JPH01126558A - 抗体依存性細胞性細胞毒性の測定方法 - Google Patents

抗体依存性細胞性細胞毒性の測定方法

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JPH01126558A
JPH01126558A JP19073188A JP19073188A JPH01126558A JP H01126558 A JPH01126558 A JP H01126558A JP 19073188 A JP19073188 A JP 19073188A JP 19073188 A JP19073188 A JP 19073188A JP H01126558 A JPH01126558 A JP H01126558A
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adcc
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effector cells
antibody
activator
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JP19073188A
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Alton C Morgan Jr
アルトン シー.モーガモ,ジュニア
Scott S Graves
スコット エス.グレイブス
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Poniard Pharmaceuticals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般的に、腫瘍を有する患者を処置するための
方法、及び特に抗体依存性細胞性細胞毒性(antib
ody−depende’nt cell−mediu
tedcytotoxicity ; ADCC)の生
体内増強(i′nviv。
augmentation)の測定方法に関する。本発
明はまた、細胞毒性応答を最1にするためにリンホカイ
ンと共に多形核白血球(PMN)エフェクター細胞をプ
レインキユヘートすることを含む、PMN及びモノクロ
ーナル抗体により介在されるADCCを増強するための
方法も開示する。
〔従来の技術〕
癌治療への免疫学的アプローチは、最近目立って進歩し
て来た。たとえば、モノクローナル抗体の開発は、腫瘍
細胞への薬物又は毒素の特異的集中のための1手段を提
供する。最近認識されている他の治療上の免疫学的アプ
ローチは、癌又は腫瘍細胞に対する宿主の免疫応答の増
強又は強化を含む。種々の宿主細胞及び因子が肺癌細胞
に対する宿主の免疫応答に関与し、そしてこれらの種々
の成分の間の相互作用が、抗−腫瘍免疫性に根本的な役
割をもたらすと思われる。
宿主の免疫系の1つの要因は、リンパ球である。
現在、いくつかの異なったタイプのリンパ球が同定され
、それに特徴づけられている。“B 1.lil胞”と
して命名されたこれらのものは、特定の抗原に結合する
抗体分子の産生に関与される。さらにもう1つのタイプ
のリンパ球は、一定の抗原に対して特異的でもあり得る
T細胞である。T細胞は、さらに細胞毒性(cytot
oxic) T細胞(一定の標的細胞に結合し、そして
それを殺すことが知られている)量サプレッサーT細胞
(免疫刺激の後、ある時点で宿主の免疫応答を阻害する
ために作用することが知られている);及びヘルパーT
l1l胞(B細胞の分化及び細胞溶解性T細胞応答のた
めに必要であることが知られている)に機能的に細分類
されている。
“NK”又は“ナチュラルキラー”細胞と命名されてい
るもう1種のリンパ球の亜集団は、種々の腫瘍細胞に対
して自発的な細胞毒性反応性を示すことが知られている
。NK細胞は、末梢血液の単核細胞の約5%を示す、“
大顆粒状リンパ球”(LGL)と呼ばれる形態的に同定
できる細胞並集団を意味する(T、Timonenなど
2、ムハム傾虹」邸:569ページ、1981)。NK
細胞は免疫監視を通して腫瘍細胞に対する宿主の自然の
耐性を担当することができ、そしてそれは異常又は悪性
細胞のための宿主の初期検出系である(G、Trinc
hieriand B、Perussia、 Lab、
Invest、 50:489ページ、1984)。腫
瘍細胞に対するNK細胞の反応性は、種々のインターフ
ェロンへの3露により生体外(in vitro)又は
生体内(in vivo)で増強され得る(J、R,O
?taldoなど2、 J、Immuno1、 138
 :3566゜1987)。
癌治療は最近、宿主自体の免疫応答の増強に焦点が当て
らされて来た。初期の方法においては、異種ワクチンが
、患者の免疫系を刺激するために、癌患者に投与された
(R,P、McCabeなど、+J、Natl−Can
cer Tnst、  60ニア73ページ、1978
) 、しかしながら、実際、ワクチン増強は効果がない
こが示された。ワクチン増強の研究に関する1つの問題
は、それらが重度の腫瘍患者に対して行なわれたことで
ある。多数の動物モデル研究は、宿主の内因性免疫応答
の増強が重度の腫瘍を減じるためには不適切であること
を示している。従って、企画されたようなワクチン増強
研究は、好結果をもたらす身体自体の防御系の増強の可
能性をほとんど有さなかった。
“アトブチイブ(adoptive)免疫療法”と呼ば
れているより有望な治療アプローチはまた、腫瘍細胞に
対する個々の患者の免疫応答の増強の特徴も示す。その
原型方法は、S、^、RosenbergandW、D
、Terry、Adv、Cancer Res、 25
:323ページ、1977により記載され、そして再注
入する前、生体外での患者の抗−腫瘍リンパ球の拡張を
利用した。しかしながら、この免疫療法アプローチの可
能性に対する初期の障害は、生体外で多量の患者の免疫
細胞を産生できないことであった。T細胞増殖因子(イ
ンターロイキン2 ; IL−2)の発見及び製造は、
患者自身のリンパ球の生体外拡張を可能にした。
数年後、Rosenbergはリンホカイン活性化キラ
(lymphokine−activated kil
ler; L A K )細胞現象を記載しくS、A、
Rosenberg、 J、Nat1、Canc、In
5t。
互:595ページ、1985) 、  そしてこれは、
患者自身の細胞から細胞毒性抗腫瘍リンパ球を誘発する
ことにおいて、IL−2の増殖促進のみならず、またそ
の分化特性をも利用した。Rosenbergの方法に
よれば、多量の患者の末梢血液リンパ球が単離され、そ
して大規模なMi織培養容器中でIL〜2と共に培養さ
れる。IL−2は、これらのリンパ球の増殖及び活性化
を促進し、生体外細胞毒性測定により測定されるように
腫瘍細胞を殺すそれらの能力を高める。ヒト患者におけ
るLAK療法のRosenbergの方法は、LAK細
胞及びIL−2の両者が患者に同時に注入された場合、
腫瘍の退化が最適に誘導されたことを示した。
つい最近、アトブチイブ免疫療法の新しい変法力く記載
されている(S、八、Rosenbergsなど、 、
 5cienceJ刹: 1318ページ、1986)
。LAK細胞よりも50〜100倍効果的であるリンパ
球集団が腫瘍を存する患者から得られた。この集団は、
腫瘍浸潤性リンパ球(tumor−infiltrat
ing lymphocyte ; T I L )か
ら成り、そしてLAK免疫療法に関しては、そのTrL
細胞がIL−2への暴露に基づいて生体外で拡張された
。最適なTIL療法は、注入の時点での宿主の免疫抑制
に依存する。
LAK又はTIL細胞のいずれかを使用するアトブチイ
ブ免疫療法は、いくつかの欠点を有する。
第一の欠点は、効果的な腫瘍処置が頻繁且つ重度の副作
用又は毒性を一般的に伴うことである。毒性が正常な組
織をある非特異的に標的にする活性化されたリンパ球の
注入、又はIL−2(、活性化された状態で注入された
リンパ球を維持するために使用される)の同時投与のい
ずれのせいであるかは明確でない。いくつかの報告は、
LAK細胞が非培養性正常細胞でなく新しい腫瘍標的の
みを溶解するであろうというRosenbergの初め
の報告(M、T、Lotzeなど2、Canc、Res
、41:4420,1981;E、A。
Grimmなど2、ムシ14吋、 155 :1833
,1982)とは対象的に、LAK細胞が正常な細胞を
認識し、そして殺す(P、M、5ondelなど2、 
J、Immuno1、 137 :502+ 1986
;B、Lovelandなど2、 In+muno1.
59:159゜1986)ことを示唆した。Rosen
bergのLAK法の追加の欠点は、それぞれの患者の
リンパ球の生体外拡張及び活性化のばく大な費用である
。再注入の前、4〜6日間患者のリンパ球を培養するた
めの計算された費用は、1つのコース当り約to、oo
ドルである(S、A、Rosenberg、Techn
o1、Pers四蛙戊虹The Wilkerson 
GrouhInc、 1 :1,1986 ) aさら
にもう1つの欠点は、ヒI−AB血清補充物の存在下で
患者のリンパ球を培養することの必要性に由来する。ヒ
ト血液生成物の使用は、ウィルス感染、たとえば肝炎及
びAIDSの危険を実質的に高める。
患者のリンパ球が内因的に活性化され得る理論に基づく
試みが、患者に直接的にIL−2を注入することによっ
て行なわれた。この技法は、Rosenbergの方法
により必要とされるような、患者の細胞の大規模な生体
外培養に関連する費用及び危険を回避することができる
であろう。しかしながら、いくつかの要因は、リンパ球
の内因的活性化のためのIL−2の注入が治療的に不可
能であることを示唆する。
IL−2による最適な内的活性化を制限する第1の因子
が、A、B、Re5ke−Kunzなど2、5cand
、J、Immuno1、1!%j : 693.198
6による研究によって例示されている。
この研究は、リンパ球上に発現されるIL−2受容体と
IL−2との相互作用を試験し、そして最適なエフェク
ター細胞の細胞溶解性が、短い血清の半減期及びIL−
2の投与量−制限性毒性のために生体内で達成され得な
い条件である高いIL−2受容体占有を必要とすること
を見出した。推定的な研究は、活性化された細胞上にI
L−2に対する高い親和性の受容体及び低い親和性の受
容体の存在を示し、そしてその高い親和性を有する受容
体は、IL−2に帰する生物学的活性のほとんどを介在
する(R,J、Robb and C,M、Ru5k、
ムIl1muno1.137 :142,1986: 
M、 Fujii など6.ムImmuno1.137
 :1552,1986) 、さらに、rL−2の前活
性化は、高い投与量のIL−2への続く暴露に対してT
リンパ球の感度を減じることが示された(J、D、As
hwellなど2、J、I+++muno1.137 
:2572゜1986)。高められた量のIL−2に対
する感受性の欠如は、一定の生物学的応答を達成するた
めに高い親和性のIL−2受容体の多数が占をされなけ
ればならないためであると思われた。
活性化されたリンパ球のほとんどの細胞溶解活性はたぶ
ん、顆粒に存在する細胞溶解性タンパク質により介在さ
れている。これらの顆粒は、LAK殺細胞を中介してい
るように思われる(P、A。
11enkartなど2、 J、Immuno1、 1
37 :2611,1986)。
最適の顆粒形成はしばしば、生体外でのIL−2への長
時間の暴露を必要とする。従って、顆粒の生体外形成は
、たぶん−船釣に達成され得ないIL−2のレベルを必
要とするであろう。
