JPH01501211A - シールドされた磁気共鳴磁石を製造する方法 - Google Patents

シールドされた磁気共鳴磁石を製造する方法

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JPH01501211A JP63504224A JP50422488A JPH01501211A JP H01501211 A JPH01501211 A JP H01501211A JP 63504224 A JP63504224 A JP 63504224A JP 50422488 A JP50422488 A JP 50422488A JP H01501211 A JPH01501211 A JP H01501211A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 磁気共鳴磁石用一体シールド 関連出願に対する相互参照 本出願は係属中の米国特許出願第(RD−17,143)号「超伝導磁気共鳴磁 石とその製造方法」、(RD−17゜936)号「磁気共鳴磁石用軸方向ストラ ップ懸垂システム」、(RD−17,937)号「半径方向低温保持装置懸垂シ ステム」、(R1)−17,938)号「低温冷却器と磁気共鳴イメージング用 低温保持装置を相互接続するための熱インターフェイス」に関連している。
発明の背景 本発明は磁気共鳴(MR)イメージングで使用される低温保持装置(クライオス タット)、更に詳しくは磁気共鳴用低温保持装置の中に配置された磁石に対する 強磁性シールドに関するものである。
医用診断で使用される磁気共鳴磁石は高強度の直流磁界を発生する。実行可能な 場合、MR装置は開放領域の中の別の建物の中に配置される。スペースが異常に 高価な大都市の人口密集地域の病院では、他の病院設備にできる限り妨害を及ぼ さないことが望ましい。特別にシールドを施さなければ、他の診断装置や心臓ペ ースメーカーまたは神経刺激器を付けた患者に対する妨害を最小限にするために 磁石を囲む大きな面積が必要となる。
MR磁石の据付けのための所要スペースを小さくするため、装置を囲むシールド 室が作られてきた。シールドは所定の室形状に対して設計しなければならず、シ ールドによって典型的には構造的な荷重の問題が生じる。
MR磁石のための所要スペースを減らすためのもう1つの方法はMR磁石の低温 保持装置のまわりに組立てられた多数の鋼部品を含むシールドを使うものである 。たとえば本出願と同じ出願人による米国特許第4.646,045号「磁気共 鳴磁石用強磁性シールドの開口サイズのディスク形端キャップ」には、磁石のま わりにシールドが付加され、シールドは磁石の動作領域での場の摂動を最小限に するように設計される。この型のシールドのコストは通常10万ドル以上になる 。その結果、シールドされたMR磁石はシールドされない磁石より高価になるの が普通である。
本発明の1つの目的はより低いコストで、シールドされたMR磁石を提供するこ とである。
発明の要約 本発明の1つの面によれば、円筒形の強磁性シェルを含む一部シールドされた磁 気共鳴磁石が提供される。2枚の円形の強磁性端板がそれぞれ、それを通って軸 方向に伸びる中央開口を画成する。端板はその周縁がシェルの両端に対して真空 漏れがないように真空密に溶接される。両端板の中央開口相互の間に円筒形の非 磁性チューブが真空密に溶接されることにより、円筒形の強磁性シェルを通って 軸方向に伸びる中孔が形成される。強磁性シェルおよび端板はさび止めコーティ ングとともに加熱される。端板、シェルおよび非磁性チューブが真空容器とシー ルドとを構成する。強磁性容器の存在下で動作するように構成された真空容器の 中に磁気巻線が配置される。
本発明の請求範囲を「請求の範囲」の項に記載しているが、本発明の目的および 利点は添付図面を使用した以下の実施例の説明から更に容易に確かめることがで きる。
図面の簡単な説明 第1図は本発明による磁気共鳴イメージング用低温保持装置の斜視図である。
第2図は第1図の装置の断面図である。
第3図は磁気共鳴イメージング用低温保持装置のlll0K放射熱シールドの斜 視図である。
第4図は磁気共鳴イメージング用低温保持装置の20に熱シールドの斜視図であ る。
第5図は磁気共鳴イメージング用低温保持装置のヘリウム容器の斜視図である。
第6図は第1図の磁気共鳴イメージング用低温保持装置の一方の端部の部分破断 斜視図である。
第7図は第1図の磁気共鳴イメージング用低温保持装置の他方の端部分の部分破 断斜視図である。
第8図は本発明による熱停留(heat stationlng )用組ケーブ ルおよび半径方向支持ストラップの斜視図である。
第9図は磁気共鳴用低温保持装置に於ける熱停留用ケーブルの取付けと半径方向 懸垂ストラップの一端の取付けを示す部分的な斜視図である。
