JPH01501388A - 標的細胞の死滅を目的とするエフエクター細胞の生体外活性化 - Google Patents

標的細胞の死滅を目的とするエフエクター細胞の生体外活性化

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JPH01501388A JP62506226A JP50622687A JPH01501388A JP H01501388 A JPH01501388 A JP H01501388A JP 62506226 A JP62506226 A JP 62506226A JP 50622687 A JP50622687 A JP 50622687A JP H01501388 A JPH01501388 A JP H01501388A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 標的細胞の死滅を目的とするエフェクター細胞の生体外活性化反呪 (技術分野) 本発明は、細胞毒性法、及び特に、腫瘍のような標的細胞を、抗体依存、生体外 活性化エフェクター白血球により死滅させる方法に関するものである。
(発明の背景) 神経外胚葉腫瘍は非常に悪性であり、それには、神経芽細胞腫、肺の小細胞ガン 腫、ダリア細胞腫、神経芽細胞腫及びメラノーマが含まれる。神経外胚葉腫瘍の うち、神経芽細胞腫は、幼児及び児童初期に発生する。ウィルムス腫瘍は別にし て、それらは全んど共通して、児童におけるD膜後腔腫瘍である。神経芽細胞腫 は、一般に副腎髄質に発生するが、それらは、胸部又は腹部内の他の交感性神経 節にまで進展する。これらの腫瘍は、リンパ芽球、肝臓、骨、肺及び骨髄へと広 く転移する。その腫瘍は、明らかな転移がみられない場合は、しばしば良好とな るが、転移を伴うと、外科手術、X線治療及び化学療法試剤を十分はどこしても 、予後の回復は望みが薄い。
最近、いくつかの抗原決定基がモノクローナル抗体(Mab)により、神経芽細 胞腫細胞上に検出された;シーガー(Seeger)、アナルス・オン・インタ ーナシラナル・メディシン(Ann、Intern。
Mecl) 、97巻、873頁(1982年);ライクストランド(Wiks trand)等、キャンサー・リサーチ(Cancer Res、) 42巻、 267頁(1982年);ライクストランド(Wikstrand)等、リサー チ)Lt+オプ0ニューロイムノロジー(J、Newrofsunology)  %3巻、43頁、(1982年)、アイゼンバース(Eisenbarth) 等、プロシーディング・イン・ナシヨナル・アカデミ−・オン・サイエンス(P roc、Natl、^cad、Sci、)USA、 76巻、4913頁(19 79年);リアオ(Liao)等、ヨーロピアン・ジャーナル・オン・イムノロ ジー(Eur、J、Immunol、) 11巻、450頁(1981年) : シーガー(Seeger)等、キャンサー・リサーチ(Cancer Res、 ) 4巻、2714頁(1981年);ケネット(kennett)等、アドバ ーンシズ・イン・ニューロプラスドーマ・リサーチ(Advanes in N euroblastoma Re5earch)、209頁、レーベンプレス版 、ニューヨーク(エドバンス(Edvans) &tW)(1980年);シー ガー(Seeger)等、ジャーナル・オン・イムノロジー(J、Im+wun o1.) 、128巻、983頁(1982年);ケムスヘンド(Kemshe ad)等、ペディアトール・リサーチ(Pediatr、Res、) 15巻、 1282頁(1981年)、ガングリオシドGD3及びGD2は、神経芽細胞腫 細胞上に検出された、抗原決定基である。
従って、ガングリオシド(シアル酸含有糖脂’Jt)は、モノクローナル抗体( Mab)仲介の免疫治療に対する関連標的抗原である腫瘍マーカーとして、直ち に特徴づけられる(ディボルド(Dippold)等、(1983年)キャンサ ー・リサーチ(CancerRes、)44巻、806頁〜810頁;ヒユーテ ン(Rough ten)等、(1985年)、プロシーディング・イン・ナシ ョナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Acad、Sc i、) U S A、 82巻、1242〜1246頁;ヘルストロム(Hel lstrom)等(1985年)プロシーディング・イン・ナショナル・アカデ ミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Acad、Sci、) U S  A% 82巻、1499〜1502頁;チェレンジs (Cheresh)等 、(1985年)プロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オプ・サ イエンス(Proc、Natl、Acad、Sci、 ) U S A% 82 巻、5155〜5159頁;ホンシフ(Honsik)等(1985年)、ナチ ュラル・イムニティー・アンド・バイオロジカル・レスポンス(Natural Immuntty and Biological Re5ponse) 4巻 、253頁;及びステプルウスキ(Steplewski)等(1985年)プ ロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オプ・サイエンス(Proc 、Natl。
Acad、Sci、 ) USA、 82巻、8653〜8657頁)参照。
ジシアロガングリオシドGD3は、選択的に、ヒトのメラノーマ細胞上に発現す る(ディボルド(Dippold)等、(1980年)、プロシーディング・イ ン・ナショナル・アカデミ−・オプ・サイエンス(Proc、Natl、Aca d、Sci、) U S A、77S、6114〜6118頁、チェレッジz  (Cheresh)等、(1984年)、プロシーディング・イン・ナショナル ・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Acad、Sci、)  U S A、 81巻、5767〜5771頁)、そして、補体仲介腫瘍細胞 溶解及び抗体依存細胞性細胞毒性の両方に対し、イン・ビトロ(in vitr o)で有効な標的となる(ヘルストロム(Hellstrom)等、(1985 年)、プロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス( Proc。
Natl、Aead、Sci、) USA、 82巻、1499〜1502頁: チェレッシュ(Cheresh)等、(1985年)、プロシーディング・イン ・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、 Natl。
Acad、Sei、) U S A% 82巻、5155〜5159頁:ホンシ フ(Honsik)等、(1985年)、ナチュラル・イムニテイー・アンド・ バイオロジカル・レスポンス(Natural+Imm+unity andB iological Re5ponse) 4巻、253頁)、GD3に対する IgG3クラスのモノクローナル抗体が異種m織移植したヌードマウスの結節中 のヒトのメラノーマ腫瘍の樹立を効果的に抑制することが報告されている(ヘル ストロム(l(ellstrom)等、(1985年)、プロシーディング・イ ン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Aca d、Sci、) U S A、 82巻、1499〜1502頁:及びチェレソ シュ(Cheresh)等、(1985年)プロシーディング・イン・ナショナ ル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Acad、Scj、 ) U S A 、、 82巻、5155〜5159頁)。
抗−〇D3Mabで1武装″したネズミの単核肺臓細胞は、ヌードマウス中、非 常によく引立し、生育するヒトのメラノーマ腫瘍を根絶するこ六が、最近報告さ れた(ホンシフ(Honsik)等(1985年)ナチュラル・イムニティ・ア ンド・バイオロジカル争レスポンス(Natural Immunity an d Biological Re5ponse)、4巻、253頁)、さらに、 ヒユーテン(Houghten)等は、((1985年)、プロシーディング・ イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Ac ad、Sci、) U S A、 82巻、1242〜1246頁)は、GD3 に対するMabR24(I gG3)(米国特許第4,507.391号で議論 されている)を用い、フェーズエの臨床試験において、その抗体で処置したメラ ノーマ患者11人中、3人が、大部分の腫瘍抑制を示したことを観察した。また 、ディボルド(Dtppold)等の報告(キャンサー・リサーチ(Cance r Res、)、44巻、806頁(1984年)、では、MabR24は、そ の抗体に長時間さらしたく24時間以上)後の、GD3含有ヒト・メラノーマ細 胞を、イン・ビトロ(invitro)で死滅させることができ、このことは、 まだ明らかになっていない、別の腫瘍細胞死滅化のメカニズムの存在を示唆して いることが報告されている。総合すると、これらの知見は、抗GD3Mabの潜 在的治療効果が、免疫治療的標的としてさらにガングリオシドを研究することを 正当化していることを示している。
GD2抗原が、数多くの腫瘍細胞系列と同様に、全んどの切り取ったメラノーマ 及び5CCLII瘍上に非常に多く発現しており、一方では、全んどの正常な組 織には、事実上存在しないという事実は、それがイン・ビボ(in vivo) における特異的免疫治療及び腫瘍のイメージングに、良い標的抗原になりうろこ とを暗示している。
クラスエのヒトの組織適合性抗原上の1つのエピトープに対するMabのアイソ タイプ・スイッチ変異体を用いたキップス(Kipps)等(ジャーナル・オプ ・エクスペリメンタル・メディシン(J、Exp、Med、) 161巻、1頁 (1985年))の最近の報告の中で、IgG2aアイソタイプ変異体は、対応 するIgG1又はI gG2 b変異体よりもADCCを指向する上でより効果 的であることが示された。我々の研究室での最近の研究でも(シュルツ(Sch ulz)等(1985年)、ジャーナル・エクスペリメンタル・メディシン(J 、Exp、Med、) 161巻、1315〜1325頁)、特異的細胞溶解が 示された。ヒトのメラノーマ細胞上に選択的に発現するコンドロイチン・硫酸プ ロテオグリカンと免疫反応を起こすM a b 9.2.27、IgG2aモノ クローナル抗体を用いたこの研究は、ヌードマウス中で樹立し、増殖するヒトの メラノーマ腫瘍は、相対的に大量の単核肺臓細胞と共に、同時にこのMabを注 入することにより、根絶することができることを示した。肺臓細胞又は、その抗 体いずれも単独では、有意な腫瘍の抑制を行なうことはできない。
パーク(Park)等(セルラー・イムノロジー(CellularIssun ol、) 84巻、94頁(1984年))は、IgG2bアイソタイプのモノ クローナル抗体は、ADCC仲介の溶解に対して、K562ヒトの赤白血病細胞 を感作することを報告した。その場合、そのMabは、天然キラー(NK)細胞 中に豊富であることが知られている、大顆粒リンパ細胞により、標的細胞の死滅 を促進することが報告されている。
総合すると、これらの研究結果は、モノクローナル抗体ががんの免疫治療のため の有効な試薬であるばかりでなく、種々のMabは、いくつかの別々な、又は、 それらを組合せたエフェクターメカニズムにより、腫瘍の死滅を誘導することが できることを示している。
いくつかの最近の報告では、マウスのモノクローナル抗体は、比較的よくヒトに 許容され、危険も少なく、副作用は、あったとしても、ごく僅かであることが示 されている(オールドハム(Oldham)等、ジャーナル・オン・クリニカル ・オンコロジー(J、Cl1n、0nco1.) 2巻、1235頁(1984 年))、メラノーマ患者を処置するのに、先に議論した、マウスのMab9’、 2.27を用いた場合、その抗体は、有害な副作用がほとんどなく、腫瘍部位に 特異的に局在化することが上記の研究者により示されたが、大きい腫瘍をもつ、 第四期の患者においては、研究期間に渡って、その病気の臨床的に明らかな改善 をもたらすことはできキン−2(IL−2)に、単核リンパ細胞をさらし、リン フ才力イン活性化キラー(LAK)細胞を作る方法がある(イロン(Yron) 等(1980年)、ジャーナル・オン・イムノロジー(J、Ismunol、)  125巻、238−245頁;ロッ゛ンs、 (Lotze)等、(1981 年)キャンサー・リサーチ(Cancer Res、)、41巻、4420〜4 425頁ニゲリム(Grists)等(1982年)、ジャーナル・オン・エク スベリメンタル・メディシン(J、Exp。
Med、) 、155巻、1823〜1841頁;グリム(Grillll)等 、(1983年)、ジャーナル・エクスベリメンタル・メディシン(J、Exp 、Med、) 158巻、1356〜1361頁)。
例えば、ローゼンバーグ(Rosenberg)等は、フェーズIの臨床試験に おける、組換えIL−2(r I L−2)活性化ヒトLAK細胞の使用は、異 常増殖する新生細胞を有する数人の患者で、著しい腫瘍抑制を起こしたことを報 告した(ローゼンバーグ(Rosen−berg) 等(1985年)、ニュー イングランド・ジャーナル・オン・メディシン(New Engl、J、Med 、 ) 313巻、1485〜1492頁)、これらの臨床試験において、多数 (1010〜10”)のヒトの末梢血液白血球を、96時間までの時間、生体外 でrlL−2(I000U/1.5X10’紺胞/10で処理し、その後、静脈 注射で患者に戻した。これらの人々はその後、処置の間に渡り、さらにrIL− 2の静脈注射(体重贈当り100,000Uまで)を受けた。
いくつかの劇的なIll瘍の抑制が、著しい新生細胞をもつ数人の患者に観察さ れたけれども、この処置はまた多くの比較的厳しい臨床的問題をも生じさせた。
これら臨床的問題には、液体貯留、肺水腫及び挿管法を必要とする発作的呼吸困 難などがある。これらの問題は、rlL−2注入の直接的毒性効果の結果として 起こる。
