JPH01501815A - スポット型ディスクブレーキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スポット型ディスクブレーキ 本発明は、 ブレーキディスクに係合するブレーキサポートと、ブレーキディスクの第１側に て、ピストンを設けたアクチュエータを備える浮動式キャリパーと、ブレーキデ ィスクの第１側に配設され、ピストンにより作動される第１ブレーキパツドと、 ブレーキディスクの第２側に配設され、浮動式キャリパーの変位により作動され る第２ブレーキパツドと、ブレーキディスクの第１側のブレーキサポート上にピ ストンを支持し、かつブレーキディスクの第２側のブレーキサポート上に浮動式 キャリパ−を支持するスライドガイドとを備えるスポット型ディスクブレーキに おいて、前記スライドガイドが、 ブレーキディスクの軸心に対し少なくともほぼ平行な溝を有するガイド本体と、 ブレーキの軸方向中心面に対し直角に伸長するねじ付きビンと、 相互に協働するガイド本体の部品及びねじ付きビンを保護して汚れを防止し、か つブレーキディスクとの開に設けた熱シールドによって保護される密封スリーブ とを備えることを特徴とするスポット型ディスクブレーキに関する。

この型式のディスクブレーキにおいて、ガイド本体は浮動式キャリパ−又はブレ ーキサポートのいずれかに配設することが出来る。したがって、ねじ付きビンは プレー牛サポート又は浮動式キャリパーにねじ込むことが出来る。いずれの場合 も、ねじ付きビンは、関係するガイド本体と共に略遊びなしのスライドガイドを 提供し得る程度までねじ込む。このねじ込み位置にて、ねじ付きビンは、振動に より緩むことがないよう、固着しなければならない。

ガイドの必要な遊びを設定し、かつブレーキサポートに対する浮動式キャリパ− の正確な動作方向を設定するため、これら画構成要素は、クランプ手段により所 望の位置に保持しなければならない。次いで、ねじ込みトルクが、ガイドに遊び がなくなったことを示す所定の値以上になるまで、ねじ付きビンを機械的にねじ 込む。最後に、ねじ付きガイドをガイドが所望の僅かな遊びを得るまで所定の角 度だけ緩める。

上記型式の公知のディスクブレーキ（西独特許第８，６０１、０９４号）におい て、ねじ付きビンはそのねじ部にて直接固着される。この目的上、一般に、マイ クロカプセルに入れた化学物質をねじ部に使用する。組立時、マイクロカプセル は、圧し潰され、化学物質が反応し、雌ねじと雄ねじが相互に固着するようにす る。

前提部分による公知のディスクブレーキにおいて、マイクロカプセルの圧し潰し 中、ねじ付きビンとこのねじ付きビンを受け入れるねじ穴間の摩擦力は、ねじ込 みトルクの作用を得て所望の精度にてガイドの遊びを調整出来ない程、変動する ことが分かった。

前提部分による公知のブレーキにおいて、熱シールドは、各々、浮動式キャリパ −上にて関係するガイド本体の周囲に固着したカラーに固着されている。この取 付は型式では、各熱シールドは、追加的な組立コストを必要とする。

従って、本発明は、ねじ付きビンの固着及び熱シールドの取付けに伴う組立コス トの削減という課題を解決せんとするものである。

上記課題は、 ブレーキサポートに固着した取付は部材を備え、少なくとも一方のねじ付きビン と関係し、回転しないよう固着する形態ロックが設けられ、 前記ねじ付きビンの密封スリーブを保護するための熱シールドが取付は部材に担 持されていることを特徴とする本発明による冒頭記載の型式のスポット型ディス クブレーキにより達成出来る。

回転しないよう固着するため形態ロック手段を使用することで、ねじ付きビンを 回転しないよう確実に固着することが出来る。各取付は部材は同時に、例えば取 付は部材に別の構成要素として固定状に溶接して固着するか、又は、例えば深絞 りによって取付は部材と一体に形成した、関係する熱シールドのための支持要素 にもなる。いずれの場合共、取付は部材を関係するねじ付きビン及びブレーキサ ポートに固着することにより、関係する熱シールドは、それ以上の組立作業を必 要とせずに、適宜位置に位置決めすることが出来る。

本発明の好適実施態様において、取付は部材は、関係するねじ付きビンの多角形 の頭部に嵌まる凹所を備えており、これにより、この多角形の頭部に相補状に変 形される。この凹所は、関係するねじ付きビンを受け入れるねじ穴の拡張部分に 圧入される取付は部材の深皿状のくぼみとして形成することが出来る。

特定の、又は各取付は部材は、アングルを付け、ブレーキディスクに対面するブ レーキサポートの端面および側面に圧接するようにすることが望ましい。

本発明によるスポット型ディスクブレーキは、さらに、改良し、回転しないよう 固着する共通の形態ロック手段がブレーキディスクの片側にて２つのねじ付きビ ンと関係するようにし、又、この形態ロック手段が架橋状態にてブレーキディス クを越えて係合する１対の取付は部材を備えるようにすることが出来る。