第10図は軸方向支持システムの部分を示す低温保持装置の一部の断面図である 。
第11図は本発明による2つの熱停留用編組ケーブルおよび軸方向支持ストラッ プの斜視図である。
第12図は本発明による超伝導磁石巻線を示す第5図の一部分の破断斜視図であ る。
第13図は超伝導ワイヤと外側のステンレス鋼ワイヤを所定位置に配置した磁石 巻線支持枠の一部の軸方向断面図である。
第14図は超伝導ワイヤを所定位置に配置しであるが外側のステンレス鋼ワイヤ は配置していない状態での磁石巻線支持枠の一部の半径方向断面図である。
第15図は部分的にテープを巻付けた超伝導ワイヤの一部の斜視図である。
第16図は一部シールドとし作用する真空容器、磁石巻線、および所望の高い場 の一様性を持つ容積の相対的位置関係を示す低温保持装置の断面図である。
第17図は一部シールドをそなえたMR磁石を作る工程を示すブロック線図であ る。
第18図は低温冷却器のインターフェイスを示す低温保持装置の断面図である。
発明の詳細な説明 すべての図面を通じて類似の参照番号は類似の要素を表わす。第1図および第2 図は磁気共鳴用低温保持装置11を示している。軸方向の中孔15をそなえた外 側の閉じた円筒形の真空容器13が80にの閉じた円筒形の熱シールド】7を取 り囲んでいる。この80KO)熱シールドの中には20にの閉じた円筒形の熱シ ールド21と磁石を収容した円筒形のヘリウム容器23とが入れ予成に配置され ている。80にのシールド、20にのシールド、およびヘリウム容器の各々は、 それを貫通する軸方向の中孔を有する。
80にのシールドおよび20にのシールドの各々はアルミニウムのような熱伝導 性で非磁性の材料から作られ、それぞれ第3図および第4図に全体が示されてい る。第3図および第4図に示すように、シールドの円形端面はボルト27によっ てアルミニウムのリング25に固定され、リング25は円筒形シールドの端に溶 接される。ヘリウム容器23はアルミニウムのような非磁性で熱伝導性の材料で 作られ、第5図にその全体が示されている。ヘリウム容器の円形端面ばシリンダ 上の所定位置に溶接される。強磁性シールドとしての役目も果たす真空容器13 は軟質圧延鋼板で作られ、軸方向の中孔15の部分は非磁性ステンレス鋼で構成 される。軟質圧延鋼板のかわりに鋳塊鉄を使うこともできる。真空容器の圧延鋼 板の端面ばステンレス鋼の中孔15および圧延鋼板の円筒形シェルの所定位置に 溶接される。強磁性シールド内の鋼のすべての溶接部は真空漏れがないように真 空密でなければならない。シールドの内側表面をさび抑制剤で処理することによ り、真空内でのガス放出を少なくする。ガス放出を少なくする効果的なさび抑制 コーティングはシールドエア社(5ealed^1r Corporatlon )から販売されているボンドRI 1235 (Bond R11215)およ びフンチック(Contec)である。
次に第2図、第6図、第7図および第9図を参照して、低温保持装置内部のヘリ ウム容器の半径方向支持システムについて説明する。ヘリウム容器23は8本の 繊維強化プラスチツク複合材の支持ストラップ31によって真空容器13の中に 半径方向に支持される。ストラップはヘリウム容器の両側の円形面に4本づつ配 置される。繊維強化プラスチツク複合材の所要の熱的性能および疲労寿命性能は エポキシ母材の中に体積比で60%の繊維を埋込んだ無方向性の繊維が優勢な複 合材を選択することによって得られる。
繊維は高弾性率で高強度でなければならず、また極低温に於ける熱伝導率が低く なければならい。この用途に適した繊維材料はアルミナ、黒鉛、炭化シリコーン およびSガラスである。実施例のストラップはカリフォルニア州のストラクチニ アル・コンポジット・イ・ダストリーズ社(Structural Cornp osItes IndustrJes、Ca1Jrorn1a )がら販売され ているSCI−REZ−081ガラス・エポキシ材料を含浸したS−2ガラス繊 維の細長いループとして形成される。ヘリウム容器の各端の4本のストラップ3 1は同一平面内にあり、円筒形の真空容器13の円形端面に平行になっている。
ヘリウム容器の各端のストラップは外側の真空容器の中間面を中心として対称に 配置される。各ストラップは、Uリンク35によって保持されたピン33から伸 びる。Uリンク35は、ヘリウム容器21の面に溶接されたブロック37にねじ 山付きロッド41によって固定される。
ねじ山付きロッド41の一端はUリンク35にねじ込まれ、他端はブロック37 の開口を通過し、ナツト43および薄ナツトによって固定されている。ストラッ プ31の他端は真空容器13の凹部に旋回可能に取付けられた球状支持体45の 上を通過する。この球状支持体は旋回してストラップを適切に整列させることに より組立てた部品の変動を補償する。このように適切な整列により、ストラップ はその幅にわたって一様に支持されるので疲労寿命が最大になる。