すべてのこれらのデータは、IL−2によるLAK細胞
前駆体の刺激の後、最適に活性化されたLAK細胞への
前駆体の分化をさらに生体外又は生体内で高めるために
増加する投与量のIL−2が必要とされるであろうこと
を示唆する。生体内でLAK集団を誘発し又は維持する
ためにIL−2の投与量を多くする必要性は、高い受容
体占有率を達成するために、十分なrL−2を生体内投
与することにおける薬理動態的な障害により妨げられる
であろう。これらの障害は、生体内投与に基づ<IL−
2の短い半減期(J、H,Donohue andS、
A、Rosenberg、 J、Immuno1、 1
30 :2203.1983) 。
及び生体内でのIL−2の生来の毒性を包含する。
従って、最適の腫瘍殺細胞を達成するために生体内で患
者のリンパ球を刺激することは、薬理学的に不可能であ
る。
癌治療のために示唆することができるもう1つの免疫学
的機構は、抗体依存性細胞性細胞毒性(八〇CC)であ
る。ADCCは、白血球の補体−又はFc受容体−介在
結合を通して宿主のエフェクター機構を指令するために
、腫瘍標的に結合されるモノクローナル抗体を使用する
であろう。
最近の研究は、ヒト免゛疫成分と一緒にADCCを現わ
すマウスモノクローナル抗体の能力に集中して来た。1
つの研究においては、抗−黒色種母モノクローナル抗体
9.2.27.54 (IgG2a)が、ヒト大顆粒状
リンパ球(large granular Iymph
ocyte; L GL)及びヒト黒色腫標的細胞系の
存在下で測定される場合、最少のADCCを示した(R
,B、tlerbermanなど2、Monoclon
al Antibodies and Cancer 
Thera  。
R,A、Re1sfeld and S、5el1、編
集者、 1985.Alan R。
Li5s;Inc2、New York、NY、 19
3〜203ページ;及びJ、R,0rtaldoなど2
、 J、Immuno1、 138 :3566.19
87)。
ADCC活性は、第2モノクローナル抗体M 83.6
(1gG3)を用いることによって改良された。両MA
b(モノクローナル抗体)の生体外ADCCは、リンホ
カイン、たとえばインターフェロン−α又LJ: I 
L −2によりLGLを前処理することにより増強され
得る。
高められた腫瘍細胞性細胞毒性は、IgG3モノクロー
ナル抗体(MAb)の存在下で観察されるけれども、M
AbによるADCC増強の機構は不明であった。2種の
案が提案された:MB3.6により認識されるCD−3
糖脂質抗原がADCCのために特に適切な標的構造を有
するが、又はI gG3のサブクラスはIgG2aサブ
クラスよりも一層効果的であるかのいづれかであった。
前案の支持においては、患者に投与される場合にいくら
がの臨床効能を示す、同じCD −3tJ!脂質に向け
られた第2MAb、すなわちR24、がT細胞の亜集団
上に存在する交差反応性抗原に結合することが示された
。腫瘍細胞とT細胞とのパイ・−アーム(bi−arm
)結合がADCCを誘発することができ;又はT細胞増
殖の増強により、腫瘍中のT細胞浸潤物が拡張され得、
そしてそれらの効能が高められ得た(I’ 、 l1e
rseyなど、。
Canc、Res、  46:6083,1986) 
何人かの研究者は、マウスモデルを用いて、エフェクタ
ー細胞の生体内増強を試験し始めている。
1つの研究においては、マウスがIL−2を注射され、
その後、ADCC及びエフェクター細胞:’IX Is
 1胞性が試験された(S、llinumaなど2、 
Tmmuno1、 59:251.1986)。エフェ
クター細胞殺細胞性及びADCCに対するIL−2の効
果が同じ細胞標的に対して測定されず、そしてADCC
はIgG2aのMAbを用いて評価された重大な欠点が
存在する。増強のレベルは、ひじょうに低くかった。な
ぜならば、Ilinumaなどは、ADCC−効果性M
Abのサブクラスを使用しなかったからであった。第2
の研究は、マウス中でエフエフクー細胞応答を生体内維
持するためにLAK細胞の再注入と共にIL−2の投与
を行なった(M、Z、Papaなど、 、 Canc、
 Res 、並:4973.1986)。
エフェクター機能、たとえばADCCのわずかな増強が
観察されたに過ぎなかった。さらにもう1つの出版物は
、次のことを示唆したニジクロホスファミドによる前処
理、並びにIL−2−活性化エフェクター細胞及びI 
L−2投与が転移の最適な処理のために必要とされた(
S、A、Rosenbergなど、。
5cience  233 :1318,1986) 
、後者の2つの研究は、リンホカイン及びネズミエフエ
クター細胞介在性殺細胞に関する生体外及び生体内実験
における有意な欠点、すなわち生体外及び生体内応答の
相互関係の欠乏を指摘する。この欠点は、IL−2−刺
激性T細胞は、標的の卵巣癌細胞系に対して有意な生体
外細胞毒性を持たないが、しかし生体内注射に基づいて
、抗−腫瘍効果が示されたことを示すデータによってさ
らに示される(J、R。
0rtaldoなど2、Canc、l?es、 46:
4414,1986) 、 Papaなどの出版物は、
生体外でのLAK細胞による標的細胞の細胞溶解性が生
体内での同じ標的細胞に対する治療効果を予測し得ない
ことをさらに示した。
細胞毒性に対する活性化されたエフェクター細胞及びA
DCCの関係は不明瞭である。生体外実験により、腫瘍
殺細胞におけるADCCの役割を調べたが、ADCCが
患者において一般的に達しうるIL−2のレベルにより
生体内で刺激され得るかどうかは現在のところ知られて
いない。短い血清半減期及びIL−2の毒性は、得られ
るIL−2の最大の生体内レベルを制限する。LAK細
胞生成のために最適な条件がADCCのためにも最適で
あるかどうかはやはり不明である。さらに、最適なタイ
プのMAbがADCCを増強するか否かもまた不明であ
る。
本発明は、宿主の抗−腫瘍応答の^OCC増強を有意に
改良し、そしてさらに他の関連する利点をも提供する。
〔発明開示〕
本発明は、腫瘍を有する患者における抗体依存性細胞性
細胞毒性(ADCC)応答の最適な生体内増強の時間を
決定するための測定方法を提供する。
この新規の方法は、次の段階を含んで成る:患者のAD
CCの基礎レベル及びNK又はLAK細胞活性を決定す
るために患者から基礎エフェクター細胞サンプルを取り
出す段階;1回又は数回の投与により患者にリンホカイ
ンを投与する段階;リンホカインの投与の後、所定の間
隔で患者からエフェクター細胞を取り出す段階、 AD
CCの試験レベルを確立し、そして基礎レベル以上のA
DCCの増加を決定するためにエフェクター細胞の第一
のアリコートを各間隔で測定する段階;前記基礎レベル
以上のNK又はLAK細胞活性の増加を決定するために
エフェクター細胞の第二の7リコートを各間隔で測定し
、抗体(Ab)によりa了された殺細胞性とAbに1丞
されない殺細胞性の差を確立し、そしてそれによってA
DCC応答のためのエフェクター細胞の最適な生体内活
性化の時間を決定することにより抗体注入のための最適
期間を決定する段階。
前記方法の基礎エフェクター細胞サンプルは、ある期間
にわたって取り出された複数のサンプルを含んで成る。
ADCCの基礎レベルを決定する段階は、基礎エフェク
ター細胞サンプル、抗体及び標的細胞を一緒にし、そし
て標的細胞の溶解により細胞毒性を検出する段階を含ん
で成る。好ましくは、抗体は、ネズミIgG3、ラット
IgGzb 、キメラ(マウス/ヒト) IgG11キ
メラTgG2、キメラIgG2、キメラIgG、及びバ
イ−アーム結合をすることができるヘテロハイブリドモ
ノクローナル抗体から成る群から選択されたモノクロー
ナル抗体である。
さらに、溶解アッセイは、”cr放出Ls”’In放出
及びトリパンブルー排除から成る群から選択される。標
的細胞は、患者からの腫瘍細胞に抗原活性的に類似する
培養された腫瘍細胞である。リンホカイン又はリンホカ
インの組合せは、インターロイキン−2、インターロイ
キン−4°、インターロイキン−6、GM−CSF、G
−CSF、M−CSF及びインターロイキン−3から成
る群から選択される。
最適の活性化の時間を決定する段階は、同じ試験レベル
の間の差異を決定するために、外来リンホカインを伴う
又は伴わないADCCの試験レベル及びLAK又はNK
活性の試験レベルを各時間間隔で比較し、そして外来リ
ンホカイン又はリンホカインの組合せの添加によってA
DCCのさらなる増強が生じない時間を決定する段階を
含んで成る。好ましくは、前もって選択された差は、溶
解単位を用いて計算される。その方法は、リンホカイン
投与の前又は間、患者にサイトキサンを投与する段階を
さらに含んで成ることができる。その方法はまた、エフ
ェクター細胞の最適な生体内活性化の時間を決定する段
階の後、患者のl1ffi瘍に対して向けられたADC
C−効果性抗体の治療的に有効な量を患者に投与する段
階をさらに含んで成る。これらの抗体は、好ましくは、
ネズミIgG3、ラットIgGzb %キメラ (マウ
ス/ヒト) IgGいキメラIgG2、キメラrgc2
、キメラIgG4及びバイ−アーム結合することができ
るヘテロハイブリドモノクローナル抗体から成る抗体の
群から選択される。
その方法はまた、ADCC応答についてのエフェクター
細胞の最適生体内活性化の時間を決定する段階の後、所
定の時間にわたりエフェクター細胞の最適生体内活性化
を維持するのに適切な量でリンホカインが注入される追
加の段階も含んで成る。
もう1つの好ましい態様においては、本発明は、患者に
1又は複数のリンホカインを1回又は複数回投与し; 
ADCCのためのエフェクター細胞の最適生体内活性化
の時間を決定し;そして腫瘍を局在化せしめ、そして抗
−腫瘍応答を開始するために適当な量で有効なADCC
抗体を注入する段階を含んで成る、腫瘍を有する患者の
生体内処置のための方法を含む。この処置方法の最適生
体内活性化を決定する段階は、上記に開示された方法を
含む。
さらにもう1つの観点において、本発明は、腫瘍を有す
る患者から白血球含有サンプルを取り出し;その白血球
含有サンプルからPMN画分を分離し;該PMN画分と
ADCC刺激量の活性化物質とをインキュベートし、そ
れにより活性化されたPMNエフェクター細胞を生産し
;腫瘍を有する患者にADCC有効性モノクローナル抗
体の治療量を投与し、それにより腫瘍部にモノクローナ
ル抗体を局在化せしめ;そして腫瘍を有する患者にその
活性化されたPMNエフェクター細胞を注入し、それに
より活性化されたPMNエフェクター細胞及びモノクロ
ーナル抗体が抗−腫瘍応答を開始する段階を含んで成る
、多形核白血球(P M N )及びモノクローナル抗
体により介在されるADCCを増強するための方法を開
示する。
〔発明の特定の記載〕
NK−(LGL−)介在(7)ADCCニ関する方法を
示す前、この後使用される用語の定義を示すことが本発
明の理解の助けとなるであろう。
丈之±左工l:特定の受容体への結合を通して免疫学的
応答を調節することができる蛋白質又は有機化合物(た
とえば、IL−2、IL−3。
IL−4,TL−6,M−CSF、G−CSF。
GM−CSF)。−リンホカイン”は、生来のリンホカ
インペプチド及び生来のリンホカインの性質に類似する
機能的性質を有する薬物分子を含む。
工互フ〕2と夕、」町竪:標的細胞の溶解を介在するこ
とができる顆粒球、卓球又はリンパ系のリンパ細胞。
M、Mlj−皿:典型的には、エフェクター細胞のみに
よって又は結合された抗体及びエフェクター細胞の組合
せによって溶解され得る、培養された又は新鮮なヒト腫
瘍細胞。
NK凪旧:大顆粒状リンパ球(L G L)の表現型を
有し、そして細胞表面マーカー1. e u −M 1
