JPH01500328A - 横型内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 横型内視鏡 本発明は、操作領域（遠位端部）に出口開口部を形成した器具通路と、このため の偏向部材および操作装置とを備えてなる横型内接鏡に関するものである。

横型内視鏡は特に生物の十二指腸を内視鏡検査する作用を有し、特に器具（カテ ーテル、ブラシ、組織鉗子、包帯）を膵管もしくは膵管に導入して診断もしくは 治療処置を行ない或いは内義肢を移植する可能性を備えた、乳頭（胆管および膵 管の案内開口部）を形成する作用を行なう。

従来使用されている横型内視鏡においては、たとえばフジノン・オプチカル・イ ンコーポレーション社の内視ｍｏｕ。

−Ｘ、ＤＵＯ−ＸＬ　１８１−３−３から知らレテイルように、内視鏡の操作領 域が形成されて内視鏡シャフト内に設けられた器具通路を内視鏡の縦軸の方向ｔ ＼遠位端部における小さい縦穴から突出させる。この縦穴に設けられた内視鏡の 頂端部から機械的に運動させつる偏向部材により、器具通路中に案内される器具 システムの出口角度を変化させることができる。偏向部材を充分緊張させると、 器具システム（カテーテル、案内線、留置カテーテル）は内視鏡の長手軸線に対 し約３０〜４０’の角度で遠位方向へ突出する。この偏向部材を充分に湾曲させ ると、内視鏡の長手軸線に対し最高９０”の突出角度を得ることができる。

、完全に湾曲させると、構造上の制約により屈曲ラインの意味で器具システムの 案内が不可能となり、寧ろ器具通路の出口位置の高さにて操作縦穴内に折目を形 成する。これにより、器具通路の出口開口部に対する屈曲だけでなく屈曲部の内 面に対する折目にも強力な摩擦力が生ずる。器具システムの口径寸法およびその 固有の剛性に応じて、その前進移動がかなり困難となり、或いは不可能となる。

特にたとえば大口径の留置カテーテルのような剛い器具システムを使用する場合 、偏向部材での偏向に際し材料の剛性によって剪断力或いは接線方向の力が発生 して軸方向の力伝達が行なわれず、したがって特に剛い器具システムに対する最 適な解決策を与えない。

したがって本発明の目的は、軸方向の力伝達を可能にすると共に、特に剛い大口 径の器具システムの導入に対する最適な解決策を与える冒頭記載の種類の横型内 視鏡を改善することにある。

この目的は、本発明によれば、器具通路には出口端部に所定の湾曲部を設け、こ の器具通路を操作領域にて内視鏡の側壁部に設けられた出口開口部の方向へ指向 させることにより達成される。

本発明の解決策によれば、たとえば大口径の留置カテーテルのような大口径かつ 剛性の器具システムの場合にも剪断力或いは接線方向の力の発生を回避して軸方 向の力伝達を可能にするような横型内視鏡が得られる。剪断力が充分に排除され るので、遠位方向への器具システムの移動を可能にし、公知の装置における導入 の中断を実際上もはヤ生ぜしめない。

特に、本発明によれば十二指腸の下降管の中央における遠位端部の正確な位置に て胆管中への器具システム（たとえば案内線または留置カテーテル）の挿通を比 較的簡単に可能にし、これには内視鏡の長手軸線に対し約９０〜１２０°の範囲 にわたる偏向が必要とされる。

本発明の好適実施例によれば、偏向部材は湾曲部の領域に支持されかつ操作装置 によって所定位置まで移動させることができ、湾曲領域に隣接して内視鏡から側 方へ突出させることができる。−二指腸の下降管中央における横型内視鏡の遠位 端部の正確な位置にて器具システム（たとえば案内線もしくは留置カテーテル） を胆管内に導入するには、器具システムの偏向を内視鏡の長手軸線に対し９０〜 １２０°の角度で達成して胆管の位置に応じた軸方向の移動力伝達を得ることが できねばならない。その理由は、この好適実施例の場合、７０”乃至少なくとも １２０°の範囲の器具移動が可能となるからである。