Uリンク、ねじ山付きロッドおよび球状支持体は非磁性材料で作られ、好ましく はステンレス鋼で作られる。ブロック37は非磁性材料、好ましくはアルミニウ ムで作られる。
軟鋼のカバー47が真空容器の開口を覆うように溶接されることにより、真空状 態が維持される。ヘリウム容器の各端の4本のストラップはそれぞれ水平面に対 して45°の角度となっている。ヘリウム容器の各円形端では、2本のストラッ プがヘリウム容器の頂部近くに固定され、他の2本のストラップが底部近くに係 止される。上側のストラップは水平面に対して下に45°の角度で伸び、下側の ストラップは水平面に対して上に45″の角度で伸びる。ヘリウム容器の各端面 上の下側の1本のストラップと上側の1本のストラップは水平中間面の近くで真 空容器の一方の側面を貫通して伸び、またヘリウム容器の各端面上の下側の他の 1本のストラップと上側の他の1本のストラップは水平面の近くで真空容器の反 対側の側面を貫通して伸びる。
どのストラップも互いに交差することはない。ストラップ31はまた20にのシ ールドと80にのシールド中の開口を通って伸びている。
ストラップ31はそれぞれ編組鋼ケーブル51および53によって20にのシー ルドおよび80にのシールドに熱停留されて、室温の真空容器13から伝達され る熱の伝導をしゃ断する。第8図には1つの支持ストラップ31を熱停留用のス トラップ51および53とともに示しである。
熱停留用のストラップ51および53はストラップ31の長さ方向に沿った位置 で熱伝導性のエポキシによって複合材のストラップ31のループの互いに反対の 側に固着されている。ストラップ51および53は編組の孔を通して伸びるリベ ットによってシールドに固定されている。ブロック37に配置されたナツト43 の調節によってストラップの張力が変る。半径方向支持体の対称配置により、外 側の真空容器が小さな温度変化を受けたときにヘリウム容器の軸方向中心線は外 側の真空容器の軸方向中心線に対して動かない。このことは重要である。という のは外側の真空容器はヘリウム容器の中の磁石に対して自己遮蔽を行なっており 、イメージングのために必要な磁石の中孔内の一様な磁場の均質性を維持しなけ ればならない場合には2つの中心線の間の相対的な動きが許されないからである 。
次に第6図、第7図および第10図を参照して、低温保持装置の内部のヘリウム 容器23の軸方向支持システムについて説明する。ヘリウム容器23は4本の複 合材のストラップ55によって真空容器13から軸方向に支持されるOこの4本 のストラップ55は、ヘリウム容器を半径方向に支持するのに使用されるストラ ップと同じ材料の細長いループとして形成されるが、幅は半分である。ストラッ プ55は円筒形のヘリウム容器の中心を通る水平面に沿って伸びる。4本のスト ラップ55の各々の一端はピン57によって支持され、ストラップ55はピン5 7のまわりを通る。
ピンはUリンク61によって保持され、Uリンク61はねじ山付きロッド63に 取付けられている。2本のストラップに対するねじ山付きロッドは真空容器の円 筒面の1つを通過し、ナツト65および図示しない薄ナツトが張力調節のために ねじ山付きロッド63にねじ係合する。他の2本のストラップからのねじ山付き ロッドは真空容器の他方の円形面を通って伸び、同様に取付けられる。ヘリウム 容器から半径方向に伸びる、キャッピング・フラッジをそなえた4個のトラニオ ン67上に1つずつストラップの他端をループ状にして取付けることにより、ス トラップ55はヘリウム容器に接続される。トラニオン67は円筒の中心を通過 する水平面上に配置され、円筒中間面の各々の側の2個のトラニオンは軸方向に 対称に配置される。中心面の各々の側のトラニオンの軸方向位置は、ストラップ を取付けた後にヘリウム容器の熱収縮によってストラップに印加することが好ま しい予荷重の量によって定められる。トラニオンの位置が中心線から離れれば離 れる程、円筒の中心に向う収縮が大きくなる。支持ストラップ55は20にのシ ールドおよび80にのシールド中の開口を通り抜け、編組銅ケーブル71および 73によってそれぞれ20にのシールドおよび80にのシールドに熱停留される 。ストラップ71および73はストラップ55の長さに沿った位置でストラップ 55のループの互いに反対の側に取付けられる。
熱停留用のストラップ71および73をそなえた軸方向支持ストラップ55が第 11図に示されている。熱停留用のストラップはリベットによってシールドに固 着される。Uリンク61およびトラニオン67との接続によってストラップ55 は製造組立て時の変動を補償するように回転できる。