さらに、より最近の報告では、ローゼンバーグ(Rosenberg)等は(1 986年)、サイエンス(Sciene) 、233@、1318〜1321頁 ) 、+a)免疫抑制試薬、シクロホスホアミド、(b) f8)と共に用いる 、切除した腫瘍から得られる、rIL−2膨張腫瘍侵入リンパ細胞及び(clr lL−2の比較的低い投与からなる3部modalttyの使用が、進行した肝 臓への転移のMC−38コロン・アデノカルシノーマを有する12匹のマウスの 治癒に成功し、また、進行した肺への転移をもつマウスの50%を治癒したこと を報告した。報告によると、rlL−2を、4日間にわたり、毎日25,000 ユニツトを3度、系統的に投与した。これらの腫瘍は、LAK治療には応答しな かったと報じられている。
い(つかのグループは、標的細胞溶解を仲介する、二特異性をもつ、異種結合体 (ハイブリッド)抗体の使用を報告している。
例えば、ジヤツジ(Jung)等(1986年)、プロシーディング・イン・ナ シヨナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl。
Acad、Sci、) U S A s 83巻、4479〜4483頁)は、 標的細胞上の抗原と免疫反応を起こす1つのパラトビツク分子及び、ヒトのT細 胞と免疫反応を起こす第2のパラトビツク分子(OKT3、ATCCCRL80 01)を含む、二特異的ハイブリッド抗体でコートした、ヒトのメラノーマ標的 細胞の効果的死滅化を報告した。予め、0KT3と接触させることにより活性化 したヒトのT細胞を、エフェクター細胞として用いた。
ベバン(Revan)、スターズ(Staerz)及び共同研究者は、マウスシ ステム中の標的細胞を死滅させるための二特異的ハイブリッド抗体の使用を取扱 った、いくつかの報告を刊行した0例えば、スターズ(Staerz)等((1 985年)ネイチ+ −(Nature)、314巻、628〜631頁)は、 1つのパラトビツク領域が末梢Tリンパ細胞の約25パーセントのT細胞レセプ ター上のアロタイプ・エピトープと免疫反応を起こし、他の1つバラトビツク領 域がThy−1,1アロ抗原と免疫反応を起こす、ハイブリッド抗体の使用を報 告した。その報告は、Thy−1,170抗原を発現する標的S、AKRリンパ 腫細胞が、その標的細胞を、2特異的ハイブリッド抗体でコートし、ひきつづい て、そのコートした標的細胞を、そのハイブリッドのもう1つのパラトビツク領 域により認識される抗原を持つ細胞毒性Tリンパ細胞の種々の希釈物と混合する ことにより死滅することを示した。”rhy−x。
1抗原を持たない潜在的標的細胞は死滅しなかった。そのグループによる関連し た研究は、スターズ(Staerz)及びベバン(Bevan)(1986年) プロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Pro c、Natl、Acad、Sci、) U S A、 83 巻、1453〜1 457頁、スターズ(Staerz)及びベバン(Bevan)(1986年) ヨーロピアン・ジャーナル・オン・イムノロジー(Eur、J、1m+5uno 1.) 16巻、263〜270頁、及びスターズ(Staerz)及びベバン (Revan) (1985年)、ヨーロピアン・ジャーナル・オン・イムノロ ジー(Eur、J、Tma+uno1.) 15巻、1172〜1177頁)、 に見られる。
さらに、ベレズ(Perez)等((1986年)ジャーナル・オン・エクスベ リメンタル・メデイシン(J、Exp、Med、) 163巻、166−178 頁)は、報告によると、rlL−2活性化末梢血液単核細胞(PBMC)を組織 に指し向ける、二特異的異種結合体抗体について記述している。従って、その異 種結合体の1つの領域は、そのパラトープ(Mab 0KT3のFab断片(A TCCCRL8001))を通して活性化PBMCに結合し、一方、その異種結 合体のもう1方の領域(標的結合M a bのFab断片)は、標的組織に結合 する。
彼等の研究では、ベレズ(Perez)等は、L6u−11=陽性(Leull ′″)細胞同様、単細胞のリンパ細胞をエフェクター細胞群について述べている 。彼等は、IL−2活性化エフエクターがT8抗原(78″″)を示し、Mab  0KT8 (ATCCCRL8014)及び補体を用いたT8”″細胞の除去 は、細胞毒性を失わせてしまうことを報告した。同様な戦術によるT4”細胞の 除去(Mab 0KT4 (ATCCCRL 8002)+補体)は、IL−2 活性の存在下及び非存在下での溶解を増加させる。また、これらの著者は、活性 化した、ハイブリッド抗体コートしたエフェクターを、8から24時間、IL− 2のない状態に維持すると、溶解活性の約半分が失なわれると報告している。
二特異的異種二官能性モノクローナルバラトビツク分子とその調製方法も、米国 特許第4.444.878号及びP CT/ LJ S 82101766(W O83102285)で公開されており、その内容は、参考としてここに組込ま れている。リシンAサブユニットに抗腫瘍抗体のFab領域を結合するための、 米国特許第4.350.626号に記載されている技術も、二特異的ハイブリッ ドを作る上で、望ましい抗体のFab領域を結合するのに用いることができる。
(本発明の簡単な概要) 本発明は、標的細胞を死滅させる方法及びその方法に有用な組成物を考案してい る。この方法は、生体外で活性化され、活性化試薬を含まず、標的細胞と免疫反 応する抗体で武装し、そして、後に、標的細胞と共にインキュベートするエフェ クター細胞を利用している。
このように、本発明の1つの特徴は、特異的に標的細胞を死滅させる方法の考案 であり、 (a)IgG1、IgG2a、IgG2b、又はIgG3抗体Fcレセプターを 含む、末梢血液単核細胞(PBMC)又は、末梢血液リンパ細胞(PBL)のよ うな白血球細胞の培養物を、それら細胞のナチュラルキラー活性を高揚し、かつ IL−2活性化エフエクター細胞を形成するのに十分な量のインターロイキン− 2(IL−2)により、生体外で活性化する。
(bl その後、IL−2活性化エフエクターを、毒性量のIL−2から分離し 、ついで、IL−2を持たない細胞を集める。
(C1それから、これらIL−2活性化エフエクター細胞のFcレセプターを、 クラスIgG1、IgG2a、IgG2b、又は1gG3Fc領域のモノクロー ナル抗体(Mab)と結合して、武装した、IL−2活性化エフエクター細胞を 形成する。
有用なMabのバラトビツク領域は、標的細胞の表面に発現した抗原に結合(免 疫反応)する。
+d+ 細胞毒性量の武装した、I L−2活性化エフエクター細胞を、標的細 胞と接触させる。
(e) この接触を、標的細胞が死滅するのに十分な時間維持する。
以上のlal〜le)のステップを含む、この方法は、インビトロ(in vi tro)でもインビボ(in vivo)でも有効である。その接触及び維持ス テップは実質的に、外からIL−2を供給することなしに行なう。
上記方法の別の態様には、標的細胞に対して、T細胞の表面上に発現するT3抗 原と免疫反応を起こす、第1の抗T3バラトビツク領域と、標的細胞の表面上に 発現する第2のエピトープと免疫反応を起こす、第2のバラトビツク領域とを含 む、細胞溶解量の二特異的ハイブリッドモノクローナルバラトビツク分子を接触 させることが含まれる。この第2の標的細胞エピトープは、上述の、第1Mab と結合した抗原とは異なり、かつ、これら第1Mabの免疫反応は、二特異的ハ イブリッド分子の第2パラトビツク領域の免疫反応を妨害せず、またその逆も成 り立つ。
二特異的ハイブリッド分子を、武装した、IL−2活性化エフエクター細胞と接 触させる前に、実質的には同時に、又は、その後に、標的細胞に接触させること ができる。その接触は、実質的に、武装した、IL−2活性化エフエクターとの 接触と同時であることが望ましい、その二特異的ハイブリッド分子が、標的細胞 を接触する前に、T3抗原を発現する抗T3活性化T細胞の表面にコートされ、 かつ、それらハイブリッドコートした、又は武装した抗T3活性化T細胞が、武 装した、IL−2活性化エフエクター細胞と共に存在することが最も好ましい。
本発明のもう1つの特徴は、標的細胞死滅化組成物である。その組成物は、標的 細胞を死滅するのに十分な量(細胞溶解量)の、白血球細胞群由来の、武装した IL−2活性化エフエクター細胞を分散させた形で含む、水性の生理学的に許容 できる希釈媒体を含む、IL−2活性化エフエクター細胞を、活性化細胞のFc レセプターと結合し、そして、そのバラトビツク領域が、標的細胞の表面上に発 現した抗原と免疫反応を起こす、クラスIgG1、IgG2a、IgG2b、又 はI gG3のモノクローナル抗体で武装する。
また、この組成物は、T細胞の表面上に発現するT3抗原と免疫反応する第1の 抗T3パラトビツク分子及び、標的細胞表面上に発現する第2のエピトープと免 疫反応を起こす、第2のバラトビツク領域を含む細胞毒性量の二特異的ハイブリ ッドモノクローナルバラトビツク分子を、先に議論した様に含むことが可能であ る。その二特異的分子は、武装した、抗T3活性化T細胞のような、抗T3活性 化T細胞の表面をコートした組成物中に存在することが望ましい。
本発明にはいくつかの利点及び長所がある。これらの利点及び長所の中で顕著な ものには、白血球群が、生体外で活性化され、武装しうろこと及び、外からIL −2を補給することなしに標的細胞を死滅するのに利用しうろこと、それによっ て、受容動物に、外来から供給されるIL−2の投与に伴う毒性の問題を避ける ことができることがある。
本発明の、その他の利点及び長所は、ひきつづ(本発明の説明から明らかであろ う。
(図の簡単な説明) 本公開の一部をなす図には、次のようなものが含まれる0図1は、抗体(Y形体 )及びエフェクター細胞により仲介される標的細胞溶解の種々の戦術の図的表現 である。戦術Aでは、T細胞レセプターのようなエフェクター細胞上のエピトー プと免疫反応を起こすモノクローナル抗体が、標的細胞の表面に共有結合で結合 しているように示されている0戦術Bは、標的細胞(T−Fc結合)のFcレセ プターを介して、標的細胞と複合体を作るエフェクター細胞エピトープと免疫反 応を起こすモノクローナル抗体を示している0戦術Cは、標的細胞上のエピトー プ及びエフェクター細胞上のエピトープと免疫反応を起こす、異種二官能性ハイ ブリッドモノクローナル抗体の使用を示している;このハイブリッド抗体の二つ の領域は、広い線と、細い線で示しである0戦術Cの特徴は、ここでも利用可能 である。戦術りは、標的細胞上のエピトープと免疫反応し、かつ、エフェクター 細胞のFcレセプターを介してエフェクター細胞と複合体を作る(E−Fc結合 )モノクローナル抗体の使用を示している。戦術りは、ここで議論している発明 で利用している原則的戦術である。この図は、フランス、ポカ・ラドン(Boc a Romon)、CH2版、E1ボダク(Podack) kM、“細胞溶解 性リンパ細胞と補体”中のスターズ(Staerz)等の、“T−リンパ細胞仲 介溶解のためのハイブリッド抗体によるターゲフティング2からとったものであ る。
図2は、イン・ビトロ(in vitro)で、$ICr標11M21ヒトのメ ラノーマ細胞に関する、組換えインターロイキン−2(rlL−2)をもつ、ヒ トの末梢血液単核細胞(PBMC)の短期間生体外活性化により誘導される抗体 依存細胞性細胞毒性の増加を示している。ミリリフドル当り10h個のヒトPB MCを、種々の時間、37℃で、ミリリンドル当り250ユニツトのrlL−2 と混合することにより、活性化する。その後、P B M Cを実質的に毒性量 のrlL−2を含まなくなるまで洗浄し、ついで、横軸に示したエフェクター/ 標的細胞比で、MabllC64及び標的M21it胞と混合する。縦軸は、標 的細胞の比溶解率ユニットで示しである。各点で4回の測定を行ない、約lOパ ーセント以下の標準偏差を示した。用いた生体外活性化時間を次に示す:rlL −2なしく口);15分間のrlL−2活性化();30分間のrlL−2活性 化(・);1時間の活性化(△);2時間の活性化(ム);及び4時間の活性化 (O)。
図3は、4時間検定時間を採用したときの、4人のメラノーマ患者及びコントロ ールとして、2人の正常な、無症候性の大由来(7)PBMCで試験した。 ” Cr11ii!+M21 ヒ) ・メラ/ −マ細胞のADCCによる細胞溶解 を示す棒グラフである。患者1.2及び4は緩和をみせたが、患者3は、病状が 進行し、大きな腫瘍をもつに至った。エフェクター/標的細胞比は50/1とし たが、エフェクター−標的細胞混合前に、次に示すエフェクターとのインキユベ ーションがとられた;500U/−j! rlL 2(黒棒);ミリリットル当 り25マイクログラムのMabllC64(斜線棒) ;500U/s+4!r IL−2+25/jg/sAMabllc64(0棒)。
図4は、rlL−2活性化ヒトPBMCによるADCCの増加を示す、一群の棒 グラフである。ここでは、正常な無症候性の提供者由来のPBMCを、示したよ うな種々のエフェクター/標的細胞比で、標的ヒトゝ’Cr標mM21メラノー マ細胞と混合した。
示されている4時間検定間のPBMC処理には、rlL−2250U/mJとの 混合(水平斜線棒)、MabllC6425マイクログラム/ミリリツトルとの 混合(垂直斜線棒)、及びrlL−2250U/mJ+Mabllc64 25 .c+g/mj!とのインキュベーシヨン(0棒)が含まれている。示されてい る比溶解率は、NK溶解の値を差引いた後に得たものである。
(発明の詳細な説明) 1、定義 “抗体”という言葉は、抗原と特異的に結合することができるイムノグロブリン と呼ばれる一群のグリコジル化タンパク質の一員である分子を意味する。そのよ うな抗体は、抗原の抗原決定基(エピトープ)と、その抗体の抗体結合部位(パ ラトープ)との間の特異的な免疫学的結合相互作用により、その抗原と結合する 。
“抗体結合部位”とは、特異的に抗原と結合する、H及びL鎖の可変及び超可変 領域を含む抗体分子の構造領域をいう、シャーン(Jerne)の命名法によっ て(アナルス、オン、イムノロジー(Ann、 l5nuno1.) (パスツ ール研究所)、125C巻、373頁(1974年))、通常抗体結合部位は、 ここでは“パラトープ2を意味する。