及びOKM−1により定義された高密度(Percol
l)のリンパ球細胞。NK111胞は、一定の標的細胞
、たとえばに562の?8解を中介することができる。
活f  れたLKJIII :短期間(1〜3時間)低
投与量(1〜50 U/mI)のリンホカインに暴露さ
れた大顆粒状リンパ球群。活性化されたNK細胞は、N
K−感受性及びNK−耐性標的細胞の両者の増強された
細胞溶解を中介することができる。
J引取:いづれかの抗原刺激の存在下で、長期間(2〜
6日)高い投与量(50〜100OU/ml)のリンホ
カインへの暴露により誘発されるリンホカイン−活性化
キラー細胞。LAK細胞はNK−感受性及びNK−耐性
腫瘍標的細胞の両者に対して細胞毒性である。
昶μト抗体依存性細胞性細胞毒性。ADCCは、抗体分
子により作られる架橋を通しての標的細胞へのエフェク
ター細胞の結合を特徴とする。その抗体は、標的細胞の
表面上に発現される抗原及びエフェクター細胞上のFc
又は補体受容体に結合することができる。他方、その同
じ抗体は、バイ−アーム結合を通して標的及びエフェク
ター細胞の両者を結合することができる。標的細胞にひ
じょうに近い付近へのエフェクター細胞からの細胞毒性
分子の放出は、標的細胞の細胞溶解をもたらすことがで
きる。
M匹二澁来立坑鉢:これらの抗体は、ネズミIgG2、
ネズミIgGza 、ラットIgGzb 、キメラ(マ
ウス/ヒト) IgGいキメラIgGz、キメラIgG
2、キメラIgG、及びそれらのヘテロバイブリドから
成る群に属する。
NK−介在ADCCの増強 上記のように、癌の処置のための免疫療法は最近ひじょ
うに注目されて来た。アトブチイブ免疫療法は臨床試験
の段階に進歩して来たが、しかしその方法は、上記に論
じられたようにいくつかの欠点を含む。本発明は、現在
使用されている方法の危険性及び出費を回避する、癌治
療への免疫療法アプローチを提供する。
本発明の1つの利点は、それが宿主のADCC応答の増
強を用い、そして抗−腫瘍活性のために宿主のLAK/
エフェクター細胞集団の最適刺激に依存しないことであ
る。生体外実験は、宿主のADCC応答、特にLGL又
は他のFc受容体担持細胞を通して介在される応答がL
AK細胞の活性化のために必要とされる量よりも低い量
のIL−2により増強されることを示した。もう1つの
利点は、生体内でのADCC増強のために必要とされる
IL−2の量が薬理学的に許容され、そしてリンホカイ
ンの生体内投与に基づいてADCCの最適刺激性を提供
することである。腫瘍細胞の抗体−介在性殺細胞の改良
された特異性及び有効性が本発明によりさらに提供され
る。
本発明は、腫瘍を有する患者における抗体依存性細胞性
細胞毒性(ADCC)応答の生体内増強のための方法を
記載し、そして該方法とは、患者から基礎エフェクター
キ■胞サンプルを取り出し;該サンプルを用いて、AD
CCの基礎レベル及びNKm胞活性を決定し;愚者にリ
ンホカインを1回又は複数回投与し;リンホカインの投
与の後、所定の間隔で患者からエフェクター細胞を取り
出し;ΔDCCの増強のレベルを確立するためにエフェ
クター細胞のアリコートを各間隔で測定し;基礎レベル
以上のNK/LAK細胞活性の増強を決定するためにエ
フェクター細胞の第二のアリコートを各間隔で測定し;
 ADCC応答についてのエフェクター細胞の最適生体
内活性化の時間、たとえばリンホカイン注入後の、AD
CC及びNK/LAKエフェクター細胞対標的細胞の力
価曲線の差異が最大に異なる点を決定し;そして所定の
期間ADCCのためのエフェクター細胞の最適生体内活
性化を維持するために適当な投与量でリンホカインを注
入することを含んで成る。
さらに、本発明は、投与当り10〜500 wの範囲の
星のA DCC−効果的MAbの1回又は複数回での注
入を提供する。最適ADCC増強の時間での抗体処置は
、投与される抗体に対して宿主の抗グロブリン応答を高
めるためのリンホカインの能力により、10〜12日間
に制限される。これに関しては、抗体処置の間のリンホ
カイン投与の停止又はマウス/ヒトキメラの使用は、抗
グロブリン応答の発生率及び強さを低めることを助ける
ことができる。
本発明によれば、1又は複数の基礎エフェクター細胞サ
ンプルが、リンホカインの投与前、患者から取り出され
る。好ましい態様においては、それらの基礎サンプルは
液体窒素中で凍結され、そしてリンホカイン投与の間取
り出されるサンプルと同じ測定で試験される。この様に
して、ADCCの基礎レベルは、最も確かな方法での増
強されたレベルに比較することができる。好ましい態様
は、Ficoll−Hypaqueにより単離された単
核細胞、抗体(好ましくはネズミIgG、サブクラス)
及び低レベルのNK細胞殺細胞活性のために選択された
標的細胞を一緒にし、そして標的細胞溶解アッセイによ
り細胞毒性を検出することによって、患者サンプルのA
DCCを測定することを含んで成る。好ましい標的細胞
溶解アッセイは、51Cr放出、11In放出及びトリ
パンブルー排除を含む。
投与されたリンホカインは好ましくは、血清の半減期を
最大にするためにゆっくりとした静脈内注入により患者
に与えられる。これに関する特に好ましいリンホカイン
はインターロイキン−2(IL−2)である。増強され
るADCCのために細胞集団を活性化するためには、他
のリンホカインも本発明で適切であることは、当業者に
とって明らかであろう。そのようなリンホカインは、G
M−CSF、G−CSF、M−CSF、IL−3、IL
−4及びIL−6を含むことができ、そしてそれらは単
独で又は1又は複数のこれらのリンホカインの組合せで
使用され得る。特に好ましい組合せは、IL−2とIL
−6(B細胞−刺激因子2、インターフェロンB2)と
の組合せ(T細胞増殖のための相乗的な組合せであるこ
とが示されている)、及びIL−2とIL−4との組合
せである(Lichtmanなど2、Proc、Nat
1、八cad、Sci、USA84:824.198’
7;5everinsonなど2、Hur、J、Imm
unol。
17:67、1987)。さらに好ましい態様において
は、150〜400mg/kgの範囲でのサイキサンが
、Tサプレンサー細胞の免疫抑制効果を選択的に停止す
るために、リンホカイン投与の24時間前、選択された
間隔で患者に前投与される。
ADCC応答のためにエフェクター細胞の最適生体内活
性化の時間を決定する段階は、リンホカイン投与に伴う
増強のレベルを決定するために、正常な提供者のリンパ
球又は患者自身の基礎サンプルとの比較により患者のA
DCC活性の試験レベル及びNK及びLAK細胞活性の
試験レベルを各時間間隔で比較する段階を含んで成る。
生体外添加される外来IL−2を有する生体内刺激され
たサンプルに比較して、刺激されていない及び生体内刺
激されたサンプルを試験することによって(例6を参照
のこと) 、ADCCが最適に刺激されているか、及び
抗体注入が開始され得るかどうかを決定することができ
る。
PMN−介在されるADCCの増強 多形核白血球(PMN)の第一の機能は、病原体による
浸入に対しての宿主の保護である。この保護方法は、反
応性酸素代謝物(たとえば過酸化水素及びスーパーオキ
シド)、細胞毒性酵素(たとえばミエロペルオキシダー
ゼ)又はハロゲン化物の放出により仲介される。
PMNのもう1つの機能は、抗体依存性細胞性細胞毒性
CADCC)の機構を通しての有核細胞の細胞溶解の中
介である。ADCCは、標準の生体外測定、たとえば標
的細胞からの”Cr放出により定義され又は測定され得
る。このADCCの生体外測定は、標的組織での生体内
炎症応答を誘発するための抗体の能力と相互関係を示す
ADCCの有核細胞標的は、腫瘍起源のものである。
ADCCの殺細胞機能は、種々のタイプのエフェクター
細胞、たとえば大顆粒状リンパ球(LGL)及び単球/
マクロファージ並びにPMNにより仲介され得る。さら
に、補体は、抗−標的細胞抗体の存在下で標的細胞に対
して直接的な細胞溶解効果を存し、又は標的細胞の間接
的な細胞溶解を誘発するためにエフェクター細胞上の受
容体を通して作用することができる。特定の標的細胞に
対して細胞毒性活性を最適にするために、種々のエフェ
クター細胞のADCC能力を刺激し又は増強することが
所望される。
ADCC法は3種の成分、すなわちエフェクター細胞、
抗体及び標的細胞を含む。有核の腫瘍性標的細胞のPM
N−介在性ADCCは、PMNエフェクター細胞への抗
−腫瘍抗体のFc受容体結合を必要とする。抗−腫瘍抗
体の抗原結合領域は、標的細胞の腫瘍抗原に結合し、従
ってエフェクター細胞と標的細胞との間に“橋”を形成
する。次に、標的細胞のPMN−介在性細胞毒性は、2
種の明確な機構:(1)酸素反応性種の好中球産生又は
(2)細胞溶解素様分子の顆粒エキソサイト−シスのい
づれかによりもたらされ得る。
腫瘍性標的細胞のPMN−介在性ADCCは、ポリクロ
ーナル抗−腫瘍抗体を用いてあらかじめ試験された。理
論的には、ネズミモノクローナル抗体が、ADCCの可
能性ある介在体として見込みがある。
たとえば、モノクローナル抗体は、ひじょうに特異的な
抗−腫瘍物質の限りない一定した供給を提供する。治療
物質として有用であるためには、これらのモノクローナ
ル抗体は、ヒト腫瘍標的細胞を細胞溶解するために、ヒ
トエフェクター細胞(PMN)と相互作用する必要があ
る。
本発明は、モノクローナル抗体が、ヒトエフェクター細
胞及び標的細胞による標準ADCCアッセイにおいて試
験される場合、単独でP M N −ADCCのひじょ
うに弱い介在体であることを開示する。本発明は、この
欠点を克服し、そしてモノクローナル抗体を用いての腫
瘍標的細胞のPMN−介在、ADCCを増強するための
方法を提供する。この増強は、モノクローナル抗体及び
標的細胞とP M Nとを生体内で一緒にする前、リン
ホカインと共にPMNエフェクター細胞とを生体外でブ
レインキュベートすることにより達成される。他方、リ
ンホカインは、抗−腫瘍モノクローナル抗体の注入の前
、ADCC増強のために有効な量で腫瘍を有する患者に
投与され得る。
本発明の1つの態様は、腫瘍を有する患者の生体内処置
のための方法を開示し、そして該方法は、腫瘍を有する
患者から白血球含有サンプルを取り出し; 該白血球含有サンプルから多形核白血球(PMN)画分
を分離し; 該PMN画分を、ADCC刺激量の活性化物質と共にイ
ンキュベートし、これにより活性化されたPMNエフェ
クター細胞を産生し; 腫瘍を有する患者にADCC−効果性モノクローナル抗
体の治療量を投与し、これにより腫瘍部にモノクローナ
ル抗体を局在化せしめ;そして腫瘍を有する患者に前記
活性化されたエフェクター細胞を注入し、それにより該
活性化されたPMNエフェクター細胞及びモノクローナ
ル抗体が抗−腫瘍応答を開始する段階を含んで成る。
血液及び骨髄は、本発明の白血球含有サンプルの例であ
る。白血球含有サンプルからPMNを分離するための良
く知られた標準方法のいずれかが、本発明のの方法に使
用され得る。
モノクローナル抗体−介在のP M N −ADCC応
答の有意な増強は、PMNエフェクター細胞がリンホカ
イン又はPMN活性化物質と共にブレインキュベートさ
れる場合に観察される。本発明において、用語“活性化
物質”とは、リンホカイン活性化物質及びPMN活性化
物質の両者を含むであろう。好ましい活性化物質は、顆
粒球−単球コロニー刺激因子(GM−CSF) 、顆粒
球コロニー刺激因子(G−CSF)、r−インターフェ
ロン(ガン?−IFN) 、fMet−Leu−Phe
ペプチド(fMLI’) 、及びホルボールミリステー
トアセテート(PMA)を含み、そしてそして特にGM
−CSFが好ましいリンホカインである。