本発明の他の好適な実施例によれば、操作装置は内視鏡め頭部から偏向部材に至 る機械的手段を備える。この機械的操作手段により、偏向部材を簡単に出入させ ることができ、中間位置も可能となる。

極めて合理的には偏向部材を湾曲させて、この偏向部材の曲率を器具通路の湾曲 領域の曲率に一致させ或いはこれに調和させる。断面において、偏向部材は種々 の形状を備えることができ、特に閉鎖されたまたは部分的に開放したスリーブと して或いは渦状として形成することができる。この構成により、偏向部材の領域 でも良好な案内が得られる。

本発明の他の実施例によれば、器具通路を内視鏡の側部表面まで閉鎖する。かく して、偏向部材は閉鎖領域に隣接して延在し、器具システムの良好な案内に対し 妨げとならないようにする。

案内部材に対するベアリングは回転ベアリングとして形成することができる。し かしながら、このベアリングはスライドベアリングとして形成するのが有利であ る。何故なら、この種のベアリングの場合、出入移動に対し小ざい場所しか要求 されないからである。

偏向部材の移動に際し摩擦力を最小にするには、偏向部材および／またはスライ ドベアリングに案内被覆を設けるのが好適である。偏向部材の操作に際し摩擦力 を最小にすべき場合には、ベアリングをボールベアリングとすることもできる。

器具通路の湾曲領域において、器具通路の曲率および直径は、この器具通路中に 案内される器具システムがその構造に応じて６０〜９０’の範囲の角度にて側方 の内視鏡表面から突出するよう互いに調和させるのが好適である。

極めて合理的には、偏向部材は特に約９０’の角度の湾曲部を備えて、器興通路 内に案内される器具移動を偏向部材によりざらに約９０’偏向しうるようにする 。

拡大した操作範囲での観察を可能にするには、本発明の伯の好適実施例によれば 、光導管と観察束とを備えた光学観察システムを設け、このシステムに約５０〜 １５０°の観察範囲を与える。

以下、添付図面を参照して本発明を実施例につきさらに説明する。

第１図は横型内視鏡の遠位端部を貫通する縦断面図であり、第２図は第１図に示 した横型内視鏡における第１図の断面に対し垂直な平面の断面図であり、 第３図は十二指腸の下降管に配置された横型内視鏡の胆管および膵管の共通出口 領域における略図であり、第４図は横型内視鏡の遠位端部における実施例の断面 図であり、 第５図は第４図による横型内視鏡の遠位端部の側面図である。

先ず最初に第１図および第２図を参照すれば、特に横型内視鏡２の操作領域にお ける遠位端部の断面図が示されている。

横型内視鏡２はこの領域２が可撓性のチューブ状シャフト部もしくは外套体４で 形成され、その端部には閉鎖部もしくは底部６を設ける。他端部に頭部（図示せ ず）を結合したシャフト部４には器具通路８を配置し、これを実際上シャフト部 ４の全長にわたって延在させ、シャツ［・部４と器具通路８との軸線をほぼ全長 にわたって互いに平行に延在させる。この場合、器具通路８はシャツ］・壁部近 傍に側方で配置するのが合理的である。器具通路８は、操作領域に湾曲セクショ ン１０を備える。この湾曲セクション１０は所定の曲率を持ってシャフト部もし くは外套体４の対向側壁まで案内され、かつここで外部に対し開口する。シャフ ト部４は、この目的でその壁部に開口部１２を備える。湾曲セクション１０の変 位を防止するため、このセクションをシャフト部４の壁部に固定し或いは支持す るのが好適であり、これを参照符号１７で示す。