”抗原”という言葉は、歴史的に、抗体と結合する実体にも用いられるし、また 、抗体の産生を誘導する実体にも用いられる。
最近では、抗原の意味を、抗体と結合する実体に限って用い、一方、抗体産生を 誘導する実体には“免疫原”という言葉を用いる。
ここで議論する実体は、抗原性及び免疫原性の両方を有するが、一般的に抗原と 呼ぶことにする。
6抗原決定基”という語句は、免疫学的に、抗体結合部位と結合する、実質的な 構造領域を意味する。シャーン(Jerne)の命名法では、抗原決定基を“エ ピトープと定義している。
“生物学的に活性°という言葉は、他の一般的、もしくはエフェクター能が同時 に存在する場合でも、少なくとも、抗原又は特異的抗体結合部位に、特異的に結 合する能力を意味している。抗体結合部位を含むパラトビツク分子の生物学的活 性は、抗体パラトープ(結合部位)が、そのエピトープ(抗原決定基)と、水性 媒体中、混合することにより免疫学的反応を起こし、少な(とも、生理学的pH 4a及びイオン強度で、免疫反応物を形成することにより証明される。生物学的 活性は、生物学的条件下、すなわち、本発明のパラトープ含有分子が、そのエピ トープと結合する、pu値約5から約9、イオン強度は、蒸留水から、約1モル 濃度の塩化ナトリウム液、そして、温度は約4℃から約45℃の範囲である条件 で起こることが望ましい、ここで用いるモノクローナル・パラトビツク分子は生 物学的に活性である。
“イライザ法”は、同相に結合した抗原又は抗体、及び酵素−抗体又は酵素−抗 原結合体を用いた、試料中の抗原又は抗体の検出及び定量を行う、酵素結合免疫 吸着検定法である。イライザ法の説明は、1982年、カリフォルニア州、ロス ・アルトス(LogAl tos)のラング・メディカル・パブリケーション( Lange MedicalPablication)から出版された、D、P 、サイト(Site)等による、“基本及び臨床免疫学”第4版、22章及び米 国特許第3,654,090号、第3.850,752号及び第4,016,0 43号にみられ、これらは参考“酵素”とは、しばしばこれに特異的な基質に、 触媒的作用により、ある変化を促進させたり、又は生じさせる能力のあるタンパ ク質を意味する。
ここで用いている“免疫反応物”という言葉は、免疫学的反応の産物、すなわち 抗原が、抗体又は、パラトープを含む分子と結合したときに生じる実体を意味す る。それゆえ、免疫反応物は分子間で形成する特異的な複合体である。
“本来の抗体”という言葉は、細胞により分泌される完全な抗体を、抗原との免 疫反応における生物学的活性に必要なパラ)−ブも含む他の、より小さな、分子 と区別して、ここで用いている。
本発明に有用なバラトビツク分子はモノクローナル・バラトビツク分子である。
1モノクローナル抗体” (ここでは、しばしばMab″と呼ぶ)は、ある種の 抗体を分泌するハイブリドーマのクローンにより産生される抗体であり、また、 モノクローナルバラトビツク分子とはモノクローナル抗体のことである。そのハ イブリドーマ細胞は、抗体産生細胞と、ミエローマ又は他の自己増殖細胞系列と の融合により作られる。最初に、そのような抗体を報告したのは、コラ−(Ko hler)とミススタイン(Milstein)(ネイチ+ −(Nature ) 、256.495−497頁(1975年))であり、この報告を、本報告 でも引用している。
1モノクローナルバラトビツク分子”バラトビツク分子′、“モノクローナル抗 体”及び“Mab″は、ここでは、本来のモノクローナル抗体をさして、互換的 に使われている。
“分泌”及び“産生“という言葉は、抗体が得られる細胞に対し、この分野では 互換的に使われている。しかし、抗体を産生ずる細胞は、その環境にそれらの分 子を分泌するとは限らない、ここで目的のハイブリドーマ細胞は、その環境にモ ノクローナル抗体を分泌する。しかし、ここでは、時々、このような細胞を“抗 体産生細胞”と呼び、またそれらの抗体に対し、当分野で用いる語句である“産 生された′というように用いる。
“上清′という語句は、ここでは、細胞を培養したときのイン・ビトロ(in  vitro)の液体媒体を意味する。ここで目的とするハイブリドーマ培養によ り産生されるモノクローナルバラトビツク分子は、その培養媒体環境に分泌され る。従って、その培養媒体上清は、1つの好ましいモノクローナルバラトビツク 分子源であり、かつ既知技術により、ハイブリドーマ細胞と分離して、容易に得 ることができる。これらの技術の例には、液体媒体から細胞を沈降させる、低速 遠心がある。別に、モノクローナル抗体は、その中にハイブリドーマ組織を導入 した実験動物の腹水腫瘍液(腹水)から入手できる0両方法とも、後に説明する 。
■、一般的説明 すでに述べてきたように、細胞溶解を行うために、いくつかの戦術が開発されて きている。rIL2の系統的投与及び、rlL−2で活性化によって生じるLA K紺胞の単独使用のような処理は、−i的使用には非特異的すぎることが示され た。TIL細胞及びIL−2を用いた最近報告された結果では、マウスでは効果 的であるが、なお、rIL−2の系統的投与を利用している。
IL−2は毒性があるので、そのような系統的使用は避けた方が得策であろう。
また、以前に指摘されたように、その絶妙なモノクローナル抗体の特異性は、予 め特定された標的細胞群の溶解をひき起こすように企ろまれでいる。しかし、単 なる様式として用いた場合は、モノクローナル抗体のみを用いたときの結果は不 均一なものとなる。
エフェクター細胞と共に、標的細胞特異的Mabを利用した、4つの戦術を、図 1に図武的に示した。その図の戦術Aは、そのバラトビツク領域がエフェクター 細胞上のエピトープと免疫反応を起こし、かつ、そのFc領域が、標的細胞と共 存結合するMabの使用を説明している0戦術Bは、抗体に結合する標的細胞上 のFcレセプターと、エフェクター細胞に結合するバラトープを利用している0 戦術Cは、エフェクター細胞と免疫反応する第1のバラトープ領域と、一方、標 的細胞と免疫反応する第2のパラトープ領域を含むハイブリッドモノクローナル 抗体を利用している。
戦術Cの特徴は、ここでは、戦術りとの合併様式の1部として用いられる0戦術 りは、IgG1、IgG2a、IgG2b又はI gG3のFc領域と結合しく E−Fcレセプター結合)、一方、その抗体バラトープは、標的細胞上のエピト ープと免疫反応する。
本発明は、標的細胞を死滅させる原則様式の特徴として、図1の戦術りの一般的 概念を利用する0本発明の基本とする研究は、これまで述べてきたIL−2の系 統的投与のような技術よりも、より臨床的問題の少ない別の技術を得、一方では 、腫瘍細胞のような標的細胞を特異的に溶解する目的を達成するよう設計された 。
後に、説明するように、本発明は、メラノーマ又は神経芽細胞腫細胞のような標 的細胞上に選択的に高密度に発現される、GD2及びGD3のような抗原を指向 するMabで、末梢血液単核細胞(PBMC)のようなIL−2活性化白血球を “武装”し、特異的に、目標を定める。
ここでの結果は、PBMCのようなヒトの白血球を、低用量のrlL−2と、簡 単に(15分から4時間)、生体外でインキエベーシッンすると、ヒトのメラノ ーマ及び神経芽細胞腫標的細胞の、ナチユラル・キリング(N K)及び特に、 抗体依存の細胞性細胞毒性(A D CC)の双方を増加させることを示してい る。加えて、ここで示した結果は、Mab標的化、活性化ヒトPBMCに対し、 神経芽細胞腫細胞と同様、ヒトのメラノーマ上で、ジシアロガングリオシドGD 2及びGD3が、効果的な標的構造をとっていることを示した。さらに、これら のMab武装及びrlL 2活性化エフエクター細胞は、特異的に、化学的に限 定されるGD2及びGD3ジシアロガングリオシド標的構造を区別できる。
本発明の1つの特徴は、標的細胞すなわち、その表面に特別な抗原を発現する、 死滅することが望ましい細胞を特異的に死滅させる方法にある。このような細胞 の例としては、その表面に、抗原として、ガングリオシドGD2、そして、また はGD3を発現する腫瘍細胞がある。ここでは、そのような細胞を、そのような 標的細胞の一例であることを理解した上で、説明のため、標的細胞として用いて いる。
別の代表的標的細胞、その表面抗原及び免疫反応を起こすMabについては後述 する。イン・ビポ(in vivo)についても、腫瘍細胞のような標的細胞が Mabによって結合されうる抗原を選択的に発現し、その結果、正常細胞の溶解 を最小限におさえられることが望ましいことは理解されるであろう、別に言えば 、そのMabが免疫反応する標的細胞上の抗原は、実質的に非標的細胞にはない か、または、非標的細胞は、実質的に、そのMabが免疫反応する抗原を含まな い。
本方法に従って、IgG1.、IgG2a、IgG2b又はIgG3抗体に対す るレセプターを含む末梢血液単核細胞(PBMC)のような白血球群を、それら の細胞がナチュラルキラー(NK)活性を高め、IL−2活性化エフエクター細 胞となるのに十分なインターロイキン−2を含む水性培地中、生体外培養する。
その後、これら活性化エフェクター細胞を、洗浄することで、毒性量のrIL− 2を除((分離する)。
そのIL−2活性化エフエクター細胞のFeレセプターを、その標的細胞の表面 上に発現している抗原と免疫反応するクラスXgG1、IgG2a%IgG2b 又はI gG3のFc含有モノクローナル抗体と結合させ(コーティングする) 、武装した、IL−2活性化エフエクター細胞を作る。その後、その武装したI L−2活性化エフエクター細胞を、標的細胞と混合し、接触させる。その混合を 、モノクローナル抗体武装した、IL−2活性化エフエクター細胞が標的細胞を 死滅させるのに十分な時間、維持する。
使用する白血球は、オートロガスである、すなわち、その腫瘍細胞と同じ動物由 来であってもよいし、その標的細胞と混合したとき、それらの細胞が、悪性の免 疫応答を起こさない限り、他の適合する動物由来のものであってもよい、使用す る白血球は、より狭義の細胞群へとさらに分画することなしに、血清又は、血漿 から得ることができる。
より特異的な白血球亜群が望ましい場合は、その白血球のフィコール−ハイバー ク密度勾配遠心による分画により、PBMCを提供するか、又は、末梢血液リン パ細胞(P B L)の非連続パーコール勾配遠心により、大顆粒リンパ細胞( L G L)に冨む細胞群を得る。LGLは、NK細胞及び好中球上にもみられ るLeu−11抗原を示す、これらの細胞はLeu−11”と呼ばれる。その他 にも、なお一層狭義のエフェクター細胞群が、既知方法を用い、望むように得る ことができる。
PBMC及びPBL群は、それら自身部分的に、潜在的に活性化エフェクターに 冨んでおり、ここでも、活性化エフェクター細胞を得るための、代表的白血球群 として利用している。
正常な白血球群は、抗体のIgG1、IgG2a、IgG2b又はI gG3の Fcjl域を結合しうるレセプターを含んでいるIL−2活性化可能エフエクタ ー細胞を含んでいる。従って、望ましいレセプターの有無による、白血球の特別 な選択は一般的に必要ない、加えて、以後議論する結果に示すように、適当な白 血球は、攻撃及び溶解を受ける腫瘍細胞を有する患者のPBMC中に存在するの と同様に、正常な無症候性のヒトのPBMCにも存在する。
活性化可能なエフェクター細胞のより大きい群が通常、IgG 1Fc領域に対 するものよりも、IgG2a、I gG2 b又は1gG3Fcに対するレセプ ターを含むものに存在することに注意が必要である。結果的に、IgG2a、I gG2b又はIgG3を含むMabが、そのようなモノクローナル抗体のFc領 域に対するレセプターを含む活性化可能なエフェクター細胞として望ましい。
PBMCのような白血球を、そのような哺乳類細胞のための通常の培養条件下で 、生体外培養する0代表的培養技術及び培養培地は、材料と方法セクションで議 論している。しかし、典型的には、それらの細胞を、ミリリンドル当り、約5X 10’から約5×10h個の濃度で培養する。
その白血球を、それらの細胞のADCC及びNK活性を高揚するのに十分な量の インターロイキン−2と培養することにより活性化し、IL−2活性化エフエク ターを作る。天然のIL−2も入手可能で、ここでも有用である0例えば、米国 特許第4.473.642号参照、しかし、組換えIL−2(rlL=2)もよ り簡単に入手可能で、本目的にも有効である。
ここでの培養条件も、哺乳類細胞に対し、当分野で通常用いられているものであ り、また、それらの培養は典型的には、37℃で行う、使用するrlL Z量は 、その最小量が最小培養時間で使用される限り、大きな制限因子とはならないよ うである0例えば、表4に示すように、4時間、37℃培養が、エフェクター/ 標的細胞比6:1〜50:1かつ106個PBMCで行なわれたとき、rlL− 2が50から50000 U/ragO)範囲で、ADCCに差はなかった。し かし、rIL−250U/mj!以下では、同条件で効果がみられなかった。加 えて、図2に示したように、適当な活性は、rlL−2との培養約15分間程で 達成される。
適当な生体外活性化標本は、熟練した研究者によって容易に得ることが可能であ る。
また、エフェクター細胞のIL−2活性化は、標準的標的細胞系列に対する、そ の活性比を検定する細胞群のNK活性を測定することにより、確かめることがで きる8M21メラノ一マ細胞系列は、ヒトのメラノーマSK−MEL−28(A TCCHTB72)及びWM266−4 (ATCCCRL1676)細胞系列 と同様、そのような系列の1つである。典型的に、PBMCを用いると、IL− 2活性化エフエクター細胞は、予め決めた量の標準的標的細胞に対し、同じEA T比を用いた時、同数の非活性PBMCの約2倍のNK活性を示した。従って、 比較的簡単なテストが、白血球の活性化を測定できる外的コントロールとして使 用可能である。活性化していないことが知られている正常で無症候性の動物の白 血球から調製した標準物質を、最初に用いた白血球がそれ自身活性化しているエ フェクターでないことを保証するのに用いることができる。
武装した、IL−2活性化エフエクター細胞は、活性化エフェクター細胞を、効 果量の適当なMabと混合し、そのMabのFc領域を、活性化エフェクターの Fcレセプターに結合させることによって作る。このプロセスは、ここで、しば しば、そのエフェクターを“コーティングするというように呼ばれる。使用する Mabは通常コーティングの前に精製され、また、いくつかある既知技術のうち の1つを使って、そのように調製される。