80にのシールド17は管状支柱75によって半径方向にヘリウム容器23から 支持される。管状支柱75は圧縮され、ヘリウム容器の各円形面上の3つの位置 でヘリウム容器に溶接されたアルミニウムのブロック74に取付けられる。支柱 の両端には内側にねじ山が設けられており、そこからねじ山付きロッドが伸びて いる。各面の上側部分から1つの支柱が垂直に伸びて20にのシールドを通り抜 け、80にのシールドに固定される。他の2つの支柱75は互いに、そして垂直 な支柱から等距離隔たってヘリウム容器の各面に取付けられ、20にのシールド を通って伸びて80にのシールドに固定される。この2つの支柱は水平方向に対 して大体45″の角度を形成し、シールドの中心を通過する水平面のすぐ下で8 0にのシールドに固定される。
各支柱75は編組ケーブル76によって20にのシールドに熱停留される。80 にのシールドは第7図に示すように容器の一端にだけ配置された2つの支柱77 によって軸方向に支持される。この支柱77はねじ山付きロッドによってヘリウ ム容器の円形面に固定され、20にのシールドを通って伸びて、支柱77の端か ら伸びるねじ山付きロッドにはめ込まれた2つのナツトによって軸方向支持カバ ー78に取付けられる。支柱77は編組ケーブル79によって20にのシールド に熱停留される。すべての支柱75および77は熱伝導率の低い非磁性材料、好 ましくは両端の内側にねじ山を設けたG−10CR薄壁フアイバーガラス管で構 成されている。
次に第7図に示すように、20にのシールド21は熱伝導率の低い6個の非磁性 支持体よって80にのシールド17から支持される。これらの6個の非磁性支持 体は上面と下面に取付は用の孔を設けた0/90ガラス・エポキシ積層のGIO ファイバーガラス板80で構成することが好ましい。この各板80は、20にの シールドの円形面から外に伸びるアルミニウムのブロック81を介してナツトと ボルトにより固定される。板の他端は80にのシールドの内側にスペーサ・ブロ ック83を介して固定される。ブロック81および83は板80がシールドの円 形面に平行に伸びるようにする。各端の3枚の板は円周方向に互いに等間隔に配 置されており、1枚の板は第7図に示す80にのシールドの底部から20にのシ ールドの底部へ垂直に伸びる。
ボルト孔相互の間の板の半径方向長さを調節することにより、冷却したときのア ルミニウムの20にのシールドと8OKのシールドの相対収縮を補償して、板の 応力を小さくする。板は軸方向支持を行なうのに充分な厚さになっている。
ストラップ31および55、ならびに支柱に対する各々のねじ山付き取付は継手 には二部調心座金38が使用される。これらの座金は非磁性材料、好ましくはス テンレス鋼から作られ、組立てられる部品の寸法の変動によって生じる心ずれを 補償する。これらの座金によって、据付は時にストラップおよび支柱が正しく心 合わせされるので、組立て時に支持体を損傷する恐れのある荷重がなくなる。座 金は5度まで回転できるようにする。
複合支持ストラップ31および55ならびに支柱75および77の熱停留によっ て、これらのストラップおよび支柱に沿った温度分布を変えることができる。ス トラップおよび支柱の熱伝導率は低温では小さくなるので、ストラップおよび支 柱の一部を通常の場合より低い温度に熱停留させることによりストラップおよび 支柱をより長い長さにわたってより低い温度にすると、ストラップおよび支柱に よる熱伝導率が小さくなる。さらに、熱をしゃ断してこれをシールドに転向させ ることにより、ヘリウム容器への熱伝導が更に小さくなる。
第12図にはヘリウム容器の中の超伝導磁石85 カ示すれている。ヘリウム容 器の中には、第1図に示すようニ真空容器の外側に配置された供給配管87を介 して液体x !、1ウムが部分的に充填される。供給ポート86が供給配管87 に結合される。供給配管87はそれぞれ第3図、第4図および第5図に示すよう に80にのシールドおよび20にのシールドを通り抜けてヘリウム容器の下側部 分まで伸びる。再び第12図に示すように、超伝導ワイヤ91の巻線が非磁性円 筒形コイル枠93のまわりに直接、張力を加えられて巻き付けられる。コイル枠 93には別々の主コイルを受け入れるため溝が形成されている。第12図には6 個の別々の主コイルが示されている。コイル枠はガラス繊維から作るのが好まし い。設けられるコイルの数は磁石の中孔における所定のイメージング容積にわた る場の一様性によって左右され1、場の一様性を高めるためにはより多くのコイ ルが必要となる。鋳物または鍛造品の変形と比べてガラス繊維のコイル枠に溝を 機械加工するのは簡単であるので、製造費を殆ど上げないでコイルの数を多くす ることにより磁石の中孔内の磁場の一様性を容易に改善することができる。