さらに、蛋白質キナーゼ活性化物質も、本発明の方法に
使用され得る。さらに、カルシウムイオノフォーレ^2
3187は、PMN活性化のためにPMAと共に相乗的
に使用され得る。
活性化物質の組合せもまた、本発明に都合良く使用され
得る。たとえば、GM−C5F又は蛋白質キナーゼ活性
化物質以外のリンホカインが、増強されたADCC活性
を長時間維持する活性化されたPMNを誘発するために
GM−CSFとの組合せで使用され得る。リンホカイン
の組合せとPMNエフェクター細胞とのインキュベーシ
ョンは5次々と又は同時にリンホカインを添加すること
を含む。
P M Nと共に生体外インキュベーションされる活性
化物質の好ましい濃度は、約0.IU/−〜約1000
U/m1の範囲であり、そして特に約10tj/−〜約
500 U / mtの濃度が好ましい。明らかに、使
用されるリンホカインの量は、標的細胞のADCC殺細
胞のために使用されるリンホカイン及び:I−フェクタ
ー細胞:抗体:標的細胞の特定の組合せに依存する。
本発明に使用される適切なモノクローナル抗体は、ネズ
ミモノクローナル抗体IgG、 ;キメラモノクローナ
ル抗体(たとえばマウス/ヒトキメラ)、たとえばキメ
ラIgG、及びキメラIgG3;及びヒトIgG、及び
rgc、モノクローナル抗体を含む。Fab又は抗原結
合領域を通して標的及びエフェクター細胞の両者を結合
することができるヘテロバイブリド又は二価抗体もまた
本発明に有用である。これに関しての好ましいモノクロ
ーナル抗体は、癌腫細胞に対して向けられたネズミIg
G、モノクローナル抗体であり、そして特にモノクロー
ナル抗体NR−Co−04が好ましい。明らかに、他の
腫瘍標的細胞特異性を有するモノクローナル抗体(ネズ
ミ又はキメラ)もまた、本発明に使用するために適切で
ある。たとえば、P M N −ADCCを刺激するた
めに、標的腫瘍細胞上で適切な抗原と反応し、そしてそ
のFCドメインを通して結合する全癌腫モノクローナル
抗体が本発明に使用され得る。
本発明は標準のADCC測定を使用する。たとえば、A
DCC応答を測定するために使用される標的細胞溶解測
定は、S CCr放出、III In放出及び1〜リパ
ンブルー排除を含むことができる。
本発明の第一の態様は、リンホカインと共にPMNをイ
ンキュベーションする段階の後、PMNからリンホカイ
ンを除く追加の段階をさらに含むことができる。
患者に投与されるADCC−効果的モノクローナル抗体
の量は、好ましくは標的組織又は器官内で局在し、そし
て抗原陽性細胞に結合するために十分である。モノクロ
ーナル抗体は、1回で、複数回で又は連続的に注入され
得る。
本発明の第二の態様は、腫瘍を有する患者の生体内処理
のための方法であり、該方法は、腫瘍を有する患者から
白血球含有サンプルを取り出し; 該白血球含有サンプルから多形核リンパ球(PMN)画
分を分離し: 該PMN画分をADCC刺激■刺激性化物質と共にイン
キュベートし、それにより活性化されたPMNエフェク
ター細胞を生産し; ADCC効果量のモノクローナル抗体(患者の腫瘍に対
して向けられる)により前記活性化されたPMNエフェ
クター細胞を感作し、それにより活性化されたPMN−
モノクローナル抗体複合体を形成し;そして腫瘍を有す
る患者に前記活性化されたPMN−モノクローナル抗体
複合体を注入し、それにより抗−腫瘍応答を開始する段
階を含んで成る。
本発明の第三の態様は、腫瘍を有する患者の生体内処理
のための方法を含む、該方法は、活性化物質を、PMN
エフェクター細胞の生体内活性化のために十分な量でM
1瘍を有する患者に注入し;そして 前記腫瘍を有する患者に、ADCC効果量のモノクロー
ナル抗体を投与し、それにより腫瘍部にモノクローナル
抗体を局在化せしめ、そして抗−腫瘍応答を開始する段
階を含んで成る。
本発明の第四の態様は、腫瘍を有する患者の生体内処理
のための方法を開示し、該方法は、第1活性化物質を、
PMNエフェクター細胞の生体内増殖のために十分な量
で腫瘍を有する患者に注入し、それにより患者中に白血
球増加を誘発し; 第2活性化物質を、PMNエフェクター細胞の生体内活
性化のために十分な量で、白血球増加に続いて、腫瘍を
有する患者に注入し;そしてADCC効果量のモノクロ
ーナル抗体を、llff1mを有する患者に投与し、そ
れにより腫瘍部でモノクローナル抗体を局在化せしめ、
そして抗−腫瘍応答を開始せしめる段階を含んで成る。
本発明の第五の態様は、腫瘍を有する患者の生体内処理
のための方法を記載し、該方法は、第1活性化物質を、
PMNエフェクター細胞の生体内増殖のために十分な量
で腫瘍を有する患者に注入し、それにより患者中に白血
球増加を誘発し; 前記腫瘍を有する患者から白血球含有サンプルを取り出
し; 前記白血球含有サンプルから多形核白血球(PMN)画
分を分離し; 該PMN画分を、ADCC刺激量の第2活性化物質と共
にインキュベートし、それにより活性化されたPMNエ
フェクター細胞を産生し; 該活性化されたPMNエフェクター細胞を前記腫瘍を有
する患者に注入し;そして 該腫瘍を有する患者にADCC効果量のモノクローナル
抗体を投与し、それにより腫瘍部でモノクローナル抗体
を局在化せしめ、そして抗−腫瘍応答を開始せしめる段
階を含んで成る。
本発明の第六の態様は、モノクローナル抗体により介在
される抗体依存性細胞性細胞毒性(八〇CC)療法にお
ける使用のための多形核白血球(PMN)の生体外活性
化方法を記載し、該方法は、適切な提供者から白血球含
有サンプルを取り出し; 該白血球含有サンプルから多形核白血球(PMN)を分
離し;そして 該PMN画分をADCC刺激量の活性化物質と共にイン
キュベートし、これによりモノクローナル抗体により介
在されるへ〇〇〇療法において使用するための活性化さ
れたPMNを産生ずる段階を含んで成る。
次の例を要約すれば、■土は、NK−介在及びPMN−
介在されたADCCのリンホカイン増強を決定すること
に使用される細胞系、試薬及びアッセイを記載する。N
K−介在されたADCCのリンホカイン増強の可能性を
支持する生体外データが■1に示される。患者中へのリ
ンホカインの生体内注入及び続<NK−介在されたAD
CC増強の生体外評価に由来する結果がl−に示される
■土は、P M N −ADCCに対するCAM−CS
Fの効果を示し、そしてlはGM−CSFにより増強さ
れたPMN−ADCCの抗原特異性を特徴づける。
PMN−ADCCのために必要とされるCM−CSFの
量の力価測定はlに示され;C;M−CSF増強の動力
学は■ユに記載される。エフェクター細胞のGM−CS
F活性化及びタンパク質キナーゼC活性化がlに比較さ
れる。サルへのGM−CSFの生体内投与の後、白血球
増加の誘発がA工に例示される。汎上皇は、腫瘍を有す
る患者にADCCを増強するためにGM−CSFにより
PMNの生体外活性化を記載する。
次の例は例示的であって、制限するものではない。
まず、低量のIL−2によるADCCの増強を生体外に
おいて、エフェクター細胞として正常提供者のリンパ球
を用いて試験した。エフェクター細胞を調製するため、
末梢血細胞を15−のヘパリン処理した試験管、(Cu
rtin Matheson 5cientific。
Inc2、Tukwila、WA)に集めた。同容量の
3%デキストランを血液と混合し、そしてこの混合物を
室温にて30分間インキュベートした。次に、白血球に
富む血漿層を除去した。50−のコニカルチューブに1
2.5−の11istopaque−1119(Sig
ma ChemicalCo2、セントルイス、MO)
を加え、12.5n+7のリンパ球分離媒体(LSMH
Organo Teknika、Durham、NC)
を上に重層し、そして25−の白血球に富む血づえを上
に重層した。単核白血球のgII製のため、末梢血をリ
ン酸緩衝化塩溶液(P B S)中に1:2で稀釈し、
そして25−の稀釈した血液を15−のLSMの上に重
層した。コニカルチューブを650にgにて20分間室
温で遠心した。単核層を取り出し、そして他の50−チ
ューブに入れ、各多形核白血球層も他の50m1チユー
ブに取り出した。取り出した細胞層のそれぞれをPBS
により50−に稀釈し、そして細胞を遠心分離した(単
核球−650X9.10分間、室温; PMN −25
0!g、5分間、室温)。PMN層が有意な可視的な赤
血球細胞の汚染を示した場合、PMNを5−の脱イオン
水中に15〜30秒間再懸濁し、PBSにより迅速に5
0−に稀釈し、そして250!gにて5分間、室温で遠
心分離した。同じ細胞タイプのすべてのペレットを一緒
にし、調製物をPBSにより5〇−に稀釈し、そして上
記のように細胞タイプに従って遠心分離した。細胞ペレ
ットを測定媒体(10%の熱不活性化したウシ胎児血清
(F CS)を含有するし一グルタミンを伴うRPMI
  1640(WhittakerMA Biopro
ducts、Walkersville、MO)に懸濁
し、計数し、そして適当な濃度に稀釈した。細胞調製物
はまた、0.4%トリパンブルーの排除により生存につ
いて評価した。
B、 PMN−ADCCのためのエフェクター 己未梢
血の多形核白血球(PMN)を健康な正常ヒト提供者か
ら得た。血液(150cc)を静脈穿刺によりヘパリン
処理されたチューブに吸い出し、そして等容量のリン酸
緩衝化塩溶液(P B S)中3%デキストランと混合
した。IXgにて10分間の室温での沈降の後、白血球
に富む血漿をリンパ球分離媒体(LSM、Organo
n Technica+Durham、NC)の上に重
層した。PMN及び赤血球(RB C)ペレットをRB
C溶解溶液(100af(7)水中0.800%−/V
NH4(J! 、  0.1%W/V KHCO3,3
7,0gw EDTA四ナトリウム、pH7,3)によ
り処理してPMNを精製した。室温にて約5分間インキ
ュベートした後、PBSにより容量を3倍に増加し、そ
して細胞を遠心分離により2回洗浄した。細胞をRPM
I−5%FC3に再懸濁した後、PMNを細胞毒性測定
において使用し、又は応答変性剤(response 
modifier)と共にインキュベートした。顕微鏡
による観察を伴う細胞化学的染色は、PMNが20%以
上精製されたことを示した。さらに、この積法はPMN
の活性化をもたらさない。
モンキーでの研究のため、カニクイザル(M。
ファシクラリス(M、  [a(icularis) 
 からの末梢血をPBSにより1:4に稀釈し、そして
95%LSMの上に重層した。次に、この調製物を11
00Xにて20分間室温にて遠心した。モンキーのPM
NをヒトPMNについて調載した方法に従って精製し、
そして細胞化学的染色及び顕微鏡による計数により決定
した場合80%より高い均一性を有するPMNを得た。
C0盗煎亘皿 この発明において使用される主標的細胞はLS−180
!It胞であり、これは結腸の腺癌を有する患者に由来
する。やはり結腸腺癌由来のLS−174、LoVo及
び5WI−222、並びに乳腺癌セルラインであるMD
A−MB−484もPMN−介社細胞毒性を評価するた
めに使用した。
標的細胞を付着培養物として、10%血清(8%Ser
um Plus、Hazelton Laborato
ries、Lenexa、KS。
及び2%新生牛血清、M、A、Bioproducts
Walkersville、MD)、2mML−グルタ
ミン及び1mMピルビン酸ナトリウム(M、^、Bio
products)が補充されたI?PM11640培
地中に維持した。培養物は37℃にて5%CO□を含む
空気の湿潤雰囲気中で増殖せしめた。
標的細胞培養物がコンフルエンシーに達した時、培地及
び浮遊細胞をデカントし、そして付着した細胞を19m
7のPBSにより洗浄した。標的細胞をεDT^−機械
