Hのミトコンドリアタンパク質を総量3mlの150mM KCl、10mM  )リスリン酸塩 、5mM)リス He1pH7,4および0,1mlのホース ラデツシュペルオキシターゼ(400gg/ml)を含有する反応混合物に加え た。 スコボレチンを5mMの最終濃度まで加え100%基線螢光をファラフド シス テム3 スペクトロフルオロメーター[ファラフド オプティカル カンパニー  パルハラ、二ニーヨーク(Farrand 0ptical Co、、 Va lhalla、 New York)]に設置した。螢光の減少(励起波長38 5n■および発光波長460n層)を第1に基質(10畦M琥珀酸ナトリウム基 線値)の転化後に記録しつづいてゲンタマイシン(4mM)を同様の反応混合物 に加えた後行った。過酸化水素のゲンタマイシン刺激産生に対するゲンタマイシ ンの転化に先立つDMTU (10m1)およびデフエロキンアミンの効果を調 査した。 6.2.ヒドロキシルラジカル清掃剤または鉄イオンキレート化剤はゲンタマイ シン誘因腎臓損傷を保護する 本発明者らの予備研究において、本発明者らは、腎機能に対する日にゲンタマイ シンのみ(100■g / kg )の皮下接種の時間経過の効果(最終接種後 24時間のBUN、血中尿素窒素、濃度により測定)を検査した[ヒューニス。 エイチ、ディー、等、1984年、ジエイ、タリン、インヴエスト、73:第1 34〜147頁(Humes、 H,D、、 et al、e 19g4゜J、  C11rr、 Invest、 73: 134−147)]。BUNの著し い増加をゲンタマイシン処置ラットのすべてにおいて8回の接種後示した。この データを基にして、本発明者らはゲンタマイシン8回接種後のBUNおよびクレ アチニンレベルに対する種々の干渉の効果を検査した。 6.2.1.ジメチルチオユリアまたはデフエロキシアミンはゲンタマイシン誘 因急性腎不全に対する保護効果を有する 本発明者らは、ゲンタマイシン誘因急性腎不全に対するジメチルチオユリア(D MTU)おびデフエロキシアミンの効果を調べた。生体外におるDMTUは、ヒ ドロキシルラジカル清掃剤として働き[フォックス、アール、ビー、゛。 1984年、ジエイ、タリン、インヴエスト、74:第1456〜1464頁( Fax、 R,B、、 1984. J、 Cl1n、 Invest、 74 :145B−1464)]、またはデフエロキシアミンミシレートは、ヒドロキ シルラジカルの発生を妨害することが示されるいる[ホー。 ニス、等、1982年、ケム、−パイオル、インターアクションズ、41:第7 5〜81頁(、Sl、 et al、、 1982. Chem、−Biol、  Interaction、 41ニア5−81)] o加えて、生体内におい てDMTU (腹腔内投与)は、ラットにおいて34時間の半減期でヒドロキシ ルラジカルを清掃するのに十分な濃度を達成することが示されている(フォック ス、アール、ビー、。 前述)。 4日間ゲンタマイシンで処置されたラットは、食塩水処置対照(BUN:16± 1 mg/d D 、n =8)と比較してBUN(215±30mg/d D  、n = 8)の著しい上昇を示した。これに対して、ゲンタマイシンおよび DMTUで処置したラットは、相当低いBUN値(BUN:48±17+ag/ d(1,n−8p 0.001)を示した。同様にデフエロキシアミンは、ゲン タマイシン誘因急性腎不全に対する顕著な保護効果を与えた(BUN : 30 ±7o+g/d1、 n−8p 0. 001)。 本発明者らは、干渉剤が早期時点で表わされるゲンタマイシン腎臓前を引き起こ し、またこれらラットが回復段階であったのでBUNが8回接種後低かったとい う可能性を考察する。従って本発明者らは、デフエロキシアミンの効果または6 回のゲンタマイシン接種を受けるラットを調べた。デフエロキシアミン処置動物 において、BUNは、ゲンタマイシンのみで処置されたラットにおけるBUN( 80±5mg/d 1 、n−6)と比較して著しく低かった(22±2mg/ d1.n=6 p O−001)。 DMTUまたはデフエロキシアミンの保護効果が腎組織による取り込みに関係し ないことを示すために、本発明者らは、腎皮質におけるゲンタマイシンレベルを 測定した。 