主コイルは好ましくはコイル枠の一端から他端へと順々に巻かれて、直列に接続 されるが、より複雑な巻線順序も容易に行なうことができる。次に第12図乃至 第15図に示すように、円周方向の溝には厚さが0.005−0.010インチ のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)テープ95のような摩擦減少材料の 薄いフィルムがはり付けられて、超伝導ワイヤ91の巻線とコイル枠との間に低 摩擦界面を構成する。そのかわりに、超伝導ワイヤと接触するコイル枠表面にP TFEまたはモリジサルファイド(COlydisulride )のコーティ ングを施すこともできる。
超伝導ワイヤは典型的には横断面が長方形の裸線であり、銅のマトリックスの中 に超伝導フィラメントを埋込んだもので構成することができる。超伝導ワイヤは ノメツクス(No1ex )レーシング・テープまたはマイラ・テープのような 絶縁テープ96をらせん状に巻き付けて約50%覆うようにすることによって電 気的に絶縁される。ワイヤの残り半分の表面は磁石動作の際に液体ヘリウムと接 触して、核プール沸騰によって冷却される。超伝導体の安定性は、ワイヤの動き によって生じる摩擦発熱の際に電流が超伝導体フィラメントから銅マトリックス に転移するときに液体ヘリウムに熱が消散されるかどうかによってきまる。
磁石を励磁したとき、各コイルに対する電磁負荷はコイルを磁石中間面に吸引す る軸方向の力と半径方向外向きの力との組合せからなる。コイルの軸方向の力は 円周方向の溝の肩によって支持される。半径方向の力は一部は超伝導ワイヤのフ ープ応力によって支持され、殆んどはステンレス鋼ワイヤ97よりなる包囲体に よって支持される。このワイヤの包囲体は高絶縁耐力の材料の薄いシート101 によってコイルの外側表面から隔てられる。この材料は液体ヘリウムの温度でそ の性質を保持するものにする。絶縁材料としてガラス繊維のシートまたは積層プ ラスチックを使うことができる。シート101のコイルに面する表面には、軸方 向の溝103が機械加工により形成されている。シートは2つまたは3つの円周 方向の片として適用することができる。前と同様、超伝導ワイヤ91と接触する シート101の表面上にPTFEライナ105が使用される。シート101は半 径方向に伸びるスペーサ107によってコイル枠の溝の壁から軸方向に隔てられ ている。スペーサ107はその隣り合うスペーサとの間にシート101の軸方向 の溝に対する通気通路を形成する。スペーサ107はガラス繊維材料で構成され る。シート107の軸方向の溝は磁石のケンチング(quench)の際にコイ ルの内側からヘリウム蒸気を逃して、隣り合うスペーサの間の通気通路へ導き出 す。
包囲体のワイヤ97は引張った状態で巻かれる。これにより正常動作の際に超伝 導ワイヤ91が支持されるだけでなく、磁石のケンチングの際の過渡的な加熱の 結果として超伝導ワイヤの巻回が座屈したり互いに跳躍したりすることが防止さ れる。たとえば内径が46.5インチで外径が50+ (1/8)インチのコイ ル枠を用いた0、5Tの磁石では、超伝導巻線が30ポンドの張力で巻かれ、包 囲体のワイヤは40ボンドの張力で巻かれた。
ガラス繊維のコイル枠93の弾性係数は超伝導ワイヤ91および包囲体ワイヤ9 7に比べて低いので、超伝導ワイヤと包囲体ワイヤに充分に張力を加えて、電磁 負荷が加えられたときにコイルが枠から離脱しないようにすることができる。ま た、ガラス繊維のコイル枠は、その繊維を巻き付ける方向を制御することによっ て超伝導ワイヤと包囲体ワイヤに比べて円周方向の熱収縮が小さくなるように形 成される。ガラス繊維のコイル枠はエポキシで濡らしたEガラス繊維のフィラメ ントをマンドレル上に巻くことにより形成した。90″のループを形成する円周 方向の巻線の層、次に各層が+45@の層と一45°の層で構成された4つの層 、その次に円周方向の巻線の層、次に+45°と一45″の4つの層、等々とい う巻線パターンを所望の厚さが得られるまで使用した。その結果、超伝導巻線と 包囲体のワイヤの張力がより低い温度で増大して、超伝導磁石を励磁したときに コイルが分離することを更に防止する。
包囲体が電磁的にコイルに密結合されるので、包囲体内の循環電流によりケンチ ングの際のコイルのエネルギーのかなりの部分が消散される。このように、コイ ルの包囲体はケンチングの際に磁石保護回路としての役目を果す。ケンチングの 際に包囲体中に誘導電流を一様に分布させるため、第12図に示すようにコイル 枠に取付けられた2枚の板111と113の間で開始リードと終了リードを電気 的に短絡しなければならない。これらの板は真ちゅうのような非磁性材料から作 られていて、ワイヤの包囲体の2つの交差点を、ワイヤ直径より小さい予め形成 された溝の中にしっかりと圧入する。板111および113はねじ山付きファス ナーによって互いに締付けられる。各主コイルに対するステンレス鋼ワイヤの包 囲体は1つの短絡されたターンと等価な電気回路を形成する。