的力又はトリプシン処理のいずれかにより遊離せしめた
後、250!gにて5分間又は150!gにて10分間
遠心分離した。細胞ペレットを取り出し、そしてFe2
を含有しない測定媒体l rrl中に稀釈し、そして細
胞を計数した。
L S−180(T)はヌードマウス中で継代されたt
、5−180![1胞である。L S−180(T)を
得るため、N u / N uマウスに、200Ij1
のRPM11640中トリプシンで中隔リプシンS−1
80細胞2X10hを皮下注射した。腫瘍が触知可能な
大きさに増殖した後(約7日)、これらを外科的に取り
出し、ステンレス線の篩を通して分離し、そして150
!gにて10分間遠心した。次に細胞ペレ7)を洗浄し
、そして5%のFe2を含有するRPMI中に再懸濁し
、そしてレベル法に先立ってトリパンブルー排除細胞を
決定した。
D、跋東 抗−腺癌モノクローナル抗体NR−Co−04(Igh
:結腸癌の腫瘍関連グリコリピドに対して向けられたも
の)及びNRCo  02 (IgG+:癌胎児性抗原
に対して向けられたもの)をこの発明における標準試薬
として使用した。NR−LUl 0 (IgGzb)は
総癌(pancarcinoma)モノクローナル抗体
である。
組み換えヒトGM−CSFはCO8細胞トランスフェク
タント(D、Metcalf等、Blood  67:
37−45.1986)から得られた。レチナル(Re
tinal)、ホルボールミリステートアセテート(P
MA)及びA!3187はSigma Chemica
l Co、+ セントルイス、MOから得た。
E、NK  −八DCCの 西 ・     ″ ″パ
NK−ADCC細胞毒性測定のため、適当な数のL S
 −180標的細胞を400〜500 plナトリウム
” Cr(1mCi/ ml ; New Engla
nd Nuclear+ボストン、MA)により37℃
にて2時間にわたり、15〜30分間ごとに穏やかに混
合しながらラベルした。ラベルされた細胞を15−の測
定媒体で2回洗浄し、次に250Xgにて5分間、室温
で洗浄した。最終ベレットを10%のFe2を含有する
測定媒体中に再懸濁し、計数し、そして2X10’生存
細胞/−に稀釈した。
N K−ADCCのIL−2増強の典型的な測定におい
て、50mの適切な濃度のIL−2をマイクロタイクー
プレートのウィルに添加した。但し、標的細胞からの5
ICrの全体の及び自然的放出の決定のために使用され
るべきウェルには添加しなかった。IL−2は典型的に
は100vン′−又は10 U/mlの最終濃度で加え
た。IL−2を含有するウェルにはまた100μlの適
切な濃度のエフェクター細胞を加え、そしてプレートを
37℃にて3時間インキュベートした。
自然的S I Cr放出の決定のために使用されるべき
ウェルには200ハの測定媒体を加え、全5ICr放出
の決定のために使用されるべきウェルには200μ!の
2%NP−40を加えた。ナチュラルキラー細胞対照ウ
ェルは、3つの異るエフェクター:標的(E : T)
比率(100: 1.50: 1.25: 1)から成
り、これらを50 piの測定媒体と共にインキュベー
トした。100:1.50:1及び25:1のE:T比
率から成るNK−ADCC−試験ウェルを、種々の濃度
に稀釈された抗体50111と共にインキュベートした
。例えば、LS 180標的細胞のため、ネズミ Ig
G、門Ab Ni2−GO−04を5!!g/ウェル又
はln/ウェルで加え、そして陽性対照とし、陰性対照
は5■/ウエル又は1μg/ウェルで添加されるIgG
+ MAb NRC0−02であった。次に、すべての
ウェルに50111の適切な濃度の51Cr−ラベル化
標的細胞を加えた。このマイクロタイタープレートを6
0%gにて2時間、室温で遠心分離し、そしてプレート
を37℃にて4時間インキュベートした。
4時間のインキュベーションの後、マイクロタイタープ
レートを250Xgにて5分間、室温で遠心し、そして
100Iの上清を各ウェルから別の12×7511ガラ
ス管に移した。次に各チューブをT−カウンターを用い
て′″’Crの放出にアッセイした。
一般にすべての変数は三回又は四回試験した。
複数のチューブの平均を計算し、そしてNK−ADCC
の量を次の式に従って決定した。
“最終溶解(%)”はナチュラルキサ−細胞(NK)対
照ウェルの溶解(%)値をN K −ADCC−試験ウ
ェルの溶解(%)値から減することにより算出した。標
的細胞の溶解の所定の%を得るために必要なエフェクタ
ー細胞の数を“溶解ユニット”と称した。この例におい
ては、溶解ユニットの計算のために標的細胞の10%の
溶解が選択された。3つの異るEAT比を用いて溶解ユ
ニットを計算するため、3つの異るEAT比において対
応する溶解%値について半対数直線回帰を用いる。
直線回帰分析から得られる10%溶解についての既知の
値から、溶解単位(10%の溶解を得るのに必要なエフ
ェクター細胞の数)が計算される。
次に10 X 106個のエフェクター細胞当りの溶解
ユニット数が示される。
F、PMN−A吐息q踪1■側肚熔11組む適切な数の
標的細胞を200μCi”Cr(5LCr −NazC
rOz; New England Nucleaes
ボストン、MA)により37°Cにて2時間、15〜3
0分間ごとに穏やかに混合しながらラベルした。ラベル
された細胞を15itfのRPMIにより3回洗浄し、
そして次に250Xgにて5分間、室温で遠心分離した
。最終ベレットを5%SCS含有RPMI中に再懸濁し
、計数し、そして適当な濃度に稀釈した。
典型的な測定において、エフェクターPMNを異るエフ
ェクター二標的比で、マイクロタイタープレート(Fa
t:con Plactics、0xnard、CA)
のウェルに加えた。但し、標的細胞からの”Crの全放
出及び自然放出の決定のために使用されるべきウェルに
は加えなかった。GM−CSF増強のため、PMNは一
般にマイクロタイタープレート内でリンホカインの添加
により処理された。エフェクター細胞は抗体及び標的細
胞の添加の前に洗浄するか、又はADCCアッセイの間
リンホカインの応答にゆだねた。
NR−Co−’04抗体を1鱈/ウエル(4硝/+uf
)の濃度で適切なウェルに添加し、そして次にマイクロ
タイタープレートを37℃にて3時間インキュベートし
た。標的細胞(50pjのRPMI−5%FC3中I 
X 10’細胞)を適切なウェルに加え、そしてマイク
ロタイタープレートを60Xgにて2分間湿度で遠心し
、そして37℃にて4時間インキュベートした。
自然S I Cr放出の決定のために使用されるウェル
に200μ!のRPMI−5%FC3中ラベルされた標
的細胞のみを加え、全”Cr放゛出の決定のために使用
されるウェルにラベルされた標的細胞及び200μlの
1.0%NP−4()を加えた。
4時間のインキュベーションの後、マイクロタイタープ
レートを250Xgにて5分間室温で遠心し、そして1
25J11の上清を各ウェルから別の12X75mmガ
ラス管に移した。次に、各チューブをベックマン500
0γカウンターを用いて51Cr放出についてアッセイ
した。
P M N −ADCC測定は例1.E、において前記
した方法に従って3回行った。溶解%(又は比放出%)
は標的細胞のADCCのレベルを示すものである。試験
放出とはエフェクター細胞及び標的細胞を含むウェル中
の放出量を意味する。
適切なエフェクター細胞集団の生体内及び生体外活性化
のレベルを、2色フルオレッセンスサイトメトリーを用
いて決定することができる。エフェクター細胞表面上及
びエフェクター細胞内の分子は、エフェクター細胞を活
性化物質に暴露した後のADCC活性の増強のために重
要である。機能的に増強され得る抗原には、種々の細胞
タイプに対する細胞溶解過程及び付着過程に関与するL
FA(リンパ球機能関連抗原)、並びにLGL 、PM
N及び活性化されたT細胞の顆粒中に存在する蛋白質が
含まれる。後者のタイプの蛋白質の例にはサイトリシン
、パーフォリン並びに種々のプロテアーゼ及びエステラ
ーゼが含まれる。さらに、補体断片に結合する細胞表面
蛋白質は活性化物質への暴露の後に機能的に増強され得
る。活性化物質への生体内暴露に続くこれらの抗原の増
加した又は減少した細胞表面又は細胞内発現は、最適医
療効果を達成するためのADCC−有効抗体の注入のた
めの適切な時間を示すものである。活性化物質による処
置の前及び後での患者のエフェクター細胞上のこれらの
抗原の発現を比較して、ADCCの有効性のための患者
のエフェクター細胞の活性化状態を決定することができ
る。
例えば、NK (LGL)エフェクター細胞のIL−2
により誘導された活性化は、NH細胞上に存在する細胞
表面抗原に対するTITC−又はフォコエリスリンーラ
ベル化モノクローナル抗体を用いてモニターされる。要
約すれば、プラスチ、クー非付着単核細胞を、!L−2
療法の前及び後の腫瘍担持患者から得られた末梢血から
分離する。
非付着細胞を遠心分離により洗浄し、そしてjl 4i
j液(PBS+1%BSA+1%ヒトIgG)中に再懸
濁する。細胞を洗浄し、そしてNK (LGL)に対し
て特異的な抗体、例えばNKH−1を加える。
4℃にて45分間混合物をインキュベートした後、細胞
を遠心分離により洗浄し、そしてFITCでラベルされ
たヤギ抗−マウスF(ab’)zじ(1,AM”と命名
する)を加える。4℃にて30分間インキュベートした
後、細胞を洗浄しそして正常マウスIgを添加してすべ
ての未結合FITC−GAMをブロックする。次に、第
二のマーカー抗体であるフィコエリスリン−ラベル化O
K M −1(C:+bリセプターに対して向けられた
モノクローナル抗体)を加え、そして4℃にて30分間
インキュベートする。あるいは、フィコエリスリン−ラ
ベル化抗−’co” 、抗−LFA−1又は抗−LFA
−3モノクロ一ナル抗体を用いてNK細胞の活性化を評
価することができる。
単核細胞集団に向けられた前方及び90°光散乱窓を有
するEpics Cサイトメーター上でフローサイトメ
トリー分析を行う。赤−緑オーバーランプの補償が染色
されたサンプルを用いて達成される。バックグラウンド
フルオレッセンス強度のレベルを決定するために負対照
サンプルが分析される。jil−のフィコエリスリン−
ラベル化OKM−1染色サンプルを移行せしめて赤蛍光
ゲートを陽性に染色された細胞上にセットする。次に、
OKM−1フエコエリスリン陽性細胞上に向けられた緑
蛍光を集めて試験サンプルを分析する。細胞内マーカー
抗原の評価のため、細胞をリソレシチンで透過性にした
後抗体により染色する。
PMNエフェクター細胞のGM−CSF−により誘導さ
れた活性化は、PMNl[1胞上に存在する細胞表面抗
原に対して向けられたFITC−及びフィコエリスリン
−ラベル化モノクローナル抗体を用いて類似の方法によ
りモニターすることができる。
活性化されたPMNを検出するための適切なモノクロー
ナル抗体は、顆粒球及び単球に関連する抗原を認識する
1、eu−Mlである。
!1.サイトフルオロメトリー八F NR−Co−04及びNR−Co−02モノクロ一ナル
抗体により認識される標的セルライン(LS  180
 、LS −174、LoVo、 SWI  222、
M D A−484)上の抗原の密度を決定するために
サイトフルオロメトリー分析を用いた。標的細胞を4℃
にて45分間、1.0%のBSA及び0.1%のCoh
n Fraction Uヒト免疫グロブリンを含有す
るPBS中に稀釈されたネズミモノクローナル抗体(l
JIg/+aZ)の存在下でインキュベートした。遠心
分離による2回の洗浄の後、細胞をFITC−ラベル化
F(ab’)zヤギ°抗−マウス抗体により4℃にて3
0分間ラベルした。細胞を洗浄し、そして未処理標的細