腎皮質濃度に関して得られた値は、次のとおりであ。ゲンタマイシンのみ、14 ±0.7μg/ml、n=8 <他から得られた結果と同様):ゲンタマイシン ブラスDMTU。 19±1.9μg / ml ;ゲンタマイシンブラスデフェロキシアミン、2 0±1.5μg/rn1.上記の結果は、上記指薬の保護効果が腎皮質細胞によ るゲンタマイシンの取り込みに無関係であることを示す。 本発明者らはまた、DMTUまたはデフエロキシアミンの保護効果が腎皮質ミト コンドリアのゲンタマイシン応答能のいくつかの直接妨害に関連するかどうかを 調査した。 本発明者らは、生体外において腎皮質ミトコンドリアによる過酸化水素のゲンタ マイシン増強された発生に対するDMTUまたはデフエロキシアミンの効果を調 べた。DMTU(10+IIM>およびデエロキシアミン(lag/ml)は、 過酸水素のゲンタマイシン増強された発生に対する著しい効果を示さなかった。 DMTU[ヴアラニ、ジニイ0等、1985、ラボ、インヴエスト+ 53(6 ) :第656〜663頁:フォックス、アール、ビー、 、 1984年、ジ エイ、タリン、インヴエスト、 74 : 11458〜1464頁CVara ni、 J、 et Jll、、 1985、Lab、Invest、53(6 ): 656−663: Fox、R,B、、1984. J。 Cl1n、 Invest、 74: 145B−1464)およびデフェロキ シアミン[ヴアラニ、ジエイ1.前述;ワード、ビー、エイ、等、1983年、 ジエイ、タリン、インヴエスト、72:第789〜801頁(Ward、 P、 A、、 et al、 1983. J、 Cl1n、 Invest、 72 ニア89−801)]は、好中球により超酸化物および/または過酸化水素の発 生を影響しないことを同様に示している。合わせると、上記の結果は、ゲンタマ イシン誘因急性腎不全に対するDMTUまたはデフニロキシアミンの著しい効果 を示し、また保護効果がゲンタマイシンへのミトコンドリア応答におけるまたは 腎皮質組織によるゲンタマイシンの取り込みにおける改質によるものでないこと を示す。 6、 2. 2. ジメチルチオユリアまたはジメチルスルフオキシドは、ゲン タマイシン誘因急性腎不全に対する保護効果を示す 第2の実験において、本発明者らは、ゲンタマイシン誘因急性腎不全に対する再 びDMTUの効果および第2のヒドロキシルラジカル清掃剤であるジメチルルフ ォキシド(DMSO)の効果[リパイン、ジエイ、イー、等、1979年、ジエ イ、タリン、インヴエスト、84:第1642〜1651頁Repine、 J 、E、、 et al、、 1979. J、 Cl1n Invest、 6 4:1842−1651)]を調べた。DMTUは、ゲンタマイシンのみで処置 されたものより著しく低い(第1図)BUNおよび血漿クレアチニンを示す顕著 な保護効果(前述の結果を確認)をもたらした。またD M S Oで連続的に 処置されたラットにおいて、BUNおよび血漿クレアチニンレベルの両方は、ゲ ンタマイシンのみで処置されたものにおけるよりも著しく低かった(第1図)。 6、 2. 3.安息香酸ナトリウムまたはデフエロキシアミンは、ゲンタマイ シン誘因急性腎不全に対する保護効果を示す 第3の実験において、本発明者らは、第3のヒドロキシルラジカル清掃剤である 安息香酸ナトリウムの効果を調べた[ティル、ジー、オー、等、1985年、エ イ、ジエイ、ピ+、 119(3):第376〜384頁(Ti11. G、0 . et al、、 1985゜A、J、P、 119(3):37B−384 )]。加えて本発明者らは再びゲンタマイシン誘因急性腎不全に対する鉄キレー ト化剤であるデフエロキシアミンの効果を調べた。BUNおよび血漿クレアチニ ンは、ゲンタマイシンに加えて安息香酸またはデフエロキシアミンを受けたラッ トにおいて著しく低かった(第2図)。同実験において、鉄飽和デフエロキシア ミンは部分的保護のみであった(BUN 64±6.n=6)。 6.2.4.2.3−ジヒドロキシ安息香酸は、ゲンタマイシン誘因急性腎不全 に対する保護効果を示す 本発明者らはまた、ゲンタマイシン誘因急性腎不全に対する鉄キレート化剤であ る2、3−ジヒドロキシ安息香酸(DHB)効果を調べた。