典型的な調製では、PBMCをrlL−2で活性化し、洗浄により、実質的に毒 性量のrlL−2を含まないよう分離し、さらに、適当な水性媒体中でMabと 混合し、接触させる。そのようにしてできた混合物を、抗体Fcjil域が、I t、−2活性化エフエクター細胞の表面上のFcレセプターと反応(複合体形成 )するのに十分な時間維持し、Mab武装した、IL−2活性化エフエクター細 胞を作る。典型的混合、接触及びMabでエフェクター細胞を武装する維持(イ ンキュベージぢン)時間は、約5分から約24時間であり、約5から約60分が より好ましく、また、温度は、約0から約40℃で、約37℃がより好ましい0 通常、Fcレセプター保有細胞に結合すると期待される以上の、過剰量のMab がエフェクター細胞の至適コーティングを達成するのに使用される。
ヒトのシステムにおいてマウスのモノクローナル抗体を使用する、先に述べた報 告は、それらのMabがヒトに導入されたとき、はとんどまたは全(、不適当な 反応を起こさないことを示したので、過剰量のMabを使用でき、そして、その 過剰量のものは、その武装した、IL−2活性化エフエクターから除く (分離 )する必要がない、しかし、そのような分離は、容易に、通常の遠心及び洗浄操 作により行うことができる。望ましいなら、そのIL−2活性化エフエクター細 胞を、それらを武装後IL〜2から分離することができ、それにより、洗浄ステ ップを1回少な(することができ、その結果、!L−2及び過剰のMab (用 いた場合)は、ワンステップで、武装置L−2活性化エフェクターを分離するこ とができる。
そのように作った、効果的、細胞毒性量のMab武装置L−2活性化エフエクタ ー細胞を、実質的に外から供給するIL−2の非存在下、腫瘍細胞のような標的 細胞と混合及び接触させる。それらを混合するとき、典型的には、水性媒体中の 標的及びエフェクター細胞を混合する。Mab武装置L−2活性化エフエクター の水性媒体は、DMEM又はPBSのような生育又は他の媒体が通常使われる。
その接触を、イン・ビトロ(in vitro)で行うときは、標的細胞に対す る水性媒体は、同様の媒体が用いることができるし、また、接触をイン・ビボ( in vivo )で行うときは、血液や他の通常の体液が用いられる。
武装したIL−2活性化エフエクター及び標的細胞の接触は、外的に供給される IL−2の非存在下、及び先に議論した生物学的条件下、その武装したIL−2 活性化エフエクター細胞が標的細胞を死滅(溶解)するのに十分な時間、維持す る。典型的な、イン・ビトロ(in vitro)でのその接触の維持時間は、 約1から約6時間で、ここでは、例として、4時間が用いられている。イン・ビ ボ(in vivo )投与の場合、その接触時間は、動物中に導入された組成 物の武装エフェクター(Mab武装置L−2活性化エフエクター細胞+生理学的 に許容できる希釈剤のような水性媒体)が受容動物の正常な身体機能により、除 去されるのに十分な時間、維持する。
標的細胞のイン・ビトロ(in ’vi tro)での溶解は、ここで用いられ ているように、S I Crのような放射性標識の使用により容易に観察される 。マウス、ラット、モルモット又はヒトのような受容動物のイン・ビボ(in  vivo )処理に対し、通常の技術により確認される腫瘍の減少は、簡便な検 定法を提供する。標的細胞抗原の増加量に対する血清学的又は他の検定法も、標 的細胞の死滅を確認する有用な方法である。
以下の、表1は、本発明の有用な代表的モノクローナル抗体をリストした。これ らのMabは、出版物中で用いられている名称、及びそれらのハイプリドーマ、 その抗体のクラス、及び報告によればMabが免疫反応を起こす抗原の、報告さ れているATCC受理番号(ATCC1k)でリストされている。各Mab及び その免疫反応の議論に対する引用は、抗原リストの脚注に与えられている。
表 1 代表的Mab Mab ATCC番号 クラス 抗 原MB 3.6 HB 8890 1gG 3 G03′14.18 HD 9118 1gG3 Gロ2211C641g G3 GD3’ 9、2.27 1gG2a ] ンドロイチン硫酸 プロテオグルカン4 R241g03 G03′ 11T29/26 11B 8247 1gG2a 結腸がん6グリコプロテイ ン gρ29 IIT29/36 11B 8248 1gG3 結腸がんCグリコプロティン p 29 CLT85 11B 8240 1gG1 結腸がん1F64.5 1gG2a  哺乳類 細胞がん11!I!7 838、 l IgG1 パンカルシノーマ70 kdタンパク質フ ロA2 11[181121gG3 39 kd l1ib外膜タンパク質1 2E10 1gG2a 45 kd 1lib外膜タンパク質8 表 1 (続き) Mab ATCC番号 クラス 抗 原8F8 1gG3 39 kd l1i b外膜タンパク質8 17A10 1gG2a 39 kd 1lib外膜タンパク質1 16C2−1gG2b 37 kd 1lib外膜タンパク質8 F36/22 He 8215 1gG3 ヒト胸部がん腫8T16 IIB  8279 1gG2b ヒト膀胱腫瘍Tl0I !IB 8273 13G2a  ヒト膀胱腫瘍101116−NS−19−911O80591gGI M腸が ん腫モノシアロガングリオシド■ 1、 チェレフシュ(Cheresh)等、(1985年)プロシーディング・ イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl。
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また、IL−2活性化後、標的細胞の溶解に、さらなるIL−2を必要としない ことは、驚くべきことである0例えば、表5参照。
本発明が働(ための明確なメカニズムは分っていない、後に議論するように、図 10で図式的に説明されているように、少なくとも強化された抗体依存細胞性細 胞毒性(A D CC)は、強化されたナチュラル・キラー(NK)活性と同様 に、重要な復側を果すと考えられている。さらに別のメカニズムが関与している かどうかは不明確である。これらの研究から得た結果、特に、以後述べるイン・ ビポ(in vivo)での研究結果は、IL−2誘導NK活性及び正常なAD CCにより得られた結果の合計よりもより大きい相乗的細胞溶解の結果であるよ うだ。
生理学的に許容しうる希釈水性媒体中に分散した、効果的細胞毒性量のMab武 装置L−2活性化エフエクター細胞を含む、水性組成物は、本発明の別の特徴を 構成する0代表的水性媒体には、水、正常生理食塩水、PBS、リンゲル液、ラ クテートリンゲル液などが含まれる。
武装した、活性化エフェクター細胞は、標的細胞量、標的細胞のタイプ、使用す る検定法及び接触時間や温度と同様に、イン・ビトロ(in vitro)で使 うか、イン・ビボ(in vivo)で使うかによっても左右されうる。イン・ ビトロ(in vitro)での細胞毒性に対し、エフェクター/標的細胞比( E : T)は、約5:1から約5001が適しており、約25:1から約10 0=1が好ましい。
イン・ビボ(in vivo)での細胞毒性に対して、武装した活性化細胞は、 PBMC群として計算すると、人に対し、約10”から約1×1016個、好ま しくは約10”個から約5X10.’個が使用される。一方、マウスの場合は、 約5X10’個から約5X10’個が用いられる。典型的に、それらの細胞は、 先に議論したように、約lX10’から約2X10’個の細胞当り、約200か ら約400マイクログラム(μg)の精製したMabを使って調製する。
Mabとエフェクター細胞との混合は、−i的にミリリフドル当り、約0.02 5から約5ミリグラム、好ましくは、約0.5から約2■hlのMabと、約1 ×106から約I X 10”細胞/ m It、より好ましくは、約lXl0 ’から約5X10’細胞/ s 1の間で、Mabと細胞の濃度を正の相関をも たせて行う。
一般的に、本発明の組成物は、イン・ビポ(in vivo)処理を行う場合は 特に、単位投与で与えられる。“単位投与”という言葉は、希釈剤としての、生 理学的に許容しうる水性媒体と共に、望ましい治療効果を生ずると計算される、 武装した活性化エフェクター細胞の既定量を含む、動物に与える1回の投与に通 した、物理的に分けられた単位を意味する。
零発叫の別の特徴では、二特異的もしくは、異種二官能的ハイブリッドモノクロ ーナル・パラトビツク分子(通常、ここでは、二特異的ハイブリッド分子又はハ イブリッドと呼ぶ)及び活性化エフェクター細胞を合せた、先に議論した様式の 方法を使用していることがある。このような二特異的ハイブリッド分子を調製す る方法は、先に述べられた報告及び特許で議論されており、ここでは、これ以上 取扱かわない。
本発明のこの点に関し有効な、二特異的ハイブリッド分子は、図ICで図式的に 説明しているもので、1つのパラトビツク領域は、標的細胞表面上に発現してい る1つのエピトープと特異的に結合(免疫反応)して、一方では、別のパラトー プがT細胞の表面上に発現しているT3抗原と免疫反応する。T3抗原と免疫反 応するパラトビツク領域はしばしばここで、抗T3バラトビツク領域又は抗T3 Mabと呼ぶ。
このハイブリッドを、先に述べた方法と組合せて用いるので、二特異的ハイブリ ッドバラトープによって結合された標的細胞のエピトープは、そのエピトープへ の競合を避けるために、先に述べた方法で用いたエピトープとは異なり、また1 つのモノクローナル・パラトビツク分子によって仲介される標的細胞の死滅のた めの第2の手段を提供する。そのようなエピトープは非干渉エピトープと呼ぶこ とができる。そのエピトープの非干渉性は、先に述べたMab及び二特異的ハイ ブリッドを利用した結合研究によって容易に検定できる0代表的二特異的ハイブ リッド分子を後に議論する。
活性化PBMCのようなIL−2活性化白血球は、T3抗原を含む多くのT細胞 、すなわちT3”細胞を含んでいる。このようなT3”細胞は、本発明のこの点 において有効であるが、先に述べた方法における活性化エフェクターであると考 えな(でよい。
次に続く議論は、少なくとも3グループの活性化可能なエフェクター細胞(エフ ェクター前駆体)が、通常みられる白血球群に存在することを示している。
二特異的ハイブリッド分子を使用した第1の態様において、PBMCのような白 血球を、そのT細胞が活性化するのに十分な時間、生物学的条件下に、効果量の 抗T 3 Mabと混合、接触及び維持することにより、これらの細胞を活性化 する。十分な量の活性化は、その培養物中のT3°細胞の濃度が、培養物中の生 細胞数が一定のままか、もしくは本来存在したもの以上に増加した状態で、元々 存在した細胞の約75パーセントを占めるときに、達成される。PBMCは、” r3”i胞の濃度が、その集団中の生細胞総数を再び一定かもしくは、元々存在 した数より増加した状態で、元々存在した濃度の約50パーセントになるまで培 養することが望ましい。
典型的には、適当な活性化エフェクター細胞群は、各々、細胞密度、ミリリフド ル当り約3〜8X10’細胞、抗T3Mabとして、精製0KT3(ATCCC RF8001)、ミリリフドル当り約200〜600ナノグラム及び約37℃で のインキュベーション培養3及び5日後に達成できる。T3゛細胞の相対数及び その濃度は、0KT3又はLeu4抗体のフルオレセイン・イソチオシアネート (FITC)結合体のような、T3と免疫反応を起こす抗体に結合する螢光ラベ ルと、螢光活性化セルソーター(FAC3)を用いて、容易にT+1!認できる 。
典型的に、活性化細胞群は、T3抗原を示さないが、(T3−)、T4又はT8 は示す(T41又はT8a、T細胞を多(含んでいる。このような細胞をT3− 1T4”又はT3\T8”と呼ぶことができる。〔モノクローナル抗体 0KT 4 (ATCCCRL8002)及び0KT8(ATCCCRL8014)をT g胞抗原を同定するのに用いることができる。〕同じ活性化T8”細胞が、休止 T8’″細胞を、0KT3又はLeu 4及びIL−2で別に活性化することに よっても得ることができると考えられている。
0KT3によるT3のエンゲージメントは、限定した実験条件下でIL−2レセ プターの発現、IL−2の産生及び増殖へと導くことが示された。〔パン・ワウ エ(Van讐auwe)等(1980年)ジャーナル・オン・イムノロジー(J 、Im+muno1.)124巻、2708〜2713頁;シュワプ(Schw ab)等(1985年)、ジャーナル。
オン・イムノロジー(J、Immunol、) 135巻、1714〜1718 頁;マンガ−(Manger)等(1985年)、ジャーナル・オン・イムノロ ジー(J、I+II+5uno1.) 135 巻、3669〜3673真;及 びトソウカス(Tsoukas)等;ジャーナル・オン・イムノロジー(J。
Immunol、) 1 3 5 巻、 1719〜1723 頁、 )しかし 、驚くべきことに、ここで議論されているように、0KT3で活性化し、これら 抗体を洗浄により除き、そして、Mab9.2゜27(メラノーマ表面抗原に結 合する、クラスIgG2aの抗体)と混合したヒトのPBMC及びM21メラノ ーマ標的細胞は、二特異的ハイブリッド分子+活性化細胞で観察できるものより も、実質的に少なく、また、ハイブリッド+非活性化PBMCで観察されるもの と同程度の、標的細胞溶解を提供する。ジャンプUung)等(1986年)プ ロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc 、Natl、 Acad、Sci、) U S A% 83巻、4479〜44 83頁、IL−2は、おそらく、これら活性化条件下で発生するであろうから、 先に議論した、本発明の方法に従う、細胞溶解経路はT細胞+ハイブリッドの抗 T3活性化の経路と明らかに異なる。
活性化エフェクターT細胞のフォトマイクログラフは、顆粒状の塩基性染色性細 胞質を有する比較的大きい細胞の存在を示した。