湾曲セクション１０の下には偏向部材１４を支持する。偏向部材１４のベアリン グは、この場合スライドベアリング１６として形成される。しかしながら、揺動 ベアリングを設けることも可能である。偏向部材１４の変位を可能にするには、 器具通路８に対し側方に支持体を設け、その１部を参照符号１８で示す。これら 支持体１８の間に偏向部材１４を変位自在に支持する。できるだけ最小の力で変 位運動させうるためには、この支持体１８にボールベアリング、Ｏ−ラベアリン グまたはニードルベアリングを設けることができる。代案として、偏向部材およ び／または支持体１８の案内被覆を設けることもできる。偏向部材の後端部には 機械的操作装置（図示せず）を係合させ、これにより偏向部材を内視鏡の頭部か ら操作することができる。偏向部材１４は長手方向にも横方向にも湾曲部を備え る。この場合、長手方向の湾曲部は器具通路８の湾曲部にほぼ一致する。操作装 置（図示せず）による操作に際し、偏向部材１４はその静止位置く実線で示す） から移動位置（点線で示″′ｇ）まで移動する。ベアリング１６は器具通路の口 部の領域或いは開口部１２の領域に配置されているので、その移動位置にて実際 に全偏向部ｖＪ１４は外套体の外部に突出する。器具通路８の湾曲部によって既 にｊηられる屈曲に加え、ここではさらに偏向部材１４がどの程度移動したかに 応じて約９０’までの屈曲範囲を）ｑることができる。約９０”移動した偏向部 材の場合、この状態にて偏向部材に所定の案内を付与する必要がある。この付加 的手段は、たとえば偏向部材の入れ子式形態で構成することができる。

器具通路は特に摺動自在かつ安定な材料で構成するのが好適である。ここでは特 にセラミックまたはプラスチックが挙げられる。この案内材料はさらに被覆とし て施こすこともできる。偏向部材１４についても同様である。

次に、本発明の横型内視鏡による留置カテーテルを挿入する際の技術的取扱につ き説明する。この場合、先ず最初に横型内視鏡はその遠位端部を十二指腸の下降 管の中央に位置せしめる。先ず小さい十二指腸乳頭切開術（胆汁通路の連通管の 切開）を行なう。次いで、細い案内線（セルジンガー針金）を胆管に挿入し、こ れをＸ線視野の下で肝臓内胆汁通路まで移動させた後、留置カテーテルを存在す る案内線を介し内視鏡の器具通路内で移動させ、次いで後続のスライドカテーテ ルと共に圧力をかけて胆管の狭隘部に貫通するよう設置する。

次いで、案内線とスライドカテーテルとを器具通路を介し除去する。

第４図および第５図は、横型内視鏡２０に６ける遠位端部の実施例を示している 。横型内視鏡２０は、この領域が可撓性のチューブ状シャフト部２４によって形 成され、その端部には底部２６を形成する。シャフト部２４には器具通路２８を 配置し、これをシャフト部２４の側壁２９に対しほぼ平行に延在させると共に、 これに近接配向する。下側領域にて、器具通路２８は湾曲セクション３０を備え る。これはほぼ９０”の角度を形成し、かつシャフト部２４の壁部における側方 開口部３２に達する。湾曲セクション３０の上に偏向部材３４を載置し、この偏 向部材は閉鎖したチューブ片を備えて、回転ベアリング部材３８により支持され る。この回転ベアリング部材３８は回転軸線３９上に支持され、その回転軸線は シャフト部２４の壁部に近接すると共に開口部３２の境界近傍に配置される。

偏向部材３４を操作するには、牽引線メカニズムを設けてこれを内視鏡の頭部に 至らしめる。このため、シャフト部２４に対し平行にチューブもしくは通路４０ を設け、ここに牽引線４１．４２を案内すると共に、これら牽引線を回転ベアリ ング部材２８に配置された固定点４３．４４まで案内してここに固定する。この 場合、牽引線は偏向ロール４５の回りに案内され、この偏向ロールを器具通路２ ８の端部領域に配置すると共にシャフト部２４に支持する。第１牽引線４１を第 １固定点４３に至らしめ、この固定点は回転ベアリング部材３８および偏向部材 ３４を出発位置（第４図において移動した状態にて破線で示されている）４３′ から移動させるよう配置し、この状態にて回転ベアリング部材３８は偏向部材３ ４と共にたとえば４５゛移動し、これにより１３５°の偏向が可能となる。他方 の牽引線４２を固定点４４に装着する。この牽引線は、回転ベアリング部材２８ および偏向部材３４をさらに出発位置まで復帰させるよう作用する。第１図およ び第２図による実施例に関し既に上記したように、偏向部材３４および器具通路 の湾曲セクション３０には案内被覆もしくは特殊なボールベアリングを設けて容 易な操作を確保するのが好適である。