胞のフルオレッセン同等物(P、!、比) 、 FIT
Cヤギ抗体+標的細胞;及びネズミモノクローナル抗体
+FITCヤギ抗体+標的細胞を、Epics Cサイ
トメーター(Coulter Corp、)上で、ラベ
ルされた細胞をフルオレッセインーラベル化ビープ(C
oulter Corp、)の標準調製物と比較するこ
とにより決定した。試験サンプルの蛍光強度を対照の蛍
光強度で除すことにより正味F、Eを決定した。
GM−C5Fを年令及び体重を一致させたM。
ファシクラリスモンキーに、50n/kgの静脈内ポル
ス(bolus)として1〜2分間にわたって投与し、
次に5011g/kg/日の連続静脈内点滴注入を10
日間行った。注射は内在カテーテルを通して拘束した動
物に投与した。細胞の計数(血液斑点及び染色)並びに
^OCC測定を、20日間にわたる選択された日に採取
された10m1のヘパリン処理血液のサンプルに対して
行った。
J!L2LN K −ADCC’、の   7  びL
h襞 正常提供者のリンパ球を50U/−のI L −2゜の
存在下又は非存在下で3時間インキュベートし、そして
次に5ICr−ラベル化標的細胞に対する細胞毒性につ
いて試験した。第1図は、I’L−2の非存在下におい
てエフェクター細胞+ネズミjgGzaMAb(非−A
DCC)が標的細胞を溶解しなかったことを示している
。殺細胞のレベルはエフェクター細胞のみによる殺細胞
と同じであった。IL−2の非存在下で、エフェクター
細胞+IgG:+ MAb(ADCC)は幾らかの膜種
的細胞を、特に高いECT比において生じさせた。正常
提供者のリンパ球がIL−2の存在下で活性化された時
、エフェクター細胞のみによる殺細胞及びADCC細胞
溶解(cytolysis)の両方が増強された。非−
抗体介在殺細胞の上昇したレベルを“活性化されたNK
殺細胞”と称する。“NK”という表示は、最適な活性
化を達成するために“LAK殺細胞”がTL−2の一層
多い量へのエフェクター細胞の一層長時間の暴露を必要
とするという事実を反映している。IL−2へのエフェ
クター細胞の短時間の暴露がNK−ADCC反応及び活
性化されたNK細胞毒性反応の両者を増強するが、これ
らの実験条件下でのADCC毒性は標的細胞の活性化さ
れたNK殺細胞より有意に大である。
NK−八〇CCはまた、LAK細胞の発生について典型
的な条件により誘導されたエフェクター細胞により処理
した(第2図)。正常提供者のリンパ球を100 U 
/ m7のIL−2の存在下又は非存在下で6日間イン
キュベートした後に細胞毒性活性の測定を行った。IL
−2の非存在下で無視できるN K −ADCC及びL
AK殺細胞が観察された。TL−2の存在下で、ADC
C−介在MAbの存在下又は非存在下でのエフェクター
細胞についての細胞毒性プロフィールは本質的に同じで
あった。これらのデーターは、細胞毒性測定へのMAb
の添加が追加の殺細胞効果をもたらさないことを示して
いる。すなわち、使用される条件がLALIII胞の生
成のために最適であれば増強されたNK−ADCC応答
は起こらない。従って、LAK細胞療法を最適化するた
めに計画された現在のb−法的方法は最適なNK−AD
CC応答のために患者のエフェクター細胞を増強するた
めに最適ではないであろう。
IL−2の力価測定が示すところによれば、N K−A
DCCの増強のために要求されるIL−2の?店度はN
K殺細胞を活性化するため(第3図)、又はそれについ
ては、LAK殺細胞を活性化するため(第2図)に要求
されるIL−2の濃度よりも低い。0.1〜1.OU/
−の濃度のIL−2へのエフェクター細胞の短時間(3
時間)の暴露が、NK殺細胞のかなりの補助を伴わない
でADCCの有意な増強をもたらした。NK殺細胞の補
助のためにはより高濃度のI L −2(10−50U
/ml)が必要であった。これに対して、親細胞を10
0〜1000U/mlのIL−2に3〜6日間暴露する
ことにより生体内でLAK細胞は最適に生ずる(J、H
,Ph1llips及びLル几aniar、 2しエム
シル世−16虹:814.1986)。
これらのデータが示すところによれば、NK−ADCC
生体内増強は、NHの活性化又はLAK殺細胞の発生の
ために必要とされるのよりも低い投与量のIL−2の投
与により達成され得る。
、±41〜2□  NK  −ADCC,t  F電’
(7)  −゛   !’)−i、fi  、9i襞 サイトキサンにより]゛サプレッサー細胞の免疫抑制活
性を廃棄することによる、IL−2を用いる抗−腫瘍活
性を達成するために有用な臨床的方法を第4図に示す。
サイトキサン前処理がLAK細胞集団の一層の拡大を可
能にする。これらの増殖及び活性化はおそらくサプレッ
サー細胞により下方制御されないためである。”OFF
”はIL−2が投与されなかったことを示す。TL−2
療法に先立ち、患者のリンパ球は、IL−2により刺激
されていない正常提供者のリンパ球に比べて、18G、
による同程度の又は低いA[lCC殺細胞を示した。
第5図はIL−2の注入後に観察された1人の患者のN
 K −ADCCの生体内増強を示す。第4図の方法に
従ってΦ者にIL−2を与えた。リンパ球を患者から5
3日目、78日目及び14444日目り出し、そして単
独で又はIgG2a MAb(非−ADCC)もしくは
IgG3MAb(八〇CC)の存在下でN K −AD
CC活性を測定した。患者のリンパ球はNK−ADCC
の顕著な増強を示し、IL−2投与の後の段階の間に最
大の増強を示した。しかしながら、144日までにLA
K殺細胞のレベルの上昇が現われ、そして例2において
報告されるデーターのように、これらの生体内生成LA
K細胞は標的細胞のN K −ADCC殺細胞を中介し
なかった。このモニター結果に基けば、患者はIL−2
注入の78日目に近い期間において抗体投与から最も利
点を得た。144日までのN K−ADCC増強の喪失
を回避するため、患者は低下したIL−2のレベル又は
処置のための短縮された日数を得た。IL−2の連続注
入を受けた5人の追加の患者をNK−ADCC活性につ
いてモニターした。すべてが患者自身の刺激されていな
いリンパ球又は正常提供者のリンパ球により達成される
NK−ADCCのレベルより実質的に高いNK−ADC
Cの増強を示した。
例えば、達成され得る最大N K −ADCC応答は、
I L−2療法を受けた患者からの8日目のサンプルに
ついて行われたのと同様にして決定することができる(
第6図)。この予測は、患者のすでに刺激されたリンパ
球の部分に外来IL−2を生体外で加え、そして添加さ
れたIL−2の存在下又は非存在下でN K −ADc
c活性を比較することにより行われた。外来IL−2の
添加はN K −ADCC及び活性化されたNK殺細胞
の両者を増加せしめ、8日間の処置過程にわたるIL−
2の生体内注入が最大N K −/IDcc活性化をも
たらさなかったことが示された。このタイプのデーター
は、リンホカインの使用量を増加するか又は処置日数を
増加することによって患者のさらなる処置を調整して、
抗体の投与に先立ってN K −ADCC活性を一層増
強するために使用される。
これらの許容されるレベルの注入から得られるデーター
は、リンホカインの連続注入により最大N K−AI)
CC応答が生体内で達成され得ることを示唆する。しか
しながら、生体内でのN K −ADCC応答の増強の
ために必要とされる循環IL−2のレベルは腫瘍標的細
胞の活性化されたNK又はLAKによる殺細胞のために
最適であるとは限らない。
事実、抗体に指令されない殺細胞の最適化のために要求
されるIL−2の一層高い投与量は、前の処置において
達成されたN K −ADCC増強を廃棄するようであ
る。
開本 GM−CSFの 土  は    でのPMN−
ADCC 大顆粒リンパ球(LGL)によるADCCの介在のため
のネズミIgG、モノクローナル抗体の卓越性が^、C
,Morgan、−Jrにより出願された係属中の米国
特許出1’9JINa080.319に開示されている
。この研究はネズミIgGzモノクローナル抗体がPM
NによるADCCの効果的な介在因子であるか否かを決
定するために行われた。
モノクローナル抗体NRCo  04 (IgG:+)
を標準的3時間51Cr放出測定においてヒト末梢PM
N及びLs−iaoa的細胞に加えた。第1図は、10
0:1というエフェクタ一対標的の高い比率において、
NR−Co−04抗体のみはPMNによるADCCの貧
弱な介在因子であったことを示している。
第7図は、NR−Co−04抗体及びLS−180標的
細胞の添加前1時間にわたるPMNとGM−CS F 
(500U /af)との前インキュベーションがP 
M N  IgG1 ADCCの有意な増強をもたらし
たことをさらに示している。
IgGxモノクローナル抗体により介在されるPMN−
ADCCのGM−C5F増強を第1表に量的に示す。
】」≦曳 GM−CSFによるPMN介在IgG3−ADCCの増
強細胞毒性 NSC”   ADCCGM−C5F−ADCC”N=
15人の提供者 (1)抗体の非存在下でPMNにより介在される非特異
的細胞性細胞毒性(NSC) (2)NR−Co−04抗体及び5ICr−ラベル化L
S−180標的細胞の添加の前に100 U / mt
のC,M−CSFの存在下で1時間エフェクター細胞を
インキュベートした。
15人の正常提供者から得られたPMNを用い −るP
MN介在1gh ADCCの分析が示すところによれば
、未刺激PMNによる平均ADCC値は50:1のエフ
ェクター:標的比率において8.0%の比M出であった
。PMNを100v/mlにおいてGM−CSFと共に
1時間にわたり前インキュベートした場合、P M N
  tgc3ADCC活性は26.9%の比放出の平均
値に上昇した。
PMNの他の可能性ある活性化物質を、IgG、モノク
ローナル抗体と共にP M N−ADCCを増強するそ
れらの能力について試験した。
玉叢表 PMN介在ADCCに対する種々の活性化物質の効果芽
じL表(続き) PMA、  30分間   NR−CO−0418,8
±0.6(1)3時間ADCC測定のためにエフェクタ
ー細胞:標的細胞比は100:1であった。
(2)  LS−180標的細胞、及びNR−CO−0
4、NR−Co−02又はNR−LU−18抗体のいず
れかを添加する前30分間又は18時間のいずれかにわ
たり種々の活性化物質によりPMNを前処理した。
第2表が示すところによれば、可能性ある活性□化物質
、例えばγ−I FN 、 fMLP、 PMA又は 
゛PMA十カルシウムイオノホーレ(calciumi
onophere) A23187は、PMN介在1g
G、 A[lCCの増強について、GM−CSFより効
果的でなかった。
予想されるように、単球コロニー刺激因子(M−CSF
)はNR−CO−04によるP M N −ADCCの
増強のために完全に無効であった。IgG+モノクロー
ナル抗体(NR−Co−02)及びIgGzbモノクロ
ーナル抗体(NR−LU−105LGL−ADCCの増
強のために有効である)をGM−CSF−活性化P M
 Nと共に試験した場合、PMN−ADCCの増強は見
られなかった。
GM−CSF及びr−IFNとの30分間の前インキュ
ベーションに加えて、PMNをさらにGM−CSF及び
T−IFNにより18時間前処理した。増強されたAD
CCはγ−IFN前インキュベーションを用いる場合に
比べてcM−csF前インキュベーションを用いる場合
に高かった。しかしながら、18時間の前インキュベー
ションの後のPMN活性化の喪失はγ−IFN処理PM
Nの場合よりGM−CSF処理細胞の場合に大であり、
r−IFNの保護効果が示唆された。
炭5.  CM−CSFでjげ1されたPMN−TG!
