JPH01500899A - 生物適合性インプラント - Google Patents

生物適合性インプラント

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JPH01500899A
JPH01500899A JP50335187A JP50335187A JPH01500899A JP H01500899 A JPH01500899 A JP H01500899A JP 50335187 A JP50335187 A JP 50335187A JP 50335187 A JP50335187 A JP 50335187A JP H01500899 A JPH01500899 A JP H01500899A
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JP50335187A
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English (en)
Inventor
ウィリアムズ、アラン・ハロルド
ステイプルズ、リントン・ドルー
シエル、ウィリアム・ジェイムズ
オッペンハイム、リチャード・チャールズ
クラーク、イーアン・ジェイムズ
Original Assignee
ザ・ステイト・オブ・ビクトリア
モナシュ・メディカル・センター
ビクトリアン・カレッジ・オブ・ファーマシ・リミテッド
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 生物適合性インブラント この発明は、ひとまたは動物 医学的適用を対象とする、非経口投与され得る生 物適合性インブラントに関する。
さらに詳しくは、この発明は、ひとを含む動物に対する、ホルモン類を含むペプ チド類または蛋白質の投与に用いられる生物適合性インブラントであって、実質 的に長い期間にわたり前記ペプチド類または蛋白質の連続的で均一な放出をもた らすインブラントに関する。この明細書における「生物適合性」は、インブラン トの全成分が、生理学的に許容し得るものであることを要し、また移植時に有害 な組織応答を誘発してはならないことを意味する。インブラントは非経口放出に 適した固体装置であり、例えば直径lax未満ないし数CMのサイズ範囲であり 得るが、最も一般的には直径数3!トである。
この発明の一適用例は、特定の季節に繁殖する動物、特にひつじにおいて発情休 止期間に排卵を誘発する方法および手段の提供に存する。特に本発明のこの9m は、皮下投与され得る生物適合性インブラント手段による前記動物に対する排卵 調節ホルモン類の投与に関する。
オーストラリアのある地域では、極上子羊(ラム)の生産者は好んで春季に羊の 群を合わせる。この持合したボーダーレスター×メリノ種の維手は、年間および 一年以内に一定しない繁殖作用の兆候を呈する。この結果、将来子羊を産む維手 の数および子羊の生まれる時期が共にかなり不確定となり得、子羊の分娩が延び ることも多くなる。大きな広がりのある分娩期間は、管理が困難であり得、他の 農作業に支障を来し、結果的に多くの場合数週間光に分娩する維手に対する飼料 を浪費することになる。
したがって、排卵および繁殖性発情をホルモンにより誘発する安価で有効な技術 が要望される。かかる技術を用いると、生産者は発情休止期でも繁殖性交尾を確 実に達成することが可能となる。その結果、子羊の分娩が簡潔化し、また早く成 長した子羊には高い値段がつくため、子羊の群の統制が改良されるという点で有 利となり得る。
下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の放出は、視床下部の正中隆起からのゴ ナドトロピン放出ホルモン(G nRH)のはく動性放出により制御される。G nRHはまた、ゴナドトロピン放出因子、黄体形成ホルモン放出因子、黄体形成 ホルモン放出ホルモンおよびルリベリンとしても知られており、下記のアミノ酸 配列を有する。