非活性化細胞のフォトマイクログラフは密度の高い核と、乏しい細胞質をもつ、 小さい休止リンパ細胞の典型的形態を示した。ジャンプ(Jung)等(198 6年)プロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス( Proc、Natl、 Acad、5cffi、)USA、83巻、4479〜 4483頁参照。
活性化及び抗T3活性化細胞を抗T3Mabから分離するための洗浄の後、抗T 3活性化エフェクター細胞を含有するPBMC培養物は、−iに約24時間以内 に使用する。この使用においては細胞を、第1の抗T3含有パラトビ7り領域が その培養物中に存在するT3含有細胞と免疫反応を起こすのに十分な時間、例え ば37℃で約5分間から約1時間、その二特異的ハイブリッド分子と混合、接触 及び維持(インキュベート)シ、二特異的抗T3武装化抗T3活性化Tエフェク ター細胞を形成する。
その後、細胞毒性量の、それら二特異的抗T3武装化、抗T3活性化エフェクタ ーT細胞を先に議論した、水性の生理学的に許容しうる希釈媒体に分散する。生 じた組成物を標的細胞と混合し、そのエフェクター標的細胞混合物を、先に議論 したように、標的細胞の死滅に十分な時間維持する。
イン・ビトロ(iIlyitro)での標的細胞の死滅化のための代表的EXT 比は、標準としてPBMC調製物由来の武装したエフェクターを用い、ここで議 論している5ICr細胞溶解検定において、100マイクロリツトル(μi)当 り、1.5X10’個の標的細胞、すなわち約i、5xio’細胞/ m It の標的細胞を用いたとき、先に議論した比と同様である。
イン・ビボ(in vivo)での使用の場合、本発明の両面に対し、単一のP BMC群を使用するのが簡便である。結果的にそのように、単一の調製物を用い る場合、その細胞は典型的に、先に議論した、IL−2と共にそれらを用いたと きの約24時間以内の活性化のときと同様、先に議論したように、抗T3を用い たとき、3から5日間以上の活性化が行なわれる。適当な二特異的ハイブリッド 及びモノクローナルバラトビツク分子を混合し、それら各々の細胞をコートし、 2つのタイプの武装化活性化エフェクター細胞を形成する。活性化及びコーティ ングの順序は、これら2つのタイプの武装化活性化エフェクターが、最終的組成 物中に存在し、かつ、その組成物及び、その武装した活性化エフェクターが、そ の受容哺乳動物に導入される際、IL−2を含まない限り、特に重要ではない。
従って、この2つの様式で、実質的に同時に、すなわち、互いに15分以内に投 与される、分離した白血球調製物又は単一の調製物由来のものが、イン・ビボ( in vivo)又はイン・ビトロ(invitro)で標的細胞に投与される 。
また、その2つの様式の各々は、別々に、最初の投与後、約0時間から約3日後 に投与される。また、各々、繰返し投与も行なわれる。
別の態様において、ベレツ(Pcrez)等((1986年)、ジャーナル・オ ン・エクスペリメンタル・メデイシン(J、 [ixp、 Med、 )、16 3巻、166〜178頁)により報告されているものと1.刺着の操作が利用さ れた。つまり、PBL又はPBMCのような白血球調製物を、約24から約36 時間、37℃、生物学的条件下で、IL−2で活性化する。その後IL−2活性 化細胞を、ここで議論されている二特異的ハイブリッド分子でコートする。
これらの研究者は、PBMCを、セファデツスクGIOカラムに通しついでハス コック(Hathcock)等の方法に従かい((1981年)、ニューEl− り一?−セル デツカ−社版(Marcel Dccker。
Inc、 )ハースコウィッツ<Herscowitz)等編1マクロファージ 実験マニュアル:採取、特性化及び機能”723〜745頁)単細胞のPBMC 群をデプリートし、また、Leu −1l b (CA州、マウンテン中ビュー 、ベラキン、ディッキンソン・アンド・カンパニ(Bekin、口1ckins or+ & C口、))及びウサギの補体とインキュベートすることにより、L eu−11’細胞をデプリートした。その様な除去操作は、単細胞及びLeu− 11’細胞が有効なエフェクターであることから、ここでは必要ではない。
ベレツ(Perez)等は、それらのデプリートした細胞群を、10@細胞/  m 1の濃度に対し、IOU/mfのrlL−2を用い、24時間使って活性化 した。より長い活性化には、同量のrlL−2を毎日投与した。ベレン(Per ez)等量の方法を分離投与として用いた場合、他の著者により議論されている 活性化法に従うこともできる。しかし、エフェクター細胞の単一投与が行なわれ る場合、先に議論したIL−2活性化がその後行なわれる。
細胞が一度活性化されると、先に議論したように、IL−2含有培養媒体から、 それらを分離し、さらに、二特異的ハイブリッド分子でコートした。そのコート した、IL−2活性化エフエクター細胞を、その後、すでに議論してきた、標的 細胞と混合、接触及び維持する。これらのコートした活性化細胞は、活性化後約 8時間から約24時間以内に用いることが望ましく、先に議論した武装、抗T3 活性化エフェクター細胞と同様に投与されつる。
ハイブリッドを用いた、先に議論した2つの態様において、エフェクター細胞を 、約10”〜10s細胞当り、精製ハイブリッド約5マイクログラムの比で、ハ イブリッドでコートする。
毒性量のIL−2と同様に、いかなる未結合のハイブリッドを、洗浄により除去 (分離)できるので、活性化、武装(コート)Tエフェクター細胞含有組成物か ら、未結合ハイブリッドを除去する必要はない。
非活性化エフェクター細胞と用いるとき、二特異的ハイブリッド分子は、細胞毒 性量与えても、より小さい細胞溶解効果しかみられないことも注目に値する。従 って、細胞毒性量の二特異的ハイブリッド分子も、その各々の活性化エフェクタ ー細胞を、それらでコーティングすることなしに投与することができる。
先に述べたように、その二特異的ハイブリッド分子は、標的細胞のエピトープと 免疫反応を起こすが、先に述べたIgG1IgG2a 、IgG2b又はIgG 3バラトビツク分子と結合する抗原上のエピトープを妨害することはないが、こ れとは異なるバラトープ同様、市販されているMab 0KT3及びLeu−4 により提供されうるような抗−T3バラトープを含んでいる。抗T3Mabに加 えて、その二特異的ハイブリッド分子に有用な代表的標的細胞結合Mabを、最 初に議論した方法で使用する代表的関連Mabと共に表2にリストした。
ADCC又は補体依存細胞毒性(CDC)も、そのハイブリッドを必要としない ので、IgMMabのバラトビツク領域、例えばF ab、、F (ab ’  ) F (ab ’ )又はF(ab’)z抗体領域も、そのハイブリッドに使 用できる。
二特異的ハイブリッド分子の標的バラトープIMab” ATCC番号3 結合 抗原4 関連Mab’ 代表的標的−MB 3.6 HB 8890 GD 3  14.18 M 21メラノーマ 14.18 HB 9118 GD 2 11 C64M 21メラノーマ R24GD 3 9.2.27 FM 9メラノーマ 126’ HB 8568 Go 2 MB 3.6 M 14CLII 6”  IIB 8232 結腸がん IIT 29/26 HT 29結!I!7ヂ ノカルシノーマ CLH479” HB 8241 結腸がん HT29/26 S祉48結腸が ん 19.9’ CRL 8019 CEA HT 29/26 SW 1222結 腸がん腫 F 36/22 1188215 胸部がん腫 HT 29/26 BT−20 胸部がん腫 CLNH5” 肺がん腫 14.18 T 293肺がん腫 T 43’! HB 8275 膀胱がん T16 T24gp 80,60  膀胱がん腫 16−88’! 結腸がん11 HT29/26 S賛403結腸がん腫 1、 この二特異的ハイブリッド分子はT3抗原と免疫反応する0KT3のよう な第1の抗T3Mabバラトープ及び、標的細胞の表面上に発現するエピトープ と免疫反応する第2のバラトープを含む。
2、Mab=標的エピトープ結合パラトープを含むモノクローナル抗体の公表さ れた名称又は記号。MabMB3.6.14.18、R24及びF 36/22 に対する引用文献は表1の脚注に示した。
3、ATCCNα=示したMabを分泌するハイブリドーマの報告されているA TCC受理番号。
4、 ノート2のMabと結合する抗原5、関連Mab=先に議論した方法で用 いた、本来のIgG1、IgG2a、IgG2b又はIgG3モノクローナル・ バラトビツク分子。
6、代表的標的=ハイブリッド分子の第2パラトープと免疫反応し、かつ、関連 Mabと反応する、代表的標的細胞。
7、チェレジx (Cheresh )等(1986年)、ジャーナル・オン・ セルラー・バイオロジー(J、Ce1l、Biol、) 、102巻、「;38 頁。
8、米国特許第4.579.827号。
9、米国特許第4.349.528号。
10.1984年、9月12日刊行、ヨーロッパ特許出願番号84400420 、0号、刊行番号第0118365号。
11、特許出願PCT/US83100781、WO33104313゜12. 1984年、9月19日刊行、ヨーロッパ特許出願番号84102517.4号 、刊行番号第0118891号。
13.1985年、8月7日刊行、ヨーロッパ特許出願番号85300610、 4号、刊行番号第0151030号。
14、米国特許第4,522,918号。
15、米国特許第4.455.296号。
このように、本発明のこの方法の好ましい態様において、PBL及びPBMCの ような白血球調製物中にみられるようなT3”及びT8”細胞を含むT細胞群を 、(8〕ある量のモノクローナル抗T3抗体と共に、スルなくとも、培養物中の 総細胞数を維持するか又は増加しつつ、そのT3’細胞数が約75パーセント減 少するのに十分な時間、水性培地中で培養するか、又は(bl、活性化量のIL −2を含む水性培地中で培養することにより活性化し、活性化エフェクターT細 胞を作る。
その後、活性化エフェクターT細胞を、洗浄することにより、抗T3抗体又は、 ML−2と分離する。水性媒体中、その分離した、活性化Tエフェクターを、T 3抗原と免疫反応する第1のバラトビツク領域(抗T 3 Mab)及び、標的 細胞表面上に発現するエピトープと免疫反応する第2のバラトビツク領域を含む 二特異的ハイブリッド分子と、混合し、かつ接触させる。その混合、接触させた 活性化エフェクターT細胞及びハイプリントを、そのハイブリッドが活性化エフ ェクターT細胞に結合しくその活性化エフェクター細胞をコートし)、そして、 二特異的ハイブリッド武装した(抗T3)、活性化エフェクターT細胞ができる のに十分な時間、生物学的条件に維持する。これらの武装細胞を典型的には、洗 浄することにより、媒体から分離し、収集する。
二特異的ハイブリッド武装した、活性化エフェクターT細胞を、水性の生理学的 に許容しうる希釈媒体に分散し、その後、細胞毒性量のこれら武装活性化T細胞 を含む、これら組成物のある量を、標的細胞と混合及び接触させる。先に議論し たように、この接触を、標的細胞が死滅するのに十分な時間、生物学的条件で維 持すT細胞群は、FAC3で得られるような、予め分別したものである。活性化 されるT細胞群は、先に議論した方法で使用した白血球群中に存在することがよ り望ましい、従って、IgG1、IgG2a、IgG2b又は1gG3 Fc  Mabレセプターを含むIL−2活性化可能Leu−11”エフェクター及び、 抗T3−又はIL−2活性化可能T3◆、T8” T細胞エフェクターは、同白 血球群の一部である。
ジシアロガングリオシドGD2及びGD3を、その表面に発現する・M21メラ ノーマ細胞を、標的細胞として用いる典型的操作において、PBMCのような白 血球調製物を、抗T3Mabとして0KT3を用い、5日間、8X10’/+l tlのPBMC,600ng/w*の0KT3、水性媒体としてD M E M を用いた、生物学的条件下で活性化する。その後、活性化細胞を、洗浄により0 KT3と分離する。
分離した抗T3活性化細胞を、約lXl0’細胞/1Ialとなるように水性媒 体に分散しさらに、500U/mj?となるようにrlL−2を混合する。でき た細胞懸濁液を、37℃で4時間、生物学的条件に維持し、IL−2活性化細胞 群を作る。抗T3活性化Tエフェクター細胞及びIL−2活性化エフエクターを 含む、この細胞を洗浄により、rlL−2と分離する。(この分離で、抗T3M abも活性化細胞から分離される。)その後、この分離した活性化エフェクター 細胞含有調製物を、約200μg/mI!濃度の、ATCC受理番号HB911 8のハイプリドーマから分泌されるMabl 4.18のような抗GD2Mab 及び、第1のパラトビツク領域がOK T 3 (ATCCCRL 8001) のもので、第2のパラトビツク領域が抗GD3Mab MB3.6(ATCCH 88890)のものである、二特異的ハイブリッド分子と共にインキュベートし 、コート化した、武装活性化エフェクター細胞を含む水性組成物を作る。細胞毒 性量の武装化rlL−2活性化エフェクター及び武装化抗T3活性化エフェクタ ーを含む、効果量の組成物を、標的細胞の溶解に必要な十分な時間、例えば4時 間、M21メラノーマ標的細胞と共にインキュベートする。
■、結果 以後議論する特別の結果は、ヒトのrlL−2を、ヒトの末梢血液単核エフェク ター細胞のような、白血球と、比較的に簡単な、生体外でのインキュベーション することは、イン・ビトロ (inviLro)でのヒトのメラノーマ及び神経 芽細胞腫細胞、及びイン・ “ビボ(in vivo)でのヒトのメラノーマの ナチュラルキリング及びADCC仲介細胞溶解を著しく増加する。IL−2活性 化エフエクター細胞は、使用されたPBMCを、他の研究者が述べている稈長時 間インキュベートしなくても、リンフ才力イン活性化キラー (LAK)細胞に なりうるき考えられる(イロン(Yron)等、(1980年)ジャーナJlz −オン・イムノロジー(J、 1mmuno1. )、125巻、238−24 5頁;ロツゼ(Lotze)等(1981年)、キャンサー・リザーチ((:a ncer Res、)41巻、4420〜4425頁;グリム(Grimm)等 、(1982年)、ジャーナル・オン・エクスベリメンタル・メディシン(J、 Exp、Med、) 、155巻、1823−1841頁;グリム(Grimm )等、(1983年)ジャーナル・オン・エクスベリメンタル・メデイシン(J 、Exp、Med、) 158巻、1356〜1361頁)。別に、これらエフ ェクター細胞は、ADCCにも効果があるので、活性化ナチュラルキラー(NK )細胞と見ることもできる。