GM−CSFで増強されるPMN  IgG3^DCC
の抗原特異性を特徴付けるため、NR−CO−04及び
NR−CO−02抗体を、結腸由来及び乳房由来の両者
の癌セルラインの標的化について(GM−CSF前イン
キユベーシヨンを伴って、又は伴わないで)試験した。
−N、D、  1.3±0.7 ゴ冒り表(続き) (1)種々の51C「−ラベル化標的細胞及びIgG、
又はIgG、抗体のいずれかの添加の前に30分間PM
N−t−GM−CSFと共に前インキュベートした。
(2)3時間ADCC測定のためにエフェクター細胞:
標的細胞比はtoo:tであった。
第3表は、GM−CSF(7)みの存在下、100 :
1のエフェクタ一対標的比において、NR−C0−04
モノクロ一ナル抗体が実質的なPMN−ADCCを介在
するが、NR−CO−02はそうでないことを示す。増
強されたP M N  IgG+ ADCCが結腸由来
又は乳房由来のセルラインを用いて観察された。第3表
はさらに、P M N  rgc、 ADCCが多くの
抗原陽性標的細胞に対して有効であることを示した。デ
ータはまた、抗体ラベル化の強度(F、E比)及び細胞
毒性%によって明らかにされるように、標的細胞上の抗
原と細胞毒性との間の良好な関連性を示唆する。
ヌードマウスCL S −180(T) )中に移植さ
れた抗原陽性細胞は生体外培養された同じ細胞(LS−
180)よりも低い抗原密度を示したが、L S−18
0(T)標的細胞は有意なレベルのPMN−八〇CCに
対して感受性であった。しかしながら、低いがしかし有
意なレベルのNRCo  04結合を有する1つのセル
ライン(LoVo) ハP M N −ADCCに対し
て感受性でなかった。
」ン惧LJミュ PMN−ICff八OCへに文・する
GM  CSFPMN介在ADCCの最適増強のために
必要なGM−C5Fの濃度を決定するため、PMNをG
M−CSFの稀釈物(100OU/−から始まる)と共
に1時間前インキュベートした。第8図はNR−CO−
04抗体によるP M N −ADCCの量依存性の増
強を示す。PMN−ADCCの有意な増強が0.010
7m7という低いG M  CS F gf度において
観察され、そしてIOU/m1より高いG M  CS
 F tH度において最大5ICr放出が得られた。い
ずれかの濃度でGM−CSFと共に前インキュベートさ
れたPMNがNRCo  02 (IgG+)の存在下
又は抗体の非存在下のいずれかでrs−180標的細胞
のADCCを介在することに失敗した場合、増強はIg
G+ NRCo  04抗体の存在に厳密に依存した。
セ11ユ PMN  上ADCCのGM−CSF  =
’、の仇皿ADCCのためのPMNのCM−CSF活性
化の動態を、5分間未満〜2時間にわたるリンホカイン
へのP M Nの暴露により試験した。第9図は、P 
M N  1gG3 ADCCのGM−CSF増強が非
常に急速な現象であることを示す。暴露されたPMNの
即座の洗浄及びこれに続く遠心分離がADCCの最適に
近いレベルをもたらす。GM−CSFへのより長時間の
暴露(2時間)はPMN−ADCCの増強の非−刺激レ
ベルに迫る低下をもたらした。
K562標的細胞に対する好中天然細胞毒性のプロティ
ンキナーゼC介在はR,Gavioli等、Bioch
em。
11io h s、Res、Comm、 148 :1
290−94.1987により報告されている。PMN
のGM−CSF活性化が同様の態様で機能するか否かを
決定するため、プロティンキナーゼC阻害物質及び活性
化物質の効果を試験した。第4表に示すように、プロテ
ィンC阻害剤であるレチナル(Retinal)がP 
M N −ADCCのGM−CSF増強を量依存型で廃
棄した。
部Uし表 (1)PMNをレチナルの非存在下又は1〜100 m
のレチナルの存在下で30分間インキュベートし、次に
GM−CSFを添加して又は添加しないで15分間イン
キュベートした。次に、3時間ADCC測定のためにN
R−CO−04抗体及びLS−180標的細胞を添加し
た。
(2)PMNを上記の様に処理した。但し、PMA及び
A23187をNR−Go−04抗体及びLS−180
標的細胞の直前に加えた。
GM−CSFによるPMNの処理はレチナルによる阻害
を逆転することに失敗した。しかしながら、レチナルの
添加に先立つPMA、プロティンキナーゼC活性化物質
及びカルシウムイオノホーレA23187の添加は増強
されたレベルにPMN−^OCCを回復せしめた。GM
−CSF刺激の非存在下で観察される低レベルのP M
 N−ADCCはレチナルにより量依存的にさらに抑制
された。
GM−CSFへのPMNの生体内暴露はモンキーのPM
N及び好酸球のロイコサイトシスを誘導する(P、Ma
yer等、Blood  70:206−13.198
7)。
先行する例はPMN−八〇CCに対するGM−C5Fの
強力な生体外効果を記載している。従って、モンキーに
GM−CSFを注入し、そしてPMN−ADCCの生体
内増強について試験した。
M、ファシクラリス(M、fasicularis)モ
ンキーにGM−CSFを2週間にわたり注入した。種々
の時点で血液サンプルを採取し、リンパ球を計数し、そ
してADCC活性を測定した。第10図は、注入の8日
後にGM−C5Fが循環する全白血球(その多くが好中
球である)を有意に増加せしめたことを示している。G
M−CSF注入の8日後における成熟PMNのエフェク
ター機能の生体外分析が示すところによれば、L S 
−180標的細胞に対するNR−Co−04介在ADC
C活性は、未処理の対照と比較した場合、GM−CSF
で処理されたモンキーにおいて有意に増強されなかった
より長時間にわたるGM−CSFの注入は循環する細胞
の数もPMN−ADCC活性も増加せしめなかった(デ
ーターは示されていない)。GM−CSFへのモンキー
PMNの短時間(1時間)の暴露が、LS−180標的
細胞に対するADCCの存意なレベルをもたらす(デー
ターは示してない)ことを他の研究が示している。これ
らのデーターは、GM−CSFは有効な生体内コロニー
刺激因子として働くが、GM−CSF単独は、試験条件
下では、ADCC生体内活性の貧弱な誘導物質である。
株化 末梢血から成熟PMN冨化画分を得るために腫瘍担持、
患者に対してサイトホーレシス(Cy tophore
s i s)を行う。要約すれば、PMN冨化法は、沈
降剤であるとドロキシエチル澱粉との組み合わせにおい
て行われる標準的血液ホーレシス(phores is
)を含む。ホーレシス過程の直前12〜18時間にわた
り患者をプレドニソン(prodnisone)により
前処理することができる。プレドニソンは骨髄から末梢
血への成y!好中球の放出を誘導するステロイドである
。PMNは無菌条件下で、約30X109細胞/サイト
ホーレシスの典型的な細胞回収量をもって集められる。
“活性化されたPMN”を生じさせるため、PMNを1
00U/mZ(7)GM−CS Fと共ニ15〜30分
間インキュベートする。あるいは、GM−CSF及びr
−IFNの組み合わせを用いて患者のPMNを一夜活性
化することができる。例えば、リンホカインの組み合わ
せを用いる場合、PMNを100 U / ndのCM
−CSF及び同時ニAoccTl1重量のT−IFNと
共にインキュベートし、又はADCC刺激量のγ−IF
Nと共にインキュベートしそして次に100 U / 
+nlのGM−CSFと共に15分間インキュベートす
ることができる。
0者のサイトホーレシスが完了した直後に、そして活性
化されたPMNの再注入の前に、ネズミIgG3モノク
ローナル抗体NR−Co−04を患者に投与する。注入
されるADCC−有効モノクローナル抗体の崖は約10
mg/70kg〜約500 mg / 70 kgであ
る。理想的には、モノクローナル抗体の投与は活性化さ
れたPMNの再注入の前24〜72時間に完了する。こ
の時点で、抗体の血清レベルが低下し、そして抗体の最
適レベルが腫瘍細胞に結合するであろう。次に、活性化
されたPMNを、追加量のGM−’CSFと共に1lf
fl瘍担持患者に再注入する。
以上、特定の具体例について記載したが本発明の範囲内
において種々の変更を行うことができょう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、低投与1(7)IL−2(1〜IOU/nu
)への正常な提供者のリンパ球の3時間にわたる暴露に
基づ< 、ADCC及びNK細胞溶解の生体外増強を示
す。標的細胞に対する種々のエフェクター細胞の割合で
のCr−51放出が示される。ネズミIgc、 MAb
十エフェクターによる殺細胞のレベルハ、エフェクター
細胞のみによる殺細胞レベルと同じである。八DCCM
八すはネズミIgGi(NR−Co−04)であり、そ
して標的細胞系は結腸癌LS−180である。 第2図は、抗体介在−又は非抗体介在殺細胞の試験の前
、正常なリンパ球が6日間の前暴露のために高い投与1
(100〜100(IU/mZ)のI L−2中にイン
キュベートされる場合(典型的にはLAK細胞方法)の
ADCC及びLAK殺細胞性を比較する。 第3図は、3時間の前暴露に伴う、ADCCの増強及び
NK殺細胞の活性化のIL−2投与量依存性を示す。試
験は、エフェクター二標的細胞が50:1の比で行なわ
れた。 第4図は、IL−2及びサイトキサン(200■/kg
)により患者を処置するための臨床方法を示す。 第5図は、生体外試験により示されるように、第4図の
方法に従って、rL−2の注入に基づいての1人の患者
のADCC応答の生体内増強を示す。 第6図は、IL−2療法の間、取り出される患者のリン
パ球に外来I L−2を添加することによって得られる
最大のADCC応答を評価する。曲線の差は、ADCC
増強のレベルが追加のIL−2投与により達成され得る
ことを示す。 第7図は、rgc、 (◇−◇)  ; GM−CS 
F(500U/ml)と共にP M Hの1時間のブレ
インキュベーションに続<IgG、(■−II)により
;■g島(×−×);又はGM−CSFと共にPMNの
1時間のブレインキュベーションにY、7 < IgG
:+ (ローロ)により介在されたLS−180標的細
胞のPMN−八OCCを示す。 第8図は、P M N −ADCC及び非特異的細胞毒
性に対するGM−CSFの力価測定を示す。PMNは、
LS−180標的細胞に対する細胞毒性活性を測定する
前、種々の濃度のCM−CSFにより1時間処理され(
点の棒)、ADCC活性を有するNR−Co−02モノ
クロ一ナル抗体及びPMNは、GM−CSFにより処理
され(密な斜線の棒);又はADCC活性を有するNR
−Co−04モノクロ一ナル抗体及びPMNは、GM−
CSFにより処理された(目のあらい斜線の棒)。 第9図は、PMNのGM−CSF活性化の動態を示す。 対照のPMNは、抗体及び標的細胞の添加の前、洗浄さ
れるか(濃い斜線の棒)又は洗浄されなかった(薄い斜
線の棒)。他方、PMNは、100 U / +nlの
GM−CSFにより種々の時間処理され、そして抗体及
び標的細胞の添加の前、洗浄されるか(黒くぬりつぶさ
れた棒)又は洗浄されなかった(点の捧)。 第10a図及び第10b図は、M、ファシキユラリX 
(M、fasicularis)に対するGM−CSF
の生体内投与の効果を示す。サルを、GM−CSFの連
続した注入の後、1〜8日目に、血液細胞のプロフィー
ルについて評価した。(第10a図)。Ficollに
より分離されたPMNを、1及び8日目にNR−Co−
04抗体及びL S −180標的細胞によりADCC
を仲介するための能力について評価した(第10b図)
。 図面の浄δ(内容(!:変更なし) IL−2力価 3時間インキュ E:T:50:1ペー
シヨン 線1の多項回帰        FIG、3(1,万丑
(If l + (5,414E40[1) sX変動
−2,2[12E−1(10 几−2スケジユール 〃=週末 FIG、7 12:l   Zi:l   団:I   I[Xl:
1エフェクター:標的細胞比 GMC5F (ユニット/mL) インキュベーション時間(分) FIG、10A FIG、10B モンキー 手続補正書く方式) 昭和63年11月ざ日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第190731号 2、発明の名称 抗体依存性細胞性細胞毒性の測定方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 名称 ネオルックス コーボレイション4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号6、
補正の対象 (1)願書の「出願人の代表者」の欄 (2)委任状 (3)明細書 (4)図面 7、補正の内容 (1) (2)  別紙の通り (3)明細書の浄書(内容に変更なし)(4)  図面
の浄書(内容に変更なし)8、添附書類の目録 (1)訂正願書     1通 (2)  委任状及び訳文         各1通(
3)浄書明細書       1通 (4)浄書図面     1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、腫瘍を有する患者における抗体依存性細胞性細胞毒
    性(ADCC)応答の最適生体内増強の時間を決定する
    ための生体外測定法であって、 患者からの基礎エフェクター細胞サンプルを用いてAD
    CCの基礎レベル及びNK又はLAK細胞活性を決定し
    ; 前記基礎レベルを超えるADCCの試験レベルを確立す
    るため前記患者に1又は複数のリンホカインを1回又は
    複数回投与したした後に所定の間隔において該患者から
    取り出されたエフェクター細胞の第一のアリコートを各
    間隔において測定し:前記基礎レベルより高いNK細胞
    活性の変化を決定するためにエフェクター細胞の第二の
    アリコートを各間隔において測定し、これによって活性
    化されたNK活性のレベルを確立し;そして、ADCC
    応答についてのエフェクター細胞の最適生体内増強の時
    間を決定する; 段階を含んで成る方法。 2、前記基礎エフェクター細胞サンプルが一定の時間に