ピロG 1u−H1s−T rp−S er−T yr−G Iy−L eu− A rg−P ro−G 1y−N HtGnRH分泌の結果として、下垂体か らのLHのはく動性分泌性放出は、末梢血におけるLHの一時的上昇(はく動) をもたらす。これらのはく動の頻度は、羊の発情周期の黄体相期間の方が卵胞相 期間よりも相対的に低くなる。羊における発情休止(非繁殖)期の間、LHのは く動頻度は他のどの時期よりも低い。排卵前期に起こる主たる内分泌事象は、L H分泌のはく動回数の増加およびエストロゲンの末梢血漿濃度の上昇である。前 記事象は血漿プロゲステロン濃度の低落を導く黄体の退行により誘発される。卵 胞相においてLHおよびエストロゲンの分泌が増加すると、排卵を誘発するLH の大規模放出(排卵前のLHサージ)が起こる。
視床下部−下垂体単位に対するエストロゲンのフィードバック作用は季節により 変化するため、発情休止期中LHのはく動頻度は低い状態にある。すなわち、こ の時点では、LHおよびエストロゲン分泌の周期的増加または排卵前のLHサー ジが無いため、排卵は起こらない。
発情休止期の維手を反復パルスのGnRHで処理することにより、排卵前のLH サージを誘発し、排卵を起こすことが可能である。さらに、GnRH/LHシス テムは一般にはく動性分泌パターンを特徴とするが、はく動力式ではなく一定方 式で低用!!(250ng/時)のGnRHを注入することにより発情休止期の 維手においてLHサージを促進し、排卵を起こすことが可能である。この処置の 前にある期間プロゲステロン処置を行うと、処置された維手の大部分は発情反応 を示し、交尾すれば妊娠することができる。
発情休止期の維手において繁殖性発情を誘発するこの方法の主な魅力は、処置段 階が短く、動物を一週間以内のGnRH処置で交尾させることである。最近の科 学技術においても商業的展開を阻む主な問題点は、GnRHの放出方法である。
これは、浸透圧ミニポンプ(アルゼット、アルザ・コーポレーション)の使用に より達成され得るが、これらは、非常に高価なため農家での使用は不適当であり 、また外科的な皮下挿入および回収を必要とする。
したがって、プロゲステロン/プロゲスタゲン前処置と組合わせ、適当な速度で GnRHを放出して発情休止期の維手に排卵を誘発する比較的安価で有効な生物 適合性放出システムが明らかに要望されている。
単−投与後長期間に亙るある種の薬剤の連続的放出は、臨床または獣医学分野で の実践に顕著な実用的利益を与え得ることが充分評価され、組成物も既に開発さ れて、経口投与後[例えば、[レミントンズ・ファーマシューティカル・サイエ ンシーズJ(Remington’s Pharmaceutical 5ci ences)、マッグ・7(ブリッジング−カンフ<ニー、イーストン、ペンシ ルベニア、アメリカ合衆国、第15版、1975年、1618−1631頁参照 ]、非経口投与後[同書、1631−1643頁]、および局所投与後(例えば 、イギリス国特許第1351409号参照)の、数種の有用な薬剤のこれまでよ り長い放出を可能にした。
非経口投与の適当な方法は、薬剤を含有する固体物質、例えばペレットまたはフ ィルムの皮下投入または内植であり、多様な内植可能な装置が記載されている。
特に、多くの薬剤に用いられる、長い薬剤放出を提供する適当な内植可能な装置 は適当なポリマー中に薬剤を封入するか、またはかかるポリマーマトリックスに 薬剤を分散させることにより達成され得ることが知られている。
持続放出製剤に使用される適当なポリマーは充分知られており、水性の生理学的 タイプの環境に置かれると加水分解により徐々に分解されるポリエステル類が含 まれる。使用された特定のポリエステル類はヒドロキシカルボン酸誘導体であり 、多くの先行技術はアルファーヒドロキシカルボン酸、特にラセミ体および光学 活性体の両形態の乳酸およびグリコール酸に由来するポリマー類並びにそれらの コポリマー類を指向している。例えば、米国特許第3773919号および同第 3887699号、ジャブカニッツ等、「コントラセプションJ(Contra ception)、1973年、8巻、227−234頁、アンダーラン等、同 書、1976年、11巻、375−384頁、クイズ等、「ライフ・サイエンシ ーズJ(Life 5ciences)、1976年、19巻、867−874 頁、ウッドランド等、「ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリーJ(J ournal of MedicinalChemistry)、1973年、 16巻、897−901頁、ヨールス等、「ブレタン・オブ・ザ・バレンチラル ・ドラッグ・アソーシエーションJ(Bulletin of the Par enteral Drug As5ociation)、1976年、30巻、 306−312頁、クイズ等、[ジャーナル・オブ・ファーマシ−・アンド・フ ァーマコロジーJQournal ofPharmacy and PharI llacology)、1978年、30L686−689頁および1979年 、31巻、201−204頁参照。