DHBは、ゲンタマ イシンのみで処置されたラットのものより著しく低いBUNを示す顕著な保護効 果を示す(第3図)。 6、 2. 5. ヒドロキシルラジカル清掃剤またはデフエロキシアミンは、 ゲンタマイシン誘因細管損傷に対する保護効果を示す 本発明者らは、前述の第6.2.2節および第6.2゜3節に記載の実験の終了 時、異る処置を受けたラットの腎臓組織における組織学的変化を調べた。組織学 的変化を前述の第6.1.4節に記載のごとく等扱方けし、結果を第■表に示し た。 第■表 ゲンタマイシン −−446 ゲンタマイシン+DMTtl 2 1 4 1 1ゲンタマイシン+DMSO8 −−−− ゲンタマイシン+ベンゾエート 4− 1 1−ゲンタマイシン+DFO8−− −− 組織学的等級分けは、次のとおりであ。0=正常;1=1%未満の上皮細胞隔離 を示す総細管個体を有する病巣の顆粒空胞状の上皮細胞退化の領域、2=50% 未満の皮質細管に関し細管の上皮壊死および隔離、3−50%以上の近位細管が 剥離を示す(無関係細管が容易に見い出させる);4=完全またはほぼ完全の近 位細管壊死。種々の細胞質のPAS−陽性体は、干渉的処置または処置なしで全 ゲッタマイへシン処置動物の近位管状上皮細胞に存在。DMTU:ジメレチルチ オユリア;DMSO;ジメチルスルフオキシド;ベンゾエート;安息香酸ナトリ ウム;DFO:デフニロキシアミン。 8日間ゲンタマイシンのみで処置されたラットにおいて、細管壊死の範囲は、先 の研究[ホートン、ディー、シー。 等、1978年、アム、ジェイ、ファトル、93:第137〜152頁)]に記 載のごとく細管の10%未満(第2等級)から75%以上(第3および第4等級 )に変化した。加えて数多くのP A S陽性細胞体(電子顕微鏡法によるチト セグレソーム)第1ゲンタマイシン接種にひきつづいて48時間以内チトセグレ ソームの特徴的発展を示すという先の研究[ヒュームズ、エイチ、ディー、およ びヴエインバーグ、ジエイ、エム、 、 1986年、イン ザ キドニー、ブ レンナー。 ビー、エム、およびエフ、シー、レクター、ジュニア編、ダブり二一、ビー、サ ランダース カンパニー、フィラデルフィア、ペンシルバニア州、第1491〜 1532頁(Humes、 Hr、B、M、、and F、C,Rector、 Jr、、eds、、ν、B、 5aunders Company、 Ph1l adelphia、 Pa、、 pp、 1491−1532)コと一致して全 ての動物に見られた。(PAS陽性は、過ヨウ素酸シッフ指薬と反応して光学顕 微鏡下、可視の紫またはマゼンタ色を産生ずることを示す。)ヒドロキシルラジ カル清掃剤またはデフエロキシアミン(ゲンタマイシンに加えて)で処置された 動物においてもPAS陽性細胞質個体を動物のすべてに見い出すことができるが 第■表に示すごとく細管の損傷の範囲の顕著な減少がある。ゲンタマイシン処置 ラットの腎臓に対するデフエロキシアミンの保護効果を示す光学顕微鏡断面図を 第4A−B図に示す。 従ってデータは、ヒドロキシルラジカル清掃剤、DMTU、DMSO,および安 息香酸ナトリウムおよび鉄キレータ−であるデフエロキシアミンおよび2,3− ジヒドロキシ安息香酸がラットにおけるゲンタマイシン誘因急性腎不全に対する 機能的および組織学的の両方の保護効果を与えることを示す。 特定の理論に結びつけられないが、いくつかのメカニズムは、腎臓損傷の媒体に おける鉄の根本的役割を説明することができる。デフェロキシアミンの保護効果 は、鉄触媒されたバーバー−ウニイス反応における過酸化水素からのヒドロキシ ルラジカル生成の抑制によりき起こされるであろう[ホー、ニス、等、1982 年、ケム、−パイオル、インターアクションズ 41:第75〜81頁;オウス ト、ニス、ディー、等、 1985年、ジエイ、フリー ラジカズ バイオロジ ー アンド メディシン1:第3〜25頁(Hoe、 S、、 etal、、  1982. Chem、−Biol、 Interactions 41ニア5 −81; Au5t。 S、D、、 et al、、 1985. J、 Free Radicals  Biology and Medicine 1:3−25)]。 