    わたって取り出された複数のサンプルを含んで成る、請
    求項1に記載の方法。 3、ΛDCCの基礎レベルを決定する前記段階が、基礎
    エフェクター細胞サンプル、抗体及び標的細胞を一緒に
    し;そして 標的細胞溶解測定によって細胞毒性を検出する;段階を
    含んで成る、請求項1又は2に記載の方法。 4、エフェクター細胞の第一のアリコート及びそれに続
    くアリコートを測定するための段階が、エフェクター細
    胞のアリコートを抗体及び標的細胞と一緒にし;そして 標的細胞溶解測定により細胞毒性を検出する;段階を含
    んで成る、請求項1又は2に記載の方法。 5、前記抗体がモノクローナル抗体である請求項3又は
    4に記載の方法。 6、前記抗体がネズミIgG_3、ラットIgG_2_
    b、キメラ(マウス/ヒト)IgG_1、キメラIgG
    _2、キメラIgG_3、キメラIgG_4、及びバイ
    −アーム結合をすることができるヘテロハイブリドモノ
    クローナル抗体から選択される、請求項3、4又は5に
    記載の方法。 7、前記標的細胞溶解測定が^5^1クロム放出、^1
    ^1^1インジューム放出、及びトリパンブルー排除か
    ら選択される、請求項3〜6のいずれか1項に記載の方
    法。 8、前記標的細胞が患者からの腫瘍細胞である、請求項
    3又は4に記載の方法。 9、前記標的細胞が、患者からの腫瘍細胞に抗原的に類
    似する培養された腫瘍細胞である、請求項3又は4に記
    載の方法。 10、ADCCの基礎レベルを決定する段階が、活性化
    されたエフェクター細胞と関連する細胞表面又は細胞内
    マーカーに対して特異性を有する第一又は第二のラベル
    された抗体と共に前記基礎エフェクター細胞サンプルを
    インキュベートし;そして2色蛍光サイトメトリーを用
    いてエフェクター細胞の活性化のレベルを測定する; ことを含んで成る、請求項1又は2に記載の方法。 11、エフェクター細胞の第一のアリコート及びそれに
    続くアリコートを測定する段階が、 活性化されたエフェクター細胞と関連する細胞表面又は
    細胞内マーカーに対して特異性を有する第一の及び第二
    のラベルされた抗体と共にエフェクター細胞のアリコー
    トをインキュベートし;そして 2色蛍光サイトメトリーを用いてエフェクター細胞の活
    性化のレベルを測定する; 段階を含んで成る、請求項1又は2に記載の方法。 12、前記抗体がNKH−1、OKM−1、抗−LFA
    −1、抗−CD−2、又は抗−LFA−3である、請求
    項10又は11に記載の方法。 13、前記リンホカイン又はリンホカインの組み合わせ
    がインターロイキン−2、インターロイキン−4、イン
    ターロイキン−6、GM−CSF、G−CSF、M−C
    SF、及びインターロイキン−3から選択される、請求
    項1〜12のいずれか1項に記載の方法。 14、前記リンホカインの組み合わせがインターロイキ
    ン−2及びインターロイキン−4である、請求項13に
    記載の方法。 15、前記リンホカインの組み合わせがインターロイキ
    ン−2及びインターロイキン−6である、請求項13に
    記載の方法。 16、前記エフェクター細胞がLeu−M_1もしくは
    OKM−1細胞表面マーカー又はLGLフェノタイプに
    より特徴付けられる、請求項1〜12のいずれか1項に
    記載の方法。 17、最適活性化の時間を決定する段階が、外来リンホ
    カインを伴う又は伴わないADCCの試験レベル及びL
    AL又はNK活性の試験レベルを各時間間隔において比
    較することにより該試験レベル間の差異を決定し;そし
    て 外来リンホカイン又はリンホカインの組み合わせの添加
    によってADCCのさらなる増強が生じない時間を決定
    する; 段階を含んで成る、請求項1に記載の方法。 18、あらかじめ選択された差異が細胞溶解ユニットに
    より計算される、請求項17に記載の方法。 19、リンホカインの投与の前又はその間にサイトキサ
    ンが患者に投与されている、請求項1〜18のいずれか
    1項に記載の方法。 20、前記サイトキサンがIL−2投与の少なくとも2
    4時間前に静脈内投与されている、請求項19に記載の
    方法。 21、ADCC応答についてのエフェクター細胞の最適
    生体内活性化の時間を決定する段階の後所定の時間にわ
    たりエフェクター細胞の最適生体内活性化を維持するの
    に適当な量でリンホカインが注入されている、請求項1
    〜20のいずれか1項に記載の方法。 22、モノクローナル抗体により介在される抗体依存性
    細胞性細胞毒性(ADCC)療法における使用のための
    多形核白血球(PMN)の生体外活性化方法であって、 適切な提供者から取り出された白血球含有サンプルから
    多形核白血球(PMN)画分を分離し;そして 該PMN画分をADCC刺激量の活性化物質と共にイン
    キュベートし、これによってモノクローナル抗体により
    介在されるADCC療法において使用するための活性化
    されたPMNを生産する; 段階を含んで成る方法。 23、前記白血球含有サンプルが血液である、請求項2
    2に記載の方法。 24、前記白血球含有サンプルが骨髄である、請求項2
    2に記載の方法。 25、前記活性化物質がリンホカインである、請求項2
    2、23又は24項に記載の方法。 26、前記活性化物質がプロテインキナーゼアクチベー
    ターである、請求項22、23又は24項に記載の方法
    。 27、前記活性化物質がGM−CSF、G−CSF、γ
    −IFN、fMLP及びPMAから選択される、請求項
    22、23又は24項に記載の方法。 28、前記活性化物質が複数のリンホカインの組み合わ
    せ、複数のプロテインキナーゼアクチベーターの組み合
    わせ、又はリンホカイン類とプロテインキナーゼアクチ
    ベーター類との組み合わせである、請求項22、23又
    は24項に記載の方法。 29、リンホカインの組み合わせがGM−CSF及びγ
    −IFNである、請求項28に記載の方法。 30、活性化物質のADCC刺激量が約50U/ml〜
    約1000U/mlである、請求項22に記載の方法。 31、活性化物質のADCC刺激量が約100U/ml
    〜約500U/mlである、請求項30に記載の方法。 32、前記ADCC応答が、^5^1クロム放出、^1
    ^1^1インジウム放出及びトリパンブルー排除から選
    択された標的細胞溶解測定を用いて測定される、請求項
    22〜31のいずれか1項に記載の方法。 33、前記ADCC応答が、活性化されたエフェクター
    細胞と関連する細胞表面又は細胞内マーカーに対して特
    異性を有する第一の及び第二のラベルされた抗体との組
    み合わせにおいて2色蛍光サイトメトリーを用いて測定
    される、請求項22〜31のいずれか1項に記載の方法
    。 34、前記抗体がLeu−M1、OKM−1、抗−LF
    A−1、抗−CD−2又は抗−LFA−3である、請求
    項33に記載の方法。 35、インキュベーションの段階の後、活性化されたP
    MNを患者の腫瘍に対して向けられたモノクローナル抗
    体のADCC有効量により感作し、これによって活性化
    されたPMN−モノクローナル抗体複合体を形成する段
    階をさらに含んで成る、請求項22に記載の方法。 36、前記モノクローナル抗体がネズミIgG_3、ラ
    ットIgG_2_b、キメラ(マウス/ヒト)IgG_
    1、キメラIgG_3、並びに標的細胞及び活性化され
    たPMNエフェクター細胞の両者にバイ−アーム結合す
    ることができるヘテロハイブリドモノクローナル抗体か
    ら選択される、請求項35に記載の方法。 37、前記モノクローナル抗体が抗−癌モノクローナル
    抗体である、請求項35に記載の方法。 38、前記抗−癌モノクローナル抗体がNR−CO−0
    4である、請求項37に記載の方法。 39、前記モノクローナル抗体が走化性物質と連結され
    ている、請求項35に記載の方法。 40、前記走化性物質がfMLPである請求項39に記
    載の方法。 41、モノクローナル抗体により介在される抗体依存性
    細胞毒性(ADCC)療法において使用するための多形
    核白血球(PMN)の生体外活性化を増強する方法であ
    って、 患者におけるロイコサイトーシスを誘導するために、P
    MNエフェクタ−細胞の生体内増殖のために十分な量で
    第一の活性化物質が注入された腫癌担持患者から取り出
    された白血球含有サンプルから、多形核白血球(PMP
    )画分を分離し;そして 該PMN画分をADCC刺激量の第二の活性化物質と共
    にインキュベートし、こうしてモノクローナル抗体によ
    り介在されるADCC療法における使用のための活性化
    されたPMNを生産する; 段階を含んで成る方法。 42、前記白血球含有サンプルが血液である、請求項4
    1に記載の方法。 43、前記白血球含有サンプルが骨髄である、請求項4
    1に記載の方法。 44、前記第一の又は第二の活性化物質がリンホカイン
    である、請求項41、42又は43に記載の方法。 45、前記第一の又は第二の活性化物質がプロテインキ
    ナーゼアクチベーターである請求項41、42又は43
    に記載の方法。 46、前記第一の又は第二の活性化物質がGM−CSF
    、G−CSF、γ−IFN、fMLP及びPMAから選
    択される請求項41、42又は43に記載の方法。 47、前記第一の又は第二の活性化因子が複数のリンホ
    カインの組み合わせ、複数のプロテインキナーゼアクチ
    ベーターの組み合わせ、又はリンホカイン類とプロテイ
    ンキナーゼアクチベーター類との組み合わせである、請
    求の範囲第41項、第42項又は第43項に記載の方法
    。 48、リンホカインの組み合わせがGM−CSF及びγ
    −IFNである、請求項47に記載の方法。 49、前記第二の活性化物質のADCC刺激量が約50
    U/ml〜約1000U/mlである、請求項41に記
    載の方法。 50、前記第二の活性化物質のADCC刺激量が約10
    0U/ml〜約500U/mlである、請求項49に記
    載の方法。 51、前記ADCC応答が^5^1クロム放出^1^1
    ^1インジウム放出及びトリパンブルー排除から選択さ
    れた標的細胞溶解測定を用いて測定される、請求項41
    〜50のいずれか1項に記載の方法。 52、前記ADCC応答が、活性化されたエフェクター
    細胞と関連する細胞表面又は細胞内マーカーに対して特
    異性を有する第一の及び第二のラベルされた抗体との組
    み合わせにおいて2色蛍光サイトメトリーを用いて測定
    される、請求項41〜50のいずれか1項に記載の方法
    。 53、前記抗体がLeu−M1、OKM−1、抗−LF
    A−1、抗−CD−2又は抗−LFA−3である、請求
    項52に記載の方法。 54、インキュベーション段階の後に、活性化されたP
    MNエフェクター細胞から第二の活性化物質を除去する
    ことをさらに含んで成る、請求項41に記載の方法。 55、インキュベーション段階の後に、患者の腫瘍に対
    して向けられたモノクローナル抗体のADCC有効量に
    より、活性化されたPMNを感作することをさらに含ん
    で成る、請求項41に記載の方法。 56、前記モノクローナル抗体がネズミIgG_3、テ
    ットIgG_2_b、キメラ(マウス/ヒト)IgG_
    1、キメラマウスIgG_3、並びに標的細胞及び活性
    化されたPMNエフェクター細胞の両者にバイ−アーム
    結合することができるヘテロハイブリドモノクローナル
    抗体から選択される、請求項55に記載の方法。 57、前記モノクローナル抗体が抗−癌モノクローナル
    抗体である、請求項55に記載の方法。 58、前記抗−癌モノクローナル抗体がNR−CO−0
    4である、請求項57に記載の方法。 59、前記モノクローナル抗体が走化性物質に連結され
    ている、請求項55に記載の方法。 60、前記走化性物質がfMLPである、請求項59に
    記載の方法。 61、腫瘍を有する患者における生体内ADCC応答を
    増強するための、ADCCのためのエフェクター細胞を
    刺激することができる1又は複数の活性化物質の有効量
    を含んで成る医薬。 62、前記活性化因子がリンホカインである、請求項6
    1に記載の医薬。 63、前記活性化物質がプロテインキナーゼアクチベー
    ターである、請求項61に記載の医薬。 64、前記活性化物質がインターロイキン−2、インタ
    ーロイキン−4、インターロイキン6、GM−CSF、
    G−CSF、M−CSF、インターロイキン−3、γ−
    IFN、fMLP及びPMAから選択されたものである
    、請求項61に記載の医薬。 65、前記活性化物質が複数のリンホカインの組み合わ
    せ、複数のプロテインキナーゼアクチベーターの組み合
    わせ、又はリンホカイン類とプロテインキナーゼアクチ
    ベーター類との組み合わせである、請求項61に記載の
    医薬。 66、前記リンホカインの組み合わせがインターロイキ
    ン−2及びインターロイキン−4である、請求項65に
    記載の医薬。 67、前記リンホカインの組み合わせがインターロイキ
    ン−2及びインターロイキン−6である、請求項第65
    に記載の医薬。 68、前記リンホカインの組み合わせがGM−CSF及
    びγ−IFNである、請求項65に記載の医薬。
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