オーストラリア国特許明細書第79986/82号は、ポリラクチドおよび酸安 定性ポリペプチドホルモンから成る、インブラントを含む連続放出組成物を記載 している。この明細書は、適当な分子量のポリラクチドの選択によりインビボで インブラントからのポリペプチドの連続放出の提供が可能となる方法を記載して いる。
一般に、前記出願に記載されたインブラントは、投与後にいわゆる「デッドフェ ーズ」、すなわち本質的に活性ポリペプチド成分が放出されない期間を示すこと が多い。連続放出は、通常数日間に及ぶデッドフェーズの終結後にのみ起こる。
先行技術のインブラント組成物に伴い得るさらに別の問題は、「ダンピング」、 すなわち比較的短期間で実質的比率の活性成分が早期において比較的突然放出さ れることであり、続いてインブラントの残りの有効期間に亙ってゆっくりとした 、それまでより均一な放出がみられる。
別の方法は、前記のいわゆる「ミニ浸透圧ポンプ」の使用である。
しかしながら、これらの装置は満足すべき放出制御特性を与え得るが、それらは 比較的高価である。またそれらは非生物分解性であり、外科的内植および除去を 必要とする。
この発明は、所望の期間に亙り実質的一定速度でホルモン類を含むペプチド類ま たは蛋白質の連続放出をもたらし、顕著なデッドフェーズまf二はダンピングを 一切伴わない生物適合性インブラントの提供を目的とする。
少なくとも部分的に上記必要条件を満たすインブラントが、容易に入手され得る 材料および錠剤製造に関する既知先行技術において既に使用されている技術を用 いて製造され得ることが判った。
この発明によると、非経口投与された場合実質的に連続方式でペプチドまたは蛋 白質を放出する医薬用または獣医学用インブラントであって、透過性、膨潤性で あり、正常な生理学的pHにおいて非破裂性、不溶性であり、インブラントの有 効期間に分解することのないポリマーコーティング内にペプチドまたは蛋白質お よび賦形剤を含んで成り、前記コーティングが放出速度制限バリアを形成し、イ ンブラント成分の全部が生物適合性であることを特徴とするインブラントが提供 される。
賦形剤は、水溶性もしくは非水溶性材料または水溶性および非水溶性材料の混合 物であり得る。
非水溶性賦形剤を使用する場合、その機能の一つは、インブラント内の他の材料 、すなわち蛋白質またはペプチドおよび水溶性賦形剤(使用する場合)の溶解を 制御することである。これは、非水溶性材料が可溶性成分による水分の吸収およ び前記成分の溶解を阻むことにより溶解速度に影響を及ぼす結果であると信じら れる。好ましい賦形剤は燐酸カルシウムであるが、錠剤製造技術に熟練しておれ ば他の適当な賦形剤も使用され得ることは自明の理である。賦形剤の型および相 対比率を変えることにより、特定のペプチド類または蛋白質の放出速度を変化さ せることが可能である。
好ましい形態では透過性コーティングは本質的に中性である。ポリマー性コーテ ィングが本質的に中性であると記載する場合、イオン化可能基がポリマー鎖に存 在しないことを意味する。すなわち前記記載は、エマルジョンポリマー化による ポリマー分散液の製造における通常の始動残基および慣用の界面活性剤の存在余 地があることを示す。コーティングの本質的中性特性はイオン化可能基の存在す るペプチド類および蛋白質の透過を助けるものと思われる。