F e3 +02− →F e”+02F e 2+十H202−+F e ” +OH’″OH−OH−場合鉄の要求は、バーフエリルイオンの形成、鉄、NA DPH−チトクロム p−450リダクターゼ、NADPHおよび酵素を要求す る反応におけるその関りあいから生じる。 F e 2++ 02 −+F e ”O(パーフェリルイオン) ;2 F  e ”02 −この説明は、Fe”02−が腎臓前を媒介するフリーラジカルま たはその前駆体であることを推定する。いくつかのフリーラジカル清掃剤の保護 効果は、バーバー−ウニイス反応を介する鉄の役割を支持するらしい。 本発明者らは、ヒドロキシルアジカルにより影響され得、急性腎不全を導く生物 学的プロセスを調べなかった。ヒドロキシルラジカルが組織損傷を引き起こすこ とを仮定されるメカニズムの一つは、膜(me+++brane)脂質の過酸化 を引き起こすことによるものである。脂質過酸化は、ヒドロキシルラジカルが重 要であるとして密接にむすびつけられている組織損傷と関連することが示されて いる[ワード、ビ−、エイ、等、 1985年、ジエイ、タリン、インヴエスト 。 76;第517〜527頁;ティル、ジー、オー、等、 1985年、エイ、ジ エイ、ピー、119(3) :第376〜384頁(Ward、 P。 A、、 et al、、 1985. J、 Cl1n、 Invest、 7 6:517−527; Ti1l。 G、O,、et al、 1985. A、J、P、 119(3): 376 −384)コ。しかしながら、時間経過に基づいて、脂質過酸化は、酸素媒介組 織損傷の結果というよりむしろ媒介子およびその伝播子であるらしい(ティル、 ジー、オー、等、前述)、同様にゲンタマイシン処置ラットにおいて脂質過酸化 産生物であるマロンジアルデヒド(TBA反応性物質)の腎皮質の含量の増加が あるが脂質過酸化の抑制は、ゲンタマイシン誘因急性腎不全を抑制しない[ラム サミー、エル、ニス、等、1986年、ジエイ、ファーム、エキスブ:セラブ、  23g(1) :第83〜86頁(Ramsamiy、 L、S、、 et  al、、 198B、 J Pharm、 Exp、 Therap、 23g (1):83−86)]、これらの知識に基づき、ゲンタマイシン誘因急性腎不 全におけるヒドロキシルラジカルの役割が脂質酸化以外の生物学的プロセスに対 するその効果であるらしい。 FIG、IA FIG、 I B FIG、 2 A FIG、 2 B と1痕もL GENT DHB FIG、3 国際調査報告 1”11”#′#40a1m’l w p(τ/(:5871034681$1 %11&14$・1^E−−1啼III+42CT1口S87103468

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.生体内における有効服用量のアミノグリコシドの腎臓毒作用を媒介する反応 性酸素代謝物の発生を抑制または該代謝物を効果的に清掃または無毒化する化合 物を投与することからなるアミノグリコシドの毒性を抑制または減少する方法。
  2. 2.該化合物がフリーラジカル清掃剤からなる請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 3.フリーラジカル清掃剤がヒドロキシルラジカル清掃剤からなる請求の範囲第 2項に記載の方法。
  4. 4.ヒドロキシルラジカル清掃剤がジメチルチオコリアからなる請求の範囲第3 項に記載の方法。
  5. 5.ヒドロキシルラジカル清掃剤がジメチルスルフォキシドからなる請求の範囲 第3項に記載の方法。
  6. 6.ヒドロキシルラジカル清掃剤が安息香酸ナトリウムからなる請求の範囲第3 項に記載の方法。
  7. 7.該化合物が鉄キレート化剤である請求の範囲第1項に記載の方法。
  8. 8.鉄キレート化剤がデフェロキシアミンである請求の範囲第7項に記載の方法 。
  9. 9.鉄キレート化剤が2,3−ジヒドロキシ安息香酸である請求の範囲第7項に 記載の方法。
  10. 10.該化合物が酵素からなる請求の範囲第1項に記載の方法。
  11. 11.酵素がスーパーオキシドディスムターゼからなる請求の範囲第10項に記 載の方法。
  12. 12.酵素がカタラーゼからなる請求の範囲第10項に記載の方法。
  13. 13.該化合物が反応性酸素代謝物により酸化を受ける酸化性化合物からなる請 求の範囲第1項に記載の方法。