ここに示す結果は、60回以上の独立したADCC検定で分析した、20名の別 々の提供者由来のPBMCから得たちのである。
全ての試験において、その結果は、明白に、かつ、同様に、ヒトのPBMCをr lL−2に、比較的低い量かつ、簡単に接触させることにより、生体外で活性化 させることは、ヒトのメラノーマ及び神経芽細胞腫標的細胞のナチュラルキリン グ及びADCC仲介細胞溶解の両方を増加させることを示している。
また、これらの結果は、Mabl 4. 18 (抗GD2)及びlIC64( 抗GD3)は、rIL−2による活性化の有無にかかわらず、エフェクター細胞 を効果的に武装化し、その細胞に各々の標的を指向させることを示している。加 えて、正常な提供者由来のPBMCにより、ナチュラルキリング及びADCCを 増加させる、rlL−2を用いた、同様の生体外プロトコールは、メラノーマ患 者由来のPBMCでも有効である。PBMCの細胞溶解の増加が、3乗倍のrI L−2の投与でも同レベルであったことは、1度、活性化のスレッシユホールド を越えると、もはや、さらにrlL−2を加えてもさらに、細胞溶解が促進され ることはないことを示しており、このことは重要なことである。
また、広い範囲のADCC活性が、20名の提供者由来のPBMCで観察された が、各提供者のPBMCのADCC活性の相対的レベルは、再現的パターンを示 したことも重要である。ある場合には、生体外活性化及びエフェクター標的化M abを用いたときはいつも、明らかな共働性が見られた。他の場合には、特にイ ン・ビ) 0 (in vitro)で、rIL−2誘導の増加は、rIL−2 誘導のナチュラルキリングと、rlL−2不在下で、ADCCによって生ずる別 のキリングとの、正味の細胞溶解を合せた効果のように思われる。各々の事象に おいて、生体外rlL−2活性化の使用は、有効であることが示され、また、そ れにより、イン・ビボ(in vivo)でのその使用は、rIL−2の系統的 処理に伴う毒性を回避することができる。
rlL−2非存在下で維持される、溶解活性の期間も、各提供者によって様々で ある。しかし、rlL−2活性化PBMCを用いて得られた活性化データは、A DCCキリング法で有効な、何人かの提供者のエフェクター細胞(IgG1%I gG2a。
IgG2b又は1gG3のFcレセプター含有、IL−2活性化エフエクター) が一度活性化され、ついで、rlL−2を除去されても、それらは、その活性化 状態を発展、増加しつづけることを示している。
さらにそれらの結果は、正常な提供者の間で種々のレベルの細胞溶解活性レベル が存在することを示している。またこのことは、リンフ才力イン誘導の増加によ って達成される、溶解活性の潜在的レベルの場合も同様であると思われる。また 、この溶解能力の多様性は、ヒトのエフェクター細胞より応答性がかなり悪いマ ウスのエフェクター細胞に関する以前なされた観測によっても示されている(ホ ンシフ(Ilonsik)等(1985年)ナチュラル・イムニティー・アンド ・バイオロジカJし・レスポンス(%BjuralImmunity and  [liological Re5ponse) 4巻、253頁)。また、マウ スのエフェクター細胞を、rlL−2と短期間(4時間)インキュベートしても 、それらのヒトのメラノー7細胞の溶解能は有意に増加しなかった。
種々の提供者由来のPBMCのキリング能力の多様性とは関係なしに、正常人又 は、メラノーマ患者から得たそれらの細胞の細胞毒性活性は、比較的小量のrl L−2と単時間生体外インキュベーションすることで、−貫して、また再現性よ く増加した。これらの結果は、ヒトのPBMCをrlLに短時間(5分間)Bら すと、ヒトのA349及びに562赤白血球標的に関するナチュラルキリングを 増加することを示した、スベデルスキ(Svederski)等((1984年 )ジャーナル・オン・イムノロジー(J、 i+nmuno1.)133巻、7 14〜718頁)の結果と一致している。
A、メラノーマに付随する、ジシアロガングリオシドGD3は、イン・ビポで、 関連する標的抗原を従供する。
GD3が免疫治療のための標的構造として効果的に使用しうるかどうかを決める ための研究が、異種組織移植ヌードマウスモデルで始まった@2.5X10”個 のM14ヒト・メラノーマ細胞をする。A375−Pヒト・メラノーマ細胞を用 いた別の研究では、5xio’個の細胞を、そのような動物の右腹部に皮下注射 している。最初のメラノーマ移植後、2.4.9.11.14.16.21及び 23日後にPBS又は、水性の生理学的に許容しうる希釈媒体としてのPBS中 の75マイクログラム(μg)のMabMB3.6 (抗GD3)を皮下注射に よる動物の治療を行った。
上述の治療法は、M14メラノーマのイノキュレーション後40日まで、腫瘍の 樹立を抑制するのに成功し、その細胞の99パーセントが、FAC3分析による と、Mab抗CD3と反応した。しかし、この処置は、A375−Pメラノーマ 細胞に対して行ったとき、その13パーセントしか、抗GD3Mabと反応しな いことから、効果的ではなかった。
加えて、M14異種組織移植体の場合の増殖の抑制は、70日間でその動物の5 0パーセントにまでLlf&が発達してしまったことから、中間的なものである ことが分った。そのような腫瘍は組織培養中に再樹立し、ひきつづ< FAC3 分析でGD3発現が確認された。
再樹立したこれら1iIIXのうちのおよそ95%は、GD3を発現した、しか し、6個の腫瘍のうちの5個の腫瘍由来の細胞は、平均螢光強度の著しい減少( 50%)、すなわち、組織培養で、維持された親のM14細胞系列と比較してG D3密度の50パーセントの減少が示された。これに対し、HLAクラスI抗原 及びメラノーマ付随プロテオグリカンの発現は、クラスnHLA抗原の発現にお ける非常に僅かな変化はあったが、親のM14細胞系列のものと同様であった。
従って、Mab MB3.6で処理した無胸腺症(nu/nu)マウス中での、 これらメラノーマ腫瘍の連続増殖は、CD3陰性変異体の免疫選択によるもので はなく、むしろこのジシアロガングリオシドをより低いレベルで発現する変異体 によるものである。これら腫瘍細胞は、おそらく、注入される抗体量や治療時間 が不十分なため、ある細胞は、治療をまぬがれて、一時的にせよ、GD3を変化 させているのかもしれない。これらの結果は、Mab治療のみの別法として、エ フェクター細胞と組合せて抗GD3 Mabを用いる、いくつかの最初のイン・ ビトロ(in vitro)の研究を喚起させる。
B、抗GD3で武装したNK活性を有するエフェクター細胞は、ADCCにおい て顕著な効果を示す。
Mab MB3.6で武装したNK活性を有する細胞は、ヒト、メラノーマ腫瘍 細胞標的に対するADCCを著しく増加させ、このことは、フラノ−マイ1随プ ロテオグリカンを指向するMab9゜2.27 (IgG2a)と組合せたエフ ェクター細胞により達成される、イン・ビボ(in vivo)における腫瘍抑 制に関する、以前に報告されている効果の説明を支持している(シュルツ(Sc hulz)等、(1985年)、ジャーナル・オン・エクスペリメンタル・メデ ィシン(J、Exp、Med、) 161巻、1315〜1325頁)。
その後、NK活性を有する細胞が、ヒト・メラノーマ標的細胞に対し、MabM 83.6 (抗GD3)を、マウスの単核膵臓細胞を使用したとき、ADCCを 増加させる主要なエフェクター細胞群であるかどうかを測定した。NK欠損C5 7B L / 6bgJ/ bg/Jマウス由来の膵臓細胞の使用は、NK活性 C57BL/6又はN I H(nu/nu)マウス由来の膵臓細胞で観察され る陽性のA[lCCを示さなかった。従って、NK活性をもつ細胞は、これらの 研究の重要なエフェクター細胞群であると考えられる。
正常な提供者又は、最近切除手術を受けたメラノーマ患者由来のヒト単核細胞は 、M21メラノーマ細胞に対するADCCを効果的に仲介することが報告されて いる(チェレッジs (Cheresh)等(1985年)プロシーディング・ イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、Natl、Ac ad、Sci、) LISA82巻、5155〜5159頁)。NK細胞に富む 細胞群を得るために、不連続パーコール勾配で分画したヒトのPBLを用いた、 現在進行中の研究の結果は、螢光活性化セルソーター(FAC3)分析でLeu −11陽性(Leu−11”)を示す、NKリッチな大顆粒リン細胞を50パー セント以上含む両分中に、ADCC活性の明らかな増加が確認された。これらの 研究において、■、GLリッチ画分は、エフェクター/標的比を20081にし たときに最高65パーセントの特異的溶解しか生じなかった単核PBLに比べ、 エフェクター/標的比、わずか6:1で80パ一セント以上の特異的溶解を生じ た。
NK欠損及びNK活性マウスから得たエフェクター細胞を使った研究結果と、高 いNK活性を有するLGLを豊富に含むヒトのPBLを用いて得られたデータと を組合せると、I gG3サブクラスの抗G D 3 Mabにより仲介される 抗体性細胞性細胞毒性におけるそのような細胞の中枢的役割を示唆していること がわかる。
抗ジシアロガングリオシドMabを用いたときに得られたこれらの励みとなるA DCCの結果は、さらに、そのような抗体によって指向される、“武装化した” 活性化及び非活性化エフェクター細胞を用いることにより、そのような治療方法 の、イン・ビボ(invivo)での評価同様、イン・ビトロ(in vitr o)での評価も勧める。
C,rlL−2活性化の有無にかかわらず、ガングリオシドGD2及びGD3に 対するモノクローナル抗体は、特異的細胞仲介溶解を誘発する。
ジシアロガングリオシドGD2及びGD3の両方を発現するメラノーマ細胞系列 M21及びGD2B性であるがGD3陰性である、神経芽細胞腫細胞系列、5K −N−ASを各々S + Crで標識し、標的細胞として用いた。3種のI g G3サブクラスのMabを、ヒトPBMCを標的とするのに用いた。すなわち、 11C64(抗GD3) 、14.18 (抗GD2)及びJ606 (抗レバ ン及びインシュリン)である、下記の表3に示すように、GD3及びGD2を指 向するMabで武装したエフェクター細胞は、その各々の標的に精妙な特異性を 示したが、コントロールのMab J 606で武装した細胞は、非反応性であ った。
標的−エフェクター混合物へのvIL−2の添加〔ミリリフドル当り500ユニ ツト〕は、これら武装したエフェクター細胞群による非特異的な活性化は起こさ ない。標的細胞のみと、rlL−2とのインキユベーシヨンにより誘導されるバ ンクグランド溶解は、常に約2パーセント以下であった。
表 3 ヒト・メラノーマ及び神経芽細胞Ill細胞の、抗GD2及びGD3性細胞仲介 キリングの特異性、1M21メラノーマ標的2 SK−N−As 神経芽細胞腫標的 指示したECT比での比溶解率 PMBC+ 五ユ’ 100 50 25 100 50 25rlL−224167199 7 MabllC6440217400 MabllC64+rlL−2 67 54 28 14 9 4Mab14. 18 47 19 7 29 8 4Mab14.18+rTL−26642’ 20 46 25 13Mab J606 3 4 3 3 1 1MabJ6 06+rlL−22416719931、示されたエフェクター/標的細胞比( E : T)での、ヒト・メラノーマ及び神経芽標的細胞に関する、Mab 1 1C64(抗−GD3)及び14.18(抗GD2)及び正常なヒト・エフェク ター細胞により仲介されるADCC,比活性率は、4時間検定中、rIL−2存 在下、又は不在下、% l Cr標識標的について測定した。
MabJ606はいずれの標的細胞系列にも結合しなかった。
2、M21メラノーマ細胞は、GD2及びGD3を発現している。
3、 3に−N−ASIB胞はGD2のみを発現している。
4、いずれの場合も、モノクローナル抗体濃度は25μg / wIj! 。
rlL−2の量、500 U/ ml!及び標的細胞数は、5X10’/mlで 行った。
D、NK及びADCC細胞溶解活性は、少量のrlL−2で活性化される。
2人の別々な提供者のPBMCの溶解活性能力を分析するために、4時間ADC C検定中、50U/醜lから50000U/mAの範囲でrlL−2を投与した 。最低投与量の50U/mff1という値は、それより低い濃度のrll、−2 の投与は、PBMCに効果を及ぼさないことから選択した。
これらの提供者からは、ADCC検定において、25μg /ex 1のMab  11 C64と組合せて、50U/mA!から50000U/■lの範囲のr ILを添加したとき、溶解活性において、はとんど同じ程度の、3000倍以上 の活性化が観察された。これらのデータを表4に示す。
表4 ナチュラルキリング及びADCC活性におけるrIL−2濃度の増加の効果1 rIL−2in U writ −四−ユ四−ユ並l−堕甜し]化1並−」ル婁曵エフェク −: −ゲット ナ チュラルキリング(% )・勺!50:l 10 12 11 10 12 1 325:1 5 8 4 5 5 7 6:1 1 3 0 3 2 4 ADCC(% ”’ ”) ” 50:1 58 56 59 52 58 5725:1 38 42 35  35 40 396:1 19 19 18 17 19 161、M21ヒト ・メラノーマ細胞を”Crで標識し、Mab11C64の存在下又は非存在下、 ヒトの末梢血液単核細胞でチャレンジした。3000倍以上の濃度で、4時間検 定にrlL−2を添加し、その後、rlL−2そして、またはM a bを受容 したPBMCに対し、比溶解率を測定した。
2、 rIL−2非存在下での、PBMCによるナチュラルキリングは3〜5% の範囲であった。
3、Mab 11C64、rlL−2及びPBMCの混合による特異的溶解。