「透過性」は、水(または生理学的液体)および蛋白質またはペプチドがコーテ ィングを通過し得ることを意味する。透過性コーティング材料の機能は、蛋白質 またはペプチドの回りに放出速度制限バリアを形成することである。適当な透過 性の材料を選択することにより、水または生理学的液体がマトリックス中へ移入 する速度およびそこに生成した水溶液のマトリックスから移出する速度を制御す ることができる。したがって、マトリックスからの蛋白質またはペプチドの放出 速度を制御することになる。特に好ましいコーティング材料は、ポリ(メタ)ア クリル酸エステルに基づく中性コポリマーである。
特に適当なコーティング材料の一つは、「ニードラジット・イー・3・オー・デ ィー」(ローム・ファルマ・ゲゼルシャフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフ ラング)、アクリル酸エチルおよびメタクリル酸メチルのコポリマーの水性フィ ルム形成分散液である。このコーティングは膨張可能である。フィルム形成ポリ マー粒子の水性分散液から製造されたコーティングが好ましい。コーティングの 透過性は、コーティングの厚さおよびポリエチレンまたはグリコールのような水 溶性材料の含有または粘土のような鉱物性増量剤粒子の含有により変化し得る。
好ましくはコーティングの厚さは、2゜5闘のインブラントの場合インブラント の約1〜20重量%のコーティングに相当する3−60μ友である。コーティン グの透過性はまたコーティングが膨張可能であることによっても変化し得ると思 われ、好ましい具体例ではコーティングは膨張可能であることを要する。
「膨張可能な」という語は、生理学的液体と接触して置かれた場合コーティング の体積が増加することを意味する。
−皮形成されると、この発明のインブラントは、任意の適当な公知技術、例えば 筋肉内または皮下注射、または常用の臨床または獣医学技術を用いた外科的皮下 内植により、処置が望まれる動物体に配置され得る。
前述したことから、この発明の特に興味深い具体的適用例は、ペプチドホルモン GnRHの羊に対する投与である。しかしながら、この発明はこの特定適用例に 限定されず、適当なペプチドまたは蛋白質についても使用され得るが、ただし主 な必要条件は活性成分がインブラントのコーティング層を通って拡散または移動 可能であることを要する点である。一般的に、約5ooooダルトン以下、さら に限定すれば1000〜30000ダルトンの分子量を有するペプチド類または 蛋白質が適当である。例として、前記GnRH以外に、表皮成長因子(EGF) 、黄体形成ホルモン(LH)および成長ホルモン(GH)についてもこの発明に よるインブラントに投入し、放出させると好結果を示した。プロラクチンは別の 適当なペプチドである。
以下、実施例によりこの発明のさらに詳しい具体的な説明を行う。
(部および比率は全部重量に関する。)添付図面の説明を行う。
第1〜3図は、それぞれ非被覆インブラントおよびこの発明による被覆インブラ ントからのEGF、LHおよびGnRHのインビトロ放出速度を示すグラフであ る。
第4図および第5図は、この発明に従いそれぞれ4%および9%のコーティング を施された5種の各インブラントのバッチからのGnRHのインビトロ放出速度 を示すグラフである。
第6図は、非被覆インブラントおよびこの発明に従い被覆されたインブラントか らのHGHのインビトロ放出速度を示すグラフである。
第7図は、浸透圧ミニポンプおよびこの発明によるインブラントからのGnRH のインビトロ放出速度を比較するグラフである。
実施例1 インブラントの一般的製造方法。
水不溶性賦形剤(例、燐酸カルシウム)を、最終生成物における必要な用量単位 の供給に充分な量の蛋白質またはペプチドと充分混合する。普通、蛋白質または ペプチドは、混合を容易にすべく溶液または分散液の形を呈する。
水溶性賦形剤(例、乳糖)を使用する場合は、次にこれを他の望ましい添加剤、 例えばステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤と一緒に加え、混合して乾燥粉 末を生成する。次に、前記粉末を所望のサイズおよび形を有する錠剤形状の「核 (コア)」に圧縮成型する。
次いで圧縮成型されたコアを、必要なコーティングの厚さを有するインブラント の製造に充分な量のコーティング材料の溶液または分散液を噴霧することにより パン・コーター中で被覆する。一般的には、インブラントは約30R9の重量お よび約2 、5 xMの直径を有する。