一体のシールドをそなえた、低温保持装置の外側の真空容器13はMR磁石の強 磁性シールドとしての役目を果すO低温保持装置の形状は極低温と真空の必要条 件によって定められるので、強磁性シールドが存在する場合に場の一様性が最大 となるように超伝導主巻線を合成しなければならない。次に第16図には主コイ ル91の位置ならびに高い場の一様性が望ましい中孔の中心の容積に対してシー ルド13の一区画が示されている。非磁性放射シールド17および21、ヘリウ ム容器23、ならびに支持体は示していない。というのは、それらの存在が磁場 の決定に影響を及ぼさないからである。低温保持装置の外側容器が強磁性シール ドとしての役目を果すような一部シールド付き磁気共鳴磁石を作るだめの方法が 第17図に示されている。まずブロック123に示すように、シールドの構成は 低温保持装置の外側の真空容器の真空と極低温の要求条件に基いて決定される。
更に、シールドの設計は重量とフリンジ(frInge)磁界の大きさく5ガウ ス線の位置)をきめるシールドの厚さの間の妥協点を見つけることである。所望 の場の強度をそなえた磁石に対する主コイルの数、主コイルの軸方向と半径方向 の位置、およびアンペアターン数の初期近似がブロック125で選択される。初 期近似は同じ場強度の磁石に対する空心コイル設計とすることができる。主コイ ルと鉄シールドの有限要素解析がブロック131で、ディジタル・イクイップメ ント社(Dlzital Equipment Corporation )製 造のヴイ・ニー・エックス(VAX)のようなコンピュータでの有限要素アルゴ リズムによって行なわれる。これにより第16図に容積127として示される磁 石の中孔の中の高一様度の容積において関心のある種々の点の軸方向磁束密度が 決定される。有限要素アルゴリズムによって鉄シールドの磁化も決定される。判 定ブロック133では軸方向磁束密度の高一様度の容積の中の種々の点の間のビ ークpp■ (百万当りの部数)誤差をチェックして何らかの改善があったかど うか調べる。ppm誤差が最小値に達しない場合は、ブロック135でシールド 磁化の球面調和級数展開を行なって、場の一様性が高い容積127の中の関心の ある各点に於ける軸方向磁束密度のシールドによる成分をめる。そのかわりに、 関心のある点に於ける場を有限要素解析によって直接決定することができる0シ ールドによる軸方向磁束密度成分を指定された軸方向磁束密度から差し引くこと により、コイルによる所望の成分をめる。ブロック137では、計算された鉄に よる成分を指定された場の軸方向磁束密度から差し引くことにより、求めた鉄の 成分の近似を考慮に入れるように主コイル設計が修正される。コイルの合成は反 復ニュートン・ラブソン手順(iterative Newton−Raphs on procedure)を使って行なわれる。合成に於ける自由度は、コイ ル対の数の2倍である。これは各コイル対において2の自由度が許されるからで ある。すなわち、軸方向位置とアンペアターンを可変として、半径方向位置を固 定とするか、またはアンペアターンを固定して、軸方向位置と半径方向位置を可 変とする。
たとえば、6コイルの磁石の自由度は6である。空間内の任意の点に於ける軸方 向磁束密度BZはビオ・サバールの法則(Blot−Savart law ) を使うことによって計算される。
関心のある容積の中で一様な場を得るため、関心のある容積の中で自由度の数に 等しい数の点が選択され、これらの点で軸方向磁束密度が指定される。次に、希 望により半径方向位置を固定した場合の軸方向位置およびアンペアターンかまた はアンペアターンを固定した場合の可変の軸方向位置および半径方向位置という コイル対パラメータを、ニュートン・ラブソン手順を使ってめる。コンビ二一夕 で適当なアルゴリズムを使ってコイルの再合成が行われた後、コイルおよび固定 の鉄シールドの形状の有限要素解析がブロック131で再び行なわれる。再合成 されたコイルと固定の鉄シールド形状に有限要素解析を行って、判定ブロック1 33で関心のある容積における計算された場のビークpp■がそれ以上改善され ないという判定がなされるまで、鉄による成分が再び計算され、コイルが再合成 される。次の工程のブロック141では最新の再合成に従ってコイルが組立てら れ、次にブロック143に示すように一部シールドの中にコイルが配置される。
次に第1.3.4および5図に示すように、20にのシールドおよび80にのシ ールドはヘリウム容器23からのヘリウムの蒸発によって冷却される。ヘリウム は曲りくねった径路の中を通りながら熱を吸収した後、ベント155から真空容 器の外側に出される。この曲りくねった径路は逃し配管157の中を軸方向に前 後に動きながら各シールドのまわりを円周方向に通過して、低温保持装置の外側 に達することによって生じる。供給配管と逃し配管は第6図および第7図に示さ れていない。次に第1図および第18図に示すように付加的な冷却が2段の低温 冷却器によって行われる。内部の機構を除いた低温冷却器の/%ウジング161 が示されている。動作中、低温保持装置11の熱的性能を改善するため2段の低 温冷却器が2つのシールド17および21に結合される。図では低温冷却器は基 台近くで真空容器の一端の近くに配置されているが、装置の一体化が容易になる ようどの向きにしてもよい。低温冷却器は直結インターフェイスを使用して低温 保持装置に結合される。