提供者1の場合、エフェクター/標的細胞比25:1のとき、rlL−2により 誘導されるNK溶解における増加は、4から8%の範囲であった。MabllC 64で武装した非活性化PBMCで得られる溶解は、16パーセントで、一方、 組合せ様式では(PBMC+rlL−2+Mab 11C64)35パーセント から42パーセントの範囲の値であった0組合せ様式では、正味平均38パーセ ントの溶解、すなわち、rlL−2なしの武装エフェクター細胞の100パーセ ント増しであった。提供者1に対するこの相乗作用を、2つの別の研究で繰り返 した。この同様の研究において、提供者2は、提供者1で観察されるレベルと同 じ、rlL−2t1度3樅の範囲に渡って細胞溶解活性を示した。
E、rlL−2によるヒト単核細胞の細胞溶解性の促進、ADCCの研究は、比 較的高いEAT比100:1での、15分間又は4時間のpBMc4びrlL− 2の生体外インキュベーションは、ADCC検定において、95.5パーセント 及び93.4パーセントという同程度のレベルのMab性キワキリングじた。
rIL−2による活性化なしでのMabllC64性キンリグは75パーセント であった(図2)。
さらに、より低いEAT比25:1での、この細胞溶解促進の試験で、溶解の活 性化は、迅速に起こることが明らかになった。
特に、ADCC溶解活性は、30分間に24パーセントから44パーセントに増 加し、4時間のインキュベーションの間に最高64パーセントにまで増加しつづ けた。別の研究では、rlL−2活性化により誘導される細胞溶解の増加は、単 核エフェクター細胞とのインキュベーション10分後に観察された。
F、ヒト・メラノーマ標的細胞のナチュラル・キリング及びMab性キワキリン グrlL−2活性化により増加する。
これらの研究は、ヒト末梢血液単核細胞(PBMC)とrlL−2との短時間イ ンキュベーションは、メラノーマ標的細胞に対するADCCを増加することを証 明した。ここでは、これらエフェクター細胞を3人の提供者から入手し、次に示 す5つのグループについて、し時間検定法で、5ICr標識M21標的細胞の溶 解活性を検定した:(a)rlL−2のみ;(b)PBMCのみ; (C) P BMC+25#g/ mjMab l IC64;(dlPBMc+250u/ 5jrIL2;及び(e)PBMC+ 25 II g/ wj!Mab 11  C64+250u/ imjrIL−2の複合様式。
PBMCのみ、又は、抗体とインキュベートした、あるいは、rIL−2で活性 化したPBMCと比較すると、PBMCを、rIL−2及びMabllC64と 共にインキュベートした時はいつも、全て3名の提供者の細胞について、明らか な溶解の増加がみられた。ある提供者のエフェクター細胞から得た代表的結果を 図4に示した。標的細胞とrlL−2のみをインキュベートしたときに誘導され るバックグランド溶解は、約2%以下であった。
G、生体外でのrlL 2活性により誘導される細胞溶解の増加は、それが不在 となっても維持される。
PBMCとrlL−2との生体外4時間インキュベーションは、rlL−2非存 在下でも、少なくとも20時間維持される、NK仲介溶解及びMab性溶解CA  D CC>の両溶解活性に著しい増加をもたらす(表5)0次に示す研究では 、PBMCを、生体外で4時間r IL−2(500u/ ml)とインキュベ ートし、rlL−2がなくなるまで洗浄し、ついで、7.5%COを加温雰囲気 下、37℃で、DMEM+10%ウシ胎児血清中、rlL−2の非存在下、さら に20時間インキュベートする。その後、同提供者のPBMCを、rlL−2の 活性化を行なうことなしに、同条件で、24時間インキュベートしたもの又は、 同提供者から、検定と同じ日に得た新鮮なPBMCの効率と比較することにより 、そのADCC検定法における溶解活性を検定した。これらの結果を下の表5に 示す。
表5 PR?ICのrlL−2での前処理によるA[lCC細胞溶解活性の増加1下記 E:T比での溶解率 一処一旦! 100:I JL二LJi辷LA 56 (3)” 31 (3)  14 (2)B 65 (13) 47 (7) 27 (4)C83(77 ) 70 (58) 52 (23)D 8(1(76) 80 (52) 6 0 (23)1、指示したエフェクター/標的細胞比を用い、フォードルブリケ ート・ウェル中で、5ICr標識M21ヒト・メラノーマ細胞について、その細 胞溶解活性を検定した。Cp11測定における標準偏差は5%を越えなかった。
2、PBMC(5X10’細胞/l11)の処理は次のように行った; (A) 新鮮なPBMC; (B)PBMCを24時間37℃に維持した; (C)PB MCを500u/+wj!のrlL−2で4時間前処理し、洗浄後、rlL−2 の非存在下で、20時間、37℃に維持した;及び(D)PBMCを37℃で2 4時間、500u/mlのrIL−2存在下に維持した。全ての処理は200μ g/I11のMab 11C64を含んでいる。
3、 カッコ内の数字は、Mb 11C64非存在下での溶解率である。
上の表5のデータは、PBMCのrIL−2による(500u/mjり4時間生 体外活性化と、ひきつづ(20時間のrlL−2の不在は、溶解活性の増加をま ね((77%のNK溶解、82.7%のMab 11C64性キリング)ことを 明らかにした。この溶解の増加は持続し、そして24時間、rlL−2に連続的 にさらしたPBMCによって生じるものと同程度であった(NK溶解76%、  Mab 11C64性キリング80%)、オーバーナイトインキュベーシッンで 得られるコントロール値は、NKR解13%及びMab 11C64性キリング 64.6%であった。
H,メラノーマ患者の単核細胞の細胞毒性活性は、rlL−2との短時間生体外 インキユベーシヨンにより増加する。
PBMCは、それぞれ病気の段階が異なる4名のメラノーマ患者から入手した。
すなわち、患者は、非常に異なる腫瘍を示していた。EAT比100 : 1で 、メラノーマ患者のPBMC+Mab11C64は、24から73パーセントの 範囲の溶解を誘導した。メラノーマ患者のPBMCを4時間検定の間、rIL− 2とインキュベートしたとき、誘導される溶解は18〜39パーセントであった 。最終的に、rlL−2及びMab 11C64とのメラノーマ患者PBMCの インキュベーシヨンは、48〜88パーセントの溶解を誘導する。これら同様の 研究において、正常なコントロール値は、Mab 11C64性PBMCでは3 0パーセント、PBMC+r 1L−2では25パーセント、及び、組合せ様式 では、54パーセントであった。
全ての4人の患者のPBMCは、rlL−2及びMab 11C64武装したP BMCの組合せ様式のインキュベーシヨンを行ったときはいつも、種々の溶解率 の増加を示した(図3)、広い範囲の腫瘍を有する患者からのPBMCは、Ma b 11C64で武装し、かつ、rlL−2を用い生体外で活性化されたとき、 ADCCに効果的であることは、非常に興味深い。
■、生体外においてr−I L −2で活性化した、Mab武装P BMCは、 無胸腺症(nu/nu)マウスにおけるヒト・メラノーマ腫瘍の増殖を抑制する 。
無胸腺症(nu/nu)マウスの右腹への、5xio’個のM21細胞の皮下注 射は、メラノーマ障害を発達させる。注射から12日後、メラノーマ障害が平均 体積、400101’となったとき、グループ当り4匹の動物が次の処理を受け た: (a)PBMC(2X10’) i、p、; (b) MabllC64 400μgで前処理したPBMC(2X10’)i、T)、; (c)rlL− 2200Uで4時間前処理したPBMC(2X10’ ); (d)r IL− 22000Uで4時間前処理し、1度洗浄後、つづいて、400μgのMab  11C64で武装したPBMC(2X10’ )の水性媒体分散物のi−p、;  (e) PBSi、v、注射を受けたコントロール動物。注射の前、PBMC を、37℃で30分間、200マイクロリツトル容積中、ミリリットル当り、2 ミリグラムのMab lIC64とインキユベーションすることにより武装した 。各動物の平均腫瘍体積(MTV)は、目盛付細管でメラノーマ障害を測定し、 かつ、 式 MTV = rr (d、)<di)(d、) /2を用いることにより、 4週間後に得られた。
rIL−2による生体外での活性化と、ひきつづ< Mab 11[64での武 装化及び細胞毒性組成物のさらなる注射という組合せ様式治療を受けたグループ 中の全ての動物は、腫瘍体積の著しい減少を示し、また、それらマウスのうちの 1匹は、完全に腫瘍が無くなった。事実、これらの動物のMTVの減少は平均8 0パ一セント以上であった。これらの研究結果を以下の表6に示す。
表6 1.M21ヒト−メラノーマ細胞(5X10’)を、20匹ノヌード・マウスに 皮下注射した。動物(4)は、メラノーマ障害がMTV40mm3となったとき 、200μJ(7)PBS又は、2X10’のPBMCのt、 I)、注射を受 けた。rIL−2で活性化したこれらのPBMCは、DMEM中37℃、4時間 、2000 UのrlL−2を与えられ、注射前に一度洗浄した。
2.1匹の動物は腫瘍がなくなり、他の動物は各々腫瘍体積が168.189及 び225m’となった。
J、 種々のモノクローナル・アイソタイプによる、腫瘍細胞のADCC仲介キ リングの効果は、PBMC提供者に依存する。腫瘍標的細胞のADCCキリング において、特別なMabアイソタイプに選択性が存在するかどうかを評価する研 究が行なわれた。キフプス(Kipps)等((1985年)、ジャーナル・オ ン・エクスベリメンタル・メディシン(J、 Exp、 Med、) 161巻 、1〜17頁)に述べられた、螢光活性化セルソーティング法を用いて、抗GD 2Mab 14. 18の一群のアイソタイプ・スイッチ変異体をU4’Jした 。その後、2人の提供者由来のPBMCを用いて得られた効果を比較する4時間 ADCC検定法でスクリーニングした。
表7のデータにみられるように、全てのアイソタイプは、提供者PBMCのNK 活性を越えるADCC仲介キリング活性を示した。またこれらのデータは、Ig G1アイソタイプによるADCC仲介キリングは、IgG2a、IgG2b又は I gG3に対して示されたものよりも小さいことを示している。
個々の提供者による多様性も、用いるアイソタイプ及び標的細胞の両方に依存す ることがわかった。従って、エフェクター細胞を武装するのに4種のアイソタイ プのどれでも用いることができるけれども、至適のアイソタイプは、提供者の活 性化可能な白血球及び標的細胞に依存する。
表7 神経外胚葉腫瘍細胞の死滅率 M 21 T293 5K−N−As 提供者 提供者 提供者 ■ゴムニ12 12 11 NK 121212 1gG3 2237 1723 9151gG2a 3255 3641 41 35℃gG2b 1938 1723 3623℃gG1 19 5 7 3  35151、?8解率は、材料と方法セクションでli論しているように、5I Cr標議標的細胞を用いた標準ADCC検定で測定した。
2.2組のデータを、NKキリングに対して得、一方、Mab 14゜18の種 々のアイソタイプ・スイッチ変異体によるキリングに対しては、1組しかデータ を取らながった。
■、材料と方法 A、動物 BALB/C無胸腺症nu/nuマウスは、CA州サすディエゴのカリフォルニ ア大学のヌードマウスコロニーから入手した。
C57BL/6bgJ/bg/J、C57BL/6及びnu/nuマウスはCA 州、う・ジョラのザ・スクリップス・クリニック・アンド・リサーチ・ファンデ ーシラン(丁he 5crjpps C11nic andResearch  Foundation)の飼育所から入手した。
B、細胞系列 M14及びM21ヒト・メラノーマ細胞系列は、D、L、モートン博士(ロサン ジエルス;カリフォルニア大学)から戦いた。
5K−N−AS細胞系列は、L、ヘルソン(Helson)博士(二ニーヨーク 、メモリアル スローンーケタリング キャンサー・センター(Me+gori al Sloan−Kettering Cancer Center)から戦 いた。
A−375−P細胞系列は、A−375(ATCCCRLl 619)のサブク ローンで、J、フィドラー(Fidler) (ヒユーストン、ユニバージティ ー・オン・テキサス・ヘルス・サイエンス・センター)博士から載いた。T29 3ヒト小細胞肺がん腫細胞系列は、マシエ(Masie)博士及びす)−(Sa to)博士(サンディエゴ、カリホルニア大学)より載いた。その腫瘍細胞は、 7.5%のCOtを含む雰囲気下、37℃で、各々、10%ウシ胎児血清、1% グルタミン及び50μg/mff1(生育培地)のゲンタマイシンを補足したR PMI 1640培地(NY州、グランド・アイランド・ギブコ・ラボラトリー ズ(GIBCOLaboratories))又はダルベコ修正イーグル培地( DMEM; CT州、ハンデン、フロー・ラボラトリーズ(Flow Labo ratories) )に維持した。
C,モノクローナル抗体 各々、ジシアロガングリオシドGD2及びGD3に対する、MB3.6 (1g G3)(ATCCHB 8890)及び11C64(I gG3)と同様、Ma bl 4.1 B (I gG3) (ATCCH89118)は、我々の研究 室で作り、J606 (1gG3)、抗レバン及びイヌリンは、M、コーン(C ohn)博士(CA州、うジョラ ソーク インスチチュート(Soak 1口 5titute)から載いた。これらのMabを、脱塩及びプロティンA・セフ ァロース(スエーデン、アブサラ(llppsa Ia) 、ファルマシア・フ ァインケミカルス)によるアフィニティー・クロマトグラフィーと、イ(By) 等((1978年)、イムノケミストリー(Immuno che+++1st ry) 15巻。
429−436頁)の操作に従って精製した。集めた両分はさらに、pH6,7 の5%スクロース(W/V)を含むクエン酸バッファで透析した。精製したMa bは、−70℃で保存し、それらの活性は以前にチェレッシュ(Cberesh )等により報告された<(1984年)。
プロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイxンx (Pr oc、 Natl、Acad、 Sci、) (USA) 81巻、5767〜 5771頁)、イライザ検定法で検定した。Mab調製物の純度及び安定性は、 ベックマンモデルEの超遠心機を用いて、それが78タンパク質単量体であるこ とを明らかにした沈降速度分析法により、明らかにされた(ジカルディ(Zic cardi)等(1984年)、ジャーナル・オン・バイオロジカル・ケミスト リー(J。