実施例2 放射性ヨウ素化EGFを含有するインブラント。
実施例1の一般的方法を用いて、下記の処方に基づきインブラントコアを製造し た。
98% (燐酸カルシウム(76%) 乳糖(24%)) 2% ステアリン酸マグネシウム 製造されたインブラントは31!9の平均重量を有し、4.96μ9のEGFお よび0.2μCiのI”’−EGFを含有していた。それらを0.2.4.9. 12および15(重量)%の量のユードラジツト・イー・30・ディーにより被 覆した。
1吋の胎児うし血清(RPM I 1640中lO%)中にインブラントを配置 することにより、放出速度を測定した。様々な時点で液体全部を取り出して計数 することにより放出されたI”5−EGFの量を測定した。1ミリリツトルの新 鮮な液体を試料採取後再び置いた。様々なコーティングの厚さくインブラントの 重量%として表す)を有するインブラントについて、異なる時点で放出されたE GFの累積パーセンテージとして第1表および第1図に結果を示す。
実施例3 放射性ヨウ素化LHを含有するインブラント、インビトロ放出。
個々のインブラントからのLHの放出を様々なコーティングレベルで測定した。
実施例2と同様の方法を用いて、LHの量をRIA(ラジオイムノアッセイ)技 術により測定した。放出されたLHのパーセンテージを表にしく第2表)、第2 図に示した。結果は、非被覆インブラントが最大速度でLHを放出したこと、お よびコーティングの厚さを変えることにより放出速度の制御が可能であることを 示す。
実施例4 ヨウ素化GnRHを含存するインブラント、インビトロ放出。
非被覆インブラントおよび様々な厚さのコーティングを有する被覆インブラント からの1 ”’−GnRHの放出を測定した。放出されたGnRHのパーセンテ ージの平均を5種のインブラントから算出し、表に示しく第3表)、第3図に図 示する。結果は、放出速度がコーティングにより抑制され、コーティングの厚さ を変えることにより、広範囲に亙って4箇月ないしlO箇月までの期間制御され 得ることを示す。
放出されたGnRHの試料を分析して遊離■■5の量を測定した。
採取された全試料において遊離ヨウ素は8%未満の活性を立証し、放射性標識さ れたペプチドがインタクトであることを示していた。
第3図は平均放出を示す。放出速度にかなりの変化があった。第4および5図は 、4および9%コーティングを有する5種のインブラントから得られた結果を示 す。示された一般的傾向は、コーティングの量の増加に従い放出速度が変化しゃ すいことであった。
第3表 298日間にわたるGnRHのインビトロ放出5%放出は5種のインブ ラントにおける平均値である。
6 42.2 2.1 22 70.4 16+0 30 82.9 23.7 4B 90,5 38.4 97 94.2 62.3 168 95.9 78.4 21B ioo、4 84+7 265 − 101.6 実施例5 放射性ヨウ素化ひと成長ホルモン(HGH)のインビトロ放出。
インブラントからのI”−HGHの放出を29日に互って測定した。非被覆イン ブラント並びに3.6.9および12%(重量)のポリマーフィルムにより被覆 したインブラントを使用した。放出されたHGHのパーセンテージを表に示しく 第4表)、第6図に表す。
放出データは各コーティングレベルにおいて5種のインブラントについて測定さ れた平均値である。結果は、コーティングレベルがインブラントからのHGHの 放出を遅らせること、およびコーテイング量を変えることにより放出速度の制御 が可能であることを立証していた。
第4表 29日間にわたるHGHのインビトロ放出。
%放出は5種のインブラットにおける平均値である。
22.5 10.3 30.0 11.8 47.5 13.3 94.5 14.9 263.0 1フ、3 433.0 20.2 697.0 22.8 22.5 7.5 1.6 0.8 0.630.0 7L9 2.3 1.2  0.947.5 8.4 3.5 2.5 2.094.5 9.L 5.0  4.2 3.8169.5 9.9 6.3 5,5 5.2221.5 1 0.5 7,0 6.2 5.9263.0 11.0 7.6 6.7 6. 5433−0 12.1 9.0 7.9 7.7697.0 13.4 10 .4 9.0 8.7実施例6 GnRHインブラント、インビトロ放出。