  14. 14.該化合物がアミノグリコシドの腎臓毒作用を媒介する反応性酸素代謝物の 発生を抑制するかあるいは該代謝物を効果的に清掃または無毒化する内因性剤の 生体内有効濃度を増加する分子からなる請求の範囲第1項に記載の方法。
  15. 15.内因性剤が反応性酸素代謝物により酸化を受ける酸化性化合物である請求 の範囲第14項に記載の方法。
  16. 16.化合物が該酸化性剤のバイオ合成前駆体からなる請求の範囲第15項に記 載の方法。
  17. 17.該酸化性剤がグルタチオンからなる請求の範囲第16項に記載の方法。
  18. 18.合成前駆体がガンマーグルタミルシステイン、ガンマーグルタミルシスチ ンおよびガンマーグルタミルシステインジスルフィドからなる群から選ばれる請 求の範囲第17項に記載の方法。
  19. 19.坑生物質がゲンタマイシンからなる請求の範囲第1項、第2項、第3項、 第7項、第10項、第13項または第16項に記載の方法。
  20. 20.坑生物質がゲンタマイシンからなる請求の範囲第8項に記載の方法。
  21. 21.坑与が筋肉内である請求の範囲第1項または第20項に記載の方法。
  22. 22.(a)有効量のアミノグリコキシドおよび(b)アミノグリコシドの腎臓 毒作用を媒介する反応性酸素代謝物の発生を抑制または該代謝物を効果的に清掃 または無毒化する化合物の混合物からなる減少された毒性の薬剤組成物。
  23. 23.該化合物がフリーラジカル清掃剤からなる請求の範囲第22項に記載の薬 剤組成物。
  24. 24.フリーラジカル清掃剤がヒドロキシルラジカル清掃剤からなる請求の範囲 第23項に記載の薬剤組成物。
  25. 25.ヒドロキシルラジカル清掃剤がジメチルチオコリアからなる請求の範囲第 24項に記載の薬剤組成物。
  26. 26.ヒドロキシルラジカル清掃剤がジメチルスルフォキシドからなる請求の範 囲第24項に記載の薬剤組成物。
  27. 27.ヒドロキシルラジカル清掃剤が安息香酸ナトリウムからなる請求の範囲第 24項に記載の薬剤組成物。
  28. 28.該化合物が鉄キレート化剤である請求の範囲第22項に記載の薬剤組成物 。
  29. 29.鉄キレート化剤がデフェロキシアミンである請求の範囲第28項に記載の 薬剤組成物。
  30. 30.鉄キレート化剤が2,3−ジヒドロキシ安息香酸である請求の範囲第28 項に記載の薬剤組成物。
  31. 31.該化合物が酵素からなる請求の範囲第22項に記載の薬剤組成物。
  32. 32.酵素がスーパーオキシドディスムターゼからなる請求の範囲第31項に記 載の薬剤組成物。
  33. 33.酵素がカタラーゼからなる請求の範囲第31項に記載の薬剤組成物。
  34. 34.該化合物が反応性酸素代謝物により酸化を受ける酸化性化合物からなる請 求の範囲第22項に記載の薬剤組成物。
  35. 35.該化合物がアミノグリコシドの腎臓毒作用を媒介する反応性酸素代謝物の 発生を抑制するかあるいは該代謝物を効果的に清掃または無毒化する内因性剤の 生体内有効濃度を増加する分子からなる請求の範囲第22項に記載の薬剤組成物 。
  36. 36.内因性剤が反応性酸素代謝物により酸化を受ける酸化性化合物である請求 の範囲第35項に記載の薬剤組成物。
  37. 37.化合物が該酸化性剤のバイオ合成前駆体からなる請求の範囲第36項に記 載の薬剤組成物。
  38. 38.該酸化性剤がグルタチオンからなる請求の範囲第37項に記載の薬剤組成 物。
  39. 39.合成前駆体がガンマーグルタミルシステイン、ガンマーグルタミルシスチ ンおよびガンマーグルタミルシステインジスルフィドからなる群から選ばれる請 求の範囲第38項に記載の薬剤組成物。
  40. 40.坑生物質がゲンタマイシンからなる請求の範囲第22項、第23項、第2 4項、第28項、第31項、第34項または第37項に記載の薬剤組成物。
  41. 41.坑生物質がゲンタマイシンからなる請求の範囲第29項に記載の薬剤組成 物。
  42. 42.筋肉内投与される請求の範囲第22項または第41項に記載の薬剤組成物 。
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