第５図は横型内視鏡２０の側面図である。この側面図から判るように、開口部３ ２はほぼ直角な断面を有しかつ開口部３２に隣接してざらに開口部３３を設け、 ここに光源５０と対物１ノンズ５１とを配置する。この開口部３３には、ざらに 水通路５２をも開口させ、これを器具通路に対し平行にシャフト部２４内に延在 配置させる。

ＦＩＧ、　５ 補正害の写しく翻訳力提出書 備許法第１８４条の７第１＠ ＋１ｉＨ６３年　２月２７日

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．操作領域（遠位端部）に出口開口部を形成した器具通路と、このための偏向 部材および操作装置とを備えてなる横型内視鏡において、器具通路（８）は出口 端部に湾曲セクション（１０）を備えて、これを操作領域にて内視鏡の側壁部に 設けた出口開口部（１２）の方向へ指向させたことを特徴とする横型内視鏡。
2. ２．特に閉鎖された器具通路（８）が内視鏡の側方出口関口部まで案内されたこ とを特徴とする請求の範囲第１項記載の横型内視鏡。
3. ３．偏向部材（１４）が湾曲セクション（１０）の領域、特に開口部（１２）の 領域に支持されかつ操作装置により調整自在となし、湾曲セクション（１０）に 隣接して内視鏡の外套体（４）から突出させることを特徴とする請求の範囲第１ 項または第２項記載の横型内視鏡。
4. ４．操作装置が、内視鏡の頭部から偏向部材（１４）に至る機械的手段を備えた ことを特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のいずれか一項に記載の横型内視鏡 。
5. ５．偏向部材（１４）が長手方向に湾曲したことを特徴とする請求の範囲第１項 〜第４項のいずれか一項に記載の横型内視鏡。
6. ６．偏向部材（１４）が横方向に湾曲したことを特徴とする請求の範囲第１項〜 第５項のいずれか一項に記載の横型内視鏡。
7. ７．偏向部材（１４）が全体的または部分的に閉鎖されたスリーブもしくはチュ ーブとして構成されたことを特徴とする請求の範囲第１項〜第６項のいずれか一 項に記載の横型内視鏡。
8. ８．偏向部材（１４）のベアリングが回転ベアリングとして形成されたことを特 徴とする請求の範囲第１項〜第７項のいずれか一項に記載の横型内視鏡。
9. ９．偏向部材（１４）のベアリングがスライドベアリング（１６）として形成さ れたことを特徴とする請求の範囲第１項〜第７項のいずれか一項に記載の横型内 視鏡。
10. １０．偏向部材（１４）および／またはスライドベアリング（１６）が案内被覆 を備えたことを特徴とする請求の範囲第８項または第９項記載の横型内視鏡。
11. １１．スライドベアリング（１６）がボウルベアリングとして形成されたことを 特徴とする請求の範囲第９項記載の横型内視鏡。
12. １２．器具通路（８）の湾曲領域にて、器具通路（８）の曲率および直径を、こ の器具通路中に案内される器具システムが構造に応じて６０〜９０°の角度で外 套体（４）の側壁部から突出するよう互いに調和させたことを特徴とする請求の 範囲第１項〜第１１項のいずれか一項に記載の横型内視鏡。
13. １３．偏向部材が湾曲部を備えてなる横型内視鏡において、湾曲部が約６０〜９ ０°の魚度を形成して、器具通路中に案内される器具を偏向部材（１４）により ９０°までさらに偏向させうることを特徴とする請求の範囲第１項〜第１２項の いずれか一項に記載の横型内視鏡。
14. １４．光学観察システムに光導線と観察束とを設け、前記システムが約５０〜１ ５０°の観察範囲を有することを特徴とする請求の範囲第１項〜第１３項のいず れか一項に記載の横型内視鏡。
15. １５．偏向部材（３４）を回転ベアリング部材（２８）に支持したことを特徴と する請求の範囲第１項〜第１４項のいずれか一項に記載の横型内視鏡。
16. １６．機械的手段が、特に少なくとも変向軸（４５）の周囲に案内された牽引線 （４６、４７）を備えることを特徴とする請求の範囲第４項記載の横型内視鏡。