実施例1の一般的方法を用い、使用したペプチドがGnRHであること以外は実 施例2の記載と同様の処方に基づきインブラントを製造した。製造されたインブ ラントは31R9の平均重量を有し、0.1.25.2または4%のニードラジ ット・イー・30・ディーにより被覆された。下記第5表に記載の通り、幾つか のインブラントは、12または24μ9のGnRHを含有していた。他の被覆お よび非被覆インブラントは共にGnRHを含まなかった。
ハーネス(harnessed)の精管切除した子羊を用いて発情休止期間に向 かう発情周期について、約300頭の純粋なコリゾール種の維手にモニターを行 った。自然の周期が11月初旬に10%未満の群に観察された場合、全維手に内 視鏡検査を行って卵巣機能を評価した。200頭の無排卵の維手を試験に選んだ 。これらの維手にプロゲスタゲン含浸スポン′ジペツサリーを与えた。内植の1 0日後、スポンジ除去時に、19−20動物から成る群に第5表記載に従い皮下 インブラント処置を行った。第6表記載の実験スケジュールに従い処置を施し、 観察を行った。
結果を第7および8表に示し、下記の観察を行った。プールした対照群の38頭 の維手のうち3頭(7,9%)に自然排卵か観察された。これらの排卵は発情を 伴わなかった。
約12μ9のGnRHを含有する被覆コアを与えられた第3.4および5群の維 手の20〜25%に排卵が観察された。第3.4および5群において排卵してい る前記維手のそれぞれ100.80または75%に発情が観察され、一般的に内 植後の2日目の午後または3日目の午前に記録を行った〔第6表λ1.25%の コーティングを有し、24μ9のGnRHを含有するインブラントを投与した第 8群の維手の45%に排卵が観察された。
厚さを増すと、処置された維手において排卵を誘発された維手の比率が増大し、 24μ9のGnRHインブラントに対して第7群(2%コーティング)中52. 6%および第6群(4%コーティング)中84゜2%の維手に排卵が起こり、ま たそれらの40−66.7%が発情を示したが、コーティングの厚さにおいて明 らかな首尾一貫した傾向は認められなかった。。
低濃度のGnRH(12μ9のGnRH1第9群)を含有する非被覆インブラン トは、処置された維手の20%にしか排卵を誘発せず、またこれらの排卵してい る維手のうち1頭しか交尾しなかった。排卵した4頭の維手のうち2頭は内視鏡 検査により卵胞において黄体形成したことが観察されたが、これらは非被覆イン ブラントからのGnRHのダンピングを示している。
さらに、この発明のインブラントにより処置された維手に生まれた子羊は正常な 外見、健康および性質を呈することが試験により示された。すなわち発情休止期 の維手の繁殖性は遅いGnRH放出による排卵誘発形態間では異ならないという 結論に達した。
第5表 群−蚤ノL 処 置 1 19 ブランクインブラント、非被覆2 19 ブランクインブラント、4 %被覆3 20 12u9 GnRHコア、4%被覆4 20 1271 Gn RHコア、2%被覆5 20 12u9 GnRHコア、1.25%被覆6 1 9 24u9 GnRHコア、4%被覆7 19 24u9 GnRHコア、2 %被覆8 20 24u9 GnRHコア、1.25%被覆9 20 12JI  GnRHコア、非被覆第6表 11月7−8日 −10群全体に内視鏡検査を行い実験動物を選択。
11月8日 −1O試験維手にプロゲスタゲンスポンジを挿入。
11月12日 −6全動物の秤量およびスポンジのチェック。
11月18日 0 スポンジ除去。インブラント挿へ。子羊にハーネス色変化。
11月18−22日 ロー4 午前および午後に発情観察(7時および19時) 。
11月23日 5− 1日1回発情観察、継続。
11月258 7 プロゲステロン分析のため200頭の維手全部から血液採取 。
11月28B lO全維手に内視鏡検査(予定周期の約88目)。
11月29日 11 排卵または黄体形成した卵胞を伴う維手から血液採取。
12月2日 14 排卵または黄体形成した卵胞を伴う維手から血液採取。
実施例7 GnRHインブラントによりインビボ誘発されたLHの放出。