ブレーキディスクの両側に配設した２つのねじ付きビンに対し、回転しないよう 共通の固着手段を使用することにより、前記ビンは、架橋状態の対の取付は部材 の軸心と一致せず、従って、この取付は部材と共に回転しない軸心を有するため 、回転しないよう特に確実に固着される。ブレーキディスクの両側に配設した２ つのねじ付きビンに対し、共通の対の取付は部材を固着することにより、２つの 関係する熱シールドも、又、それ以上の作業を必要とせずに、容易に適宜位置に 位置決め出来る。

西独特許第８．６０１．０９４号により公知のディスクブレーキと同様、ブレー キディスクの両側には、ピストン及び浮動式キャリパーそれぞれの２つのスライ ドガイドが設けられている。この場合、本発明、さらに改良し、全スライドガイ ドが、各々ねじ付きビンを備えるようにし、及び２対の取付は部材を設け、各列 の取付は部材が１対のねじ付きビン同士を接続させ、かつ１対の熱シールドを担 持するようにすることが出来る。

本発明の実施態様の例について、以下、略図を参照しながら説明する。

第１図は第２図の面１１に関する、一部断面図で示したスポット型ディスクブレ ーキの平面図、第２図は第１図の面１！−１１に関する、一部断面図で示したス ポット型ディスクブレーキの端面図、第３図は第１図の面ＩＩＩ−ＩＩ＋に関す る、断面図、第４図は第１図の矢印１ｖに関する詳細側面図、及び第５図は第４ 図の変形図である。

自動車に取付けたブレーキサポート１２と、ブレーキディスク１０の軸心Ａに対 して平行に変位可能な浮動式キャリパー１４とは、図面に示唆しただけの前記ブ レーキディスク１０の外端縁を越えて係合する。ブレーキディスク１０の両側に 配設したブレーキパッド１６．１８は、ボートプレート２４．２６を備えている 。浮動牛ヤリパー１４に固着したＵ字形の回り止め鐙（あぶみ）部材２８が、サ ポートプレート２４．２６を通って伸長している。

ブレーキパッド１６は、そのサポートプレート２４によりピストンキャリッジ３ ０上に支持されており、このキャリッジ３ｏは、ねじ３２により油圧アクチュエ ータ３６のピストン３４に固着されている。このアクチュエータ３６は、浮動式 キャリパ−１４と一体に形成され、ブレーキディスク１０の軸心Ａに対し平行に 伸長するシリンダ３８を備えている。第２ブレーキバツド１８は、ブレーキディ スク１０の反対側のそのサポートプレート２６により、直接、浮動式キャリバー １４上に支持されている。

ピストンキャリッジ３０は、２つのスライドガイド４０によりブレーキサポート １２上を案内される。これら２つのスライドガイド４０は、特に第２図から明ら かなように、ブレーキディスク１０の回転軸Ａを包含するディスクブレーキの中 心面Ｂに対し対称状に配設されている。

アクチュエータ３６の軸心Ｃは、ブレーキディスク】Ｏの主回転方向りに沿い、 中心面ＢＣ９対し若干前方に偏心させである。この主回転方向りは、減速しよう とする自動車が前方に進行しているときにブレーキディスク１０が回転する方向 である。

各スライドガイド４０は、ガイド本体４２を備えており、この本体４２は中心面 Ｂに対し直角に配設されたスタッド４４によってピストンキャリッジ３０に固着 されると共に、軸心Ａに対し平行な溝４６を備えている。円錐形の端部を設けた ねじ付きビン４８が溝４６に嵌入する。ねじ付きビン４８は中心面に対し直角に ブレーキサポート１２にねじ込まれており、その六角形頭部５０は円錐形の中心 合わせショルダ部５２を備えている。ガイド本体４２及びこれと協働するねじ付 きビン４８の端部はゴム又鉱同様の弾性材料製のスリーブ５４によって密封状態 に密閉されており、よって、塵埃から保護されている。

上述のものに対応し、従って、同一の参照番号を付したさらに２つのスライドガ イド４０が、アクチュエータ３６から遠方のブレーキディスク１０側のブレーキ サポート１２上にて浮動式キャリパ−１４を案内し、この方法はピストンキャリ ッジ３０をブレーキディスク１０の第１側のプレー牛すボー）１２上を案内する のと同一である。このように、スライドガイド４０がディスクブレーキの中心面 Ｂの両側に１対ずつ配設されている。

第１図乃至第４図によると、回転を阻止する共通の固着手段は、各列のスライド ガイド４０と関係し、またシートメタルをプレス加工した橋状の対の取付は部材 ５６を備えている。各列の取付は部材５６はブレーキディスク１０を架橋し、そ の両側がブレーキサポート１２の端面５７に圧接し、深皿状のくぼみ５８を有す る中心部片５６′を備えている。各列の取付は部材５６の２つの深皿状くぼみ５ ８は、１つのねじ付きビン４８の六角形頭部５０に押圧され、この目的上、非使 用状態時、円形であり、六角形頭部のキー幅に対応する径の凹所６０を備えてい る。六角形頭部５０に押圧されると、この頭部５ぞれのねじ付きビン４８は、ロ ック状態に固着され、回転しない。（ぼみ５８を関係する六角形の頭部５０に押 圧することは、この頭部５０に形成した円錐形の中心合わせショルダ部５２によ り容易に行い得る。