低温冷却器の低温ヘッド・/%ウジングは2つの熱ステーション163および1 65を有する。この2つの熱ステーションは低温冷却器を据え付けた状態でそれ ぞれ80におよ温保持装置11の真空空間内に直接装着される。低温冷却器ハウ ジング161上のフランジ167は、低温端が低温保持装置の真空の中に入るよ うに真空容器に溶接される。
低温冷却器ハウジング上の熱ステーション163および165はそれぞれ柔軟な 編組銅ケーブル169および171を介して熱放射シールド17および21に直 接接続される。
ケーブル169および171はシールドと低温冷却器の低温ヘッド・ハウジング との間の相対運動を可能としつつ熱抵抗を最小にするような寸法になっている。
編組ケーブル171の一端は低温冷却器ハウジングの熱ステーション165に溶 接され、この編組ケーブルの他端はシールド21にボルトで固定される。したが って、全熱インターフェイス抵抗は溶接部、編組ケーブルおよびボルト継手によ る抵抗で構成される。電子ビーム溶接を使用して銅の編組線を熱ステーションに 融着させると、熱接触抵抗がなくなる。低温端のハウジングに合わせるため、8 0にのシールド17の一部を切り取って、低温端を挿入できる空間を作るように シールド17にアダプタ部材173を溶接した。熱ステーション163はケーブ ル169に溶接される。ケーブル169はリング状のアダプタ175に溶接され る。アダプタ175はアダプタ173にボルト締めされる。実施例で使用される 編組ケーブル171は必要な柔軟度が得られるよう小さなワイヤ・サイズ(AW G36)で作られ、銅の長ささと実効横断面積の比は熱伝導率が最大になるよう な値になっている。ボルト継手におけるシールドと編組ケーブルとの間の圧力は 単にボルトの数を多くすることによって増大することができる。したがって、イ ンターフェイスの熱的性能は最小限のコストで、そして複雑さを増すことなく制 御することができる。
低温保持装置と低温冷却器との間で共通の真空を使うことにより、そして低温冷 却器ハウジングのフランジを真空容器に溶接することにより、真空漏れの危険性 が最小となる。ヘリウム容器は真空空間内の空気または水(存在する場合)を凍 らせる大きなりライオポンプ表面を構成し、これにより低温保持装置内、したが って低温冷却器内を高真空に維持する。低温冷却器の修理または保守が必要にな ったとき、真空を破壊しないでハウジング161から低温冷却器内部の機構を取 り除くことができる。
低温保持装置の組立ての際、軸方向の支持ストラップはそれぞれ、キャッピング ・フランジ67をそなえたトラニオンに1つずつループを形成するようにかけら れる。熱停留用のストラップ71が20にのシールドに固着される。
磁石85を収容するヘリウム容器23は真空容器13の中に2つのシールド17 および21の内側に配置される。80にのシールドは第9および10図に示すよ うに多層絶縁体177で包まれる。真空容器およびシールドの円形端はまだ定め られた位置にない。熱停留用のストラップを固着した半径方向の支持ストラップ 31が真空容器の開口を通して挿入され、球面支持体45によって保持される。
半径方向のストラップは80にのシールドおよび20にのシールドの開口を通っ て伸びて、ヘリウム容器の円形面に溶接されたブロック37に固着される。半径 方向の支持ストラップの張力が調節され、ヘリウム容器が真空容器と心合わせさ れて配置される。本設計によりヘリウム容器を直接観測することができるので、 ヘリウム容器がまわりの円筒によって囲まれ、かつヘリウム容器の位置を突きと めるのにプローブを用いなければならない支持システムに比べて位置ぎめがより 容易で確実となる。管形支柱75が一端でヘリウム容器上のブロック74に固定 されて20にのシールドを通過し、他端で80にシールドに取付けられる。半径 方向の支持ストラップ31の熱停留用のストラップ51および53は20にのシ ールドおよび80にのシールドに固定さされる。管形支柱の熱停留用のストラッ プ76は20にのシールドに固定される。半径方向のストラップが通過するシー ルドの開口はアルミめっきしたマイラのような熱反射性の材料で作った薄いシー ト181によって閉じられる。
管形支柱77はヘリウム容器の1つの円形端に固定される。20にのシールドの 円形の端板はねじ27によってリング25に固定され、半径方向のストラップは 円形端の開口を通って伸び、軸方向の支柱77は円形端の1つを通って伸びる。