GnRH含有インブラントがLHのインビボ放出を誘発するか否かを試験するた めに、少量のC;nRHに対して非常に感度の高いモデルを考案、すなわち卵巣 切除した(Ovx)維手にエストロゲンを含有する皮下用シラスティックインブ ラントを投与した。250 n97時の速度でGnRHを放出する浸透圧ミニポ ンプの内植後、Ovx雌羊維手血しょうLH濃度が僅かだけ上昇した場合、応答 はエストロゲン処置により高められる。この放出速度では、GnRHは末梢血し ょう中では測定不可能である。すなわち、GnRHインブラントが・250 n 9/時でGnRHを放出する浸透圧ミニポンプと同じ影響を血しょうLH濃度に 与えるか否かを測定するために、下記の実験を行った。Ovxエストロゲン処置 雌羊維手処置の状態で放置するか、250 n9/時でGnRHを放出する浸透 圧ミニポンプ(OMP)を用いるか、または非被覆または2.4もしくは6%( インブラントに対する重量%)のニードラジット・イー30デイーにより被覆し たインブラントを投与した。
群の数を第9表に示す。処置の前およびその間にLH分析のために頚静脈の血し ょう試料を頻繁な(l−3時間)間隔て集めた。6羊について分泌プロフィール をグラフにした後、各曲線下領域およびピークLH濃度への到達時間を測定した 。これらのデータを第9表に表す。
下記の結論に達した。発情休止期の完全な維手が使用不可能な場合に、エストロ ゲン処置卵巣摘出維手は、処方の評価に関して感度の高いモデルを提供した。対 照インブラントは基準線レベル以上のLH応答を誘発できなかった。OMF処置 羊は、ピーク到達時間が約8.0時間の2実験で190−203 (r+9/2 212)時のLH分泌における応答(曲線下領域)を誘発したものと判断できる 。非被覆インブラントはかなり早くに大きなLH応答を誘発し几。被覆インブラ ントは遅い応答を誘発し、放出パターンはOMF処置羊の場合と同様であったが 、応答の合計は少なかった。LH曲線下領域およびLHピークへの到達時間は明 らかにニードラジットコーティングの量の関数であった。
第9表 黄体形成ホルモン応答 群 数 平均曲線下領域 ピーク到達時間 平均ピーク高(n9/+i2)時  (時) (n9/x(り1部 対照 5 56.8 2.4 0MP 4 190.3 B、5 13.4非被覆 4 337.8 3.8  67.73.5%被覆3 61.4 6.0 11.7部部 対照 3 0.0 0.0 0MP 5 202.6 B、0 31.1非被覆 4 390.2 4.3  106.62%被覆 5 112.0 7.8 13.14%被覆 5 86. 1 13.3 9.86%被覆 5 26.7 19.2 2.1実施例8 インブラント対浸透圧ミニポンプからのGnRH放出。
浸透圧ミニポンプ(アルザ)は一定速度で活性物質を放出する信頼できる方式を 提供する。各々I”’−GnRHを仕込み、インビトロの放出速度を測定するこ とにより、インブラントおよび浸透圧ミニポンプを比較した。ミニポンプおよび 被覆インブラント(n=32)に関する平均放出プロフィールを表に示しく第1 0表)、第7図に表す。GnRHの放出速度は、ペイロード合計の30−40% が放出される3−4日間にかけて類似していた。
この研究で使用されたインブラントは4%コーティングを有し、羊においてイン ビボで使用されたものと同様であった。浸透圧ミニポンプおよびインブラント( 4%被覆)は、発情休止末期にロムニ一種雌羊に内植されると優れた排卵および 交尾応答を発生することが判った。
第10表 インブラントおよび浸透圧ミニポンプからのG r、 RHの −インビトロ放 出 第1図、 28日間にわたるEGFのインビトロ放出(u/c 非被覆)時間( 時間) 第2[a、63日間にわたるLHのインビトロ放出(u / c 非viW>時 間(時間) 第3図、168日間にわたるGnRHのインビトロ放出(u/c非被覆)、2種 の異なる時間尺度を使用していることに注意。
時間(時間) 第4図、5種のインブラントからのGnRHの放出(4%被覆)、−散点を数字 により示す。
第5図、5種のインブラントからのGnRHの放出(9%被覆)、−散点を数字 により示す。