各固着手段５６は、中心面Ｂから離反する方向に誤って抜けないよう固着されて いる。この中心面Ｂ内にて、各深皿状のくぼみ５８が、関係するねじ付きビン４ ８をねじ込むねじ穴の拡張部分６２内に干渉嵌めされている。

各取付は部材５６は、さらに、ブレーキディスク１０に対し平行なブレーキサポ ート１２の側面６３に圧接し、この目的上、ブレーキディスク１０に対し平行に 伸長するタブ６４を備え、このタブ上では押形付けした小突起６５がブレーキデ ィスク１０から離反する方向に伸長している。熱シールド６６が、タブ６４、従 って、取付は部材５６全体と一体に形成されている。この熱シールド６６は、ビ ーディング又はエツジングにより強固にしてあり、ブレーキディスク１０から発 生する輻射熱からスリーブ５４の１つを遮蔽し得る程度に、ディスクブレーキ１ ０の中心面方向に伸長している。

第５図による変形例は、各取付は部材５６が独立した構成要素である、即ち、架 橋部分５６′により反対側の取付は部材に接続されていない点で第１図乃至第４ 図に示した実施態様と異なっている。

国際調査報告 Ｓ＾　１９６８１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ブレーキーキディスク（１０）に係合するブレーキサポート（１２）と、 ブレーキディスク（１０）の第１側にて、ピストン（３４）を設けたアクチュエ ータを備える浮動式キャリバー（１４）と、 ブレーキディスク（１０）の第１側に配設され、ピストン（３４）により作動さ れる第１ブレーキパッド（１６）と、 ブレーキディスク（１０）の第２側に配設され、浮動式キャリバーの変位により 作動される第２ブレーキパッド（１８）と、 ブレーキディスク（１０）の第１側のブレーキサポート（１２）上にピストン（ ３４）を支持し、かつブレーキディスク（１０）の第２側のブレーキサポート（ １２）上に浮動式キャリバー（１４）を支持するスライドガイド（４０）とを備 え、 前記スライドガイド（４０）が、 ブレーキディスク（１０）の軸心（Ａ）に対し少なくともほぼ平行な溝（４６） を有するガイド本体（４２）と、 ブレーキの軸方向中心面に対し直角に伸長するねじ付きピン（４８）と、 相互に協働するガイド本体（４２）の部品及びねじ付きピン（４８）を保護して 汚れを防止し、かつブレーキディスク（１０）との間に設けた熱シールドによっ て保護される密封スリーブ（５４）とを備えるスポット型ディスクブレーキにお いて、 ブレーキサポート（１２）に固着した取付け部材を備え、ねじ付きピン（４８） の少なくとも一方と関係し、回転しないよう固着する形態ロック手段が設けられ 、前記ねじ付きピン（４８）の密封スリーブ（５４）を保護するための熱シール ド（６６）が取付け部材に担持されていることを特徴とするスポット型ディスク ブレーキ。 ２．取付け部材（５６）が、関係するねじ付きピン（４８）の多角形頭部（５０ ）に嵌まる凹所（６０）を備えており、これにより、この多角形頭部（５０）相 補状に変形されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のスポット型ディス クブレーキ。 ３．前記凹所（６０）が、関係するねじ付きピン（４８）を受け入れるねじ穴の 拡張部分（６２）に圧入される取付け部材（５６）の深皿状のくぼみ（５８）に 形成されることを特徴とする請求の範囲第２項に記載のスポット型ディスクブレ ーキ。 ４．前記取付け部材（５６）が、アングルが付けてあり、ブレーキディスク（１ ０）に対面するブレーキサポート（１２）の端面（５７）および側面（６３）に 圧接されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のスポット型デイスク ブレーキ。 ５．回転しないよう固着する共通の形態ロック手段が、ブレーキディスク（１０ ）の両側にて２つのねじ付きピン（４８）と関係し、また、前記ロック手段が、 架橋状態にてブレーキディスク（１０）を越えてに係合する１対の取付け部材（ ５６）を備えることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかに記載 のスポット型ディスクブレーキ。 ６．ブレーキディスク（１０）の両側にて、ピストン（３４）及び浮動式キヤリ バー（１４）それぞれに対して２つのスライドガイド（４０）を設けたスポット 型ディスクブレーキにおいて、全スライドガイド（４０）が各々ねじ付きピン（ ４８）を備えており、さらに、２対の取付け部材（５６）が設けられ、各対の取 付け部材が１対のねじ付きピン（４８）同士を接続させ、かつ１対の熱シールド （６６）を担持するようにしたことを特徴とする請求の範囲第５項に記載のスポ ット型ディスクブレーキ。