熱停留用のケーブル79は20にのシールドに固定される。20にのシールドを 通過する各ストラップのまわりに、熱反射性の材料で作ったシート181が配置 される。スペーサ・ブロック83が80にのシールドの内側に固定され、板80 がそれに取付けられる。低温冷却器の熱ステーション165に溶接された編組ケ ーブル171が20にのシールド21にボルト締めされる。
多層絶縁体177でおおわれた円形端が80にのシールドの両端に固定される。
軸方向の支柱77が軸方向支持カバー78に固定される。軸方向支持ストラップ 55の熱停留用のケーブル73が80にのシールドの円形端に固定される。低温 冷却器インターフェイスのアダプタ部材175が所定位置に固定される。真空容 器の円形端が所定位置に溶接され、軸方向支持ストラップの張力が調節される。
カバー65および47が所定位置に溶接され、これにより真空容器を真空にする とかできる。
本発明で使用される半径方向および軸方向複合ストラップ支持システムは、ヘリ ウム容器を液体ヘリウムで充たして、20にのシールドおよび80にのシールド がそれらの正規動作温度になっているときにそれらの所定の張力となるように設 計されている。低温保持装置は低温で、真空容器を真空にした状態で輸送される 。しかし、現場での動作中に低温保持装置を工場に送り返さなければならないよ うな低温保持装置の故障が起り得る。低温保持装置が動作温度になっていないと きでも複合ストラップ支持システムは容器を支持するように動作することができ 、疲労負荷は支持システムの設計寿命に悪影菅を及ぼすべきでない。
シールド用の支持システムは、ボルト締めによって簡単に所定位置にロックされ た板を用いて容易に組立てることができ、張力調節の必要はない。
半径方向支持ストラップの相互の向きは重要であるが、それぞれ低温保持装置の 軸方向中心線に対して垂直な、90″の角度をなす2つの軸(必ずしも垂直軸と 水平軸ではない)の間の対称性が維持される限り、ストラップ構成全体を縦軸を 中心として回転することができる。
以上、低コストで組立てることができ、しかも他のシールドされたMR磁石と同 等の利点を持つシールドされたMR磁石について説明した。
本発明を一実施例について説明したが、本発明の趣旨と範囲を逸脱することなく いくつかの変形や変更を加え得ることは明らかである。したがって、本発明の真 の趣旨に合致するこのような変形や変更をすべて包含するように請求範囲を記載 しである。
特表千1−501211(9) 国際調査報告 国1調査報告 IJs EEO1074

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一体シールド付き磁気共鳴磁石に於いて、円筒形の強磁性シェル、 それぞれが軸方向に伸びる中心開口をそなえた2つの強磁性の円形の端板であっ て、それぞれの周縁が真空密に上記シェルの各端にそれぞれ溶接されている2つ の強磁性の円形の端板、および 上記端板の上記中心開口の間に真空密に溶接された非磁性の円筒形のチューブで あって、上記円筒形のシェルを通って軸方向に伸びる中孔を形成する非磁性の円 筒形のチューブを存し、 強磁性の上記シェルおよび上記端板がさび抑制コーティングで処理されており、 また上記端板、上記シェルおよび上記チューブが真空容器とシールドを構成して おり、さらに、強磁性の上記真空容器の存在下で動作するように合成された、上 記真空容器内に配置された磁石巻線を含んでいる、一体シールド付き磁気共鳴磁 石。
  2. 2.一体シールド付き磁気共鳴磁石の製造方法に於いて、(a)低温保持装置の 外側容器の真空と極低温の要求条件に基いて磁石のシールド構成を決定し、(b )上記外側真空容器の円筒形シェルと円形端面を強磁性材料で作り、 (c)磁石設計の初期近似として主コイルの数、主コイルの軸方向および半径方 向の位置、ならびにアンペアターン数を選択し、 (d)シールドの存在下での磁石の中孔の中の作動容積内の所定の点に於ける軸 方向磁束密度を決定し、(e)鉄シールドの磁化を決定し、 (f)所定の容積内の磁束密度をチェックして不均質性が最小レベルに達したか 否か調べ、 (g)磁石の作動容積内の所定の点に於ける軸方向磁束密度のシールドのみによ る成分を決定し、(h)磁石の作動容積内の所定の点に於ける所望の磁束密度か らシールドによる軸方向磁束密度成分を差し引き、(i)上記工程(h)で得ら れた軸方向磁束密度に基いてコイルの設計を行い、 (j)上記工程(f)における最小レベルが達成されるまで上記工程(d)乃至 (i)を反復し、(k)不均質性が最小になるコイル設計に基いて磁石のコイル を作り、 (l)作った磁石コイルを真空容器の中に配置する各工程を含む一体シールド付 き磁気共鳴磁石の製造方法。
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