第6図、29日間にわ几るHGHの放出(u/c被覆)時間(時間) 第7図、インブラントおよび浸透圧ミニポンプ(omp)からのGnRH放出時 間(時間) 国際調査鱗失 MNExTo ’Il[mα(AL S’EAROI REPCRr GJコツ ロゴひ硝ユ丁CN入り入PPL工C入=丁GJNつ、KT 入U 870013 9AU 34614/63 CH483471DE 1467861AU162 02/67DE161〕393FR15868111T1050353AU 5 7672/86 1X 2438/8g EP 204476 JP6L277 629F!’ 82635 tJs 4666704 ZA 8603867E NDOFに電圧■

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非経口投与された場合に実質的に連続方式でペプチドまたは蛋白質を放出 する医薬用または獣医学用インプラントであって、前記インプラントが透過性で あり、通常の生理学的pH値では非破裂性、非溶解性であり、インプラントの有 効期間中に分解することのないポリマー性コーティング内にペプチドまたは蛋白 質および賦形剤を含んで成り、前記コーティングが放出速度制限バリアを形成し 、インプラント成分が全部生物適合性であることを特徴とする、インプラント。
  2. (2)賦形剤が水溶性材料であることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の医 薬用または獣医学用インプラント。
  3. (3)賦形剤が水不溶性材料であることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の 医薬用または獣医学用インプラント。
  4. (4)賦形剤が水溶性および水不溶性材料から成ることを特徴とする、請求の範 囲第1項記載の医薬用または獣医学用インプラント。
  5. (5)コーティングが実質的にイオン化可能基を含まない付加重合体であること を特徴とする、請求の範囲第1〜4項のいずれか1項記載の医薬用または獣医学 用インプラント。
  6. (6)コーティングがアクリル酸エチルおよびメタクリル酸メチルのコポリマー の水性フィルム形成分散液から形成されることを特徴とする、請求の範囲第5項 記載の医薬用または獣医学用インプラント。
  7. (7)コーティングが膨張し得ることを特徴とする、請求の範囲第1〜6項のい ずれか1項記載の医薬用または獣医学用インプラント。
  8. (8)蛋白質またはペプチドの分子量が1000〜50000の範囲にあること を特徴とする、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項記載の医薬用または獣医学 用インプラント。
  9. (9)蛋白質またはペプチドが受容者の生殖システムに影響を与えることを特徴 とする、請求の範囲第1〜8項のいずれか1項記載の医薬用インプラント。
  10. (10)蛋白質またはペプチドが受容者の成長に影響を与えることを特徴とする 、請求の範囲第1〜8項のいずれか1項記載の医薬用インプラント。
  11. (11)蛋白質またはペプチドが受容動物の生殖システムに影響を与えることを 特徴とする、請求の範囲第1〜8項のいずれか1項記載の獣医学用インプラント 。
  12. (12)蛋白質またはペプチドが受容動物の成長に影響を与えることを特徴とす る、請求の範囲第1〜8項のいずれか1項記載の獣医学用インプラント。
  13. (13)蛋白質またはペプチドがGnRHであることを特徴とする、請求の範囲 第11項記載の獣医学用インプラント。
  14. (14)ひとまたは動物受容対象への蛋白質またはペプチドの投与に関する、請 求の範囲第1〜8項のいずれか1項記載のインプラントの用途。
  15. (15)請求の範囲第1〜8項のいずれか1項記載のインプラントをひとまたは 動物に内値することを特徴とする、ひとまたは動物への蛋白質またはペプチドの 投与方法。
JP50335187A 1986-05-16 1987-05-14 生物適合性インプラント Pending JPH01500899A (ja)

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