Biol、 Cheo+、)259巻、13674〜13679頁)。
アイソタイプは、次の示すように、イライザ法で測定した。
ウサギの抗マウスIgG1.IgG2a、IgG2b、1gG3又はIgM(A L州、バーミンガム、サウザーン・バイオチク・アソシエーツ(SouLher n Biotech As5ociates)) 50マイクロリツトル(PB Sでの1 : 1000希釈液)を、平底ポリ塩化ビニルマイクロプレート(V A州、アレキサンドリア・ダイナチク(Dynatech) )のウェルに入れ る。そのプレートを乾燥器中で、1晩37℃でインキコベートする。乾燥したプ レートを、使用するまで、4℃で保存する。イライザ法の前に、乾燥したプレー トを、0.1%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(Tw een 20)及び、0.02%のチメロザール(MO州、セントルイス、シグ マ、ソディウム・エチルマーキエリチオサリシレート)を含む、p)17.4の PBSIOミリリットルで各2分間、2回洗浄して再水和する。
その後、PBSで1:2に希釈した、ハイブリドーマ培養上清を、ウェル当り、 50マイクロリンドル加え、4℃で1時間維持する。2回洗浄後、1000倍希 釈したホースラディツシュ・バーオキシダーセ標識したヤギの抗マウス免疫グロ ブリン(CA州。
リッチモンド、バイオラド・ラボラトリーズ)50マイクロリツトルを各ウェル に加え4℃で1時間維持する。
結合したパーオキシダーゼ活性を検定するのに用いた基質は使用直前に調製し、 それは、0.23%lbo!を含むpH6,0の80−Mクエン酸−リン酸バフ ファ中、400マイクログラム/−lの0−フェニレンジアミン(MO州、セン トルイス、シグマ)を含んでいる。2回の最終的洗浄の後、各ウェルに、50μ Eの基質溶液を加え、暗所で15分間発色させる。4モル濃度(M)のHtSO 。
25μ!を各ウェルに加えて、発色を停止し、その492ナノ・メーター(nm )における光学密度を、マルチスキャン・イライザプレート・リーダー(VA州 、バーリントン、バイオ・テクインスツルメント社(Bio−tek Inst ruments Inc、) )で測定した。
IgG1.IgG2a及びIgG2bアイソタイプのアイソタイプ・スイッチ変 異体を、ここで参考として引用しているキソブス0[1pGIS)等((198 5年)、ジャーナル・オン・エクスペリメンタル・メディシン(J、 Exp、  Med、) 161巻、1〜17頁)の螢光活性化セルソーティング法を用い て、Mab 14. 18 (1gG3)から、この研究室で調製した。Mab  0KT3,0KT4及び0KT8は、NJ州、ラリタン(Raritan)の オルトダイアグノスティック・システム社から入手できる。 Mab Leu− 4,Leulla及びLeu−11bは、CA州、マウンテン・ビュー (Mo untain View)のベクトン、ディンキンソン、モノクローナルセンタ ーから入手できる。
D、抗体依存細胞性細胞毒性(A T CC)メラノーマ及び神経芽細胞腫細胞 (10’ )をl mllの、先に述べた、”Cr+ 200マイクロキユリー (μCi)を含む生育培地(1ミリキューリー7−1のクロム酸ナトリウム、M A州、ボストン、二ニー・イングランド・ニュークリア(New Englan dNuclear) )中で標識し、37℃で90分間インキュベートする。
その後、その細胞を、P)17.2のリン酸バッファ食塩水(PBS)で2回洗 い、2 mliの生育培地に再懸濁する。
96大のマイクロプレート(フロー・ラボラトリーズ社)の各ウェルに標的細胞 (5x10s個/10μm)を入れる。生育培地で200μg/+s#(25μ りに希釈した精製抗体を標的細胞を入れたウェルに加える。ヒトの組換えIL− 2(ロット#LP−303B)(CA州、エメリービル(Eweryville )セタス・コーポレーション(Cetus Corporation)から載い た)は大腸菌中で、ワンプ(Waワg)等((1984年)、サイエンス(Sc ience)224巻、1431−1433頁))の方法に従って調製した。
ヒトの末梢血液単核細胞は、メラノーマ患者(タクソン(Tueson) +ア リシナ大学、F、メイスケンズ(Meyskens)博士より戦いた)又は、ボ ユム(Boyum) ((1976年)、ナチビグ(Nativig)[。
“リンパ細胞、単離、分画及び特徴”)で述べられているような、コントロール の健康人のヘパリン化血液から、フィコール/ハイバーク(ノルウェイ、オス口 、ナイガード社すンホブレブ(Lysph(1prep) )勾配遠心により単 離した。これらの細胞を、指示した標的:エフェクター比となるようにマイクロ プレートのウェルに加えた。そのプレートを37℃で4時間インキュベートし、 以前にチェレフシェ(Cheresh)等((1985年)プロシーディング・ イン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス(Proc、 Natl。
Acad、 Sci、) USA、82巻、5155−5159頁)により報告 されている方法に従って処理した。
溶解率は、次の式 “放出測定値”とは、各実験で測定される5ICr減衰の分当りの計数値(cp s )であり、“自然放出値”とは、バックグランド減衰値及び“放出最高値” とは、試料中のカウントしうる最高計数値である。
ADCC又はrlL−2誘導の増加に寄因する比溶解を計算するために、抗体又 はrIL−2の非存在下、エフェクター細胞による溶解率、すなわち、ナチュラ ル・キラー(N K)溶解は、上で得られ各値から差し引かれる。
本発明は、好ましい態様に関して報告されている。当業者にとって、この公開さ れた事項の修正、そして、または変化は、これまで述べてきた本発明の範囲を逸 脱することなしに行うことができることは明らかであろう。
標 的 エフェクター T−Fcレセグター結合 ハイブリッド抗体 FIG、 2 エフエクター二標的比 %比溶解 FIG、 4 TIL、2 A D CCの増加 エフェクター:標的 国際調査報告 1^τ・(+AI□111藏ム紳べ1啼+〜・ pcτ/じ58)102520 PC?/υ387102520 At a went to F r+n PC丁 工SA OaH,FIELD S 5EARCHED 5EARCHTERMScytotoxicity、c ytolysis、Interleukln−2,セumor、neoplas m。
melanoma、 neurcblastcma、 malignancy、  cancer、 ?−1ymphocyte。
T−cell、 Leu−1i、 applicants’ r+ames。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)IgGl,IgG2a,IgG2b又はIgG3抗体Fcレセプタ ーを含む白血球の培養物を、その細胞のナチュラル・キラー活性を増加し、IL −2活性化エフェクター細胞を作るのに十分な量のインターロイキン−2ととも に生体外で活性化し、(b)上記エフェクター細胞を、毒性量のインターロイキ ン−2から分離し、 (c)上記1L−2活性化エフェクター細胞を、クラスIgG1,IgG2a、 IgG2b又はIgG3のFc含有モノクローナル抗体であって、そのパラトピ ック領域が標的細胞の表面に発現する抗原と免疫反応するFc含有モノクローナ ル抗体と結合させ、武装化1L−2活性化エフェクター細胞を作り、(d)標的 細胞を、上記武装化1L−2活性化エフェクター細胞と接触させ、 (e)その接触を、上記武装化1L−2活性化エフェクター細胞が、上記標的細 胞を死滅させるのに必要な十分な時間維持する、上記(a)〜(e)のステップ を含む、標的細胞を特異的に死滅させる方法。
  2. (2)上記標的細胞が腫瘍細胞であり、かつ、上記標的腫瘍細胞の表面上に発現 する上記抗原がジシアロガングリオシドGD2又はGD3である、請求項(1) 記載の方法。
  3. (3)上記モノクローナル抗体が、ATCC受理番号HB8890のハイブリド ーマから分泌される、請求項(2)記載の方法。
  4. (4)上記モノクローナル抗体がATCC受理番号HB9118のハイブリドー マから分泌される、請求項(2)記載の方法。
  5. (5)上記標的細胞を、T細胞表面上に発現するT3抗原と免疫反応する第1抗 T3パラトピック領域及び、標的細胞の表面上置発現するエピトープで、上記の 第1の、Fc含有モノクローナル抗体が免疫反応するものとは異なる第2のエピ トープと免疫反応する、第2のパラトピック領域を含む、二特異的ハイブリッド モノクローナル・パラトピック分子の細胞毒性量と接触させることをさらに含む 、請求項(1)記載の方法。
  6. (6)T3抗原と免疫反応する上記抗T3パラトピック領域がATCC受理番号 CRL8001であるハイブリドーマから分泌される、請求項(5)記載の方法 。
  7. (7)上記標的細胞がジシアロガングリオシドGD2及びOD3の両方を発現し 、上記第1のFc含有モノクローナル抗体は、上記ジシアロガングリオシドの一 方と免疫反応し、かつ、上記ハイブリット分子の上記第2のパラトピック領域が 、上記ジシアロガングリオシドのもう一方と免疫反応する、請求項(6)記載の 方法。
  8. (8)上記二特異的ハイブリッド分子を、上記標的細胞と接触させ、さらにそれ と実質的に同時に、その標的細胞を、上記武装化1L−2活性化エフェクター細 胞と接触させる、請求項(5)記載の方法。
  9. (9)上記二特異的ハイデリット分子を、上記標的細胞と接触させる前に、T3 抗原を発現する抗T3活性化T細胞の表面をコートする、請求項(8)記載の方 法。
  10. (10)(a)T3′T細胞を含むT細胞群を、活性化量の抗T3モノクローナ ル抗体と混合及び接触させ、 b)上記接触を、生物学的条件下、T3′細胞の濃度が、その接触の開始時に、 その濃度の約75%に減少するのに十分なと時間、上記接触を維持し、一方では 細胞群の給数は、ほぼ一定を保ちつつ抗T3活性化下細胞を作り、 (c)上記抗T3活性化T細胞を、上記抗T3抗体と分離し、(d)上記の分離 した抗T3活性化T細胞を、上記抗T3含有二特異的ハイブリッド分子でコーテ ィングする、以上(a)〜(d)のステップにより、上記抗T3活性化T細胞を 作る、請求項(9)記載の方法。
  11. (11)(a)IgG1,IgG2a,IgG2b又はIgG3抗体Fcレセプ ターを含む末梢血液単核細胞の培養物を、生体外で、上記細胞のナチュラルキラ ー活性を増加させるのに十分な量のインタ一口イキン−2で活性化し、IL−2 活性化エフェクター細胞を作り、 (b)上記1L−2活性化エフェクター細胞を、毒性量のインターロイキン−2 から分離し、 (c)上記1L−2活性化エフェクター細胞を、クラスIgGl、IgG2a、 1gG2b又はIgG3のFc含有モノクローナル抗体であって、そのパラトピ ック領域がジシアロガングリオシドGD2又はGD3と免疫反応するFc含有モ ノクローナル抗体と結合させ、武装化1L−そ2活性化エフェクター細胞を作り 、(d)細胞毒性量の、上記武装化1L−2活性化エフェクター細胞を、GD2 及びGD3からなる群から選択されたジシアロガソグリオシドを発現する腫瘍細 胞と接触し、(e)この接触を、上記武装化、IL−2活性化エフェクター細胞 が、上記腫瘍細胞を溶解するのに十分な時間、維持する、上記(a)〜(e)の ステップを含む、腫瘍細胞のADCCを増加させる方法。
  12. (12)上記接触を、イン・ビトロで行なう、請求項(11)記載の方法。
  13. (13)上記接触をイン・ビボで行なう請求項(11)記載の方法。
  14. (14)上記標的細胞が、GD2かつGD3を発現し、かつ、上記標的細胞を、 T細胞の表面上に発現するT3抗原と免疫反応する第1の抗T3パラトピック領 域及び上記Fc含有モノクローナル抗体は免疫反応しない、ジシアロガングリオ シドGD2又はGD3と免疫反応する第2のパラトピック領域を含む、細胞毒性 量の二特異的ハイブリッドモノクローナル分子と接触させる別のステッブを含む 、請求項(11)記載の方法。
  15. (15)上記二特異的ハイブリッド分子の上記抗T3パラトピック領域が、AT CC受理番号CRL8001のハイブリドーマから分泌され、上記Fc含有モノ クローナル抗体が、ATCC受理番号HB8890及びHB9118のハイブリ ドーマからなる群から選択したものから分泌され、かつ上記二特異的ハイブリッ ドの第2のパラトピック領域がATCC受理番号HB8890,HB9118及 びHB8568のハイブリドーマからなる群から選択した、ハイブリドーマによ り分泌されたものである、請求項(14)記載の方法。
  16. (16)標的細胞の表面上に発現する抗原と免疫反応するパラトビック領域を有 するIL−2活性化細胞のFcレセプターに結合するクラスIgG1,IgG2 a,IgG2b又はIgG3のモノクローナル抗体で武装した標的細胞を死滅す るのに効果的な量の武装化、白血球群から得たIL−2活性化エフェクター細胞 を分散して含む、水性の生理学的に許容できる希釈媒体を含む、標的細胞キリン ダ組成物。
  17. (17)上記標的細胞が、それら細胞表面にジシアロガングリオシドGD2又は GD3を発現する、請求項(16)記載の組成物。
  18. (18)上記モノクローナル抗体が、ATCC受理番号HB8890又はHB9 118のハイブリドーマにより分泌される、請求項(17)記載の組成物。
  19. (19)T細胞の表面上に発現するT3抗原と免疫反応する第1の抗T3パラト ピック領域と、上記第1のモノクローナル抗体が免疫反応する抗原とは異なる、 上記標的細胞の表面上に発現する第2のエピトープと免疫反応する第2のパラト ピック領域とを含む、細胞毒性量の二特異的ハイブリッドパラトピック分子をさ らに含む、請求項(18)記載の組成物。
  20. (20)上記組成物の上記二特異的ハイブリットパラトピック分子は、上記武装 した、IL−2活性化エフェクター細胞と共に武装した抗T3活性化T細胞とし て、抗T3活性化T細胞の表面上をコートする形で存在する、請求項(19)記 載の組成物。
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